私の最新入手ソフト情報−−平成20年6月号−−


(スダーン指揮、東京交響楽団によるオール・モーツアルト・コンサート、フリーメースンの葬送音楽ハ短調K.477(479a)、クラリネット協奏曲イ長調K.622、および交響曲(第41番)ハ長調「ジュピター」K.551、/バーンスタイン指揮バイエルン放送交響楽団によるミサ曲ハ短調K.427「グレート」、およびアヴェ・ヴェルム・コルプスK.618、モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」K.165、/ホルスト・シュタイン指揮ハンブルグ歌劇場O&Ch.ピーター・ユステイノフ演出による歌劇「魔笛」K.620、1971年、)

(先月の月報は  「こちら」)

私の最新入手ソフト情報−平成20年6月号−

8-6-0、平成20年6月初めの近況報告、


 42インチ・プラズマ薄型テレビおよびブルーレイ・DVDレコダーの導入、
◆▲屮襦璽譽ぁΕ妊ぅ好に初めて録画して、
、好天に恵まれた2泊3日の箱根旅行−一条中学時代の旅行会−
ぁ∈Gのゴルフの成績に期待を、
ァ08年6月号の放送番組予定、
Α08年6月号のソフト紹介予定、

8-6-1、スダーン指揮、東京交響楽団によるオール・モーツアルト・コンサート、 (曲目)フリーメースンの葬送音楽ハ短調K.477(479a)、クラリネット協奏曲イ長調K.622、および交響曲(第41番)ハ長調「ジュピター」K.551、クラリネット;赤坂達三、サントリーホール、東響定期公演、06年09月09日、
(08年03月09日、NHKBS103CH「HVクラシック館」を、D-VHSレコーダーのLS-3モードで、S-VHSテープにデジタル録画。)

8-6-2、バーンスタイン指揮バイエルン放送交響楽団によるミサ曲ハ短調K.427「グレート」、およびアヴェ・ヴェルム・コルプスK.618、モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」K.165、
1990年04月05日、ヴァルトザッセン修道院付属教会、(ソリスト);アーリン・オジェーS、フレデリカ・フォン・シュターデMs、フランク・ロバートTn,コルネリウス・ハウプトマンB、
(91年10月発売のレーザー・デイスク、ポリドールPOLG-1046より)

8-6-3、ホルスト・シュタイン指揮ハンブルグ歌劇場O&Ch.ピーター・ユステイノフ演出による歌劇「魔笛」K.620、1971年、ロルフ・リーバーマン制作映画作品、
(配役)ザラストロ;ハンス・ゾーテイン、タミーノ;ニコライ・ゲッダ、弁者;フィッシャー・デイースカウ、夜の女王;クリステイーナ・ドイテコム、パミーナ;エデイット・マテイス、パパゲーノ;ウイリアム・ワークマン、パパゲーナ;キャロル・マローン、
(07年発売のDVD、ドリームライフ DLVC-8023より)

8-6-0、平成20年6月初めの近況報告、

 42インチ・プラズマ薄型テレビおよびブルーレイ・DVDレコダーの導入、


 五月のゴールデンウイークにかねて調子の悪かった茶の間の古い32インチのアナログ・ハイビジョンテレビが故障して耐え難くなったので、新しい42インチ・プラズマ薄型テレビを購入した。茶の間には私が使っていた書斎の37インチ液晶型のデジタルテレビを使うこととした。新品のテレビは、ブルーレイ方式のレコーダーと共に同じメーカーのものをセットで購入して書斎に置くこととし、従来のD-VHSに変わる新しいBS/CS/地デジ放送用の録画システムとして活用することとした。その導入経緯や機種選定のポイントなどについては、別に 「ブルーレイDVDレコーダーと42インチ薄型テレビの導入−D-VHSのテープ方式からブルーレイデイスク方式への移行−」に詳しく説明してあるので、ご覧いただきたいと思う。

