モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成30年1月新年号−−

(鈴木秀美指揮とリベラ・クラシカによるピアノ協奏曲変ホ長調K.271および交響曲第40番ト短調K.550、タンゲンテンフリューゲル;上尾直毅/バボラークの指揮とホルン、バボラーク・アンサンブルによるホルン五重奏曲変ホ長調K.407、ホルン協奏曲第4番変ホ長調495、および第3番変ホ長調K.447、/マルク・ミンコフスキ指揮、ミラノスカラ座のオペラ「ルチオ・シッラ」、2015年3月、Teatro Alla Scala、)

(先月の月報は  「こちら」 )


私の最新入手ソフト情報−平成30年1月新年号−

一私の最新入手ソフト情報一平成30年(2018年)1月新年号−(1801review.html)

(鈴木秀美指揮とリベラ・クラシカによるピアノ協奏曲変ホ長調K.271および交響曲第40番ト短調K.550、タンゲンテンフリューゲル;上尾直毅/バボラークの指揮とホルン、バボラーク・アンサンブルによるホルン五重奏曲変ホ長調K.407、ホルン協奏曲第4番変ホ長調495、および第3番変ホ長調K.447、/マルク・ミンコフスキ指揮、ミラノスカラ座のオペラ「ルチオ・シッラ」、2015年3月、Teatro Alla Scala、)

18-1-0 平成30年/2018年1月初めの近況報告−82歳の土木技術者の年頭所感−
−科学技術10大ニュースを見て考える−

18-1-1) 2017年のモーツァルト関係映像の私のベストソフトの選定、
―ヤルヴィのドン」、クルレンツイスの「レクイエム」、ハイムの「ミトリダーテ」です−
18-1-2) ザルツブルグの2018年モーツァルト週間に出席します、
  18-1-3) このHPのこれからの見通しと身辺整理の方針、
18-1-4) 2017年のゴルフの総括―前半は骨折で駄目でしたが、後半は戻ってきました−
18-1-5) 2018年1月号の放送予定番組、
18-1-6) 2018年1月号のソフト紹介予定、

 (最新のHDD録画より;鈴木秀美とリベラ・クラシカによるK.271&K.550、)
18-1-1、鈴木秀美指揮とリベラ・クラシカによるピアノ協奏曲変ホ長調K.271および交響曲第40番ト短調K.550、タンゲンテンフリューゲル;上尾直毅、
2017年10月21日、上野学園石橋メモリアルホール、
 (2017/11/26放送のNHKクラシック館をHDD-5に収録、)

(最新のHDD録画より;バボラークのホルン協奏曲などK.407、495、447、)
18-1-2、ラデク・バボラークの指揮とホルン、バボラーク・アンサンブルによるホルン五重奏曲変ホ長調K.407、ホルン協奏曲第4番変ホ長調495、および第3番変ホ長調K.447、
2016年11月26日、第一生命ホール、
(2017/11/9、NHKクラシック倶楽部の放送をHDD-5に収録、)

(最新のBD新盤の映像より;ミンコフスキー・スカラ座の「ルチオ・シッラ」)
18-1-3、マルク・ミンコフスキ指揮、ミラノスカラ座のオペラ「ルチオ・シッラ」、
2015年3月、Teatro Alla Scala、
(出演者)ルチオ・シッラ;Kresmir Spicer、ジューニア;Lenneke Ruiten、チェチーリオ;Marianne Crebassa、ルチオ・チンナ;Inga Kaina、チェーリア;Giulla Semenzato、
(2017/12/07、新宿タワーレコードにてBD盤日本語字幕付きを購入、)



