私の最新入手ソフト情報−−平成19年9月号−−


(ムター・オーキスによるヴァイオリン・ソナタ集(その2)ト長調(第25番)K.301、変ホ長調(第26番)K.302、ハ長調(第27番)K.303、ホ短調(第28番)K.304、イ長調(第29番)K.305、ニ長調(第30番)K.306、/エマーソン四重奏団とカシュカシアンによる弦楽五重奏曲ハ長調K.515及びト短調K.516、そしてベルリナー・ゾリステンとカール・ライスターによるクラリネット五重奏曲イ長調K.581、(1990)、/小品ソフト集5曲、1、リート「夕べの想い」K.523;シュライヤー、2、コントルダンスハ長調K.535、スダーン指揮モーツアルテウム管弦楽団、3、ピアノ三重奏曲K.542、ウイーン・ピアノトリオ、4、幻想曲ハ短調、ウイーン弦楽六重奏団、5、アヴェ・ヴェルム、クイケン指揮、ラ・プテイット・バンド、/オペラ・セリア「クレータの王、イドメネオ」K.366、ロジャー・ノリントン指揮、カメラータ・ザルツブルグ、ザルツブルグ音楽祭、/オペラ・ブッファ「ラ・フィンタ・センプリチェ(みてくれの馬鹿娘)」K.51(46a)、ホーフシュテッター指揮、カメラータ・ザルツブルグ、ザルツブルグ音楽祭、/コンサートアリアによる愛の物語(オンブラ・フェリーチェ)、ヘルマン演出、ラングレ指揮オーケストル・ドウ・ピカルデイ、−全18曲総集編−)

私の最新入手ソフト情報−平成19年9月号−

(ムター・オーキスによるヴァイオリン・ソナタ集(その2)ト長調(第25番)K.301、変ホ長調(第26番)K.302、ハ長調(第27番)K.303、ホ短調(第28番)K.304、イ長調(第29番)K.305、ニ長調(第30番)K.306、/エマーソン四重奏団とカシュカシアンによる弦楽五重奏曲ハ長調K.515及びト短調K.516、そしてベルリナー・ゾリステンとカール・ライスターによるクラリネット五重奏曲イ長調K.581、(1990)、/小品ソフト集5曲、1、リート「夕べの想い」K.523;シュライヤー、2、コントルダンスハ長調K.535、スダーン指揮モーツアルテウム管弦楽団、3、ピアノ三重奏曲K.542、ウイーン・ピアノトリオ、4、幻想曲ハ短調、ウイーン弦楽六重奏団、5、アヴェ・ヴェルム、クイケン指揮、ラ・プテイット・バンド、/オペラ・セリア「クレータの王、イドメネオ」K.366、ロジャー・ノリントン指揮、カメラータ・ザルツブルグ、ザルツブルグ音楽祭、/オペラ・ブッファ「ラ・フィンタ・センプリチェ(みてくれの馬鹿娘)」K.51(46a)、ホーフシュテッター指揮、カメラータ・ザルツブルグ、ザルツブルグ音楽祭、/コンサートアリアによる愛の物語(オンブラ・フェリーチェ)、ヘルマン演出、ラングレ指揮オーケストル・ドウ・ピカルデイ、−全18曲総集編−)

7-9-0、平成19年9月初めの近況報告、

 近来にない猛暑の初体験−夏の近況報告−
◆▲僖愁灰鵑離廛螢鵐拭爾鮑膿祁燭砲垢襪覆鼻飮笋虜廼瓩離僖愁灰麒鷙陝
、もう一つの「フィガロの結婚」を見て、
ぁ∧僖枋皇憾魘繕(第39番)の聞き比べ−フェライン例会より−
ァ07年9月号の放送番組予定、
Α07年9月号のソフト紹介予定(3本立てを例外の6本立てに)、


7-9-1、ムター・オーキスによるヴァイオリン・ソナタ集(その2)、
ヴァイオリン・ソナタト長調(第25番)K.301、変ホ長調(第26番)K.302、ハ長調(第27番)K.303、ホ短調(第28番)K.304、イ長調(第29番)K.305、ニ長調(第30番)K.306、ヴァイオリン;A.S.ムター、ピアノ;R.オーキス、
2005年12月、ザルツブルグ、
(07年05月03日、NHKウイークエンドシアターのBS102の放送を、DーVHSレコーダーのLS-3モードで、S-VHSテープにデジタル録画。)



