モーツアルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成21年12月号−−


(メスト指揮クリーブランド管弦楽団とアンスネスのピアノによるのピアノ協奏曲ト長調第17番K.453、およびレッシュマンによる2曲の伯爵夫人のアリア、/エストマン指揮のドロットニングホルムス宮廷劇場における1981年の「フィガロの結婚」K.492、/レヴァイン指揮NYメトロポリタン歌劇場におけるゼッフィレッリ演出の2000年の「ドン・ジョバンニ」)

(先月の月報は  「こちら」)

私の最新入手ソフト情報−平成21年12月号−

(メスト指揮クリーブランド管弦楽団とアンスネスのピアノによるのピアノ協奏曲ト長調第17番K.453、およびレッシュマンによる2曲の伯爵夫人のアリア、/エストマン指揮のドロットニングホルムス宮廷劇場における1981年の「フィガロの結婚」K.492、/レヴァイン指揮NYメトロポリタン歌劇場におけるゼッフィレッリ演出の2000年の「ドン・ジョバンニ」)

9-12-0、平成21年12月初めの近況報告、

 ⊃契権で事業仕分けなるものが、公開で始まった。
◆∪犬泙譴峠蕕瓩董◆峙澣渕屐廚里世話になった−尿管結石の下腹部痛が原因−
、盲目のピアニスト辻井伸行君のクライバーン・コンクールでの優勝、
ぁ2010年の海外音楽ツアーの予定−モーツアルト週間とバッハ・ケーテン音楽祭−
ァ09年12月号の放送番組予定と新ソフト情報、
Α09年12月ソフト紹介予定、


(アップを急ぎたかった収集ソフト報告;映像ならではの珍しい隠れた名曲)
9-12-4、吉野直子のハープ五重奏による「アダージョとロンド」ハ短調 K.617、 08/01/28、東京JTアートホール、アフィニス、

(最新のソフト報告;メスト指揮クリーブランド響のカーネギー・ライブ、)
9-12-1、ウエザー・メスト指揮クリーブランド管弦楽団の06年カーネギーホール・コンサート、ピアノ協奏曲ト長調第17番K.453、ピアノ;レイフ・オヴェ・アンスネス&2曲の伯爵夫人のアリア、ソプラノ;ドロテア・レッシュマン、06年10月04日、カーネギーホール、ニューヨーク、
(09年10月23日、クラシカジャパンの放送をBD-019にSPモードで収録)

(懐かしい映像記録;エストマン・ドロットニングホルムスの「フィガロの結婚」)
9-12-2、アーノルド・エストマン指揮ドロットニングホルムス宮廷劇場管弦楽団&合唱団、イエルヴェフェルト演出による「フィガロの結婚」K.492、1981年収録のライブ公演、
(配役)フィガロ;M.サミュエルソン、スザンナ;G.レジック、伯爵;バールグレン、伯爵夫人;S.リンデンストランド、ケルビーノ;A.C.ビール、マルチェリーナ;K.M.ハブシ、バルトロ;E.サエデン、ドン・バジリオ;T.リリクイスト、バルバリナ;B.ラルソン、
(1991年10月11日レーザー・デイスクより、S-VHSアナログテープに3倍速で収録)

(最新発売のDVD記録;レヴァイン指揮METの2000年の「ドン・ジョバンニ」)
9-12-3、ジェームス・レヴァイン指揮NYメトロポリタン歌劇場によるゼッフィレッリ演出の「ドン・ジョバンニ」K.527、 2000年10月、MET歌劇場でライブ収録、
(配役)ドン・ジョバンニ;ブリン・ターフェル、ドンナ・アンナ;ルネ・フレミング、ドン・オッターヴィオ;ポール・グローブス、騎士長;セルゲイ・コプチャク、ドンナ・エルヴィラ;ソルヴェイグ・クリンゲルボルン、レポレロ;フェルッチョ・フルラネット、マゼット;ジョン・レリア、ツエルリーナ:ヘイキョン・ホン、その他、
(2009年11月07日、新発売DVDを石丸電気にて購入、GRM-UCBG-9057/8、)


