ピアノソナタ変ロ長調(第17番)K.570の私のコレクション

−全23組中に映像は3組しかないが、映像はこれら3組でやむを得ない。CDで多彩な素晴らしい演奏がそろっているので、これで完成形とみなしたい−

ピアノソナタ変ロ長調(第17番)K.570の私のコレクション

              倉島 収(千葉県柏市K.449)
1、はじめに−私のホームページにおけるこの曲のいろいろー

    私のホームページ(以下HPと略)では、「映像ソフトで見るモーツァルトの諸作品」と題して、映像ソフトにより、モーツァルトの諸作品を紹介してきたが、2001年にHPを立ち上げて以来、17年目に入り大変な集積となって来た。ここでは、K.570のピアノソナタを紹介することとしているが、この曲は23組も録音が集まっているが、映像については、まだ3組しか集まっておらず、残念に思っている。しかし、ピアノソナタなど一人で演奏する曲については、演奏するピアニストの他の曲の映像の幾つかがあれば、パフォーマンスの様子がかなり推察が出来そうなので、バレンボイムのような全曲映像がなくても、CDで我慢せざるを得ないと思われる。CDを含めると、モダン楽器から古楽器に至るまで、多彩な演奏や録音が残されているので、映像は、残念ながら3組しかなくても、このデータベース欄は、一応、完成形と見なして、ファイルを整えておきたいと思う。


2、10年前のピアノソナタ変ロ長調(第17番)K.570のデータベース(2007年08月現在)

    2007年08月現在の私のデータベースでは、この曲は下表のように全17組あるが、そのうち映像は残念ながらまだ2組しかなかった。CDを含めると新旧多彩な素晴らしい演奏が沢山あって、まずまずのコレクションであろう。放送に気がつけば必ず収録している積もりであるが、この晩年の名作の映像が2組だけと言うことは、ピアノソナタの中でも余り人気がないこの曲のコンサートライブの放送が、いかに少ないことかを意味しているものと思われる。 

     この第17番変ロ長調K.570については、モーツァルト晩年の1979年の二月にウイーンで作曲された。この時期のモーツァルトを特徴づける澄みきった透明な音調が始まっており、簡潔さの中に各楽章の性格の均衡と対照が見事な作品となっている。
     今回アップした映像は、バレンボイムのソナタ全集(8900)の連続紹介の一環(7-8-2)であり、この曲にもやっとアップロードの順番が回ってきたものである。
 
ピアノソナタ変ロ長調(第17番)K.570のデータベース(07年08月現在)
番号入手日付メデイアピアニスト録年月メモその1メモその2
61LPGieseking5600変奏曲・小品集LP全集(11LP)
960615CDKlien6400CD全集(4CD)
79LPHaebler16709変奏曲・小品集LP全集(14LP)
890223CDEschenbach7000K.46d、46e、CD全集(5CD)
910901CDGould7407CD全集(4CD)
101CDSchuchter75-78変奏曲・小品集CD全集(10CD)
1000520CDSchiff8000CD全集(5CD)
850505CD内田光子8310小品集CD全集(6CD)
980808CDHaebler28608CD全集(5CD)
10960220CDP.Katin8811CD全集(5CD)
11950205VTBarenboim8900VT全集CS736CH
12102CDLarrocha8909CD全集(5CD)
13941222CDHeidsieck9110CD全集(5CD)
14980207CDHakkila9408FortepianoCD全集(5CD)
15940713VT寺田悦子9404K.457、K.475NHK教育TVクラシックアワー
16980323CDImmerseel9611Fortepiano
17980913CD宮坂純子9708
11'1040707SDBarenboim8900VT全集CS736CH
11'1060721SDBarenboim8900VT全集CS736CH(7-8-2)
18107CDOort10200FortepianoCDPiano全集(14CD)
191111025BD38Bezuidenhout11102FortepianoBS102(13-9-2)
20113CDZacharias85-87CD全集(5CD)
21114CDSchoonderwoerd105-1094種の古楽器CD全集(6CD)
221161212CDF.Say114-115ニックネームCD全集(6CD)
231170317CDPires9008M225全集CD8
15'940713VT寺田悦子9404NHK教育TV(17-4-2)

