モーツアルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成22年9月号−−


(アンドレ・プレヴィンのN響弾き振りのピアノ協奏曲ハ短調第24番K.491およびピアノ四重奏曲ホ短調第一番K.478、堀正文ほか、2009年9月、京都、/クレイグ・スミス指揮ウイーン交響楽団、P.セラーズ演出の歌劇「ドン・ジョバンニ」K.527、1991年、/ウエザー=メストとチューリヒ歌劇場による「コシ・ファン・トッテ」、ベヒトルク演出、2009年、チューリヒ歌劇場ライブ、)

(先月の月報は  「こちら」)


私の最新入手ソフト情報−平成22年9月号−

(アンドレ・プレヴィンのN響弾き振りのピアノ協奏曲ハ短調第24番K.491およびピアノ四重奏曲ホ短調第一番K.478、堀正文ほか、2009年9月、京都、/クレイグ・スミス指揮ウイーン交響楽団、P.セラーズ演出の歌劇「ドン・ジョバンニ」K.527、1991年、/ウエザー=メストとチューリヒ歌劇場による「コシ・ファン・トッテ」、ベヒトルク演出、2009年、チューリヒ歌劇場ライブ、)


10-9-0、平成22年9月初めの近況報告、

 何とかしろ!この政治空白!−休んでいても借金の利息は増え、世界は進んで行く−
◆△笋辰抜粟した「フィガロの結婚」の総集編と今後のHPの方向性、
、私の好きなスザンナ・伯爵夫人・ケルビーノたち−
ぁ◆崑灰丱奪呂悗領后淵院璽謄鷁山攤廖法廚惺圓辰討ます。
ァ10年9月号の放送・番組予定と新ソフト情報、
Αl0年9月号ソフト紹介予定、


(最新収録のBD録画報告;プレヴィン80歳のN響記念番組、K.491&K.478)
  10-9-1、アンドレ・プレヴィンのN響弾き振りのピアノ協奏曲ハ短調第24番K.491およびピアノ四重奏曲ホ短調第一番K.478、堀正文、佐々木亮、藤森亮一、2009年9月、京都、
(2010年1月15日、NHK地上D021、芸術劇場による放送をBD-23にHEモードで収録)

(懐かしいLDより;P.セラーズ演出のNYハーレムの「ドン・ジョバンニ」)
10-9-2、クレイグ・スミス指揮ウイーン交響楽団、P.セラーズ演出の歌劇「ドン・ジョバンニ」K.527、アーノルド・シェーンベルグ合唱団、1990年、
(配役)ドン・ジョバンニ;E.ペリー、レポレロ;H.ペリー、ドンナ・アンナ;B.ラベル、ドン・オッターヴィオ;C.フリーマン、ドンナ・エルヴィラ;L.フント、マゼット;E.ジェームス、ツエルリーナ;A.L.ズー、騎士長;J.パターソン、
(1997年8月、ポリドール、レーザーデイスク、POLL-9019~20、)

(最新入手のDVD;ウエザー=メストとチューリヒ歌劇場の「コシ・ファン・トッテ」)
10-9-3、ウエザー=メストとチューリヒ歌劇場による「コシ・ファン・トッテ」、ベヒトルク演出、2009年、チューリヒ歌劇場ライブ、
(配役)フィオルデリージ;マリン・ハルテリウス、ドラベラ;アンナ・ボニタテイブス、デスピーナ;マルテイナ・ヤンコーヴァ、フェランド;ハビエル・カマレナ、グリエルモ;ルーベン・ドロール、アルフォンゾ;オリヴァー・ヴィドマー、
(2010年8月7日、ARTHAUSーMUSIK、DVD-101495、2枚組、5.1CH、) 


10-9-0、平成22年9月初めの近況報告、

       この夏は何と暑いことか。前月号にも同じことを書いているが、8月に入っても変わらず、どうやら記録ずくめの猛暑のようである。夏は暑くて冬は寒いほど景気には良いことが鉄則である。ビールや飲料水が売れ、コンビニのお惣菜が売れているそうであるが、熱中症と騒がれるので人は外出することを控え、思ったほど消費が伸びていないという話である。甲子園の高校野球だけが暑さのせいで盛り上がり、千葉県の成田高校が準決勝まで頑張ってくれたので、思いがけず、我が家でもテレビで楽しい思いをした。これだけ暑いので冷房で電力消費のピークとなりそうなのであるが、停電の心配は全くないようなので、やはり省エネが普及し、不景気はかなり浸透しているのだろうか。