 今回の薄型テレビの導入によって、我が家ではテレビシステムのデジタル化を行ったことになる。従来、テレビはアナログ2台、デジタル1台が3室にあり、4室にアンテナ配線がなされていたが、今回地上デジタル用のアンテナを新たに設置して、2室に配線してある。まだ、アナログテレビが1台あるので、将来、アナログ方式が廃止になった時点で、老朽化したアンテナを撤去し、ブースターを新しくして4室に配線する予定である。  今回地上デジタル放送を新たに受信することによって、従来のアナログ画面からデジタル画面へと想像を上回る高画質化が図られた。地上デジタルが従来のBSのハイビジョンで見る画像と画質面で遜色がなくなる一方で、新しい42インチのプラズマでは、フルハイビジョン化(約207万画素)が行われたせいか、より鮮明なハイビジョン映像が得られているように思われる。従来のシャープの37インチ液晶型と比較すると、液晶型が緻密さの点では勝るように感じたが、斜めから見た場合など白っぽさが目立っていた。しかし、42インチプラズマは、画像が大きいだけに迫力があり、写り具合や色調などにも充分満足している。また、ブルーレイ・レコーダとテレビのビエラリンク(HDMI)による接続によって、同一社の機器の使用により、接続面やリモコンの操作面、マニュアルの理解面などで、使い勝手の良さを実感している。
 しかし、5月13日には台風2号が関東地域に接近し、地上デジタル映像とBS放送が、天候不良のため写りが悪くなり、予定していた録画が出来なくなるというハプニングが生じた。完璧に近いと思われたデジタルシステムにも思わぬ弱点があったものである。

   D-VHSのレコーダシステムを導入したときには、高度なシステムと実感していたので、年齢的にこれが最後の投資であると思っていた。しかし、薄型テレビの性能の技術的な向上に著しいものがあり、またブルーレイデイスクへの録画方式も意外に早く技術的決着が付いて、今回の性能アップのための新システムへの投資となった。私にとってはテープ方式からブルーレイデイスク方式への録画メデイアの歴史的な変更である。D-VHSレコーダは、最近、iLink機能の不調があって時々予約録画に失敗することがあり、システムとして心配な面があった。これからは今までよりも荷が軽いテープの再生専用機として利用することになるが、テープに蓄積されたモーツアルトのソフト紹介を完結させるため、まだまだ働いて貰わなければならない。
 今回入手した42インチのテレビ画像を日夜見ることになって、これまでのテレビに較べて一際、完成度が高いと感じざるを得ず、良いものを入手したと感謝している。最近は音楽面ばかりでなく、世界遺産や地球環境問題などにも関心が高く、ハイビジョンで得られる高度な映像に感銘を受けることが多くなっている。年を取ってから、益々映像による情報の入手機会が多くなっていることを実感せざるを得ない今日、このハイビジョンテレビは、諸手を挙げて心から歓迎したいと思っている。


◆▲屮襦璽譽ぁΕ妊ぅ好に初めて録画して、

 25GBのデイスク容量を持つブルーレイデイスク(BD-R)を5枚組8000円と言う高価な値段で購入して、テープ方式から移行した私のブルーレイ方式による録画活動が開始された。実際には500GBあるHDD録画と、このデイスク録画との二方式によるブルーレイ・レコーダによる録画のスタートである。このレコーダによるハイビジョン画像の録画モードには、DRモードというハイビジョンそのままを録画する高度なモード(HV放送24Mbpsと地上デジタル放送では17Mbps)とMPEG-4という入力信号をビットレートに応じて圧縮して記録する三種類の圧縮モード(HGが12Mbps、HXが8Mbps、HEが6Mbps相当)とがある。

