モーツアルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成22年2月号−−


(プレヴィン指揮・N響・池場文美によるピアノ協奏曲第23番イ長調K.488およびジャッド指揮・N響・ジョナサン・ビスによるピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467、/カンブルラン指揮、ブリュッセル・モネ王立劇場、カール=エルンスト・ヘルマン演出による「にせの女庭師」K196、/ルイゾッテイ指揮、G.ラヴィア演出、東京交響楽団によるサントリー・ホール・オペラの「ドン・ジョバンニ」K.527)

(先月の月報は  「こちら」)

私の最新入手ソフト情報−平成22年2月号−

(プレヴィン指揮・N響・池場文美によるピアノ協奏曲第23番イ長調K.488およびジャッド指揮・N響・ジョナサン・ビスによるピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467、/カンブルラン指揮、ブリュッセル・モネ王立劇場、カール=エルンスト・ヘルマン演出による「にせの女庭師」K196、/ルイゾッテイ指揮、G.ラヴィア演出、東京交響楽団によるサントリー・ホール・オペラの「ドン・ジョバンニ」K.527、)

10-2-0、平成21年2月初めの近況報告、

 ⊃契権の予算国会は?
◆▲筌奸爾ADSL(BBフォン)からNTTの光ケーブルへとグレードアップして?
、運転免許証の更新、BD(ブルーレイ)プレイヤーの導入などの身近な変化、
ぁ厳冬のプラハ・ウイーン・モーツアルト週間で、オペラを4つ見てきます。
ァ10年2月号の放送番組予定と新ソフト情報、
Α10年2月号ソフト紹介予定、


(最新収録のソフト報告;N響による二つのピアノ協奏曲K.488&K.467)
10-2-1、アンドレ・プレヴィン指揮・N響・池場文美によるピアノ協奏曲第23番イ長調、N響定期第1656回、09年10月23日、およびジェームス・ジャッド指揮・N響・ジョナサン・ビスによるピアノ協奏曲第21番ハ長調、NHKホール、09年7月17日、
(09年11月15日および8月7日、BS103の5.1chHV放送をブルーレイBD-19にHEモードで録画)

(懐かしいLD映像;カンブルラン指揮・89年モネ劇場による「にせの女庭師」)
10-2-2、カンブルラン指揮、ブリュッセル・モネ王立劇場、カール=エルンスト・ヘルマン演出による「にせの女庭師」K196、1989年6〜7月収録のライブ公演、
(配役)長官T;ウーゴ・ベネルリ、サンドリーナS;ジョアンナ・コズロフスカ、伯爵T;マレク・トルゼフスキー、アルミンダS;マルヴィーナ・マージョア、セルペッタS;エリズピエタ・スミトカ、ナルドB;ラッセル・スマイズ、ドン・ラミーロMS;ラーニ・ポウルソン、
(1994年5月02日に入手したレーザー・デイスクBMGビクターBVLO-82〜83)

(最新収録の映像記録;ルイゾッテイ指揮ホール・オペラの「ドン・ジョバンニ」)
10-2-3、ニコラ・ルイゾッテイ指揮、G.ラヴィア演出、東京交響楽団によるサントリー・ホール・オペラの「ドン・ジョバンニ」K.527、 2009年4月5日、サントリーホール、
(配役)ドン・ジョバンニ;M.ウエルバ、ドンナ・アンナ;S.ファルノッキア、ドン・オッターヴィオ;B.ナコスキ、騎士長;E.カプアーノ、ドンナ・エルヴィラ;増田朋子、レポレロ;M.ヴィンコ、マゼット;D.ヴァチコフ、ツエルリーナ:D.ロドリゲス、その他、
(09年09月07日、NHKBS103ウイークエンド・シアターをBD-017にHEモードでデジタル録画)

