−−モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−令和元年12月号−−

(バレンボイムの指揮とピアノによるベルリンフイルのピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」、/望月正樹・日南由紀子の4手のためのソナタハ長調K.521、伊藤 恵のピアノによるピアノソナタ第15番ハ長調K.545、梯 剛之のピアノによるピアノソナタ第17番ニ長調K.576、/ウィグルスワース指揮、バルブ&ドゥセー演出・美術・衣装によるグラインドボーン音楽祭2019の 歌劇「魔笛」K.620、)

(先月の月報は、「こちら」 )


−−モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−令和元年12月号−−

(バレンボイムの指揮とピアノによるベルリンフイルのピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」、/望月正樹・日南由紀子の4手のためのソナタハ長調K.521、伊藤 恵のピアノによるピアノソナタ第15番ハ長調K.545、梯 剛之のピアノによるピアノソナタ第17番ニ長調K.576、/ウィグルスワース指揮、バルブ&ドゥセー演出・美術・衣装によるグラインドボーン音楽祭2019の 歌劇「魔笛」K.620、)

一私の最新入手ソフト情報一令和元年(2019年)12月号−(1912review.html)

19-12-0、令和元年/2019年12月初めの近況報告−今年1年を振り返って−

−今年は平成の年号が終わって、令和元年の始まりと皇室の行事が賑やかな1年であったが、地震が多かった平成30年間に比べて、今年の千葉県は、台風15号、19号に続く風水害と、思わぬ災害騒ぎが連続して、平成時代と異なる体験をしたが、幸いに我が家は大丈夫であった。個人的には、二つの海外旅行をこなし、それが二つとも印象に残るものであったので、大成功の良い年であったと言えそうである。女房と二人で健康に過ごせることに感謝しつつ、幸せな老後の生活を過ごした1年だったと総括でき、2020年も今年のように平穏であってほしいと願っている−

19-12-1) 日本M協会の1月のオペラ・サークルでP.セラーズの「イドメネオ」を報告。
19-12-2) フェラインの機関紙にクルレンツイスのダ・ポンテ三部作の報告をした。
19-12-3) レコード芸術12月号特集「三大交響曲の魅惑」のレビュー、
19-12-4) 四街道ゴルフ場がアコーデイアとなって、11月に新たにオープンした。
19-12-5) 2019年令和元年12月の放送予定、
19-12-6) 2019年令和元年12月のソフト紹介予定、

(最新の市販BDより;バレンボイムの「戴冠式」協奏曲K.537、)
19-12-1、ダニエル・バレンボイムの指揮とピアノによるベルリンフイルのピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」、フイルハーモニー・ホール、
2018/12/31、年末コンサート、
(2019/11/25、市販BD、Euro Arts、2064304、の第1曲、4500円)

(NHKぴあのピア最終回;ピアノソナタ集、K.521、K.545、K.576、)
19-12-2、ぴあのピア038、望月正樹・日南由紀子の4手のためのソナタハ長調K.521、第一楽章、/039、伊藤 恵のピアノによるピアノソナタ第15番ハ長調K.545、第1・3楽章、/040、梯 剛之のピアノによるピアノソナタ第17番ニ長調K.576、第1・3楽章、
NHKぴあのピア、総集編より、
(2006年11月11日、ぴあのピア総集編、D-VHS163に収録、)

(最新のHDD録画;NHKのPTより、グラインドボーン音楽祭2019の「魔笛」、)
19-12-3、ライアン・ウィグルスワース指揮、バルブ&ドゥセー演出・美術・衣装によるグラインドボーン音楽祭2019の 歌劇「魔笛」K.620、エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団、グラインドボーン合唱団、
2019/08/04、グラインドボーン音楽祭歌劇場、
(配役)ザラストロ:ブリンドリー・シェラット、タミーノ:デイヴィッド・ポルティーヨ、夜の女王:カロリーネ・ヴェッテグレン、パミーナ(夜の女王の娘):ソフィア・フォミナ、パパゲーノ:ビヨルン・ビュルガー、パパゲーナ:アリソン・ローズ ほか
(2019/11/11、NHKのPTよりHDD-2に収録、)


一私の最新入手ソフト情報一令和元年(2019年)12月号−(1912review.html)

