モーツアルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成21年9月号−−


(ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団による交響曲ハ長調K.551「ジュピター」およびヘルベルト・プロムシュテット指揮NHK交響楽団による交響曲ニ長調K.504「プラハ」、/ゲオルグ・ショルテイ指揮パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団、ジョルジュ・ストレーレル演出による「フィガロの結婚」K.492/カール・ベーム指揮ウイーンフイル、カスリク演出による「コシ・ファン・トッテ」K.588)

(先月の月報は  「こちら」)

私の最新入手ソフト情報−平成21年9月号−

(ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団による交響曲ハ長調K.551「ジュピター」およびヘルベルト・プロムシュテット指揮NHK交響楽団による交響曲ニ長調K.504「プラハ」、/ゲオルグ・ショルテイ指揮パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団、ジョルジュ・ストレーレル演出による「フィガロの結婚」K.492/カール・ベーム指揮ウイーンフイル、カスリク演出による「コシ・ファン・トッテ」K.588、)

9-9-0、平成21年9月初めの近況報告、

 ∩軈挙の結果の考察、
◆◆屮侫ガロの結婚」の優先的アップ方針について、
、演奏者目次の必要性の検討−HP内の検索システムに替わるもの−
ぁ■紊屬蕕△椹錣離曄璽爛據璽顕宗櫃海譴捻藾媼垳〆が完璧になりそう−
ァ09年9月号の放送番組予定と新ソフト情報、
Α09年9月ソフト紹介予定、 



(二つの交響曲シリーズ;ケント・ナガノのジュピターとプロムシュテットのプラーハ)
9-9-1ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団による交響曲ハ長調K.551「ジュピター」、2005年、およびヘルベルト・プロムシュテット指揮NHK交響楽団による交響曲ニ長調K.504「プラハ」、08年1月12日第1610回定期、NHKホール、
(07年08月12日クラシカジャパンCS736による放送をS-VHSテープにデジタル収録、および08年05月16日、NHKBS102CHの放送をBDー01にHEモードによりデジタル録画)

(懐かしい映像記録;ショルテイ指揮パリ・オペラ座の1980年「フィガロの結婚」)
9-9-2、ゲオルグ・ショルテイ指揮パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団、ジョルジュ・ストレーレル演出による「フィガロの結婚」K.492、1980年7月14日、パリ・オペラ座におけるライブ収録、
(配役)フィガロ;ジョゼ・ファン・ダム、スザンナ;ルチア・ポップ、伯爵;ガブリエル・パキエ、伯爵夫人;グンドラ・ヤノヴィッツ、ケルビーノ;フレデリカ・フォン・シュターデ、マルチェリーナ;ジャーヌ・ベルビエ、バルトロ;クルト・モール、その他、
(ドリームライフ、レーザーデイスク(LD制作1992/9/23)、DMLB-29、)

(懐かしい映像記録;カール・ベーム指揮1969年の「コシ・ファン・トッテ」K.588)
9-9-3、カール・ベーム指揮ウイーンフイル、カスリク演出の「コシ・ファン・トッテ」K.588、1969年、映画方式、スタジオ収録、
(配役)フィオルデリージ;グンドラ・ヤノヴィッツ、ドラベラ;クリスタ・ルードヴィヒ、デスピーナ;オリヴェラ・ミリヤコヴィチ、アルフォンゾ;ワルター・ベリー、グリエルモ:ヘルマン・プライ、フェランド;ルイジ・アルヴァ、映画方式、1969年制作、
(2000年1月2日クラシカジャパンの放送をS-VHSテープにアナログ録画)


9-9-0、平成21年9月初めの近況報告、

   今年の夏は関東以外が梅雨が上がらず、涼しくて凌ぎよかったが、稲や野菜の収穫が心配されるばかりか、九州や中国地方での局地的な停滞した集中豪雨による土砂崩壊・洪水騒ぎが発生して心配されている。8月中は、政権交代を賭けた選挙戦に日本国中が明け暮れていたが、8月30日(日)本日の投票により決着がつき、新たな道が模索されることになる。過去にないマニュフェストへの議論があり、民主党圧勝の大方の新聞論調の中で投票が行われた結果はどうであろうか。これで、昨年来の待たされた選挙が片づいて、長い夏がやっと終わったと言う実感がした。