9-12-0、平成21年12月初めの近況報告、

  秋の音楽シーズンがいよいよ終わりを告げ、師走の慌ただしい月を迎えようとしている。この秋には、加藤浩子先生の「バッハへの旅」の合同同窓会、新国立劇場の「魔笛」、モーツアルテイアン・フェラインの若松会長の帰国による総会と11月例会、日本モーツアルト協会の11月例会漆原朝子の「ヴァイオリンソナタを聴く」、三澤寿喜先生のチェコのクルムロフ城内劇場による「ヘンデル・オペラの名アリア」など楽しいことが目白押しであった。いずれも一言触れたい内容があるものであったが、最後の三澤先生のコンサートでは、歌手の歌い方に加えてジェスチャーまで配慮された真正バロック・オペラのアリア・二重唱などが紹介され、透明感溢れる純粋なピリオド演奏の真髄に触れたような思いがしたコンサートであった。調子に乗って、三日連続の飲み会が続いたその深夜に、急激な下腹部の腹痛のため、生まれて初めて救急車の世話になった。突然の体調異変のため、原因が分かって正常に戻るまでの数日間は大変であったが、今では平常通りの生活に戻って、このHPも予定通り何とかこなしているので、ご安心いただきたい。


 ⊃契権で事業仕分けなるものが、公開で始まった。

  このところ毎朝のテレビニュースのトップが、新政権の「事業仕分け」のニュースである。11月27日に一段落したようであるが、新政権の厳しい予算査定の実施という「官僚支配からの脱却」のスローガンの目玉商品のひとつであった。公開を建前にしているようであるが、考えようによっては実力の不確かな新政権が、財務省の手玉に乗らされている節もあり、マスコミの格好な話題に利用されているのが見え見えで、肝心の政府の年内予算編成の地道な作成作業が宙に跳んだような感じがする。しかし、無駄を排除したいという国民感情に直接訴えているので、大変な話題を呼んでいる出来事であった。

  今回9日間で対象とした447事業で作業を終了したが、仕分け効果が1.6兆円であり、削減目標の半額しか達成しなかったと28日の朝日新聞のトップに報道されていた。 これからの予定は11月30日(月)に行政刷新会議なるもので議長の鳩山首相に報告がなされ、首相の言では、報告内容は出来るだけ尊重する方針であるが、科学者から異論の出ていた次世代スーパーコンピューターなど科学技術関係事業などで、修正が政治的・政策的になされる可能性がある。事業を廃止するもの、予算計上を見送るもの、額を削減するもの、基金を国庫に返納するものなどを合計して、効果が1.6兆円とされていたが、確か全事業数が約4千と言われていたので、ほんの一部を短い時間でやっただけであった。しかし、国民的な話題になったり、問題が明らかにされたり、マスコミを騒がせる内容が多く、初めての実施の割りには削減額では評価できない波及的効果の方が、もっと大きかったと言えそうである。

  自民党の総裁選に立候補した河野太郎議員が自公民時代に提唱していた元祖仕分け人のようであるが、この仕分け作業現場を27日に視察して、「僕らは反乱軍だったが、今回は正規軍だ。」と感想を述べ、これほど国民的人気を得るとは思わなかったので、うらやましいと繰り返していたという。これまで予算の内容に触れることは官僚たちと一部の族議員に限られ、予算情報を公開することはタブーであったが、これをオープンなものにした新政権は立派なものと評価せざるを得ない。このような本質的な議論が公開され、予算折衝の都度繰り返されるならば、数年後には旧政権が出来なかったことが出来るようになるかもしれない。

  この文章を書いていたのは11月29日(日)の夜であるが、明30日(月)以降は新政権は大変であろうと思われる。それはドバイに発した急激な円高の影響で米株価が暴落しているニュースが伝わったからであり、先頃発表されたデフレ下でどういう対策を日本政府が立てれるかが注目されるからである。新政権の経済対策については、舵取りが出来て国外にも発信できる優れた人材が見当たらず、菅さんが発表しているようでは真に心細い限りである。私の危惧だけで終わることを期待したいが、新たな世界的な暴落が生じないように祈るばかりである。         (11月29日夜記)


◆∪犬泙譴峠蕕瓩董◆峙澣渕屐廚里世話になった−尿管結石の下腹部痛が原因−

1、最初の下腹部痛、

  冒頭で一言触れたように、11月13日(金)夜に、日本モーツアルト協会の11月例会漆原朝子の「ヴァイオリンソナタを聴く」のコンサートをかぶりつきの前の席で楽しみ、上野駅の構内の文化亭で仲間とビールとお酒を飲みながらおそばを食べて、23時頃いつものようにご機嫌で帰宅した。24時に就寝したが、30分ほど寝てから急に下腹部の鈍痛で目が覚め、うずくような痛さが続いて寝られなくなった。右側の下腹部で脚のつけ根の所であるが、この痛みは下腹部全体の痛さにも感じたりして、場所の特定が困難であった。我慢が出来ず起きあがって、医療事典でチェックしようと階段を降りて、ソファーに腰をかけたら、少し楽になった。頭は正常で熱もなく、何とか歩け、体位を変えると少し楽になる気がしたが、うずくような鈍痛は続いていた。