(注)メデイアの覧で、VTとはアナログビデオテープであり、S-VHSの3倍速で録画している。DDまたはSDとは、デジタルビデオテープであり、DはD-VHSテープ、SはS-VHSテープに、LS-3モードで録画している。SAは高規格CDのSACDを意味している。DVDは市販または自作のDVDを意味している。BDは市販または自作のBDを意味している。最近は、ハードディスクHDDに録画しており、HD-1からHD-5にわたり収録されている。


3、ピアノソナタ変ロ長調(第17番)K.570のあれこれ、

     私がこの曲のレコードを初めて買ったのは、ギーゼキングのLPレコードであった。その次はへブラーのLPソナタ集の1枚であった。この2組は、小生をモーツァルト好きにした原因となるレコード達であった。

     CDで初めて買ったソナタ全集は、エッシェンバッハのものであり、彼の演奏が好きだとは思わなかったが、CDの全集第1号と言うことで購入している。その中に彼の演奏しか録音のなかった2曲(K.46dおよびK.46e)の小ソナタが含まれていたことも購入理由の一つであった。古いレコードで忘れられないものに、当時輸入盤でしか買えなかったオーストリアのピアニスト・ギルバート・シュヒターのピアノ曲全集がある。彼の演奏はテンポが極端に遅いものが多く驚かされたが、よく聴きこむと実に心温まる演奏になっており、惹かれる曲が多かった。LPで3〜4枚購入後、ザルツブルグで彼のモーツァルトとシューベルトのピアノ曲CD全集(全10枚および12枚)を購入した。今でも思い出したように、聴きたくなることが多い。

     内田光子のソナタ集は、発売ごとに期待を持って購入しており、結果的に全集になって、よく聴くCDの一つになっている。ワルター・クリーンのソナタ集は当時評価が高く、私はCDになってから全曲を購入しているが、私には少しテンポが速く、聴く機会は少ない。私が最近よく聴く演奏は、へブラーの2回目の録音で、ソナタ集としてこれほど完璧な演奏はないと思うほど、優れたものであると考えている。また、テンポが私にぴったりで、丁寧な音作りのピーター・ケイテインのソナタ全集も大好きなCDになっている。残念ながらフォルテピアノでは、まだ好きな録音は見当たらない。

   (以上)(07/08/14)(修正2017/04/10)


4、最近のピアノソナタ変ロ長調(第17番)K.570の私のデータベース(2017/04/10現在)

   私のピアノソナタの聴き方は、永年聴いていると、既にグルダのピアノソナタ集などでも述べてきているが、第一にテンポ感が好みに合っていなければならず、特に早すぎるのは困ることである。第二には、丁寧に弾いてくれる心のこもった演奏でなければ嫌であり、技巧を見せる余り細部が雑になるのは困りものである。第三に、音がクリアーでなければ困りものであり、スタッカートが明瞭に弾かれ、ピアニッシモにおいてもフォルテッシモにおいても音が濁らないように弾いて欲しい。これらの三つが備わっていなければなかなか好きとは言いづらいのであるが、バレンボイムや、グルダや、へブラーなどはこれらの要件を満たしてくれているし、ピアニストの心情が分かってくると、ピリスや内田光子など多少の癖があっても、慣れるに連れて次第に好きな演奏になってくるし、安心して聴けるピアニストの仲間になってくれるものである。

       映像を中心としたコレクションの方向に変更して、5年くらいの空白期を経て、暫くぶりで、クリスティアン・ベザイディンオートのフォルテピアノ・リサイタルからの来日公演の映像が放送(13-9-2)された。この時の彼のフォルテピアノの演奏は、緩急、強弱自在な弾き方で、パッセージが美しいばかりでなく、フォルテピアノに重要な透明感の溢れる響きを持っていたので、早速、この曲の演奏を追加した。フォルテピアノの録音は、モダンピアノのような迫力に欠け、音量を上げると音の透明感が薄れて、CDでは満足出来るものが少ない。しかし、彼の演奏を映像で見ていると、私の好ましい三つの条件をフォルテピアノでおおむね満たしていることに加え、譜面を見ながら生真面目に弾く姿が微笑ましく、テンポ感覚が抜群であり、しっかりした明快な音を出し、ニュアンスに富む装飾音などのセンスも良いことにある。彼のピアノソナタ集のCD録音が完成したようだし、まだ聴いていないピアノ協奏曲の録音にも着手したようなので、いずれ入手することになるであろう。

