モーツアルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成21年11月号−−


(リヒテルのピアノソナタ集、第4番変ホ長調K.282、第16番ハ長調K.545、第8番イ短調K.310、/カンブルラン指揮パリ・オペラ座OPO&C、クリストフ・マルターラー演出による「フィガロの結婚」K.492、/カラヤン指揮ウイーンフイルによるミヒャエル・ハンペ演出の「ドン・ジョバンニ」K.527)

(先月の月報は  「こちら」)

私の最新入手ソフト情報−平成21年11月号−

(リヒテルのピアノソナタ集、第4番変ホ長調K.282、第16番ハ長調K.545、第8番イ短調K.310、/カンブルラン指揮パリ・オペラ座OPO&C、クリストフ・マルターラー演出による「フィガロの結婚」K.492、/カラヤン指揮ウイーンフイルによるミヒャエル・ハンペ演出の「ドン・ジョバンニ」K.527、)

9-11-0、平成21年11月初めの近況報告、

 鳩山新政権の抱える問題が少しずつ見えてきた。
◆▲屮襦璽譽ぁΕ廛譽ぅ筺爾竜ー鐐定について、
、ウイルス・バスター2010のインストール、−電話解決しか方法なし−
ぁ⊆作DVDの印刷ソフト−らくちんCDダイレクトプリント−
ァ09年11月号の放送番組予定と新ソフト情報、
Α09年11月ソフト紹介予定、


(アップを急ぎたかった収録ソフト報告;珍しいリートを二曲、松田奈緒美が歌う)
9-11-5、松田奈緒美(ソプラノ)が歌うリートを二曲、「すみれ」K.476および「夕べの想い」K.523、ピアノ伴奏;大藪祐歌、07年5月19日、フィリアホール、横浜、

(アップを急ぎたかった収録ソフト報告;バレンボイム&WEDOの協奏交響曲K.297b)
9-11-4、ダニエル・バレンボイム指揮、WEDOオーケストラによる07ザルツブルグ音楽祭におけるモーツアルトのオーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンのための協奏交響曲変ホ長調K.297b、WEDO=West-Eastern Divan Orchestra、

(最新のDVD報告;リヒテルのソナタ3曲のライブ映像(89/03/29)のDVD化)
9-11-1、スビアトスラフ・リヒテルのピアノソナタ集、第4番変ホ長調K.282、第16番ハ長調K.545、第8番イ短調K.310、およびショパンの練習曲より12曲、バービカン・センター、ロンドン、1989年3月29日、BBCアルヒーブス、
(09年06月、柏タワーレコードにてDVD購入、Medeici arts 3085208)

(最新のDVD報告;カンブルランの06年パリ・オペラ座の「フィガロの結婚」)
9-11-2、シルヴァン・カンブルラン指揮パリ・オペラ座OPO&C、クリストフ・マルターラー演出による「フィガロの結婚」K.492、2006年5月28日、オペラ座(ガルニエ宮)におけるライブ収録、
(配役)フィガロ;ロレンツオ・レガッツオ、スザンナ;ハイデイ・グラント・マーフイ、伯爵;ペーター・マッテイ、伯爵夫人;クリステイアーネ・エルツエ、ケルビーノ;クリステイーネ・シェーファー、マルチェリーナ;ヘレン・シュナイダーマン、バルトロ;ローラント・ブラハト、ドン・バジリオ;ブルクハルト・ウルリヒ、その他
(2009年10月21日発売のDENON-DVD、TDBA-5095-6、ドキュメンタリ特典映像つき)

(懐かしい映像記録;カラヤン指揮による1987年の「ドン・ジョバンニ」K.527)
9-11-3、カラヤン指揮ウイーンフイルによるミヒャエル・ハンペ演出の「ドン・ジョバンニ」K.527、1987年7月、87年ザルツブルグ音楽祭におけるライブ収録、
(配役)ドン・ジョバンニ;サミュエル・レイミー、ドンナ・アンナ;アンナ・トモワ=シントウ、ドン・オッターヴィオ;エスタ・ヴィンベルイ、騎士長;パータ・ブルチュラーレ、ドンナ・エルヴィラ;ユリア・ヴァラデイ、レポレロ;フェルッチョ・フルラネット、マゼット;アレクサンダー・マルタ、ツエルリーナ:キャスリーン・バトル、その他、1988年UNITEL制作、
(1991年10月02日、NHKBS放送をS-VHSアナログテープに3倍速で収録、)



