私の最新入手ソフト情報−−平成20年4月号−−


(アンドレ・プレヴィンとNHK交響楽団によるオールモーツアルト・コンサート、(曲目)「フィガロの結婚」序曲、ピアノ協奏曲(第24番)ハ短調K.491および交響曲(第36番)ハ長調K425、/フランス・ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラによる「グラン・パルテイータ」K.361(370a)、1996年、/マルク・ミンコフスキー指揮ザルツブルグ・モーツアルテウム管弦楽団およびアブ・サレム演出による歌劇「後宮からの逃走」K.384、ウイーン国立合唱団、97年ザルツブルグ音楽祭、)

(先月の月報は 「こちら」)

私の最新入手ソフト情報−平成20年4月号−

8-4-0、平成20年4月初めの近況報告、

 ⇒うべし!日本の国会が機能しなくなった。ガソリン税の暫定税率は如何に?
◆円高、原油高時代の日本株の行方は如何に?
、D-VHS(テープ)からBRブルーレイ(DVD)へのメデイアの変更。
ぁ∈Gの海外旅行計画は?
ァ08年4月号の放送番組予定、
Α08年4月号のソフト紹介予定、


8-4-1、アンドレ・プレヴィンとNHK交響楽団によるオールモーツアルト・コンサート、(曲目)「フィガロの結婚」序曲、ピアノ協奏曲(第24番)ハ短調K.491および交響曲(第36番)ハ長調K425「リンツ、指揮とピアノ;アンドレ・プレヴィン、 NHKホール、N響定期第1598回、08年9月8日、
(08年03月08日、NHKBS103CHの放送を、D-VHSレコーダーのHVモードで、S-VHSテープに5.1CHデジタル録画。)

8-4-2、古楽器演奏による二つの「グラン・パルテイータ」K.361(370a)、
フランス・ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラによる「グラン・パルテイータ」K.361、およびアンサンブル・ゼフィロによる「グラン・パルテイータ」K.361、

(96年発売のレーザー・デイスク、PHLP-9042、および07年9月19日NHKBS103 クラシック倶楽部のHV放送をS-VHSテープにデジタル録画)

8-4-3、マルク・ミンコフスキー指揮ザルツブルグ・モーツアルテウム管弦楽団およびアブ・サレム演出による歌劇「後宮からの逃走」K.384、ウイーン国立合唱団、97年ザルツブルグ音楽祭、
(配役)コンスタンツエ;クリステイーネ・シェーファー、ベルモンテ;ポール・グローヴス、太守セリム;アクラム・テイラヴィ、オスミン;フランツ・ハヴラタ、ブロントヒェン;マリン・ハルテリウス、ペドリロ;アンドレアス・コンラート、ほか、
(06年発売のDVD、ドリームライフDLVC-8022より)

8-4-0、平成20年4月初めの近況報告、

 ⇒うべし!日本の国会が機能しなくなった。暫定税率は如何に?


 ガソリン税の暫定税率が変われば、徴税面での影響が出たり、折角通した新予算の税収面での欠陥により、国民生活に多大な影響が出ることは、早くから分かっていた問題であった。そのため年度内に法律を通すために、議長裁定なる大袈裟な約束が自公・民主間で取り交わされていた筈であるが、3月25日現在の段階でこの問題がどうなるか全く予断を許さなくなってきた。日本人はぎりぎりになるまで、大人の話し合いや協議をすることが出来ない民族なのであろうか。「ねじれ国会」とは良く名付けたものであるが、そもそもこのような国民生活上重大な問題が、政争の道具になって一気一憂することは、国の威信にかけてもあってはならぬことである。

   われわれにとって本来許し難い、長期的にガソリン税の一般財源化を税制全体の見直し時において認めざるを得ないとまで妥協した自公の修正案を、協議の対象としないとする一方的な民主党の態度には、腹に据えかねるものがある。仮に年度内に妥協が成立したとしても、大幅な譲歩を余儀なくされ、大変な修正をしなければ収拾がつかないのではあるまいか。しかし、そもそもこのガソリン税問題を政争の材料にされてしまったのは、福田内閣のその場しのぎのやり方にも原因があり、これまでの年金記録問題、インド洋沖の給油活動問題、防衛庁汚職問題などの全てに、処理の悪さが印象づけられており、日銀総裁人事を決められないというまさに国会が正常に機能しなくなったというもどかしさがある。果たしてこんな姿で選挙が出来るのであろうか?