10-2-0、平成22年2月初めの近況報告、

   はやいもので新年を迎えてから早くも一ヶ月になろうとしているが、今回の2月号は、プラハ・ウイーン・ザルツブルグを巡る「モーツアルト紀行」への参加のため、10日ほど早くアップすることになった。この間、正月を返上するほどの超多忙であったが、何とか出発前に完成しアップすることが可能になった。今回の旅行は、い能劼戮討い襪、3年ぶりで訪問する「モーツアルト週間」が06年のモーツアルト・イヤー以降どう変わってきたかに関心があり、また細かな点では初めてオペラを見るプラハのエステート劇場に特別な興味を持っている。帰国後にいつもの通りご報告したいと考えているので、楽しみにお待ちいただきたいと思う。

 ⊃契権の予算国会は?

   新年の予算国会が始まったばかりであるが、開会直前に民主党議員を含む元秘書など三人が逮捕されるという異常な状態下であったので、この国会の行くへは心配であった。案の定、衆院予算委員会の論戦初日は、鳩山首相と小沢幹事長の政治資金に関わる事件の事実上の集中審議の様相を呈して始まった。自民党の谷垣総裁の質問は、聞いていてやや手ぬるくつっこみ不足を感じたが、それでも「実母からの資金提供を知っていたと言う事実があれば辞職する」という首相の言葉を引き出した。検察から起訴されれば、離党するか議員辞職するのが自民党のやり方であったが、民主党では総裁が言葉を濁し、この幹事長問題は23日と発表された東京地検との任意事情聴取の結果と解釈を待たなければ、この問題も、ひいては国会審議も進まないという様相を呈してきた。1月24日(日)にプラハに出発するが、帰国予定の2月2日(火)までに解決しているかどうか甚だ心配である。

   谷垣自民党総裁の天皇会見問題での平野官房長官の答弁は、全く答弁になっておらず、結果的に、法制局長官の答弁を許さないとする安易な政治主導の問題点を露わにし、「天皇の公的行為のルールについて政府の統一見解を出す」と約束させられたのはまさに弱体内閣を露呈したようなものであった。また、「マニュフェストが国民との契約」と首相や閣僚の安易な発言に対し、契約の変更の手続きをどうするかということは、もっと追求されるべき問題であると感じた。

   ここでは八ツ場ダムの建設問題や暫定税率の廃止に伴う納税額の行くへについて、特別な関心を持ってこの内閣の姿勢を追求しようと考えているが、今の国会の状態では何時これらの問題が論議されるか見通しがつかないようであり、次回に送りたいと思う。


◆▲筌奸爾ADSL(BBフォン)からNTTの光ケーブルへとグレードアップして?

  これまでインターネットと言えば、ヤフーのADSLを使っていたが、BBフォンによる長距離電話代の劇的節減(女房族の長電話)があって以来、このシステムのお世話になってきた。光回線が身近になって最近勧誘が多くなってきたが、テレビの衛星放送などは古くからアンテナで受信しており、稀に生ずる気象障害を除けば不自由を感じていなかった。しかし、NTTの最近の勧誘は激しく、工事費がゼロで2ヶ月間の月間使用料(戸建て5460円)をサービスするという攻勢振りであった。そのうえヤフーがADSL利用者に、メールアドレスも電話サービスもBBフォン会員特典などもそのままで、そっくり光回線に変更できる「Yahoo!BB光withフレッツ」というキャンペーンを始めた。かねて、パソコン・ビジュアル環境が最新型にグレードアップされ、インターネット環境が一変するのなら多少の投資もと考えていたが、そっくり光環境に出来るという案内なので、費用の多少のアップはグレードアップ代と決心をして、このキャンペーンに乗ることに腹を決めた。

