モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成28年12月号−−

(ピノック指揮ベルリンフイルの交響曲第25番ト短調K.183、ピリスのピアノによるピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271、および交響曲第40番ト短調K.550、/ミンコフスキー指揮、ルーブル宮音楽隊によるピアノ協奏曲イ長調K.488、(FP)F.コルテイ、およびヴァイオリン協奏曲イ長調K.219、(V); T.ノアリ/、アルバン・ベルク四重奏団による弦楽四重奏曲ニ短調K.421(417b)およびウイーン・アルテイス四重奏団による弦楽四重奏曲ニ長調K.575、)

(先月の月報は  「こちら」 )


私の最新入手ソフト情報−平成28年12月号−

(ピノック指揮ベルリンフイルの交響曲第25番ト短調K.183、ピリスのピアノによるピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271、および交響曲第40番ト短調K.550、/ミンコフスキー指揮、ルーブル宮音楽隊によるピアノ協奏曲イ長調K.488、(FP)F.コルテイ、およびヴァイオリン協奏曲イ長調K.219、(V); T.ノアリ/、アルバン・ベルク四重奏団による弦楽四重奏曲ニ短調K.421(417b)およびウイーン・アルテイス四重奏団による弦楽四重奏曲ニ長調K.575、)

16-12-0、平成28年/2016年12月初めの近況報告、

−日本モーツァルト協会後援の郵船のオペラツアーに行ってきました−
−南ドイツ〜フランス・アルザス〜チューリヒ10日間−日本とは反対にこの間だけ暖冬で、殆ど雨なしの楽しい毎日でした−

16-12-1)、2017年モーツァルト週間の郵船のツアー「モーツァルト紀行」に参加します−
16-12-2)、クルレンツイスの「ドン・ジョヴァンニ」のCDとそのドキュメンタリーを見て、
16-12-3)、季節外れのノイシュヴァンシュタイン城を訪れて、
16-12-4)、2016年の福岡場所の結果を聞いて−2017年への大きな期待−
16-12-5)、2016年12月号の放送番組予定、
16-12-6)、2016年12月号のソフト紹介予定、

(BDCHのアーカイブより;ピノックのオールMコン、K.183、K.271、K.550)
16-12-1、トレヴァー・ピノック指揮ベルリンフイルの交響曲第25番ト短調K.183、マリア・ジョアン・ピリスのピアノによるピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271および交響曲第40番ト短調K.550、
ベルリンフイル定期2008年10月10日、フイルハーモニア・ホール、
(2016/09/22、BDCHのアーカイブより直接聴取)

(最新のHDD録画;ミンコフスキーのイ長調の協奏曲K.488&K.219、)
16-12-2、マルク・ミンコフスキー指揮、ルーブル宮音楽隊によるピアノ協奏曲イ長調K.488、フォルテピアノ;フランチェスコ・コルテイ、およびヴァイオリン協奏曲イ長調K.219、V; ;テイボー・ノアリ、
2015年1月、モーツァルテウム・グロッサー・ザール、モーツァルト週間、ザルツブルグ、
(2016/08/08、クラシカ・ジャパンの放送をHDD1に収録)

(二つの弦楽四重奏曲;アルバン・ベルクQのK.421、アルテイスQのK.575)
16-12-3、アルバン・ベルク四重奏団による弦楽四重奏曲ニ短調K.421(417b)、1991年11月5日、エルミタージュ劇場、サンクトペテルブルグ、およびウイーン・アルテイス四重奏団による弦楽四重奏曲ニ長調K.575、
1993年10月17日、浜離宮朝日ホール、
(2016/11/2、クラシカ・ジャパンの放送をHDD1に収録、および1994/09/24、NHKクラシック・アワーの放送をS-VHS139に収録)



16-12-0、平成28年/2016年12月初めの近況報告、
−日本モーツァルト協会後援の郵船のオペラツアーに参加し元気で帰ってきました−
−南ドイツ〜フランス・アルザス〜チューリヒ10日間−日本とは反対にこの間だけ暖冬で、殆ど雨なしの楽しい毎日でした−

