モーツアルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成22年1月号−−


(アンドレ・プレヴィン指揮、NHK交響楽団による交響曲第38番ニ長調、第39番変ホ長調、および第40番ト短調、/ハイテインク指揮、ベルリンフイルハーモニー管弦楽団&ウイーン国立歌劇場合唱団、ミヒャエル・ハンペ演出による「フィガロの結婚」K.492、/サー・チャールズ・マッケラス指揮、D.ラドック演出、プラハ国民劇場管弦楽団&合唱団の「ドン・ジョバンニ」K.527、(プラーハ版))

(先月の月報は  「こちら」)

私の最新入手ソフト情報−平成22年1月号−

(アンドレ・プレヴィン指揮、NHK交響楽団による交響曲第38番ニ長調、第39番変ホ長調、および第40番ト短調、/ハイテインク指揮、ベルリンフイルハーモニー管弦楽団&ウイーン国立歌劇場合唱団、ミヒャエル・ハンペ演出による「フィガロの結婚」K.492、/サー・チャールズ・マッケラス指揮、D.ラドック演出、プラハ国民劇場管弦楽団&合唱団の「ドン・ジョバンニ」K.527、(プラーハ版)、)

10-1-0、平成22年1月初めの近況報告、

 はじめに
 ⊃契権を評価する。
◆◆屮侫ガロの結婚」のアップロード完成を目指して、
、プライベートな事項の09年総括と抱負−HP、BRデイスク、ゴルフ、体調管理−
ぁ4月例会の発表を考える−ブルーレイ・デイスクで見るモーツアルトのいろいろ−
ァ10年1月号の放送番組予定と新ソフト情報、
Α10年1月ソフト紹介予定、


(最新収録のソフト報告;プレヴィンとN響による三つの交響曲、K.504、543、550)
  10-1-1、アンドレ・プレヴィン指揮、NHK交響楽団による交響曲第38番ニ長調、第39番変ホ長調、および第40番ト短調、サントリーホール、09年10月28日、
(09年11月22日、BS103の5.1chHV放送をブルーレイBD-20にHEモードで録画)

(懐かしい映像記録;ハイテインク指揮、91年イースター音楽祭の「フィガロの結婚」)
10-1-2、ハイテインク指揮、ベルリンフイルハーモニー管弦楽団&ウイーン国立歌劇場合唱団、ミヒャエル・ハンペ演出による「フィガロの結婚」K.492、1991年3月収録のザルツブルグ・イースター祭におけるライブ公演、
(配役)フィガロ;フルッチョ・フルラネット、スザンナ;ドーン・アップショウ、伯爵;トーマス・アレン、伯爵夫人;リューバ・カザルノフスカヤ、ケルビーノ;スザンネ・メンツアー、マルチェリーナ;クラーラ・タカーチ、バルトロ;ジョン・トムリンソン、ドン・バジリオ;ウーゴ・ベネルリ、バルバリナ;小畑真知子、
(1991年3月24日、NHK衛星放送を、S-VHSアナログテープに3倍速で収録)

(懐かしい映像記録;マッケラス指揮エステート劇場の91年の「ドン・ジョバンニ」)
10-1-3、サー・チャールズ・マッケラス指揮、D.ラドック演出、プラハ国民劇場管弦楽団&合唱団の「ドン・ジョバンニ」K.527、(プラーハ版)、 1991年、プラハ、エステート(テイル)劇場でライブ収録、ハベル大統領ご夫妻臨席、
(配役)ドン・ジョバンニ;A.ベスチャスニー、ドンナ・アンナ;N.ベトレンコ、ドン・オッターヴィオ;V.ドレジャル、騎士長;D.イユドウリチカ、ドンナ・エルヴィラ;I.マルコヴァー、レポレロ;R.ヴェレ、マゼット;Z.ハルヴァーネク、ツエルリーナ:A.ランドヴァー、その他、
(91年12月31日、NHK衛星放送をS-VHSアナログテープに3倍速で収録) 