  ヤフーへの変更手続きは12月18日、正月休みを経て、工事日は1月15日(金)と決まり、その間に光ケーブルの光コンセントを家の何処に置くかを検討した。現在のアナログ回線は一階の電話口に来ており、そこから室内配線でパソコンとオーデイオがある二階の書斎にADSLのモデムを置いていたが、この際二階にも受話器を置きたいと考えていた。そのため光コンセントを二階の書斎に置きたいとNTTの工事屋さんにお願いしたら、いとも簡単に従来の室内配線と並行して光ケーブルを二階に配線してくれ、NTTの回線終端装置をパソコン机の上に設置することが出来た。工事屋さんのパソコン作業の後に、当方のパソコンとLANケーブルで終端装置と接続し、工事屋さんの指導を得て、同じようにNTTからの新しいユーザーIDとアクセスキーを、そしてヤフーからのカスタマーIDと認証パスワードを入力すると、予め配布されていたCD-ROM(フレッツ簡単セットアップツール)を使用することなく、簡単にインターネットとメールに接続できた。この接続作業は自己責任で実施することとされていたので、あっと言う間に終了出来たことに感謝している。光ケーブルに接続して実感した素速い動きや安定感などには感動的なものがあり、これが進歩であると感心した。

   ところが、BBフォン端末装置が予定通り到着せずに、当方の勘違いもあって、再度催促した挙げ句に、BBフォン設定が出来ない状態のまま、プラハに出発することになってしまった。ここでは、ADSLから光BBへのグレードアップ状況をご報告する積もりであったが、帰国後にならざるを得なくなったことをお詫びするものである。


   、運転免許証の更新、BD(ブルーレイ)プレイヤーの導入などの身近な変化、

   2月9日が誕生日であり、運転免許証の更新が5年ぶりで必要になった。半年前から高齢者講習の案内があり、最寄りの教習所に電話すると、2ヶ月先まで満員だという。驚いて直ぐ予約をしたが、受講してみると生徒が3人に対し教師が一人であることが、混雑の原因であった。その日の受講生は6人で、先生が2人であり、1)安全運転の心得と知識、2)運転適性の診断(反射動作能力と動的視野測定)、3)2台の車に別れての実技による運転行動の診断・指導などがあって、2時に始まり5時半に終わるという念の入った講習であった。教習所の所長から修了証書を手渡され、1ヶ月前から免許証更新のお知らせがあるから、早めに手続きをせよとの指導を受けた。講習料は5800円であった。

   後日に予定通り更新の通知があったので、1月13日(水)に運転免許センターで予定通り免許証の更新が出来た。受け付けをし、目の検査をし、写真を撮って免許証が手渡されるまで約2時間で終わったが、今回は講習がないため早く解放された感じがした。手数料は2550円であり、これまでより安いように思ったが、講習が別だったからであろうか。これまで警察署で更新をしていたので、安全協会に入らざるを得なかったが、今回は講習で強制ではないことを聞かされたので、その分だけ安くなったのであろう。なお、次回の更新では、年齢が75歳以上となるので、「講習予備検査」が義務づけられ、記憶力、判断力などのテストがあって、この結果により個別に実車指導が行われるという。高齢者の事故が多いので、やむを得ないものと思われる。

   09年11月号で機種選定のご報告をしていたBD(ブルーレイ)デイスク・プレイヤーを購入したので、その導入結果に一言触れておこう。ヨドバシカメラ(秋葉原)やビッグカメラ(柏)の店頭価格が4万円台に対し、アマゾンのオンラインショップの方が格段に安く、税込みで35895円で翌日配達で購入できた。BDレコーダーも同じパナソニックであったので、秋葉原で実験の結果、BDをファイナライズしていなくとも再生可能であり、とても便利であった。(私はBD-Rを使っており、いつもチャプターマークをするクセがある。)今のところ、テレビの前面端子でアナログ接続しかしていないが、この接続では矢張りレコーダーで再生した方が、5.1CHも可能であり、優れているようである。光デジタルケーブルで音声を、またD端子ケーブルによるD端子接続で映像を、アンプやTVモニターに接続する必要があるが、入力端子数に限界があって、大幅に接続変えする必要があり目下どうするか検討中である。当面は小型軽量安価なプレイヤーなので、接続が面倒ならば、ポータブルな利用に限定しようかとも考えている。


