モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成29年3月号−−

(セバスティン・マンツのクラリネットとカルミナ弦楽四重奏団によるクラリネット五重奏曲K.581、および、クラリノッテイ演奏会による5つのデヴェルティメント第5番K.Anh.221/クリスティアーネ・カルクによるソプラノ・リサイタル、リート「魔法使い」K.472、リート「すみれ」K.476、およびレチタティーヴォとアリア、歌劇「フィガロの結婚」より第19番、伯爵夫人のアリア、K.492、/ヴァイオリンのアリーナ・イブラギモヴァとピアノのセドリック・テイベルギイアンによる初期ヴァイオリン・ソナタ選集、ヴァイオリン・ソナタヘ長調K.10(第5番)、ハ長調K.6(第1番)、ニ長調K.7(第2番)およびニ長調K.29(第14番)、)

(先月の月報は  「こちら」 )


私の最新入手ソフト情報−平成29年(2017年)3月号−(1703review.html)−

(セバスティン・マンツのクラリネットとカルミナ弦楽四重奏団によるクラリネット五重奏曲K.581、および、クラリノッテイ演奏会による5つのデヴェルティメント第5番K.Anh.221/クリスティアーネ・カルクによるソプラノ・リサイタル、リート「魔法使い」K.472、リート「すみれ」K.476、およびレチタティーヴォとアリア、歌劇「フィガロの結婚」より第19番、伯爵夫人のアリア、K.492、/ヴァイオリンのアリーナ・イブラギモヴァとピアノのセドリック・テイベルギイアンによる初期ヴァイオリン・ソナタ選集、ヴァイオリン・ソナタヘ長調K.10(第5番)、ハ長調K.6(第1番)、ニ長調K.7(第2番)およびニ長調K.29(第14番))

17-3-0 平成29年/2017年3月初めの近況報告

−モーツァルト週間は楽しいことが盛り沢山のライブ体験ができました−

17-3-1)2018年のザルツブルグ・モーツァルト週間の予定−テーマはバッハとモーツァルトです。また行きたくなりました−
17-3-2)日本モーツァルト協会の私のK番号のK.513を初めてライブで聴いて、
17-3-3)ワルター製のフォルテピアノをタンツマイスター・ザールでロバート・レヴィンの ピアノで約半数のソナタを聴くことが出来た、
17-3-4)ソプラノ歌手クリスティアーネ・カルクと握手をして、
17-3-5)2017年3月号の放送予定番組、
17-3-6)2017年3月号のソフト紹介予定、

 (最新のHDD録画より;クラリネット五重奏曲とクラリノッテイ演奏会)
17-3-1、セバスティン・マンツのクラリネットとカルミナ弦楽四重奏団によるクラリネット五重奏曲K.581、2015年11月29日、第一生命ホール、および、クラリノッテイ演奏会による5つのデヴェルティメント第5番K.Anh.221、
オッテンザマー父子3人によるクラリネット三重奏、2014年2月5日、トッパン・ホール、
 (2016/03/14および2014/07/18のNHKクラシック館の放送をHDD-5に収録)

(最新のHDD録画より、クリスティアーネ・カルクのソプラノ・リサイタル)
17-3-2 クリスティアーネ・カルクによるソプラノ・リサイタル、
(曲目)1、リート「魔法使い」K.472、2、リート「すみれ」K.476、3、レチタティーヴォとアリア、「スザンナは来ないかしら。楽しい思い出はどこに」、歌劇「フィガロの結婚」より第19番、伯爵夫人のアリア、K.492、
2016年3月10日、王子ホール、
(2016/05/20、NHKクラシック倶楽部の放送をHDD-5に収録、)

