モーツアルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成21年1月号−−


(ドキュメンタリー「ザルツブルグ音楽祭」−その短い歴史−(その2)第3部、カラヤンの死から2006年生誕250年祭まで、/ハーゲン弦楽四重奏団による弦楽四重奏曲第14番ト長調K.387、第15番ニ短調K.421(417b)、第20番ニ長調K.499、および第21番ニ長調K.575、/バレンボイムの指揮とピアノによるピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415(387b)および第27番変ロ長調K.596、/ガーデイナー指揮、J.L.タミン演出、イングリッシュ・バロック・ソリイストによるオペラ「フィガロの結婚」K.492、)

(先月の月報は  「こちら」)

モーツアルト気狂いの最新入手ソフト情報−平成21年1月号−

9-1-0、平成21年1月初めの近況報告、

 ∈鯒の回顧と新年のご挨拶、
◆∋扱遒粒は鯨契萓鍵率の「パリ旅行の足跡めぐり」への期待、
、EUROARTSの輸入DVDの大量廉価発売、
ぁ◆屮疋鵝Ε献腑丱鵐法廚猟日カルチャーセンターの水谷先生のレクチャーを受けて、
ァ∋笋08年ゴルフ総括−これまでのベストを記録しました−
Α09年1月号の放送番組予定、
А09年1月号のソフト紹介予定、


 
(特別番組;ドキュメンタリー・テレビ映画などの特集)
9-1-4、ドキュメンタリー「ザルツブルグ音楽祭」−その短い歴史−(その2) 第3部、カラヤンの死から2006年生誕250年祭まで、監督トニー・パーマー、制作2006年、クラシカジャパン、08年9月特集、
(クラシカジャパンの08年09月23日の放送をBRデイスクに録画。)

(最近の放送デジタル記録;ハーゲン弦楽四重奏団のライブコンサートから4曲)
9-1-1、弦楽四重奏曲第14番ト長調K.387、第15番ニ短調K.421(417b)、第20番ニ長調K.499、および第21番ニ長調K.575、ハーゲン弦楽四重奏団、06年9月25日、浜離宮朝日ホール、
(08年06月15日のNHKBS102の放送をBRレコーダーのHEモードでBR-03-1にデジタル録画)

(S-VHSアナログテープ・ストックによる懐かしい映像;バレンボイムの弾き振り)
9-1-2、バレンボイムの指揮とピアノによるピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415(387b)および第27番変ロ長調K.596、バレンボイム指揮ベルリンフイルハーモニー管弦楽団、96年11月1日、
(2002年12月12日のクラシカジャパンによる放送をD-VHSレコーダによりデジタル録画、及び2000年9月6日クラシカジャパンによる放送をS-VHSレコーダーによりS-VHSテープにアナログ録画)

(レーザー・デイスク・ストックからのオペラ報告)
9-1-3、エリオット・ガーデイナー指揮、J.L.タミン演出、イングリッシュ・バロック・ソリイスト、モンテヴェルデイ合唱団によるオペラ「フィガロの結婚」K.492、1993年6月、パリ・シャトレ座、
(配役)伯爵;ロドニー・ジルフリー、伯爵夫人;ヒレヴィ・マルテインペルト、フィガロ;ブリン・ターフェル、スザンナ;アリソン・ハグリー、ケルビーノ;パメラ・ヘレン・ステイーブン、バルトロ;カルロス・フェラー、バルバリーナ;コンスタンツエ・バッケス、その他、
(ポリドール、POLG-1164-5、レーザー・デイスクより)