 何とかしろ!この政治空白!−休んでいても借金の利息は増え、世界は進んで行く−

    民主党政権になって以来、政治的な空白期間が余りにも多く、いらいらが続くが、参院選挙が終わり管政権になった途端に、また、9月中旬まで民主党の内部事情による代表選挙のため、派閥争い的な内輪もめが続きそうである。鳩山勇退後に管政権を選ぶために選挙前の6月に総裁選をやったばかりではないか。政治が何もしていないのに、月日はどんどん過ぎ、世界の動きは確実に先へ先へと進んでいる。政治的なアウトプットがないままに借財の利息は増加し、日本は世界からどんどん置いてきぼりを食っている。この間にGNPは中国に抜かれ、迫ってきた日本だけの円高と株安に何も出来ないで、政治空白に対する国民の怒りが蓄積しつつある。

      結局は「反管」だ、「脱小沢」だと言う騒ぎであり、過去の派閥中心の総裁選びにしか外からでは見えないのであるが、これでは自民党と変わらず、政治空白が多く、物が決まらなくなっただけ、民主党の方が悪いと言わざるをえない。民主党政権になってから、政治の無責任感が高まっている。理想論しか言わぬ鳩山首相に対し、例えば沖縄問題では、真剣な党内論議がないまま時間だけが過ぎ、「5月末決着」という公約を守れぬまま、沖縄全体からの反発を強めた中で、政権を投げ出してしまった。どうやら民主党のお歴々には政権の座に着くことだけが目的で、政権の座に着いたら何を実行するか見えてこないし、管首相のようにやりたいと言い出しても、結局は足を引っ張られて腰砕けのような有様である。

    兎に角、9月の民主党代表選まではいらいらの連続であるが待つことにしよう。その代わり、管政権になって4ヶ月待つことになるので、その後は頑張って欲しいものだ。当面の来年度の予算のことだけで手一杯というのでは心もとないので、首相自ら言い出した「財政再建と成長の両立」について、しっかりした見通しを立てて欲しいものである。今こそ、急場しのぎだけでなく、雇用の維持・創出を軸に、新成長戦略を前倒しで実施するような骨太の政策が求められているように思われる。 


     ◆△笋辰抜粟した「フィガロの結婚」の総集編と今後のこのHPの方向性、

     「フィガロの結婚」の全てのソフトのアップロードが完成し、そのまとめとして総集編が出来上がったので、ご覧いただきたい。HPでは写真をどうするかまだ検討中なのであるが、季刊の9月号に間に合わせようと7月末に原稿を完成させ投稿した。しかし、いつの間にか季刊の締め切り期限が20日ほど早くなり、季刊の12月号に掲載と言うことになったようである。季刊の20頁近くを占める大論文となったので大変であったが、兎に角、早くケリを付けようと頑張ってきたので拍子抜けがした。このため2ヶ月ほど検討期間が増えたようであるが、投稿を終えたので、気に入らないところがあっても、きりがないのでこれで完了と言うことにしたいと思う。

    大作業が完了したと一息つくと不思議なもので、去る8月7日いつもの通り秋葉原の石丸電気でソフトをチェックしていると、「フィガロの結婚」の未入手のDVDを二組を発見してしまった。一組は世界文化社の4800円のオペラブックで、第4巻にバレンボイムのベルリン国立歌劇場のDVDと、もう一組はコンピエーニュ劇場のDVDの二組の映像が含まれていた。前者はかなり早い時期にアップロード済み(3-4-1)であったが、後者のこのオペラ劇場の名は初めて聞く名前であったのでこれまで無視していたものであった。今回、このオペラブックを購入して、永竹由幸氏の解説を読んで初めて、このコンピエーニュ帝国劇場(1997)の「フィガロの結婚」の映像を認識した。この映像は、一口で言うと、パリから75キロ離れたコンピエーニュ(人口約5万人)のブルボン王朝最後の城内にあった帝国劇場で、1991年よりオペラ上演が開始されたようであり、1997年にフランスに縁の深い「フィガロの結婚」を上演し、DVD化できる水準にまで到達したことをPRする最初のDVDであった。オペラブックには豊富な写真入りの素晴らしい解説書が付属しているが、この本は、このオペラがポーマルシェが生き生きとして描いた登場人物たちの生まれ故郷がフランスであることを改めて認識させる立派な楽しい内容であった。このDVDも永竹先生が監修されているだけあってまずまずのものであるが、フランス語で上演されていること、演劇性を重視たものであること、シュリバン(ケルビーノ)にカウンターテナーを充てるなど、意表をついた工夫のあるフランス色の強い映像であった。



