私の最新入手ソフト情報−−平成18年7月分−−


(ウエザー・メストとチューリッヒ歌劇場の最新のオペラ「皇帝テイトスの慈悲」、2006年5月、演出;ジョナサン・ミラー、/アンドレ・プレヴィン指揮とピアノの協奏曲第24番ハ短調、K.491および第27番イ長調K.595、ピアノ:マドサー、1990年8月、/二つの交響曲第1番ハ長調K.16、サバリッシュ指揮NHK交響楽団およびコープマン指揮アムステルダム・バロック・オーケストラ)

私の最新入手ソフト情報−平成18年7月分−

(ウエザー・メストとチューリッヒ歌劇場の最新のオペラ「皇帝テイトスの慈悲」、2006年5月、演出;ジョナサン・ミラー、/アンドレ・プレヴィン指揮とピアノの協奏曲第24番ハ短調、K.491および第27番イ長調K.595、ピアノ:マドサー、1990年8月、/二つの交響曲第1番ハ長調K.16、サバリッシュ指揮NHK交響楽団およびコープマン指揮アムステルダム・バロック・オーケストラ)

6-7-0、平成18年7月初めの近況報告、

 7月に入って雑感など−予期せぬことが続いた半年でした−
◆∈廼當未辰織灰鵐機璽函櫂競襯張屮襯絢柴盂效帖日本モーツアルト協会6月例会、モーツアルテイアン・フェライン6月例会などのコンサート−
、6〜7月に発売された出版物やNHKの「毎日モーツアルト」など、
ぁ¬滅鬚った本−モーツアルトはオペラ−西本晃二著(音楽之友社)
ァ06年7月分の放送番組予定、
Α06年7月分のソフト紹介予定、



6-7-1、ウエザー・メストとチューリッヒ歌劇場の最新のオペラ「皇帝テイトスの慈悲」、2006年5月、演出;ジョナサン・ミラー、
(配役)テイトス;ヨナス・カウフマン、ヴィテルッリア;エヴァ・メイ、セスト;ヴェッセリーナ・カサロヴァ、セルヴィリア;マリン・ハルテリウス、アンニオ;リリアーナ・ニキテアヌ、ププリオ;ギュンター・グロイスベック、
(06年6月16日、BS103CHハイビジョン放送をD-VHSレコーダーのLS-3モードで、S-VHSテープにデジタル録画。)

6-7-2、アンドレ・プレヴィン指揮とピアノの協奏曲第24番ハ短調、K.491および第27番変ロ長調K.595、ピアノ:マドサー、1990年8月、
(06年05月08日、クラシカジャパンの放送を、D-VHSレコーダーのLS-3モードで、S-VHSテープにデジタル録画。)

6-6-3、二つの交響曲第1番ハ長調K.16、サバリッシュ指揮NHK交響楽団90年5月、およびコープマン指揮のアムステルダム・バロック・オーケストラ91年5月、
(06年05月14日、NHK教育TV、N響アワーの放送を、D-VHSレコーダーのLS-3モードで、S-VHSテープにデジタル録画。)

6-7-0、平成18年7月初めの近況報告、

 7月に入って雑感など−予期せぬことが続いた半年でした−


 早いもので今年も半分を過ぎて7月になる。冬は寒く、春になっても日照が例年よりも少なかったようで、異常な気象についての話題が欠かせなかった。しかし、例年通り梅雨は確実にやってきたし、沖縄では梅雨が明けたようだが、いつものように土砂災害が話題になっている。

 これまでの半年間、2キロほど体重を減らした効果があって、人間ドックの諸数値が改善され、体感上もすこぶる健康的な日々を過ごしてきた。今年は毎年やられる花粉症も余り酷くなく、病院には薬をもらいに一度行っただけであったし、持病である「無呼吸症徴候群」の方も、体重の軽減と花粉症の鼻薬により、いびきが少なくなったように自覚している。運動のため開始したゴルフもこのところ毎週継続しており、週2回の出勤時の1駅ウオーキング(新橋〜浜松町間約18分)も雨の日以外は実施している。