(最新のHDD録画より、イブラギモヴァ・テイベルギイアン・デュオR.その2)
17-3-3、ヴァイオリンのアリーナ・イブラギモヴァとピアノのセドリック・テイベルギイアンによる初期のヴァイオリン・ソナタ選集、ヴァイオリン・ソナタヘ長調K.10(第5番)ハ長調K.6(第1番)、ニ長調K.7(第2番)およびニ長調K.29(第14番)、
2015/10/02、王子ホール、東京、
(2017/01/09および2016/03/07のNHKクラシック倶楽部の放送をHDD-5に収録、)


17-3-0 平成29年/2017年3月初めの近況報告

−今回のモーツァルト週間は楽しいことが盛り沢山のライブ体験ができました−

      ウイーン国立歌劇場の「ドン・ジョヴァンニ」をよい席で楽しみ、タンツマイスター・ザールでのワルター製フォルテピアノを初めて聴くことが最初の夢であった今回の「2017年モーツァルト週間への参加」であったが、よく考えてみると、ウイーンフイルによる三大交響曲が連続して聴けたこと、ウイーンの王宮礼拝堂のミサでウイーン少年合唱団の天使の声を聴くことが出来たことなど、運が良くなければ出来ぬ嬉しいことが重なった。さらに当初から追加予約を入れていたタンツマイスター・ザールの切符が努力のせいか全て購入でき、ロバート・レヴィンのミニ・コンサートを全て聴くことが出来たり、テノールのヴィラソンの代役で思いがけずにピリスの協奏曲第23番を聴くことが出来たりした。さらに幸運だったことに、私の日本モーツァルト協会の私のK番号K.513のバス・アリアが初めてライブで聴けたり、さらに、ソプラノでナンシー・ストレースを演じていた美人歌手クリスティアーネ・カルクと天にも昇るような嬉しい握手が出来たりと、実に楽しい思いがけぬ素晴らしいことが重なった旅行になった。

          これらの楽しい報告は、いつものように、いち早く、前編「ウイーンでの楽しみ」および後編「ザルツブルグでの楽しみ」に分けて、整理してあるので、ご覧いただければ幸甚である。

      「ザルツブルグ・2017モーツァルト週間へ参加して」〜郵船の「モーツァルト紀行」〜

−前編;「ウイーンでの楽しみ」ー王宮礼拝堂のミサ、ウイーン国立歌劇場のオペラ、コンツエルト・ハウス、ウイーンフイルなど
−M.ハイドンのミサ、オペラ「ドン・ジョヴァンニ」、シフのピアノと交響曲、ウイーンフイルの交響曲第39番・第40番・第41番−

−後編;「ザルツブルグでの楽しみ」ーモーツァルテウム・グロッサー・ザールの素敵なオーケストラや室内楽コンサート、モーツァルト博物館における保存楽器のミニ・コンサート、教会でのミサ曲など
−M.ミンコフスキー、R.テイチアーテイ、F.ルルー、R.ドウブロスキー、R.カピュソン、R.レヴィン、C.カルク、M.シャーデなどの大活躍を目にしてきた−


17-3-1)2018年のザルツブルグ・モーツァルト週間の予定−バッハとモーツァルトです−

       次回の2018年モーツァルト週間は、2018年1月26日(金)から2月4日(日)まで10日間実施される。今回のテーマは、1782年に焦点が当てられており、この年に作曲されたオペラ「後宮」の上演がなされ、この年に行なわれたモーツァルトとコンスタンツエの結婚と、スヴィーテン男爵の譜面で触れたヨハン・セバステイアン・バッハとの出会いとが、2018年のモーツァルト週間のテーマになっていた。

        新しい音楽監督にはルネ・ヤーコプスが就任し、彼の指揮によるオペラ「後宮」が、アンドレア・モーゼス演出の下で、モーツァルト・ハウスで上演されるほか、このオペラに関する出演者・研究者たちによるラウンド・テーブル・デイスカッションが開催される。祝祭大劇場でウイーンフイルを振る三人の指揮者は、フランスのAlain Altinoglu、イギリスからRobin Ticciati、お馴染みのヴァレリ・ゲルギエフの名が挙がっている。
        ピアニストたちは、常連のアンドラ−シュ・シフ、ダニエル・バレンボイム、ロバート・レヴィン、ピオトル・アンデルシェフスキのほかに、新人としては、ダヴィド・フレイなどが参加する。

