モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成29年9月号−−

(ブッフビンダーとシュターツカペレ・ドレスデンによるピアノ協奏曲第20番短調K.466およびイルジー・コウト指揮のN響とモラヴェッツによるピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503、/アルゲリッチとバレンボイムによる二台のピアノソナタニ長調K.448、「ピアノ・デュオ2014」、フールネ指揮NHK交響楽団によるヴァイオリン協奏曲第3番K.216、ヴァイオリン;ドンスク・カン、/アダム・フイッシャー指揮、ペーター・シュタイン演出によるミラノ・スカラ座のオペラ「魔笛」、アカデミア管弦楽団と合唱団、)

(先月の月報は  「こちら」 )


−私の最新入手ソフト情報−平成29年(2017年)9月号−(1709review.html)−

(ブッフビンダーとシュターツカペレ・ドレスデンによるピアノ協奏曲第20番短調K.466およびイルジー・コウト指揮のN響とモラヴェッツによるピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503、/アルゲリッチとバレンボイムによる二台のピアノソナタニ長調K.448、「ピアノ・デュオ2014」、フールネ指揮NHK交響楽団によるヴァイオリン協奏曲第3番K.216、ヴァイオリン;ドンスク・カン、/アダム・フイッシャー指揮、ペーター・シュタイン演出によるミラノ・スカラ座のオペラ「魔笛」、アカデミア管弦楽団と合唱団、)

17-9-0 平成29年/2017年9月初めの近況報告
−キャノンのプリンターが故障した−これはどの商品の故障にも共通して生ずる「現代の取り替え」問題であると思った−

17-9-1)9月5日の発表「女庭師の見較べ・聴き比べ」の準備がやっと整った。
17-9-2)2017ザルツブルグ音楽祭で上演したオペラ「ティト」が、9月23日にクラシカジャパンで放送される。−何とクルレンツイス指揮ムジカエテルナの演奏であったー
17-9-3)器楽曲の映像のコレクションの完成が、やっと目に見えて進み始めている。
17-9-4)クラシック音楽映像目録2017版のBD/DVDカタログが、無償で配布されている。
17-9-5)2017年9月号の放送予定番組、
17-9-6)2017年9月号のソフト紹介予定、

(最新の放送記録より;ブッフビンダーの協奏曲第20番K.466その他、)
17-9-1、ルドルフ・ブッフビンダーとシュターツカペレ・ドレスデンによるピアノ協奏曲第20番短調K.466およびイルジー・コウト指揮のN響とイヴァン・モラヴェッツによるピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503、
1997年5月28日、NHKホール、
 (2017/06/21、クラシカ・ジャパンの放送をHD-1に収録および1997/07/05NHK3chN響アワーをS-VHSテープ225に収録)

(最新の放送記録より;アルゲリッチとバレンボイムの2台のソナタK.448など)
17-9-2、マルタ・アルゲリッチとダニエル・バレンボイムによる二台のピアノソナタニ長調K.448、2014年8月、「ピアノ・デュオ2014」、コロン劇場、ブレノスアイレス、およびジャン・フールネ指揮NHK交響楽団によるヴァイオリン協奏曲第3番K.216、ヴァイオリン;ドンスク・カン、
1993年2月13日、NHKホール、
(2017/06/30、クラシカジャパンの放送をHD-1に収録。および1993/01/30、NHK芸術劇場ほかの3放送をVT-93に収録)

(最新のBDオペラより;アダム・フィッシャーとスカラ座の「魔笛」K.620、)
17-9-3、アダム・フイッシャー指揮、ペーター・シュタイン演出によるミラノ・スカラ座のオペラ「魔笛」、
アカデミア管弦楽団と合唱団、2016/09/21、ライブ収録、スカラ座、
(出演者)ザラストロ;マルテイン・サマー、夜の女王;ヤスミン・オズカン、タミーノ;マルティン・ビスコルスキ、パミーナ;ファトマ・サイード、パパゲーナ;テレーザ・ツイッサー、パパゲーノ;テイル・フォン・オルロフスキ−、
(2017/09/05、銀座山野楽器店にBDを予約注文中、)



17-9-0、平成29年/2017年9月初めの近況報告 −キャノンのプリンターが故障した−
−これはどの商品の故障にも共通して生ずる「現代の取り替え」問題であると思った−