18-1-0 平成30年/2018年1月初めの近況報告−82歳の土木技術者の年頭所感−

−私の年賀状と、朝日新聞の科学医療報道の10大ニュースについて考える−

   皆さま、開けましてお目出とうございます。本年も例年に変わらず、熱心にモーツァルトを聴き、元気にソフト紹介を続けますので、どうか宜しくお願い申しあげます。



   私の年賀状を差し上げます。今年はいぬ年、国内的にはペットブームが益々繁盛し、天皇家の世代交代の準備が行なわれ、安部長期政権の実りの時期となることが期待されておりますが、問題はどうやら国外問題のようです。トランプ政権のアメリカ・ファースト主義が対外的に問題を引き起こしている一方で、北朝鮮が厳しい制裁試練に対しても核ミサイルの発射能力を高めようとするか、不安材料に満ちた年明けとなりました。国際的に信頼されないトランプ政権とロケットマンの北朝鮮とが話し合おうとしても、何も解決しません。まさに国連などの国際機関が平和的仲裁の役割を果たすべき出番です。核の影響を受ける北朝鮮周辺国、とりわけ日本、中国、ソ連、が知恵と熱意を示さなければ、解決の道筋がなさそうであり、中でも世界を渡り歩いている安倍首相の真価が、国際的にも問われる年になりそうな気がします。

   ところで朝日新聞では年末に科学医療報道の10大ニュースを発表しているが、今年も年末に発表された。末尾にその10大ニュースを一覧しているが、「ヒアリ」が第一位とは驚いたが、それほど影響が大きいと考えるべきなのか。2位が同数投票であるが、千葉県人の私には「チバニアン」に親近性を覚え、トップでもと思った。先端技術のことが多いので、例えば、6)などは重要性の意義が他と比べて判断できないのであるが、防災土木技術者として一言申し上げれば、5)の広島高裁の初判断は「狼だ」の類の素人裁判官の非常識な例のそしりを免れないと考える。鹿児島県の川内原発ならともかく、130キロも離れた伊方原発で、阿蘇山の火災流が海を越えて到達する危険性は、重力の法則で流れる火砕流が海中で十分に冷却される事実を考慮すれば、「十分小さい」と評価できそうであるが、高裁は9万年前と同規模の噴火が発生したら、原発が被災する可能性は「十分小さい」とは言えないと指摘しているようである。9万年の時間軸に対し安全設計せよと問われると土木技術者は何もできなくなる。これに対して自己責任が嫌いな朝日新聞が必要以上に取り上げるのも非見識を示しているのではなかろうか。

1)「ヒアリ」を国内で初確認、        2)「パリ協定」、米国が離脱宣言、
2)地球史に「チバニアン」誕生?       4)東海地震の予知前提の見直し、
5)原発運転禁止、広島高裁が初判断、      6)中性子星の合体観測、
7)AI、囲碁を極める、            8)大学などの軍事研究禁止の声明、
8)他人のiPSで手術・治療、          10)大洗での被爆事故、


18-1-1) 2017年のモーツァルト関係映像の私のベストソフトの選定、
―ヤルヴィのドン」、クルレンツイスの「レクイエム」、ハイムの「ミトリダーテ」です−

2017年のベストソフトはどれか?

    今年1年間にアップした3本*12か月=36本のソフトの中から、ベストソフトを「レコード芸術誌」の「レコード大賞」を見習って、金賞・銀賞・銅賞などと、独断と偏見により選んでみました。レコード大賞では、今年はクルレンツイス旋風が吹き荒れたようですが、このHPではヤルヴィによる演奏会形式による「ドン・ジョヴァンニ」の演奏が、見事に金賞を獲得しました。銀賞はクルレンツイスとムジカエテルナの「レクイエム」となりました。銅賞は、エマニュエル・アイムとル・コンセール・ダストレのオペラ「ミトリダーテ」でした。楽しみながら作業をしましたが、皆さんならどんなソフトが選ばれたでしょうか。



     ついでにこのHPでの初登場のアッと驚く凄い演奏家には「新人賞」を差し上げることにし、その第1回受賞者は、女流指揮者でソプラノ歌手の、コンサート・アリアを歌ったバーバラ・ハンニガンが選ばれました。何と彼女は歌いながらオーケストラを指揮しますが、リゲテイの新曲には唖然とします。また、オペラ「テイト」で、誰もが驚く演出をしたヴェテラン演出家ピーター・セラーズには、「優秀演出賞」を差し上げることにしました。「テイト」では、ハ短調ミサ曲やフリーメーソンの音楽が流れ出し、心憎い演出をして驚かせました。さらに、このHPに初登場の曲の演奏家に、「New Upload賞」を差し上げることにしました。数あるピアノ協奏曲の中で初めて映像で見られることになった第16番ニ長調K.451を弾いてくれたラルス・フォークトに深く感謝します。皆さんはオーボエ五重奏曲を聴いたことがありますか?。この曲を映像で記録してくれたフェステイバル・ソリイスツの面々に深く感謝します。この曲は弦楽五重奏曲K.406/516bからのオーボエへの編曲版でした。古い映像ですが、演奏者の顔ぶれが凄いです。