19-12-0、令和元年/2019年12月初めの近況報告、−今年1年を振り返って−

−今年は平成30年の年号が終わって、4月より令和元年の始まりと皇室の行事が賑やかな1年であったが、地震が多かった平成30年間に比べて、今年の特に千葉県では、台風15号、19号に続く風水害と、思わぬ連続した災害騒ぎが続いた。これは平成時代にはなかった新たな体験であったが、幸いに我が家は大丈夫であった。個人的には、二つの海外旅行をこなし、それが二つとも印象に残るものであったので、大成功の良い年であったと言えそうである。女房と二人で健康に過ごせることに感謝しつつ、幸せな老後の生活を過ごした1年だったと総括でき、2020年も今年のように平穏であって欲しいと願っている−

19-12-1) 日本M協会の1月のオペラ・サークルでP.セラーズの「イドメネオ」を報告。

     去る10月26日(土)のフェラインの例会で加藤浩子先生が、ルツェルン音楽祭のクルレンツィスのダ・ポンテ三部作の一挙上演についてお話しいただいたが、その席上で日本M協会のオペラ・サークルで、ルツェルン音楽祭の話をしてくれと依頼された。私は、丁度、この音楽祭のオペラの報告記(1)と、旅行の写真集(2)をHPにアップしたばかりであったが、丁度、依頼されたときはクルレンツィスのザルツブルグ音楽祭の「イドメネオ」(2019)もアップ直前の状態(19-11-1)であった。私にとっては、むしろ映像を見るだけの方が楽なので「イドメネオ」だけにしたかったのであるが、結局は両方とも引き受けざるを得なくなってしまった。

     この「イドメネオ」の放送時間は3時間20分もあり、正規の1時半開始・4時半終了の3時間ではとても不足するので、開始時間を15分早めてもらっても、オペラ説明時間20分、ダ・ポンテ三部作の話に30分見込むとして、「イドメネオ」本編を大幅にカットする必要がありそうである。この映像の特徴は、声だけの海神が舞台に登場するので、この海神に感謝をささげる儀式がある第一幕のフィナーレが重要であり、また第三幕の冒頭にP.セラーズが挿入した劇音楽「エジプト王タモス」の一部のバスアリアから始まり、イダマンテのレチタティーヴォ(第27曲)の替わりに挿入されたK.505や最後のバレエ音楽などを改変部分のすべてを見てもらうために、改変の少ない第二幕の全てをカット(約50分)してはどうかと、現在検討中である。

     ダ・ポンテ三部作については、加藤先生のフェラインでの「メモ」が残されており、レコード芸術11月号に、長木誠司氏の「クルレンツイスの夏」というザルツブルグの「イドメネオ」と「ルツェルン音楽祭の三部作」をすべて見た見た印象記が掲載されていたので、クルレンツィスの素晴らしさ加減の全体の評価は、プロの先生方に任せ、私は舞台を見て実際に印象に残った驚いたことを、体験談として時間の許す限り、お話ししてみたいと思っている。
     オペラサークルには、事前に事務局に予約をしておけば、フェラインや愛好会の方でも出席できるので、ご連絡してご参加いただきたいと思う。


19-12-2) フェラインの機関紙にクルレンツィスのダ・ポンテ三部作の報告をした。

     フェラインの機関紙「モーツァルティアン」が季刊から年2回になり、あまり長い原稿は嫌われそうになってきたので、海外旅行記などはHP一本で行こうと考えていたが、編集長からルツェルン音楽祭の良い写真がないかと依頼され、ダ・ポンテ三部作(1)と、ウイーンやルツェルンの写真集(2)から適当に良い写真を選んでくれと回答したら、「ルツェルン音楽祭2019の報告記」の形で、必要な分量だけ掲載させてくれと、改めて依頼された。写真の説明文を追加するだけで、必要なページ数に編集サイドで整理してくれたので、簡単な校正をしただけで、2019年12月号の投稿原稿が出来上がってしまった。忘れないように急いで時差ボケの中で書いた印象記なので、改めてみると未熟なものであるが、手直しをするのも大変なので、そのままにしている。

     編集長のアイデアで掲載写真の大きさが拡大されると、内容の迫力が一段と増すことは明らかであり、私は加藤先生のプログでいつも感じていることであるが、逆に写真を拡大すると、デジカメで慌てて撮った素人写真の未熟さ加減も同時にバレてしまうことに気が付いた。至らぬだらけの今回のフェライン投稿劇であるが、ないよりも良いと思っていただき、お許しいただきたいと思う。
     今回のルツェルン音楽祭のダ・ポンテ三部作の公演では、二日目に特別出演のバルトリと「モーツァルトの夕べ」のコンサートを挟んだ4晩連続公演となり、最終日の「コシ」では、バルトリがデスピーナを歌うため、昼間は練習、夜は本番という強行日程であったと聴かされた。このクルレンツイスの4日間の連続公演は、加藤先生に「人生最大級の音楽体験」とまで言わせたものであり、評論家長木誠司氏に「この4日間は生涯またとない日々であった」と語らせている。オペラ評論家の各氏にこうまで言わせたこの4日間に立ち会って、83歳の私にとっては初体験の感動の連続であり、「冥途の土産」として大切にしたいと思っている。その意味で、今回のいろいろな場での投稿や報告は、私にとって忘れることのできない貴重な記録になるものと嬉しく思っている。


