私の最新入手ソフト情報−−平成18年12月分−−


(ダニエル・ハーデイング指揮マーラー室内管弦楽団、交響曲ヘ長調(第6番)K.43、ピアノ協奏曲ニ短調(第20番)K.466、ピアノ;ラルス・フォークト、NHKホール、06/10/05、/生誕250周年記念ドキュメンタリー「さようならモーツアルト(Adieu Mozart)」「Mozart in Prague Part1」2005年、/ピアノ協奏曲第5番ニ長調K.175、フォルテピアノ;ロバート・レヴィン、ホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団、セレナード第3番ニ長調K.185(167a)、行進曲ニ長調K.189(167b)、ヤニチェック指揮ザルツブルグ・カメラータ・アカデミカ(9801))

私の最新入手ソフト情報−平成18年12月分−

(ダニエル・ハーデイング指揮マーラー室内管弦楽団、交響曲ヘ長調(第6番)K.43、ピアノ協奏曲ニ短調(第20番)K.466、ピアノ;ラルス・フォークト、NHKホール、06/10/05、/生誕250周年記念ドキュメンタリー「さようならモーツアルト(Adieu Mozart)」「Mozart in Prague Part1」2005年、/ピアノ協奏曲第5番ニ長調K.175、フォルテピアノ;ロバート・レヴィン、ホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団、セレナード第3番ニ長調K.185(167a)、行進曲ニ長調K.189(167b)、ヤニチェック指揮ザルツブルグ・カメラータ・アカデミカ(9801)、) 

6-12-0、平成18年12月初めの近況報告、

 映像のコレクションの本格的強化・充実の開始、
◆▲癲璽張▲襯肇ぅ筺悉盤のコンサートなどの充実、
、ザルツブルグ音楽祭の22オペラ作品のDVD-Video化の朗報、
ぁ11月に出版された本、NHK「毎日モーツアルト」などの話題、
ァ06年12月分の放送番組予定、
Α06年12月分のソフト紹介予定、



6-12-1、NHK音楽祭2006、ダニエル・ハーデイング指揮マーラー室内管弦楽団、交響曲ヘ長調(第6番)K.43、ピアノ協奏曲ニ短調(第20番)K.466、ピアノ;ラルス・フォークト、ブラームス、交響曲第2番Op.73、NHKホール、06/10/05、
(06年10月21日、NHK103CH、HV放送をD-VHSレコーダのHVモードにより、S-VHSテープに5.1CHサラウンドでデジタル録画。)


6-12-2、生誕250周年記念ドキュメンタリー「さようならモーツアルト(Adieu Mozart)」「Mozart in Prague Part1」2005年BVA/The Municipal House、
(Written by Zdenek Mahler, Produced by Jiri Hubac, Directed by Martin Suchaneck)
(市販DVD-Video、DENON COBO-4579)


6-12-3、クラシカジャパン「モーツアルトのある毎日」第2回、 (曲目)ピアノ協奏曲第5番ニ長調K.175、フォルテピアノ;ロバート・レヴィン、ホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団、セレナード第3番ニ長調K.185(167a)、行進曲ニ長調K.189(167b)、ヤニチェック指揮ザルツブルグ・カメラータ・アカデミカ(9801)、
(06年07月11日、クラシカジャパンCS736の放送を、D-VHSレコーダーのLS-3モードで、S-VHSテープにデジタル録画。) 

6-12-0、平成18年12月初めの近況報告、

 映像のコレクションの本格的強化・充実の開始、


 11月分からクラシカジャパンのK番号順の映像ソフトの「モーツアルトのある毎日」からの映像を掲載し始めているが、それにより新規入手曲のアップ数が増え始めたばかりでなく、既紹介ソフトでまだ「映像のコレクション」に載せていなかった曲のアップ数も増え始めている。 11月分の「更新履歴」をご覧いただきくと直ぐわかるが、実に8曲が「映像のコレクション」の仲間入りをしている。「モーツアルトのある毎日」で収録した新規曲のアップをこの調子で10回ぐらい重ねると、大幅に「映像のコレクション」が充実し、完成形に近づくものと期待している。

