モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成30年3月号−−

(アキロン弦楽四重奏団による初期の弦楽四重奏曲(第5番)ヘ長調K.158、およびブラウティハムのフォルテピアノによるピアノソナタ(第5番)ト長調K.283/ラトル指揮ベルリンフイルと内田光子によるピアノ協奏曲(第27番)変ロ長調K.595、およびブロムシュテッド指揮ゲヴァントハウス管弦楽団とマリア・ピリスによるピアノ協奏曲(第23番)イ長調K.488/ジョルダン指揮とデ・キースマーカー演出の歌手とダンサーによるオペラ「コシ・ファン・トウッテ」、ガルニエ宮ライブ収録、)

(先月の月報は  「こちら」 )


18-3-0 平成30年/2018年3月初めの近況報告−

(アキロン弦楽四重奏団による初期の弦楽四重奏曲(第5番)ヘ長調K.158、およびブラウティハムのフォルテピアノによるピアノソナタ(第5番)ト長調K.283/ラトル指揮ベルリンフイルと内田光子によるピアノ協奏曲(第27番)変ロ長調K.595、およびブロムシュテッド指揮ゲヴァントハウス管弦楽団とマリア・ピリスによるピアノ協奏曲(第23番)イ長調K.488/ジョルダン指揮とデ・キースマーカー演出の歌手とダンサーによるオペラ「コシ・ファン・トウッテ」、ガルニエ宮ライブ収録、)

一私の最新入手ソフト情報一平成30年(2018年)3月号−(1803review.html)

−冬季オリンピック・ピョンヤン2018の日本の成績は、メダル総数が過去の実績を上回り、成功であった。−やはり金メダルは過去の実績が伴わなければ取ることは出来ないか−

18-3-1) ザルツブルグのモーツァルト週間について考える。
18-3-2) 書斎のテレビを新しい55インチTVに更新した。 
18-3-3) WiFiのネットワークに接続して、U-tubeやBDCHなどの新しいソフトやアプリが楽しめそうである。
18-3-4) ベルリンフイルのBDCHのニューソフトのリストアップ、
18-3-5) 2018年3月号の放送予定番組、
18-3-6) 2018年3月号のソフト紹介予定、

 (最新のHDD録画より;初期の四重奏曲K.158とフォルテピアノのK.283)
18-3-1、アキロン弦楽四重奏団による初期の弦楽四重奏曲(第5番)ヘ長調K.158、2017年10月20日、第一生命ホール、および、ロナルド・ブラウティハムのフォルテピアノによるピアノソナタ(第5番)ト長調K.283、
2017年2月7日、トッパンホール、
 (2018/01/22、および2017/10/17のNHKクラシック倶楽部をHDD-5に収録、)

(最新のベルリンフイルのDCHアーカイブ;内田光子のK.595とピリスのK.488)
18-3-2、サイモン・ラトル指揮ベルリンフイルと内田光子によるピアノ協奏曲(第27番)変ロ長調K.595、2017年10月7日、フィルハーモニーホール、ベルリン、およびブロムシュテッド指揮ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とマリア・ピリスによるピアノ協奏曲(第23番)イ長調K.488、
2017/12/9、ゲヴァントハウスホール、ライプチヒ、
(グラモフォンのBDCHによる配信映像を見て、アップロード)

(最新のDVD新盤の映像より;ジョルダン指揮パリオペラ座の最新の「コシ」)
18-3-3、フイリップ・ジョルダン指揮とアンネ・テレサ・デ・キースマーカー演出の歌手とダンサーによるオペラ「コシ・ファン・トウッテ」、
2017年、パリ・オペラ座、ガルニエ宮ライブ収録、
(2017/12/30、新宿タワーレコードにてDVDを新規購入)