ぁ厳冬のプラハ・ウイーン・モーツアルト週間で、オペラを4つ見てきます。

   まだ元気なうちに音楽ツアーを少しでも多く体験しておこうと考えているが、2010年には、3年ぶりでザルツブルグの「モーツアルト週間」を覗いてみようと考え、「郵船」のウイーン、プラーハを含んだモーツアルト音楽ツアーを選ぶことにした。しかし、昔と異なって「モーツアルト週間」は残念ながら1月31日で終わりであり、結果的に最後の3日しか参加出来ないことになった。はじめにスケジュールの概要を示すと次の通りとなる。

●1月24日(日)成田午前10時20分発、14時着、フランクフルト経由、18時プラハ空港着。プラハ(泊)
●1月25日(月)日中プラハ観光。夜、エステート劇場で「コシ」を見る。プラハ(泊)
●1月26日(火)専用バスでブルーノ小観光。ウイーン・インターコンチネンタルH泊。
●1月27日(水)日中ウイーン観光。夜、フォルクスOPで「魔笛」を見る。ウイーン(泊)、
●1月28日(木)日中シェーンブルン宮殿観光、夜シュターツOPで「ドン」を見る。ウイーン(泊)、
●1月29日(金)専用バスでリンツ観光、夜州立劇場で「フィガロ」を見る。ザルツブルグ(泊)、
●1月30日(土)日中ザルツ市内観光、夜、祝祭大劇場でウイーンフイルの「レクイエム」を見る。ザルツブルグ(泊)、
●1月31日(日)日中ミンコフスキーの「ハ短調ミサ曲」、夜、アーノンクールのイドメネオのバレー音楽とポストホルン・セレナーデ、ザルツブルグ(泊)、
●2月1日(月)空路フランク経由で帰国の旅へ、(機中泊)
●2月2日(火)成田空港着、

  今回の旅行の最大の目玉は、4大オペラを良い席で見ることにあり、最初にプラハで「コシ」を期待のエステート劇場で見ることになる。この劇場でオペラを見るのは初めてで、「ドン」初演の歴史を偲ぶことが出来ればと言う思いがあり、劇場案内ツアーが加わったので喜んでいる。ウイーンでは、フォルクスOPで「魔笛」、ウイーン国立劇場で「ドン(シモーネ演出)」の予定であり、伝統的な演出のものが楽しめると考えている。ザルツブルグでは州立劇場で「フィガロ」を見る予定であり、どんな演出かは分からないが、ローカル色豊かな「フィガロ」であろうと想像している。「モーツアルト週間」では、ウイーンフイルの「レクイエム」を見ることになっており、ツアーの期間を1日延ばして、ミンコフスキーの「ハ短調ミサ曲」、アーノンクールのオールモーツアルト・コンサートなどを見てから帰ることにしており、結果的に4大オペラと2大宗教曲などの盛り沢山の音楽ツアーとなっている。フェラインの仲間たち4人が参加することになっており、厳冬の時期であるが、楽しみにしている。


ァ10年2月号の放送番組予定と新ソフト情報、

  最近はBRレコーダーの調子が良いので沢山録画をしたいのであるが、残念ながらモーツアルトソフトが少ないのが気になっているし、クラシカジャパンが未だに480p規格でNHKのハイビジョン規格に見劣りしてきているのがとても気になっている。
  2010年2月分のTV情報では、NHKのBSクラシック・ナヴィゲーションの2月号によれば、土曜日のHVウイークエンド・シアターでは、「ランスへの旅」「ドン・カルロ」「アイーダ」と内容は良いが、モーツアルトは1曲も見当たらず残念であった。クラシック・ロイヤルシートでもモーツアルトの曲は見当たらなかった。BSシンフォニーアワーでも、八回の定期公演があるが、モーツアルトはただ1回、2月26日(金)BS2でスイートナー追悼記念でN響定期919回(1984/1/11)の交響曲39番、40番&41番をやっと見つけ出した。これは貴重な記録であり、是非、収録しアップしたいと思う。

