モーツアルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成22年5月号−−


(トーマス・ビーチャムの交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」および二つのコンサート・アリア;K.418およびK.217;ソプラノ:マリア・シュターダー、/ピーター・セラーズ演出、クレイグ・スミス指揮の「フィガロの結婚」K.492、ウイーン交響楽団、/スイートナー指揮、フィッシャー演出の80年のベルリンOP日本公演の「魔笛」K.622、/チェチーリア・バルトリのリート;「鳥よ、年ごとに」K.307およびコンサート・アリア「喜びの気分を」K.579、)

(先月の月報は  「こちら」)

私の最新入手ソフト惰報一平成22年5月号−

(トーマス・ビーチャムの交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」および二つのコンサート・アリア;K.418およびK.217;ソプラノ:マリア・シュターダー、/ピーター・セラーズ演出、クレイグ・スミス指揮の「フィガロの結婚」K.492、ウイーン交響楽団、/スイートナー指揮、フィッシャー演出の80年のベルリンOP日本公演の「魔笛」K.622、/チェチーリア・バルトリのリート;「鳥よ、年ごとに」K.307およびコンサート・アリア「喜びの気分を」K.579、)

10-5-0、平成22年5月初めの近況報告、

 ∨楹陛なゼロベースの改革をする政党を応援したい−新党ブームに寄せて−
◆4月10日のフェライン例会発表を終えて−ブルーレイ・デイスクのことなど−
、再びHP10周年を迎えて−レクイエムの季刊への投稿を終えて−
ぁ¬ぅ▲奪廚離丱襯肇蠅離蝓璽2曲の映像の意味−オリンピコ劇場など−
ァ10年5月号の放送・番組予定と新ソフト情報、
Αl0年5月号ソフト紹介予定、一今月も4本立てに−


(最新収録のソフト報告;サー・トーマス・ビーチャムの1956年「プラハ」交響曲)
10-5-1、サー・トーマス・ビーチャム指揮のモントリオール交響楽団とのライブ・コンサート、1956年3月22日、
(曲目)二つのコンサート・アリア;K.418およびK.217;ソプラノ:マリア・シュターダー、および交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」、
(2009年12月12日、石丸電気で輸入DVDを購入、Radio-Canada VAIDVD-4230)

(嬢かしい映像記録;ピーター・セラーズ演出のニューヨークの「フィガロの結婚」)
10-5-2、ピーター・セラーズ演出、クレイグ・スミス指揮の「フィガロの結婚」K.492、ウイーン交響楽団、アーノルド・シェーンベルグ合唱団、1990、ORF、
(配役)フィガロ;S.シルヴァン、スザンナ;J.オマーレ、伯爵;J.マダアレーナ、伯爵夫人;J.ウエスト、バルトロ;D.エヴィッツ、マルチェリーナ;S.E.クズマ、ケルビーノ;S.ラーソン、バルバリーナ;L.トルゴーブ、
(06年2月16日、レーザー・デイスク、ポリドール、LONDON POLL-9017/8)

(最新のDVD発売;スイートナー指揮80年のベルリンOP日本公演の「魔笛」)
10-5-3、スイートナー指揮、フィッシャー演出の80年のベルリンOP日本公演の「魔笛」、1980年3月12日、東京文化会館、
(配役)ザラストロ;S.フォーゲル、タミーノ;P.シュライヤー、夜の女王;I.ナーヴェ、パミーナ;M.ファレヴィッチ、パパゲーノ;J.フライア、パパゲーナ;R.ホフ、その他、
(2010年2月26日、NHKエンタープライズ、DVD発売 NSDS-9494)

(懐かしいオリンピコ劇場;バルトリの「ライブ・イン・イタリー」から2曲、)
10-5-4、チェチーリア・バルトリの「ライブ・イン・イタリー」から2曲、リート;「鳥よ、年ごとに」K.307およびコンサート・アリア「喜びの気分を」K.579、ほか多数、ピアノJ.Y.テイボーデ、
(収録)1998年6月、イタリア、ヴィチェンツア、テアトロ・オリンピコにおけるライブ、
(2001年9月27日発売のDVD、ユニバーサル・クラシックス、DECCA-UCBD-1020)