9-1-0、平成21年1月初めの近況報告、

 ∈鯒の回顧と新年のご挨拶、


 皆さま、明けましておめでとうございます。昨年は毎日日曜日になって初めての年であり、私にとっては72歳の年男と言うこともあって、過去の過ごし方とは区切りをつけた年でもありました。お陰様で自分の時間を専ら趣味のモーツアルトに全力投球出来る環境に恵まれて、月1回のモーツアルト協会のコンサートとフェラインの例会、月2回の朝日カルチャーセンターの講習会出席などが定着してきました。また健康管理には十分気をつけて、年齢並みに、前立腺で悩み、早期高血圧症に苦しみ、睡眠時無呼吸症候群で悩んでいましたが、相談する先生を得て、検討の結果、それぞれ毎日1錠の薬を飲んで、気をつけながら病気とお付き合いすることにしています。
 今最も力を入れているHPにつきましても、06年のモーツアルトイヤーの影響は終わってモーツアルトの新規ソフトは激減し、むしろ08年の半ばから過去のストックのS-VHSテープやレーザー・デイスクの画像を積極的に紹介する体制になってきましたので、先を見ながらじっくりとソフトと取り組むべき時期となっております。
 また昨年は海外旅行も復活して楽しんできましたし、ゴルフも別項で報告しますが、運動不足解消のための重要な日課として生活の中に定着し、立派な成績を残すことが出来ました。従いまして、昨年は降って沸いたような株価の暴落と不況による不安な影響以外は、個人的には最高と言える位に素晴らしい好調な年であったと考えております。

 本年はこの好調さを持続し、欲張りかもしれませんが、もっと充実した年にすべく頑張りたいと思っています。今年は既に3月2日(月)から10日(火)まで10日間、海老澤先生と行く「パリ旅行の足跡めぐり」の海外ツアーが確定しました。カルチャーセンターでも堀内先生の「オペラの話」の他、加藤浩子先生の「フィガロの魅力」の講座参加が決まっております。また、ゴルフも1月から四街道C.C.の万年青会(毎週木曜日)に入会することにしましたので、毎週コースに出て身体を鍛えることが可能になっております。

   このホームページは、永遠に未完成の状態には変わりはありませんが、昨年に初めて例示できた数曲の完成型に基づいて「モーツアルトの映像ソフトの全体像」を描くという大きな目標に向けて、完全に第一歩を踏み出しております。ご報告すべく集積してある映像ソフトは膨大なものがあります。レーザー・デイスクのオペラが約30本あり、S-VHSで収録したアナログテープ367本(6時間)には殆ど手が着いておらない状況にあります。毎日が日曜日になりましたので、従来の月3本のファイルアップを月4本にしようと頑張ってみたいと思いますが、質を落とさぬようにするには限度があり、3月に外国旅行を控えているために、長続きするか自信がありません。しかし、個人の力では限りがありますが、まだ頑張れると思いますので、どうか皆さま、本年も宜しく、ご支援を賜りますようよろしくお願いしたいと存じます。
 

◆∋扱遒粒は鯨契萓犬塙圓モーツアルト・パリへの道をたどる旅」への期待、

 この旅行は09年1月末が申し込みの期限であるが、昨年は補欠でいらいらしたので、今回は既にフェラインの仲間と一緒に申し込み済みである。年末でまだ15名の最少催行人員に達していないが、主催の朝日カルチャーセンターは安心しているようである。  旅行期間は、09年3月2日(月)〜10日(火)の9日間で、まずウイーンに2泊し、日中は専用バスでモーツアルト散策をし、夜は国立歌劇場で「ラ・ボエーム」を観る予定である。続いてアムステルダムに2泊し、日中はバスでモーツアルトが訪問したハールレムとハーグを訪問し、夜は「コシ・ファントウッテ」を観る予定である。次いでブリュッセルに1泊し、日中はバスでモーツアルトが訪問したアントウエルベンを訪問する。次いでパリに2泊し、日中はバスでヴェルサイユ宮殿を見学し、午後は旧オペラ座(ガルニエ)で「イドメネオ」を観劇する予定である。

   海老澤先生のご案内で、お値段は、上記「ラ・ボエーム」を除き、朝昼夜の食事付きで約548千円であり、旅行社は日通旅行である。円高ユーロ安になった折でもあり、まだ旅行には寒い時期であるが、私はパリ・アムス・ブリュッセルは観光だけで、モーツアルトの足跡は全く初めてであるので、一人でも行きたいと考えていた。詳細は朝日カルチャーセンター事業部ツアー担当(03-3344-2041)となっている。なお、この旅行の海老澤先生の説明会が1月17日(土)18:00から計画されているが、この日は生憎、フェラインの例会日であり出席できないが、旅行社の説明会が別途用意されている。