(最新のBDCHの映像から;カルクのアリア二つとプラハ交響曲K.504)
18-3-4、クリステイーネ・カルクのソプラノのアリア、オペラ「ミトリダーテ」K.87より第13番シファーレのアリアおよびレチタティーヴォとアリアK.369、およびクリスティアン・ツィンマーマンのピアノソナタ(第10番)ハ長調K.330、
演奏時期・場所不明、U-Tubeから選定、
(2018/03/18、BDCHを見ながら、および2018/03/23、U-Tubeよりアップロード)


18-3-0 平成30年/2018年3月初めの近況報告−

−冬季オリンピック・ピョンヤン2018の日本の成績は、メダル総数が過去の実績を上回り、成功であった。−やはり金メダルは過去の実績が伴わなければ取ることは出来ないか−

     2月25日に韓国のピョンチャン(平昌)で開かれていた冬季オリンピック2018が終了し、日本は高木菜那のマススタートの金メダルとカーリング女子の銅メダルを加えて、メダル総数は13個にも増加して、過去最高の成績で終了することとなった。思えば、羽生や小平や高木美帆などは、過去の国際大会での実績を背景にした堂々たる金メダルであり、極めて重いものと印象づけていたが、最後の高木菜那の金メダルは、新種目のせいもあり余り事前に話題にならずに、フロックのように思われて、やはりメダルにはいろいろなケースがあるものと思わざるを得なかった。メダルの色が変わっても、渡部や宇野の銀は素晴らしいと思ったし、高梨沙羅チャンや女子カーリングの銅は実に良くやったと言いたいし、メダルには惜しくも届かなかった女子フィギュアの二人の健闘も賞賛に値すると思われる。この大会が総じて日本人が活躍したと見なされるので、次に問われるのは、東京オリンピック2010への期待である。

    平昌では、北朝鮮の参加という政治色が加わって、どういうことになるか話題を呼んだが、東京大会ではこのような政治的問題が持ち込まれぬような強い態度が必要であろう。またロシアのドーピング問題も話題を呼んでいたが、今回も2人の選手から陽性反応が出たようであり、問題は解決していないようである。しかし、2年後のオリンピックまでには決断をする必要があり、開催国としては政治的問題や国際的問題に振り回されないように、IOCにはより強い態度で臨むように強く要望すべきであろう。今回の平昌では異常な寒さで対策に苦慮したようだが、東京大会では異常な暑さ対策が必要であり、熱中症患者が出ないような対策を真剣に考える必要がある。また、テロ対策についても、普段からの対策が常時必要であり、常に警戒態勢を取って準備していく必要があろう。選手村と会場への輸送問題も、東京では千葉・埼玉・神奈川と分散型のようであり、冬季五輪とは競技種類や規模が異なり、周到な事前準備が必要である。考えて行くとキリがないほど大変であるが、何ごとも事前想定を充分に行なって周到な準備が必要であり、関係者の早期からの検討を心から願っておこう。


18-3-1) ザルツブルグのモーツァルト週間について改めて考える。

        旅の時差を実感している最中に集中的に報告書を書き上げて20日ほど経って、今は比較的冷静に今回の旅行を振り返ることが出来ると考えている。今回の旅行は、ザルツブルグの同じホテルに5泊しただけのツアーであったので、一番期間が短かったし、身体の疲れも少なく、反対にそれだけ深く、通算12のコンサートを楽しむことが出来た希な音楽ツアーであったように思う。このように、ザルツブルグだけという旅行は、9回目にもなるM週間であったが初めてのことであった。

東京と同じ恰好で過ごせた暖冬にも恵まれて、帰国後の東京が寒く思われるほど暖かなザルツブルグの暖かいホテル暮らしであって、ホテルから歩いてでも行ける会場にも恵まれて、日に3〜4回のコンサートにも、悠々とゆとりを持って通えたと思う。考えて見ると、年間10回の日本M協会のコンサートを超える12回を、わずか4日間で集中して聴いていることになるので、このM週間以外には考えられない音楽ツアーであると言得よう。80歳を超えて海外旅行が出来るとは考えていなかったが、今回も私以上の先輩がおられたので、このようなツアーで、プログラムに納得が出来れば、来年もその時の体調さえ良ければ、行ってみたいと思うようになっている。