9-11-0、平成21年11月初めの近況報告、

  秋の紅葉便りが賑やかな季節になったが、夏の布団から冬の布団に変えて以来、朝の温もりが微妙に心地よく、早起きしようとする気持ちを萎えさせる。先月のソフト紹介は、見慣れたソフトが多かったせいか時間的にゆとりがあり、かねてやり残していたいろいろなこと、新ウイルスバスター2010のインストール、自作DVDへのCD印刷、古い機器であるCSチューナー(クラシカジャパン)やレーザー・デイスクなどの外部接続機器入力の映像再生時の動作不安定(映像だけのちらつき・断続など)への原因究明と解決など、いらいらする懸案事項がかなり処理できた。パソコン関係では、まだWinXPを使っており、やっとウイルスバスター2010のインストールやCD印刷が出来るようになったのに、もう新しいOSのWindows 7が発売開始というニュースが流れていた。05年購入のPCは、立ち上がりの悪さや遅さが気になるようになってきたが、機能的には健在であり、HDDの容量150MBの半分も使っていない状況で困っていないのに早すぎると言いたい。また、BDプレイヤーという新機種の導入への期待が高くなっており、現行のシステムにどう接続するかなど考えることが多く、今月はこれらを話題に取り上げたい。


 鳩山新政権の抱える問題が少しずつ見えてきた。

  新首相の国会における所信表明演説が終わり、いよいよ衆参両院における国会質疑が始まって、この新政権の抱える 問題が少しずつ見えてきた。その弱点の第一がこの政権が国民新党と社民党との連立与党でスタートしたことに関係があり、首相は郵政問題などで亀井党首に全権委任した向きが見え見えであった。その端的な例が日本郵政の社長人事および役員人事に現れており、明らかに官僚依存のマニュフェスト違反と言える人事が現れている。この首相の甘さが亀井さんの主張する借金返済猶予問題の徳政令的な考えに波及すれば大変なことになりそうな予感がしているし、亀井さんが頑張るならと社民党の福島党首が沖縄の普天間基地の県外移転にこだわりを見せたりすると大変なことになりそうである。もう少し時間をかけて様子を見守りたいことが多い。

  国会ではこの普天間問題に関連して、岡田外相、北沢防衛相などの各閣僚の発言の食い違いが指摘されており、これに社民党が加われば大変なことになりそうで、首相がいくら最終的に決めると言ってもしこりが大きく残りそうな気がする。しかし、鳩山首相が普天間の移設問題で10年以上かけても結論を出せなかったのはどの政権だったかと言う答弁をしたことは的を得ており、11月にオバマ大統領が来ても、それまでにと結論を急ぐ必要はないかもしれない。むしろ枠組みや範囲を広げたアフガン支援問題やインド洋での補給活動などと同時決定する問題なのかもしれない。

  八ツ場ダム問題について、関東の知事さん方と建設大臣が会見して大臣の真意を聞く場が用意されたが、大臣が50年前の従来の基準で決まってきたダム計画を、人口減・需要減の現時点で改めて必要性を検討して、その基準を見直したいと説明していた。また、国会質問でも問答無用の中止決定に対して、公共事業を止めるにはマニュフェストで一端中止させ、根拠が妥当かどうか見直すしか方法がないと語っていた。八斗島の計画流量に対して、1000年に一度の洪水流量では、ダムがまだ必要になると見ている。従って、計画の水準まで公開して見直しをしようと考えており、技術的な領域ににまで政治力が関与しそうな勢いである。公開で行われるのであれば、何が正しいかプロセスまで分かるので、注意深くこの動きを見守っていく必要があろう。