 ∩軈挙の結果の考察−新しい政権の選択は正しかったか−

  日本の歴史に残る衝撃的な政権交代劇が始まった。小選挙区制が始まって20年、遂に自民党一党体制が終わり、これからの予測はつかないが、新しい政権による政治が始まった。世界同時不況下の中で、社会全体に漲っていた閉塞感や将来への不安感から、民意は自民党への失望感を高め、民主党へと雪崩現象になった。

  8月27日(木)の朝日・読売各紙では、民主が320を上回り、自民が100を切る攻防戦が続いていると言うことであったが、最終的な投票結果では民主が308、自民が119と言うことになった。この新聞情報の生データではもっと差があったと言うことであるから、最後の2〜3日で自民党が相当に挽回をした結果がこの姿であろうと思われる。

 さて、一ヶ月前にこの選挙戦を私が住んでいる千葉県、私のふる里である北海道、仕事で縁の深かった新潟県について予測していたのであるが、その結果はどうだったであろうか。千葉県では13選挙区のうち、自民が残れるのは9~12選挙区の4つであろうと予測していたが、その通りになったのは11区の森法相、12区の浜田防衛相のお二人だけで、10区の林防災相が比例区で救われ、9区の水野健一氏は比例区にも残れない完敗であった。 一方の北海道では、12選挙区のうち、自民が勝てるのは5区と12区であると予測したが、5区の町村氏と12区の武部元幹事長は比例区で辛うじて救われ、小選挙区では全敗で、全20人の議員のうち自民党員はこの二人だけの完敗であった。また、新潟県では、6選挙区で全敗であろうと考えていたが、やはりその通り完敗であった。  千葉でも北海道でもやはり、私の一ヶ月前の予想よりも、遙かに自民党には厳しい選挙戦であったようである。政治家として充分に実績がある見識のある候補者が、かくも簡単に風に吹き飛ばされる実態を見て、今の小選挙区制とは怖い制度であると痛感した。

  さてこれからの鳩山政権はどう動き出すのであろうか。マニュフェストによると、総理直属の「国家戦略局」を設置し、政治主導で予算の骨格を策定するとあるので、司令塔としての戦略局の人事から始まるのであろうか。また、予算編成を前にして、「行政刷新会議」を設置し、全ての予算や制度の精査を行い、無駄や不正を排除するというので、この人事が重要であろう。これらと同時に、党本部と閣僚の人事も同時に決定される必要があり、鳩山首相が、九月下旬の国連総会やG20金融サミットで外交のデビューに意欲を持っているとの報道があるので、それ以前にこれらの人事を片付けて10月初めに臨時国会召集ということになろうか。いずれにせよ、最初の予算編成がどうなるか、節約で9兆円を出す必要があるので、注目していたいと思う。   (以上)(09/08/31)


◆◆屮侫ガロの結婚」などオペラの優先的アップ方針について、

 既にお気づきのように、今年の3月号のパッパーノの「フィガロ」のDVDから毎月のようにオペラ「フィガロ」を取り上げているが、これは新しいソフトが連続して入手可能になったためであり、新ソフトは出来るだけ早く紹介すべきという方針には変わりがない。しかしながら、これを継続しているうちに、器楽曲を散発的にアップするよりも、オペラの方が訪問客が多いことが分かっているので、曲数の少ないオペラを集中的にアップして、オペラだけでも早くコレクションの完成に近づけたほうが、苦労は多いが全体としての訪問客が多くなるのではないかと考えるようになった。そのため、3月号で「レクイエム」のコレクションの完成を終えてから、4月号から毎月オペラ2本をアップすることとしたので、ここまで毎月「フィガロ」を続けることが出来たのである。