2019年のM週間のプログラムでは、この週間の主催者がヤーコプスからテノールのローランド・ヴィラゾンにかわり、曲目は昔と同様にモーツァルト一色に変更されたようである。目玉となるオペラは「バスティアントバスティエンヌ」K.50と「劇場支配人」K.486のペアーという珍しいものであり、また劇音楽としては「エジプト王ターモス」K.345、ヘレヴェツヘの「ハ短調ミサ曲」K.427、ウイーンフイルの「レクイエム」K.626、「孤児院ミサ曲」K.139など、ここでしか余り聴けない曲も並んでいる。内田光子のピアノ協奏曲K.459とK.466、バレンボイム親子のピアノ三重奏曲の全曲演奏、ハーゲン四重奏団の名もあり、珍しい曲が並んでいるので、マニアックな人にも魅力的である。個人的な都合を言えば、1月27日の誕生日には、日本M協会でも、例年、凝ったプログラムを用意しているので、出来れば、1月28日を出発日とし、4〜6日滞在するようなスケジュールにしていただければ、極めて好都合であると思われた。もう少し、プログラムを仔細に検討してから、改めて、来年どうするか、考えて見たいと思っている。日本からの参加者が増加することを期待している。


18-3-2) 書斎のテレビが真新しい55インチ高画質4K対応TVに更新された。

       わが家ではザルツブルグ旅行中に、居間の37インチの最初期の薄型TVがリモコン操作の不調のため、修理が出来ない箇所の故障と判断されて廃棄処分としたので、書斎で北京オリンピック以来愛用してきたパナソニックの42インチの液晶TVを居間に移動することになった。そのため、図らずもわが書斎に、念願の55インチ大型液晶TVをスムーズに導入することが出来、オリンピックを当てにした新機種だったため33万円と高いものについたが、大画面の良さを味わいつつある。私はプロジェクター型の大画面はどうしても画像が甘いので、TVの方を望んでいたのであるが、今回導入してみて、42から55インチに拡大されたが、改めて写りがとてもシャープなので、良い買い物をしたと気に入りつつある。



       新機種は前回から引き続きパナソニック製を選んだので、同社のBDレコーダーなどとリンクできるビエラリンク機能が便利に使えると考えられ、またネットワーク接続が当たり前のようになって来ており、さらに私がよく知らない4K対応テレビであることがPRされていた。

       新機種の特徴は、取扱説明書が全44ページと超薄型であり、詳細な設定や操作、機能説明、困ったときは、「ビエラ操作ガイド」というテレビに内蔵されたガイドを参照せよとされており、キーワードから検索する索引方式と目的から探していく検索方式の調べ方になっていた。勿論、従来からのホームページからのパソコンによる説明書も、別途、用意されているようである。半年前に購入した、キャノンの印刷機PIXUS TS8030シリーズでも同様に、いわゆるマニュアルは全54ページの薄型であった。

       リモコンの中央には、ホーム端子があり、これをクリックすると、テレビ画面、アプリ一覧、接続機器一覧に別れており、アプリ一覧ではスマホのようにアプリのロゴマークが沢山あり、どこへでも飛んでいけるようになっていた。また、接続機器一覧では、WiFiなどを経由して接続された機器や入力端子などが並んでおり、どこへでも飛んでいける仕組みになっており、将来の拡張性が確かめられた。アプリでは、かねて狙っていたU-tubeやベルリンフイルのデジタルコンサートホール(BDCH)や、4KのひかりTVなどに関心があり、早速、ネットワーク接続として、WiFiへの接続が最初に必要になっていた。


18-3-3) 新TVをWiFiのネットワークに接続して、U-tubeやBDCHなどの新しいソフトやアプリが楽しめそうである。

      我が家のWiFiシステムは、2017年7月にルーターを更新したばかりであり、現在、富士通のノートPCとメールや旅行用のHPチェック用のSurface Proの2台のパソコンがWiFi接続されており、インターネットは両機種とも使える状態にあるが、ネットワークを活用したホームグループとしてファイルを共有するなどの活用は行なっていない。それは、最近新しくしたプリンターのWiFi接続に何故か失敗したためであり、謂わば放置された状態にあった。そこへ新型のTVのネットワーク接続が必要になったため、改めてWiFi化を同時に行なうことになった。