18-1-2) ザルツブルグの2018年モーツァルト週間に今年も出席します、

    昨年の2017年モーツァルト週間が実に素晴らしく、レヴィンのモーツァルトの弾いたワルター製のフォルテピアノでピアノソナタを彼の住家(博物館)で聴くなどという、一生、忘れられない演奏の数々を味わったので、まだ動ける元気なうちにと、今年もザルツブルグの2018年モーツァルト週間に参加することにしました。今年のメインはオペラで、ミンコフスキーからバトンタッチした新音楽監督のルネ・ヤーコプスが指揮をする「後宮」のようです。メインテーマは昨年の「ハイドントとモーツァルト」から「バッハとモーツァルト」になったようで、この二人の作曲家による作品の演奏ばかりであり、まさに望むところとなっています。


   今のところ切符の取れている演奏会は、ザルツブルグ滞在4日間で、11コンサートであり、取れていないのは、例の博物館の1コンサートだけが、50人くらいしか入れないので未定と言うことのようです。演奏曲目はモーツァルトだけ下記にK番号で記載しますが、かなりの数になりそうです。恐らく、日本M協会が1年間でやる10コンサートを上廻る演奏会を、4日間でまとめて聴くような感じであり、数で比較するのはおかしな話かも知れませんが、集中して聴けることにもメリットがあると考えています。

        今回のこのモーツァルト週間は、モーツァルトとバッハがテーマであり、1月26日(金)から2月4日(日)まで10日間にわたり開催されますが、内容的にとても充実しており、希望すれば11時、15時、19時の三回にわたりコンサートを楽しむことが出来るので、純粋に音楽を楽しみたい人には実に都合良く出来ています。今回の郵船トラベルのツアーは、ザルツブルグ5泊の旅であり、今回からは観光をかねた付け足しだったウイーンとプラハへの旅をカットしたようなので、まさにザルツブルグだけの音楽だけに専念できる充実した内容になっています。以下に参考までに、現在予約中のコンサートの概要を、全体の日程ともに簡潔に掲げておきます。

◆1月27日(土)、15:20、羽田出発、ザルツブルグ到着27日、22:00予定、
◆1月28日、主、11:00、シフのピアノと指揮、P協第24番K.491およびK.546、他、
 (日)   追、15:00、シューマン四重奏団、弦楽Q、K.173&387およびK.405、他、
     主、18:00、ガーデイナー指揮、交響曲K.208+102、K.318、K.543&K.364、
◆1月29日、 主、11:00、バレンボイムのピアノコンサート(曲目未定)、
  (月)   別、15:00、M住家、ワルターFLコンサート、K.394、399、401、154a、
      追、19:30、バロック・オーケストラ、交響曲K.319&K.165、他、
◆1月30日、 追、11:00、シューマンQ、ピアノ協奏曲K.412&K449、他、
  (火)     15:00、モーツァルテウム、Round Table、
      主、17:30、ヤーコプスの「後宮」K.384、モーゼス演出、ベルリン古楽A、
◆1月31日  別、9:00、 ハンフリート・ルッケ、オルガンR、K.574、K.620、K.594、他、
       (水)    追、11:00、 ベルリン古楽アカデミー、K.388およびK.361、他、
      別、15:00、 モーツァルテウム大学O、交響曲K.201、K.190、他、
      主、19:30、 アルテイノグリュ◆指揮ウイーンフイル、K.297&K.595、他、
◆2月1日(木) ザルツブルグ14:30出発、◆2月2日(金)、13:05羽田帰国、

    このツアーに、日本M協会の仲間がお二人参加するほか、別にフェラインの澤田会長がこのM週間に出席すると聞いており、全く一人ではないので安心しています。今回も旅行記を残そうと考えておりますが、これが果たして最後の海外旅行になるかどうかは、旅行の結果次第と言うことになりそうです。