 「映像のコレクション」に曲を載せるには、その曲のデータベースを作成する必要があり、その作成作業に大変な手間が必要であった。これまでは、ほぼ曲単位にコレクションにある演奏をデータベース化してきたが、最近では、複数曲でデータベースを作った例も出始めており、その作り方も、教会ソナタの例、初期シンフォニーの例、セレナードの例、ホルン協奏曲の例などいろいろなケースが出てきている。現在作業中の初期シンフォニーの例では、交響曲第4番から第23番まで約20曲を5表のデータベースに整理しており、1曲1データベースの形をとる必要のない共通のベースでも十分な曲がかなりあるので、考え方さえ整理できれば、「映像のコレクション」の作業がし易くなると思われる。

 現在作業している「映像のコレクション」は、このHPを始めた2000年以降にデジタルで収録した映像のデータベースが基本であるが、このコレクションにはそれ以前に収録したおよそ10年分(6時間収録のテープ本数約360本分)のソフトがあり、モーツアルト以外の曲もかなりある。それは各曲のデータベースを見れば一目瞭然であるが、それらのソフトを振り返りアップしていく余力は今のところ全く残されていない。このHPには完成形がないのであるが、現在作業している「映像のコレクション」がほぼ一段落し、作品別に映像ソフトが整然と整理されれば、古いものも欲しくなるものと思われる。しかし、今の段階ではどなたかにお手伝いをお願いすることすら出来ない状態なので、目下の作業を急いで将来のことは余り考えないことにして前に進みたいと思う。


◆▲癲璽張▲襯肇ぅ筺悉盤のコンサートなどの充実、

 9月の中旬以降から10月始めにかけての海外旅行を終えて、10月の中旬以降には、生誕250年を記念するコンサートや行事が目白押しとなって、12月まで続きそうである。そのため、新しいソフトに追いかけられる傍ら、コンサート通いも大変で、うれしい悲鳴をあげている昨今である。後日の参考にするため、そのリストを下表の通り整理してみた。
 通常であるとフェライン例会と日本M協会だけであることが多いが、今年のモーツアルトイヤーの芸術の秋はやはり格別であると思われる。

  10月15日(日)フェライン10月例会、樋口隆一氏「Mのバッハ体験とハ短調ミサ曲」、
10月21日(土)江端津也子ピアノコンサート(王子ホール)、
10月25日(水)日本M協会10月例会、
11月4日(土)コール・ヴォンネ定期演奏会、ミサ曲ハ短調K.139、ミサ曲ハ長調K.317、
11月6日(月)日本M研究所、室内楽で聴くコンチェルトとシンフォニー上野小ホール、
11月12日(日)国際シンポジューム「Mの大衆性」明治学院大学芸術科、樋口教授、
11月19日(日)フェライン11月例会、中野 雄氏「Mの天才の秘密」、
11月26日(日)宮坂純子・ノステイッツQ演奏会、上野小ホール、
11月30日(木)日本M協会11月例会、ロバート・レヴィン演奏会、
12月3日(日)フェライン12月例会、「生涯の友、ドウシェク夫人」若松会長、
12月4日(月)日本M研究所、生誕250年記念懇親会、新宿ヒルトンH、
12月5日(火)日本M研究所、アリアと重唱で送るコンサート、

