私の好きなモーツアルトの作品


三段階方式の提案


アンケートなどでよくモーツアルトの作品で好きな曲を1曲あげてくださいとか、好きなケッヒェル番号の曲を5曲あげてくださいなどという依頼がある。モーツアルト大好き人間は、好きな曲が沢山ある上に、その時々によってのめりこんでいる曲があるので、何時も回答に苦しんでいる。例えば、私の大好きな「フィガロの結婚」などでは、2曲の伯爵夫人のアリアであるとか、ケルビーノやスザンナのアリアであるとか、手紙の二重唱などが大好きであるが、これらに甲乙をつけることは至難の技であろう。一方では、「すみれ」であるとか「アヴェヴェルム」のようにアリアよりも短い曲にも、珠玉のような素晴らしい曲がある。だから私はK番号で答えるようなアンケートがあると、オペラやミサ曲のような大規模な曲と、シンフォニーや協奏曲のように3-4楽章の中規模な曲と短い小品の3段階に分けて欲しいと御願いしている。

 オペラのナンバー曲やミサ曲の個々の構成曲、組曲やシンフォニーなどの個々の楽章を1曲とみなした場合、最も作曲数の多い作曲家はヘンデルだそうであるが、モーツアルトの場合は、海老沢先生の最近発表されたCD-ROMのデータベースでは、2318曲になるようである。またフェラインの青柳編集長の「モーツアルトの調性別全楽曲」の統計的集約に関する論文によれば、2342曲となっており、オーダーは合っている。これらの多数の曲の中から、数曲選び出すことは大変なことであるし、またわれわれは個々の楽章を取り出して聴いているわけでもないので、全てを小品扱いにするわけにもいかない。

 さて、私の場合、上記の3段階方式の質問にはどう答えるだろうか。大規模な曲では、余り迷うことなく、フィガロK.492、ドンジョバンニK.527、コシファントッテK.588、魔笛K.620 のオペラに、ハ短調ミサ曲K.427、レクイエムK.626 の6曲になってしまう。中規模な曲では、5曲といえば曲数が多くて困るのであるが、ト短調シンフォニーK.550、ニ短調ピアノ協奏曲20番K.466、変ホ長調ピアノ協奏曲14番K.449、クラリネット5重奏曲K.581、第10番ハ長調のピアノソナタK.330などであるが、これにもう一曲、管楽器の協奏交響曲K.297Bを加えさせて欲しい。小品はといえば、先にあげたアヴェヴェルムK.618、すみれK.476、のほかに、コンサートアリアK.418およびK.505、アダージョとロンドK.617などであろうか。

 この方式で皆さんが好きな曲を選ぶとしたらどうなりますか。フェラインではまだやっていないので、こんど会員アンケートを実施する場合には、この3段階方式を提案いたします。
(2000/04/29)

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