10-5-0、平成22年5月初めの近況報告、

  今年の4月は、桜が咲いてから雪が降るという異常な寒さが繰り返されており、何十年に1回というような異常な気象を実感している。既に野菜の供給が不足し値段が高いという生活面での影響が出ており、低温と日照不足により今年の農作物にも影響するという声が早くも聞かれている。これは国内の身近な問題であるが、海外ではアイスランドの火山の噴火のためヨーロッパ中心の飛行機が飛ばないという事態が発生し、日本モーツアルト協会の4月例会が急に中止になるという影響が身近に出た。また、中国のヒマラヤに近い標高3000メートルを超える奥地で、大地震が発生したと言うニュースがあり、救援隊が間に合わず大変な死傷者となりそうな報道がなされている。先月にはチリの大地震による津波が日本に到達したという騒ぎがあったばかりであり、稀な現象が頻繁に生ずるという地球の内部の動きも、異変と思われるほど活発化しているような気がする。
  鳩山政権の方も予算通過の後、5月末と約束している沖縄の基地問題で、場合によっては、政権が動きそうな気配も見えており、どうやら5月も安心できない月になりそうだ。


 ∨楹陛なゼロベースの改革をする政党を応援したい−新党ブームに寄せて−

  鳩山政権になって半年になり、その頼りなさが明確になって、民主党政権の大きな政府への甘えの姿が見えてきて、識者の間では日本はこれからどうなるかが真剣に議論されるようになってきた。今からあと3年もこの政権にはとても任せられない。と言う思いからか、乱立気味と思われる「新党設立」が選挙を前にして大流行であるが、どうもこれだという政策を掲げた力強い新党は見当たらないようである。私としては自民党の良識派でありかつ若い改革・成長派の皆さんに頑張って欲しいと思っているが、この党に巣くっている旧い抵抗勢力的な人々が邪魔をしそうで心配である。民主党も旧自民党派と旧社会党・労組派などの集まりなので、来るべき選挙のあとには、自民・民主両党の分裂と少数党の合体による連合政権になりそうだという期待のもとに、自分としてはどういう政策の政権が望ましいか考えたいと思った。

  私は国家公務員だったので、今受けているバッシングを甘んじて受けて改革が必要であると思っているが、これまでの議論ではその改革の矛先がどうも国家公務員だけに向けられているのが心配である。私はこの議論が、同じ体質の県や市町村の地方公務員にまで及ぶべきだし、政界すなわち衆参の国会議員ばかりでなく、県会・市町村会の議員など全ての公的部門にまで及ぶべきだと考えている。そして、道州制と言われているが、国のあり方にまで議論をつくし、国レベル、州レベル、市町村レベルの三段階の統治機構まで考えて、思い切ってこれらの公務員数を半減するぐらいの気持ちで公的部門の改革を先行し、小さな政府作りを構想して、計画的に実施して欲しいと考えている。ここまで考えているのは、どうやら道州制も政策の柱にしている「日本創新党」だけのようだが、残念ながらこの党には国会議員がおらず、国レベルの改革の実力が備わっていない。最近人気が出て来た「みんなの党」のマニュフェストがあればどういう考えかを見たいものである。

     目前に迫ってきている財政破綻への対策としては、歳出の削減として上記の公務員改革で抜本的に人件費を削減すると共に、全ての事業や制度に対して継続的に事業仕分けを行って、公的部門の役割を必要最小限として民営化を推進し、長期的な視野でばらまき予算を無くし、無駄の排除を徹底的に行う必要があろう。
  一方、歳入の抜本的増加策としては、まずは懸案の消費税の増税を考える必要があろう。そして人口の減少とともにGDPが減少することを避けるために、矢張り4~5%程度の成長路線を維持して税収の回復を期待する必要があり、このためには世界で最も高い法人税を減税することも必要かもしれない。兎に角、5年以内にプライマリー・バランスを図り、莫大な借金を減らしていく目途を明確にたてることが必要であろう。