    もう一組はロリン・マゼールがウイーンフイルを指揮した1963年ザルツブルグ音楽祭の「フィガロの結婚」のライブ記録であった。この種のライブ映像には、かってベームの1966年の白黒映像(9-8-2)があったが、この映像はそれより3年古く、伯爵がフィッシャー・デイスカウ、伯爵夫人がヒルデ・ギューデンという懐かしいものであった。白黒・モノラル・英字字幕である制約さえ納得できれば、往年のライブ映像を楽しむことができるようになった。時代は変わったものである。

   図らずも二組の映像の追加があったが、25組の総括編の組み替えや内容に変更を加えるほどのソフトとは考えられなかったので、総括編の表ー1にでも追加して注記する程度の修正を加えることにし、これらソフトのアップロードを待って、いずれ1年位経ってから、改めて追加ソフトの総括編での対応を考えたいと思う。
   「フィガロの結婚」の次は「ドン・ジョバンニ」と定めて、このところ毎月のようにアップロードを重ねてきたが、9月と10月に1編ずつアップすれば、手持ちソフトは完了というところまで漕ぎ着けている。従って、「ドン・ジョバンニ」は年内に片付け、来年には、「コシ・ファン・トッテ」と「魔笛」を何とか完成させたいと考えている。このところオペラ重視の方向で進んでいるが、器楽派の方にはお許し頂きたいと思う。


     、私の好きなスザンナ・伯爵夫人・ケルビーノたち−

    「フィガロの結婚」の映像をいろいろ見較べているという話をすると、どの歌手が好きかとか、スザンナやケルビーノ役では誰が好きかなどと、色々聞かれて回答に窮することがある。実際、誰が好いかなどと思い出しても、歳のせいかとっさに歌手の名前が直ぐに出て来ないと言う悩みもある。従って、ここでは主な映像のフィガロ、スザンナ、伯爵、伯爵夫人、ケルビーノ、その他などに分けて自分の考えを、あらかじめ、整理しておくと有用であることが分かった。そのため、参考までに過去の映像の主役歌手名を、年代順に整理しておくと表−3の通りとなる。



表−3、「フィガロの結婚」の主役歌手名リスト(2010年07月現在)
番号映像名フィガロスザンナ伯爵伯爵夫人ケルビーノその他
ヘ゛ーム1(66) ベリー グリスト ヴィクセル ワトソン マテイス
フ゜リッチャート゛(73) スクラム コトルバス ラクソン カナワ シュターデ
ヘ゛ーム2(75) プライ フレーニ デイスカウ カナワ ユーイング モンタルソロ
ショルテイ(80) ダム ポップ パキエ ヤノウ゛ィッツ シュターデ モル
ヘ゛ーム3(80) プライ ポップ ワイクル ヤノウ゛ィッツ バルツア リドル
ハイテインク(91) フルラネット アッフ゜ショウ アレン カザルノフスカヤ メンツア トムリンソン
アハ゛ト゛(91) ガッロ マックローリン ライモンテ゛イ スチュータ゛ー シーマ
ガーデイナー(93) ターフェル ハグリー ジルフリー マルテインベルト ステイーブン
ハイテインク(94) フインレイ ハグリー シュミット フレミング トト゛ロウ゛ィチ
10 アーノンクール(96) ショーソン レイ ギルフリー メイ ニキテアニュー
11 バレンボイム(99) パーペ レッシュマン トレケル マギー リスレイ シュライヤー
12 メータ(103) スーリアン チョーフイ ガッロ グヴァザーヴァ コンバラート
13 ヤーコフ゜ス(104) ヒ゛サローニ シ゛ョシュア スパニヨーリ ダッシュ キルヒシュラーガ
14 コルステン(106) ダルカンジェロ ダムロウ スパニヨーリ タラマンカ ハ゛チェッリ
15 パッパーノ(106) シュロット ハ゜ーション フインレイ レッシュマン シャハム
16 アーノンクール(106) ダルカンジェロ ネトレフ゜コ スコウフス レッシュマン シェーファー マックローリン
17 カンフ゛ルラン(106) マーフイ レカ゛ッツオ マッテイ エルツエ シェーファー
18 メスト(107) シュロット ジャンコーヴァ ヴォーレ ハルテリウス シュミット ショーソン
19映像名 フィガロ スザンナ 伯爵 伯爵夫人 ケルビーノ その他