   一方のクラシカジャパンの2月予定表は、いつも月末にプログラムが送付されるので、今回は見送らざるを得ない。特集「20世紀の巨匠たち」の中で、アンセルメ、モントウ、リタ・シュトライヒ、ボリス・クリストフなど有名人の名が見えるが、モーツアルトは含まれているだろうか。リタ・シュトライヒのモーツアルト・アリアなどがあれば最高であると思われる。また、レコード芸術2月号をチェックしてみたが、新しいモーツアルト関係の映像情報は見当たらなかった。


Α10年2月号ソフト紹介予定、

   最新収録のソフト報告としては、ごく最近におけるN響定期から二つのピアノ協奏曲K.488(池場文美)およびK.467(ジョナサン・ビス)を報告したい。いずれもプレヴィンとジャッドによる指揮で、好感の持てる演奏であった。第2曲目には懐かしいLD映像としてカンブルラン指揮の89年モネ劇場による「にせの女庭師」K.196を取り上げるが、これは2月19日に東京室内歌劇場によるこの曲の定期公演のチケットを買ってしまったからである。日本語上演のようであるが、事前に勉強しようと考えたためであるが、果たして効果は期待できるであろうか。

   3曲目は最新収録の映像記録としてルイゾッテイ指揮のホール・オペラの「ドン・ジョバンニ」をお届けする。連続アップしていた「フィガロの結婚」を押しのけてこのオペラが入ってきたのは、3月20日に行われるホールオペラの「コシ・ファン・トッテ」を見るために、ホールオペラなるものを映像で事前に確かめて置きたかったからである。 既にアップした「フィガロの結婚(9-4-2)」でルイゾッテイが操るフォルテピアノがすっかり気に入っており、この舞台のあり方がアンサンブル・オペラには向いているのではないかと確かめてみたく思っている。アバドのフェラーラ劇場の「コシ(6-4-1)」(2000年)のように、優れたアンサンブルが聞こえてくれば、最高であると期待しているからである。そのためプリッチャード指揮の「フィガロの結婚」は、3月号に延期せざるを得なくなったが、お許し頂きたいと思う。


(最新収録のソフト報告;N響による二つのピアノ協奏曲K.488&K.467)
10-2-1、アンドレ・プレヴィン指揮・N響・池場文美によるピアノ協奏曲第23番イ長調、N響定期第1656回、09年10月23日、およびジェームス・ジャッド指揮・N響・ジョナサン・ビスによるピアノ協奏曲第21番ハ長調、NHKホール、09年7月17日、
(09年11月15日および8月7日、BS103の5.1chHV放送をブルーレイBD-19にHEモードで録画)

   アンドレ・プレヴィン指揮によるN響定期第1656回(09年10月23日)において、2曲目に池場文美によるピアノ協奏曲第23番イ長調K.488が演奏されていた。この日はプレヴィン作曲の「オウルズ」とショスタコーヴィッチの交響曲第5番を取り上げた異色のコンサートであった。池場文美はこのHPでは初めてであるが、1958年神奈川県生まれで、1977年のブゾーニ国際コンクールで最高位を得て、現在オーストリアのグラーツ国立音大のピアノ科の教授を務める傍らピアニストとして活躍しており、ムッターと協演するなどヨーロッパ中心で活躍しているという紹介があった。プレヴィンの穏やかで豊かなオーケストレーションに合わせた彼女のキメの細かな丁寧な音作りのイ長調協奏曲が楽しめた。 もう一曲のピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467は、ジェームス・ジャッド指揮のN響定期(09年7月17日)でNHKホールで収録された演奏であり、ピアニストはアメリカ人のジョナサン・ビスであり、現在29歳の最も活躍している若手ピアニストの一人であるとされ、カーテイス音楽院でレオン・フライシャーに師事したという。この演奏は後日NHKの「N響アワー」でも取り上げられており、モーツアルトが29歳で作曲したこの曲を、同年のピアニストが弾いたと言うことで「29歳の輝き」というテーマで話題になっていた。やや自由奔放な感じのするピアニストであり、上半身をよく使って歌うように弾かれていて、活気に満ちたエネルギッシュで自在な演奏が楽しめ、カデンツアが彼らしいく面白かった。