  このような政策を実施するには、維新改革と同様に明治時代から積もり積もった既存概念をゼロベースで改革する必要があろう。そのため既存の甘えの構造を無くし、既得権の見直しを仕分けで行い、社会的弱者に配慮したセイフテイ・ネットを構築した上で民間に出来ることは民間に任せて効率化を図る必要がある。そのため、「日本創新党」が謳っている「経済の自立」「地方の自立」「国家の自立」などに向けて、国の未来を明示する理念の確立のため、各政党間の論議を含めて国民的な議論にまで発展させていく必要があると思われる。
  新党を含めて各党は選挙公約としての政策をマニュフェストの形で早く提示して欲しい。また、マスコミは選挙で国民が選択しやすいようにそれぞれの政策の対立軸を明確にして分かり易く解説すべきである。私は将来に無責任な連立政権ができて、抜本的な施策を講じないままズルズルと時が過ぎてしまうのが一番恐ろしい。バブルが崩壊して以降、平成の時代になって20年間は、政府は無為無策のまま借金ばかり増やして仕舞っている。ここに何らかの歯止めを打ってくれる政権を切に望みたいものである。


 
 この「かたくりの花の群落」は、柏市藤心(自宅より徒歩20分)にある林の中に毎年 咲くので、少しずつ、有名になってきました。もう1週間早ければ、もっと良かったかもしれません。(4月11日(日)撮影)


◆4月10日のフェライン例会発表を終えて−ブルーレイ・デイスクのことなど−

  4月例会でのフェラインの発表を終えて、 例会報告はいずれフェラインの「事務局レター」に掲載される予定であるが、ここでは例会で会員の皆さん方との意見交換の中で話題になった事柄などについて報告しておきたいと思う。
  一番嬉しかったことは、今回も選曲が良かったと言われたことと、映像が綺麗だったと言われたことであり、最も気を使ったことが理解されたので自分としても満足している。

  私が事前に気になっていたことは、シフのニ短調ピアノ協奏曲K.466を全曲を通して聴いて頂くには長すぎないかと感じていたことであった。しかもシフの気持ちを理解していただくには、彼の冒頭の語りと序曲に加えて、最後のバッハのアンコール曲の一部を加えなければ意味がないと考えていた。結果的に1時間近く通して聴いていただいて、シフの思惑通りに「ニ短調のファンタジーの世界」に浸っていただくことが出来たが、いささか長すぎないかと思っていた。
  事後の皆さま方の印象では、久し振りで全曲を集中して聴けて良かった、シフの熱演を聴けた、などという大方の評価を得て安心した。ファンタジーを感ずることは、人さまざまであり、演奏もさることながら確かにその雰囲気もその時の気分なども重要であろう。私のような凡人には、目をつぶって何か想像しながら音楽に浸った方が良さそうなのであるが、映像を見ながら何か強制されてファンタジーを得ようとするのは難しいように思われる。果たして皆さんはどのように感じたか、もう少し本音を聞きたいと思った。

  「イドメネオ」については、第3幕から見始めるので、果たして全体のストーリーが理解できるか心配であった。半数位の方は、映像で見るのは初めてではないかと思ったからである。そのためあらましの解説を付けておいたが、冒頭の序曲を最初に聴いて、イドメネオと海神との生贄の約束の場面が類推できる画像を見ることが出来たので、理解し易かったと思っている。ケント・ナガノの映像は少ないので注目した方もおられたし、「声」の部分の迫力や、イリアのジュリアーヌ・バンスを誉めていた方もおられたが、何よりもエレットラ役のアネッテ・ダッシュに目をつけたオペラ好きの方が何人かおられたのはさすがと思われた。

  懇親会の席で、ブルーレイデイスクについていろいろな質問があった。デイスクのことについては、ここ2年余りのうちにレコーダーもBDデイスクも半値近くになってきており、デイスクは今は50GB のものを主に使っていること、値段は5枚組で3500円(2倍速)位であることをお話しした。ブルーレイの場合は、オペラでは3倍速でも映像に問題はないこと、私の場合は、42インチプラズマTV、500GBのBRレコーダーで、BRプレイヤーとも同一メーカーで揃えたこと、レコーダーの方が、プレイヤーよりも再生は優れていること、などをお話しした。テープの時代からデイスクの時代に変わって、BS放送やCS放送で録画に失敗することがまずなくなったことなどをお話した。

  以上の通り、自分としては予め準備したとおりに気持ち良く、マイペースで発表できたことをご報告して結びとしたい。


 