 この表を見るとやはり12月5日がピークになりそうであるが、この日は仕事関係の重要なOB会が二つ重なっており、どう過ごすか未だ決断が付いていない。


、ザルツブルグ音楽祭の22オペラ作品のDVD-Video化の朗報、

 2006年のザルツブルグ音楽祭においては、モーツアルトの歌劇や音楽劇などの作品を含めた全22の舞台作品が上演された。一つの音楽祭でモーツアルトの全ての舞台作品を上演したのは史上初であり、全世界から「偉業」として高い評価を受けている。このHPでも、たびたび全作品のDVD化がなされないかと希望を申し上げてきたが、この上演のライブDVDが、ユニバーサル・ミュージックのDECCAレーベルから続々リリースされることになった。その内容は、新進気鋭の演出家を起用した新演出、次世代を担う期待の新人歌手、スターダムに登りまさに世界の歌姫となったネトレプコ、伝統的な演出と色彩豊かな舞台で支持を得たムーテイとウイーンフイルの演目など、注目のラインナップで、モーツアルト・イヤーの記念碑的なシリーズと期待されている。各タイトルには10分程度の特典映像付きというのも、魅力的な話である。
 12月5日にはムーテイ・ウイーンフイルの「魔笛」とボルトン・モーツアルテウム管の「後宮」が発売予定となっており、続く第二弾、第三弾が期待されている。以下の予定は、変更の可能性があるようだが、以下のように公表されている。なお、輸入盤についてはかなりの巻が発売されているようであるが、値段は安いが残念ながら日本語は入っていない。オペラや舞台ものの日本語字幕は絶対に欠かせないので、値段が高くなり発売は遅れても、やむを得ないものと思われる。

07年1月24日;「にせの女庭師」、「牧人の王」、「バステイアントバステイアンヌ」、「劇場支配人」、「ドン・ジョバンニ」、
07年2月21日;「ルチオ・シルラ」、「アルバのアスカニオ」、「ツアイーデ/アダマ」、「コシ・ファン・トッテ」、
07年3月21日;「救われたベトウーリア」、「アポロとヒユアキントウス」、「第一戒律の責務」、「ポントの王ミトリダーテ」、「イドメネオ」、
07年4月25日;「彷徨−1、みてくれの馬鹿娘」、「彷徨−2、騙された花婿」、「彷徨−3、カイロの鵞鳥」、「シピオーネの夢」、
07年5月;BOX SET、
07年7月25日;「フィガロの結婚」、

   これらのソフトは、このHPの「映像のコレクション」に全て収録したいと考えているので、今後の発売がとても楽しみである。上記のオペラ数は数えると21組しかないようであるので、何かが不足している。さて、どの曲でしょうか?。
 また、同じユニバーサル・ミュージックからDVD4枚組のボックス・セット「モーツアルトの風景」(VDU-1765〜8、15960円)が、近々発売予定とされており、上表の07年5月のBOX SETとは、このことではないかと考えている。DISK-1「神童と呼ばれた時代」、 DISK-2「苦悩と挫折の日々」、DISK-3「飛翔するとき」、DISK-4「天上の人モーツアルト」、と題されており、エッセイ(高橋英郎氏)や曲目&映像紹介・年譜などを掲載した解説書が付いているという。


ぁ11月に出版された本、NHK「毎日モーツアルト」などの話題、

 必ずしもモーツアルト記念出版ではないが、モーツアルトにからむ記述が多い「オペラ、魅惑する女たち」、「フリーメイソンと大音楽家たち」など4000円に近い大著が出ている。また、「新グローヴ オペラ事典」が改訂されたので、高額の本ではあるが手元に置かねばならないと考えるので、DVDばかりでなく書籍費の方も年末が近ずくにつれ大変である。 なお、年間を通じて 生誕250年を記念して出版された著作は、別添のファイルの通りである。

(06年11月分)
37)図版雑学「モーツアルトの名曲」、海老沢敏編著、葉山真理、渡辺千栄子、CD2枚組、(株)ナツメ社、06年11月9日発行、1500円+税、
38)作品解説&名盤ガイド「モーツアルト名盤大全」、音友社、レコ芸編、1600+税、
39)「オペラ、魅惑する女たち」、ジャン・スタロバンスキー著、千葉文夫訳、みすず書房、3800円(税別)、
40)「フリーメイソンと大音楽家たち」吉田進著、国書刊行会、3990円(税込価)、
41)「新グローヴ オペラ事典」スタンリー・セイデイ編、中矢一義・土田英三郎日本語版監修、白水社、19000円(税別)、