10-1-0、平成22年1月初めの近況報告、

 はじめに


  皆さま、明けましておめでとうございます。2010年がいよいよ始まりました。この年はどんな年になるのでしょうか。昨年はアメリカ発のリーマンショックから1年以上経って、次の二番底が何時くるか心配しながらの新政権の誕生で、日本の歴史に残る政変の年であったろうと思います。新政権になって目玉の子供手当も大切ですが、将来所得が増えない弱者である老人の年金生活者にも頼られる政策を期待したいものです。
  体が動けなくなって後悔する前に、やっておくべき海外旅行を今年も重点的にやりたいと思いますし、無限に残されている映像ソフトの山を取り崩す作業も、頭が回転しなくなる前に少しでも多く片付けたいと考えています。お陰様で女房ともども健康に恵まれて、自分の時間を専ら趣味のモーツアルトに全力投球出来る環境が確保されている現状に、深く感謝しておりますとともに、この状態が少しでも長く継続することを切に願っております。贅沢すぎることを願っているのかもしれませんが、皆さま、本年もどうか宜しくお願い申し上げます。


 ⊃契権を評価する。

   新政権も誕生以来100日を経過して、果たして素人集団が年内に予算編成が出来るかと心配されていたが、形だけは整ったようでどうやら年は越せそうになっている。しかし、暮れの間際になって鳩山首相が自らの偽装献金問題について秘書に任せていたので知らなかったという釈明の会見が行われた。首相支持率も急落しており、中には50%を切る報道機関も増えてきて、この資金疑惑の問題と首相の指導力不足のために、今一つ信頼の置けない政権であることには変わりはない。

   この欄でしばしば触れてきた暫定税率問題は、減税しないという明確なマニュフェスト違反の形で決着した。ガソリン税負担者は、これまでは道路整備のためにやむを得ず負担してきたが、これからは何に使われるか分からないままに税負担をさせられる許せない事態になってきた。また、八ツ場ダムを始めとする143箇所のダム事業の見直しが高らかに報じられてきたが、その後の予算措置の話を含めて新しい方向性を示す報道がなされていない。恐らく各事業箇所一件一件の事情が全て異なるため、迂闊な報道は出来ないのであろうが、八ツ場ダムに関しては、少なくとも水道水の利根川からの供給を受け、江戸川や利根川に接している千葉県民としては、事業中止の納得できる話と代替措置の話がない限り受け入れられないと考えている。

   普天間基地の問題も先送りされており、日米の外交問題に不安を与え始めている。また、天下り問題は、日本郵政社長の元大蔵次官の任命によって、マニュフェスト違反を犯している。脱官僚という面では、政務三役の頑張りのお陰で、自民党時代とは一変して成功しているように見えるが、天下り問題については、対象職員の処遇を含めた公務員制度改革の論議が聞かれぬまま推移して、これも先送りされているように見える。私には人事院のような組織が国会に属して、専門的な立場で従来と異なる国家公務員制度のあり方を再検討する必要があると思うのであるが、どうなるであろうか。

   新政権になって目に見える形で評価されたのは事業仕分けであろうか。これは国の予算が一部の利害関係者だけに益するものでないことを分からせ、既得権益者に猛省を促す良い手段であり、これからは全ての事業に対しても行うように制度的に確立して欲しいものである。また、90年比25%削減の温暖化対策も当初の姿勢は合格点を与えられそうそうであるが、その後のフォローが目に見えず、2010年1月末までに中期目標を決めなければならないとされた。そのためには、この提案の背景にあった前提条件の解釈が、先のCOP15で満たされたかどうかが問題になるのであろう。私は世界をリードするグリーン産業の育成は是非ともこの日本に必要であると考えるので、このための前向きな施策の検討と具体化のために、新政権はもっともっと頑張って欲しいと考えている。


◆◆屮侫ガロの結婚」のアップロード完成を目指して、

   これまでに映像のコレクションを全てアップロードできた曲はまだ10曲足らずであろうか。しかし、見て下さっている曲種は圧倒的にオペラが多いという事実に気がつき、09年からオペラを最優先して月2本とし最も映像が多い「フィガロの結婚」からアップロードしようと努力してきた。その結果、この曲のデータベースを見ていただくとお分かりの通り、あと数曲を残すだけとなり、やっとこの曲のアップロード完成という目標達成が、身近に迫ってきた。1月号で91年のハイテインク指揮ベルリンフイルのものを手掛けると、残されているのはプリッチャードの75年グラインドボーンの初期の映像と余り見たいと思わないピーター・セラーズ演出の現代ものが残されているだけである。