     このアルプスに近い地域では、連日、暖冬と言えるほどの雪・雨なしの好天に恵まれて、「転ばないように」を合い言葉に、オペラツアーを楽しんで参りました。三つのオペラの感想を一言で述べて参りますと、最初のミュンヘンのシュターツOPでは、さすが大劇場での堂々たるしっかりした「フィガロの結婚」を見たと言う感触であり、ご当地のD.ダムロウが歌も演技も行動的な伯爵夫人を演じて大歓声を浴びており、フィガロのA.エポージトも負けじと大活躍で活気ある舞台となって、ほぼ期待通りの落ち着いたオペラという印象でした。

     続くレジデンツ内のキュヴィリエ劇場における「コシ・ファン・トウッテ」は、改装なった豪華なロココ劇場に負けずにと、原色の赤・白・黄色を生かしたモダンな衣装の3組のペアーがよく似合い、木造の小劇場の極上の響きを聴きながら、著名ではないが6人のバランスの良いアンサンブルを楽しむことが出来ました。舞台の背景に姉妹の顔写真が写ったモダンな舞台に驚いた方もいましたが、音楽はこの劇場に相応しい響きで楽しめました。
      最後のチューリヒ劇場の「後宮」は、あのクルレンツイスも病気になったという超モダンな演出で、最後の劇的な二重唱の相手が変わったり、赦しの幕切れもない「変な後宮」を見せつけられたという感じでした。熱烈な愛も一つ遅れて歯車が狂うと変わってしまうと言うことを主張したかったのでしょうが、何故こんな演出がありえるのかという疑問が頭を離れずに、最後に変なオペラを見たと言う印象でこのオペラツアーが終わったという感じでした。

      途中で見たルードヴィヒ2世の雪のアルプスの山並を背景にした「ノイシュヴァンシュタイン城」を馬車に乗って見学する幸運に恵まれ、また鄙びたルートヴィヒスブルク城をゆっくりと見ることが出来、アルザスのワインとミュンヘンのビールを充分に楽しむことが出来たツアーでした。詳しくは、別途に、旅行記で報告の予定です。


16-12-1)、2017年モーツァルト週間の郵船のツアー「モーツァルト紀行」に参加します−

      11月号でも触れていたことであるが、2017年モーツァルト週間で、フォルテピアノの名手でモーツァルト研究者のロバート・レヴィン教授が、モーツァルトの住家(タンツマイスター・ザール)で、モーツァルトの弾いたワルター製のフォルテピアノでピアノソナタを弾いて下さるコンサートが用意されており、この機会を逃せばこのようなことは許されない夢のようなコンサートであると思うようになった。このことを確認すると、やはり舞台ではなく木造の小ルームで、50人位の小人数でのコンサートであり、フォルテピアノと同じ床の平土間でピアノを聴けるので、音が小さくても大丈夫なようで、これならモーツァルトの時代の真の音楽が聴けるように思われた。また、同じ趣向で、モーツァルトが使用したヴァイオリンとこのフォルテピアノで、彼の作曲したヴァイオリンソナタのコンサートもあり、切符が取れることを条件にして、このモーツアルト週間に参加することにした。博物館で保存されていた古楽器を、その博物館で名手によるコンサートを聴けるなんて、夢のように思っていたことが実現されそうなので、1・2月の厳寒期であるが、観光のない全くの音楽だけのツアーになりそうであるが、参加しようと考えている。

      今回のこのモーツァルト週間は、モーツァルトとハイドンがテーマであり、1月26日から2月5日まで開催されるが、内容的にとても充実しており、希望すれば11時、15時、19時の三回にわたりコンサートを楽しむことが出来るので、純粋に音楽を楽しみたい人には実に都合良く出来ている。この郵船のツアーは、ウイーン3泊、ザルツブルグ5泊の旅であり、ウイーンではキーンリサイドの「ドン・ジョヴァンニ」とシフの弾き振りを見ることになっており、音楽だけに専念できる充実した内容になっている。


16-12-2)、クルレンツイスの「ドン・ジョヴァンニ」のCDとそのドキュメンタリーを見て、

      11月上旬にソニー・クラシカルからテオドール・クルレンツイスの「ドン・ジョヴァンニ」のCDが発売されると聞いて予定通り購入したが、オペラツアーでの肝心のチューリヒ歌劇場の「後宮」の指揮を病気のために降りるという速報を伝えられ、ガッカリしたものであった。結局、代役のクリストフ・アルトシュタットという指揮者による「後宮」を現地で見てきたが、超モダンな演出の意味が理解しかねる「変な後宮」を見せられて、後味の悪い印象を持って帰国せざるを得ない結果になってしまった。