 今年に入って半年間を考えてみると、予期せぬことが次々に起こることが多かったように思う。気が付いていることを整理してみると、第一は1月27日のザルツブルグでのモーツアルト生誕250年の記念コンサートに出席出来たが、その夜のテレビのライブ放送でわれわれが写されたという快挙があった。3000人を超える出席者があったので、偶然としか言えない出来事であった。第二は、この旅行の帰路プラーハで地下鉄内で航空券をすられたことである。真に不覚な出来事で腹立たしいが、金銭的被害は再発行手数料だけで済んだし、これも後日に旅行保険で全てカバー出来、金銭的な損害はなく助かった。第三は、図らずも推薦を受けた春の叙勲であろうか。予期せぬお祝品や祝電などで驚かされ、伝達式や皇居での拝謁など、二度とないことを体験することができた。叙勲とはやはり幸運な出来事で予期せぬことがいろいろあり、しかもモーツアルトイヤーの年に授賞したことが、小生にとっては二重の喜びとなった。

 かくして今年のモーツアルトイヤーの前半は、個人的にはつきまくっていた感じであり、おかげで大層忙しい日が多かったが、極めて充実した日が続いた。これもいつもお参りや敬意を表している神様、ご先祖さま、アマデウスさまや周囲の方々のお陰であると深く感謝しなければならない。そして、これは冗談であるが、交通事故など思わぬ災害に気をつけたり、毎週真面目にやっているゴルフにおいて、ホールインワンをしないように考える必要があるかもしれない。7月以降もこのツキから見放されぬよう、感謝の気持ちを込めて前向きに進んで行きたいと思う。


◆∈廼當未辰織灰鵐機璽函櫂競襯張屮襯絢柴盂效帖日本モーツアルト協会6月例会、モーツアルテイアン・フェライン6月例会などのコンサート−

 今年はモーツアルトイヤーのお陰で、オールモーツアルト・コンサートが多い。今月はまず、ザルツブルグ室内管弦楽団の生誕250年記念日本公演の一つで東京の晴海の第一生命ホールに出かけてきた。ハラルド・ネラート指揮のこの団体はモーツアルテウム管弦楽団などのメンバーとも混っており、顔見知りの人もいた。曲目は第1曲がセレナード第2番ヘ長調K.101(250a)(4つの舞曲)が実演では初めて聴く曲であったが、余り面白くなかった。第2曲は、小林正枝さんのヴァイオリンでヴァイオリン協奏曲第5番イ長調「トルコ風」K.219であり、これがこの日のお目当てで、妹の学友のお嬢さんである若いヴァイオリニストが一生懸命弾いていた。この楽団は全国で10カ所ほど公演するが、いずれも日本人の若いソリストが協奏曲を演奏し、集客の要になっているようであった。
 休憩を挟んで、第3曲目がデイヴェルテイメントニ長調K.136であり、最後は交響曲第40番ト短調K.550であったが、この楽団のいずれもお得意の曲目とみえて、それぞれ楽しめた。このホールは晴海トリトンスクエアというところのタワービルの4階にあり、初めての場所であったが、4~500人の新しい見やすい良いホールで、響きもなかなか良くとても快適だった。アンコールはデイヴェルテイメントヘ長調K.138の第三楽章であったが、さらにサービスで、モーツアルテウムの首席ホルン奏者でもあるヴィリ・シュヴァイガーのアルプス・ホルンの演奏があり、とても楽しい思いをした。

 第二は日本モーツアルト協会の6月例会であり、この日はソプラノの小泉恵子の歌、花岡千春のピアノで、4曲のアリエッタ、7曲のリート、オペラより3曲のアリア、コンサートアリアK.582が1曲であった。彼女の声は透明で良く伸び、大柄なので声量に余裕があって安心して聴けるソプラノであり、これからが楽しみな歌手であると感じた。すでに、パミーナや伯爵夫人を歌っており、フィオルデリージやドンナ・アンナにも向きそうであった。途中でピアノのソロで、「アルバのアスカーニョ」のバレエ音楽よりクラヴィーアのためのスケッチK.Anh.207=C27.06という9曲の舞曲の小品を聴いたが、これは初めて聴く曲であり、恐らくCDにもなっていない曲であろうと感じた。この日の海老沢先生の解説にもないので、後日に調べるべき曲であると思った。とても良いコンサートであった。

 第三は私どもモーツアルテイアン・フェラインの6月例会であり、今回は久元祐子さんのピアノと語りで、テーマは「ピアノコンチェルト/弾きどころ・聴きどころ」であった。会場は荻窪の「かん芸館」という初めて使う会場であり、50〜60人用の会場で、小型のプレイエルが置かれており、とても良い響きであった。残念ながら、地理的な問題からか横浜からの会員は殆ど欠席であったが、会員外の方も含めて椅子席は一杯であった。
 久元さんのコンチェルトは、今年の5月に紀尾井ホールでの23番K.488を聴いているが、この日は第9番変ホ長調「ジュノム」K.271、第20番ニ短調K.466、第23番イ長調K.488および第26番ニ長調「戴冠式]K.537の4曲について、弾く立場からの解説と、聴きどころのお話を、ピアノを弾きながら、していただいた。また、お話の前後に、ピアノ変奏曲K.265、ピアノソナタハ長調K.309第三楽章、幻想曲ニ短調K.397などを弾いてくださった。この日は約半数の方が駅前の居酒屋の二次会の席に来ていただいたが、久元先生にもいつものように来ていただき、楽しい一時を過ごすことが出来た。