   私はオペラを見る予定があれば、その前にその予定の曲をアップしながら勉強をする習慣としていたが、今年は1月末の旅行で、特にプラハのエステート劇場で「コシ」を、また2月には珍しい「偽りの女庭師」を、さらに3月にはサントリー劇場のホールオペラ「コシ」を観る予定になっている。毎月オペラを見ることはこの歳になって始めてのことであるが、その関係で1月号では、マッケラス指揮のエステート劇場での「ドン」を事前に見て、この劇場でのオペラ公演の実際を勉強しておきたいと考えた。また、2月号、3月号においてもまだどの映像にするか決めてはいないが、「女庭師」の良い映像と、昨年のホールオペラの「ドン」を優先的にアップしたいと考えている。従って、完成目前の「フィガロ」以上に優先すべきものが出て来たので、一気に完成させることは困難であることをお断りしておきたい。

   20曲を超える「フィガロの結婚」を見てきて、この曲の映像にはどれ一つとして同じものはなく、それぞれが指揮者、演出家、歌手の皆さん方を始めとする大勢の方々の精一杯の貴重な記録であると感じてきた。最初の頃は手探りでソフト紹介なるものを始めていたので、記述も簡単で写真も少なかったが、最近では写真の取り込みや容量の制約が少なくなり気ままにやっているので、多少の不公平感はあるものの、今にして思えば良くやったものだと思う。チェックしている最中に、ヤーコプスの映像の紹介が簡略版を使っていることに気がついた。この映像は若い伯爵夫人を売り出した最初のものであるので、全曲盤で見直して改訂しておかねばならないと考えている。

   この調子でいくと、2010年には「ドン」と「コシ」が概成し、11年には全てのオペラが概成しそうな気がするが、そうするとオペラは新規入手の都度アップすることになり、常に本来の狙いである最新の映像紹介が出来るようになる。新年なので私のホームページの夢を申し上げたが、やっと先の見通しが出来る状態になり、やり甲斐を感じている状態なので、今年も元気に頑張ってみたいと思う。


、プライベートな事項の09年総括と抱負−体調管理、ゴルフ、海外旅行−

   この1年間は多忙なしかし充実した年であった。モーツアルトの「映像を見た」という自分なりの記録を残すことに生き甲斐を見出して以来、新しい情報に常に敏感であるとともに、毎日パソコンに向き合い、映像を見て、考え、作文をすることが日課になっている。前項のようにオペラの完成にあと2年は必要とするので、その他の既存のソフトを全てアップするには5年ぐらいは掛かりそうである。運命の神様には笑われそうであるが、80歳位までは元気よくこの状態を堅持して頑張らなければ、このHPは完成しない。そのための全ての基本は、自分の体調管理にある。11月には初めて尿管結石による下腹部痛のため、救急車で病院に行くという初体験をし、つくづく健康の有り難さを実感した。普段元気であっても、何かが起これば簡単にダウンしてしまうので、日常的な体調管理は非常に重要であると思われる。

   日常的な体調管理は、早朝血圧が少し高めなので、毎朝血圧を測定・記録し、オルメテックという薬を毎日飲み、定期的に通院している。前立腺の肥大についても、PSA値が10を超えることが時々あり、ハルナールとウブレチドという薬を毎朝飲み、定期的に通院して検査しているし、少し心配なので「ガン保険」にも加入した。尿管結石は再発しても、薬で押さえて痛みを止め、病院に行けば対応できると考えている。
   運動不足対策としては定期的にゴルフをしており、09年には年間45回を記録した。所属する四街道GCでシニアーの「万年青会」に加入したので、毎週木曜日にはゴルフが何時でも可能になっている。私は日常的に歩くことが苦手なので、下手なゴルフであるが実に良い運動となっており、身体が続く限り続けたいと思っている。ゴルフの成績については、毎年総括を行っており、年末の重要な仕事になっている。
   ゴルフには車で通っているが、今年は運転免許証の更新時期に当たり、2月が誕生日なので既に高齢者講習は終了しており、案内があれば更新したいと考えている。また今年はパスポートが10年目を迎えるので、いずれ更新が必要になっている。