18-1-3) このHPのこれからの見通しと身辺整理の方針、

      昨年一年間のこのHPの作業を振り返ると、以前より大分手を抜いてきているが、年とともに次第に負担が重くなってきたことを感じている。率直なところ、女房から言われている終活のための時間が取れないのが現実であり、やはり、今年は方針を変えようかと考えている。その方法がなかなか思いつかなかったのであるが、やりたいことだけをやり、余り気の進まぬ面倒なことは思い切って捨てることであると思うようになって来た。

      この作業でやりたいことと言えば、やはり新規のソフトの紹介であり、過去の集積してきたソフトを掘りだしてきて紹介するという面倒なことを止めることである。そうすれば、新たに市販されるDVDやBDなどのソフト、クラシカ・ジャパンやNHKなどの放送から新たに録画して得られる新規ソフトに限定されることになり、手持ちのストックがある間は、毎月3ソフトの現状維持が続くであろうが、3ソフト揃わなければ休止することにするのである。3ソフト揃えようと、無理に古いテープを掘り起こす作業は止めにするのである。そうすれば、古いテープを勿体ないが全て捨てることが出来、映像ソフト類の終活が進み、一挙に部屋の整理が出来ることになる。古いソフトがまだ残されていることが、このHPのいわば売り物であったが、残されている曲数は100曲ほどであり、思い切って全部、捨ててしまおうということになる。

      そのため今年1年は、新規ソフトの紹介に限定して作業をして見て、実際、どの程度ソフトが減るかを試すことにして見たいと考えた。もし、新規ソフトが揃わなければ、来年から毎月2ソフトに変更すれば良く、ノルマが減って楽になるものと思われる。因みに、2017年の実績では、およそ13ソフトがVHSの古いソフトであり、新規ソフトだけだとおおむね毎月2ソフトの勘定となる。もしそうすれば、2001年から17年間にわたって長らく続けてきた、3ソフト*12ヶ月の方針が変更されることになるが、ソフト量の減少という時代の推移と、実施する側の高齢化の負担減少のために、真に残念ではあるがやむを得ないことと思われる。
      VHSのアナログテープ約360本、S-VHSのデジタルテープ約340本のテープの処分は、今年1年2018年の様子を見て、2019年に廃棄したいと考えている。


18-1-4) 2017年の1年間のゴルフを総括して、
―前半は骨折で駄目でしたが、後半は何とか戻ってきました−

     2017年は例年通り、四街道と東京湾のホームコースが中心であったが、年間のゴルフの実施回数が26回と、例年の半数近くに回数が大幅に減っており、これはやはり何といっても、3月上旬の転倒左手親指の骨折のせいであった。骨折と言っても、二つの関節に素人目には分らぬ程度のヒビが入った程度であったが、今では、結果的に軽傷で済んで助かったと思っている。しかし、その当時は、毎週病院通いをして、これでゴルフは終わりかと思ったものである。

     3月・4月は完全休養し、5月に入って練習を再開し、6月からコースに出てみたものの、怖くて力が入らず、本調子になるまでには時間がかかり、夏中は意欲も上がらず低調であった。しかし、痛みが取れて回復が進み、9月に入って練習と本番の繰返しの好循環が重なったせいか、少しずつ調子を取り戻しつつあった。そして11月9日に四街道の「万年青会」で93のスコアで、6アンダーの断トツの優勝をしたときに、やっと調子が戻ってきたことに気がついた。これはラッキーに恵まれたせいであるが、長い間の悩みと苦労を一挙に吹き飛ばし、ゴルフの楽しさが身に滲みた快挙であった。

      ゴルフを長く続けてきて、身体の不調による休養と復活までのスランプからの脱出を体験したのは初めてであり、改めて体調の維持・管理の重要性を思い知らされた。これから何歳までゴルフが続けられるか分らないが、どん底の苦労を味わったこの身には、 これからはこの年でゴルフが出来ることを感謝しつつ、これからの一回一回を大切に、楽しみたいと思っている。
      以下に、例年通り2017年のゴルフの26回の記録を整理して、総括を行なって見たのでご覧いただきたいと思う。