7-9-2、クラシカジャパン「モーツアルトのある毎日」第16回、
(曲目)エマーソン四重奏団とカシュカシアンによる弦楽五重奏曲ハ長調K.515及びト短調K.516、そしてベルリナー・ゾリステンとカール・ライスターによるクラリネット五重奏曲イ長調K.581、(1990)、

(06年09月19日、クラシカジャパンCS736の放送を、D-VHSレコーダーのLS-3モードで、S-VHSテープにデジタル録画。試聴にはTeldecのLDを利用)

7-9-3、クラシカジャパン「モーツアルトのある毎日」第17回小品ソフト集5曲、
1、リート「夕べの想い」K.523;(T)シュライヤー、(P)ブッフビンダー/2、コントルダンスハ長調K.535、スダーン指揮モーツアルテウム管弦楽団/3、ピアノ三重奏曲K.542、ウイーン・ピアノトリオ/4、幻想曲ハ短調(弦六重奏編曲版)、ウイーン弦楽六重奏団/5、アヴェ・ヴェルム、クイケン指揮ラ・プテイット・バンド、

(06年09月12日、クラシカジャパンCS736の放送を、D-VHSレコーダーのLS-3モードで、S-VHSテープにデジタル録画。)

7-9-4、モーツアルト生誕250年「Mozart 22 DVDシリーズ(その14)」、
オペラ・セリア「クレータの王、イドメネオ」K.366、ロジャー・ノリントン指揮、カメラータ・ザルツブルグ、
 06年8月20~27日、ザルツブルグ音楽祭、
(配役)●イドメネオ;ラモン・ヴァルガス、●イダマンテ;マグダレナ・コジェナー、●イリア;エカテリーナ・シウリーナ、●エレットラ;アニヤ・ハルテロス、●アルバーチェ;ジェフリー・フランセス、●祭司長;ロビン・レッガーテ、
(07年3月21日、ユニバーサルGRAMMOPHON DVD-UCBD-1057/8、市販DVD使用)

7-9-5、モーツアルト生誕250年「Mozart 22 DVDシリーズ(その15)」、
オペラ・ブッファ「ラ・フィンタ・センプリチェ(みてくれの馬鹿娘)」K.51(46a)、ホーフシュテッター指揮、カメラータ・ザルツブルグ、
 06年8月20〜27日、ザルツブルグ音楽祭、
(配役)●ロジーナ;マリン・ハルテリウス、●ドン・カッサンドロ;ヨーゼフ・ヴァーグナー、●ドン・ポリドーロ;マテイアス・クリンク、●ジアチンタ;マリーナ・コンバラート、●フラカッソ;ジェレミー・オヴェンデン、●シモーネ;ミリェンコ・トウルク、
(07年3月21日、ユニバーサルGRAMMOPHON DVD-UCBG-1199、市販DVD使用) 

7-9-6、コンサートアリアによる愛の物語(オンブラ・フェリーチェ)、ヘルマン演出、ラングレ指揮オーケストル・ドウ・ピカルデイ、−全18曲総集編−、
制作;国際モーツアルト財団、2000年、(モンペリアOP、シャンゼリゼ劇場、リーユOPの共同製作)出演者;ジーテン(S)、スッミッカ(S)、カンジェミ(S)、(S)、シュトウツマン(A)、ヤン・ブロン(T)、ドラホヴィッツ(Br)、
(オペラ・コメデイ・ドウ・モンペリエ収録、CS736CH、S-VHSテープでデジタル録画)