       続いて、古い映像なのであるが、寺田悦子がデビュー25年周年を記念した意欲的なオール・モーツァルト・コンサートのビデオが出てきたので、早速、アップ(17-4-2)した。曲目は、前半が幻想曲ハ短調K.475とピアノソナタハ短調K.457で、後半がピアノソナタ変ロ長調K.570であった。この後期のピアノソナタは、どの楽章も主題がすべて簡潔で技巧的な困難さとは離れて、平明な姿をさらけ出しているが、それだけに細心の注意を持って一音一音丁寧に弾かれなければならないが、寺田悦子のピアノは、テンポ感覚が良く透明感溢れる弾き方で、この曲の持ち味を充分に出していたように思われた。

       映像は古いバレンボイムの全曲演奏を加えて、以上の三通りしかアップしていないが、演奏機会に乏しいこの曲は、なかなかコレクションが充実しない。しかしバレンボイムの映像は、しっかりした伝統的奏法の全集であり、ライブの演奏ではあるがどの曲も安心して聴ける立派な映像であった。また、ベザイデンホートの来日演奏の映像は、音声映像ともHV規格であり、フォルテピアノの演奏の中では、私の条件に合致した聴きやすい演奏でもあり、充分に推奨に値する演奏であると言える。さらに寺田悦子の映像は、画面やカメラワークが幼稚で、演奏についても甘いと言われるかも知れないが、当時の映像としてはまずまずものであった。従って、このデータベースの結論として、数は少ないかも知れないが、どれを取っても、標準以上の良いものが揃ったと言うことが出来よう。それに加えて、CDには20組近く全集盤が揃っているようなので、取りあえず、このデータベースは完成したと言うことにしたい。


5、最近のCDによるピアノソナタ全集版のあれこれ、(2017/04/10現在)

        最近のCD全集で、注目すべきものが幾つか揃ってきたので、順次、簡単に紹介しておこう。第一に、表の18番に記載したバルト・ファン・オルトのフォルテピアノによるCD全集版は、イングリード・ヘブラーの大全集版に次ぐCD14枚による完全なクラヴィーア全集であって、ソナタ・変奏曲・小品集・四手/二台の曲集の全てを含んだ貴重な記録である。中でも、新しい録音だけあって、小品集や四手/二台の作品は、断片なども多く、今回のM225全集が出るまで、このCDでなければ聴くことのできない曲が沢山含まれていた。オルトのK.570の演奏は、フォルテピアノによる響きのよい素敵な演奏で、各楽章のテンポ感も音の響きも素直で良く、過去のフォルテピアノ演奏より落ち着いて聴け、とても優れたものであると思っている。



        表の20番に記載したクリスティアン・ツァハリアスは、1950年インド生まれ、ドイツ育ちのモーツァルトを得意とするピアニストで、早くからいくつかのピアノ協奏曲の映像で知られてきた。彼のCD全集は、EMIの1985〜1987にわたるソナタ全集であり、輸入盤のBOX盤となって、2011年に販売されたものである。18曲のみで、曲の配列はばらばらであり、余り聴きこなしていないので、CD5枚に収録しているのが特徴か。因みにグールドのCDは幻想曲K.475を含めてCD4枚に収めているが、彼はソナタ形式の繰返しを殆ど行なっていない。全集の最後に収められたツァハリアスのK.570は、ゆっくりした丁寧な演奏で音の響きもきめ細かく私の三条件を満たしてくれる心温まる安心して聴ける演奏であった。こういう演奏を聴いていると、心が弾み映像で確かめる必要もなく、幸せな気持ちになってくる。