   まだ元気なうちに音楽ツアーを体験しておこうと多くの旅行案内を検討しながらめぼしいものを選択していたが、2010年には一月の厳冬ではあるが、久し振りでザルツブルグの「モーツアルト週間」を含むウイーン、プラーハのモーツアルト音楽ツアーを選ぶことにした。また、九月には、かねてから評判の「続バッハへの旅」でケーテン音楽祭を中心にした加藤浩子先生による2回目のバッハ旅行の申し込みをしようと、公募前から予定をしている。いずれも旅行社は「郵船」によるものである。
  一月のモーツアルト旅行は、すでに行ったことのある都市ばかりなので、音楽が優先であり、計画に入っているものは、プラハの「コシ」(エステート劇場)、ウイーンのフォルクスOPの「魔笛」、ウイーン国立劇場の「ドン(シモーネ演出)」、ザルツブルグでは、ウイーンフイルの「レクイエム」、オープションではザルツブルグ州立劇場の「フィガロ」、1日滞在を延ばして、ミンコフスキーの「ハ短調ミサ曲」、アーノンクールのオールモーツアルト・コンサートなど4大オペラと2大宗教曲などの盛り沢山の音楽ツアーとなっている。フェラインの仲間たちに参加を呼び掛けているが、四人が参加することとなり、厳冬の時期であるが、楽しみにしている。


ぁ4月例会の発表を考える−ブルーレイ・デイスクで見るモーツアルトのいろいろ−

     私の最新のBS・CS放送の録画はデジタル・テープ方式からブルーレイデイスク(BD)方式に着実に移行し約2年を経過して、録画したブルーレイデイスクBD-Rの数も20枚を超えるほどになってきた。また、高画質・高音質が売り物のオペラやバレー専門のBD-ROMがリーズナブルな値段で増えてきており、世の中はブルーレイデイスクの時代になってきたと言える。これまでBDレコーダーで録音と再生を兼ねてきたが、録画時には再生が出来ず、レコーダーのリモコンは録画優先で再生時には使いづらい面があり、不便であった。しかし、小型軽量化された性能の良い安価なBRプレイヤーが出回ってきたので、求めることにした。これによって、このプレイヤーを持ち歩くことにより、テレビさえあればBDデイスクの再生がどこでも手軽に可能になっている。

  2010年のフェラインの4月の例会で、講師を依頼されているので、このような新しい評判になったBDの映像をタップリと見ていただきたいと考えて準備を進めている。例会発表に用いるソフトは、オール・モーツアルトとし、最近ホームページにアップして気に入っている評価済みのソフトにしたいと考えているが、コンサートなどでライブで見聞きすることが困難な曲の映像があればこれを第一に考えたい。これらには、 ヘンヒェン指揮C.P.E.バッハ室内楽団のデイヴェルテイメント変ホ長調K.113(9-2-1)幸田浩子が歌ったコンサートアリアK.418(8-7-2)吉野直子のハープ五重奏による「アダージョとロンド」ハ短調 K.617(9-12-4)などがあり、いずれも短い珍しい曲なので取り上げてみたい。

  第二に、記念コンサートなどと称されたものの中で名演奏があれば紹介したいと考えていたが、その候補には、 ジャン・フールネのラスト・コンサートで伊藤恵のピアノによるピアノ協奏曲24番ハ短調(9-8-1)08年のノーベル賞コンサートでガーデイナーのハ短調ミサ曲K.427(9-10-1)、改装して新たにオープンしたミュンヘンのクヴィリエ劇場におけるケント・ナガノ指揮の「イドメネオ」K.366(ウイーン版9-8-3)などがある。これらは、時間的に全曲を見ることは不可能なのでその一部を見ていただこうと考えている。中でもケント・ナガノの「イドメネオ」は、この曲の初演された劇場でのライブ公演であり、ウイーン版であるのが珍しく、第三幕の後半の「声」の部分が素晴らしいので、この部分を見ていただくように考えている。


ァ10年1月号の放送番組予定と新ソフト情報、


   NHKのBSクラシック・ナヴィゲーションの2010年1月号によれば、土曜日のHVウイークエンド・シアターでは、モーツアルトは1曲も見当たらず残念であった。クラシック・ロイヤルシートでもモーツアルトの曲は見当たらなかった。BSシンフォニーアワーでも、三回の定期公演があるが、モーツアルトは1曲もない。
   一方のクラシカジャパンの1月予定表では、先先月から始まった特集「20世紀の巨匠たち」の中で、ハンス・シュミット・イッセルシュテット、アンドレ・クリュイタンス、ジョン・バルビローリ、フェレンツ・フリッチャイなどの懐かしい名が見えるが、残念ながら、モーツアルトは1曲もない。その他クラシカジャパンにおいて、再放送のモーツアルト・プログラムが多いが、全て収録済み・アップ済みの番組ばかりであった。