19-12-3) レコード芸術12月号特集「モーツァルトの三大交響曲の魅惑」のレビュー、

      レコード芸術12月号の特集は、「モーツァルトの三大交響曲の魅惑」とされており、次のような言葉で、その狙いが示されていた。
     「モーツァルトの三大交響曲は、芸術的信念から発表のあてもなく書かれた、とされた時代が長かった。作曲目的は未だに不明ながら、生前に演奏されたという意見が一般的となり、近年は三部作として明確な構想のもとに書かれたという説も提唱されている。1788年、「奇跡の2カ月」と呼ばれる短期間に書かれた3曲は、18世紀器楽作品の最高傑作であり、ベートーヴェン以降のモニュメンタルな交響曲への道を拓いた作曲群でもある。その魅力に改めて迫りたい」とあった。


      私は三部作の先駆けとなる先人の作品に関心があり、あの交響曲第37番の序奏を書いたミヒャエル・ハイドンの三つの交響曲説に同感するものであるが、その内容が西川尚生氏の「モーツァルト」(2005)を超えるものではなく、この本を見直して、この特集も、残念ながら、評論家の皆さんが短期間に分担して仕上げたそれほど深い内容のものではないように思われた。

      このHPにおいては、交響曲第40番ト短調の総括の5)項目目の「3大交響曲として演奏されたト短調交響曲」において、サイモン・ラトル(14-1-1)アーノンクール(15-6-1)プロムシュテット(15-2-1)、などの最新の演奏が紹介されていたが、これらは意識的に三曲同時的な演奏であった。併せてクラシカジャパンによるカール・ベームの旧録音の映像も、HV化後の連続放送の記録(15-7-1)として残されている。

     このレコード芸術では、アーノンクールの「器楽によるオラトリオ」説とともに彼の最後の録音が触れられていたが、残念ながら同時期に演奏されたラトルやブロムシュテットの演奏はなく、CD化されていなかったのか、残念に思っている。第39番の壮大なる序奏に始まり、第41番の「ジュピター・フィナーレ」で終わる器楽のオラトリオ説は、言われてみれば確かに、なるほどと思わせる充実した多様性と統一とが、一度に集約されているように思われた。


19-12-4) 四街道ゴルフ場がアコーデイアとなって、11月に新たにオープンした。

      昨年の4月にアコーデイア・ゴルフの経営となった四街道GCは、直ぐに電動カートの整備工事が始まり、ロッカー室の工事が始まるなど、大幅な設備投資が急速に行われてきたが、今年の8月・9月・10月を休みとして、グリーンの付け替え工事やトイレや風呂の改修工事が行われて、11月1日から新装なった四街道GCとして再出発している。カート道では、一般道を越える高い橋梁が2か所新設され、その工事に時間を要していたが、出来上がるととても便利で全体の流れがとても良くなり、時間節約に寄与しているようだ。グリーンを囲むバンカーが半数ほど埋め立てられ、名物の大木も切られてしまったりして面影も大幅に変わってきたが、古い高麗芝のグリーンが厚みのあるベント・グリーンに変わって、とても良くなったという印象を受けている。

      最近の四街道のHPでは、次のように、「改装後は女性に優しいゴルフ場」と銘うって、アコーデイアが盛んにPRしているようである。
      従来は、各ホールにベンチが殆どなく、待ち時間があると年寄りには辛いゴルフ場であったが、カート方式になると、常時、座っていることが出来、歩く歩数も18000歩から13000歩に減少し、コースも少し優しくなって、80歳を超えた年寄りには、とても有難いゴルフ場となった。老人・女性向きのゴルフ場として、やっと友人に声掛けが出来るような、恥ずかしくないゴルフ場になったようである。

      そのため、アコーデイアの東京湾GCで長年やっているTC会のメンバーに、四街道がアコーデイアになったので、四街道でもやろうと声をかけたところ、ウイークデイなら1万円を切る値段でもあり、ポイントが付くというメリットがあって、今年の5月から毎回3組で、TC会にちなんでYG会と称してコンペを実施している。
      2002年1月からは、実施日を毎月月末の水曜日と定めて、幹事長は新藤範義さん(46年組)にお願いして定期的に実施することにしている。TC会のメンバーでなくとも、近いからということで参加している方もおり、旧建設省の道路局関係の方で、特に千葉県にお住まいの方には、お勧めできる会であろうと思われる。