         続いて表の21番に記載したアルテュール・スホーンデルヴルトは、インマゼール門下のオランダの歴史的鍵盤奏者であり、彼は18曲のソナタと1曲の幻想曲を4種の楽器を用いて弾き分けている。すなわち、第1〜第6番のソナタにはタンジェント・ピアノが、第7〜第11番のソナタにはJ.A.シュタインのフォルテピアノが、第12、13、15、17番のソナタにはクラヴィコードが、そして幻想曲、第14、16、18番(K.533+K.494)にはA.ワルターのフォルテピアノが用いられているのが特徴となっている全集であった。曲の成り立ちに合わせて楽器を使い分けているが、最後のワルター製のもの以外は、なかなか聴くことが出来ない楽器で、特にクラヴィコードが珍しかった。この全集のK.570のソナタはワルター製のフォルテピアノで弾かれていたが、1番しっかりした音であり、まず丁寧な演奏でテンポも良く音も綺麗で、私の三条件は満たしていた。フォルテピアノの音が何か特別の音のようにクリアに聞えており、この演奏はとても優れたものであると思った。

  続く表の22曲目のファジル・サイの弾いた最も新しい録音は、CD6枚組であり、このCD全集について、以下のように、一度、このHPで感想を述べており、やや単調になったので、ここで引用しておこう。

      「ファジル・サイというトルコの出身のピアニストによるピアノソナタ全集(2015)全6枚組(6000円)が出た。トルコの方なのでトルコソナタにはこだわりを持っていたようで、何年か前にこの人の演奏を聴いたことがあったが、変奏曲で早かったり遅かったりし、フィナーレがメチャクチャに早かったので驚いて、グールドのように人のしない演奏を得意げにする人と思っていた。この人のソナタをキチンとコンサートで聴いたのは、2015年のモーツァルト週間で5曲のソナタを聴いていたが、風変わりなところがところどころにあるものの、ピアノの演奏技術は凄い人であり、信念を持って弾いていると感じてきた。



       今回の全集でトルコソナタイ長調K.331を良く聴いてみたが、確かに変奏曲で第3変奏がもの凄く早いが、第4変奏や第5変奏でテンポをかなり遅めにしてバランスを取っており、考えた末のしっかりした演奏であると感じた。メヌエット楽章では、本人の解説では、変わっているトリオ部分は変奏曲の続きとして弾いてみたとあり、フィナ−レのトルコ行進曲では、テンポの速さとリズムに特徴はあるものの、解説ではトルコのシンバルやドラムの早い響きを表わそうと試みたとしており、この人らしさを表わしたしっかりした演奏であった。グールドの録音のように、うなり声やハミングが入ったりして、ふざけていると嫌われるかも知れないが、演奏は実に丁寧にしっかりと真面目に弾かれており、類のないこの人らしい演奏であると感じた。

       この全集の特徴は、全18曲にファジル・サイの感じたニックネームが付けられていることと、6CDが何と調性別に録音されていることである。名前については、K.331はその名の通り「アラ・トゥルカ」であったが、K.330は「二人姉妹」K.545は「7(7歳に弾いた)」、K.310が「シューベルト」、K.284が「ベートーヴェン」などと標題が付けられており、彼の解説とともにCDを聴きながらイメージする楽しさがあり、そう言う聴き方をすると、恐らく彼の術中にはまってしまうように工夫されていた。このように取り組むピアニストは初めてであるし、モーツァルトに対する彼の愛を感じ、それが意外性を発揮しており、好みはあるが意外に面白いソナタ全集であると思った。」

                 K.570についてはサイは「3人の子供」と名付けているが、第一楽章を聴くと,確かに3人の子供がしゃべっているのが聞えており、彼の名付け親のセンスは抜群のものを感じた。アダージョではエリック・スミスが、「ほとんどが三声体和声で書かれており、深みのある音楽となっている」と書いているが、サイの言うとおり、彼の演奏を聴いていると、そのマジックにはまって、素敵な演奏になってくる。実に丁寧な演奏であり、楽しい思いがした。



5、最近発売されたM225全集によるピアノソナタ全集(a1の変奏曲・小品集)について、(2017/04/10現在)