7-9-0、平成19年9月初めの近況報告、

 近来にない猛暑の初体験−夏の近況報告−


 今年の夏は、何と暑かったのだろうか。8月も最後の週なのに、日中の部屋の温度は34度を超えて、嫌いな冷房を入れなければ我慢が出来なくなる。ソフトを聴きながらパソコンに向かって作業をしていると、アンプや再生装置からの熱がこもって、部屋の中が特別な暑さになり、扇風機をいくら廻しても我慢できない暑さになってしまう。今年は夏のお盆休みが、8月10日から19日まで10日間もあったが、その間、冷房を入れずに済んだのは僅か最後の二日間だけであった。群馬や岐阜の各地で気温が40度Cを超えたという報道もあり、8月中の平均気温は各地で新記録が続出することが予想される。

 今年もこの時期に甲子園の高校野球があり、私が応援する千葉県代表の市立船橋高校と北海道の駒大苫小牧高校が、いずれも第一回戦で敗れてしまったので、応援するところがなかったが、例年以上に延長戦が多く盛会であった。この暑さと高校野球に加えて今年は柏崎原発が地震のため休止していたので、電力事情が保てるか心配であった。夏は暑いほど景気には良いことが分かっているが、自民党が大敗後の内閣改造で顔ぶれが一新し、首相支持率が上向き始めたようである。この分では、秋風が吹くようになると、景気も持ち直し、即解散という事態も少しは遠のいているに違いない。借金の返済や、増税を抑え、拡大したと言われる格差の是正のためにも、景気回復による自然増収が何よりも必要だからである。

 この暑い盛りの8月末の25日・26日に小生が所属する会社の東京支店の引っ越しが行われた。浜松町から日本橋の小伝馬町への引っ越しであり、業務を実施しながらのものなので、引っ越しは土日の二日間だけで行い、電話やパソコンの休止はこの二日間に限定して行った。同じビル内の移動であれば、電話もFAXも、名刺の印刷なども行わずに済むが、住所を変えるとなれば、単なる荷物の移動だけでは済まなくなるので大変であった。引っ越し産業というサービス会社のお陰で、プロの手により計画的にスムーズに引っ越しが行われ、やっと落ち着いたところである。


◆▲僖愁灰鵑離廛螢鵐拭爾鮑膿祁燭砲垢襪覆鼻飮笋虜廼瓩離僖愁灰麒鷙陝

 かねての念願だったパソコンのプリンターを購入した。5年ぶりに購入する3代目の器械であり、この間の技術的進歩を確認することがたのしみであった。裏白の仮印刷の捨て紙が目に余るほど多くなり、両面印刷が簡単に出来ること、インターネットのカラー印刷が綺麗に出来ること、写真付きのHPのカラー印刷が会社の器械並みに綺麗に出来ること、写真のプリントが写真屋並みに自分で出来ること、毎年の年賀状印刷の手間が楽になることなどを願って、機種選定に入った。これまで印刷機、スキャナーやデジカメはキャノンにしていたが、キャノンのカタログでは最高機種でも3万3千円程度だったので、オールインワン・タイプのMP960というPIXUSのトップモデルを購入した。機能的に考えるともの凄く値下がりしていると思う。会社の器械のように前面給紙カセット付きであったので、既存のパソコン机の下にそっくり収まり、スペースの状況もとても良くなった。

 まだ、十分に使いこなした訳ではないが、普通紙や高品位専用紙を使うHPなどの通常印刷は、両面印刷を含めて十分に満足している。しかし、写真などを含むカラーの両面印刷では、インクの乾きを待つせいか、時間がかかるようである。写真のプリントについては、プロ・フォト・ペーパーとフォト光沢紙(エコノミー)の二種類があったので、両方をテストしてみたが、通常の用途にはエコノミーのフォト光沢紙で良さそうであり、これなら自分でやれば、フォトショップより可なり割安に出来そうだという見通しを得た。従来機だと写真のプリントが全然駄目であったので、これからが楽しみである。

 スキャナー機能については4800dpiであり、現在使用しているものの2200dpiより高性能であるが、今のもので問題が殆どなかったので、余り期待はしていない。ただし、日本語の読み取りソフトが変わったので、ここ5年ぐらいの間で読み取り・認識能力がどれだけ高まったか、期待している。また、コピー機能がとても利用しやすいので、これまで1枚10円のコンビニのコピー機を使う必要がなくなった。コピー代は、直ぐ500円位使ってしまうので、これだけでもパソコンの用紙代(500枚/300円)が節約できてしまうと考えている。兎に角、5年ぶりの買い換えであり、すべてに進歩の跡が確認できるので、非常に有り難い買い物であったと感じている。