、6〜7月に発売された出版物やNHKの「毎日モーツアルト」など、

 4月末に発売予定とされていた21)ニール・ザスロー編、森泰彦・安田和信監訳「モーツアルト全作品事典」(音友社)3675円は、6月下旬発売予定に変更されたようであり、未だに入手していない。しかし、この本は没後200年を記念した1990年出版のもので、私は銀座のヤマハで93年に6798円で原本を購入していた。また、レコード芸術が05年11月号から特集を続けていた「モーツアルト名盤大全」が7月号の6.声楽曲編で完結された。これは後日そっくりまとめて単行本として出版されるかもしれない。
 今年1月から続けてきた、  「06年モーツアルトイヤーに向けての出版物」は、残念ながら今月は上記2冊を除き紹介する物がなく、種切れとなってしまった。真に残念である。 これら全28冊のうち一番面白かった西本晃二著「モーツアルトはオペラ」を、次項で紹介することにしよう。

 一方、NHKの「毎日モーツアルト」は、未だ継続しており、今日現在、まだピアノ協奏曲第17番ト長調K.453であったので、まだまだ、年末の命日位までは続きそうな勢いである。別添に「毎日モーツアルト」の記録ファイルを表示すると以下のようになるが、サッカーのライブ中継などで2週間分の放送が遅れてしまっている。


ぁ¬滅鬚った本−モーツアルトはオペラ−西本晃二著(音楽之友社)

 この本は、モーツアルト研究家の本とは全く異なった発想のオペラの本であり、著者のペースで思うがままの書き下ろしのものである。従って、同じような記述が随所にあり重複が気になるが、その文体を厭わなければ、或いはオペラの題目単位に読めば、一気に楽しく読み飛ばすことが出来る面白い本である。

 著者は東大の仏文を出た東大名誉教授であり、イタリアでもローマ日本文化会館長として活躍なさった大変な経歴の持ち主で、オペラの訳詞やリブレットの解釈という従来のモーツアルト研究者にはない切り口から、モーツアルトの主要オペラについて日頃の蘊蓄を語っている。著者のスタンスは、標題の通り「モーツアルトはオペラ」という立場である。そして、先輩の小林秀雄の「モオツアルト」について、オペラの上演に接する機会がなかったことに同情しつつも、「彼の歌劇には、歌劇作者よりも寧ろシンフォニイ作者が立っている」とか「彼の音楽は、決して芝居をしない。台本の愚劣さなど問題でなかった」などという記述に対し、真っ向から反論する。

 モーツアルトのオペラの訳詞のまずさや字幕スーパーのいい加減さについては、われわれも感ずることは多いが、これは著者の専門であるだけに、冒頭の「フィガロの結婚」の最後の「ペルドーノ」の部分の伯爵夫人の言葉をどう日本語で表すかなどは実に明快であった。さらに著者は、オペラのリブレットの周辺作品についても造詣が深く、ダ・ポンテの「ドン・ジョバンニ」に関連する作品についても十分に読みこなしておられ、ガッツアニーガとベルターテイの作品を盗んだものだが、付けられた音楽がモーツアルトの方が圧倒的に優れていたため、問題にする人がいなくなったと述べている。

 また、「魔笛」の作曲途上において、91年6月初演の「ファゴット吹き、または魔法のシタール」が上演されたため、盗作の非難を避けるため、作業を変更し、急遽ザラストロを善玉に、夜の女王を悪玉に仕立て上げたと言う説を支持している。アインシュタインが「リブレットの途上で変更したという説を立証する証拠がない」と避けているのに対し、これまで小娘であったパミーナが、突然に「ヴァールハイト!真実を!」と王女様のように言葉が変わるところがパミーナのリブレット上の変更点であると指摘する。そして、他の各登場人物についても変更されているところを具体的に説く。これはあくまでも現行の残されたリブレットからの推論に止まるものであるが、こういう視点での具体的なリブレットの矛盾点を提起する見解は初めてであり面白かった。これは舞台人シカネーダーと作曲のプロのコンビが作業途中でエイヤと仕組んだ先行作品に対する差別化であり、これもモーツアルトの音楽が先行作品を圧倒して、先行作品との関係が問題にされなくなった例であるとしている。