上の写真は、4月7日の柏公園の桜です。今年も沢山花を付けましたが、今年は、この後に雪が降るという50年ぶりの異常気象記録を作りました。


、再びHP10周年を迎えて−レクイエムの季刊への投稿を終えて−

  4月号で、同じタイトルで「レクイエム」の総括を行ったが、このような各曲別総括を持続的に季刊「モーツアルテイアン」に投稿してみたいと不遜なことを書いた。毎月の他の作業と同時並行の形なので自信がなかったため曖昧な書き方になったが、「レクイエム」については映像が13種類だったので、意外に早く総括報告がアップでき、同時にこの形で季刊に投稿させていただくことにした。指揮者の写真が残念ながら割愛になったが、どうやら次の6月に発刊される第73号に掲載される予定になっているので、ひとまず安心している。

    続いて第二作を何にするか考えていたのであるが、ここ1年間毎月のようにアップしてきた「フィガロの結婚」を早くアップしてみたいと思っている。今までHPに掲載を嫌ってきたP.セラーズの現代風演出のものが、今回の5月号で幸いアップが可能となったので、全27組の映像の視聴が完結することになりそうになってきた。従って、新しいソフトの追加などがなければ、このオペラの総括報告が上手く出来そうにまでなってきた。第74号の締め切りは7月20日であるのでまだ先であり、何とか作文を間に合わせて、これを私のHP10周年記念としてアップしてみたいと考えている。是非、ご期待いただきたいと思っている。

  第三作以降をどうするかは問題であるが、今のところ「ダ・ポンテ三部作」を続けたいと考えており、現時点で「ドン・ジョバンニ」が映像全22組中17組が完成し未アップは5組となっているので、急げば第75号の締め切りの10月20日までに完了するのではないかと考えている。「コシ・ファン・トッテ」については、映像全18組中12組が完成しており未アップは6組となっているので、これも第76号の締め切りの来年の1月20日までに完成できないかと考えている。オペラは月2本のアップを目指してきているので、頑張れば出来そうな目標なので、これらを視野に入れてオペラは大変なのであるが、もう少し継続してみたいと思う。

  以上の通り、お陰様で作業が大変なオペラのアップ作業の見通しがついてきたので、このHPの先々の今後の方針が語れるようになってきた。これから何年間、このような作業が継続可能か分からないし、このHP自体はいつまで経っても完成と言うことはあり得ないのであるが、およそ250曲のうち半数以上は完成型に近いものに仕上げたいと秘かに夢を持って進みたいと思っている。


ぁ¬ぅ▲奪廚離丱襯肇蠅離蝓璽2曲の映像の意味−オリンピコ劇場など−

  今月も、是非、一気にアップロードしてしまいたいソフトが出て来た。それはチェチーリア・バルトリが歌った「バルトリ・イン・イタリー」というDVDである。このソフトはイタリーの歌曲がメインであったが、その中にモーツアルトのピアノ伴奏のリートが2曲K.307(284d)およびK.579(正しくはコンサートアリア)と1曲の「フィガロの結婚」のケルビーノの第2幕のアリアが含まれていた。始めの2曲が未アップであったので、かねてから取り上げようと考えていたが、最近になって、HP作業上、このソフトを見ざるを得ない機会が何度も生じてきた。

  その第一は、シフの弾き振りによるオペラ的なニ短調協奏曲K.466(10-3-4)のソフト紹介においてであり、それはこの演奏が、イタリアのテアトル・オリンピコのステージで演奏されていたからである。この劇場は何とルネッサンス時代に建築家パッラーデイオによる世界最古の建築遺産であり、この建物内部の美しさに定評があるが、このシフの映像よりもこのバルトリの映像の方が、建物内部の装飾の美しさが遙かに良く写されていたからである。従って、この劇場の内部の写真紹介は、バルトリの映像のアップ時に行おうと考えていた。

  その第二は、今回5月号でアップする予定のビーチャムのモーツアルト・コンサートのDVD(1956)を昨年12月に購入したのであるが、それには往年の名ソプラノのマリア・シュターダーの二つのコンサートアリアK.418 およびK.217が含まれていた。この名ソプラノを紹介するために、彼女が全盛期にデムスのピアノで録音した有名なリート集のLPをチェックする必要が生じてきた。シュターダーが歌ったモーツアルトのリートは5曲しか収録されていなかったが、いずれも珠玉の名曲で、そのLPには何と冒頭のバルトリが歌った二つのピアノ伴奏のリートが歌われていた。名人のなす事は、時代が変わっても共通する。それらは私が最初に聴いた実に素晴らしいモーツアルトのリート集であったので、そのためどうしても、この2曲は急いでアップしなければならないと感じるに至っている。