  右側の下腹部なので盲腸ではないかと気になり、女房と相談しながら様子を見ていたが、痛みのために排尿が出来なくなり、朝まで持ちそうもないため、2時頃救急車を呼ぶことにした。私は救急病院でもある慈恵医大柏病院の秘尿科に、前立腺肥大でかねて通院していたので、病院を指定して直ぐに運び込んでもらった。緊急医の専門は分からなかったが、盲腸ではないと判断し、排尿困難を訴えたためカテーテルで排尿出来るように処置してくれ、前立腺が原因でどこかが悪くなったのだろうと、痛みは鎮痛剤で抑えて、かねて16日(月)9時に秘尿科の検診予約が入っていたため、担当医に見てもらえと言うことになった。病院で鎮痛剤のロキソニン剤を3錠いただき直ぐ飲んだが、ベッドで横になっているうちに急に吐き気がして、夜食のお蕎麦ごと全てを吐き出してしまった。女房にタクシーを呼んでもらい帰宅したが、夜中の3時半頃であったろうか。腹痛は続いていたが、うとうとするだけで痛みが我慢出来ず、6時過ぎに2度目の薬を飲んだ。   起きていた方が楽なような気がしたので、書斎で録画後通して聴いていなかったアバドの最新のブランデンブルグ協奏曲全集をソファーで脚を伸ばして聴いているうちに、痛みが薄れてきた。そして、8時過ぎには腹痛が治まってきたので、続けて書斎のソファーで横になって、音楽を聞き流しているうちに元気になってきた。

2、2度目の腹痛の再発、
  昼頃おかゆを食べるとすっかり元気になり、不思議なことにあれだけ病んだ腹痛は嘘のように消え失せており、私の日課であるDVDを見たり音楽を聴くことには全く問題がなかった。女房には呆れられたが、土曜日の午後から、日曜日の深夜まで、全く異常が無く元気であり、23時頃就寝した。しかし、16日(月)になって夜中の1時半頃から、再び前回同様の鈍い腹痛が始まった。2時頃に我慢が出来ず最後の薬を飲んだが、痛みは続いていた。そのまま寝込んでしまい、朝7時半に目覚めたが、お陰様で痛みは無く、いつもの通り食事をして病院に出かけた。
 診察前に予定されていた尿検査(2種)を終え、秘尿科で診察を待っていると再び下腹部が痛み出し、我慢が出来なくなったので診察室のベッドで横になり、診察を待っていた。先生にはこれまでの経過と痛みの様子を見てもらったが、問診程度では腹痛の原因は分からずに、下腹部のレントゲンを取り、血液検査を行った。腹痛は継続し、昼過ぎに結果が分かって、再度診察を仰いだが、検査結果は正常であり、先生は外科に予約を取ってくれたり、超音波で下腹部を調べてくださったが、腎臓が少し腫れていると言うことで、CTスキャンを行うことになった。原因が分かるまで鎮痛剤は我慢せよと言うことで辛かったが、3時頃に診察室に呼び出され、CTスキャンの結果、尿管結石であることが判明した。先生のパソコンに結石が映し出され、大きさを測ると4m/m大と言うことであった。

  原因が分かると現金なもので腹痛は和らぎ、温めてお風呂は良いことを確かめ、痛め止めの下剤と排石用の薬一式をもらい、緊急診察などの精算をして自宅に戻ったのは16時頃であった。座薬がとても良く効き、結石が悪さしない限り、体は正常であることが分かった。19日(木)に診察と煩わしかったカテーテルを外して、完全に体は復帰した。石が出たかどうかは分からなかったが、レントゲンでは識別ができないほど石が小さいので、同じ痛みが出たら病院で薬をもらうことで、安心して過ごせば良いことになっている。
  かねて友人や兄貴から、結石は痛いものとは聞いていたが、痛みの状態が激痛でなく、鈍い鈍痛であったため、結石であったとは自分では気づかなかった。良い年をしてゴルフを含む東京での三日連続飲み会は、やはり無理であったと大いに反省している。思わぬ救急車の助けを借りたが、有り難いことに直ぐ来てくれ、今後の何かのために良い経験をしたと思う。痛さを体験して、健康な体の有り難さをしみじみと味わった次第である。