 断片でしか残されていない「ザイーデ」と同じようにトルコのハレムを舞台にした「後宮よりの逃走」との関係についても新しい知見を得た。また、モーツアルト研究家には評判の悪いダ・ポンテの「回想録」も各所で詳しく見ることが出来たが、やはりモーツアルトのオペラを知る上で無視は出来ない著作であろうと思った。  兎に角、著者は物知りで、オペラ好きであり、この「モーツアルトはオペラ」の著作は、著者のオペラの第一作なのであろう。この鋭い切り口で、ロッシーニやヴェルデイなどのイタリアオペラを解説してもらったら面白いだろうと思った。


ァ06年7月分の放送番組予定−クラシカジャパンの「モーツアルトのある毎日」−

 毎月18日に出る「ぶらあぼ」誌7月号によると、NHKのBS2では7月1日にゲヴァントハウス四重奏団の弦楽四重奏が放送される。また、7月8日にはモーツアルト・ウイーン・コンサートと言うオールモーツアルト・コンサートらしきもの(曲目不明)が予定されている。BS日テレで再放送であるが、7月2日に小林愛美のピアノでピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537が予定されている。
 一方、ハイビジョンでは7月15日にシャンゼリゼ劇場の「フィガロの結婚」の放送があるが、これはヤーコプスの全曲盤の再放送ではないかと推測される。また、7月13日に「モーツアルトの真実」−自筆の楽譜が解き明かす−という1時間50分のドキュメンタリー風の番組が予定されており、面白そうだ。7月25日にはN響4月の定期でピョートル・アンデルジェフスキーのピアノ協奏曲ニ短調K.466が予定されている。

 クラシカジャパンでも、7月から「モーツアルトのある毎日」と言うシリーズを3ヶ月間続けるという。画期的な試みであり、これでソフト不足の悩みは、当分の間、解消するであろう。K番号順に連日放送するという方針のようなので、勿論、過去に紹介したものと重複する恐れはあるが、このHPでは1曲1ファイルの原則は大曲に限るようにするなどの工夫をしながら、こちらも「映像のコレクション」を充実させる方向で、前向きに取り組みたいと思う。

   このシリーズの凄さを示すため、7月分の最初の週を例示すると、既に一度紹介しているポートレート「W.A.モーツアルト」を初日2日に放送し、以下3日にK.16、K.37、K.41、K.42よりなど、4日にK.50とK.75、5日にK.87、6日にK.100、K.129、K.136、7日にK.165、K.174、K.175などと、土曜日曜を除き毎日1〜2時間K番号順に放送され、31日にはフルート四重奏曲1・2番K.285、K.285aで完了する。これらは殆どがこれまでの再放送であり、ゴシックの曲は既にこのHPでアップロード済みの曲である。他の週には私が未だ収録していない曲もかなり放送されるので期待が大きく、多くのソフトのストックが出来そうである。
 7、8、9月分で13週65回の放送機会があり、最後にはK.626まで到達する筈であるが、オペラなどの大曲も1日の番組で終わるので、これが完了するとクラシカジャパンとしての「映像のコレクション」が完結することになろう。このHPでは、年間に12*3=36回の紹介機会があるが、放送機会の半数が紹介済みと仮定すれば、大雑把に言ってこの3ヶ月で1年間分のソフトのストックが出来ることになりそうである。

   この大変な分量のソフトを如何に消化してアップロードしていくかがこれからの問題となるが、これまでの反省点として、写真などが多くなり過ぎて紹介が丁寧すぎているので、もっと記述を少なくして簡潔にし、紹介ソフト数を増やすことなどを前向きに検討する必要があろう。このシリーズにより、映像ソフトで可能なK番号単位の「映像のコレクション」の限界ともいうべき枠組みが示されるように思っている。