         キャノンの愛用していたPIXUSプリンターの6530が故障し、結果的に新しい8000シリーズの新品に更新したのであるが、これは改めて考えて見ると、現代のどの商品の故障にも共通して生ずる「現代の取り替え」問題であると思った。
         これまでの機種6530は、5〜6年前に2万円位の値段で購入したものであるが、半年前頃から、ときどきサポート番号B-200という「修理の依頼が必要なエラーが発生しました。本製品の電源を切ってから、電源プラグをコンセントから抜いて下さい」という表示が出るようになった。デジタル機器の故障には、まずコンセントを抜いて再起動させることが鉄則であるが、何回かこの作業を繰り返すと遂には駄目になるようである。

         コンセントを抜いて再び入れる操作を繰り返しても、遂に起動しなくなってしまった。性能的には、PC印刷も、写真の焼き増しも、コピー作業も、スキャナー作業も、全く問題がなかったし、高いインクのストックがあったので、当然のこととして、修理のための相談センターに電話をした。すると、6530は古い機種なので、修繕はするが修理費用が1万円を超え、郵送料を加えたりすると、2〜3千円のプラスで新品のものが買えるかも知れない。従って、買ったお店とよく相談して、検討するようにと言うことであった。性能的には問題はなく、高いインクのストックがあった(5千円位か)ので、とにかく修繕することに決意して、あとはどの程度の期間が修理に必要かが心配であった。

          早速、購入したヤマダ電機沼南店で事情を説明すると、店頭で3万5千円位のPIXUSの新品が、何と約1万6千円の値段となり、恐らく修理代プラス2千円位の値段で購入できるが、新しい8000シリーズになってインクの種類(カートリッジの形)は異なり、古い機種の処分は無料で行うと言うことであった。店員が語っていたが、最近の電気製品は故障すると修理せずに、新製品を購入した方が得になるようになっているような話であった。これを聞いて、これは新製品を売ろうとして、消費者の考えよりも、企業精神を尊重した新たな戦略か革命であると思わざるを得なかった。
          まだ使えるのに勿体ないという感覚がよぎったが、1万6千円ならという安い新品の値段を聞かされて、旧機種のYi-Fi設定にもの凄く苦労したことを思い出し、自分でセッティングするのは面倒だとは思ったが、やはり新機種の魅力には抵抗できず、購入することにした。お陰さまで時間はかかったが、その日のうちに何とかYi-Fiセッティングもでき、PC印刷だけはその日のうちに可能となったので、有り難いと思っている。今回の9月号で、新製品のスキャナーテストがいろいろ出来るので、旧機種と較べてどれだけ性能が向上したか、チェックするのが楽しみである。
          まだ手付かずの古いインクは、PCの中古市場で処分すればよいと言われたが、やったことはない。古いレーザーディスクなど、処分したいものが山ほどあるので、中古市場はどういうものかと、一度、体験してみたいと考えている。


17-9-1)、9月5日の発表「女庭師の見較べ・聴き比べ」の準備がやっと整った。

        日本モーツァルト協会の9月のオペラサークルで発表する、「オペラ「偽りの女庭師」の見較べ・聴き比べ」の発表の内容や手順と資料の作成が8月中にほぼ終わり、やっとこの9月号の原稿作成の順番が回ってきた。発表用の資料は、昨年の12月のフェラインに投稿したものをコピーするだけと考えて、発表の手を挙げたのであるが、音が真面目なせいか、半年も経たぬうちに見直しをするという羽目に陥ってしまい、思わぬ忙しさをこの夏に体験してしまった。

         その理由は、第一に今年3月に購入したM225CD200枚全集に、二組のCDが含まれていたのに表−1には、含まれておらず、「総括」作業を完成させる立場としては、修正作業を余儀なくされたためである。第二は、これまで余り気に入っていなかった表−2を見栄えあるものにして、このオペラのエンディングとして、三組のカップルの誕生がオーソドックスなのに対し、最近の新しい演出では「そうは簡単にいかないぞ」とばかりに、変わってきていることを結論の一つに述べたかったからである。第三は、最新の映像のアイム・リール劇場盤(2014)の新全集2004年版について、確かめないで書いていたことを、4-6として1項目起こして、まとめたことである。2004年版のクリティカル・レポートは、ドイツ語の論文で、素人の手に負えぬのでその解説を含めて、このオペラのリブレットのキチンとした日本語訳(ドイツ語とイタリア語の整合性)などを、専門家にお願いしたかったからである。  HPにやっと新原稿がアップ出来ているので、ご覧いただきたい。