   表ー3には、表ー2の年代別映像ソフトから、地方公演のローカルな歌劇場のものを、敢えて見易くするため外してある。この表で同じ名が二つ以上ある歌手は、恐らく当代一の当たり役を持った一流歌手として、客観的に認められるのではないかと思われる。それ以外は全く自分の好みで勝手に名を挙げている。

   始めにフィガロ役では、2票以上は古くはプライ、最近ではダルカンジェロ、シュロットの名があり、その活躍ぶりから名フィガロと言えるであろう。私の好みで忘れられない名を挙げておくと、元気の良かったフルラネット、ガッロ、ターフェルなどであろうが、古い人ばかりになってしまった。
続いてスザンナ役では、2票以上は80年代ではポップ、90年代ではハグリーの名が見え、二人とも好きなタイプであった。しかし、70年代のコトルバスやフレーニは忘れられないし、最近ではダムロウやパーションも負けずに素晴らしかったと思う。
   フィガロ・スザンナのコンビではどうだろうか。古くはプライ・フレーニ、ターフェル・ハグリーのコンビが好きであり、最近では、ダルカンジェロ・ダムロウ、およびシュロット・パーションのコンビが生き生きとして好みに合っていたと思われる。

   伯爵夫人では、2票以上は古くはカナワ、ヤノヴィッツの名が見え、最近ではレッシュマンの名が見えているが、順当なところであろうか。しかし、最近の行動力ある若い伯爵夫人としては、フレミング、エヴァ・メイ、およびアネット・ダッシュなどの名を挙げておきたい。一方、伯爵夫妻というコンビで考えるとどうであろうか。古くはデイスカウ・カナワ、ライモンデイ・スチューダ、などが凄いと思っていたが、最近では若返ったペアーかもしれないが、スパニヨーリ・ダッシュ、フインレイ・レッシュマンのペアが優れていたかなと思う。これは髪一重の感覚の問題である。

   ケルビーノについては、2票以上は古くはシュターデが、最近ではシェーファーが獲得しており、その活躍ぶりから当然とも思われる。しかし、忘れてはいけないケルビーノとして、可愛いマテイス、元気なユーイング、色っぽいメンツア、最近では行動力あるキルヒシュラーガなどの魅力溢れるケルビーノの名を挙げておきたいと思う。

   表ー3を良く見ると、男性では若いころフィガロ役で、年配になって伯爵で活躍しているガッロとフインレイの名が見えるが、凄いことであると思う。女性ではレッシュマンがスザンナと伯爵夫人2の3票を獲得しており、これはまさに最高の敢闘賞ものである。彼女は他のオペラでもフィオルデリージ、ドンナ・エルヴィーラ、パミーナ、ヴィッテリアなどの役をこなしており、最近の彼女の活躍ぶりから言って、このHPのオペラの出場回数が最も多い女王の名に相応しい人かも知れない。

   以上が私の好みの歌手陣の個人名であるが、これらは結果的に矢張り、先に挙げた私の好きな映像7種類に顔を出す歌手の方々が多くなっていた。独断と偏見を加えて、好き放題のことをやっているが、このために25種類の映像を一生懸命見てきたのであるから、お許し頂きたいと思う。