Α06年7月分のソフト紹介予定、

 7月分の第一曲は、去る6月16日にNHKのハイビジョンで放送されたNHKのウエザー・メスト指揮のチューリッヒ歌劇場の最新のオペラ「皇帝テイトスの慈悲」K.621である。この映像は今年の1月28日にBS2で一度放送されたものであるが、私はザルツブルグに旅行中で留守録が出来ず、再放送を願っていたものであった。今年の4月にコンヴィッチニーが演出した「テイトス」が国立劇場で公演され、このオペラが話題になっていたが、私は見に行けず残念に思っていた。チューリヒOPはモーツアルトの5大オペラを全て映像化しており、この映像は6番目のオペラである。そしてヴィテリアのエヴァ・メイ、セストのヴェッセリーナ・カサロヴァ、セルヴィリアのマリン・ハルテリウス、アンニオのリリアーナ・ニキテアヌたちは、この劇場の花形スターでこのホームページにも良く顔を出しており、彼女らの歌と演技の期待は大きくこの映像の再放送は待ちこがれていたものであった。
 ミラーの演出が背広姿の現代風の形で表現されていたのには驚かされたが、テイトスのヨナス・カウフマンは無難な出来であり、背広姿のカサロヴァもよく似合い、エヴァ・メイのふてぶてしさも堂に入っていたし、セルヴィリアとアンニオもこのコンビにピッタリの役で、なかなか楽しめた。このオペラの映像には、伝統的な定評のあるレバイン・ポネルのもの、古楽器演奏の古い時代の舞台で熱演するエストマン・ドロットニングホルムズの纏まりよい映像などが揃っていたが、これらに現代風の若手による新鮮な感じのする新しい映像が加わって、少ないコレクションであるが、少し充実したような気がした。

   7月分の第二曲目は、アンドレ・プレヴィンの指揮とピアノでピアノ協奏曲第24番ハ短調、K.491および同じくプレヴィンの指揮とアレクサンダー・マドサーのピアノで最後のピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595である。いずれも1990年11月のシェーンブルン宮殿におけるライブ映像であり、プレヴィンが監修した「モーツアルト・オン・ツアー」の中の映像であった。若いマドサーのピアノによる変ロ長調協奏曲は、プレヴィンの指揮により明るく伸びやかな演奏スタイルであり、好感が持てた。もう一曲のハ短調協奏曲は、プレヴィンの弾き振りであるが、データベースでチェックするとこのロイヤルフイルとの演奏、ウイーン交響楽団との演奏、来日してNHK交響楽団との演奏と3種類もあることが分かった。90年のシェーンブルン宮殿のライブのプレヴィンの演奏は、一番古いものであったが、丁寧なピアノ独奏で良く歌う上品な優雅な演奏であった。

 7月分の第三曲目は、交響曲第1番変ホ長調であり、NHKのN響アワーで池辺晋一郎さんが、生誕250年のモーツアルト8歳の交響曲第1番と生誕100年を迎えた19歳のショスタコーヴィッチの交響曲第1番ヘ短調とを取り上げたものを収録した。演奏は90年5月7日のサントリーホールでのサヴァリッシュ指揮の古い映像であったが、快いテンポで軽やかに進める優しさに満ちた心温まる演奏であった。今回この曲を「映像のコレクション」で取り上げることにしたので、比較の意味でコープマンが91年に収録した交響曲全集の中から第1番を抜き出して同時にアップしてみることにした。この映像は元はハイビジョンの横長の優れた画面であったが、S-VHSの3倍速で録画したためかなり劣化していた。従って、6月分で紹介した40番&41番よりもかなり状態は悪かったが、テンポが軽やかな古楽器の歯切れの良い明るい第1番であり、十分に楽しめるものであった。


6-7-1、ウエザー・メストとチューリッヒ歌劇場の最新のオペラ「皇帝テイトスの慈悲」、2006年5月、演出;ジョナサン・ミラー、
(配役)テイトス;ヨナス・カウフマン、ヴィテルッリア;エヴァ・メイ、セスト;ヴェッセリーナ・カサロヴァ、セルヴィリア;マリン・ハルテリウス、アンニオ;リリアーナ・ニキテアヌ、ププリオ;ギュンター・グロイスベック、
(06年6月16日、BS103CHハイビジョン放送をD-VHSレコーダーのLS-3モードで、S-VHSテープにデジタル録画。)


6-7-2、アンドレ・プレヴィン指揮とピアノの協奏曲第24番ハ短調、K.491および第27番変ロ長調K.595、ピアノ:マドサー、1990年8月、
(06年05月08日、クラシカジャパンの放送を、D-VHSレコーダーのLS-3モードで、S-VHSテープにデジタル録画。)


6-6-3、二つの交響曲第1番ハ長調K.16、サバリッシュ指揮NHK交響楽団90年5月、およびコープマン指揮のアムステルダム・バロック・オーケストラ91年5月、
(06年05月14日、NHK教育TV、N響アワーの放送を、D-VHSレコーダーのLS-3モードで、S-VHSテープにデジタル録画。)


(以上)(06/06/29)


目次1にもどる
目次2にもどる
目次3にもどる
私のホームページへ

名称未設定