            ヨハン・セバステイアン・バッハとの出会いについては、プログラムを詳細にチェックする必要がありそうであるが、「モーツァルト紀行」と「バッハへの旅」を謂わば看板にしてきた郵船トラベルさんが、加藤浩子先生中心に大ツアー団を予定したりすると、思わぬことが起こりそうであり、来年の参加を巡って、これから楽しみな検討が行なわれそうな気がする。


17-3-2)日本モーツァルト協会の私のK番号のK.513を初めてライブで聴いて、

      2017年「モーツァルト週間」のコンサートにおいて、オペラのアリアやコンサート・アリアを組み合わせて歌われた創作音楽劇「ザロモンの旅」で、遂に、私の日本モーツァルト協会のK番号である「コンサー・トアリアK.513、娘よ、お前との別れにさいし」が、バリトンのマニュエル・ヴァルサーによって歌われて、初めてライブの舞台でこの曲を聴くことが出きた。この音楽劇全体の中でのこのアリアの位置付けは、必ずしも明確でなかったが、兎に角、バリトンの声域であったが、朗々と舞台上で演技しながら歌われて、自分なりに納得することが出来、感動することが出来た。

      このコンサートは、ユービン・ドウブロフスキー指揮、バッハ・コンソート・ウイーンによる創作音楽劇「ザロモンの旅」−オペラのアリア、コンサート・アリアによる音楽劇−であり、モーツアルテウムのグロッサー・ザールで、2月3日、11:00から行なわれたコンサートで、アリアなど全10曲を超えるソプラノ・テノール・バリトンの3人によって歌われたもので、後半の第2曲目にバス・アリア「娘よ、お前との別れにさいし」K.513が歌われたものである。

            ここで、この小音楽劇「ザロモンの旅」を解説するゆとりはないが、アリアを歌わせるために工夫された創作劇であり、全体の構成だけは、簡単に述べておきたい。主役はジュピター交響曲の名付け親であるJ.P.ザロモンで彼はイギリスの興行師であり、この日もモーツァルトをイギリスに誘おうと、1791年12月の寒い日に、「魔笛」で賑わうウイーンにコンスタンツエを訪問した。しかし、モーツァルトは突然に亡くなっており、途方に暮れていた。モーツァルトと親しい歌手たちも駆けつけており、中にはイギリスから、スザンナを歌ったナンシー・ストレース(ソプラノのクリステイーネ・カルクが担当)、オッターヴィオを歌ったV.E.アダムベルガー(テノールのミハエル・シャーデが担当)、フィガロやレポレロなどを歌ったF.ベヌッチ(バリトンのマニュエル・ヴァルサーが担当)などが集まっていた。ザロモンはプラハでモーツァルトの盛大な葬儀があることを聞きつけ、予定を変更し、「皆でプラハへ行こう」と言うことになった。ザロモンはこの音楽劇の進行役であり、フロリアン・タイヒトマイスターが担当であり、この4人により、ソロあり、二重唱、三重唱など、後期のアリアが、連続して歌われることになった。

           しかし、4人の役者が揃い、ザロモンの進行宜しく、アリア劇が進むのであるが、眞に残念であるが、言葉が分らず、字幕が示される訳でもなく、歌われるアリアの題名が分るだけで、役者が演じようとしていることを類推することは至難の技であった。私のバス・アリア「娘よ、お前との別れにさいし」K.513は、通しで9曲目、休憩後の2曲目に、娘役になっていたナンシーに対し、呼びかけるように、バリトンのマニュエル・ヴァルサーが歌うものであったが、言葉の意味が分らず、劇的なアリアなのであるが、朗々と歌われるだけであって、ライブで聴いた初アリアではあったが、良く理解できないままに終わってしまった印象が強かったのが、誠に残念であった。