 最近パソコンの動きが悪くなり、インターネットでもメールでも呼び込みに時間がかかるようになったので、昔ハードデイスク容量が小さかったころに良くやったデイスク・クリーンアップをやってみた。今はドライブCの73GBを一般用に、ドライブDの75GBを映像専門にして使っているが、ドライブCの使用領域+空き領域=34.4+38.6=73GBが、デイスク・クリーンの結果、28.6+44.4=73.0GBとすっかり変わってしまった。時間は2時間ほどかかったが、お陰で見違えるように動きが速くなってきた。この試みはこのパソコンに切り換えて以来初めてのクリーニングだったので、効果があったのであろう。容量の大きいパソコンほど効果がありそうなので、同じ悩みの方はお試しあれと、ご報告しておく。

 また、「モーツアルト・アーカイブ」という小学館発行の海老沢先生労作のDVDがあり、自宅のWindowsXPでは動作しなかったので、これまでは会社のパソコンで使用していた。しかし、自宅のパソコンでもと、デイスク・クリーン後に使用してみたら、従来、「仮想メモリーの容量が3MB不足する」などの表示が出て受け付けなかったものが、今回からは受け付けてくれるようになった。むかし、小学館に2000からXPに変わったらソフトも修正すべきと抗議したことがあるが、出来ないと断わられ、XPでも使える場合があるという返事しかなかったものであり、諦めていた。しかし、理由はよく分からないが、兎に角、会社の器械と全く同じように上手く動作が出来るようになったので、これも有用な情報としてご報告しておく。


  、もう一つの「フィガロの結婚」を見て、

 8月号にいずれ紹介しなければならない三つの「フィガロの結婚」のソフトに触れたばかりであるが、ピアノの先生をしている昔の部下であった方からお誘いを受け、去る8月12日(日)、「あんさんぶる DOLCE」第10回公演の「フィガロの結婚」にマルチェリーナで出演するから是非見て欲しいと依頼され、練馬公民館ホールまで足を伸ばしてきた。彼女の最近の音楽面での活動については殆ど知識がなかったので、どんな公演になるか見当がつかなかったが、歌は下手だけどみんな一生懸命にやっていると言う話であった。 昔、「こんにゃく座」のオペラを見たことがあるが、同じようなスタイルの日本語上演で、ピアノで進行され、アントニオ以外は一役一人で、衣裳もそれなりに合っており、みんなの「あんさんぶる」の力で4幕の長い劇をこなしていた。

 セミプロないし合唱団的な人が歌ったり演じたりするのであるから、上手とは言えないが、このモーツアルトの忙しい音楽劇を、楽しみながら考えながら演じており、ピアノ伴奏による音楽も良いとこ取りをしたようで肩が凝らずに面白く、最後までにやにやしながら見てしまった。そして、舞台の出演した方々から、元気の良いエネルギーをお裾分けしてもらったような気になった。狭い劇場で接近してみる舞台で、皆さんの汗をかきながら動き廻り、大声を上げて歌う熱烈な真剣な姿に、素直に感動し、楽しんだからである。これもひとえに原作の中味や音楽が素晴らしいからだと、帰りの道筋で気が付いた。

   私のお目当てのマルチェリーナさんは、衣裳がなかなか素敵であり、良く口が動いてスザンナと張り合っていたし、第4幕で「牡山羊と牝山羊」のアリアを歌っていたのには驚かされ、なかなか行動的であったのにはビックリした。プログラムを見ると、このグループの代表としても活躍なさっており、さすがと驚きの連続であった。  普段、高度な舞台をDVDで見慣れているのであるが、久し振りに見た素人劇の、たとえ下手でも、眼前の迫力あるライブの動きと歌のエネルギーに圧倒されており、億劫がらずにオペラ通いをすべし、「オペラはライブ」と言う教訓を改めて得たような気がした。