          当日のオペラは、アーノンクール盤を用い、第1幕・第2幕を見て、見較べ聴き比べの一環として、分かり易い第3幕は、英語であるが内容が良いアイム・リール劇場盤で見たいと考えている。しかし、これだけで3時間15分を要するので、このオペラを満足に見るためには、13:30〜16:40の持ち時間では、絶対的に時間不足であり、聴き比べを入れたいのであるが無理であった。そのため、伯爵とサンドリーナに関係のない他の二組の恋人たちのアリアをカットしたり、ダ・カーポアリアの後半も、一部、カットせざるを得ないと考えている。その切り貼りの進め方は、アーノンクール盤のCD見出しを利用した資料−2に整理しているが、これは手書きなので、新PIXUSのコピー機能をテストとする材料になるかもしれない。



          そのため、聴き比べは、序曲のパントマイムだけとして、他の用意した2曲は、オペラ終了後に時間に余裕があればと言うことにしたいと考えている。カット時間の調整はこれから考えたいと思っているが、少し面倒すぎることを考えてしまった。結果が上手くいくことを、神に祈るばかりである。当初はパソコンだけで、U-tubeで日本語字幕付きを見つけたので、パソコンを利用しようとも考えていたが、DVDの方が遥かに写りが良いこと、頭出しが出来てカットしやすいことなどを考えて、当日はBDプレイヤーを会場に持参してDVDとBDにより、行ないたいと考えている。


17-9-2)、2017ザルツブルグ音楽祭で上演したオペラ「テイト」が、9月23日にクラシカジャパンで放送される。−何とクルレンツイス指揮ムジカエテルナの演奏であるー

          昨年も行なわれていたが、クラシカ・ジャパンでは「ヨーロッパ直送宣言!」と称して、ザルツブルグ音楽祭2017の映像を、9月23日に日本初放送してくれる。これは東北新社のスタッフを活用できるクラシカジャパンでなければ、日本語字幕の用意が不可能であろうと思われた。今年の夏の演目は、「皇帝ティートの慈悲」K.622と「ヴォツエック」の二本であるが、その月報の紹介写真が、とても賑やかなので、新PIXUSのスキャナーのテスト用にファイル化してみようと考えて見た。HPで見られるには、どこまで縮小が可能かをテストして見たいと思うからであり、文字が読めるかどうかがカギとなる。



           かねての噂通りに、何とクルレンツイス指揮、ムジカエテルナの演奏であると同時に、あのNYのダ・ポンテ三部作を演出したピーター・セラーズが演出に加わっているようなので、どういうオペラになっているか楽しみに放送を待ちたいと考えている。このオペラは6人の主要キャストの中で、4人が黒人で、4人の女性が全員若手であるとして、キャストの顔写真がでているので、確かめていただきたい。写真では、公演はフェルゼンライトシューレのようであり、2017年8月4日の公演が、字幕付きで9月23日に日本で最速放送されるとPRされている。佐渡裕のトリノの「フィガロ」もそうであったが、人海戦術であろうが、すごいことが出来る様になったと、驚いている。

           このオペラは2年前にNYメトロポリタンオペラが製作した映画版が素晴らしく、映像を入手してアップしようと考えていたが、映像が発売されずにそのままとなってしまっている。これは古いポネルの演出を利用して、ガランチャのセストが最高であったが、もう一度見てからアップに挑戦してみたいと考えている。今回のザルツ音楽祭の「ティト」の出来は、どうであろうか。この2映像をアップ出来れば、このオペラの「総括」が完成し、オペラの主要部門の「総括」が完成すると考えている。