  ◆▲屮襦璽譽ぁΕ廛譽ぅ筺爾竜ー鐐定について、

  ブルーレイ・レコーダーによるBDデイスク再生が、リモコンの機能不足のせいもあって、使いずらいと思っていたが、BD再生専用機の普及品の良いものが出始めて、話題を呼ぶようになってきた。中でも麻倉怜士の「レコード芸術8月号」の「最新BDプレイヤーの選び方、P.300」は、パイオニアBDP-320を例に解説がなされており参考になった。とりわけ、数百万の超高級DVDプレイヤーでも、画質では数万円のBDプレイヤーのハイビジョン画質には全く及ばないという事実を挙げて、録画はレコーダーで、再生はプレーヤーでと専門的に使い分けるべきと指摘している。

  一方、「特選街11月号」のブルーレイ特集では、ブルーレイのレコーダーとプレイヤーのメーカー別の機種解説の特集を行っており、自分の用途に向いた機種の選定には参考になることが多かった。現行のBDレコーダーはパナソニックのDMR-BW800(500GB)であるが、同じパナソニックのプレイヤーにはBMP-BD60と言う機種が09年4月に発売されていた。実売価格は5万円位であり、画質面ではトップクラスの評価を得ているが、音質は今一つという評価がなされていた。この特集におけるBDプレーヤーの総合評価では、トップにパイオニアBDP-320(4万円位)が選ばれており、画質では追従を許さないとしてその次にパナソニックBD-60が評価されていた。

  私自身は、これまでのDVD録画やBD録画の体験上、DVDやBDをファイナライズした後でも、録画したメーカーのものが他のメーカーのプレイヤーで100%再生可能かどうかの互換性の問題を疑っている。そのため、私はパナソニックで録画しファイナライズしたBDと、ファイナライズしていない未完のBDの両方を持参して、秋葉原のヨドバシカメラでパイオニアのBD-320とパナソニックのBD-60とを実際にテストしてみた。その結果、ファイナライズしたBDは両メーカーとも問題なかったが、パナソニックでは、同一メーカーのせいでファイナライズしていないBDも何と再生可能であることが分かった。これは私にとっては、素晴らしい特性であり、感動的な実験であった。実際、録画した20枚ほどのBDデイスクは、2〜3枚しかファイナライズしていない。自宅で操作している限り、ファイナライズの必要性は全くなく、再生する度にチャプターマークを付けたり、書き込みを行ったりしているからである。

  以上の通り、今のところ、私の場合はレコーダーと同一メーカーのプレイヤーを選定することとしたいが、現行システムで冒頭に書いた、古い機器であるCSチューナー(クラシカジャパン)やレーザー・デイスクなどの外部接続機器の映像再生時の動作不安定(映像だけのちらつき・断続など)の問題があり、その原因究明と対策が必要とされているので、新しい外部機器の追加接続については、この問題の解決後と決めている。このプレイヤーで全てのデイスクを再生することが出来、小型軽量で持ち運びが可能なので、テレビさえあれば何処でもBDを再生することが出来る。そのため、来年の10年4月のフェライン例会発表の時までに使いこなしておきたいと考えている。


、ウイルス・バスター2010のインストール−電話解決しか方法がなかった−

  これまでウイルスバスター2008を使っていたが、最近になって新ヴァージョンの2010に改めよと言うメールが何回か入るようになった。新しい2010にすると、よりも立ち上がりが早くなり、検索時間も短縮されると良いことずくめのようであった。メールに応じて2010のダウンロードを行い解凍をすると、デスクトップ上に2010のアイコンが出来るが、自動的にダウンロード出来るはずなのが、「Outlook の実行中はプログラムのインストールは出来ない。Outlook終了後に再試行せよ」というメッセージが出て、先に進まなくなった。何かがおかしいと放置し、後日何回か実行したが、同じトラブルで先に進まず、デスクトップに同じアイコンが3つぐらい重なる羽目になった。