  、EUROARTSの輸入DVDの大量廉価発売、

 年末に石丸電気1号館で、EUROARTSの輸入DVDが大量に割り引き(2600円/枚)で発売されていたので、久し振りで年末年始用の番組としてまとめ買いをした。別にDVDキャンペーンカタログがあり、店頭に現物がなくても番号で申し込むと在庫を探してくれる。既にクラシカジャパンで放送されたことがあるものが5組もあったので、下記に参考までに記載しておこう。何れもアップ済みであり、記憶に鮮明に残されている。

1)クレーメルの「アフター・モーツアルト」K.364、K.239、(20 72228)、(3-7-2)
2)ブッフビンダーのピアノ協奏曲K.449、K.466、K.503(第一集)、(20 55898)、(7-12-1)
3)ブッフビンダーのピアノ協奏曲K.482、K.488、K.491(第二集)、(20 55908)、(8-1-1)
4)「マリナー・コンダクツ・モーツアルト」K.299、K.543、(20 54687)、(8-7-1)
5)ゲバントハウス弦楽四重奏団K387、K.465、K.575、K.525、(20 54578)、(7-11-1)

 今回購入したのは、下記の4組であるが、試聴の結果いずれも楽しいものであったので、何れアップロードの候補として考えたい。なお、ヘンヒェンとK.P.E.Bach室内楽団は、ブリリアントの全集でお馴染みの楽団である。また、ギル・シャハム夫妻によるヴァイオリンソナタ集の息のあった演奏も楽しみである。さらに、ゲヴァントハウス管弦楽団と合唱団によるハ短調ミサ曲で、ライプチヒ・バレエ団によるモダンバレエと言う映像ならではの新しいソフトがあり、また「スピリッツ・オブ・モーツアルト」という標題のモーツアルトの作品の一部を、クラシック演奏とジャズ風にアレンジされた演奏で聴かせるソフトもあった。

5)ヘンヒェンのモーツアルト、K.113、K.466(P;ヴラダー)K.551、(20 55088)、
6)ギル・シャハム夫妻のソナタ集、K.301〜K.306、(20 55188)、
7)ライプチヒ・バレエ団によるモーツアルト、K.427、K.546、K.618、(20 54608)、
8)スピリッツ・オブ・モーツアルト、(ジャズ風のモーツアルト)、(20 55178)、



 なお、上記の他、ブレンデルのシューベルト・ピアノソナタ集(全5枚DVD)があり、1976〜77年の収録のもので、値段が何と6780円であったので、買い得とばかりに購入した。
また、シュヴェツインゲン音楽祭の一連のロッシーニ・オペラもあったが、残念ながら日本語字幕がないので、過去にLDで発売されたものの方がよいので諦めた。


ぁ◆屮疋鵝Ε献腑丱鵐法廚猟日カルチャーセンターの水谷先生のレクチャーを受けて、

 10月から12月にかけて朝日カルチャーセンターにおける水谷彰良講師による名作オペラが誕生するまでのシリーズで「ドン・ジョバンニ」の講義を4回受講した。講義はモーツアルト/ダ・ポンテ/オペラに至る「ドン・ジョバンニ」劇の時代的な流れと、それを踏まえたモーツアルト作品のさまざまな解釈と演出について、上演記録に基づく映像を利用して行われたものであるが、オペラ「ドン・ジョバンニ」を観る上で欠かせない貴重な情報が得られたと思われるので、ここで一言触れておくとともに、後日これをまとめてファイル化しアップロードしておこうと考えた。