      新しいルーターの認証機種名は、東日本電電製のPR-S300HIであり、SSID-1は、PR-S300HI-21DDOC-1とされており、MAC番号は、00 1F 67 21 DD 0C と本体に明記されていた。このMAC番号の入力にあたり、入力上の問題を今回改めて確認したので、ここで忘れぬように記述しておきたい。番号の後半のDD OCをローマ字の大文字で入力しがちであるが、Oオーはローマ字でなく数字の0ゼロであることと、番号の末尾にローマ字のZを追加することが必要であり、これがこれまでの失敗の原因であった。この点に注意して入力すると、直ぐ接続がOKとなり、放置されていたプリンターも、同時にWiFi接続に成功している。

       この新TVから、ベルリンフイルのデジタルコンサートホールに接続すると、このTVから指定のURLを入力してログインし、指定のピンコード番号(7桁の数字)を入力せよとされていた。しかし、このTVから指定のURLへ入力する方法が説明書や操作ガイドには見当たらないので、パナソニックに電話してその方法を教えてもらった。それは、ホームからアプリ一覧を出し、そこにあるブラウザ画面に入ると、URLを入力する検索画面と画面キーボードが現れるので、入力が馴れないので大変であるが、指定通りのURLとピンコードを入力し、個人登録とメールアドレスの入力を行なって、何とか1ヶ月有効のお試し画面に入ることが出来た。

      このお試し画面は、やはりあくまでもPR用の画面であり、そこに示されている映像ソフトしか見ることが出来ないが、4K画面のテストのためのライブ画面があったり、コンサートファイルを選んで試聴することが出来る様になっていた。これで試聴をすると、新TVのスピーカーだけの放送となり、メインアンプからの音声は接続できず、さらに残念なことに放送画面の録画が出来ないことが分った。TV音声は良くなっているが、オーデイオ装置とは異なるので問題があり、このTVでもUSBハードデイスクを接続すればテレビ画面は録画することが出来るようであるが、このBDCHの映像の録画が許されているかどうかは、残念ながら分らない。このBDCHは電話で問い合わせが出来ないシステムのようなので、この試聴期間内に解決すべき重要な問題点であることが分った。


18-3-4) ベルリンフイルのBDCHのニューソフトのリストアップ、

       パソコンからは、BDCHと1週間とか1ヶ月とか状況に応じて契約して料金を支払い、パソコンとメインアンプとをHDMI端子で接続すれば、何時でも素晴らしい画像をテレビで見ることが出来るが、不満はHDDに録画収録出来ないことであった。今回、1年ぶりくらいで接続してアーカイブで新しいソフトをチェックしたところ、10種類くらいのソフトを見つけることが出来た。最近は市販ソフトが非常に少なくなっているので、自分の録画で、NHK交響楽団の映像や、このベルリンフイルの映像が、何時でも見られるようになっているのは非常に心強いと考えている。

         今回の新TVの1ヶ月の無料体験版に含まれていたモーツァルトソフトは少数で、最初の内田光子とマリア・ピリスのピアノ協奏曲の第27番と第23番が含まれていたので、まず、これを3月分としてご紹介することとしている。続く多くのソフトには、PCでBDCHのアーカイブをチェックして見つけ出したものであり、その中には、今年の4月・5月にライブ中継を予定されているものを含めて、およそ10種類ほどリストアップされている。これらは今後適当に組み合わせて、紹介していく予定であるので、ご期待いただきたいと思っている。