17-9-3)、器楽曲の映像のコレクションの完成が、やっと目に見えて進み始めている。
−このHPの映像のコレクションの完成が、着実に始まりだした−

         このHPのことで毎月報告するのは申し訳ないのであるが、4月号において、今年12月に発行するフェラインの機関誌「モーツァルティアン」100号の特集号に掲載するため、ピアノ協奏曲K.414、ピアノソナタK.570、交響曲ト短調K.550の3曲に関するこのHPの「映像のコレクションの総括」を投稿している。これまでは、この「総括」は、余り目的意識が明確でなく、いわば自然発生的に収集曲を整理して、一言、全体をまとめる意味で「総括」してきたものであるが、オペラ以外にも器楽曲でも体系的に「総括」に着手したことを明示した「見本」のような積もりで執筆したものであった。

  4月から改めて着手した「総括」には、コレクションとしての位置付けを明確にするため、今年3月に購入したモーツァルテウムが後援しているM225CD全集を表−1の末尾に掲載しており、当初表−1を作成した10年以上前の時点と、現在時点との違いや変化を明確にするように意識している。この全集には、 例えば交響曲第40番ト短調K.550では、古楽器による演奏と伝統的な演奏とがそれぞれ2種類ずつ4CDも収録されていた。また、 一番最初に入手全映像のアップを終えて「総括」を完成させたピアノ協奏曲第27番K.595では、その後4映像が加わったり、M225CD全集により4CDが加わったりして(残念ながら2種類は重複していた)、すっかり内容が変わっている例もある。

        4月号より新たに器楽曲の「総括」に向けての3曲のスタートによって、8月号では6曲の追加、7月号では9曲の追加、6月号では4曲、5月号では7曲と、最近5ヶ月で合計、29曲にも達している。これらの現時点で、一応、完成の域に達したものについては、ジャンル別に示された曲名リストや、年代別・K.番号別索引にも、演奏者リストなどにも総括完了のサインを明確に現わすように心掛けている。8月号で完成したものを幾つか例示すると、次の通りである。

1、ピアノソナタ第10番ハ長調K.330のデータベースのアップロードが完了しました。(2017/08/16)NEW!NEW!NEW!

2、フリードリヒ・グルダの映像のコレクションが完成しました。(2017/08/16) NEW!NEW!NEW! 

3、ピアノ協奏曲27番変ロ長調K.595のデータベースのアップロードが完了しました(2017/08/13)。NEW!NEW!NEW!

4、ピアノ協奏曲21番ハ長調K.467 のデータベースのアップロードが完了しました(2017/08/13)。NEW!NEW!NEW!


17-9-4)、クラシック音楽映像目録2017版のBD/DVDカタログが、無償で配布されている。
−AccenTus Music、C Major、EuroArtsの三大メジャー・レーベルのBD/DVDリスト−

         現在、BD/DVDを発売している店頭で、キング・インターナショナル社が編集・出版した標記の世界三大メジャー・レーベルのBD/DVDカタログ(写真参照)が、配布されている。私は、銀座の山野楽器店で山積みされていたものを入手した。カラー印刷で丁寧に日本語訳されたカタログの集積で、私は三大レーベルをまとめたものは初めて手にして驚いた。実に丁寧に日本語訳されており、例えばコンサート・アリアのような小曲でもK.番号と曲名が明記されており、このカタログだけで実物を見なくても判断できる。 これまで外国語の部分的な映像のカタログは見たことがあるが、クラシック音楽部門の映像をこれだけ集めたカタログは、過去になかったものと思われる。



           クラシック音楽の映像のBD/DVDの集積地はドイツが中心であり、それは三大メジャーが集まっているからである。Acccentus Music社は、ライプチヒを拠点として2010年に設立されており、最近映像が多くなっている地元のライプチヒのオーケストラのほか、ルツェルン音楽祭の映像などが多い。C Major社は、2007年設立で、ミュンヘンの音楽・映画製作会社ユニテルと契約して、世界中からコンサートやオペラなどの映像を集め、テレビ局へのライセンスやDVDやBDの製作を行なっている。最近では、ヴェルデイのオペラ全作品の映像プロジェクトなどを完成させている。また、1979年に設立されたEuro Arts社は、アナログ時代からの古手で、最もソフトの集積量が多いとされ、今回のカタログの全ページ数が233p中160pを占めていた。