         私はこの曲K.513に対しては、いろいろ関心を持ってきたが、残念ながら、一組の映像と4組のCDによるささやかなコレクションしか持ち合わせていない。
        これらのうち唯一の映像は、「コンサートアリアによる愛の物語」というタイトルのデジタル・エアチェック・ビデオで、全18曲からなるコンサート・アリア集の第16曲目に含まれていた。このビデオは、クラシカジャパンがソースであり、 フランスのモーツァルト指揮者のラングレがオーケストル・ドウ・ピカルデイを指揮しヘルマン演出の音楽劇であり、全18曲のコンサート・アリアが収録された制作;国際モーツアルト財団、2000年、(モンペリアOP、シャンゼリゼ劇場、リーユOPの共同製作)の優れたもの(7-9-6)であった。
       CDについては、以下の表に示す4種類が全てであり、自分なりにどの歌手のものがよいか検討を重ねているが、私の好みはバリトンよりもバスが好みであり、2種のバスのうちロバート・ロイドのCDが最高であると考えている。


K.513バスアリア「娘よ、お前との別れに際し」のデータベース

番号入手日付メデイア指揮者オーケストラソリスト録年月メモ
1881010CDWallezParis-ENOJ.V.Dam8700
2900831CDProostD'AnversoWilliam8808
3911010CDHagerMozteum-OLloyd9007PH-M全集
41020323SDRangrePicaldi-ODrabowitz1000018曲演奏(7-9-6)
5103CDHarnoncourtConcentusMusicusWienHampson10305
106CDHagerMozteum-OLloyd9007DGのアリア全集
7



17-3-3)ワルター製のフォルテピアノをタンツマイスター・ザールで、ロバート・レヴィンのピアノにより、約半数のピアノソナタを、二回に分けて聴くことが出来た、

        モーツァルト研究家、未完成曲の補筆完成版の作成者、鍵盤作品の演奏解釈の第一人者として名高いロバート・レヴィン(Robert Levin 1947〜)については、海老沢先生のコンサートで紹介を受け、サイン入のソナタ集のCDやホグウッドとのピアノ協奏曲集全7枚組(全19曲)などを購入して、一応よく知っていた積もりであるが、このたび、モーツァルトが使用したあのワルター製のフォルテピアノを用いて、モーツァルトの住居であったタンツマイスター・ザールで、彼が自ら演奏するというミニ・コンサートの話を聞いて、これは話の種にも、万難を排して聴くべきコンサートであると確信をした。




      お陰さまで手回し良く切符の手配を行なった結果、二回のコンサートの切符を入手することが出来、2月2日15:00〜および2月4日15:00〜からのコンサートに出席してきた。ホールは約50人位の自由席であり、2日間のプログラムは、以下の通りであった。

−(曲目)第1日目、1、ピアノソナタ第5番ト長調K.283、2、第7番ハ長調K.309、3、第12番ヘ長調K.332、4、第17番変ロ長調K.570、5、第6番ニ長調K.284、−
−(曲目)第2日目、1、ピアノソナタ第16番ハ長調K.545、2、幻想曲ハ短調K.475およびソナタ第14番ハ短調K.457、3、第4番変ホ長調K.284、4、ソナタ楽章の断片ト短調K.312、5、第13番変ロ長調K.333、−