    このHPの「フィガロの結婚」のデータベースをご覧いただくとお分かりになるが、フィガロの映像ソフトでまだ残されているものは、いずれも古いLDかアナログテープのもので6本ある。従って、あと半年毎月1本を根気よく続ければ「フィガロ」のソフトは半年で全てアップ可能となるので、毎月2本のオペラのアップ体制を継続したいと思っている。古いソフトと言っても記憶には残されており、ショルテイのパリ・オペラ座のもの(1980)は、スザンナのルチア・ポップとケルビーノのシュターデに限りない魅力があり、早速、9月号でアップしたい。また、ハイテインクの新装なったグラインドボーンでのもの(1994)は、今は伯爵を歌うフインレイとハグレイのコンビで当時は新鮮なコンビであった。また、エストマンのドロットニングスの古楽器オペラ(1981)は当時としては唯一のものであったし、プリッチャードの73年のグラインドボーンのものは最も古い映像としてコトルバスのスザンナが期待できそうである。また、モーツアルトイヤーのハイテインクとベルリンフイルのハンペ演出のもの(1991)も、フルラネットとアップショウのベテランコンビに魅力がありアップしたいと思うが、唯一、余り見たいと思わないピーター・セラーズのニューヨークを舞台とした現代劇(1990)があり、正直言ってこの取り扱いが私の悩みであり、今のところ削除する(アップしない)方向で考えている。

 フィガロ以外のオペラについて、残された映像ストックを調べると、「ドン」は10組あるが、このうちセラーズとグートの変な演出を除くと8組である。「コシ」は8組あり、やはりセラーズを除くと対象は7組である。「魔笛」には10組あり、「後宮」には06年のヘルハイムのものを除くと5組、「イドメネオ」は3組であり、現状では主要作品の未アップオペラは33本と云うことになって、これから先、毎月2本を継続すれば、およそ1年半先には完了することとなりそうである。勿論、オペラの新DVDが入手できたら、それを優先的にアップする方針には変わりがないので、いつ完成させるかは予言できないが、オペラ作品だけは常に未アップソフトをゼロにする方向で、今後取り組んで行きたいと、当面のオペラ重視のアップロード方針を建ててみた。「フィガロの結婚」のアップが完結する半年後に、もう一度この方針でよいか考えてみたいと思う。


  、演奏者目次の必要性の検討−HP内の検索システムに替わるもの−

 8月号でカール・ベームの「フィガロ」の古い映像をアップしてみて、このホームページでは、カール・ベームのモーツアルト作品の映像は、何種類紹介されているか一覧でき、必要なソフトの所に飛んでいけるような便利な検索システムは出来ないものかと考えた。実はその替わりをしているのが、HPの表紙の左上にあるHP内検索システムであるが、ベームという名で検索すると、使われていない古いファイル(これこそ重要なのであるが)は無視されて、必要な曲名が出てこないなど、問題が多いことが分かった。ベームという言葉を使ったファイルが全て呼び出されて、それから絞り込むことが出来れば良いのであるが、なかなか上手くいかないようである。

 こういう演奏者目次が出来れば良いなと考えて、カール・ベームに関するこのHPのアップロード・リストとでも云うべきものを作成してみると、別添ファイル-1(カール・ベーム)の通りである。また、このHPのオペラ公演で、最も多く出演しているソプラノ歌手の一人にドロテア・レッシュマンがいるが、HP内検索システムでは殆ど検索できなかったが、思い出しながら彼女のソリストとしてのオペラをリストアップしてみると、別添ファイル-2(D.レッシュマン)の通り5役8オペラに登場しており、魅力的な表になっていた。しかし、ベームやレッシュマンのように、かなり記憶に頼れる人はよいが、そうでない人の演奏者目次は、検索システムがなければ、大変な手間と時間が必要である。現在、この二人以外に、このHPで良く出てくるレナード・バーンスタイン、ニコラウス・アーノンクール、ダニエル・バレンボイム、ウラデミール・アシュケナージ、などの指揮者やピアニスト、歌手ではマリン・ハルテリウス、クリステイーネ・シェーファーなどについて、手作業で例題的に演奏者目録を作ってみたいと思う。

 HP内検索システムを余り活用してこなかったのは、実はこのHPの人名の入力方式には、当初から致命的な欠陥があったからである。人名のカナ文字の扱いは自分の恣意的な入力に頼ってきたこと、外国人に対しローマ字標記をせず、ベームやレッシュマンのようなウムライト表示を省略してきたこと(データベースを作った当時の東芝のルポでは、ウムラウト入力が出来なかった)など入力ルールを疎かにしてきたことが挙げられる。しかし、それだからこそ、しっかりした演奏者目次が今現在必要になっているとも言えよう。
 しかし、この演奏者目次の作成にどの程度の労力が必要であるかが分かっておらないから勝手なことが言えるが、全ての演奏者を網羅しようと考えず、思いつく演奏者だけに限定すれば、余り困難でないかも知れない。いずれにせよ、今あるHP内検索システムがもっと使えなければ、作業が無理であると考えられるので、もう少しこの検索システムを使って、毎月2〜3人のペースで例題的に作業を実施してみて再び考えたいと考えている。