  (以下の写真は、11月末に旅行して熱海の「姫の沢公園」の紅葉を撮影したものである。ここは日本で紅葉が一番遅く来るという説のある紅葉の名所のようである。)








、盲目のピアニスト辻井伸行君のクライバーン・コンクールでの優勝、

  盲目のピアニスト辻井伸行君のヴァン・クライバーン・コンクールでの優勝のニュース以来、レコード・ショップでは辻井伸行コーナーが出来るほど人気が高まり、CDも良く売れているようである。去る11月22日NHKの地上D-021では、このコンクールでの辻井君の優勝に至るまでの20日間の足跡がドキュメンタリーで報道された。このコンクールはアメリカを代表する水準の高いものとして知られており、全盲のピアニストがハンデイを負って挑戦することだけでも話題になるのに、まして優勝するとは信じられない快挙であると思われた。その堂々たる優勝までの難関を超えるまでの経緯が報告されていたので、ここでは彼がどのようにそのハードルを超えてきたかを要約しておこう。



  辻井伸行君は1988年東京に生まれ、生後間もなく眼球が成長しない「小眼球」という障害が判明、4歳から本格的にピアノを学んでいる。2000年12歳で初リサイタル、上野学園大学演奏家コースで横山幸雄氏、田部京子氏に師事して今日に至っていた。この今回のクライバーン・コンクールは、テキサス州のフォートワース市で行われたもので、約150人の応募者から予備審査の結果選ばれた29人が参加し、日本からは坂本真由美(26)の二人が参加していた。
 一次予選は、この29人からセミファイナルに進む12人が選ばれることになっており、選曲は自由の50分以内のリサイタルで、プロの演奏家としての技量を示す必要があった。辻井君はショパンの作品10の練習曲の第1曲、ドビッシーの映像第一集より1曲、最後のリストのラ・カンパネラをほぼ完璧に弾きこなし、演奏後観衆は総立ちになっていた。彼は無事一次予選をクリアーし、素直に大喜びであった。セミファイナルは、選ばれた12人から6人に絞られるもので、まず、タカーチ弦楽四重奏団との室内楽の共演で曲目は自由であった。ピアノばかりでなく広く音楽性をテストされるもので、彼はシューマンのピアノ5重奏曲を選んでいた。レハーサルで盲目故の各楽章冒頭の入り方の打ち合わせがあり、彼は鋭い聴感でリーダーの息づかいで反応する方法を選択していた。本番ではリハーサルより良く演奏が出来たと語っていた。また、ピアノリサイタルもあり、彼はアメリカの作曲家の即興曲とフーガ、「ハンマークラヴィーア・ソナタ」を見事に弾いて、セミファイナルの演奏を終了した。セミファイナル結果が発表され、彼は見事にファイナリスト6人に選ばれ、ファイナルへと進んだ。



  ファイナルでは、ピアノ協奏曲が2曲と50分以内のピアノリサイタルであり、彼はショパンの第一番とラフマニノフの第2番の協奏曲を選んでおり、ジェームス・コンロン指揮フォートワース交響楽団との協演であった。また、ピアノ独奏曲では、リストのハンガリー狂詩曲第2番、アパッショナータ、ショパンの子守歌の3曲を選定した。ファイナルのために日本から師匠の横山幸雄氏が駆けつけてくれ、協奏曲の最終仕上げをしていた。ファイナルは、ブルガリア、韓国、中国から2名など他のコンクールの優勝ないし上位入賞者が並んでおり、激烈な競争であった。
  最終結果は、優勝者が2人で、ツアン・ハオチェン(19歳、中国)と辻井伸行君、銀メダルはソン・ヨルム(25歳、韓国)、第3位はなし、という結果であった。全員が東洋人であることに驚きを覚えたが、やはり全盲で他の競争者に負けない健闘をした辻井君には大変な注目が集まっていた。彼は優勝と聞いて嬉しさの余り号泣していたが、「これはゴールでなく、これからのスタートだ」と語り、両親を始めサポートしてくれた方々への深い感謝の言葉が印象的であった。
  これだけの難曲をほぼ完璧に弾きこなし、20日間にわたる激戦の結果勝ち抜いて、ここで優勝を勝ち得たことは大変な意義があり、ご苦労様と喜びたい。今後、演奏家としてどのような成長をしていくか、温かい目で見守りたいと思っている。