18-1-5) 2018年1月号の放送予定番組、

            2018年1月におけるNHKの放送において、初めに「教育テレビ」では、毎週日曜日の21:00〜23:00(最終日曜は除く)の「クラシック音楽館」が、N響定期を中心に放送されている。1月7日と14日は、ロシアのソヒエフ指揮による1871回と72回のN響定期では、いずれもプロコフィエフの曲ばかりであった。7日のコンサート・プラスで、メナハム・プレスラーの「94歳の今」が紹介される。1月21日はF、ジョルダン指揮のウイーン交響楽団のコンサートで、マーラーの「巨人」が演奏される。
        続いてNHKBSプレミアム・シアターでは、日曜日24:00〜4:00の予定であり、1月の音楽関係の予定では、22日はシャイー指揮のミラノスカラ座の「アンドレア・シェニエ」、29日にはフェドセーエフ指揮の演奏会形式の「エフゲニー・オネーギン」が予定されている。残念ながらモーツァルト関係はなかった。
最後に、毎週月〜金曜日の5:00〜5:55の「クラシック倶楽部」では、放送予定がとても詳細になり、今月はモーツァルトは1曲だけのようであるが、次のような注目すべき映像が放送予定となっている。

1月5日;「パイプオルガンとバロックの調べ」、
1月9日;A.ヒューイットのピアノによる「インヴェンションとシンフォニア」全曲、
1月11日;エヴァ・メイのソプラノ・リサイタル、イタリアもののアリア集、
1月18日;菊池洋子のピアノリサイタル、ショパンの「練習曲作品25」ほか、
1月22日;4人のパリジェンヌによるアキロンQの弦楽四重奏曲第5番ヘ長調K.158ほか、
1月31日;メナハム・プレスラーのピアノリサイタル、フランスものの小品集、

         一方のクラシカ・ジャパンでは、毎年1月号はウイーンフイルのNYコンサートが話題となるが、2018年は「ガーデイナーのモンテヴェルデイ2017三部作」の上演記録がトップである。また、日本最大規模の雅楽団体「東京楽所」による2018年お正月特別企画として、第20回国際音楽学会東京大会でのオープニング・コンサートが放送され、世界に発信された様子が紹介される。珍しいのはランランがヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」で、聴衆100人を相手にショパンのスケルツォ全曲とチャイコフスキーの「四季」全曲を弾いている。残念ながら、今月はモーツァルトの新規映像はなく、まったく寂しい月になりそうである。

          レコード芸術の2018年の1月号では、特集は2017年度第55回レコード・アカデミー賞が話題の中心であり、全15部門・25名の選定委員が選んだ2017年度最優秀ディスクの紹介であった。今回はクルレンツイスの悲愴交響曲が交響曲部門の第1位で金賞を獲得し、ムジカエテルナとの「ドン・ジョヴァンニ」がオペラ部門の第1位で銀賞を獲得して、「クルレンツイス旋風吹き荒れる」と話題を呼んでおり、金銀の受賞は始まって以来の快挙のようであった。銅賞はカピュソンの「21世紀のヴァイオリン協奏曲集」が現代曲部門の第一位のようであった。
         1月号の新譜月評の特選盤として選ばれた約30CDの中には、モーツァルトのCDは、珍しく1曲もなく残念であった。
        今月はビデオソフトに2タイトルあり、その1つが12月号で紹介したミンコフスキーの「レクイエム」のBDであり、馬術込みの映像であったせいで準推薦盤の扱いであった。指揮者とオーケストラと合唱団の間の空間が大きすぎ、演奏しずらかったと言う指摘があり、音楽的には緻密さが失われるのであろうか。
         海外盤レビューでは、今回は珍しくモーツァルトの新譜が並んでおり、有り難いと思う。その第一は、メストのミラノスカラ座デビューとなる「フィガロの結婚」(2016)であり、ダムロウが伯爵夫人を歌ったようである。第二は、F.ジョルダン指揮のパリオペラ座の「コシ・ファン・トッテ」(2017)であり、前回のオペラサークルで見たDVDであり、歌手とダンサーの二人が演ずる風変わりな舞台のものである。また、ヤーコプスの「レクイエム」(2017)も発売されており、ジュスマイヤー・デュトロン2016版とあるので、新たな試みがなされた演奏のようである。「先取り!最新盤レヴュー」では、モーツァルトは関係がなかった。