ぁ◆崑灰丱奪呂悗領后淵院璽謄鷁山攤廖法廚惺圓辰討ます。

    昨年の「バッハへの旅」に引き続く、加藤浩子先生のバッハゆかりの北ドイツを巡る「続バッハへの旅」に参加するため、8月28日(土)から9月7日(火)まで11日間の旅に出発する。ハンブルグ2泊、リューネブルグ2泊の前半は、バッハが少年時代に過ごしたリューネブルグ中心に、バッハに縁のある教会などを訪問する旅であり、後半のライプチヒ5泊は、ケーテンで行われるバッハ音楽祭への完全参加である。以下に簡単に訪問場所やコンサートの内容などを、簡単にご紹介しておこう。

●8月28日(土)、ルフトハンザ715便、12:20出発、ミュンヘンにてルフトハンザ58便にて ハンブルグ20:45到着、専用バスにて10時過ぎルネサンス・ハンブルグホテル到着、泊、
●8月29日(日)、専用バスにてリューベックへ、聖マリエン教会、ホルステン門(世界遺産)、ハンブルグ聖ミヒャエリス教会にてパイプオルガン・コンサート、ハンブルク泊、
●8月30日(月)、ハンブルグ観光(聖ヤコビ教会、聖カタリーナ教会、ブラームス記念館)、専用バスでリューネブルクへ、市内観光のあと、聖ミカエル教会にてパイプ・オルガン・コンサート、リューネブルク・ベルクシュトレーム・ホテル泊、
●8月31日(火)、専用バスにてツエレ観光(ツエレ城、市立教会など)リューネブルグ泊、
●9月1日(水)、専用バスにてハノーファーへ、特急列車にてライプチヒへ、専用バスにてケーテンへ、オープニング・コンサート、ヘレヴェツヘ指揮ロ短調ミサ曲(ケーテン聖ヤコブ教会)、ライプチヒ・ウエステイン・ホテル泊、
●9月2日(木)、午前、ナウブルグ・バッハ教会巡り、午後、ライプチヒ市内観光、19:30ケーテン城バッハホール、ガーデイナー指揮、組曲第1番、第2番他、ライプチヒ泊、
●9月3日(金)、11:00、聖アウグス教会、シュメッリ歌曲集、メルテンス(BB)コープマン(CH/Or)、15:30、ケーテン城バッハホール、フーガの技法、ベルリン古楽アカデミー、19:30、聖アウグス教会、ガーデイナー指揮、組曲第3番、第4番ほか、ライプチヒ泊、
●9月4日(土)、11:00、ケーテン城鏡の間、無伴奏ヴァイオリンのためのパルテイータ第3番、第2番、ソナタ第1番、ヴァイオリン;ムローヴァ、15:30、聖アウグス教会、カンタータ第102番、第147番、ミサ曲BWV234、ユングヘネル指揮カントウス・ケルン、19:30、ケーテン城バッハホール、ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番ほか、ヴァイオリン;ムローヴァ、ゲーベル指揮ヘルシンキ・バロック・オーケストラ、ライプチヒ泊、
●9月5日(日)、11:00、聖ヤコブ教会、葬送カンタータBWV244a、カチュナー指揮ラウテン・コンパーニュ・ベルリン、17:00、聖ヤコブ教会、ファイナル・コンサート、ビラー指揮、モテットBWV226&227ほか、ライプチヒ泊、
●9月6日(月)、10:30専用バスにて空港へ、13:10発、ルフトハンザでミュンヘンへ、15:45発、ミュンヘンより(機中泊)●9月7日(火)10:25、成田空港着予定、

    ケーテンのバッハ音楽祭は、9月1日(水)のオープニング・コンサートから、9月5日(日)のファイナル・コンサートまで、バスで往復することからほぼ皆勤のスケジュールであり、このような密度の高い音楽ツアーは、今回が初体験である。モーツアルトと異なって、バッハは今一つ勉強不足であり、初めての曲も出てくるが、東京では体験できない、古楽主体の小ホールないし教会での演奏者と一体になったコンサートが多く、バッハ好きの先輩方と共に参加できるので、非常に楽しみにしている。旅行の結果は、写真集などで、いつものようにご報告したいと考えている。