  また、テアトル・オリンピコ劇場を使ったオペラ作品の過去の映像は残念ながら未アップあり、優先してアップしなければならないと思っている。それにはロージー監督の「ドン・ジョバンニ」(1979、マゼール指揮、ライモンデイ)、アーノンクール・ポネルによる「ポント王のミトリダーテ」(1986)などがある。私は前者のLDを買いそびれており、どなたからかお借りして、急いでアップする時期が迫ってきたと考えている。
 以上が今回追加的に10-5-4として、失念していたバルトリの「バルトリ・イン・イタリー」を急いでアップするに至った理由であり、この映像から得たオリンピコ劇場の写真を掲載しようと考えている。その際、ソリスト・バルトリの演奏者別目録も同時に作成しようと考えている。


ァ10年5月号の放送・番組予定と新ソフト情報、

  これまで非常に情報源として有用だったNHKのBSクラシック・ナヴィゲーションが完了し、4月から全面的に様子を変えて、NHK が放送するさまざまなクラシック音楽番組を紹介する 「NHK クラシックポータルサイト」として開設されることとなった。しかし、まだ従来通り使いやすいように完成していないようで、困っている。
  第一に「プレミアム・シアター」では、土曜日の深夜のBShiと月曜日の深夜のBS2においては、ショパン200年を記念した番組が多く、6月まで予定を見ることが出来たが、残念ながらモーツアルトものはなかった。

  第二にNHK教育TVの芸術劇場には、5月はモーツアルトものはないと思っていたが、 何と4月30日(金)の芸術劇場で、夏木マリの新番組「愛の劇場−男と女はトメラレナイ」で「ドン・ジョバンニ」が放送されるというので、早速、録画のセットした。しかし、番組表では、不思議なことにどの映像が放映されるかは明らかになっていない。
  第三にクラシック倶楽部(オーケストラ)が新設され、日曜午前のBShiと金曜午前のBS2 において、N響の定期が順次放送されるが、残念ながらモーツアルトものはなかった。しかし、私の情報では4月29日のN響のブンカムラ定期で、河村尚子が24番の協奏曲を準メルケルの指揮で演奏するというので、何時、放送が行われるか注意したいと思っている。従来のHVとBSのクラシック倶楽部は従来と変わらず放送されるが、これは日課としている番組表による録画チェックで、良いものがあれば収録しておきたいと思っている。

   なお、クラシカジャパンの5月号の案内では、特集は「アルゲリッチのいま」と題して、ソロ・連弾・室内楽に忙しいアルゲリッチの活躍が別府・ヴェルビエ音楽祭などを通じて紹介される。また、ショパン生誕200年に因んでショパンが愛したオペラの特集があり、「ドン・ジョバンニ」が含まれていたが、紹介済みのフルトヴェングラー盤であった。一方、20世紀の巨匠たちの再放送シリーズで、マルケヴィチの「プラハ」交響曲K.504(1967)が再放送されるので収録しておきたい。これ以外のモーツアルトの放送は全て収録済みかアップ済みのものばかりであった。また、「レコード芸術」5月号にも新しい映像情報はなかった。


Αl0年5月号ソフト紹介予定、一5月号も4本立てに−

  今月号も4本立てで大変であるが、好きなことなので頑張ってやってみたいと思う。 第一曲目の指揮者ビーチャムは、私が札幌北高二年の時に、SPレコード2枚組で未完成交響曲を買っており、1953年の頃であるが、今回のこの白黒の映像は1956年であるので、ほぼ同じ時期の録音である。このレコードの影響で、私が最初に買ったジュピター交響曲は当時10インチのLPで出た英コロンビア原盤のビーチャム盤であった。これはLPなので良い音を期待したが、SP盤並みの録音の音質だったので、ガッカリした記憶があった。