      早めに行列に並んだので、初日は前から3番目、2日目は2番目の場所に座れたが、平土間でピアノが低いので、前の人が邪魔になり、小人数の上に写真厳禁とあったので、写真を撮ることは諦めた。しかし、チェンバロと異なって、鍵盤を押す力が音量に反映されるせいか、昨日の女流のピアニストよりも遥かに大きな音がし、低音も昨日よりも良く出ていたと思う。さすがロバート・レヴィンのピアノらしく、強弱のメリハリを効かして演奏しており、ソナタ形式の繰り返しは必ず行なって、二度目には装飾音符を限りなく付ける変化を強調した徹底した演奏振りであった。
     モーツァルトがこのフォルテピアノを弾いたらという思いで聴いていたが、途中からはそのようなことは忘れて、音の洪水に完全に浸っていた。これは前から3番目の音であり、後ろの席ではこれほど豊かに聞えたかどうか分らない。今回ほど、平土間の近場で聴くことの重要さを味わったことがなかった。

      2日目は、私の好きな曲ばかりであったので、もの凄く楽しかった。K.475、K.457と続き、1曲だけ、K312 と言うト短調のソナタ楽章が弾かれていたが、この曲は、ギルバート・シュヒターのピアノ曲全集で確かめることが出来、どうやら断片で終わらずにレヴィンの編曲でソナタ楽章として改作されたものであった。ハ短調の幻想曲やソナタK.457のようなダイナミックな曲も、このフォルテピアノで確認することが出来、やはりレヴィンの鍵盤を叩く音が強烈で、これが演奏に反映されたものと評価したいと思う。
         これで約半数のピアノソナタをこのフリューゲルで聴いたわけであるが、これがモーツァルトの時代のピアノソナタに最も近い音と心の中に刻みつけようと思った。プログラムを見ると2018年にも残りのソナタを弾いて下さるようである。日本でもフォルテピアノの演奏が盛んであるが、今回聴いたこのフォルテピアノの音を忘れないようにしたいと思う。夢のようなコンサートを聴くことが出来、ロバート・レヴィンのソナタ集もホグウッドとの協奏曲集揃っているが、もし今回の演奏による音の良い新しい全曲盤が出ることを楽しみに待ちたいと思う。


17-3-4)ソプラノ歌手クリスティアーネ・カルクと思いがけずに握手をして、

        クリスティアーネ・カルクは、1980年バイエルン州の生まれで、長年、バンベルグ交響楽団の合唱団に所属し、モーツァルテウム大学でオペラとリートを研鑽した英才で、2006年にM22のザルツブルグ音楽祭の「第一戒律の責務」K.35のソプラノの世俗精神でデビュー、および「アポロとヒュアキントウス」K.38のソプラノのメリア役でデビューし、彼女の卒業公演になっており、これらのDVDは今でも新鮮で、唯一の若きオペラとして存在感を持っている。それ以来、ドイツ本流のリート歌手として、オペラ歌手としての実績を重ねてきており、このモーツァルト週間には、2015年にミンコフスキーのカンタータ「悔悟するダヴィデ」のソプラノ歌手として登場し、BDにも収録されて、大成功を収めていた。

       今回は、ユービン・ドウブロフスキー指揮、バッハ・コンソート・ウイーンによる音楽劇「ザロモンの旅」−オペラのアリア、コンサート・アリアによる音楽劇−に出演し、この劇において、クリステイーネ・カルクはソプラノ歌手として、ナンシー・ストレース役を演じていた。そして、オッターヴィオを歌ったV.E.アダムベルガー役のミハエル・シャーデ(テノール)やフィガロやレポレロを歌ったF.ベヌッチ役のマニュエル・ヴァルサー(バリトン)の三人で、アリアや二重唱や三重唱を舞台で演技しながら歌って、モーツァルテウムのグロッサー・ザールの観衆を大いに喜ばせていた。
       今回彼女が歌ったアリアは、次の4曲であったが、劇中で娘役・女性役は彼女一人で、演技にアドリブのセリフも交えてアリアを歌うのは、大変であると感じられた。