1、2017/10/07、内田光子とラトル指揮ベルリンフイルのピアノ協奏曲第27番K.595、
2、2017/12/09、マリア・ピリスとブロムシュテッド指揮のピアノ協奏曲第23番K.488,
3、2017/06/03、クーパーのピアノとラトル指揮のピアノ協奏曲第25番K.503、
4、2018/01/21、ミツコ・フランクのヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219、
5、2016/10/28、I.フィッシャー指揮ソプラノのカルクによるアリアとプラハ交響曲K.504、
6、2016/03/01、バレンボイムの弾き振りによるピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466、
7、2015/10/24、アンデルジェフスキーのピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491、
8、2012/12/15、ポリーニとテイーレマン指揮のピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467、
9、2018/04/22(ライブ中継)ハーデイング指揮ハ短調ミサ曲K.427と交響曲第32番K.318、
10、2018/04/28(ライブ中継)ギルバート指揮フックスのクラリネット協奏曲イ長調K.622、

18-3-5) 2018年3月号の放送予定番組、

    2018年3月におけるNHKの放送において、初めに「教育テレビ」では、毎週日曜日の21:00〜23:00(最終日曜は除く)の「クラシック音楽館」が、N響定期を中心に放送されている。3月では、3月4日は都響第847回大野和士、3月11日はN響第1,876回広上淳一が予定されているが、残念ながら、モーツァルトは関係がなかった。
        続いてNHKBSプレミアム・シアターでは、日曜日24:00〜4:00の予定であり、3月11日は藤原歌劇団のこうもり、3月18日はバレエ、3月25日は二つの海外コンサートであるが、いずれも残念ながらモーツァルト関係はなかった。
        最後に毎週月〜金曜日の5:00〜5:55の「クラシック倶楽部」では、3月分ではモーツァルトは4曲含まれているようであるが、全曲収録かどうか不明であるが、リストアップしておくので、必ず録画するようにしたい。
1、3月9日、宮崎国際F2017、弦楽五重奏曲ト短調K.516より、キュッヘル他、
2、3月12日、2017/10/06サントリHで、プレスラーのピアノソナタ曲K.457、
3、3月14日、2017/02/07トッパンH、プラウディハムのFPのロンドK.511,
4、3月16日、2017/10/10、ハクジュH、エベーヌ四重奏団のK.421より、

         一方のクラシカ・ジャパンでは、3月号での新規特集は、バレンボイムのシューベルトの「ピアノソナタ全集」全4回(11曲/全21曲)であり、彼はシューベルトは初めての登場であるが、彼の精力的な演奏を期待したい。しかし、3月号には、モーツァルト関係は、残念ながら、収録済みのものばかりで、モーツァルトの新映像は皆無でガッカリしている。

          レコード芸術の2018年の3月号では、特集は「ピリオド演奏が拓くオーケストラ新時代―HIP(歴史的情報に基づく解釈)最前線を追う−」というものであった。古楽器(ピリオド楽器)演奏は、20世紀終り頃からバロックや古典派以前だけではなく、今やメンデルスゾーン、シューマン、ブラームスなどのロマン派からドビュッシー、ラベル、ストラヴィンスクーにも及んできた。モダン楽器オーケストラでもピリオド・アプローチが応用され、取り入れられてきた。これらはHIP(Historically informed performance)=「歴史的情報に基づく解釈」と呼ばれる演奏スタイルであり、この特集は、現代オーケストラの基本形が出来上がったハイドン・モーツァルト時代以降のレパートリーについて、「HIP演奏」の意義・可能性を探り、その魅力に迫るものである。
     3月号の新譜月評の特選盤として選ばれた16CDの中には、モーツァルトのCDは、1曲しかなかったが、それはフイルクスニーがセルと弾いたピアノ協奏曲第15番および第18番という古い録音の再発掘CDであった。ビデオ・デイスク欄では5タイトルあったが、モーツァルトは皆無であった。
     「先取り!最新版レヴュー」では、11タイトル中に珍しく1タイトルが選ばれており、それは何とファン・ディエゴ・フローレスがチューリッヒ歌劇場でモーツァルトのアリアを歌ったもので、彼がタミーノを歌ったり、オッターヴィオやベルモンテなどを歌うものであった。これは、是非、聴いてみたいと思った。
       海外盤レビューでは、今回はモーツァルトの新譜は1枚しかなく、ノルウエーからの1枚で、オスロ・カンマーアカデミーの演奏で、K.375、K.388及びテイートの序曲と1曲のアリアという内容であった。