(懐かしいLD映像;カンブルラン指揮の89年モネ劇場による「にせの女庭師」)
10-2-2、カンブルラン指揮、ブリュッセル・モネ王立劇場、カール=エルンスト・ヘルマン演出による「にせの女庭師」K196、1989年6〜7月収録のライブ公演、
(配役)長官T;ウーゴ・ベネルリ、サンドリーナS;ジョアンナ・コズロフスカ、伯爵T;マレク・トルゼフスキー、アルミンダS;マルヴィーナ・マージョア、セルペッタS;エリズピエタ・スミトカ、ナルドB;ラッセル・スマイズ、ドン・ラミーロMS;ラーニ・ポウルソン、
(1994年5月02日に入手したレーザー・デイスクBMGビクターBVLO-82〜83)

   この映像はベルギーの首都ブリュッセルのモネ王立劇場により1989年6月〜7月に上演された「にせの女庭師」K.196であり、フランスのシルヴァン・カンブルラン指揮によるカール=エルンスト・ヘルマン演出による斬新な映像である。モネ劇場の当時の支配人は、カラヤンの後任としてザルツブルグ音楽祭の総監督になったジェラール・モルテイエが支配人を務めており、このドラマの本質を失わずに巧みに現代化したヘルマン演出とカンブルランのコンビによるこのオペラは、1991年モーツアルト・チクルスの一環で各地で上演されたほか、1992年にはザルツブルグ音楽祭でも上演されていたとされる。
   この舞台はこれまでの伝統的な舞台と異なって、思い切って明るく華やかな舞台となっており、出演者は皆若い人ばかりで、ウイットに富む若さ溢れる風変わりな舞台を作っており、またカンブルランの音楽も生き生きとして好感の持てるものだった。改めてこのレーザーデイスクをじっくり見直すことを楽しみにしている。


(最新収録の映像記録;ルイゾッテイ指揮ホール・オペラの「ドン・ジョバンニ」)
10-2-3、ニコラ・ルイゾッテイ指揮、G.ラヴィア演出、東京交響楽団によるサントリー・ホール・オペラの「ドン・ジョバンニ」K.527、 2009年4月5日、サントリーホール、
(配役)ドン・ジョバンニ;M.ウエルバ、ドンナ・アンナ;S.ファルノッキア、ドン・オッターヴィオ;B.ナコスキ、騎士長;E.カプアーノ、ドンナ・エルヴィラ;増田朋子、レポレロ;M.ヴィンコ、マゼット;D.ヴァチコフ、ツエルリーナ:D.ロドリゲス、その他、
(09年09月07日、NHKBS103ウイークエンド・シアターをBD-017にHEモードでデジタル録画)

  横長に作られた舞台に向かって指揮者が観客席を見ながら指揮をするサントリーホールのホールオペラは、前回の「フィガロの結婚(9-4-2)」に次いで2作目の「ドン・ジョバンニ」であり、前作同様にルイゾッテイが指揮をしながらフォルテピアノでレチタテイーボを自在に操って、オペラ・ブッファらしい動きと音作りに挑戦するものであった。
指揮者以外は殆ど無名に近いイタリア人たちの歌手陣であるが、舞台は薄暗い廃墟のようなところで、衣裳だけは現代風であり、「フィガロの結婚」と同様に活気のある動きの速い舞台となっていたが、舞台が客席に近いため歌手の声や動きが眼前に広がって迫力があった。それがオーケストラとのアンサンブルの響きに微妙に影響を与えており、このホールオペラの特徴がオペラ全体にどういう効果を発揮するかがこのオペラの楽しみであった。

(以上)(10/01/22)



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