ぁ2010年の海外音楽ツアーの予定−モーツアルト週間とバッハ・ケーテン音楽祭−

  まだ元気なうちに音楽ツアーを体験しておこうと多くの旅行案内を検討しながらめぼしいものを選択していたが、2010年には一月の厳冬ではあるが、久し振りでザルツブルグの「モーツアルト週間」を含むウイーン、プラーハのモーツアルト音楽ツアーを選ぶことにした。また、九月には、かねてから評判の「続バッハへの旅」でケーテン音楽祭を中心にした加藤浩子先生による2回目のバッハ旅行の申し込みをしようと、公募前から予定をしている。いずれも旅行社は「郵船」によるものである。

  一月のモーツアルト旅行は、すでに行ったことのある都市ばかりなので、音楽が優先であり、計画に入っているものは、プラハの「コシ」(エステート劇場)、ウイーンのフォルクスOPの「魔笛」、ウイーン国立劇場の「ドン(シモーネ演出)」、ザルツブルグでは、ウイーンフイルの「レクイエム」、オープションではザルツブルグ州立劇場の「フィガロ」、1日滞在を延ばして、ミンコフスキーの「ハ短調ミサ曲」、アーノンクールのオールMコンサートなど4大オペラと2大宗教曲などの盛り沢山の音楽ツアーとなっている。フェラインの仲間たちに参加を呼び掛けているが、二人は確定しているが、最終的に何人になるかまだ決定していない状況にある。

  九月の「続バッハへの旅」は、8月28日(土)から9月7日(火)まで11日間のコースが予定されており、コンサートなどのツアーの詳細はまだ知らされていないが、ケーテン音楽祭とまだ行っていない北ドイツのバッハゆかりの地巡りが含まれているようであり、加藤先生のツアーなので全く安心している。   11月末にドバイ・ショックが発生し急激な円高になっている。円高は旅行者には大歓迎であるが、旅行の原資は各社の配当金なので、株価がまた下がり原資が低下することを恐れている。一過性のショックであって欲しいと願っている。


ァ09年12月号の放送番組予定と新ソフト情報、


    NHKのBSクラシック・ナヴィゲーションの12月号によれば、土曜日の23:00〜からのHVウイークエンド・シアターでは、モーツアルトは1曲も見当たらず残念であった。クラシック・ロイヤルシートでもモーツアルトの曲は見当たらなかったが、映像としては、ゲルギエフが振るマリインスキー劇場でのストラヴィンスキーの「火の鳥」「春の祭典」「結婚」のバレーの舞台が面白そうである。BSシンフォニーアワーでは、NHK交響楽団定期で1658回から1660回までサンテイの指揮で連続放送されるが、モーツアルトは1曲もない。 NHK音楽祭は初回より毎年ハイビジョンの5.1CHでNHKホールの演奏を収録してきたが、今年の2009年はモーツアルトは無いが、バレンボイム・ミラノスカラ座のヴェルデイの「レクイエム」とゲルギエフとN響の悲愴交響曲でも収録しておこうと考えている。

   一方のクラシカジャパンの12月予定表では、先月から始まった特集「20世紀の巨匠たち」の中で、カルロ・マリア・ジュリーニのト短調交響曲K.550を含むコンサート(1968)がある。また同じシリーズのアマデウス四重奏団(1)では、ト短調弦楽五重奏曲K.516が含まれているようだ。また、モーツアルトが編曲した室内楽版平均率から4曲K.405の2〜5曲が、アルテイス四重奏団の2001年モーツアルト週間の珍しい映像が放送されるようだ。前回輸入盤でアップ済みのキュヴィリエ劇場のケント・ナガノの「イドメネオ」(9-8-3)が初放送されるが、日本語字幕が付いた、50分のメイキングが含まれているクラシカジャパンの映像は収録しておきたい。その他クラシカジャパンにおいて、再放送のモーツアルト・プログラムが多いが、全て収録済み・アップ済みの番組ばかりであった。