 モーツアルトの作品は、モリエールによるフランス語劇「ドン・ジュアンまたは石の宴」(1665)の良い所取りをしていると考えられるが、今回の講義で初めて経験したことは、フランス国立コメデイ・フランセーズによるこの原作の上演映像の一部を紹介された。私は先生のDVD(IVC-F-5297)をお借りして自分なりに全編を見ることが出来たが、とても面白く目の覚める思いで、この舞台に惹き付けられたことをご報告する。  第二にダ・ポンテが直接的に参照したのは、ベルターテイ脚本のガッツアニーガ作曲のオペラ「ドン・ジョバンニ・テノーリオ」(ヴェネツイア1787)であると考えられているが、クラシカジャパンで見てアップ済みの同オペラ(2-2-3)の印象を、今回の講義で再確認できたと思われることである。
 第三に多くの映像による解釈と演出コンセプトの違いについて、どのような観点でまとめていくかについて興味があったが、先生は、第一幕では、1)導入曲での時代背景、登場人物の性格付けや衣裳など、2)ツエルリーナへの誘惑とその結果、第二幕では、3)石像との最初の出合い、4)食事と食卓音楽、6)地獄落ちのシーン、などにおいて、違いや特徴を見出していることが理解できた。



 第四にピーター・セラーズによる映像が、「ドン・ジョバンニ」の読み替えと現代化の原典であるとされたが、最近の映像の中から、性的な面を強調した過剰演出や刺激的な演出などのこれは酷いと思われる場面のサンプルを示されて有用であった。これらのものは、今後コレクションの対象から外していこうと考えている。
 第五にいたずらに先鋭化する演出の中にあって、将来の新たな可能性を見出せそうな映像として、ヤーコプスの06年10月のバーデンバーデン公演の映像の一部を見せて頂いた。若いドン・ジョバンニと若い三人の女性群によるスピード感のある舞台づくりには、確かに目を見張るものがあった。日本では輸入盤でしか出ていないが、私は秋葉原でブルーレイデイスクによるハイビジョン規格の新しい輸入DVDを見つけて早速購入した。輸入盤で字幕がなく、まだ一度さっと見た限りであるが、迫力ある映像と5.1CHの音声のお陰もあって、非常に新鮮な印象を受けているので、早い機会にアップロードしたいと考えている。


ァ◆〇笋08年ゴルフ総括−これまでのベストを記録しました−

 お付き合いのゴルフから、自分のためのゴルフに切り替えて、ゴルフが健康管理のための重要な日課になってから6年目となった。5年目の昨07年は、四街道の平均値が99.79でほぼ前年並みであり、前半の1月から7月が102.14、後半の8月から12月が97.43と後半が好調であった。08年の四街道の平均値は、25回で97.64と昨年より2ポイント下がり、過去の最高値を記録した。6回ある他のゴルフ場での記録を加えても、平均値は99.35であり、初めて全体でも100を切ることになった。

 昨年の総括報告では、三つの08年の目標を設定したが、この目標設定値は、かなりハイレベルに設定されていた。その第一は年間の総回数が33回であったが、31回に終わり、残念ながらわずか2回不足でこの目標は達成できなかった。第二の目標は、昨年後半の97.43を少しでも切ることであったが、これも残念ながら97.64と0.21とほんのわずか不足した。第三は四街道で1回でも90を切ることが目標であったが、これは84と89の2度記録しており、目標を達成することが出来た。しかし、08年の成績を全体的に評価すると、やはり年間平均値が、四街道の25回では過去の最高値97.64であり、全31回の平均値でも初めて100を切る最高値99.35を記録しているので、72歳という年齢を考えても、着実に成績を向上させていることから、合格点であろうと思われる。
 以上のように、08年のゴルフスコアの集計が出来ているので、来年以降の参考とするため、 別途 「07年の私のゴルフ結果の総括」としてアップロードしたいので、ご覧いただきたいと思う。

 09年のゴルフについては、まず全体の回数をもっと増加させたいと思う。これまでの仲間のゴルフでは、月2回が限度であり08年には一人で実施したこともあった。そのため、09年1月から、四街道G.C.のシニアーの仲間の万年青会に入会することにした。この会では、毎月例会を実施するほか毎週木曜日に練習会を行っているため、確実に仲間と実施できることになるほか、ルールに細かい厳格なゴルフを学ぶことになろうかと思う。
従って、楽しいゴルフのこれまでの成績よりも悪くなるかもしれないが、先輩たちに囲まれて実施することが多くなるため、より充実したゴルフが可能となりそうであり、自分としては、これまでのゴルフとはひと味違う何かを得ることに期待を持っている。