          毎月1回は、レコード店をソフト探しでうろつくことにしているが、12月の30日には、上記の映像を求めてレコード店をうろつき、新宿タワーレコードで、メスト・スカラ座の「フィガロの結婚」(2016)とエリザベート・シュヴァルツコップの10CDBOX盤を、モーツァルトが3CDあること確認して入手した。また、銀座のヤマハでは、タボカ著谷口訳の「撲殺されたモーツァルト」というホーフデーメル殺人説の書物を入手した。最後の山野楽器店でF.ジョルダン指揮パリオペラ座の「コシ」(2017)をやっと見つけたが、やはりオペラ・サークルで見た歌手とダンサーのペアのものであった。ヤーコプスの「レクイエム」はCDでしか発売されていないようなので、様子を見ることにした。


18-1-6) 2018年1月号のソフト紹介予定、

     先の18-1-3)で述べたように、このHPのこれからのアップロードの方針は、新規ソフト中心で行こうという方針にしたので、この1月からは、原則として新規ソフトばかりとなる。1月号の最初のソフトは、鈴木秀美とリベラ・クラシカの演奏会からピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271「ジュノム」と交響曲第40番ト短調K.550の2曲をお送りする。2017年10月21日に上野学園石橋メモリアルホールでのコンサートが、2017年11月26日のNHKのクラシック倶楽部で放送されたばかりの最新の映像であった。古楽器の演奏会なのでピアノはタンゲンテン・フリューゲルという名のフォルテピアノのであり、ソリストは上尾直毅で、演奏の前にこの楽器の簡単な説明があり、4つのストップがあるのが特徴のようである。モーツアルトは間違いなくこの曲の作曲には、この種のフォルテピアノを使っていたと解説していた。

      1月号の第2曲目は、ホルンのラデク・バボラークとバボラーク・アンサンブルの演奏会であり、これも最新のNHKのクラシック倶楽部で収録されたものであり、ホルン五重奏曲変ホ長調協奏曲K.407、ホルン協奏曲第4番変ホ長調495、および第3番変ホ長調K.447に加えて、アンコールとして「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618が演奏されていた。この演奏会は2016年11月26日に第一生命ホールで演奏されたものであるが、 その第一部は、既にアップロード済み(17-5-2)であり、これにはロンドK.514、ホルン協奏曲第2番変ホ長調K.417、およびアレグロニ長調K.412の3曲が含まれていた。従って、今回の第2部と合わせると、ホルン協奏曲全4曲とホルン5重奏曲のホルンのための主要作品がほぼ揃ってしまうようになっていた。これらのホルン協奏曲は、オーケストラが弦楽四重奏+コントラバスの五重奏で演奏されるので、オーケストラは小ぶりであるが、アンサンブルの豊かな室内楽的な演奏が楽しめ、今回の第2部の収録が何時できるか楽しみに待っていたものであった。

       1月号の第2曲目は、マルク・ミンコフスキ指揮、ミラノスカラ座のオペラ「ルチオ・シッラ」であり、2015年3月、Teatro Alla Scalaで収録されたBDであり、このC Majorの映像には、真に有り難いことに日本語字幕がついていた。ミンコフスキーには最初の本格的オペラ「ミトリダーテ」K.87のDVD(7-4-5)が残されており、彼の意欲的な分野のせいか、序曲を初めオーケストラは実に生き生きとして好感が持てた。演出のピンコスキは、4人の女性歌手たちに豪華な貴族の衣裳を着けさせて、彼女らの声も動きも抜群であり、成功の基になっていたし、合唱が出る大勢の場面にはバレーとなってセンスの良いところ見せていた。初期のオペラにはフィナーレの前に弱点があるが、この演奏ではフィナーレの前に新全集にない三重奏の伴奏付きのシッラのレチタティーヴォとアリア的な部分が追加されており、これがシッラの決断を促す良い場面となっていたが、残念ながら説明がなく、分らず仕舞いに終わるのが残念であった。

(以上)(2017/12/30)


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