  そこでウイルスバスターのクラブセンターで受け付けているチャットサポートに連絡し、インターネットでサポートエンジニアーの指示を受けながら、2010のインストール作業を実施しようとしたが、その前にまず2008をアンインストールする必要があった。しかし、通常の方法ではアンインストール出来ず、サポートエンジニアーの指示を受けながら、良く理解できない「タスクマネージャー」を開いて、何個かの怖い.EXEファイルを削除したりした。しかし、矢張り上手く出来ず結局は、アンインストールツールをダウンロードし、指示通りの作業を実行する必要が生じた。その作業を実施して、指示通り再起動しようとしたら、さあ大変。インターネットとメールが使えなくなり、これ以上パソコンで作業することが全く出来なくなった。

  サポートエンジニアーばかりか何処にも相談ができなくなり、結局はウイルスバスターのクラブセンターに緊急電話をするしかなくなった。携帯で電話して20分位待たされた挙げ句、事情を説明し電話で指示を受けながらパソコンで作業をすることにしたが、まずインターネット・メールを復旧させ、その後電話の指示で2008をアンインストールするところまで作業をした。電話の相手のエンジニアは女性であったが、打てば響くような分かりの良さで、順調に作業が出来た。これで2010が自動的にインストール出来ると改めて作業を開始したが、矢張り、例の「Outlook終了後に再試行せよ」の指示が出てどうしても自分では作業が先に進まない。そのためチャットは面倒なので、再び電話することにして指示を仰いだが、矢張り自分では理解できぬ「タスクマネージャー」を開いてファイルを二つ削除する作業があって、何とか電話指示により2010のインストールが完了した。待ち時間20分、通話時間10分が2回繰り返され、電話代が5000円位になっていたが、インターネット・メールが出来ないとパソコンでは何も出来ないことを強く実感した大変なトラブルを体験した。

  2010にグレードアップしたら、今まで便利に使われていた迷惑メールの対策ツールバーがなくなっていた。また2010の迷惑メール対策が「無効」の状態であり、「有効」にしようとしてもエラー・メッセージが出て自分では作業が出来なかった。電話は高いので、今度はチャットサポートを利用して訴えたら、作業手順書をメールしてくれた。これは簡単に自分でも作業ができ、2008と全く同様に「有効」の状態に戻すことが出来て、やっと迷惑メールが自動的に削除出来るようになった。
  ウイルスバスターは複雑な機能を持ったソフトなので、更新は大変なのであろうが、2回も電話が必要なほど面倒なのは問題である。電話代が1年間のソフト代に匹敵してしまうし、指示通りやっていたのに再起動して断線するのは、とんでもない迷惑である。パソコンのトラブルは、被害者が自分だけで損失を訴える場所がないので腹が立つ。この作業に累計して二日間ほど費やしたので、大変無駄な時間を浪費したものであると考えている。


ぁ⊆作DVDの印刷ソフト−らくちんCDダイレクトプリント−

  キャノンのプリンターPIXUS-MP960を購入した直後に、CD印刷を試みようとしたが、付属の「らくちんCDダイレクトプリント」を上手く使いこなせず、余り必要性を感じないまま2年ほど経ってしまった。ところが最近になって白いBDデイスクが20枚ほど溜まってきてうっかりすると間違えてしまうようになった。そのため白のCD/DVD/BDに対しCD印刷をしようと考え準備してきた。始めにこのソフトのバージョンアップ(V.2.3.1)をしたが、肝心の付属のCD-Rトレイをどこかにしまい忘れて仕舞い、キャノンのHPから取り寄せるというヘマをしてしまった。

  CD印刷を行うためには、何を印刷するかをあらかじめ定めておく必要があり、そのため、第一に、DVDやBDに含まれている音楽の内容を現す背景を考え、第二に、曲名や演奏者名をどう表示するかを整理し、第三に、検索用にレコード番号を目立つように記載すること、の三つをあらかじめ考えておく必要がある。しかし、最初は考え方が整理できず、やり出しても中央の白抜きマルが邪魔で上手くいかず、やり直すことが多かった。何回か試行して失敗を重ねた後、当初構想通りにはなかなか上手くいかないので、自分だけが分かる大体の表現が出来ていればOKであると割り切りをして、次のような手順でやることにした。