   第二曲目のP.セラーズのLD(1990)は、今回通して見て、ケルビーノのホッケー選手のスタイルは覚えていたが、特に、第三幕以降は殆ど記憶に残っていないので、見ないまま積ん読の状態であった。この種のフィガロの現代ものは、この映像が最初で、1995年のデユー演出のライプチヒ劇場のもの(8-8-3)と、最近では2006年のカンブルラン指揮でマルターラー演出のもの(9-11-2)などがあるが、先駆的映像のアップが最後になってしまった。   第三曲目のスイートナーの日本公演の「魔笛」は、彼の追悼記念の最新DVDである。 私の最初に買った「後宮」のLPは、何とスイートナー・ドレスデンのものであり、当時から彼のモーツアルトは評価されていたが、東ドイツの情報は限られていたように思う。  第四曲目は、 ¬ぅ▲奪廚離丱襯肇蠅離蝓璽2曲で述べたとおりである。


(最新収録のソフト報告;サー・トーマス・ビーチャムの1956年「プラハ」交響曲)
10-5-1、サー・トーマス・ビーチャム指揮のモントリオール交響楽団とのライブ・コンサート、1956年3月22日、
(曲目)二つのコンサート・アリア;K.418およびK.217;ソプラノ:マリア・シュターダー、および交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」、
(2009年12月12日、石丸電気で輸入DVDを購入、Radio-Canada VAIDVD-4230)

  5月分の第一曲目の指揮者ビーチャムは、私が札幌北高二年の時に、SPレコード2枚組で未完成交響曲を買っており、1953年の頃であるが、今回のこの白黒の映像は1956年であるので、ほぼ同じ時期の録音である。このレコードの影響で、私が最初に買ったジュピター交響曲は当時10インチのLPで出た英コロンビア原盤のビーチャム盤であった。これはLPなので良い音を期待したが、SP盤並みの録音の音質だったので、ガッカリした記憶があった。この指揮者のそれ以外の録音は殆ど記憶にないので、非常に珍しい映像を半世紀ぶりで入手したことになる。

  ビーチャムと言えば、必ずロイヤルフイルと決まっていたが、今回の映像はモントリオール交響楽団(OSM)であり、ラジオ・カナダのアルヒーブの白黒の映像のようである。少々、煩いのであるが、曲の前にアナウンサーが写って簡単な曲の解説があるが、英語と仏語が入るので長く煩く感ずるのであろう。収録曲は第一曲が「アマリリス組曲」であり、ヘンデル作曲・ビーチャム編曲とされ、約16分程の管弦楽曲であった。第二曲が本命のマリア・シュターダーの二つのコンサート・アリアであり、第三曲が交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」であった。


(嬢かしい映像記録;ピーター・セラーズ演出のニューヨークの「フィガロの結婚」)
10-5-2、ピーター・セラーズ演出、クレイグ・スミス指揮の「フィガロの結婚」K.492、ウイーン交響楽団、アーノルド・シェーンベルグ合唱団、1990、ORF、
(配役)フィガロ;S.シルヴァン、スザンナ;J.オマーレ、伯爵;J.マダアレーナ、伯爵夫人;J.ウエスト、バルトロ;D.エヴィッツ、マルチェリーナ;S.E.クズマ、ケルビーノ;S.ラーソン、バルバリーナ;L.トルゴーブ、
(06年2月16日、レーザー・デイスク、ポリドール、LONDON POLL-9017/8)

   第二曲目のP.セラーズのLD(1990)は、今回久し振りで通して見て、ケルビーノのホッケー選手のスタイルは覚えていたが、特に、第三幕以降は殆ど記憶に残っていないので、見ないまま積ん読の状態であったものと思われる。この種のフィガロの現代ものは、この映像が最初で、1995年のデユー演出のライプチヒ劇場のもの(8-8-3)と、最近では2006年のマルターラー演出のもの(9-11-2)などがあるが、先駆的映像のアップが一番最後になってしまったのは、当初の印象が余程悪かったからであろう。現在では、P.セラーズはこうした読み替えものの先駆者であり、このLDも古典的な名作と評価されているようなので、嫌いであっても見ざるを得ないと覚悟を決めて見ることにしたものである。