19-12-5) 2019年令和元年12月の放送予定、

      2019年、令和元年12月におけるNHKの放送において、初めに「教育テレビ」の毎週日曜日の21:00〜23:00(最終日曜は除く)の「クラシック音楽館」が、N響定期を中心に放送されている。12月分は、NHK音楽祭2019の特集のようであり、12月1日はネゼ=セガン指揮のフィラデルフィア響、12月8日はビシュコフ指揮のチェコフイルのチャイコフスキー、12月15日はトン・コープマン指揮でN響の交響曲第40番ト短調K.550とレクイエムニ短調K.626の放送予定とされている。
      続いてNHKBSプレミアム・シアター(PT)では、日曜日24:00〜4:00の予定であり、12月8日にはザルツブルグ音楽祭2019の「天国と地獄」、パリ・シャンゼリゼ劇場の「オルフェオとエウリディーチェ」の二つのオペラ。12月15日はミラノ・スカラ座のバレエ「眠りの森の美女」と、2018年に曲の誕生200年を記念して制作されたドキュメンタリー「きよしこの夜」が放送される。12月22日はライプチヒ・ゲヴァントハウスOのクリスマス・オラトリオ全曲で、指揮はゴットホルト・シュヴァルツ指揮とあった。後半はチュールヒOPの「くるみ割り人形とネズミの王様」のようである。
      最後に、毎週月〜金曜日の5:00〜5:55の「クラシック倶楽部」では、放送予定がとても詳細になっている。12月分をチェックしてみると、嬉しいことに、11月28日にアンサンブル・ディアーロギの「ピアノと管楽器のための五重奏曲 変ホ長調 K.452」の浜離宮朝日ホールでの演奏があった。これは日本M協会の演奏会でも聴いていた。12月には残念ながら、モーツァルト曲の演奏は見当たらなかった。
      なお、12月の3回のらららクラシックの番組には、モーツァルトの名は見えなかった。BS4Kの番組表がぶらあぼ誌に載るようになったが、音楽面では新しい放送はないようである。以上のNHKのクラシック番組は、次のNHKクラッシックで容易にチェックできるので、ここにクラシカ・ジャパンと同様に、アドレス(http://www.nhk.or.jp/classic/)を掲載しておこう。

      一方のクラシカ・ジャパンの12月分の放送については、WEBサイト("http://www.classica-jp.com")クラシカジャパンでチェックするように、10月分から改正されている。12月号では、特集は「第九交響曲」と「クリスマス」特集であり、余り目新しいものはなかった。クレーメルとアーノンクール・ウイーンフイル(1980)のヴァイオリン協奏曲の第1番、第2番、第3番の収録ができたので、モーツァルトの新しいものは見当たらなかった。

      レコード芸術誌の2019年の12月号の特集では、珍しくモーツァルトの「三大交響曲の魅惑」とされていたので、直ちに19-12-3)でレヴューを行ったところである。
      また、12月号の新譜月評の特選盤として選ばれた約28ソフトの中には、モーツァルト関係は、残念ながら含まれていなかった。10月号で3CDもあったから、その反動であろうか。新譜リストにはビデオ・デイスクの欄で、2015年のアレーナ・ディ・ヴェローナの野外オペラでの亡くなったばかりの演出家ゼッフィレッリ(1923~2019)による「ドン・ジョヴァンニ」のBD&DVDが紹介されていたが、これはまだ未入手である。アルバレスとエスポジトのコンビのようであるが、このような広い野外劇場では歌手が歌いづらいようで、余り高い評価はなされていなかった。
     「先取り!最新盤レビュー」の5曲の中には、モーツァルトは含まれていなかった。海外版レビューの中では、ソビエトのルスクカルテットによるリヒテンタール編曲の弦楽四重奏版「レクイエム」K.626と「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲K.364の編曲者不明の6重奏版を併録した珍しいCDが紹介されていた。「弦楽四重奏で宗教声楽作品を表現する」という課題に向き合って、崇高な響きを聴かせてくれるようだ。

      毎月1回は、レコード店をソフト探しでうろつくことにしているが、今月も銀座の山野楽器が工事中で棚の置き場が変わっており、探すのが面倒であり、収穫はないが、先述の「ドン・ジョヴァンニ」のBDを探さなければならないようだ。