                 私はこのカタログを見て、モーツァルトの曲でまだコレクションにないものをリストアップして表示し、お店に在庫のチェックをさせて、ないものは新たに取り寄せてもらうように交渉することとした。そのリストを取りあえず表示すると以下の通りとなる。もっと多いと思っていたが、HPでチェックする作業を開始してみると、アップ済みのものが多く、残念であった。

1、 Accentus M, p.-12, Abbado指揮ルツェルン祝祭管弦楽団、クリスチーネ・シェーファ 
   (ACC102179BD) −のK.369、K.272、&K.412、2011/8/19&20、ほか、

         2、 C Major, p-27, ドキュメンタリー「アンドレ・プレヴィン−二つの世界をつなぐ橋」、
(DVD 703208) ピアノ四重奏曲K.493&K.478、(2000年)、

3、C Major, p-72,  アダム・フィッシャー指揮、シュタイン演出、オペラ「魔笛」、
  (BD 740540)  ミラノ・スカラ座、 2016/09/21、ライブ、


17-9-5)2017年9月号の放送予定番組、

      2017年9月におけるNHKの放送において、初めに「教育テレビ」では、毎週日曜日の21:00〜23:00(最終日曜は除く)の「クラシック音楽館」が、N響定期を中心に放送されているが、9月は3日、10日、17日の3回の放送がある。9月3日はN響ほっとコンサートで、渡辺一正指揮のバレエ曲中心のコンサートである。9月10日は、デトロイト交響楽団の来日記念コンサートで、アメリカの作曲家中心のコンサート、9月17日は、N響ザ・レジェンド−あなたの記憶に残る名演集−と題されているが、いずれもモーツァルトの曲は含まれていない。
       続いてNHKBSプレミアム・シアターでは、日曜日24:00〜4:00の予定であり、9月10日はオランダ国立歌劇場の「サロメ」と、エクサン・プロヴァンス音楽祭の「ペレアスとメリサンド」である。9月17日は、バレエの日。9月24日は、プロムシュテット指揮ゲヴァントハウス管弦楽団のバッハのロ短調ミサ曲が期待できそうである。
        最後に、毎週月〜金曜日の5:00〜5:55の「クラシック倶楽部」では、最近はいつも期待外れに終わっている。事前に曲目の情報がなければ、録画出来ないので困りものである。9月はコンサート・イタリアーノ、モザイク四重奏団の名前があり、期待できるかも知れない。

       一方のクラシカ・ジャパンでは、9月号の特集は、「ヨーロッパ直送宣言!」と称してザルツブルグ音楽祭2017の9月の日本初放送番組として、「皇帝ティートの慈悲」と「ヴォツエック」が話題となっている。その概要は、既に17-9-2)で取り上げているので、ここでは省略する。
          また、ブッフビンダーがベートーヴェンノピアノソナタ全集の全6巻のうち5巻までが収録済みで、ライブの良さがあり、第6巻が予定されている。その他の進行中の「クラシック大全第2章」の特集は、世界のオーケストラ10、オペラ400年史、弦楽の世界、などとお題目は揃っているが、モーツァルトは関係がなく、内容も余りパットしない。

          レコード芸術9月号では、特集は「パーヴォ・ヤルヴィの芸術」−“グローバル・スタンダードの最先端"と称して、ディスコグラフィを含めて約40ページの特集が組まれている。モーツァルトについては、「グラン・パルテイータ」K.361を含む管楽セレナーデのほか、20番代のピアノ協奏曲などの曲目がリストアップされていた。最近、このHPでは、N響とのピアノ協奏曲が3曲ほど収録されているので、ヤルヴィも指揮者の検索対象にしたいと考えている。
          9月号の新譜月評の特選盤として選ばれた20曲の中には、モーツァルトに関係するものは、1組だけ。8月号で準推薦盤となっていた漆原啓子のヴァイオリンソナタ全集-1が注目されていたが、9月号では全集-2(2枚組)が推薦盤になっており、未完成のソナタも含まれている全集版のようである。彼女には、ムターのソナタ全集版のように、映像も含めて欲しいと思っている。ビデオ・ディスクの映像の欄で、珍しくアダム・フィッシャー指揮、ミラノ・スカラ座の新盤(2016)が、準推薦盤に挙がっており、DVDは店頭で見かけたが、BDもあるはずである。日本語字幕があるので、期待している。
       「先取り!最新盤レヴュー」の8曲の中には、モーツァルトは見当たらなかった。「海外盤レビユー」では、ピアノ協奏曲部門で、ジャン=クロード・ベヌティエというピアニストによる第21番と第24番が、クリストフ・ポッペン指揮フランス放送POで紹介されていた。モーツァルトは、残念ながらこれ1枚で、寂しい限りであった。