   レコード芸術1月号では、レコード大賞一色であったが、モーツアルトものでは、クレーメルのヴァイオリン協奏曲全集が協奏曲部門賞と全体でも大賞銀賞を受賞していたが、CD録音だからこそ達し得た純度の高さが際立った演奏のようである。ライブの演奏では、どんな飛び抜けた名人であってもこのような演奏を映像で見ることは出来ないのであろうか。
   一方、石丸電気で輸入盤のDVDでビーチャム指揮のモントリオール響との演奏で、ハフナー交響曲K.504とマリア・シュターダーの歌ったコンサート・アリア、K.418およびK.217の2曲の入ったDVDを入手した。こんな古い演奏の入ったDVDは、2度とお目にかかれないと思い、その場で、即、購入となった。1956年3月のコンサート・ライブで白黒のモノラルでテレビ放送用の映像であった。始めて見ることになる有名なマリア・シュターダーは、1911年生まれのようであるが、非常に小柄であり、透明感のある声には聞き覚えがあったが、失礼ながら全盛期を過ぎた感じがした。ヴァイオリン協奏曲全集の2DVDを3/4月号にアップするので、順番では5月号のアップ予定になりそうである。


Α10年1月ソフト紹介予定、 

   新春のお正月を飾る1月号の3曲は、最新収録のソフト報告として来日したプレヴィンの指揮によるN響定期公演を速報的に紹介するものと、オペラ2本は91年モーツアルトイヤーを記念する懐かしい映像記録をお届けする。プレヴィンは、現在、N響の首席客演指揮者であり、80歳の高齢であるが毎年N響の定期を数回振っており、この人のモーツアルトはお人柄通りに温厚な指揮振りで、安心して聴けるので楽しみである。
2曲目はオペラ「フィガロの結婚」からハイテインク指揮ベルリンフイルによる91年モーツアルトイヤーにおける演奏をかねて予定していた。ハイテインク指揮のフィガロはこれで2本目となるが、この映像をアップロードすると、フィガロの残された重要な映像は、プリッチャードの75年グラインドボーンの映像のみとなり、やっと先が見えてきたことになる。ハイテインクの2本目の映像は、91年ザルツブルグ・イースター音楽祭のライブ公演であるが、この音楽祭はベルリンフイルが遠征してきて演奏をする慣例があり、カラヤンがベルリンフイルを振っていた時代からの産物であった。
   3曲目は今春の1月25日にプラハのエステート劇場で「コシ」を見る予定になったことから、この著名な劇場のライブとして、急遽、アップすることになったもので、サー・チャールズ・マッケラス指揮によるプラハ国民劇場管弦楽団&合唱団の「ドン・ジョバンニ」K.527である。この演奏はプラハのエステート(テイル)劇場で、91年のモーツアルトイヤー時の記念公演であり、プラーハで初演された通りに演奏(プラハ版)し、ハベル大統領ご夫妻が臨席しているという評判になった映像であった。古楽器演奏ではないが、この劇場がどのようにオペラで使われているかを、予め確認したいと考えている。


(最新収録のソフト報告;プレヴィンとN響による三つの交響曲、K.504、543、550)
10-1-1、アンドレ・プレヴィン指揮、NHK交響楽団による交響曲第38番ニ長調、第39番変ホ長調、および第40番ト短調、サントリーホール、09年10月28日、
(09年11月22日、BS103の5.1chHV放送をブルーレイBD-20にHEモードで録画)

   新春のお正月を飾る第一曲目は、アンドレ・プレヴィンとN響による三つの交響曲、38番K.504、39番543、40番550の最新のコンサートをお送りする。これまで39番変ホ長調、40番ト短調、41番ハ長調の三大交響曲のコンサートは、アーノンクール(7-3-1)ホグウッド(1-7-1)などの古楽器系指揮者が良く取り上げていたが、この組み合わせの三大交響曲のコンサートは初めてであり、今回の演奏会にどういうプレヴィンの意図が込められているか知りたいものであった。後期3大交響曲の作曲目的については、かねてハイドンの3曲セットの交響曲集(1787)に触発されて、モーツアルトが三曲セットの出版目的のために作曲したのではないかと言う説が有力であることを、09年12月のフェライン例会で西川尚生先生から聞いたばかりであった。
   プレヴィンはN響の首席客演指揮者であり80歳の高齢であるが、お陰で毎年N響の定期を数回振っており、2月号にもピアノ協奏曲第23番イ長調K.488を予定している。この人のモーツアルトはお人柄通り温厚な指揮振りで、安心して聴けるので楽しみであった。今回は2本のコントラバスをベースに中規模のオーケストラで演奏していたが、最近ではノリントンなどのピリオド奏法との対局にある伝統的な演奏スタイルで、実にゆっくりしたテンポで堂々と指揮をしていた。