      しかし、彼の新発売の「ドン・ジョヴァンニ」のCDは、「フィガロ」や「コシ」と同様に、彼でなければ出来ない素晴らしい出来映えのスタジオ録音であり、感心させられたので、指揮振りを見られなかったのは返す返すも残念であった。しかし、クラシカ・ジャパンで放送されたこのCDの録音風景のドキュメンタリー番組であるポートレート「テオドール・クルレンツイス」(2016)を見て、彼の一連のスタジオ録音の様子が分り、彼とムジカエテルナと歌手陣の隔離された環境での丁寧な仕事でなければ、これらのCDは出来なかったと悟らせられた。このCDも一度録音してから、気に入らなくなって全体を録音し直したという二度手間もののようであり、満足出来る演奏を求める彼の執念のような熱意がなければ、達成できなかったものと思われる。私の変な文章を見るより、是非、このドキュメンタリ−を直接見て、彼の異常な執念と説得力の凄さに触れていただきたいと思われる。

      このように種明かしをしてしまうと、現実のオペラの指揮は、CDとは全く異ならざるを得ないので、彼は不満の累積とならざるを得なく、キャンセルすることが多いであろうことは容易に想像が付く。しかし、何度も言って恐縮であるが、今回のような演出では、本来のモーツァルトの「後宮」ではなくなっていたので、クルレンツイスが振っていてもガッカリしたのは間違いないので、所詮は縁がなかったと諦めざるを得ないと思われる。


16-12-3)、季節外れのノイシュヴァンシュタイン城を訪れて、

       今回のオペラツアーの当初のパンフレットを見た時に、ミュンヘンに4泊も滞在できるので、是非、ルートヴィヒ2世とワグナー伝説のあるノイシュヴァンシュタイン城とリンダ−ホーフ城をバスで訪れるオプショナルツアーを企画して欲しいと提案したところそれが実現した。私はもう一つのヘレンキームゼー城は田辺先生のツアーで見ているので、もっと凄いと言われるノイシュヴァンシュタイン城だけは、今回が見納めであろうと考えて、季節外れではあるが、強くお願いしたものである。




       城は標高が1000メートル近くで、11月は雪と氷で坂道が登れなくなると脅されていたが、幸いに暖冬に恵まれて1週間前は駄目だったようであるが、観光客がいなくてお城まで馬車で登るというラッキーにも恵まれて、ゆっくりとお城を見学することが出来た。聞きしに優る展望が抜群で、周囲の環境に合致したルートヴィヒ2世の傑作であり、今回の旅行の貴重な目玉として、晴天のアルプスに映える名城を心から楽しんで来た。

       幸い日本語の写真集や、日本語が入っているBDデイスクも購入できたので、帰国後もじっくりと楽しむことが出来、ここでも永年の望みを達成することが出来たと、運の良い今回の旅行の成功に感謝している。


16-12-4)、11月の福岡場所の相撲の結果を聞いて−稀勢の里への2017年への大きな期待−

       11月場所は旅行のため白鵬が遠藤に敗れた6日目までしか見られなかったが、横綱鶴竜の久し振りの優勝と言うことになった。稀勢の里は白鵬に土のついた翌日に平幕の正代に敗れるという不覚をとり、3人の横綱全員に勝っても、平幕に3敗もするという自滅の成績で、鶴竜に勝っても優勝を譲るという不甲斐なさの2位の成績であった。今年の優勝は、白鵬が2回、琴奨菊、日馬富士、豪栄道、鶴竜と続き、年間最多勝の稀勢の里が優勝なしで、準優勝が4回という結果に終わった。この記録を見ただけで、大関以上で優勝がないのは稀勢の里ただ一人で、実力がありながら、優勝出来ないここ一番に勝てない大関という姿になっている。

       白鵬に往年のような絶対的な力が失せたので、その時の調子の良いものが 優勝するような場所が多くなったので、稀勢の里には来年初場所に、期待をして、是非、優勝してもらいたい。全勝優勝なら、あるいは横綱の声が掛かるかも知れないが、兎に角、まずは優勝をと頑張ってもらいたい。そうして、連続優勝することが期待されるが、実力は認められているので、頑張っていれば横綱は独りでに、ついてくるものと考えたい。

               平幕は上位に勝つためには何でもやるので、立ち会いの変化に常に気を付けて、慌てないで平常心で立ち向かうことが重要である。もう30歳になり2017年が稀勢の里の最後の機会の年であると考えて頑張って欲しいのであるが、駄目であろうか。