5曲目、スザンナのレチタテイーヴォとアリア「いよいよ時がきた。」「おお早く来い、待ちかねた喜び。私はここで待って言います」オペラ「フィガロの結婚」より第27曲K.492、
6曲目、スザンナと伯爵の二重唱「酷いぞ、何故今まで焦らして」「承諾の返事はいつでも出来ますわ。」オペラ「フィガロの結婚」より第16曲二重唱K.492、
8曲目、三重唱「ねえ、あなた、リボンはどこ」K.441、
12曲目、三重唱「可愛いマンデイーナよ」、コンサート・アリアK.480、


        コンサートが終わって、昼食を軽く済ませようと、丁度、フェラインの仲間で途中から参加している久保田さんと二人になったので、一人ではなかなか入るには勇気がいるザルツブルグ一番のホテル兼レストランのザッハ−・ザルツブルグに入り、ザッハ−・トルテとコーヒーを頼んでいた。そこで驚いたことに、向こうを見ると、先ほどの舞台で美声を上げていた、クリステイーネ・カルクがわれわれの前のお友達の席に着こうとしておられた。絶好のシャッター・チャンスであったが、残念ながら手が震えてしまい、決定的瞬間を逃して良い写真にならなかった。彼女はわれわれの帰りがけに、二人に握手してくれ、日本などでは味わえない貴重な体験をした。彼女は春に日本や韓国に行かなければならないと張り切っておられた。これもザルツブルグへきて、このグロッサー・ザールにおられる愛の神様が認めてくれたご褒美であろうか。今回は、先ほどのK.513と言い、このような予期しない嬉しいことが起こるので、とても幸運であると思った。


17-3-5)2017年3月号の放送予定番組、

        2017年3月におけるNHKの放送において、初めに「教育テレビ」では、毎週日曜日の21:00〜23:00(最終日曜は除く)の「クラシック音楽館」が、N響定期を中心に放送されている。3月はどうしてか5日、12日および19日の三日間の予定しかないが、初めの2日は、いずれシャルッル・デユトワの指揮で、モーツァルトは期待できない。19日はスペインの指揮者で、スペイン特集であった。
        続いてNHKBSプレミアム・シアターでは、日曜日24:00〜4:00の予定であり、3月の音楽関係の予定では、13日が二期会の[トスカ」、19日が新国立劇場バレエ団の「コッペリア」、26日はヤルヴィのN響公演が二つで、ベルリン公演の中に、マーラーの6番とヴァイオリン協奏曲第3番(Vn;ジャニーヌ・ヤンセン)が予定されていた。最後に、毎週月〜金曜日の5:00〜5:55の「クラシック倶楽部」では、3月は出演者の名前だけで曲名が紹介されていないので、モーツァルトの曲が含まれているかどうか、収録済みではないかと、毎週直前に、面倒でもチェックする必要がある。

         一方のクラシカ・ジャパンでは、3月号の特集は、バレンボイム&WEDO「世界人権デー特別演奏会2016」とされ、曲目を見るとハイドンのチェロ協奏曲第1番とモーツァルトの協奏交響曲変ホ長調K.Anh.9(297b)の2曲が予定されていた。バレンボイムはいつもこれらの曲を取り上げるようである(9-11-4)が、演奏は2016年12月10日ジュネーブ国連事務局パレ・デ・ナシオン内ホールとされていた。
       アーノンクール追悼番組は誠に残念ながら姿を消していた。その他の進行中の「クラシック大全第2章」の特集は、世界のオーケストラ10、オペラ400年史、弦楽の世界、などとお題目は揃っているが、モーツァルトは関係がなく、内容も余りパットしない。そのため、今年の3月も、バレンボイムの指揮する1曲のみという寂しい月になりそうで、次第に止めたくなってきた。