          毎月1回は、レコード店をソフト探しでうろつくことにしているが、 今回は2月25日に銀座のヤマハと山野楽器店をくまなく探したが、残念ながら、収穫はなかった。3月2日には新宿のタワーレコードを除く予定であるが、新譜の収穫はあるだろうか。

18-3-6) 2018年3月号のソフト紹介、

       3月分のソフト紹介は、今年の1月号から予告しているように、全てが新しい映像ソフトで埋め尽くされており、いつまで続くかは分らないが、自分として興味が保てる新規ソフトのみを対象に取り上げて行きたいと考えている。
       その3月分の最初のソフトは、いずれも最新のハードデイスクHDD録画からであり、2018/01/22、および2017/10/17のNHKクラシック倶楽部の放送を録画したものであり、第1曲はアキロン弦楽四重奏団による初期の弦楽四重奏曲(第5番)ヘ長調K.158、であり、この演奏は2017年10月20日、第一生命ホールにて演奏されたコンサートの第1曲目の曲である。この弦楽四重奏団は、このHP初めての団体であり、この55分間のクラシック倶楽部では、ドビュッシーの弦楽四重奏曲作品10と、ラヴェルの四重奏曲の第2楽章が収録されていた。この団体はフランスの若き4人により2010年パリ高等音楽院在学中に結成されたグループであり、2016年ボルドー国際弦楽四重奏コンクールに優勝してデビューしている。
       一方の第2曲目は、オランダのピアニストのロナルド・グラウティハムのフォルテピアノ・コンサートの映像で、ピアノソナタト長調K.283を演奏したものである。この映像では,この曲の他にベートーヴェンのピアノソナタの「悲愴」と「テンペスト」が収録されていた。

        3月分の第2曲目は、新しいTVからの贈り物であり、ベルリンフイルのデジタルコンサートホール(BDCH)の最新の映像から2曲のピアノ協奏曲をお送りするもので、ある。第1曲目は久し振りで内田光子さんのピアノ協奏曲(第27番)変ロ長調K.595、 であり、オーケストラはサイモン・ラトル指揮ベルリンフイルであって、2017年10月7日、フィルハーモニーホールで収録されたばかりの最新映像である。続く第二曲目は、マリア・ピリスによるピアノ協奏曲(第23番)イ長調K.488であり、この映像ではオーケストラはブロムシュテッド指揮ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団であり、2017年12月9日、ライプチヒのゲヴァントハウスホールで収録された最新の映像であった。

        3月分の第3曲目は、フイリップ・ジョルダン指揮とアンネ・テレサ・デ・キースマーカー演出のパリ・オペラ座のオペラ「コシ・ファン・トウッテ」であり、2017年に、パリ・オペラ座のガルニエ宮でライブ収録されたものである。このオペラを現地で見高田のご案内で、日本M協会のオペラサークルで一度見たことがあったが、一役に歌手とダンサーの二人による歌と踊りによる「コシ」となっており、この時は時間切れで、その結果の議論がなされないまま終わってしまった記憶がある。その時は日本語字幕はなかったようであるが、今回は日本語字幕を確かめて購入しており、改めてこの演出の意図をチェックして見たいと思っていたが、残念ながら日本語字幕はなく、騙された思いであった。以前に、「後宮」で歌手と俳優の二役が登場するオペラを見ているが、その時は悪名高きノイエンフェルスの演出だった(14-8-3)ので、最後までその意図が理解できぬまま終わった覚えがあった。今回はバレエの国フランスの両分野に強い人の演出なので,どうであろうか。余分なものが多いと、面白くないのが常であるが、今回はどうであろうか。


(以上)(2018/02/28)



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