ぁ◆孱紊屬蕕△椹錙廚離曄璽爛據璽顕宗櫃海譴捻藾媼垳〆が楽になるのではないか?−

  かねて情報量が多いと考えていた「ぶらあぼ誌」が、デジタルマガジンとして、ホームページからアクセスが可能になった。ということは世界中から、この雑誌がHPを通じて読めることになったようである。驚くべきことである。URLは、www.mde.co.jpと簡単なので、お試し頂きたいと思う。
  これまでは、本誌を入手するためレコードショップなどに求めに出かけていたが、これからはその必要がなくなり、どうやらパソコンで見れば、全てチェックできるようだ。また、これまでコンサート情報などは、スキャナーで読んでコピーをすることが多かったが、これからはパソコンから見たいページを直接印刷すればOKになりそうである。出不精の怠け者には、便利な世の中になってきたものである。

  この「eぶらあぼ誌」の便利なところは、コンサート広告集またはポスター集とも言える所にあり、広告に載せられたURLには全て直ちにアクセス可能になっており、コンサートの詳細情報やチケット情報などが直ちに得られることであろうか。また、沢山ある情報に赤丸をつけたり、付箋を付けたりするサービスもあった。さらに、動画(インタビュー動画)の試聴なるものがあり、クリックすると秋川雅史くんや小管 優さんや牛牛くん達の笑顔と肉声が試聴できるサービスが始まったようだ。そして、これは9月号から始まったようであるが、今年の1月からの全9冊にはバックナンバーとして各号が残されているようであるし、これらが今後どういう使われ方がなされるか楽しみに思っている。

  この「eぶらあぼ誌」は、まだ始まったばかりであるが、演奏者の誰が、いつどこで、何の曲のコンサートを行ったかを知る基礎情報とも言えるものである。これらの情報が集積・加工されて、例えば、演奏者別に検索が可能になったりすると、大変な情報になるとともに、われわれファンには、演奏者に関する便利な正確な情報が得られることになるであろう。まだ、現状ではこの広告集の一部をドラグ&ペーストして各自のパソコンに取り入れるということは出来ないし、内部検索システムも未整備のようであるが、今後、このe雑誌がどういう方向に進み出すか、注目して行きたいと思う。勿論、関係者筋には、その将来の姿が充分に見えているのであろうが、私は衰退に向かっていると云われるクラシック音楽部門が活性化し、また演奏者の方々がますます広範囲に活動できるように役立つことを切に願っている。


ァ09年9月号の放送番組予定と新ソフト情報、

   NHKのBSクラシック・ナヴィゲーションの9月号によれば、土曜日の23:00〜からのHVウイークエンド・シアターでは、久し振りに9月5日にホールオペラ「ドン・ジョバンニ」が放送される。これは09年4月5日サントリホールで公演されたルイゾッテイ指揮の「フィガロ」に続く2作目で、「フィガロ」が好評だったので、どのような舞台であったか注目されるものである。また、9月13日に林美智子メゾ・ソプラノリサイタルがあり、日本歌曲とオペラのアリアから数曲ピアノ伴奏で歌われるもので、ケルビーノのアリアが2曲歌われる。クラシック・ロイヤルシートは、「ドン・カルロ」(ミラノ・スカラ)「トウランドット」(新国立)「カルメン」(チューリヒ歌劇場)など来日オペラを中心に賑やかであるが、モーツアルトは含まれていない。BSシンフォニーアワーでは、08年ザルツ音楽祭オープニング・コンサートが予定されていたが、ブーレーズの指揮で曲目にはモーツアルトは見当たらなかった。寂しい限りである。なお、アバドの指揮で彼のオーケストラ・モーツアルトのブランデンブルグ協奏曲全曲演奏が9月27日(日)06:00から予定されており、記憶では素晴らしい演奏だったので、収録しておきたいと考えている。