Α09年1月号の放送番組予定、

 NHKのBSクラシック・ナヴィゲーションの1月号によれば、HVウイークエンド・シアター、HVクラシック館、クラシック・ロイヤルシート及びBSシンフォニーアワーなどの全てのクラシック番組から、誠に残念ながら、モーツアルトものは姿を消した。それぞれ毎月4〜5回あるコンサートで数曲は演奏されてきたが、1曲も含まれないことが二ヶ月も続くことは、近来にはないことである。いよいよここに来て06年のモーツアルトイヤー時に収録した映像ストックの放送もほぼ終わり、新規ソフトが少ない暗黒の時代が現実となったようである。従って、NHKではハイビジョンとBSにあるクラシック倶楽部という番組だけが頼りであるが、こちらも仮にあっても小品が1〜2曲含まれているかどうかであろう。

  一方、クラシカジャパンでも、様子は同様であり、09年の新年号においても、モーツアルトのものは、06年のモーツアルトイヤー時に収録されたM22のザルツブルグ・オペラ特集が続いているだけで、その他はいずれもアップ済みの再放送ばかりであった。
  このように新規のソフトが少なくなると、古いS-VHSテープのアナログ画像やレーザデイスクのものの出番となり、これらの古いソフトを早くアップして、沢山の曲の「映像のコレクション」を完成すべき時期が訪れてきたと思わざるを得ない。09年の1月号でも、バレンボイムのピアノ協奏曲とガーデイナーのオペラは、古いストックによるものである。

 二大放送源がこのように絶望的な折から、輸入盤であるがDVDソフトの大量廉価販売があって、一息ついている。 EUROARTSの輸入DVDの大量廉価発売で紹介している通りであるが、求めた4DVDは何れも05年及び06年の新しいソフトであった。このような機会は余りないので、やはり定期的にレコード店に通い、その場で直ぐ購入するように心掛けなければならない。


А09年1月号のソフト紹介予定、

 これまでこのHPでは、基本的に毎月3本のアップロードの基本的な方針を貫いてきたが、上記のように新規ソフトの減少の時代に入ったので、新しい試みとして、08年12月号からドキュメンタリや映画・テレビ特集などのソフトを4本目のソフトとしてアップすることにした。しかし、第一回目に取り上げた3時間を超える「ザルツブルグ音楽祭」のドキュメンタリは大変内容が豊富であり、作業量が大変で、12月分には第一部・第二部で力尽きてしまい、第三部は09年1月号に廻すことにした。この4本目のソフト紹介は余力が無ければ大変であるが、今回はたまたま暮れの年賀状書きや部屋の片付けなどの非日常的作業と重なったため、予想を越える超多忙の状態となった。3月には海外旅行を控えており、4本体制が堅持できるかどうか、いささか心配している。

 09年1月号のトップの最新の放送記録については、12月分のいわば積み残しである「ザルツブルグ音楽祭」のドキュメンタリーの第三部であり、カラヤンの死から2006年生誕250年祭までの芸術監督のモルテイエ・ルジツカの時代を述べ、フリムの時代の到来を告げるものであった。カラヤンの死を象徴する小沢征爾指揮のブルックナーの第九交響曲に始まり、新しい音楽祭芸術監督のモルテイエ(1992〜02)が登場してから、これまでザルツでは取り上げなかった新しい演目が登場し、これまでの伝統的な演出から読み替えによるモダンな演出への取り組みが始まり、音楽祭は次第に様変わりしてきた。ドキュメンタリーでは、これに反発する保守的なグループと、これを支持する芸術家グループの反論が飛び交い、これがオーストリアのクレステイル大統領の演説となって、モルテイエの辞任に至る流れを綴る。そして後任のルジツカ(02〜06)が、この論争を引き継ぐように継承し、06年のモーツアルト・オペラの全曲上演の快挙を成し遂げ、念願のモーツアルトイヤーの音楽祭の大成功を成し遂げた。そして現在はフリムの時代に入り、フリムの心配とこれからの抱負が語られていた。第三部では、多くの論争が主体になるので、正確な口述記録を基に、誤解のないよう多少詳しく丁寧にまとめてみたいと考えている。