   レコード芸術12月号からは、予告されていたレヴァイン・メトの「ドン(2000)」を入手したので、直ぐアップする予定である。また、石丸電気で輸入盤の2枚組DVDで、B.ケレメンのヴァイオリンと指揮のヴァイオリン協奏曲全集(Hangaroton-HDVD-32553-54)(190、207、211、216、218、219、261、269、364、373)を入手した。ハンガリーの若いヴァイオリニスト、ケレメンの活きの良い演奏でカデンツアは全て自作のようであった。優れた全集と思われるので、2度に分けて早い機会にアップしたいと考えている。


Α09年12月ソフト紹介予定、

  12月号では、第一曲目はクラシカジャパンの最新のウエザー・メストの指揮クリーブランド管弦楽団による06年におけるカーネギー・コンサートであり、以前に輸入盤DVDで発売しているのを見かけたことがあったものである。メストは現在はウイーンで小沢征爾の後を引き継いでおり、この録音はクリーブランド響の音楽監督としての演奏記録である。このHP初登場のアンスネスがピアノ協奏曲ト長調第17番K.453を弾いており、ソプラノのレッシュマンがコンサートで「フィガロの結婚」から2曲の伯爵夫人のアリアを歌っているのも珍しかった。

2曲目は懐かしい映像記録としてエストマン指揮ドロットニングホルムスの「フィガロの結婚」K.492を取り上げた。このグループは後期の6大オペラを映像で残しているが、この演奏は最も古い1981年のものである。この映像のアップを完了すると、未アップのこのオペラの映像は、ハイテインク指揮ベルリンフイルのハンペ演出の91年の映像と、ピーター・セラーズ演出のNYの現代劇の映像の2作品を残すのみとなった。

  3曲目は、最新発売のDVD記録として、今までリストからもれていたレヴァイン指揮NYメトロポリタンOP劇場の2000年の「ドン・ジョバンニ」を取り上げた。ターフェル・フルラネットが主役コンビを演じ、メトの女王ルネ・フレミングがドンナ・アンナを歌っている。オペラシリーズの「フィガロ」に続いては、これから「ドン」を数ヶ月連続してアップして、来年中に「フィガロ」と「ドン」を片付けるつもりで頑張ってみたいと思う。


(最新のソフト報告;メスト指揮クリーブランド響のカーネギー・ライブ、)
9-12-1、ウエザー・メスト指揮クリーブランド管弦楽団の06年カーネギーホール・コンサート、ピアノ協奏曲ト長調第17番K.453、ピアノ;レイフ・オヴェ・アンスネス&2曲の伯爵夫人のアリア、ソプラノ;ドロテア・レッシュマン、06年10月04日、カーネギーホール、ニューヨーク、
(09年10月23日、クラシカジャパンの放送をBD-019にSPモードで収録)


  この映像は、ニューヨークのカーネギイーホールの06/07年シーズン・オープニングに、ウエルザー・メストが音楽監督を務めるアメリカの名門、クリーヴランド管弦楽団が招かれたスペシャル・コンサートのライブである。メストのお国ものとなるオール・ウイーン・プログラムであり、ノルウエー生まれのアンスネスやドイツ出身のレッシュマンなど魅力的なソリストを迎えて、モーツアルトからオペレッタ序曲、そしてウインナワルツまでお馴染みの名曲が楽しめるニューヨーク人にとっては異色的なコンサートになっていた。
 曲目はズッペの「軽騎兵」序曲、アンスネスのピアノでピアノ協奏曲ト長調第17番K.453、ソプラノのレッシュマンが歌った2曲の「フィガロの結婚」の伯爵夫人のアリア、シュトラウスのワルツ「芸術家の生涯」、アンネンポルカ、「こうもり」序曲、と続く親しみやすいコンサートであった。メストは1960年リンツ生まれで、32歳の若さでロンドンフイルの音楽監督を務め、1995年からチューリヒ歌劇場音楽監督、2002年よりクリーヴランド管弦楽団、2010年より小沢征爾の後を継いでウイーン国立歌劇場の音楽総監督を務める予定とされており、現在最も注目されている働き盛りの指揮者の一人である。


(懐かしい映像記録;エストマン・ドロットニングホルムスの「フィガロの結婚」)
9-12-2、アーノルド・エストマン指揮ドロットニングホルムス宮廷劇場管弦楽団&合唱団、イエルヴェフェルト演出による「フィガロの結婚」K.492、1981年収録のライブ公演、
(配役)フィガロ;M.サミュエルソン、スザンナ;G.レジック、伯爵;バールグレン、伯爵夫人;S.リンデンストランド、ケルビーノ;A.C.ビール、マルチェリーナ;K.M.ハブシ、バルトロ;E.サエデン、ドン・バジリオ;T.リリクイスト、バルバリナ;B.ラルソン、
(1991年10月11日レーザー・デイスクより、S-VHSアナログテープに3倍速で収録)