 この文章を書き始めたのは3月25日(火)午後であり、31日(月)までにはまだ数日残されているが、国民生活に支障を与えない安心できる解決策が求められている。この暫定税率問題が解決するまで見届けてから、このHPの4月号をアップロードしたいので、これから毎日の政治的動向を良く見届けなければならない。
 27日(木)午後4時に福田首相が突然に記者会見し、首相独自の妥協案を示し、トップ会談を含む民主党との協議の呼びかけを行った。首相の見解は、国民生活上の混乱を避けるために、民主党が反対だとしている暫定税率を据え置いて新年度予算上の破綻をなくし、平成21年度からガソリン税を廃止するというわれわれにとっては耐え難い大変な妥協案であった。これでは道路族の議員はなかなか納得できないであろうが、そこまで譲らなければ暫定税率は据え置けないという首相の決意も理解できよう。

   予想したとおり民主党は冷ややかな対応であった。しかし、協議に応じなければ、民主党側の責任になるところであったが、河野議長が「国民生活に支障を与えぬよう」与野党が合意できる線を求めたため、ガソリン税暫定税率を除く期限切れのもののつなぎ法案を年度内に可決することで与野党が合意してしまった。自民が同意したのは、暫定税率の衆院再可決という切り札(明らかにしていない)があるからなのであろうか。
 30日(日)になって、いよいよ明日いっぱいで期限切れとなる日が迫ってきた。30日のTV朝日の様子では、首相は最後まで協議の努力をしたいと言い、NHKのアンケート調査では、1〜2を除く殆どの知事・市長の首長たちは暫定税率に賛成であるという結果であり、主要新聞論調は、首相の案の09年度以降の一般財源化の約束は評価できるので、「民主党よ、協議に入れ」という大方の論調であった。さて、31日はどんな風が吹くだろうか。

 私は福田首相の「協議のための努力をぎりぎりまでする」と言う言葉を最後まで信じていたが、31日には何も起こらなかった。日本の国会は、理性的な議論が出来ない情けない国会に成り下がった。4月2日から協議に入るようだが、ガソリン税の暫定税率は、4月1日から廃止される。環境問題で世界のリーダーシップを取ることが期待されていた日本が、自動車のCO2排出を促進することになるガソリン税を半分近く減税することは、世界中の物笑いになる。今、何よりも望まれているのは国会の衆参のねじれ現象を解決する協議機関の設置であろうが、時間がかかりそうであるし、今回の事態で、福田内閣の支持率も、民主党の支持率も低下するであろう。従って、国会で早く決裂してもらい、一度、全体のガラガラポンをして、新たな組み合わせを模索して、選挙をし直さなければならないと思うが、いかがなものであろうか。


◆円高、原油高時代でグローバルな金融不安時代の日本株の行方は如何に?

 06年度の三月末の最終週の株価水準は、TOPIXで1200、日経ダウ平均で12500円台を前後しており、先週のアメリカの公定歩合0.75%削減や大幅な予算措置を講ずるなどと言った一連の金融対策が功を奏した様子であり、激変後の模様眺めの段階なのであろう。このHPで書き始めた2月頃の株価は、TOPIXで1300、日経ダウ平均で13500円台で大騒ぎしていたのであるから、それ以降日経ダウ平均で1000円近く下がっており、瞬間的に一時は95円台の円高水準や1バレルが115ドル台の原油高を記録するなどの特殊要因と継続的な金融不安によるものと考えられている。

 しかし、諸外国の株価は、米政府の金融政策が出れば、アメリカを除きほぼ元の水準に戻るのであるが、日本株の水準は余り戻らず、その下がり方はサブプライム問題騒動の本家アメリカの株価の下がり方よりも2〜3倍近く大きいとされている。今回のように、アメリカで一波、二波、三波と株価下落が重なるにつれ、日本株が下がり続け、対策が出ても反発力が弱いのは、下落波が来るたびに日本の証券市場から外国投資家が逃げていくからであるという話を聞いた。外国投資家が安心をして日本市場から消え去るのは、日本政府がこれに対して何もしないから、損をすることなく安心して撤退できると言うことらしい。下落第一波の際の担当大臣のこれを容認するかの発言は記憶に新しいことであるし、グローバルな経済にとって最も重要な日銀総裁が決まらないと言うのも日本政府の国際的に恥ずべき失態であり、日本政府の国際的マインドの無さがまさに露呈した状況にある。