   一方のクラシカジャパンでは、「バレンボイム:4つの顔」という特集があり、07年のスカラ座のマエストロとして「トリスタン」が、08年ベルリン州立歌劇場総監督としては、プロコフィエフの「賭博者」、WEDO創立者として08年イタリア・ラヴェロ音楽祭を主催したコンサート、また教育者としてWEDOメンバーによる07年ザルツブルグ音楽祭の「聴くことの学校」シリーズが予定されているが、残念ながら、モーツアルトは1曲も含まれておらず、超多忙で昔の彼の面影はなくなったものと思われる。
  クラシカジャパンにおいて、再放送のプログラムがあるが、全て収録済み・アップ済みの番組ばかりであった。

  レコード芸術9月号では、カラヤンのハンペ演出の「ドン」の新DVDが4200円でデンオンより発売された。輸入盤とほぼ同じ値段で日本語字幕がついている。いずれアップが必要な映像であるが、私の古いS-VHSアナログテープの状態如何では、この値段ならば購入しなければならないと考えている。


Α09年9月ソフト紹介予定、

   4月号より8月号まで毎月2本の新発売のDVDソフトによるオペラを続けてアップしてきたが、新発売ソフトが種切れとなり、9月号からはまた古いLDやS-VHSアナログテープのオペラソフトをチェックすることになった。「フィガロの結婚」では残された6組のうち最もチェックしたかったショルテイ指揮パリ・オペラ座のLDの映像をお届けしたい。また、もう一本のオペラは、8月号のベームのライブ映像の影響を受けて、隠れた珠玉の作品と言われるベームの「コシ」(1969年、映画版)をお届けしたい。私は10年前の00年1月2日にS-VHSアナログテープで収録しており、音声もカラーの色彩の状態も写真で見るとおりしっかりしていた。また、10月号にはベームの最後のライブオペラの映像として、ミュンヘンオペラの「後宮」をお届けする予定である。このような取り組みの中で、指揮者ベームの演奏目録(ファイル紹介)が出来ないものかと思いついた次第である。

  9月号トップの二つの交響曲シリーズでは、ケント・ナガノの「イドメネオ」がとても良かったので、クラシカジャパンでの「オーケストラ名曲物語」というシリーズで、彼がベルリン・ドイツ交響楽団との演奏で「ジュピター」のドキュメントと演奏の1時間番組があったのを思いだし、早速、アップするものである。1曲だけでは物足りないので、最近収録したプロムシュテットとNHK交響楽団による「プラハ」交響曲K.504を併せてお届けする。プロムシュテットは「バッハへの旅」でゲヴァントハウスでメンデルスゾーンのオラトリオ「パウロ」を聴いたばかりであり、80に近いのにお元気で大曲を振っていた。この日もプラハの後はブルックナーの交響曲第4番「ロマンテイック」を指揮していた。

(以上)(09/08/29)

 

(二つの交響曲シリーズ;ケント・ナガノのジュピターとプロムシュテットのプラーハ)
9-9-1ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団による交響曲ハ長調K.551「ジュピター」、2005年、およびヘルベルト・プロムシュテット指揮NHK交響楽団による交響曲ニ長調K.504「プラハ」、08年1月12日第1610回定期、NHKホール、
(07年08月12日クラシカジャパンCS736による放送をS-VHSテープにデジタル収録、および08年05月16日、NHKBS102CHの放送をBDー01にHEモードによりデジタル録画)

  9月号の第一曲目は、最近になって聴いた二つの交響曲を久し振りでお届けするものである。初めの「ジュピター交響曲」K.551は、ケント・ナガノが常任指揮者であったベルリン・ドイツ交響楽団(DSO)を指揮したものであり、この交響曲を演奏するに当たって彼の取り組み方をドキュメンタリー風に報告した映像と演奏とが対になったクラシカジャパンの一時間番組であった。7月号の「イドメネオ」のケント・ナガノ演奏が素晴らしくこのHPが初出であったので、今回この映像を思い出し急遽アップするものであり、彼の映像としては、この楽団と来日して第九交響曲を振ったハイビジョン放送が残されていた。ジュピター交響曲のリハーサルでは、ケント・ナガノはきめ細かく指示を出し、楽団員は彼は分析的な態度で録画に非常に慎重であったと云っていた。このジュピター交響曲については、楽団員とともにスコアの検討を重ねて、7年目になって演奏し録音をしたとされている。
  一方のプロムシュテットとN響の「プラハ」交響曲K.504 は、N響の定期第1610回の08年1月12日の収録であり、この日のメインはブルックナーの交響曲第4番「ロマンテイック」であった。プロムシュテットは今年6月の「バッハへの旅」でゲヴァントハウスでメンデルスゾーンのオラトリオ「パウロ」を聴いたばかりであったが、80に近いのにお元気で大曲を振っていたが、このN響定期も衰えのない立派な演奏で、相変わらず、指揮台なし、指揮棒なしで、両手を挙げて動き回るようにして指揮をしていた。