ぁ∧僖枋皇憾魘繕(第39番)の聞き比べ−フェライン例会より−

 モーツアルテイアン・フェラインの7月例会は、安田和信先生(国立音大非常勤講師)の担当であり、テーマは「交響曲第39番変ホ長調K.543を聴き比べる」というとても興味深い内容であった。聴き比べを行う前提として、あらかじめ次の三項目が事前に十分検討されていた。第一は、比較の対象の音源であり、先生の私蔵CD約70種は、1920年代から2000年代までばらつきはあるものの一応カバーされていた。
 第二は、聴き比べる箇所の設定であり、第一楽章の最初の部分70小節を{1、アダージョの部分(1〜25小節)2、アレグロの冒頭主題(26~53小節)3、アレグロの最初のトウッテイ(54~70小節)}に三分割して比較対象とし、演奏時間を測定して基礎データとしていた。さらに、それぞれに基本テンポの設定、リズム処理の仕方、デユナーミクの取り方などの比較ポイントを設定して、各演奏の特徴をつかもうと準備されていた。
 第三は、指揮者の使用する楽譜エデイションによって解釈が異なる可能性があるので、あらかじめ代表的な現代エデイションとして4種類(1、旧全集AMA、2指揮者用シリーズBHPB3、学問的批判版(Eulenburg版)4、新全集NMA)あることを確かめ、配布されたスコアにその違いが略記されていた。

 われわれが39番の演奏で劇的な変化に気付かされたのは、1981/2年のホグウッドにより始まったランドンの新全集による2/2拍子をとった古楽器的奏法の序奏部のテンポの速さ(1分44秒)であった。その頃の代表的な演奏と言えば、旧全集の4/4拍子を取った1988年のカラヤン5が3分01秒、1972年のベーム3が2分41秒であったので、この変化は衝撃的であった。80年以降の演奏にはこの演奏法の影響が顕著に表れており、中には最も早いノリントン(1990年、1分19秒)盤があったり、最も遅い朝比奈盤(1995年、3分08秒)があったりした。しかし、一方では、古い演奏の中にクナッパーブッシュ(1929年、1分42秒)というホグウッド並みの早い演奏があり、この問題は、18世紀では2/2と譜記されていても4/4で演奏しても良いとする、古くからの指揮法上の解釈という曖昧な問題があったことを教わった。また、18世紀の原則では、スラーの最後の音を明確に切るとされていたが、版によるスラー記号の違い、2音符間と2小節にまたがるスラー記号などをどう解釈して演奏するかなどが、指揮法上の違いになるようであった。

 例会では、時間の制約により、先生の解説により比較試聴できたものには、次のようなものがあったので、意を尽くせないがその特徴を略記しておく。
1)カラヤン5(Berliner-PO)1988年、(3.01-0.32-0.21)、;序奏部の遅さ・壮大さに溢れ、続くアレグロが早く、コントラストが明解。彼の5つの演奏のブレが少ない。
2)テイト(English-CO)1984年、(2.55-0.35-0.20)、;序奏部はゆっくりと丁寧に、アレグロで弦のスラーを短く切った、特徴ある演奏。録音のせいにもよるが、アレグロのトウッテイでホルンやテインパニーが強調されていた。
3)ブリュッヘン(18th-Century-O)1988年、(2.36-0.35-0.19)、; 古楽器奏法にしては遅い序奏部に、スラーを短く切った奏法で、トウッテイでのクレッシエンドが実に爽快。
4)ブリトン(English-CO)1963年、(2.09-0.36-0.20)、;古い演奏の割に早めのテンポで、カラヤンと対照的。テインパニーが強く付点処理が明確で、三つに分けたスラーで終わる。
5)カザルス(Marlboro-FO)1963年(2.29-0.40-0.20)、;うなり声で始まる特徴の多い演奏。序奏の後半で早くなったり、非常に遅いアレグロで、スラーを明確に区切っていた。
6)ムラヴィンスキー2(Leningrad-PO)1972年(2.23-0.34-0.20);2回目のライブ演奏で序奏が当時として遅くない。アレグロが早く、音を抜く奏法など独特の処理が目立つ。