  この映像は、エストマン指揮ドロットニングホルムスによる8組のモーツアルトオペラのうちの最初の演奏(1981)であった。この演奏を初めて見て古い木造の劇場と言い、18世紀風のカツラと衣裳を着けたオーケストラ団員による古楽器演奏と言い、凝ったスタイルに驚かされた映像であった。そして狭いが奥行きのある舞台を活用した独特の演出や舞台造りが、18世紀風の鄙びた古さを感じさせ、またエストマンの緩急・強弱のメリハリを付けた古楽器らしい指揮振りもこの劇場に合っていた。しかし、エストマンの指揮振りで気になるところは、時々、演奏が早すぎてついて行けない部分があることであり、そのくせが目立たなければといつも感じていた。これらの傾向は8組の全オペラに概ね共通しているが、一人の指揮者が8組のオペラ演奏を残したのはエストマンだけの功績である。
  このコンビの「フィガロの結婚」にはCD録音(1987)もあり、A.オジェーの伯爵夫人とB.ボニーのスザンナが外部から加わった演奏であった。私がこのCDを敢えて入手したのは、1789年8月にウイーンで再上演された際に、代替曲としてモーツアルトが追加作曲したとされる6曲が付録として録音されており、代替曲として続けて聴けるように収録されていたことにあった。これらには、K.577(第4幕のスザンナのアリア)およびK.579(第2幕のスザンナのアリア)のコンサートアリアのほか、4カ所の代替曲が網羅されていたが、これは極めて貴重な試みであった。エストマンの原典を確かめる生真面目な取り組みを評価したいと考えたからである。
  今回の映像の「フィガロの結婚」は、全てが宮廷劇場専属の歌手陣であり、演出はイエルヴェフェルトによる古風な演出であるが、この劇場独特の雰囲気を持った映像であり、当時を偲びつつ見る映像として欠かせないものと私は考えている。


(最新発売のDVD記録;レヴァイン指揮METの2000年の「ドン・ジョバンニ」)
9-12-3、ジェームス・レヴァイン指揮NYメトロポリタン歌劇場によるゼッフィレッリ演出の「ドン・ジョバンニ」K.527、 2000年10月、MET歌劇場でライブ収録、
(配役)ドン・ジョバンニ;ブリン・ターフェル、ドンナ・アンナ;ルネ・フレミング、ドン・オッターヴィオ;ポール・グローブス、騎士長;セルゲイ・コプチャク、ドンナ・エルヴィラ;ソルヴェイグ・クリンゲルボルン、レポレロ;フェルッチョ・フルラネット、マゼット;ジョン・レリア、ツエルリーナ:ヘイキョン・ホン、その他、
(2009年11月07日、新発売DVDを石丸電気にて購入、GRM-UCBG-9057/8、)

  この映像は、このHPでは珍しいアメリカのNYメトロポリタン歌劇場の映像であり、この歌劇場の主であるレヴァインの指揮による「ドン・ジョバンニ」である。配役はブリン・ターフェルとフェルッチョ・フルラネットの主従コンビがヨーロッパから駆けつけ、ルネ・フレミングを中心とするメットの専属的なアメリカ人歌手が参加するという構図の顔合わせであった。1991年と2006年のモーツアルトイヤーの中間の端境期の2000年の映像である。1956年生まれのターフェルは、これまでグリエルモ、フィガロ、マゼット、レポレロを歌ってきたが、ドン・ジョバンニのタイトル・ロールは初めてであり、大柄のターフェルが歌唱力は充分にあるので、スマートに素速い動きが出来て石像と堂々と対峙できるかどうかが見どころの一つと言えそうである。
  また、メットの顔と言われるルネ・フレミングも、過去において学生時代にはツエルリーナを歌い、方々の歌劇場ではドンナ・エルヴィーラを歌ってきたが、今回はドンナ・アンナを歌っている。そして、本人も性格面でも声質面でも他の2役より自分に合っていると語っているので、この二人の活躍が楽しみな「ドン・ジョバンニ」であった。

(以上)(09/11/29)


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