   P.セラーズは、モーツアルトのダ・ポンテ・オペラ三部作を全て映像化しているが、いずれも現代の超高層ビルが林立するニュー・ヨークを背景にしたものである。彼はモーツアルトの作品は、モーツアルトが生きていた現代の物語であり、作品の発表時は当時の人々を驚かす新しい前例のない革命的な作品であった筈であると見なしている。そして、彼の言によれば、「モーツアルトのオペラの演出で重要なのは、民衆の政治活動として描くことです。彼の作品は、知らない間に知らない場所で限られた人だけに起きた話ではないのです。既に過去のことだとして描いてはいません。モーツアルトは当時の出来事を書きました。彼にとっては、同時代の人々への挑戦だったと思います。彼が心から懸念していたことは、当時の憂慮すべき政治的かつ経済的な問題です。自分の作品や歴史を語る物語とは思っていません。近年の批評を見ても解るとおりですが、彼は明らかに社会を侮辱しています。作品は従来の社会構造に対する彼の批判だったのです。だから私も非難されても、不愉快に思いません。影で批判する人達は、古くて死んだも同然のものを守ろうと必死なのです。」と語っていた(9-1-4)。

(最新のDVD発売;スイートナー指揮80年のベルリンOP日本公演の「魔笛」)
10-5-3、スイートナー指揮、フィッシャー演出の80年のベルリンOP日本公演の「魔笛」、1980年3月12日、東京文化会館、
(配役)ザラストロ;S.フォーゲル、タミーノ;P.シュライヤー、夜の女王;I.ナーヴェ、パミーナ;M.ファレヴィッチ、パパゲーノ;J.フライア、パパゲーナ;R.ホフ、その他、
(2010年2月26日、NHKエンタープライズ、DVD発売 NSDS-9494)

  第三曲目のスイートナーの日本公演の「魔笛」(1980)は、彼の追悼記念の最新DVDである。私の最初に買った「後宮」のLP2枚組は、何とスイートナー・ドレスデンのもの(1962)であり、当時から彼のモーツアルトは評価されていたが、東ドイツの情報は限られていたように思う。当時、スイートナーの「魔笛」はリリースされていた筈(1968)であるが、私はクレンペラーの最新盤(1964)を買ってしまっており、これで十分満足出来ていた。この1980年の「魔笛」の成功を受けて、1983年に再来日し「タンホイザー」「フィデリオ」「オランダ人」を上演し、1987年には「後宮」「フィガロの結婚」のほかに「名歌手」「サロメ」などの上演をしたという。

  今回の「魔笛」の映像は、1990年のベルリンの壁崩壊以前の東ドイツのベルリン国立歌劇場の水準を示すものとして極めて興味深い。スイートナーはインスブルック出身であるが、東ドイツに定着し、質実剛健なタッチで総監督として歌劇場を牛耳っており、またシュライヤーやフォーゲルと言った世界的に知られる名歌手を動員している。さらに今回の映像では、合唱団なども連れてきた引っ越し公演のような舞台であり、同じドイツ語圏でもサヴァリッシュ率いるバイエルンのものやオーストリアのザルツブルグ音楽祭のもの(9-5-3)などとどう異なるか、詳しく見てみたいと考えている。


(懐かしいオリンピコ劇場;バルトリの「ライブ・イン・イタリー」から2曲、)
10-5-4、チェチーリア・バルトリの「ライブ・イン・イタリー」から2曲、リート;「鳥よ、年ごとに」K.307およびコンサート・アリア「喜びの気分を」K.579、ほか多数、ピアノJ.Y.テイボーデ、
(収録)1998年6月、イタリア、ヴィチェンツア、テアトロ・オリンピコにおけるライブ、
(2001年9月27日発売のDVD、ユニバーサル・クラシックス、DECCA-UCBD-1020)

  この映像を何故追加的にアップするかについては、この5月号の冒頭で、ぁ¬ぅ▲奪廚離丱襯肇蠅離蝓璽2曲の映像の意味−オリンピコ劇場など−、 で説明済みである。 この2曲は極めて短い曲なので、あっと言う間にご報告することは終わって仕舞うので、この映像に盛り込まれたヘンデルの最高のアリア「トゲは捨ておき」(オラトリオより)や有名な民謡調の「カロ・ミオ・ベン」などを紹介しながら、オリンピア劇場の素晴らしい彫像類や肖像画などを写真で紹介して見たいと思う


(以上)(2010/04/28)


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