19-12-6) 2019年令和元年12月のソフト紹介予定、

      12月号では、最近になって入手したバレンボイムの「戴冠式協奏曲」K.537とグラインドボーン音楽祭2019の「魔笛」K.620と「ぴあのピア」の最終版の3組をお届けする予定である。2020年の1月号も最近収録した3組に決まっており、第一はリュビモフのピアノリサイタル、第二は先ほど紹介した11月28日に収録したアンサンブル・ディアーロギの「ピアノと管楽器のための五重奏曲 変ホ長調 K.452」である。第三は、これもクラシカジャパンで収録したばかりのクレーメルとアーノンクールのヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K.207である。

      毎年12月には、恒例のその年のベスト・コンサートを選定する作業とその年のゴルフ総括の作業を行って、1月号を飾る必要があるので大変である。年末の賀状作成作業もあり、恒例の部屋の片づけやガラス磨きなどの年末作業も行わなければならない。そのため、12月分のソフト紹介作業の負担を出来るだけ少なくするよう配慮しており、例えば、11月10日の夜に収録したグラインドボーンの「魔笛」は、関心も高かったので、収録直後から19-12-3として、作業を考えていた。現在、ファイルの作成は完成の域に達しており、この12月号がアップロードできれば、直ぐにアップできるような体制になっており、12月分は実質2本のソフトのファイルを作製すれば良いことに、配慮されている。

      12月号の第一曲目は、市販BDを購入したダニエル・バレンボイムの指揮とピアノによるベルリンフイルのピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」であった。この演奏は2018年12月31日に恒例的に行われるベルリンフイルのジルヴェスター・コンサートの中の最初の1曲であり、市販BDは今年の6月頃に発売になっていたのであるが、私はNHKかクラシカジャパンで放送してくれるのでないかと待ち続けたのであるが、残念ながら放送されなかったので購入せざるを得なかった。このコンサートの他の曲目は、ラヴェルのオーケストラ曲が4曲とビゼーのカルメン組曲で、小生には魅力の薄い作品であったので、高い買い物をしたものである。この「戴冠式」協奏曲はバレンボイムの弾き振りは2度目であり、今回も格調が高い彼らしい真面目な演奏で、このような式典には相応しい曲のように思われた。この曲のこのHPの集まり具合は余りよくなく、20番台の協奏曲で「総括」を終えていない曲はこの曲だけであり、今回、きちんとデータベースの方も整理する積りである。

      12月号の第二番目のソフトは、10月分から続けてきたNHKの「ぴあのピア」の最終回であり、後期のピアノ・ソナタ集の3曲である。その第一曲目は望田正樹と日南由紀子のピアノによる1台4手のためのソナタハ長調K.521、第2曲目は伊藤 恵のピアノによるソナタ第15番ハ長調K.545、および最後の曲は梯 剛之のピアノによるソナタ第18番K.576の三曲となっている。このぴあのピアは、アナウンサーが宮崎あおいで、必ず曲の解説をする解説者がおり、曲が誕生したころの時代背景の画像をもとに、演奏風景が写し出される10分単位の構成になっており、演奏はせいぜい1楽章か多くて2楽章である。1曲6葉の写真で紹介してきたが、写真に変化があって奇麗なので、とても作業が楽しく、やりがいがあったが、今回で残念ながら完了することになった。

     12月号の第三番目のソフトは、ライアン・ウィグルスワース指揮、バルブ&ドゥセー演出・美術・衣装によるグラインドボーン音楽祭2019の 最新の歌劇「魔笛」K.620(19-12-3)だった。このグラインドボーンの最新の「魔笛」は、NHKの予告では、時代は20世紀の初めであるが老舗の豪華ホテルの内紛劇に読み替えられて、性差別と人種差別への警告や女性参政権運動をテーマにしたものとされており、演出過剰がいささか心配な映像のようであった。しかし、映像はいきなり序曲の開始とともに始まり、序曲を伴奏にして、出演者の紹介が始まっていたが、これがなかなか凝ったもので、漫画(イラスト)で巧みに紹介されており、子供たちが喜びそうな様々な人形と人形操作が加わった新たな演出のように思われた。指揮者のライアン・ウィグルスワースは、このHPでは シドニーOPの「ドン・ジョヴァンニ」(14-7-3)を振っていたヴェテランであり、この舞台を見る限り安心できる指揮者に見えていたが、出演者には一人も知っている歌手がいなくて、恐らく衣裳が奇抜なものになりそうなので、どうなるか非常に心配であった。


(以上)(2019/11/30)



目次5にもどる 目次4にもどる
目次3にもどる 目次2にもどる
目次1にもどる 私の新ホームページへ