モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成28年10月号−−

(ラトル指揮ベルリンフイルと内田光子のピアノによるピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482、およびハイテインク指揮ベルリンフイルとテイル・フェルナーによるピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503、/弦楽五重奏曲全集より第1番変ロ長調K.174、第6番変ホ長調K.614、第3番ト短調K.516、/ウイーン木管アンサンブルによる木管五重奏曲ハ短調K.406およびデイヴェルテイメント変ロ長調K.270、/若杉弘指揮NHK交響楽団と日本プロ合唱連合によるヘンデルのオラトリオ「メサイア」のモーツァルト編曲版K.572、)

(先月の月報は  「こちら」 )


私の最新入手ソフト情報−平成28年10月号−

(ラトル指揮ベルリンフイルと内田光子のピアノによるピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482、およびハイテインク指揮ベルリンフイルとテイル・フェルナーによるピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503、/弦楽五重奏曲全集より第1番変ロ長調K.174、第6番変ホ長調K.614、第3番ト短調K.516、/ウイーン木管アンサンブルによる木管五重奏曲ハ短調K.406およびデイヴェルテイメント変ロ長調K.270、/若杉弘指揮NHK交響楽団と日本プロ合唱連合によるヘンデルのオラトリオ「メサイア」のモーツァルト編曲版K.572、)

16-10-0、平成28年/2016年10月初めの近況報告、
−豪栄道が全勝で初の栄えある優勝を飾る−残念ながら稀勢の里は振り出しから再出発−
――日本人力士の活躍で役者が増えて、大相撲が非常に面白くなって来た――

16-10-1)、ベルリンフイルのデジタル・コンサート・ホール(BDCH)のアーカイブを一年ぶり開いてみて−楽しみなアップしたい曲が、沢山、並んでいた− 
16-10-2)、2015グラインドボーンの「後宮」をアップロードして
−オペラ「後宮」の全23組の映像の「総括」の作業に着手する−
16-10-3)、D-VHSのテープレコーダーの走行系の寿命が尽き、再生が不能になった、
16-10-4)、80歳になり「敬老の日」にお祝いを頂いて考える。
16-10-5)、2016年10月号の放送番組予定、
16-10-6)、2016年10月号のソフト紹介予定、

(最新のBDCHのアーカイブから、内田光子の第22番ほか)
16-10-1、サイモン・ラトル指揮ベルリンフイルと内田光子のピアノによるピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482、2016年3月21日、およびハイテインク指揮ベルリンフイルとテイル・フェルナーによるピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503、
2015年12月6日、いずれもベルリンフイル定期公演、フイルハーモニア・ホール、
(2016/09/19、BDCHのアーカイブより直接聴取)

(最新のDVDより;弦楽五重奏曲全集より三曲K.174、K.614、K.516)
16-10-2、弦楽五重奏曲全集より第1番変ロ長調K.174、第6番変ホ長調K.614、第3番ト短調K.516、
2014年1月29日&31日、モーツァルテウム・グロッサー・ザール、
(演奏者) 第一ヴァイオリン;Renaud Capucon、第二ヴァイオリン;Alina Ibragimova、第一ビオラ;Gerard Cause、第二ビオラ;Lea Hennino、チェロ;Clemens Hagen、
(2016/7/28、タワーレコードにて購入、DVD BELVEDERE 08004)

(古いS-VHSのテープより、ウイーン木管アンサンブルのK.406、K.270ほか)
16-10-3、ウイーン木管アンサンブルによる木管五重奏曲ハ短調K.406およびデイヴェルテイメント変ロ長調K.270、
1991年11月5日、来日公演、東京文化会館小ホール、
(出演者)フルート;デイーター・フルーリー、クラリネット;エルンスト・オッテンザマー、ホルン;フォルカー・アルトマン、ファゴット;シュテパン・トウルノフスキー、オーボエ;ゲルハルト・トウレチェク、
(911027、S-VHSのテープ039のNHKクラシックアワーを収録)