 また、現在のような株価の低迷から、配当利回りが3%を超えるものが増えており、国債利回りや預金利息などよりも優位な銘柄が続出しているにも拘わらず、国内市場が冷え切っているのは、日本人の投資マインドの不足やリスク感覚がおかしいとする論者も出てきているようだ。”ものづくり”ニッポンの優良企業の強みは、人口減少や環境問題による構造的変化が予想されても、まだまだ期待できるものがあり、中でもグローバルな環境問題の新たな対策にその保有する技術力の重要な役割が期待されている。原油高が進み、円高が続くことは、見方を変えれば、例えば脱石油産業の後押しをすることになり、また、原材料の確保に有利に働くことは明らかであって、この面からも”ものづくり”ニッポンの日本の出番が増えるような気がする。従って、決して弱気にならず、国内市場を外国企業にも参入しやすいように規制を緩和したり、外国資本の導入を誘導するような施策が必要になってきていると思われ、これらを一つ一つ実行して、外国人投資家にも見えるようにPRすることがこれから重要であると考えられる。


、D-VHS(テープ)からBRブルーレイ(DVD)へのメデイアの変更の検討。

 ソニーやパナソニック陣営のブルーレイデイスクBRに対し東芝のHD-DVD陣営が、1月に撤退を発表したことにより、これまでとても気に入っていた我が家のD-VHSテープ方式をいつの時点でBRデイスク方式に入れ替えるかを検討する必要が生じてきた。実は、録画用の非常に安くて経済的なS-VHSテープが店頭から姿を消し、次第に入手することが困難になってきたからである。これまでのテープ方式から新しいDVD方式にスムーズに移行させるためには、我が家にはS-VHSアナログテープが約350本、S-VHSデジタルテープが200本近くあるので、現行のD-VHSデジタルレコーダーをまず再生専用に使用する。そして、新しい録画はBR方式のDVDレコーダーの新規購入により新しいソフトを録画するようにすれば良いと思われる。

 これまでD-VHSによる録画は、BSについてはTVチューナーとiLink接続により、ハイビジョン5.1CHの録画(HVモード)とグレードを落とした通常録画(LS-3モード)とに分けて録画していたが、その仕分けは5.1CHの録画を特別に意識したソフトだけをHVモードとし、その他の大多数はLS-3モードとしていた。クラシカジャパンについては、チューナーをレコーダーに外部入力し、画質を考えて全てLS-3モードで録画していた。
 最近のBRレコーダーの仕様を見ると、BS/CS/地上デジタルチューナーが二組も内蔵されており、用途により内蔵HDD録画、BR録画、通常DVD録画などが選択可能になっており、さらに、ハイビジョンのMPEG-4という4倍録り機能がついていたり、iLink接続が可能であったり、とても便利になっているようである。全てが内蔵の番組表から選択出来る録画方式であれば、失敗することなく好きな速度で好きなデイスクに録画することが出来そうである。心配な点は、これから多くなりそうなテープからデイスクへというダビングが手軽に上手く出来るかどうかであるが、アナログテープから通常DVDへのダビングは専用機が別にあるので、問題はデジタルテープからDVDへのダビングであり、規制がかかっているか否かで成否が別れるので、慣れるまで苦労することになろう。

 ソニーとパナソニックから発売されているBRレコーダーの機種を見て検討した結果、現時点ならパナソニックのBW800(約208,000円)が上記の全ての機能を満たし良さそうなのであるが、現行システムに異常があるわけではないので、20万円の大型投資を何時行うべきかだけが問題となっている。実は、茶の間には32インチのアナログハイビジョンTVがあるが、放送が終わったので現在は古いデジタルチューナーでデジタル放送を見ているが、時々写りが悪くなっているので何時薄型に買い換えるかが問題になっている。従って、個人的には、書斎の現行の37型のシャープ液晶TVを居間に移し、新しい書斎のシステムを出来れば42型のプラズマTVとして、レコーダーとはHDMI接続出来るようにしたいと個人的に思っているが、ユーザーが一人ではないので、予算や使い勝手などに関して相談しながら検討を進めたいと秘かに考えている。


ぁ∈Gの海外旅行計画は?