終わりに、皆が一番馴染んでいるワルター2(Columbia-SO)1960年(3.02-0.36-0.20)の演奏を、会員からの質問で比較のため聴いたが、実にゆったりとした堂々たる演奏であった。また、カラヤンやベームを例に高齢になるにつれテンポが遅くなる傾向はないかという質問に対しては、肉体的な話は別として、高齢になるにつれ緩急/強弱などのコントラストを強調する方もおり、一概には言えないというお答えであった。なお、先生は「レコード芸術」からこのテーマで執筆を依頼され、近日中に原稿を送付すると言っておられた。これだけ豊富な資料をどう纏められるか、9月号(8月20日出版)が発売されているので、是非、ご覧いただきたいと思う。


ァ07年9月号の放送番組予定、

 NHKの9月号のBSクラシック・ナビゲーションでは、HVウイークエンド・シアターが06年ザルツブルグ音楽祭特集をやっており、「ドン・ジョバンニ」・「ミトリダーテ」・「イドメネオ」・「魔笛」の4オペラを毎週やることになっている。これらは既にDVDで紹介済みなので、これ以上NHKには期待できないと思っていた。しかし、細かく探すと、HVクラシック倶楽部で9月19日「アンサンブル・ゼヒロ古楽コンサート」でセレナード変ロ長調K.361(0501)が予定されていた。また、BSクラシック倶楽部で9月28日、プレヴィンがN響(070908)と、ピアノ協奏曲24番ハ短調K.491とリンツ交響曲K.425とを弾き振りする予定になっているので、楽しみにしていたい。

   一方のクラシカジャパン9月号も、モーツアルトの特集番組はNHK同様にザルツブルグ音楽祭06年の5オペラであり、「救われたベトウーリア」K.118、「シピオーネの夢」K.126、「ルーチョ・シッラ」K.135、「偽りの女庭師」K.196、「牧人の王」K.208などが放送される。これらも、残念ながら新DVDで紹介済みである。その他のモーツアルト関係の放送コンサート予定曲は、いずれも収録済みのものばかりであった。


  Α07年9月号のソフト紹介予定(3本立てを例外の6本立てに)、

 今月の第一曲は、前月に引き続きムター・オーキスによるヴァイオリンソナタ集の(その2)として、いわゆる「マンハイム・ソナタ作品1」とされる6曲(K.301〜K.306)をお届けする。第二曲はクラシカジャパンの「モーツアルトのある毎日」の第16回として、エマーソン四重奏団の演奏で弦楽五重奏曲ハ長調K.515、ホ短調K.516を予定していたが、このレーザー・デイスクを持っていたので、さらにクラリネット5重奏曲イ長調K.581を加えて3曲お届けしたいと思う。第三曲は、クラシカジャパンの「モーツアルトのある毎日」の最終回として、バラバラな感じがするが小曲5曲をまとめてアップしたいと思う。

 第四・五曲は、06年ザルツブルグ音楽祭オペラシリーズであり、7-9-4はその14として、ノリントン指揮カメラータ・ザルツブルグの「イドメネオ」K.366を取り上げ、7-9-5はその15として、ホーフシュテッター指揮カメラータ・ザルツブルグの「ラ・フィンタ・センプリチェ(みてくれの馬鹿娘)」K.51(46a)をアップする。 

   8月号と同様に頑張って6本立てとしているが、そのうち最後の第六曲の7-9-6については、これまで恣意的に3回に分けてアップしてきた「コンサートアリアによる愛の物語」の全18曲を、総集編として1本にまとめて見やすくしたものである。過去にアップした3回のものを切り貼りして、18曲それぞれ順番通りに写真をつけ、歌った歌手名を入れて編集し直しているので、とても分かり易くなった筈であり、既に完成してアップを待っている状態にある。
 「モーツアルトのある毎日」のシリーズが17回で完結したので、来月以降はかなりストックがあるレーザー・デイスクを次々にアップしたいと考えている。 

(以上)(07/08/30)


7-9-1、ムター・オーキスによるヴァイオリン・ソナタ集(その2)、
ヴァイオリン・ソナタト長調(第25番)K.301、変ホ長調(第26番)K.302、ハ長調(第27番)K.303、ホ短調(第28番)K.304、イ長調(第29番)K.305、ニ長調(第30番)K.306、ヴァイオリン;A.S.ムター、ピアノ;R.オーキス、
2005年12月、ザルツブルグ、
(07年05月03日、NHKウイークエンドシアターのBS102の放送を、DーVHSレコーダーのLS-3モードで、S-VHSテープにデジタル録画。)