  第一に背景は、沢山収録されている曲の中から、デイスクを代表する曲と演奏家を定め、その映像の中からイメージが沸く場面の写真を撮り、それを背景画とすることにした。第二に、白抜きマルがあっても全体が分かるように背景画の位置を調整し、白丸の下に曲名や演奏者名が書けるように背景画を設定する。第三に、曲名や演奏者名を具体的に二段書きし、最下段には白抜きでレコード番号が入るように調整し、文字列の大きさや色を設定して、試行錯誤により全体が収まるように工夫する。





  印刷は一回限りであり失敗は許されないので、最終図案にこぎ着けるまで充分に試行錯誤しておく必要がある。印刷自体は、良くできたCD-Rトレイのお陰で、マニュアル通りやれば、図案通りらくらくと印刷が可能である。下手くそな例であるが、これまで作成したものから4例ほどお目にかける。兎に角、自分一人のオリジナルなもので、他のCD類と一目で区別できていれば、合格とすべき程度の代物である。ソフトに慣れてきても写真を撮ったり手間はかかるので、こんな作業に時間が取られないよう、ほどほどにすべきものであると思った。


ァ09年11月号の放送番組予定と新ソフト情報、

   NHKのBSクラシック・ナヴィゲーションの11月号によれば、土曜日の23:00〜からのHVウイークエンド・シアターでは、09NHK音楽祭が華やかに連続するが、今年の音楽祭にはモーツアルトは1曲も見当たらず残念であった。クラシック・ロイヤルシートでは、11月2日にルイゾッテイ指揮のサントリーホールのホールオペラ「ドン・ジョバンニ」が放送されるが、これは既に9月に収録済みで12月号でアップの予定である。それ以外には残念ながらモーツアルトの曲は見当たらなかった。BSシンフォニーアワーでは、NHK交響楽団定期でプレヴィンが2回N響を振っており、11月20日(金)10:00から池場文美のピアノでピアノ協奏曲イ長調K.488が放送される。また、11月27日(金)10:00からは、プレヴィンの指揮で、交響曲38番、39番、40番が連続放送される。
 NHK音楽祭は初回より毎年ハイビジョンの5.1CHでNHKホールの演奏を収録してきたが、今年はバレンボイム・ミラノスカラ座のヴェルデイの「レクイエム」(11月8日0:00)とゲルギエフとN響の悲愴交響曲(12月)でも収録しておこうと考えている。

   一方のクラシカジャパンの11月予定表では、特集はベネズエラのドウダメル&SBYOの特集で、彼らのベートーヴェン音楽祭2007及びザルツブルグ音楽祭2008の初登場が初放送であるが、モーツアルトは含まれていない。前回アップ済みのキュヴィリエ劇場のケント・ナガノの「イドメネオ」(9-8-3)が初放送されるが、輸入盤DVDをアップしているので、日本語字幕のついたクラシカジャパンの映像は収録しておきたいと思う。クラシカジャパンにおいて、再放送のモーツアルト・プログラムが多いが、全て収録済み・アップ済みの番組ばかりであった。

  レコード芸術11月号では、過去にレーザーデイスクで出た名盤、ベームの「後宮」(9-10-3)、サバリッシュ・バイエルンの「魔笛」、レヴァイン・メトの「ドン」(未入手)、アーノンクール・ウイーンフイルの「コシ」が安い値段で11月4日より発売されるが、未アップのLDで所有しているので、出来るだけ早くアップしたいと考えている。


Α09年11月ソフト紹介予定、

   11月号では、最近入手した二組のDVDと最近DVD化されたカラヤンの「ドン・ジョバンニ」をお送りする。リヒテルのピアノソナタ集は、99年5月にS-VHSで収録していたが、ショパンの練習曲12曲を含んで格安の値段であったので購入しアップするものである。カンブルランの最新の「フィガロ」は、その存在は輸入盤で知っていたので、アマゾンから発売日前の30%引きの予約購入を行ったものである。日本語字幕が付くので、待っていた甲斐があった。カラヤンの「ドン・ジョバンニ」はS-VHSであるが、状態がよいのでDVD購入を節約してアップする予定である。