 これまで海外の音楽旅行と言えば、フェラインの仲間たちと行く元海外旅行会社での経験豊かな斉藤正氏の提案する手作りの音楽会切符付きの旅行で、ザルツブルグや北イタリアのロヴェレートを中心とするものが大半であった。しかし、斉藤氏の勇退により06年を最後に、07年はお休みになっていた。そのため、元気なうちに海外旅行をしておかなければと、旅行社の企画する音楽ツアーでも良いから、仲間で参加しようという気運が次第に高まりつつある。しかし、バッハをテーマとした旅行は毎年続いているのであるが、モーツアルト中心の旅行は08年度は殆ど見かけないので、残念に思っている。

 現在、皆さんの話題になっているツアーは郵船トラベルが企画する次の二つがあり、どれを選択するかが問題になっている。

1)音楽評論家 水谷彰良氏と行く「ペーザロ・ロッシーニ音楽祭」・「マチェラータ音楽祭」への旅、08年8月5日(火)〜8月14日(木){10日間、フィレンツエ2泊、マチェラータ2泊、ペーザロ4泊、}、785,000円、
 料金に含まれるオペラ;「トスカ」(マチェラータ音楽祭)、「J.D.フローレスリサイタル」、「エルミオーネ」、「ひどい誤解」、「マホメット二世」(ロッシーニ音楽祭)の5本。他にオプショナルツアー(ウルビーノ)1本、オプショナルオペラ「カルメン」、

2)音楽評論家 田辺秀樹氏といく「オペレッタ祭めぐり」と「ザルツブルグ音楽祭」への旅、8月20日(水)〜29日(金){10日間、バーデン3泊、ザンクト・ヴォルフガング2泊、ザルツブルグ3泊、}768,000円、
 料金に含まれるオペラ;ベナッキー「白馬亭にて」(メルビッシュ音楽祭)、ツエラー「小鳥売り」(バーデン・フェスト)、「ジプシー男爵」、レハール「ロシアの皇太子」(レハール・フェスト)、「魔笛」(ザルツブルグ音楽祭)」の5本。他にオプショナル・ツアー(昼食付き)(ウイーンの森の修道院めぐり)(チロル・アルプス)の2本、オプショナル・コンサート(クリーブランド管弦楽団)(オペラ「オテロ」)の2本。

    お二人の先生方はフェラインの講師で親しい関係にあり、日数、オペラ本数が同じで料金もほぼ同じであるが、オプショナル・ツアーとオペラが、後者が多い。小生は05年の田辺先生の同様のツアーに参加しているが、本年はオープションの関係で後者の田辺ツアーを選びたい。しかし、一人ではいやで、同室者が必要(10万円の節約)なので、同行者を募りたいと考えている。


ァ08年4月号の放送番組予定、

 NHKのクラシックナビゲーションでは、ウイークエンド・シアターで「カラヤンの芸術」(1)(2)(3)がそれぞれ3時間の番組予定(曲目未定)があり、BS特集番組では4月5日に「丸ごとカラヤン」(9:00〜25:00)と言う特集が組まれており、まさにカラヤン帝王一色の感じがした。この中でクラシックロイヤルシートで組まれた唯一のオペラ番組で「ドン・ジョバンニ」が予定されていたが、これは残念ながらカラヤンでなく既にDVDで紹介済みのM22のハーデイング指揮クシェイ演出のもの(7-5-4)であった。

 一方のクラシカジャパンにおいても、カラヤンの生誕100周年記念番組と称して、彼の誕生日4月5日から9日間の特集が組まれていた。その一方で、クラシカジャパンでは、春のモ−ツアルト特集として二つのオールモーツアルト・コンサートが予定されていたので曲目をチェックしたら、始めのネヴィル・マリナーのものは、「魔笛」序曲、フルートとハープのための協奏曲K.299、および交響曲第39番変ホ長調K.543であった。フルートとハープのための協奏曲K.299はこのホームページ初出となるので期待して良さそうだ。もう一つのゲバントハウス四重奏団のものは、日本初放送とされていたがNHKで放送済み・収録済みの離宮「ランメナウ城」のもので、残念ながら報告済み(7-11-3)であった。

   なお、クラシカジャパンは、今年が放送開始10年目のようであり、1月からいろいろな記念行事が行われている。このホームページは、デジタル録画用のD-VHSテープレコーダーを導入して、NHKBS放送の他クラシカジャパンのCS放送などの評判を聞いてこれらをメインソースとして、2001年3月よりソフト紹介を始めたものである。丁度9年目に入ったところであるが、時間の経つのは早いものであると感ずる次第である。