16-12-5)、2016年12月号の放送番組予定、

        2016年12月におけるNHKの放送において、初めに「教育テレビ」では、毎週日曜日の21:00〜23:00(最終日曜は除く)の「クラシック音楽館」が、N響定期を中心に放送されている。12月は恒例のNHK音楽祭2016が登場し、12月4日はハーデイング指揮パリ管弦楽団、12月11日がテイルソン指揮サンフランシスコ交響楽団の顔合わせであるが、いずれもモーツァルトは期待できない。
        続いてNHKBSプレミアム・シアターでは、日曜日24:00〜4:00の予定であり、12月の音楽関係の予定では、11日と18日と25日が予定されているが、残念ながらモーツァルト関係はないようで、寂しい年末となる。最後に、毎週月〜金曜日の6:00〜6:55の「クラシック倶楽部」では、今月は菊池陽子やシフや、N響メンバーによるハルモニームジークなどの名が見えるが、モーツァルトの曲が含まれているかどうか、収録済みではないかと、毎週直前に、面倒でもチェックする必要がある。

         一方のクラシカ・ジャパンでは、毎年12月号は第九の特集となり、ラトル・ベルリンフイル(2015)、テイーレマン・ウイーンフイル(2010)、イヴァン・フィッシャー・コンセルトヘボウ(2014)の名が挙がっているが、いずれも収録済みであった。また、今年亡くなった演奏者として、ブーレーズ(1月5日)、アーノンクール(3月5日)、中村紘子(7月26日)、ダニエル・デッシー(8月20日)などの特集があるほか、アーノンクール追悼番組には「クリスマス・オラトリオ」が挙がっている。その他の進行中の「クラシック大全第2章」の特集は、世界のオーケストラ10、オペラ400年史、弦楽の世界、などとお題目は揃っているが、モーツァルトは関係がなく、内容も余りパットしない。そのため、今年の12月は、寂しい年末となりそうな気配である。

          レコード芸術12月号では、特集は「交響曲名盤100−21世紀のスタンダード・コレクション−」というものであった。オペラ100選で、モーツァルトは何曲選ばれるかには関心を持ちそうであるが、交響曲100選と言われて、モーツァルトが何曲選ばれるかは、ピンと来ない話である。
          12月号の新譜月評の特選盤として選ばれた約30CDの中には、モーツァルトのCDは2つ選ばれていた。いずれもピアノ協奏曲であり、始めの1枚は、ベザイデンホウトのピアノ協奏曲第11番・第12番・第13番であり、ゴルツ指揮フライブルク・バロックOであった。もう1枚は、内田光子のピアノ協奏曲第17番・第25番であり、クリーヴランド管弦楽団との弾き振りのCDである。これらは国内盤として発売されたという意味での「レコード芸術」での評価であり、やっとベザイデンホウトが推薦盤に挙がってきたというところであろうか。
          今月はビデオソフトに3タイトルあり、そのうちランランがロイヤル・アルバート・ホールでのコンサートで、モーツァルトのピアノソナタ第5番・第4番・第8番とショパンのバラード全集をライブ演奏した記録のDVDが紹介されていたが、これはクラシカジャパンで放送され、収録済みであった。また、ブッフビンダーのベートーヴェンのピアノソナタ全集(DVD6枚組)が8333円と紹介されていた。バレンボイムのものは収録済みであるが、手元にあれば聴きたくなるかも知れない。

         海外盤レビューでは、鈴木雅明とバッハ・コレギューム・ジャパンのハ短調ミサ曲K.427とモテット「踊れ喜べ」K.165が紹介されていた。小合唱団と古楽器による演奏は、余り録音がないので聴いてみたいと思う。
          「先取り!最新盤レヴュー」では、二組のCDが紹介されたいた。始めにクルレンツイスの「ドン・ジョヴァンニ」のCDの紹介であるが、これは既に購入済みである。第二はファジル・サイのピアノソナタ全集(全6枚組)であるが、値段は表示されていない。2015年のザルツブルグのM週間で連続演奏会をしていたのを聴いているが、恐らく、グレン・グールドと並んで「変なソナタ全集」の第2弾になるところであろうが、話題を呼ぶとすれば、購入せざるを得なくなるので、値段が高いと困ってしまう。