 25GBの容量のブルーレイデイスクでHV放送をDRモードでそっくり録画すると約2時間10分、地上波デジタル放送では約3時間、圧縮モードのHGでは約4時間、HXでは約6時間、HEでは約9時間の放送がそれぞれ収録可能であるとされている。デイスクの最初の1枚は、いろいろなモードで音楽映像を比較して、収録時間との関係でどこまで我慢できるかと言う検討を行ったが、私の場合に重点を置いたのは、ハイビジョンを9時間撮れるHEモードの録画結果であった。この結果、HEモードではDRモードよりも圧縮されてはいるが、ハイビジョン画像である細かさが残されており、5.1CH録音が可能であり、さらに従来のD-VHSのLS-3モードよりも遙かに上質であることなどから、ブルーレイデイスクについては、原則として、当面の間、HEモードで9時間収録することにしようと考えた。また、クラシカジャパンやLS-3モードの映像のDVD化については、通常の4.7GBのDVDデイスクを用い、LPモードで4時間を目標に収録することにした。
 現在、3枚目のブルーレイデイスク(BD)に着手したところであるが、今のところBS放送の受信状態が悪くて1時間番組が失敗した以外はまずまずの出来であり、テープ方式よりも値段はかなり高いが良い結果が得られている。2枚目のBDでは、S-VHSテープでデジタル録画したシェレンベルガーのN響定期が、5月23日にHV5.1CHで再放送されたものをHEモードで再収録しており、比較の結果、優れた改善効果があり充分に満足している。この映像の録画結果が素晴らしかったので、 最新のこの番組の報告(8-5-1)の写真はBDで撮ったものを使用しているが、充分ハイビジョンの良さを反映したものになっている。お気付きいただけたであろうか。

   地上デジタル・BS放送の録画は、ともにEPG方式(番組表)による番組予約をしているが、まず失敗がなく予約確認も容易で安心している。クラシカジャパンについては、チューナーをレコーダーの外部入力1として入力しており、時間指定録画方式でチュナーとレコーダーにタイマーをセットした録画で成功している。D-VHSテープの録画は、外部入力2に入力して手動録画をする予定である。いずれもハイビジョンや地上デジタルよりも画質が落ちるので、当初から4.7GBのDVDにLPモードで録画をしようと考えている。なお、ブルーレイ録画については、どうしたものか1番組しか予約登録出来ないのが不便であったが、取りあえずHDD予約にしておいて直前にメデイア変更すれば簡単に修正できることが分かり、不便を解消している。

   再生については、HEモードで録画したものを再生すると、原画よりも画像の輝きが失われ解像力も薄れてくるが、音声についても同様のことが言える。一方、5.1CH録音・再生が出来ることはD-VHSの圧縮モードでは出来なかったので、有り難いと考えている。BRレコーダに載せられたDVDプレイヤーで市販のDVDを再生すると、私が使っている新しいデンオンのDENON-3910プレイヤーでは画像信号が480pしかならないDVDが、1080pと表示され画面もグレードアップされたように感じている。古い画像では変化しないが、2000年頃以降の最新の映像ではこのようなことがあり得るので、もう少し時間をかけて確かめてみたいと思う。BRデイスクの普及により、BRも再生できる安価で小型のDVDプレイヤー(まだ市販されていないようであるが、パソコンでも良い)が出回ってくると、プレイヤー持参でテレビさえあれば、外部入力で何時でもBDデイスクを再生できるようになるので、例会発表などに使えれば便利であると思われる。


、好天に恵まれた2泊3日の箱根旅行−一条中学時代の旅行会−

 毎年続いている恒例になった札幌市立一条中学時代の3年5組の旅行会は、今年は箱根仙石原にあるキャノン箱根館という素晴らしい施設で5月18日から2泊3日で開催された。札幌から5人、東京周辺から4人が参加し、横浜駅のバスターミナルに集合・顔合わせをし、昼食後JRで小田原まで行き、箱根フリーパスという小田急の割引周遊券を使ってバスで仙石原に到着した。その日は宿で一年ぶりの再会を楽しみ、夕食の後も部屋の戻ってくつろぎながらダベリングで過ごした。男性3人、女性6人で、陽気な未亡人が3人となり、話題は健康状態から、お葬式やお墓のことに至るまで、この仲間でなければ話せないことが多く話題は尽きなかった。



 翌日は一日快晴であったが、富士山は部屋の中から早朝にかすかに見えただけであった。箱根が初めてという人もいて、午前中は、まずは海賊船に乗り、関所跡や杉並木を歩いてみて、ツツジ満開の庭園を見ようと言う予定であった。午後は、登山電車・ケーブルカー・ロープウエイを乗り継いで大涌谷まで行き、体力に応じて時間を過ごそうと言うことであった。最終日は天気に恵まれず2時頃までしか時間が許されないので、希望の美術館を二つ廻るという計画であった。