      M225全集の「室内楽」と分類されたCD50枚は、「室内楽」を1つの楽器が1つの声部を担当する形式の音楽と捉えた作品群であり、演奏者の数に応じた区分編集を行なっているのが特徴である。そのため1楽器・1声部のクラヴィーア作品は、a1と区分され、ピアノソナタ、変奏曲、ピアノのためのメヌエットなどの小品集から構成されている。CD1は、ナンネルの楽譜帳(K.1a〜K5およびK.9a)をエリック・スミスがチェンバロで弾いており、ロンドン楽譜帳(K.15a〜K.15ss、全41曲)をエリック・スミスがチェンバロを、フロリアン・ビルサクがスピネットを、トーマス・トロッターがオルガンで弾いていた。





        CD2からCD9までは、K.24の変奏曲から始まり、K.616およびK.356(617a)で終わる、ほぼK番号順(年代順)に編集されて収録されていた。ソナタだけ演奏者名を記載すると、内田光子がK.279〜311、533/494、アルフレード・ブレンデルがK.311、330、332、333、457、フランチェスコ・ピエモンテシのK.331の新発見自筆譜による演奏、マリア・ジョアン・ピリスがK545、570が、アリシア・デ・ラローチャがK.576を、それぞれ、弾いていた。

        CD9、CD45、CD46は、a1の区分の著名作品などの代替演奏が編集されており、ピアノソナタだけ曲名と演奏者名を列挙すると、CD45には、フリードリヒ・グルダのK.310、ウイルヘルム・ケンプのK.331、グリゴリ・ソコロフのK.332、CD46には、 フリードリヒ・グルダのK.457、ウラデミール・アシュケナージのK.576などが挙がっていた。

         なお、変奏曲は、大半がイングリード・ヘブラーが受け持っており、アンドラーシュ・シフがK.265、K.455、を、代替演奏として、クララ・ハスキルがK.265を弾いていた。演奏者の選定には、いろいろ議論があったものと思われるが、CD11枚による壮大なクラヴィーア作品全集となっていた。このような、ほぼK番号順(年代順)に編集されたCDはこれまで皆無であり、通して聴くと、これまでと異なった新鮮味を感じて面白いと思った。

           この全集によるK.570の演奏は、ピリスの演奏(1991)の一組だけであったが、極めてピアノの音が澄んで明快であり、すっきりしたオーソドックスな演奏になっており、さすが多数の録音の中から選び抜かれた極めつきの演奏という思いがした。ピリスは、今年のザルツブルグのM週間で、モーツァルテウムで21番、祝祭大劇場でウイーンフイルとの23番のピアノ協奏曲を聴いてきたが、突然の代替演奏を弾き受けるハプニングなどもあったが、とてもお元気でヴェテランの味を見せており、ピアノの打鍵がクリアーで、このCDと共通するピアノの響きを楽しんで来た。


  6、あとがき−ホームページを見ていただくためにー

         新しいM225全集を購入して、いつも何かの曲を流しながら、HPの改定作業を、日課として毎日、飽きずに行っているが、パソコンの無限の容量に支えられて、膨大に広がった内容を更新することは大変な作業を伴うものである。今回、ピアノソナタ変ロ長調K.570の寺田悦子のアップロードを機会に、このK.570を例にして、ピアノソナタのデータベースの更新・改訂作業を行ない、この曲のコレクションの「総括」作業を行ってみた。同時にアップしたハ短調のK.475やK.457にはまだ未アップの映像があるようなので、まだ映像が3曲しかないが、K.570が先に選ばれたものである。作業を行っているうちに、新しいCD全集の紹介のような内容となってしまったが、映像が少なければやむを得ないものがある。従って、他のピアノソナタの映像の「総括作業」は、映像のみで簡略化できるものと考えている。
        今回のK.570の「総括作業」は、フェラインの「モーツァルテイアン」100号記念号のために筆をとっているが、一旦、活字になると、修正が利かなくなる。その点、HPはいつでも修正が可能なので、私はいつもHPでチェックしていただきたいと考えている。例えば、過去に「季刊」に掲載したオペラのダ・ポンテ三部作などは、かなり映像が追加されて変わってきており、HPのほうが写真なども豊富でカラーで鮮明なようなので、HPの「映像ソフトで見るモーツアルトの諸作品(http://mozartian449.blush.jp/mozartian449/)」でご覧いただくことをお勧めする。


(以上)(2107/04/12)


     



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