(懐かしい映像記録;ショルテイ指揮パリ・オペラ座の1980年「フィガロの結婚」)
9-9-2、ゲオルグ・ショルテイ指揮パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団、ジョルジュ・ストレーレル演出による「フィガロの結婚」K.492、1980年7月14日、パリ・オペラ座におけるライブ収録、
(配役)フィガロ;ジョゼ・ファン・ダム、スザンナ;ルチア・ポップ、伯爵;ガブリエル・パキエ、伯爵夫人;グンドラ・ヤノヴィッツ、ケルビーノ;フレデリカ・フォン・シュターデ、マルチェリーナ;ジャーヌ・ベルビエ、バルトロ;クルト・モール、その他、
(ドリームライフ、レーザーデイスク(LD制作1992/9/23)、DMLB-29、)

   このレーザーデイスクは、92年に発売と同時に飛びついて購入した記憶があるが、ベームやカラヤンのCDで活躍する一流スターを集めて、パリ・オペラ座で80年7月14日に収録されたライブ公演であった。しかし、舞台は素晴らしいのであるが、音声がまるでモノラルのように貧しく聞こえ、映像も画面がもやついており、カメラワークも単調であって、当時はドイツ・オーストリアの録画水準に較べてフランスは技術的に劣るものであると考えていた。それにしても、超一流のヤノヴィッツとルチア・ポップとフォン・シュターデ三人が同一舞台で演ずるのはこの映像が唯一であり、彼女らの生き生きした歌や姿を見ることが出来て、オペラを見始めたものにとってはそれだけで満足であった。
  この当時得られたこの映像の印象は、改めて現在見直してみても変わらない。ヤノヴィッツの風格のある伯爵夫人は堂々として存在感があり、ルチア・ポップの可愛げのあるスザンナはピッタリであり、フォン・シュターデのボーイッシュな姿は魅力的で実に良く歌っていた。これでもっと音が良く、画面が美しければと思うことも同じであった。


(懐かしい映像記録;カール・ベーム指揮1969年の「コシ・ファン・トッテ」K.588)
9-9-3、カール・ベーム指揮ウイーンフイル、カスリク演出の「コシ・ファン・トッテ」K.588、1969年、映画方式、
(配役)フィオルデリージ;グンドラ・ヤノヴィッツ、ドラベラ;クリスタ・ルードヴィヒ、デスピーナ;オリヴェラ・ミリヤコヴィチ、アルフォンゾ;ワルター・ベリー、グリエルモ:ヘルマン・プライ、フェランド;ルイジ・アルヴァ、映画方式、1969年制作、
(2000年1月2日クラシカジャパンの放送をS-VHSテープにアナログ録画)

  8月号のベームの「フィガロ」のライブ映像(1966)の影響を受けて、未だアップしていなかった隠れた珠玉の作品と言われるベームの「コシ・ファン・トッテ」(1969年、映画版)をお届けすることにした。この映像は10年前の00年1月2日にクラシカジャパンで放送されたもので、S-VHSアナログテープで収録しているが、音声もカラーの色彩の状態も写真で見るとおりしっかりしていた。この映像は、全体が約2時間35分で収められたライブではない映画方式であり、要所要所でドイツ語の字幕による説明があり、レチタテイーボをカットするとともに、アリアの繰り返しを省くなど工夫がなされており、序曲は別のスタジオ映像が付加されたものとなっていた。
  配役は当時の最高のメンバーであるが、いずれも派手な凝った衣裳で若々しく写されているのが特徴であり、これだけ凝った衣裳の取り替え物語なら恋人同志でも気がつかないであろうというライブでは得られない映画の特長を生かしたものになっていた。

(以上)(09/08/30)



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