 この旅行記については、写真入りで丁寧に別途作成する予定であるので、ここでは行ったところの印象を一言述べることとする。海賊船は月曜日だったのでがら空きで天気に恵まれて船からの景色が綺麗であった。並木道は日光街道よりも木が大きく伸びやかで見応えがあり、短い距離の散策は気持ちが良かった。山のホテルの庭園のツツジ祭りは、前日まで入場料800円であったようだが、祭りが終わり本日より無料であった。良く見ると花の最盛期は過ぎた感じであったが、花や庭園は見事であり、周囲の風景が実に素晴らしく、とても印象に残った。昼食後の午後からは、いろいろな乗り物を乗り継いで大涌谷で途中下車したが、ここで箱根フリーパスが威力を発揮し、どの乗り物の切符も不要であった。
 大涌谷では1150メートルの中腹の噴煙を上げている地獄まで登って、そこで茹でている黒い温泉卵を沢山買って、皆で子供のように喜んで食べてきた。そこでタクシーで宿に帰るものとロープウエイで姥子まで行き、山を散策しながら宿まで歩くものとに二組みに別れ、私は歩いてきたが、下り道ばかりだったので思ったより楽であった。
 最後の日は朝から生憎の雨であったが、箱根ラリック美術館というルネ・ラリック(1860〜1945)によるフランスを代表する宝飾とガラスの工芸品の展示を見てきた。ラリックが日本の多種類の美しい草花に目を付け、香水入れなどの工芸品のデザインや創作の発想の源泉にしたことが解説されていた。また、昼食後に雨が晴れたので、近くの箱根湿生花園を時間の許す限り一周してきた。写真のように季節の小さな花が美しく、また公園は仙石原全体の景色に調和して、素晴らしい自然が保存されていると感心をしてきた。帰りは仙石原発の東名経由の横浜駅直通のバスがあり、がら空きのバスに全員が乗ることが出来、ゆったりした気分で楽しい旅行を無事終了した。




ぁ∈Gのゴルフの成績に期待を、

 5月29日(木)はゴルフの日であったが、前日の夜から雨となり一日中続きそうだったので、ゴルフを中止したため月末の忙しい時期に思わぬゆとりが出来たため、朝から録画したストックをチェックしながら、このゴルフへの期待の文章を作文している。今年は1月19日以降、風邪と感染症のため右足を腫らしてしまい回復に日時を要したため、寒くてスコアが悪くなる1月2月の時期のゴルフは休まざるを得なかった。3月中旬から開始しているが、5月に入ってから調子が上がりだし、 今年の1月に考えた今年の目標「2007年の私のゴルフ結果の総括」参照)を五月の時点で達成しそうな勢いになっている。

 ゴルフの年間回数は33回という目標にしたが、一・二月の休みを取り戻すには大変であろうと考えている。第二の目標は四街道で一回くらい90を切ってみたいということであったが、これは去る5月1日に89と言うスコアが出て、フロックと言われそうであるが、既に達成してしまった。 第三の目標は昨年の平均スコア99.8を上回るばかりでなく、調子が良かった昨年後半の平均スコア97.4を少しでも上回ることであった。5月15日現在の平均スコアは99.3であり、昨年全体を既に上回っているが、5月の3回の平均スコアは93.3であり、この勢いが継続すれば、昨年後半の平均スコア97.4も充分視野に入りそうな勢いとなっている。実は、今日ゴルフをして100を切れば、5月4回の平均が約95となるところだったので、今年は記録ずくめの年になりそうだと書きたかったのである。