 1月号の第2曲目は、最近の放送のデジタル記録であり、久し振りで登場するハーゲン弦楽四重奏団による四重奏曲を4曲お届けするものである。最初の2曲は、ハイドンセットから第14番ト長調K.387及び第15番ニ短調K.421(417b)であるが、これはこのHPではこの団体の2度目の登場である。前回は、 98年のザルツブルグ・モーツアルト週間で6曲を演奏したものを3回に分けてアップロードしており、比較して聴くことができるので楽しみである。浜離宮の朝日ホールで聴くと、ザルツブルグのモーツアルテウムのグロッサーザールと遜色ない響きが得られており、ハイビジョンの威力を感じさせていた。
 また、第20番ニ長調K.499及び第21番ニ長調K.575の連続演奏はこのHPでは初めてであり、前2曲の今回の演奏が素晴らしかったので、この2曲にも期待している。
 これら4曲のアップによって、新たに第15番ニ短調K.421(417b)と 第20番ニ長調K.499の2曲が、目次3による「映像のコレクション」に追加され、弦楽四重奏曲では5曲が掲載されたことになるが、あと5曲の追加が必要であろうと思われる。

 1月号の第3曲目は、ベルリンフイルを用いたバレンボイムの指揮と彼のピアノによるピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415(387b)および第27番変ロ長調K.596である。この二つの曲の演奏ソースは別々であり、ピアノ協奏曲の「映像のコレクション」を充実させるために考えた苦肉の策でこのようになってしまった。第13番ハ長調K.415(387b)は、ベルリンフイルハーモニー管弦楽団が毎年行っている97年ヨーロッパ・コンサートを収録したものであり、97年5月1日に行われたヴェルサイユ宮殿ライブである。指揮者バレンボイムは第2曲目を弾き振りしており、因みにこのコンサートの第1曲はラヴェルの「クープランの墓」であり、第3曲目は「英雄」交響曲であった。ハ長調のピアノ協奏曲は、トランペットやテインパニーを含み、大ホール向きなので、採用されたのかも知れない。このライブコンサートは、S-VHSのアナログ(97)でもデジタル(102)でも収録されていたので、デジタル録音で聴き直してみた。
 一方の第27番変ロ長調K.596は、第25番・第26番とともに録画用の宮殿の一室を使って収録されたスタジオ演奏であり、クラシカジャパンの連続放送から録画をしたものである。バレンボイムのこのベルリンフイルとのスタジオ演奏のシリーズは、第20番・第21番及び第22番・第24番などがアップ済みとなっており、この最後の曲はこれらに次ぐものであるが、残念ながらこれはS-VHSテープによるアナログの画像である。
 今回のこれら2曲のアップにより、第13番ハ長調K.415(387b)が初めて「映像のコレクション」に登録されることになり、また第27番変ロ長調K.596については、7曲の素晴らしい特徴ある映像が備わって全てアップロードが完了するので、この曲を第10番目の「完成曲」扱いにしたいと考えている。

 1月号の第4曲目は、古いレーザー・デイスク・ストックからのオペラ報告であり、今回は素晴らしいと思ってきたエリオット・ガーデイナー指揮の「フィガロの結婚」K.492を取り上げてみた。この映像はパリ・シャトレ座における1993年6月のライブ映像であり、演出はガーデイナーも相当関わったであろうが、J.L.タミン演出とされている。オーケストラは、常連のイングリッシュ・バロック・ソリイストであり、合唱団もお馴染みのモンテヴェルデイ合唱団となっている。このオペラの素晴らしさは、ブリン・ターフェルのフィガロとアリソン・ハグリーのスザンナによる新鮮なコンビにあり、清新・溌剌・躍動のモーツアルトのパトスと劇的な真実さを、ガーデイナーが巧みに表出したとレーザー・デイスクには書かれていた。これまでガーデイナー のオペラはすべてレーザー・デイスクで持っておりいずれも新鮮な印象を受けているが、今回がこのHPでは初登場であり、カラヤン・ベームの時代と変わった新しさが期待できるものである。このオペラのアップで「フィガロの結婚」は11本目をアップロードすることになったが、このオペラの映像ストックはまだ沢山あるので、楽しみにしていただきたい。

(以上)(08/12/31)


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