(懐かしい映像記録;ハイテインク指揮、91年イースター音楽祭の「フィガロの結婚」)
10-1-2、ハイテインク指揮、ベルリンフイルハーモニー管弦楽団&ウイーン国立歌劇場合唱団、ミヒャエル・ハンペ演出による「フィガロの結婚」K.492、1991年3月収録のザルツブルグ・イースター祭におけるライブ公演、
(配役)フィガロ;フルッチョ・フルラネット、スザンナ;ドーン・アップショウ、伯爵;トーマス・アレン、伯爵夫人;リューバ・カザルノフスカヤ、ケルビーノ;スザンネ・メンツアー、マルチェリーナ;クラーラ・タカーチ、バルトロ;ジョン・トムリンソン、ドン・バジリオ;ウーゴ・ベネルリ、バルバリナ;小畑真知子、
(1991年3月24日、NHK衛星放送を、S-VHSアナログテープに3倍速で収録)

   2曲目はあと残された3種類のオペラ「フィガロ」のうちの1曲、ハイテインク指揮、91年モーツアルトイヤーにおけるザルツブルグ・イースター音楽祭の「フィガロの結婚」K.492である。この音楽祭はベルリンフイルが遠征してきて演奏をするザルツブルグの音楽祭であり、カラヤンがベルリンフイルを振っていた時代からの歴史的産物であった。この映像はハイテインク指揮のものとしては2度目になるが、古い映像記録だったので殆ど記憶に残されていなかった。しかし、この映像を改めて見直して、若いフルラネットとドーン・アップショウのフィガロとスザンナがお似合いの映像であったことを直ぐ思い出し、トーマス・アレンが伯爵として活躍し、日本人の小畑真知子がバルバリーナで出演していたことが思い出された。この映像が、沢山のこのオペラを見てきた今現在、どのように目に映って評価できるか楽しみである。


(懐かしい映像記録;マッケラス指揮エステート劇場の91年の「ドン・ジョバンニ」)
10-1-3、サー・チャールズ・マッケラス指揮、D.ラドック演出、プラハ国民劇場管弦楽団&合唱団の「ドン・ジョバンニ」K.527、(プラーハ版)、 1991年、プラハ、エステート(テイル)劇場でライブ収録、ハベル大統領ご夫妻臨席、
(配役)ドン・ジョバンニ;A.ベスチャスニー、ドンナ・アンナ;N.ベトレンコ、ドン・オッターヴィオ;V.ドレジャル、騎士長;D.イユドウリチカ、ドンナ・エルヴィラ;I.マルコヴァー、レポレロ;R.ヴェレ、マゼット;Z.ハルヴァーネク、ツエルリーナ:A.ランドヴァー、その他、
(91年12月31日、NHK衛星放送をS-VHSアナログテープに3倍速で収録)

   3曲目はサー・チャールズ・マッケラス指揮によるプラハ国民劇場管弦楽団&合唱団の「ドン・ジョバンニ」K.527であり、プラハのエステート(テイル)劇場でライブ収録されたということで、急遽、この劇場を見るために繰り上がったものである。91年のモーツアルトイヤー時の記念公演であり、プラーハで初演された通りに演奏(プラハ版)し、ハベル大統領ご夫妻が臨席しているという評判になった映像であった。出演者はドンジョバンニを歌うアンドレイ・ベスチャスニーが有名であり、他はチェコの国民劇場の面々であった。この劇場でのコンサートでは、 「プラハのモーツアルト」というホーネック指揮のDVD(6-10-1)バレンボイム指揮のベルリンフイルの06年ヨーロッパ・コンサート(6-11-1)など数種類残されているが、オペラのライブは初めてである。今春の1月25日にこの劇場で「コシ」を見る予定になっているので、楽しみである。

(以上)(09/12/30)



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