 現在の好調の原因は、第一には、ドライバーが安定してフェアウエイを捉えていることである。第二には、少しづつアイアンの調子が上がってきたことで、アイアンを打つときに「左足重心」、「かがと重心」でゆっくり振り抜くことに加えて、最近では「ボールを出来るだけ手前に置くこと」を心掛けているのが良いようである。アイアンでパーオンさせる快感は最高のものがあるが、何回か味わううちにゴルフをやっている幸せを感ずるようになってきた。第三には、寒い頃に早かったグリーンが、やっといつもの具合に戻ってくれたのが幸いしているようだ。

 昨年は7月から快進撃が始まり、その平均が97.4であった。今年は8月に海外旅行があり油断は出来ないのであるが、現状の調子を何とか堅持して行きたいものと考えている。


ァ08年6月の放送番組予定、

 NHKのBSクラシック・ナヴィゲーションによれば、6月にはHVウイークエンド・シアターという番組で6月21日(土)21:00〜01:00に、ホール・オペラと称して、サントリーホールでの「フィガロの結婚」が放送される。演奏会形式よりも多少の衣裳などの演出があるオペラのようである。08年3月21日公演のG.ラヴィア演出、N.ルイゾッテイ指揮、東京フイルの演奏であり、収録して良ければご報告したい。HVクラシック館では6月29日(日)08:00〜09:13にハインツ・ホリガーとケラー四重奏団のコンサートの放送があるが、その第一曲にオーボエ四重奏曲へ長調K.370があり、このHPでは初出の曲となりそうなので収録しておきたい。また、6月15日(日)08:00〜09:48にハーゲン四重奏団の06年9月25日浜離宮朝日Hでの4曲の四重奏曲K.387、421、499、575、の放送がある。これは以前教育TVで放送されたもの(499を除く3曲)の自作DVDがあるが、一曲多い上、映像の状態が改善されそうなので、収録しておきたい。
 クラシック・ロイヤルシートでは、既にアップ済みのノリントンのM22の「イドメネオ」が6月9日に放送されるが、同じ日の03:37〜03:56分の余り時間に、コープマン指揮アムステルダム・バロック室内楽団による交響曲第7番ニ長調K.45および第5番変ロ長調K.22が放送されるが、ハイビジョンでは初めてなので、忘れなければ収録したい。

 クラシカジャパンでは、6月の特集はミラノとパルマのヴェルデイ・オペラの最新公演が目玉であり、モーツアルトには日が当たっていない。ザルツ音楽祭のM22の未放送のものとムターのヴァイオリンソナタ全集の放送があるが、ご報告済み扱いのソフトばかりであった。初出の最新映像としては、バレンボイムのベートーヴェンピアノ協奏曲全集(07年5月21〜23日)がシュターツカペレ・ベルリンの協演の弾き振りで、ルール・ピアノフェステイバルで収録されたものであり、注目される。

Α08年6月号のソフト紹介予定、

 08年6月号では、前月に引き続き、最初の第一曲目は最新のオールモーツアルト・コンサートを当てる。第二曲目はレーザー・デイスクによる宗教曲の紹介とする。そして第三曲目は、最近において入手したDVDのオペラ作品などを紹介していきたいと考えた。 しかし、レーザー・デイスクについては、器楽曲が終わり、映画作品とオペラ作品を残すのみとなっており、またDVDのオペラが完結したので、来月からは少し方針を変えなければならない。

 8月号の第一曲目は、久し振りのユベール・スダーン指揮、東京交響楽団の定期のオールモーツアルト・コンサートであり、06年09月のサントリーホールでの演奏である。赤坂達三のクラリネット協奏曲イ長調K.622を挟んで、このHPでは2回目になる「フリーメーソンのための葬送音楽」K.477およびジュピター交響曲ハ長調K.551が演奏されていた。スダーンの指揮振りはザルツブルグ時代と変わらず、指揮台・指揮棒なしの徹底した古楽器奏法であるが、東京交響楽団はその演奏法にすっかり馴染んでおり、テンポの速い強弱のアクセントの強い活気のある演奏を聴かせてくれている。
 プログラムの中では、赤坂達三のクラリネット協奏曲が聞きものであり、このHPでは彼のクラリネット五重奏曲と並んで二度目の登場であり、期待通り熟達した技巧を示してくれている。一方、スダーンのジュピター交響曲ハ長調K.551は、彼の2002年のモーツアルテウムとの来日公演以来の演奏となるが、東京交響楽団が彼の要求に対しどのような演奏をするかじっくり味わって見たいと考えている。