ァ10年9月号の放送・番組予定と新ソフト情報、

     NHKクラシックからNHKの各サイトの様子を調べると、第一に「プレミアム・シアター」(土曜日の深夜のBShiと月曜日の深夜のBS2)においては、残念ながらモーツアルトものはなかった。シューマンの150年とマーラーの100年記念特集が組まれていた。第二にNHK教育TVの「芸術劇場」では、ここでも残念ながらモーツアルトものの確認は出来なかった。第三にクラシック倶楽部の日曜日午前6時〜7時55分のN響コンサートは、広島・群馬・PMF各交響楽団などの放送が組まれていたが、モーツアルトは見当たらなかった。また、月曜から金曜まで毎日ある55分番組のクラッシック倶楽部の放送曲目がハッキリ明示されるようになって有り難いが、モーツアルトの名があっても再放送が多く、新しいソフトを見出すことは困難であった。

   なお、クラシカジャパンの9月号の案内では、残念ながら、珍しくモーツアルトものは見当たらなかった。寂しい限りである。特集で興味を呼ぶものには、私の好きなチェチーリア・バルトリの初放送三番組「マリブラン再発見」、「バルセロナ・コンサート」、および「カストラートの芸術」があった。



   また、「レコード芸術」9月号には、残念ながら、新しい映像情報はないどころか、CDによるモーツアルト情報も皆無であった。TVでは、渋谷の大レコード店HMVの閉店が報じられていた。インターネットによる音楽配信の影響でCDの売れ行きが大幅に変わってきたようである。さらに「レコード芸術」では、指揮者チャールズ・マッケラスとチェーザレ・シェピの訃報の記事が掲載されていた。それぞれ84歳と87歳であった。お二人とも「ドン・ジョバンニ」ではお馴染みであり、誠に寂しい限りである。お二人のこのHPでアップしている在りし日の写真を掲載したいと思う。


Αl0年9月号ソフト紹介予定、

   9月号のソフト紹介予定は、最新ソフト紹介としてNHKが芸術劇場で放送したNHK交響楽団の名誉指揮者アンドレ・プレヴィンの80歳を記念した、ドキュメンタリー風の映像であった。プレヴィンが好きだという京都の日本庭園を訪れ、プレヴィンの語りと庭園風景が映し出され、音楽もプライベートなスタジオ・コンサートで、ピアノ協奏曲ハ短調第24番K.491およびピアノ四重奏曲ホ短調第一番K.478が加わるという面白い趣向であった。これらの曲は、プレヴィンはお得意で、若いころから何回目かの映像であるが、プレヴィンの円熟した姿がつぶさに捉えられており、曲が良いので楽しめるものである。

   次のソフトは二つのオペラ「ドン・ジョバンニ」と「コシ・ファン・トッテ」の2曲を考えており、前者は古くて懐かしいレーザーデイスクからピーター・セラーズのニューヨーク・ハーレムを舞台とした現代風の過激な読み替えオペラである。この映像は1991年の作品であるから20年も経つ古典的なものになっているが、話題の多かった作品を一度キチンと良く見て整理しておこうという考えで取り上げた。後者は、8月に秋葉原で購入した最新の輸入DVDであり、最近活躍が著しいウエザー=メスト指揮のチューリヒ歌劇場の映像で、日本語字幕付きの5.1chサラウンドであったので、即座に入手したものである。これでメスト・チューリヒ歌劇場・ベヒトルク演出の組み合わせによるダ・ポンテ三部作の最新映像が完成したことになるが、彼らは、現在、小沢征爾の後を受けてウイーンの国立劇場と言う舞台を得て、活躍が期待されている。



(最新収録のBD録画報告;プレヴィン80歳のN響記念番組、K.491&K.478)
10-9-1、アンドレ・プレヴィンのN響弾き振りのピアノ協奏曲ハ短調第24番K.491およびピアノ四重奏曲ホ短調第一番K.478、堀正文、佐々木亮、藤森亮一、2009年9月、京都、
(2010年1月15日、NHK地上D021、芸術劇場による放送をBD-23にHEモードで収録)


   9月号のソフト紹介予定の最初は、最新ソフト紹介としてNHKが芸術劇場で放送したNHK交響楽団の名誉指揮者アンドレ・プレヴィンの80歳を記念した、ドキュメンタリー風の映像であった。プレヴィンが好きだという京都の日本庭園を訪れ、プレヴィンの語りと庭園風景が映し出され、音楽はプライベートなスタジオ・コンサートで、プレヴィンの弾き振りでピアノ協奏曲ハ短調第24番K.491で演奏し、続いてプレヴィンのピアノおよび堀正文、佐々木亮、藤森亮一のN響メンバーで、ピアノ四重奏曲ホ短調第一番K.478を演奏したものである。これらの曲は、プレヴィンはお得意で、若いころから映像が残されており、K.491は5度目(N響とは3度目)、K.478は2度目の映像になっていた。しかし新しい映像は写りが良く、プレヴィンの円熟した姿がつぶさに捉えられており、曲が良いので極めて楽しめるものであった。