 今月の第一曲は、前月に引き続きムター・オーキスによるヴァイオリンソナタ集の(その2)として、いわゆる「マンハイム・ソナタ作品1」とされる6曲(K.301〜K.306)をお届けする。この二人のコンビは、8月号の5曲でお分かりの通り、ピアノもヴァイオリンも出しゃばらず、互いに均整の取れた安心して聴けるバランスの良い演奏であった。
 マンハイムソナタは、ト長調(第25番)K.301、変ホ長調(第26番)K.302、ハ長調(第27番)K.303、ホ短調(第28番)K.304、イ長調(第29番)K.305、ニ長調(第30番)K.306、の6曲から成るが、いずれも2楽章で構成されており、各曲それぞれに変化に富んで個性があって面白い。ムター・オーキスがどういう演奏をするか楽しみである。


7-9-2、クラシカジャパン「モーツアルトのある毎日」第16回、

(曲目)エマーソン四重奏団とカシュカシアンによる弦楽五重奏曲ハ長調K.515及びト短調K.516、そしてベルリナー・ゾリステンとカール・ライスターによるクラリネット五重奏曲イ長調K.581、(1990)、


(06年09月19日、クラシカジャパンCS736の放送を、D-VHSレコーダーのLS-3モードで、S-VHSテープにデジタル録画。試聴にはTeldecのLDを利用)

 エマーソン四重奏団とヴィオラのカシュカシアンによる弦楽五重奏曲ハ長調K.515及びト短調K.516は、デジタルで収録済みであったが、これと同じレーザー・デイスクを持っていたのでこれを音源とし、さらにこのLDにライスターとベルリン・ゾリステンによるクラリネット5重奏曲イ長調K.581が入っていたので、後期の大物ばかりであるが3曲を一度にお届けしたいと思う。LDの演奏は、3曲ともベルリン・ゾリステンによる演奏と勘違いした私のミスで、ダブってしまったものである。クラシカジャパンの「モーツアルトのある毎日」は、次の小品集で最終回となったので、これを機会に来月からはレーザー・デイスクのストックを利用して、ソフト紹介を続けたいと思う。


7-9-3、クラシカジャパン「モーツアルトのある毎日」第17回、
小品ソフト集5曲、1、リート「夕べの想い」K.523、(T)シュライヤー、(P)ブッフビンダー/2、コントルダンスハ長調K.535、スダーン指揮モーツアルテウム管弦楽団/3、ピアノ三重奏曲K.542、ウイーン・ピアノトリオ/4、幻想曲ハ短調(弦六重奏編曲版)、ウイーン弦楽六重奏団/5、アヴェ・ヴェルム、クイケン指揮、ラ・プテイット・バンド、


(06年09月12日、クラシカジャパンCS736の放送を、D-VHSレコーダーのLS-3モードで、S-VHSテープにデジタル録画。)

 第三曲は、クラシカジャパンの「モーツアルトのある毎日」の最終回として、バラバラな感じがするが、ウイーン時代後期に作曲された小曲5曲をまとめてアップしたいと思う。5曲とも演奏者が異なり、リートから室内楽やオーケストラ曲までを含んでいるが、いずれも人によっては「珠玉の一曲」になりうる名曲が揃っている。いずれもそれぞれのコンサートから、ここにあるモーツアルトの小品1曲だけを抜き出したものである。私のデータベースでは、その元のコンサートも恐らくS-VHSで収録してあると考えられるので、その様子も含めてご報告できると思われる。


7-9-4、モーツアルト生誕250年「Mozart 22 DVDシリーズ(その14)」、
オペラ・セリア「クレータの王、イドメネオ」K.366、ロジャー・ノリントン指揮、カメラータ・ザルツブルグ、
 06年8月20~27日、ザルツブルグ音楽祭、
(配役)●イドメネオ;ラモン・ヴァルガス、●イダマンテ;マグダレナ・コジェナー、●イリア;エカテリーナ・シウリーナ、●エレットラ;アニヤ・ハルテロス、●アルバーチェ;ジェフリー・フランセス、●祭司長;ロビン・レッガーテ、
(07年3月21日、ユニバーサルGRAMMOPHON DVD-UCBD-1057/8、市販DVD使用)