          レコード芸術3月号では、特集は「オーケストラ・ランキング2017」であり、30人の評論家が選んだ世界のオーケストラ・トップ10であった。これは、現在一線で活躍する評論家30人のアンケートにより、世界のオーケストラ・トップ10を選出したものである。本誌でのオーケストラ・ランキングは、2008年以来、9年ぶりであり、この数年で新体制になった団体も多く、世界のオーケストラの勢力図は、塗り替えられつつある。オーケストラとして、音楽を磨き上げることはもちろん、その演奏をどうやって発信していくかが問われる時代に、高い評価を受けた「現代最高のオーケストラ」とは、どれか。ランキングを発表するとともに、トップ10に入ったオーケストラのいまとその魅力をタップリと紹介するものである。
       3月号の新譜月評の特選盤として選ばれた約30CDの中には、モーツァルトのCDは一組だけ選ばれていた。それは、ウイレンズ指揮ケルン・アカデミー、ブラウティハムのフォルテピアノによるピアノ協奏曲第19番および第23番であった。同じグループによる第20番と第27番は準推薦盤に、またイザベル・ファウストのヴァイリン協奏曲全集も、残念ながら、準推薦盤であった。
          今月はビデオソフトに珍しくモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」が準推薦盤となっており、これは2015年ザルツブルグ音楽祭の映像で、ベヒトルフ演出、ダン・エッテインガー指揮ウイーンフイルのもので、これは(15-12-3)として、すでにアップロード済みであった。
         「先取り!最新盤レヴュー」は、残念ながら、紹介すべきものは何も見当たらなかった。また「海外盤レビユー」においては、マイケル・アレキサンダー・ウイレンス指揮ケルン・アカデミーのセレナード集、ポストホルン・セレナードK.320とアイネ・クライネト長調K.525(5楽章版)が珍しいが、これ1曲に止まっていた。

          毎月1回は、レコード店をソフト探しでうろつくことにしているが、2月中は寒さと風邪のため中止しており、3月3日に久し振りで新宿のタワー・レコードに立ち寄る予定にしている。久し振りで、また、爆買いでもしなければ良いがと心配している。


17-3-6)2017年3月号のソフト紹介予定、

          3月号のソフト紹介は、ザルツブルグからの旅行帰りの月でもあり、旅行記作成と同時に作業をする必要があり、先月号に引き続き、最も身近なHDDに収録してあった最新のHDD-5の録画を整理して、組み合わせてアップロードすることにしている。
          最初のファイル17-3-1は、ごく最近の二つのNHKクラシック館の放送から、二つのクラリネット曲を引き出して組合わせたもので、第一曲がセバスティン・マンツのクラリネットとカルミナ弦楽四重奏団によるクラリネット五重奏曲K.581であり、2015年11月29日、第一生命ホールで収録されたものであった。続いて第2曲は、クラリノッテイ演奏会と称されて、オッテンザマー父子3人によるバセットホルンと2本のクラリネットによる三重奏で、「5つのディヴェルティメント」より第5番K.Anh.221を演奏するもので、2014年2月5日、トッパン・ホールで収録されたものである。

           続く3月号の第2曲目は、ごく最近のクラシック倶楽部からソプラノ・リサイタルとして収録したクリスティアーネ・カルクによるリートとアリア集であり、最新の2016年3月10日、王子ホールでの収録となっていた。曲目は、1、リート「魔法使い」K.472、2、リート「すみれ」K.476、3、レチタティーヴォとアリア、「スザンナは来ないかしら。楽しい思い出はどこに」、歌劇「フィガロの結婚」K.492より第19番、伯爵夫人のアリアの三曲であった。彼女の第9のソプラノの記録もあったので、少し整理して、彼女の収録曲データベースを整理しようとして、今回、取り上げたものである。

          終わりの3月号の第3曲目は、2月号に引き続き、イブラギモヴァ・テイベルギイアン・デュオ・リサイタル.その2として、今回はモーツァルトの初期のヴァイオリン・ソナタ選集として、ヴァイオリン・ソナタヘ長調K.10(第5番)ハ長調K.6(第1番)、ニ長調K.7(第2番)およびニ長調K.29(第14番)の4曲を一度にアップする予定であり、この演奏は、2015/10/02、銀座の王子ホールで収録されたものとされている。


(以上)(2017/02/26)



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