(懐かしいLDより;P.セラーズ演出のハーレムの「ドン・ジョバンニ」)
10-9-2、クレイグ・スミス指揮ウイーン交響楽団、P.セラーズ演出の歌劇「ドン・ジョバンニ」K.527、アーノルド・シェーンベルグ合唱団1990年、
(配役)ドン・ジョバンニ;E.ペリー、レポレロ;H.ペリー、ドンナ・アンナ;B.ラベル、ドン・オッターヴィオ;C.フリーマン、ドンナ・エルヴィラ;L.フント、マゼット;E.ジェームス、ツエルリーナ;A.L.ズー、騎士長;J.パターソン、
(1997年8月、ポリドール、レーザーデイスク、POLL-9019~20、)

   この映像は、古くて懐かしいレーザーデイスクから、ピーター・セラーズが演出監督したニューヨーク・ハーレムを舞台とした現代風の過激な「ドン・ジョバンニ」の読み替えオペラである。この映像は1991年の作品であるから、現在では20年も経つ古典的なものになっているが、話題の多かった作品を一度キチンと良く見て整理しておこうという考えで取り上げている。
   この映像は、現代のハーレムにおいて、オペラには恐らく最も望ましくない麻薬やセックスなどと言った現代アメリカ社会を悩ましている問題を扱っており、嘘のない人間同士の衝突が描き出されると言われる。また、前に見た私の印象メモには、ウイーン版として追加された3曲が全て活用されているようであり、単に例のない珍しいだけではない、工夫された映像であることが分かる。「ドン・ジョバンニ」の残された映像は、あと一映像を残すだけであるので、好きではない映像であるが、頑張ってみたいと思う。


(最新入手のDVD;ウエザー=メストとチューリヒ歌劇場の「コシ・ファン・トッテ」)
10-9-3、ウエザー=メストとチューリヒ歌劇場による「コシ・ファン・トッテ」、ベヒトルク演出、2009年、チューリヒ歌劇場ライブ、
(配役)フィオルデリージ;マリン・ハルテリウス、ドラベラ;アンナ・ボニタテイブス、デスピーナ;マルテイナ・ヤンコーヴァ、フェランド;ハビエル・カマレナ、グリエルモ;ルーベン・ドロール、アルフォンゾ;オリヴァー・ヴィドマー、
(2010年8月7日、ARTHAUSーMUSIK、DVD-101495、2枚組、5.1CH、)

     この映像は、8月に秋葉原で購入した最新の輸入DVDであり、最近活躍が著しいウエザー=メスト指揮のチューリヒ歌劇場の映像で、日本語字幕付きの5.1chサラウンドであったので、即座に入手したものである。これでメスト・チューリヒ歌劇場・ベヒトルク演出のダ・ポンテ三部作の最新映像が完成した。彼らは、現在、小沢征爾の後を受けてウイーンの国立劇場と言う舞台を得て、活躍が期待されている。このチューリヒ歌劇場は、先にアーノンクール・フリム演出でダ・ポンテ三部作を完成させており、伝統的にモーツアルトオペラを得意にしているオペラ劇場のようである。

    この映像は、一見したところ、他の三部作と同様に、明るい現代風の演出であり、見事に左右対称に設えた舞台の上で恋物語が演じられているようであるが、非対称なものには「何か」が仕組まれているようなので、注意して謎解きをする必要がありそうである。また、通常の舞台では省略されている第7番の男同士の二重唱や第24番のフェランドのアリアなどが収録されているので、これも注意して見たいと考えている。さらに、私の好きなマリン・ハルテリウスがフィオルデリージを演じているので、彼女の伯爵夫人、ドンナ・エルヴィーラに続く役として、期待を持って見届けたいと考えている。

     (以上)(2010/08/23)


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