 モーツアルトイヤーに向けて06年に完成したばかりのモーツアルト・ハウスで上演されているが、オーケストラボックスをぐるりと取り囲む花道のような舞台を造り、その奥にも舞台があるという立体的な空間で、なおかつ舞台と客席の距離が近いという理想的な劇場を得て、「コシファン・トッテ」を演出したヘルマン夫妻による新しい演出の舞台であった。一見したところ、衣裳が現代風であり、時代が特定されぬ架空の場所が舞台となっており、自分なりに納得できる舞台が演出されるかどうか心配でもあった。しかし、ノリントンが手慣れたカメラータ・アカデミカを指揮して小気味よいテンポで流麗な音楽を作り出しており、今回の一連の公演の中でも評価の高いオペラになっていた。


7-9-5、モーツアルト生誕250年「Mozart 22 DVDシリーズ(その15)」、
オペラ・ブッファ「ラ・フィンタ・センプリチェ(みてくれの馬鹿娘)」K.51(46a)、ホーフシュテッター指揮、カメラータ・ザルツブルグ、
 06年8月20~27日、ザルツブルグ音楽祭、
(配役)●ロジーナ;マリン・ハルテリウス、●ドン・カッサンドロ;ヨーゼフ・ヴァーグナー、●ドン・ポリドーロ;マテイアス・クリンク、●ジアチンタ;マリーナ・コンバラート、●フラカッソ;ジェレミー・オヴェンデン、●シモーネ;ミリェンコ・トウルク、
(07年3月21日、ユニバーサルGRAMMOPHON DVD-UCBG-1199、市販DVD使用)

 このDVDによるオペラ・ブッファ「ラ・フィンタ・センプリチェ(みてくれの馬鹿娘)」K.51(46a)は、三夜にわたり「彷徨(IRRFAHRTEN)」と題されたシリーズのうちの第1夜”彷徨機匹箸靴鴇絮蕕気譴拭これらの3夜全体を通してヨアヒム・シュレーマーが演出し、オーケストラ・ピットには3夜ともホーフシュテッター指揮のカメラータ・ザルツブルグが演奏した一貫性のある構成となっている。一見して、オリジナルの設定にない語り役が登場して、上演全体が現代人の感覚に合うようドラマを動かしているようであるが、初めて映像化されるこのオペラが、分かり易く納得できるものになっているかどうか気になるところであった。


7-9-6、コンサートアリアによる愛の物語(オンブラ・フェリーチェ)、ヘルマン演出、ラングレ指揮オーケストル・ドウ・ピカルデイ、−全18曲総集編−、

制作;国際モーツアルト財団、2000年、(モンペリアOP、シャンゼリゼ劇場、リーユOPの共同製作)出演者;ジーテン(S)、スッミッカ(S)、カンジェミ(S)、シュトウツマン(A)、ヤン・ブロン(T)、ドラホヴィッツ(Br)、
(オペラ・コメデイ・ドウ・モンペリエ収録、CS736CH、S-VHSテープでデジタル録画)

 8月号と同様に頑張って今月も6本立てとしているが、そのうち最後の第六曲の7-9-6については、これまで恣意的に3回に分けてアップしてきた「コンサートアリアによる愛の物語」の全18曲を、総集編として1本にまとめて見やすくしたものである。始めに全18曲の目次をつけ、過去にアップした3回の各アリアを適当に切り貼りして、18曲それぞれ公演の順番通りに写真をつけ、歌った歌手名を入れて編集し直してあるので、とても分かり易くなった筈であり、作業は既に8月中に完成してアップを待っている状態にある。  この総集編によって、この舞台全体の姿が一望できるので、この「愛の物語」を制作し演出したヘルマン(偶然ではあるが7-9-4の「イドメネオ」を演出している)の苦労が理解できるものと思われる。

(以上)(07/08/31)


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