クラリネット五重奏曲イ長調K.581のデータベース(2018/02/21)、

−コレクションは23組で映像は8種類にもなり、ライスターのLDのほかマイヤーの優れた確かな映像などがあり、ホープリッジの最新のバセットホルンの演奏もあって、楽しみなコレクションになってきた−


1、クラリネット五重奏曲イ長調K.581のデータベース、(2013/03/24現在)

  クラリネット五重奏曲イ長調K.581は、昭和30年代の後半にウイーン・コンツエルトハウス四重奏団が来日したときに聴きに行って、フックスのLPを購入してそのままお気に入りとして聴いてきた長い経緯がある。その後LPでアマデウス四重奏団やコレギウム・アウレムのもの求めており、さらにCD時代に入って新しく出てきた古楽器の演奏などを求めてきた。映像では早い時点でライスターとベルリン・ゾリステンの素晴らしいLDを入手したため、これがいつも聴くものになっていた。このようにこの曲は狭い範囲で聴いてきたが、コレクションでは何と19組も揃っていた。

  下表のデータベースによれば、全19組のうち映像は6種類あり、そのうちホ−ムページに掲載された最初のものは、赤坂達三とゲーデ四重奏団のものが初めてであった。その理由は映像でライスターのものは、何度もビデオやLDで発売され既に評価が定まっている素晴らしい演奏であるし、関心を呼びそうなマイヤーとハーゲン四重奏団のモーツアルト週間のライブやカザルストリオの映像などは、ソフト紹介を始める前に録画した古いアナログの映像であったので、残念ながら、このHPでこれまで取り上げる機会がなかったものである。


クラリネット五重奏曲イ長調K.581のデータベース、(2013/03/24現在)
番号入手日付メデイアリーダーカルテットクラリネッテイスト録年月メモ覧
1980216ATDraper-QKell3700
263LPV-KonzerthausFuchs6200
380LPAmadeus-QPeyer7600
480LPCollegiumAureum7601
5910310CDAcad-STMTCh-EnsPay17909
6881215CDDivertimentSalzburg8002Period
7870912CDSalomonString-QHacker8600Period
8102CDThe NashQuartetCollins8600
9900410CDChodack8906
10910428LDBerlinSolistenLeister19000LD(7-9-2)
11900815VTCasalsTrioRutieck9010
12940418CDAston-MagnaEnsembleHoeprich19107Period
13950926CDPayBrodsky-QLluna9300Baset-cl
14103CDBrandis-QLeister29507
15981129VTFestivalSolistsCambell9806NHK芸術劇場(17-6-2)
161010113VTHagen-QMeyer10002736CH
17104SABoeykensEnaembleBoeykens10300SACD
181040817SDGaede-Q赤坂達三10404HV(4-10-3)
16'1130126HD-1Hagen-QMeyer10002HV637CH(13-3-3)
191080228BD25.8白井篤NHK-memーQ磯部周平10800BS103HV(13-3-3)
201169314HD-5EnterleCarmina-QMantz11511NHK103(17-3-1)
211170317CDBoston-SOChamber-PLsWright9305M225CD33
5’1170317CDAcad-STMTChamber-EnsPay28706M225CD43BassetCl
221171123HD-5 London/Haydn-QHoeprich211709BS3(18-2-1)
231140818HD-2フーラプラジャークQセヴェール11405BS3(18-2-2)

  これらの中で最新のソフトは、ベルギーが生んだ世界的名手ワルター・ブイケンスによるSACD(M-Plus KTC5261)であり、この曲とクラリネット協奏曲イ長調K.622とが収録されているほか、このCDにはマルチチャンネル、2CHSACDステレオ、スタンダード・ステレオの3種類の信号が入っている。

  今回アップロードした映像は、第一がマイヤーとハーゲン四重奏団の映像であるが、この映像はクラリネット五重奏曲の持つ非常に豊かなイメージを良く捉え、この曲の性格や特徴を良く現した力のこもった充実した演奏を聴かせてくれた。特に、マイヤーによるクラリネットによる演奏は、実に落ち着いてゆとりのある音を響かせており、第一ヴァイオリンと向き合ってチェロの隣の席も当を得ており、第一ヴァイオリンとクラリネットとの掛け合いが多いこの曲には相応しいものと思われ、息のあった見事なアンサンブルを聴かせてくれた。

