デイヴェルテイメント ニ長調K.136(125a)ほかのデータベース(2017/07/03)、

−全21組の四重奏からフルオケまで多様な演奏が揃っており、映像は7種類と少ないが、全てのアップが完了している−


1、デイヴェルテイメント ニ長調K.136(125a)ほかのデータベース(2013/04/08現在)、

−全18組の四重奏からフルオケまで多様な演奏が揃っており、映像も7種類あるが、まだ5組しかアップしていない−



 この曲は1772年の初めのザルツブルグにおける作品で、変ロ長調K.137(125b)とヘ長調K.138(125c)と同時に作曲されており、作曲の経緯は不明である。これらの草稿は、五線紙に続けて一気に書き下ろされており、メヌエットが含まれていない。「デイヴェルテイメント機Ν供Ν掘廚帆霍討暴颪れた筆跡は父レオポルドのもので、曲名がこれでよいか、そしてヴァイオリン2部、ヴィオラ、チェロ(バス)という楽器構成をどういう規模で演奏すべきかなどが疑問とされる作品である。弦楽四重奏、コントラバスを加えた四・五重奏、室内合奏団(10〜30人)、フルオーケストラなどの演奏があり、モーツァルトの意図が分かっていない。

デイヴェルテイメント ニ長調K.136(125a)ほかのデータベース(2017年07月現在)
番号入手日付メデイア指揮者オーケストラ録年月メモK.136(125a)K.137(125b)K.138(125c)
60LPI Musici5800Ph-SFL-3
62LPBoskovskyVienna-Octet6100L-SLC-118
74LPI Musici7200Ph-FG-256
75LPBoskovskyWien-MOZ-En7400セレナード全集
78LPAmadeusQuartet7409初期Q全集
910410CDMarrinerAcad-STMT8406セレナード全集
940731VTVeghCam-Acad-M8900LDコピー(16-4-1)
900531CDAbelCam-Acad-M8700
106CDKoopmanAms-Broq-O9000Erato Period
101010620DTMenyuhinMoscou-CO9012CS736CH
10'1060702SDMenyuhinMoscou-CO9012CS736CH(6-11-3)
11930416CDEnsemble-Wien91034重奏
12911006VTMutiWiener-PO9108CS736-91SalzF(13-4-1)
13940806VT小沢征爾斉藤Mem-O9309CS736(2楽章)(16-6-1)
14104SACD森悠子長岡京CE100055.1CH
151030703SDStradivarius-CO10200BS103CH(未定)
161020723SDArbrecht読売日本SO10203BS141CH(2-9-1)
17102CDHeyerickManheim-KO10206Bril.全集
181040321SDMackintoschAge of Enl-CO10311NHK3CH(4-4-1)
12'1121028LDMutiWinener-PO910891SalzF.LD(13-4-1)
19980509VTPrevinNHK-SO9805BS11(13-6-1)
201160824HD-5(崎谷直人)Verus-Q11507BS103(17-2-2)
211170317CD(Hagen)Hagen-Q9003M225CD23

 

 この曲を最初に聴いたレコードは、イ・ムジチのLPレコードであり、最初に聴いたこの晴れやかな明るい演奏は忘れられない。ほぼ同じ頃、ボスコフスキーのLPが入手でき、ウイーン風の香りの高いデイヴェルテイメントニ長調K.334のLPの裏面に付録としてK.136だけが収録されていた。LP時代の末期に、イ・ムジチの新盤、ボスコフスキーのセレナーデの全集盤、アマデウス弦楽四重奏団の初期弦楽四重奏曲全集にもこれら3曲が含まれていて、この曲の演奏には事欠くことがなかった。

 CD時代になっても積極的に集めたわけではないが、全集盤で入手したマリナーの演奏は実にすっきりしたものであった。また、アンサンブル・ウイーンの四重奏でチェロの変わりにコントラバスが入った3曲セットのCDのテンポが良く、コントラバスの弾むようなベースが心地よく、目の前で演奏しているような素晴らしい録音に驚き、大のお気に入りとなった。  

 このホームページでは、今回のメニュヒン・モスクワCOの演奏(6-11-3)で、三度目のアップになる。最初の演奏は、 アルブレヒト指揮・読売日本SOによるフルオーケストラによるもの(2-9-1)であった。現代楽器を用いたフルオーケストラの映像としては他に、ムーテイとウイーンフイルの没後200年を記念したコンサートの演奏があった。また小沢征爾と斉藤記念オーケストラによる演奏も同様にフルサイズの演奏であった。 

 その次にアップした演奏は、 エージオブ・エンライトメントによる日本公演(4-4-1)であり、小規模な古楽器のオーケストラであったが、とても元気の良い演奏を見せていた。

 06年にアップしたメニュヒンの演奏は、テンポが私には早めであり、またモスクワCOの演奏が重すぎて、明るい伸びやかな演奏が好きなものにはやや期待はずれであった。
 また最近入手したSACDに長岡京室内アンサンブルのすっきりした演奏がある。この演奏も私にはテンポが速すぎて落ち着かない演奏なのであるが、最近の若い世代にはこういうスピード感のある演奏が好まれるのであろう。僅か十数人で演奏され、5.1CHサラウンドの見事な録音には驚かされる。

    今回アップしたムーテイとウイーンフイルによる演奏(13-4-1)は、大規模な弦楽合奏によるもので、ムーテイのイタリア的感覚とウイーンフイルの伝統的な奏法とがミックスされたような演奏で、この曲のスタンダードな演奏であると思われる。

     (以上)(06/11/12)(2013/04/08追記)


2、2013年以降にアップした映像について、

2−1、ヴェーグとカメラータ・アカデミカによるデイヴェルテイメントニ長調K.136、

       初めに、 ヴェーグとカメラータ・アカデミカによるデイヴェルテイメントニ長調K.136(16-4-1)では、この明るい曲をそのまま快いテンポで颯爽と軽快に進めており、弦楽合奏もこれに応えて弦が踊るように弾みながら、一気に駆け抜けるように疾走しており、小編成のオーケストラ演奏としては理想的な演奏という印象を得た。

       また、小澤征爾とサイトウキネンOによる演奏(16-6-1)を期待していたが、これはアンコールによる第2楽章のみの、オケ全員による大合奏で、コントラバスが6本もいて、皆が楽しんで弾く大味な演奏で、残念であった。

2−2、ウエールズ弦楽四重奏団によるディヴェルティメントヘ長調K.138

       映像では2組目になるウエールズ弦楽四重奏団によるディヴェルティメントヘ長調K.138(17-2-2)は、四重奏のその澄んだ合奏のアンサンブルに耳を洗われたような気がしており、実に素晴らしい若々しい演奏であった。メインの「不協和音」四重奏曲K.465においても、若さと新鮮さに満ちており、実に楽しい55分であった。年齢のせいか若い元気の良い演奏家が増えてくるととても嬉しく感ずるが、折角の協会の2月例会にM週間の旅行中のため欠席せざるを得なかった。このウエールズ四重奏団に対し、このHPでは今後の活躍を期待して見守っていきたいと考えているので、今後の活動と発展を願うものである。

         なお、K.136について、残された映像は、小澤征爾とサイトウキネン・オーケストラの映像(1993)とストラディヴァリウス・グループの演奏(10200)が未アップとなっている。前者は編成が大きすぎたお祭りのような演奏であるが、斉藤先生のお得意のこの曲は、是非、アップしておくべきであろう。しかし、後者はD-VHS記録であり、機械が動かないので、毎年行なわれるストラディヴァリウス・グループの演奏会で演奏されないか、心待ちしている状態である。


     (以上)(2017/07/03)



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