Α08年4月号のソフト紹介予定、

 本年1月号から長年の課題であったホームページの表紙を改装したので、それを記念して、2月号・3月号では、思い切って全て最新入手ソフトの三本立てを実施した。4月号からは、これまで通りに、最初の第一曲目は最新のオールモーツアルト・コンサートを当てたい。第二曲目はレーザー・デイスクによる器楽曲の紹介に当てる。そして第三曲目は、最近において入手したDVDのオペラ作品などを紹介していきたいと考えている。

 4月号の第一曲目の最新のオールモーツアルト・コンサートは、NHK交響楽団とアンドレ・プレヴィンの指揮とピアノによる07年9月の来日演奏で、曲目は第一曲が「フィガロの結婚」序曲、第二曲がプレヴィンの弾き振りでピアノ協奏曲ハ短調(第24番)K.491、第三曲が交響曲第36番ハ長調「リンツ」K.425であった。
 去る3月16日と23日の池辺晋一郎氏のN響アワーにおいて、07年1年間のN響定期会員によるアンケートでソリスト編と指揮者編のベストテンを紹介していたが、ソリスト編では何とこの番組のピアノ協奏曲ハ短調K.491がベストテンのトップに選ばれており、また指揮者編の第二位がこの番組のリンツ交響曲K.425が選ばれて再放送されていた。この演奏は当初からハイビジョンの5.1CHで放送予定がなされていたので、D-VHSのHVモードで録画しており、最高の録画が行われたと喜んでいたが、まさか競争の激しいアンケートのベストテンの1位・2位に選ばれるとは思いもしなかった。私のデータベースでは、プレヴィンの24番はこれで4度目の収録であり、彼はこの曲を非常に得意にしているものと思われる。今回はこの素晴らしい演奏を存分に楽しみたいと考えている。

 4月号の第二曲目は、レーザー・デイスクによる器楽曲の紹介であり、今回はフランス・ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラによるセレナード「グラン・パルテイータ」K.361である。このベートーヴェンの「英雄」交響曲とペアになったLDはかねて古楽器演奏の新しいものとして評価の高かったものであり、改めてここにご紹介する価値があると考えている。私はこの映像で、モーツアルトの時代の折れ曲がったような形のバセットホルンの実演奏を初めて見て、こういう音が出るのかと感心した覚えがあるが、こういうところはCDでは気が付かない映像ソフトの良さが現れている。
 セレナード「グラン・パルテイータ」K.361の演奏では、ブリュッヘンは少し高い椅子に座り、13人の演奏者を見渡すようにして、棒を持たずに両腕を細かに動かして指揮を取っていた。解説者の宇野功芳氏は「この新盤は長年の渇を癒すに充分な、極め付きの名演奏」と評している。確かに、コントラバスを加えた重厚な響きは、古楽器特有のアンサンブルの妙があり、ブリュッヘンがこの名曲を取り上げた意図が滲み出ているように思われる。ご期待いただきたい。

 4月号の第三曲目は、手持ちDVDによるオペラ紹介であり、今回はミンコフスキー指揮、アブ・サレム演出のオペラ「後宮からの逃走」をお送りする。このDVD は97年のザルツブルグ音楽祭で収録されたものであるが、実は、私は97年8月22日の日付でNHKがザルツブルグから中継で放送したものをS-VHSテープに収録し、後日97年12月8日にNHKが編集して放送したものの両方を持っているが、両方ともアナログのS-VHSであった。DVDには日仏合作とあったが、恐らくNHKが中継放送のためカメラを持ち込んで収録したものと言う意味であろう。
 舞台はレジデンツホーフの仮設舞台で演奏されており、簡素な舞台で時代は現代風。冒頭のミンコフスキーの速いテンポの序曲は、颯爽としているがテインパニーとシンバルなどの異国風を強調しすぎる演奏が気になったが、この傾向はオペラ全体を支配しており、好みが別れるところであった。しかし、私の好きなクリステイーネ・シェーファーやマリン・ハルテリウスが魅力溢れる姿で歌っており、私の方もM22などの新しい演出や奏法に慣れてきているので、当初は好きになれなかったこの演奏がどう聞こえるか、改めて確かめたいと思う。(なお、このオペラのM22のDVDを持っているが、ヘアハイムという超モダンな演出家が、リブレットを大胆に変更して訳の分からぬオペラにしてしまったので、このホームページでは取り上げないこととしている。)

(以上)(08/03/31)


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