          毎月1回は、レコード店をソフト探しでうろつくことにしているが、今回はヤマハで、小宮正安著「コンスタンツェ・モーツァルト−「悪妻伝説の虚実」を購入した。また、山野楽器で、フイッシャーの「魔笛」のDVDを見かけたが、BDにしたいと様子見をした。先に紹介した、キング・インターナショナル社が編集・出版した世界三大メジャー・レーベルのBD/DVDカタログを入手している。


17-9-6)、2017年9月号のソフト紹介予定、

        9月号のソフト紹介は、珍しく当初は新譜ばかりによるアップを考えていたが、やはり、時間の穴埋め的に、古いテープの映像で補う必要に迫られた。
         最初の第1曲目は、前月号よりの続きであり、ブッフビンダーのドレスデンのピアノ協奏曲シリーズの3曲目で、ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466が最初に登場する。フォルクスワーゲンの「ガラスの工房」を演奏会場にした演奏であり、17-8-1のK.595、K.467に続く3曲目である。彼は、 2006年の生誕250年記念時に、ウイーンの楽友協会ホールで、二日間で6曲のピアノ協奏曲を録音(7-12-1)しており、この20番も演奏されてこのHPに掲載されているが、今回も前回同様の弾き振りであった。会場とオーケストラが全く違うが、今回はどのような演奏になるか楽しみである。1曲では物足りないので、もう1曲、古いS-VHSテープから、イヴァン・モラヴェッツによるピアノとN響によるピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503を用意していた。指揮者のイルジー・コウトもピアニストもプラハ出身と言うことで、プラハに縁のあるこの曲が選ばれたに違いない。久し振り聴くこの曲は、コントラバス4台の大編成であり、堂々とN響らしい重厚な響きで進行していた。

          続く9月号の第2曲目は、最新のクラシカジャパンの放送で収録したのであるが、アルゲリッチとバレンボイムの「ピアノ・デュオ2014」というコンサートであり、2014年8月にこのお二人の生まれ故郷であるブレノスアイレスのコロン劇場で収録されたものであった。収録曲は、二台のピアノのためのソナタニ長調K.448のほかに、シューベルトとストラヴィンスキが続いており、これは前にアップしたベルリンのフィルハーモニア・ホールでの演奏会(15-5-2)と同じ曲目のコンサートであり、今回は故郷での久し振りの公演と言うことであった。この曲だけでは少し物足りないと考えて、古いS-VHSテープ゚よりジャン・フールネ指揮のN響定期でドンスク・カンのヴァイオリンによるヴァイオリン協奏曲第3番K.216をお届けしたいと思う。この協奏曲は最も映像数が多い曲で、このテープのアップが終われば、あとパールマンの演奏が残っているだけとなり、やっと「総括」が出来る準備が整ってきたているので、ご期待いただきたい。

           9月号の第3曲目は、久し振りのオペラの登場で、アダム・フィッシャー指揮ミラノ・スカラ座の「魔笛」であり、ペーター・シュタインと言う人の演出である。イタリア人がドイツ語で話したり歌ったりするのはと思うのであるが、最近はドイツの「魔笛」も変な演出家のお陰で、心配なことになるよりも、演出ではまだ昔風なイタリアの舞台の方が良いのかも知れない。全10回の公演が全て完売で、大変な人気を持った「魔笛」のようであり、スカラ座のアカデミアの若手を中心とした配役も大成功の一因とされていたが、今月号の「レコード芸術」の浅里公三および小宮正安両氏の採点は、残念ながら準推薦ということになっていた。最近は、歌手のレベルが挙がっているせいか、有名歌手がいなくても良い舞台が増えてきているが、この映像は果たしてどうなのであろうか。


(以上)(2017/08/30)



目次5にもどる 目次4にもどる
目次3にもどる 目次2にもどる
目次1にもどる 私の新ホームページへ


      名称未設定