   ここ1年ばかりオペラを毎月2本にしているが、器楽曲のアップが極端に少なくなっている。これまで器楽曲のアップ方針は、オールモーツアルト・コンサートを優先し、単独曲は幾つか纏めてアップしてきた。10月号のように過去に見慣れたオペラ2本の場合は、新規のもの2本に較べて比較的楽で時間的に余裕があるようなので、今後は余力のあるときには、30分ものの器楽曲であっても、積極的にアップしていきたいと考えている。BDのデイスクには、早くアップしたい30分ものの協奏曲やソナタが沢山出番を待っているので、余力が出来たら予告なしでアップする方針としたので、ご期待いただきたいと思う。



(最新のDVD報告;リヒテルのソナタ3曲のライブ映像(89/03/29)のDVD化)
9-11-1、スビアトスラフ・リヒテルのピアノソナタ集、第4番変ホ長調K.282、第16番ハ長調K.545、第8番イ短調K.310、およびショパンの練習曲より12曲、バービカン・センター、ロンドン、1989年3月29日、BBCアルヒーブス、
(09年06月、柏タワーレコードにてDVD購入、Medeici arts 3085208)

   この映像は99年6月にクラシカジャパンで放送され、一度S-VHSアナログテープに収録しており、フェラインの例会でも取り上げたことがあったと記憶している。今回、偶然、タワーレコードで入手したDVDは、輸入盤の廉価盤でMedici Artsから出されたもので、音源はBBC Archivesとされている。1989年3月29日、ロンドンのバービカン・センターで収録されており、モーツアルトの3曲、すなわち第4番変ホ長調K.282(189g)、第16番ハ長調K.545、第8番イ短調K.310(300d)の他にショパンの練習曲より12曲、そしてボーナスとして、1969年10月28日BBC収録のショパンの練習曲より2曲が含まれていた。
  今回のDVDは、さすがデジタルで復刻しただけあって、音質も映像も私のS-VHSアナログテープより状態が良いので取り上げたものである。リヒテルが明るい舞台にゆっくりと登場し、舞台が暗くなると同時にスコアを照らすライトの向きを自分で調節し、演奏に向かう巨人の姿は異様であり、このような演奏記録を残したピアニストは他にはいないであろう。リヒテルの他の映像としては、1994年5月8日に放送された来日記念演奏で弾いたピアノ協奏曲第1番ヘ長調K.37、第5番ニ長調K.175、第18番変ロ長調K.456の3曲を新星日本響とのサントリーホールでのライブがS-VHSで収録してあるが、ここでは明るい舞台でスコアを見ながら丁寧にピアノを弾く生真面目なリヒテルの姿があった。録音嫌いのリヒターが残した映像は極端に数が少ない上に、第1番、第18番はこのHPではまだアップロードしていないので、アップを急ぐべきだと考えている。


(最新のDVD報告;カンブルランの06年パリ・オペラ座の「フィガロの結婚」)
9-11-2、シルヴァン・カンブルラン指揮パリ・オペラ座OPO&C、クリストフ・マルターラー演出による「フィガロの結婚」K.492、2006年5月28日、オペラ座(ガルニエ宮)におけるライブ収録、
(配役)フィガロ;ロレンツオ・レガッツオ、スザンナ;ハイデイ・グラント・マーフイ、伯爵;ペーター・マッテイ、伯爵夫人;クリステイアーネ・エルツエ、ケルビーノ;クリステイーネ・シェーファー、マルチェリーナ;ヘレン・シュナイダーマン、バルトロ;ローラント・ブラハト、ドン・バジリオ;ブルクハルト・ウルリヒ、その他
(2009年10月21日発売のDENON-DVD、TDBA-5095-6、ドキュメンタリ特典映像つき)