 8月号の第二曲目は、レーザー・デイスクの最高の名盤であるバーンスタインのハ短調ミサ曲K.427および二曲の小品アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618とモテット「踊れ、喜べ」K.165(158a)を今は亡きアーリン・オジェーのソプラノで収録されたものである。先月号のガーデイナーのハ短調ミサ曲のところでも述べたが、これはかねて「私の大好きな個性豊かな三つの映像」として紹介済みのものである。この映像はミュンヘン郊外のヴァルトザッセン修道院付属教会で収録されたものであり、他の二曲の映像もこの教会で同時に収録されたものであるが、この人気の高い2曲の教会音楽が、美しい奥深い教会で、素晴らしい指揮者とソリストと合唱団を得て残された基本的映像として、どうしてもアップロードしておきたかったものである。モーツアルトの珠玉の宗教曲の名品を、映像でじっくり味わうのに相応しい気品の溢れた最高の心暖まる演奏であった。

 8月号の第三曲目は、最近入手した「魔笛」のDVDであるが、ホルスト・シュタイン指揮のハンブルグフイルと歌劇場合唱団による1971年の映像である。音声はモノラルであり、映像も白黒のようなカラーで始めから古さを感じさせていたが、良く見ていくと最近では珍しいライブでない「オペラ映画」とでも言うべきものであった。映像の初期の頃は、舞台上演ではなく、オペラの音楽に合わせて口を動かしながら映画としてスタジオ撮影したものであり、演出は声優として有名なピーター・ユステイノフであった。映像の崩れを少なくするため、半分ほどの声量で歌って表情を美しく保つように工夫され、そのせいか歌も演技も辻褄が合っており、装置も衣裳も演技もオーソドックスな演出であった。若きフィッシャー=デイスカウが弁者として登場したり、エデイット・マテイスが可憐な表情でパミーナを歌い、クルト・モルが鎧の兵士2であったりして驚くが、今となっては、スピード感に乏しい古い映像であると思った。しかし、こういう教科書的なしっかりした映像のお陰で、現代のくずれた表情過多な演出にも耐えることが出来るので、むしろその時代を反映した貴重な基本的映像であると考えたい。

(以上)(08/05/29)

8-6-1、スダーン指揮、東京交響楽団によるオール・モーツアルト・コンサート、 (曲目)フリーメースンの葬送音楽ハ短調K.477(479a)、クラリネット協奏曲イ長調K.622、および交響曲(第41番)ハ長調「ジュピター」K.551、クラリネット;赤坂達三、サントリーホール、東響定期公演、06年09月09日、
(08年03月09日、NHKBS103CH「HVクラシック館」を、D-VHSレコーダーのLS-3モードで、S-VHSテープにデジタル録画。)

8-6-2、バーンスタイン指揮バイエルン放送交響楽団によるミサ曲ハ短調K.427「グレート」、およびアヴェ・ヴェルム・コルプスK.618、モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」K.165、 1990年04月05日、ヴァルトザッセン修道院付属教会、(ソリスト);アーリン・オジェーS、フレデリカ・フォン・シュターデMs、フランク・ロバートTn,コルネリウス・ハウプトマンB、
(91年10月発売のレーザー・デイスク、ポリドールPOLG-1046より)

8-6-3、ホルスト・シュタイン指揮ハンブルグ歌劇場O&Ch.ピーター・ユステイノフ演出による歌劇「魔笛」K.620、1971年、ロルフ・リーバーマン制作映画作品、
(配役)ザラストロ;ハンス・ゾーテイン、タミーノ;ニコライ・ゲッダ、弁者;フィッシャー・デイースカウ、夜の女王;クリステイーナ・ドイテコム、パミーナ;エデイット・マテイス、パパゲーノ;ウイリアム・ワークマン、パパゲーナ;キャロル・マローン、
(07年発売のDVD、ドリームライフ DLVC-8023より)


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