          毎月1回は、レコード店をソフト探しでうろつくことにしているが、今月はクルレンツイスのCDを購入するため、 山野楽器店、新宿のタワー・レコードに立ち寄ってチェックしてきたが、それ以外の収穫は、今回も、残念ながら、空振りに終わっていた。


16-12-6)、2016年12月号のソフト紹介予定、

        12月号は今回の海外旅行記の他に、例年定着してきた年一回の2016年のベストソフト選定作業を報告する義務があり、大変な忙しさが予定されている。そのため、もうすでに、何回か見て、自分なりに評価が終わっている最新ソフトばかりを選んで、余り負担が掛からないようにすべきであると配慮していた。従って、今のところ手薄の手間の掛かるオペラを排除して、関心の持たれそうな新しいオール・モーツァルト・コンサートを二つアップし、最後に弦楽四重奏曲を2曲選んでみた。

        新年を飾る始めのピノックのオール・モーツァルト・コンサートは、久し振りでベルリンフイルのデジタル・コンサート・ホール(BDCH)のアーカイブを開いてみたら、さすがにアップしたい映像が揃っており、その中で前回アップできなかったトレヴァー・ピノック指揮のオール・モーツァルト・コンサートを発見したので、今回アップすることにしたものである。このコンサートは、ベルリンフイル定期公演で2008年10月10日にフイルハーモニア・ホールでの映像記録であった。曲目は、交響曲第25番ト短調K.183、マリア・ジョアン・ピリスのピアノによるピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271、および交響曲第40番ト短調K.550の3曲であった。ピノックは1946年イギリス生まれであるから、丁度、盛りの50歳。25番のザルツブルグ・シンフォニーでは、チェンバロを弾きながらの指揮振りであった。なお、このHPでは、ピノック指揮水戸室内楽団による第25番のト短調交響曲の演奏(2001)は収録済み(2-9-2)であり、一方のピリスのジュノム協奏曲(1999)も収録済み(13-7-2)のようなので、奇しくも同じ曲が異演奏で重複することとなっている。

        続く最新のHDD録画として選んだオール・モーツァルト・コンサートは、マルク・ミンコフスキー指揮、ルーブル宮音楽隊によるピアノ協奏曲イ長調K.488&ヴァイオリン協奏曲イ長調K.219であり、フォルテピアノはフランチェスコ・コルテイ、およびヴァイオリンはテイボー・ノアリであり、いずれもミンコフスキーの音楽隊のメンバーであった。この演奏は、2015年1月にモーツァルテウム・グロッサー・ザールでの2015モーツァルト週間の演奏であった。この演奏の使用楽器は、モーツァルトの住家で博物館として展示されていた楽器を使用していることに特徴があり、クラシカ・ジャパンの放送で取り上げられたものであった。ワルター製のフォルテピアノは、同じ年代のレプリカよりも多少音量が低いようであるが、ヴァイオリンの方は音色は全く衰えがないとされ、イタリア製特有の輝きを持ったものとされている。 このミンコフスキーがモーツァルト週間を主催するようになってから、毎年、新しい試みがなされて、博物館に飾られていた楽器が登場するようになっており、この試みも極めて貴重なものと思わざるを得ないと感心させられ、2017年にはモーツァルトの住家で、これらの楽器による演奏会が開かれる予定としているので、是非、聴きたいと思っている。

         新年を飾る3曲目のソフトは、クラシカ・ジャパンの放送を収録したアルバン・ベルク四重奏団による弦楽四重奏曲ニ短調K.421(417b)であり、これは1991年11月5日での新装なったサンクトペテルブルグのエルミタージュ劇場の開演を記念する演奏のようであった。この四重奏団による後期の四重奏曲集(全10曲)のCDを、私はこれまで大切にして聴いてきたが、映像はこれが最初であり、私には非常に記念すべき貴重な存在となった。また、これ一曲では物足りないので、古い映像で残されていたウイーン・アルテイス四重奏団による弦楽四重奏曲ニ長調K.575を追加したいと考えた。この演奏は、このクァルテットの1993年10月17日の来日記念演奏会であり、浜離宮朝日ホールにおけるものをNHKが教育テレビで放送してくれたものであった。いずれもウイーンを中心とした団体なので、楽しめるものと考えている。


(以上)(2016/11/30)



目次5にもどる 目次4にもどる
目次3にもどる 目次2にもどる
目次1にもどる 私の新ホームページへ


名称未設定