  この最新の映像は、この劇作品を生んだフランスにおけるライブ(06年ガルニエ座)であり、演出家クリストフ・マルターラーが指揮者カンブルランと一体になって、モーツアルトの劇作品が現代においても普遍性を持つという信念を持って、現代社会の場に適用しようと実験に取り組んだものである。そのためスザンナの勤務先がザルツブルグ市の戸籍窓口であり、両隣はドレスショップで婚礼衣装をデイスプレイしている場所で物語が進められていた。原作の「フィガロの結婚」では、当時の貴族社会の腐敗を風刺していたとされるが、この現代の「たわけた一日」では社会の規範たるべき結婚制度を描いており、このテーマであればどんな時代でも生き生きと描けると考えて構築されたとされている。
  この演出のオリジナルは2001年のザルツブルグ音楽祭で当時総監督だったジェラール・モルテイエの最後の年の新演出であったとされ、実験精神を尊重したモルテイエの主義が反映されたものとされる。モルテイエは2004年にパリ・オペラ座の総監督に就任しており、ザルツブルグ音楽祭で再演されなかったマルターラーの演出をパリで上演しようとしたものと考えられている。また、舞台上の歌手とオーケストラ内の鍵盤奏者との連携を強化するため、舞台上に「レチタテイヴィスト」という役を創設しているのも珍しい。  私は現代ものへの読み替えオペラは好きではないが、これだけ念の入った熱意溢れる読み替え劇であれば、充分に目を通す必要があると考えて、敢えて日本語字幕が出るまで待って取り上げているが、果たして結果はどうであろうか。


(懐かしい映像記録;カラヤン指揮による1987年の「ドン・ジョバンニ」K.527)
9-11-3、カラヤン指揮ウイーンフイルによるミヒャエル・ハンペ演出の「ドン・ジョバンニ」K.527、1987年7月、87年ザルツブルグ音楽祭におけるライブ収録、
(配役)ドン・ジョバンニ;サミュエル・レイミー、ドンナ・アンナ;アンナ・トモワ=シントウ、ドン・オッターヴィオ;エスタ・ヴィンベルイ、騎士長;パータ・ブルチュラーレ、ドンナ・エルヴィラ;ユリア・ヴァラデイ、レポレロ;フェルッチョ・フルラネット、マゼット;アレクサンダー・マルタ、ツエルリーナ:キャスリーン・バトル、その他、1988年UNITEL制作、
(1991年10月02日、NHKBS放送をS-VHSアナログテープに3倍速で収録、)

  この映像はカラヤンが残したモーツアルトの唯一のオペラ作品の映像であり、このオペラの沢山ある映像を総合的に見て、今でも最も素晴らしい作品の一つであると考えている。私はLP時代はこのオペラをクリップス・ウイーンフイル盤(1954)で聴いていたが、CD時代になって最初に出たCDがカラヤン・ベルリンフイル盤(1987)であり、最も繰り返し聴きこんだものである。このCDはカラヤンにとってこのオペラ初めての執念を凝らした録音であり、歌手陣は当時のウイーン国立歌劇場のインターナショナルなスター歌手を集めており、当時からカラヤンでなければ出来ないと言われていた。この演奏が素晴らしく聴こえたのはそのせいもあるが、この映像はCDの歌手陣をそっくり集めて翌年の87年ザルツブルグ音楽祭でウイーンフイルと上演したものであり、オーケストラとエルヴィーラだけがアグネス・バルツアからマリア・ヴァラデイに変わっていた。
    この映像の演出者はルドルフ・ハンペであり、薄暗い舞台を基調としたリブレットに忠実な最も伝統的な演出で、安心して舞台に浸ることの出来るものであった。カラヤンには沢山のドキュメンタリーが残されているが、私はカラヤンと若いハンペとがこの演出の際に喧嘩に近い激論を交わしている場面を見たことがあるが、演出にもうるさいカラヤンとの共同作品だから、恐らく練り上げられたものと言うことが出来よう。   私が91年10月にNHKBS 放送をS-VHSアナログテープで撮った映像が、3倍速であるが画質も音質もまずまずであったのでこれを使っているが、これを改めて見て最近安い値段で再発売されたDVDが魅力的であり、いずれ保存用に購入したいと考えている。

      (以上)(09/10/29)


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