 NHKの「毎日モーツアルト」が最近は映像に新味がなくなり、低調になってきている上に、先月に述べたDVD全集版が30枚24万円が高額すぎることで、最近、急速に関心がなくなった。しかし、11月上旬に、突然、NHKの担当デイレクターから「12月30日に予定されている「毎日モーツアルト」特別番組で、モーツアルトの楽曲にまつわる個人的な思い出、体験談、秘話を紹介したいので、フェライン会員に該当する方がおられたら推薦・紹介して欲しい」ということが、フェラインのホームページを通じて、メール連絡が入った。幸い、11月12日の明治学院大学の樋口先生のシンポジュームにフェライン会員が10人ほど集まったので、デイレクターにその場に来ていただき、説明を受けフェラインから何人かを推薦しているが、果たしてその結果はどうなるか、興味のあるところである。しかし、選択権はNHKにあるので、12月30日の特別番組でどうなるか期待して見守りたいと思っている。


ァ06年12月分の放送番組予定、

 「ぶらあぼ」誌による放送予定によると、ハイビジョンでは2006年NHK音楽祭が中心のようで、このHPではアーノンクールのレクイエム以外は収録済みである。先に書いたが、「毎日モーツアルト」のフィナーレ番組「ありがとうモーツアルト!これからもモーツアルト!」と言うタイトルの2時間の特別番組が期待される。また、BS日テレのホーネック指揮の「フィガロ」と「レクイエム」を収録しておきたいと考えている。

 クラシカジャパンでは、モーツアルト・ジャーナル12月号が最終回を迎えており「モーツアルトは時空を超えて」が期待される。また、12月20日のリリング・シュトウットガルトの「メサイア」編曲版K.572が、映像では初めてなので楽しみである。さらに、28日から31日まで96時間モーツアルト・マラソンが、モーツアルトイヤーの最後を飾るが、殆ど収録済みであるので、抜けた曲があれば落ち穂拾いをする必要があろう。

 早いもので、番組予定では今年は終わり来年のことが話題になっているが、現実を追いかけているわれわれには、とても来年のことには頭がついていかない状態にある。しかし、1年という時間は何と短いのであろうかと言うことを最近ではつくづく感じさせられる。見るべき、紹介すべきソフトはたっぷりあり、新しいDVDも早く買って、見定めなければならない。来年もまた超多忙な年になることを予告しておきたいと思う。


Α06年12月分のソフト紹介予定、

 ザルツブルグ音楽祭2006のオペラソフトのDVDなど、興味あるソフトがこの先も増加の傾向が続きそうなので、最新コンサート・最新ドキュメント・「モーツアルトのある毎日」(第1・2回)を三本柱として、11月分に習って12月分はスタートしているが、来年の1月からはこれにザルツブルグ音楽祭2006のオペラソフトを加えた4本柱にしなければ、ソフト消化が出来ないと考えている。11月分は「更新履歴」が12本になるなど、超多忙の日々が続いた。12月分でも「映像のコレクション」を含めると多数の曲とソフトのアップが考えられ、暮れと正月の休みを全てホームページに当てなければ、間に合わないと考えており、モーツアルトイヤーのお陰とも言うべき新ソフトの増大に嬉しい悲鳴をあげている。


  6-12-1、NHK音楽祭2006、ダニエル・ハーデイング指揮マーラー室内管弦楽団、交響曲ヘ長調(第6番)K.43、ピアノ協奏曲ニ短調(第20番)K.466、ピアノ;ラルス・フォークト、ブラームス、交響曲第2番Op.73、NHKホール、06/10/05、
(06年10月21日、NHK103CH、HV放送をD-VHSレコーダのHVモードにより、S-VHSテープに5.1CHサラウンドでデジタル録画。)

 ハーデイング・マーラー室内管弦楽団・ピアニストのラルス・フォークトの組み合わせのコンサートは、ここ数年はザルツブルグのモーツアルト週間の常連になっており、06年モーツアルト週間の報告(2)として、1月26日(木)のモーツアルテウム大ホールにおける演奏が既に報告されている。今回で収録したものは、モーツアルトの2曲は同じ組み合わせであったが、最後の曲が、田園交響曲からブラームスの2番に変更されていた。