  また、もう一曲の名探偵「アマデウス」の「ピエロの秘密」において演奏されたNHK四重奏団と磯部周平氏よる五重奏曲は、第三楽章は演奏されなかったが、他の三楽章は順序はばらばらであったがほぼ演奏されており、しっかりした着実な演奏を行っており好感が持てた。なお、この映像における探偵氏のモーツァルトの心温まる名曲と人間への「愛」とを結びつけたシナリオの着想や、ピエロを例にして名ピエロになるための奥義や「三種の神器」に繋げた発想の良さには敬服すべきものがあり、この名曲の秘密を解き明かす十分な説得力があると感じさせられた。

(以上)(04/11/06)(改訂2013/03/24)


2、2013年以降のデータベースへの追加曲、

2−1、最新映像のセバスティン・マンツのクラリネットとカルミナ弦楽四重奏団によるクラリネット五重奏曲K.581を追加して、

      今回追加した最新のセバスティン・マンツのクラリネットとカルミナ弦楽四重奏団による五重奏曲は、マンツのクラリネットが、この曲の性格や特徴を良く捉えた力のこもった充実した演奏であり、若いのに実に落ち着いてゆとりのある音を響かせていたのに対し、残念ながらカルミナ四重奏団が余り燃えずに、寂しい感じがした。独奏クラリネットが右端に位置して第一ヴァイオリンと向き合っていたのは当を得ていたが、両者の掛け合いが多いのに、第一ヴァイオリンがいまひとつ生彩が上がらずに、やや期待に反していた。(2017/03/11) 


2−2、古い映像であるが、ジェームス・キャンベルのクラリネットと有名人のフェスティバル・ソリイスツ四重奏団によるクラリネット五重奏曲K.581を追加して、

         このクラリネット五重奏曲イ長調K.581は、ジェームス・キャンベルの柔らかく透明なクラリネットを得て、またフェスティバル・ソリイスツという弦楽四重奏団とのアンサンブルが素晴らしく、非常に豊かなイメージを持った五重奏曲に仕立てられていた。それもそのはず、四重奏団のメンバーは、日本を代表する Vn;竹澤恭子、Vn;篠崎史紀、Vla;豊嶋泰嗣、Cel;堤 剛などの面々であった。

         また、最新のM全集には、二組のCDが含まれていたが、その1つは、バセット・クラリネットによるものであり、まだ確かめてみないが、既に入手済みのCDのようであった。映像には、コンチェルトと異なって、まだ、バセット・ホルンを使用した映像はない。

          データベースを見ると、まだカザルストリオの古い映像(1990)などが、VHSで残されているようなので、後日、アップして見たいと思う。 (以上)(2017/06/08)                       


2−3、最新映像のエリック・ホープリッジのバセットホルンとロンドン・ハイドン弦楽四重奏団によるクラリネット五重奏曲K.581を追加して、

          今回のエリック・ホープリッジのクラリネットとロンドン・ハイドン弦楽四重奏団による演奏は、ホープリッジのクラリネットが、新しいバッセトホルンによるものだったので、この曲の性格や特徴を改めて良く捉えており、この曲の魅力を引き出して、充実した演奏を聴かせてくれた。また、ロンドン・ハイドン四重奏団もまだ若い団体なのに実に落ち着いてゆとりのある音を響かせており、特に、独奏クラリネットが右端に位置して、第一ヴァイオリンと向き合っており、そのせいか、古楽器の第一ヴァイオリンとバセットホルンとの掛け合いが多いこの曲では、実に美しい対話が行なわれており、この演奏を最高の形で盛り上げていた。                      (以上)(2018/02/12)


2−4、最新映像のラファエル・セヴェールの独奏によるプラジャーク弦楽四重奏団によるクラリネット五重奏曲K.581を追加して、(2018/02/21)

        最新の映像であるラファエル・セヴェールの独奏によるクラリネット五重奏曲イ長調K.581は、若いソリストでありながら技術力は充分に持ち合わせており、お相手のプラハのプラジャーク弦楽四重奏団のヴェテラン集団をたじろがせるほどの勢いであり、若い元気なセヴェールに合わせて演奏しているように見えていたこの音楽祭らしいコンサートであった。この映像は、HDD-2に録画していた古いもので、アップをし忘れていたラ・フォル・ジュルネ・ジャパン2014の東京国際フォーラムにおいて演奏され映像で、フォーレのピアノ三重奏曲との室内楽コンサートであった。残念ながら、時間の都合で第二楽章が割愛されており、演奏団体やソリストにも記憶がなく、忘れられたものを掘り起こした演奏となっていた。


(以上)(2018/02/21)



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