(最新のHDD録画より;クリスマス・コンサート・イン・ウイーン2008より)
19-2-1、カレル・マーク・チーチョン指揮ウイーン交響楽団、ウイーン少年合唱団による、1)ヴェスペレハ長調K.339より「主を讃えまつれ」および2)クレド・ミサ曲ハ長調K.257より「グローリア」、
2008年12月、コンツエルトハウス、ウイーン、
(ソリスト)S:ゲニア・キューマイヤー、MS:エリーナ・ガランチャ、T:ファン・デイエゴ・フローレス、B:パウル・アルミン・エデルマン、

−毎年、恒例のように行われるウイーン交響楽団によるウイーン・コンツエルトハウスにおける「クリスマス・コンサート・イン・ウイーン2008」において、二つのミサ曲が歌われていたので、ご紹介しよう。このコンサートは、キュウマイヤー・ガランチャ・フローレスなど有名歌手を招いてクリスマスの名曲を楽しむコンサートであるが、およそ10曲ほどのクリスマス・ソングに交じって、モーツァルトの曲が歌われたもので、最初の曲はキューマイヤーのソプラノ・ソロによるヴェスペレハ長調K.339より第5曲目のラウダテ・ドミヌム「主をたたえよ」であった。彼女の声は澄み切っており、この名曲を高らかに歌っていた。第二曲目はモーツァルトの「クレド」ミサ曲ハ長調K.257より「グロリア」が歌われていた。この曲はウイーン少年合唱団により歌われており、合唱団の皆さんが清らかな声で歌っており、中でも中間部のソプラノとアルトが素晴らしいソロを歌っていた−

(最新のHDD録画より;クリスマス・コンサート・イン・ウイーン2008より)
19-2-1、カレル・マーク・チーチョン指揮ウイーン交響楽団、ウイーン少年合唱団による、1)ヴェスペレハ長調K.339より「主を讃えまつれ」および2)クレド・ミサ曲ハ長調K.257より「グローリア」、
2008年12月、コンツエルトハウス、ウイーン、
(ソリスト)S:ゲニア・キューマイヤー、MS:エリーナ・ガランチャ、T:ファン・デイエゴ・フローレス、B:パウル・アルミン・エデルマン、
(2018/11/09のNHKクラシック倶楽部の放送をHDD-2に収録、)

2月号のトップの映像は、ミサ曲中の二つの曲で、「クリスマス・コンサートinウイーン2008」というクラシカ・ジャパンのクリスマス特集に含まれていた番組であり、ウイーンのコンツエルトハウスにおいて、ソプラノのキューマイヤー、メゾのガランチャ、テノールのフローレス、バスのエーデルマンとウイーン少年合唱団によるカレル・マーク・チーチョン指揮ウイーン交響楽団による注目すべきクリスマス・コンサートに二つの曲が含まれていた。初めの曲は、キューマイヤーのソプラノ・ソロによるヴェスペレハ長調K.339より第5曲目のラウダテ・ドミヌム「主をたたえよ」であり、第二曲目は、ミサ曲ハ長調(クレド・ミサ)K.257より「グロリア」(栄光の賛歌)の部分であり、ウイーン少年合唱団によって、高らかに歌われていたものであった。このクレド・ミサからの曲は、このHPでは初出の映像であり、貴重なものであると思われた。


     この賑やかなクリスマスコンサートは、始めに「神の御子は今宵しも」で、4人のソリストたちが一節づつ歌い、合唱がフォローする全員参加の輝かしいクリスマス賛歌であった。続いてガランチャがあのマスカーニの「アヴェ・マリア」を神々しく歌い上げ、続いてヘンデルの「メサイア」からエーデルマンがトランペットの伴奏で「ラッパが響いて」を歌い、「ハレルヤ・コーラス」が続いていた。そしてフローレスがオーケストラの伴奏でフランクの「天使の糧」を歌って、ソリストが一通り顔を出し一区切りがついていた。


     そこでこのコンサートの4曲目として、キューマイヤーが登場し、ヴェスペレハ長調K.339より第5曲目のラウダテ・ドミヌム「主をたたえよ」の順番となっていた。 初めに、第一ヴァイオリンとファゴットが静かにラウダテ・ドミニムの旋律を前奏で歌い出してから、ソプラノのキューマイヤーがソロで厳かにこの旋律を歌い出した。彼女は、この余りにも有名な天上的に美しい主を讃える歌を清澄な声で朗々と歌い出しており、第一ヴァイオリンとファゴットが静かにオブリガートの役割を果たしていた。



この美しい叙情的なアリアが心を込めて歌われた後に、合唱団による締めくくりの栄誦が、この美しい旋律で歌われて反復されていき、最後のアーメンでは、ソプラノのキュウマイヤーのソロが一段と高い声を張り上げて合唱団の上を歌ってから、合唱団がアーメンで静かにこの曲を結んでいた。この曲はこうして単独で歌われることが多いが、この美しいアリアのようなソプラノの詠唱は気品に満ちており、このようなスタイルのコンサートには欠かせない名曲となっている。


続く第6曲目は、モーツァルトの「クレド」ミサ曲ハ長調K.257より「グロリア」が歌われていた。このミサ曲は、このHPでは初登場なので、簡単な説明が必要であろう。この作品は、1776年11月にザルツブルグで作曲されており、この「クレド・モサ」K.257、「シュパウア・ミサ」K.258および「オルガン・ミサ」K.259が、ほぼ同時に連作されている。それぞれが愛称で呼ばれているが、この「クレド・ミサ」は、クレドの開始部分でクレドの言葉が4回連続して短く連呼されるのが特徴であるので、この名で呼ばれている。この曲は、他の2曲のミサ・プレヴィスと比べて、2オーボエ、2トランペット、3トロンボーンにテイパニーが加わっており、グロリアもクレドも、省略されずにしっかりと歌われている。


このミサ曲の「グロリア」は、三部形式で書かれており、最初はオーケストラ伴奏のグロリア(神への栄光)の合唱で、速いテンポで開始され、主文の三節を一気に進んでいた。中間に相当する「神なる主」(Domine Deus)でソロの四重奏となり、ウイーン少年合唱団がソプラノとアルトを歌っていた。

「主のみ聖なり」(Quoniam)で再び最初の戻って、合唱で速いテンポで進行し、堂々と神への栄光を讃えた大合唱となっていた。指揮者のチーチョンは、まだ若い指揮者であり、ウイーン交響楽団も大合唱団に負けないように、このコンサートを盛り上げていた。


このクリスマス・コンサートは、引き続き4人のソリストたちによる歌が続き、最後には、クリスマス・メドレー曲でオーケストラやウイーン少年合唱団が花を飾っていたが、写真のように豪華で堂々たる演奏が続き、クリスマスの一夜を楽しんでいた。

(2019/02/07)



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