 ハーデイングは、ウイーンフイルを振るときよりも、このマーラー室内管弦楽団の時の方が、ピリオド奏法の度合いが強く、テンポも早く生き生きとしているように思われ、この2曲のモーツアルトは、新鮮味のある現代風な演奏であった。またニ短調協奏曲におけるラルス・フォークトのピアノも、ハーデイングと呼吸のあった演奏であり、若さと溌剌さに溢れ、オリジナルなカデンツアなども新味を感じさせた。最後のブラームスも、グロッサーザールで聴いた田園の響きよりも良く、久し振りで5.1CHの厚みのあるオーケストラの響きを楽しむことが出来た。


  6-12-2、生誕250周年記念ドキュメンタリー「さようならモーツアルト(Adieu Mozart)」「Mozart in Prague Part1」2005年BVA/The Municipal House、
(Written by Zdenek Mahler, Produced by Jiri Hubac, Directed by Martin Suchaneck)
(市販DVD-Video、DENON COBO-4579)

 この最新のドキュメンタリーは、「モーツアルト・イン・プラーグ」と題されたプラハ発のDVDの第一部となるものであり、第二部「ガラ・コンサート」は、既に「プラハ・コンサート(6-10-1)」として、ご報告済みである。このドキュメンタリーは、モーツアルトが生涯にわたり3度も訪れたこのプラハの街を、友人である美貌の歌手ヨゼフィーナが綴る思い出のかたちを借りて、モーツアルトのプラハでの足跡をたどるものである。

 はじめにプラハからの招待を受けて訪問し、「フィガロ」を指揮したり、プラハ交響曲を初演したりして評判を重ね、次シーズンの新作オペラの契約をした話があり、第二に、新作オペラ未完のままプラハ入りしたモーツアルトが、ベルトラムカ荘で「ドン・ジョバンニ」を完成させて初演に成功し、ヨゼフィーナに約束のアリア「美しい人よ、さようなら」を作曲した話があった。最後に新作オペラ「テイトの慈悲」が評判とならず失意のうちにウイーンに戻るが間もなくして亡くなったと言う知らせ。プラハで行われた追悼のミサには、4000人の市民が参加して天才の死を悼んだという話からなり、「プラハは私を認めた」という思いを綴るような、美しい映像と音楽が溢れる短編となっていた。


6-12-3、クラシカジャパン「モーツアルトのある毎日」第2回、
(曲目)ピアノ協奏曲第5番ニ長調K.175、フォルテピアノ;ロバート・レヴィン、ホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団、セレナード第3番ニ長調K.185(167a)、行進曲ニ長調K.189(167b)、ヤニチェック指揮ザルツブルグ・カメラータ・アカデミカ(9801)、

(06年07月11日、クラシカジャパンCS736の放送を、D-VHSレコーダーのLS-3モードで、S-VHSテープにデジタル録画。)

 このホグウッドとレヴィンのピアノ協奏曲第5番ニ長調K.175は、1997年2月のザルツブルグのモーツアルト週間の演奏であり、私は奇しくもこの音楽祭に初めて参加し、このホールでこの演奏を楽しんでいた。この日の演奏は、この曲の他、交響曲第30番K.202とコンサートロンドK.382であったが、K.382が2000年にCS736CHで一度放送されたことがあったので、実はこの曲も放送されるのではないかと期待していた。このコンビの映像では、「戴冠式」協奏曲K.537が(1-5-2)としてアップされているが、この演奏は、私が見た翌日に演奏されたもので、われわれは次の行程であるミュンヘンへと向かっていた。

 エンシェント室内管弦楽団は、コープマンの率いるアムステルダム・バロック楽団よりも2倍ほどの規模で舞台が狭いくらいであり、オーケストラの中央に置かれたレヴィンのフォルテピアノの音が非常に小さかったことと、ホグウッドが率いた交響曲全集で頭に刻まれていた古楽器群の澄んだ音とフォルテピアノのくすんだ音との微妙なブレンドとを、いまでも強烈な印象としてまざまざと記憶に残されている。この映像は、こうした忘れかけている記憶を取り戻すのには最適であり、私にとっては極めて懐かしく、およそ10年前の現地での興奮状態を再現してくれる演奏であり、懐かしの映像であると考えている。

(以上)(06/11/29)


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