(古いS-VHSのテープより;若杉とN響の「メサイア」K.572)
16-10-4、若杉弘指揮NHK交響楽団と日本プロ合唱連合によるヘンデルのオラトリオ「メサイア」のモーツァルト編曲版K.572、
(2Fl、2Ob、2Cl、2Fg、2Hn、2Tp、2Tb、Timp)、1992年1月27日、サントリー・ホール、
(出演者、ソプラノ;豊田喜代美、アルト;永井和子、テノール;近藤伸政、バス;神部太、合唱指揮;大谷研二)
(92/04/29、S-VHSのテープ063のNHK芸術劇場を収録)



16-10-0、平成28年/2016年10月初めの近況報告、
−大相撲秋場所で、大関豪栄道が全勝で初の栄えある優勝を飾る−
−残念ながら稀勢の里は振り出しから再出発――日本人力士の活躍で役者が増えて、大相撲が非常に面白くなって来た――

          大相撲秋場所は、横綱白鵬が休場し、大関稀勢の里の優勝と綱取りが最大の話題になっていたが、その稀勢の里が初日、三日目と平幕に敗れ、反面、好スタートを切った大関豪栄道が慎重に勝ち星を重ね、全勝街道を突き進んでいた。そして13日目に横綱日馬富士を破って2敗力士は遠藤ただ一人となり、14日目に平幕の玉鷲を破って自力で優勝を決定し、千秋楽も大関琴奨菊を破って、堂々と全勝優勝を成し遂げた。先場所負け越して角番大関であった豪栄道が、大方の予想を裏切ってただ一人、全勝街道を突き進み、あれよあれよという間に優勝を成し遂げ、全勝優勝という快挙を達成し、稀勢の里に入れ変わって、新たに来場所の綱取りに挑むことになってしまった。過去の成績からいつも角番で落第大関と揶揄された豪栄道であったが、今場所は順調に勝ち進むうちに、気合いだけは負けぬようにし、自分の得意な形になるまで辛抱し、右差しで一気に前に出る相撲を体得して、定着させたのが良かったと語っていた。こうして日本人力士が大和魂の信念を発揮して、優勝へと活躍することは、国技である大相撲に相応しく、アッパレであると喜びたい。

          これまで同じ常磐線族の仲間意識で応援してきた稀勢の里は、白鵬が休場ということで、優勝と綱取りの最前線にあると前評判が高すぎたのが敗因であったか、実力を出せぬままに序盤戦で平幕に腰高をつかれて二つも敗戦し、中盤に盛り返したものの鶴竜・日馬富士の両横綱に完敗して、10勝5敗の成績に止まり、綱取りは始めから出直しの再出発と言うことになってしまった。今まで実力はあると言ってきたが、弱い大関4人で優勝経験のないのは稀勢の里ただ一人と言うことになってしまった。ずば抜けた優勝記録をもつ白鵬の体調が年齢とともに衰えを見せてきたことはやむを得ないが、そのためこれからの場所は、横綱3人・大関4人による優勝争いが、これまで以上に激しくなってきて、誰が出てきてもおかしくないと言うことになりそうである。そのため、稀勢の里にはこれからますますチャンスが巡ってくる筈である。従って、今回の豪栄道の優勝を良く見習って、一からやり直して再出発をしなければならないが、やはり稀勢の里には、優勝を決めるここ一番に強くなければ駄目だと言うことに尽きる。ここ一番に気合い負けせず、落ち着いて自分の形に持って行くしか方法はない。そのためには身体が自然にそう動くように、鍛えなければならない。琴奨菊も豪栄道も優勝の波に乗って、ここ一番に勝って優勝してきた。再出発の道は、これしかない。今年は11月の九州場所しか残されていないが、2017年の夏場所位までを目標にして、気合いを入れて、再度、挑戦の道を歩んでもらいたい。今度こそと、私はあきらめず、心から期待をしている。



16-10-1)、ベルリンフイルのデジタル・コンサート・ホール(BDCH)のアーカイブを一年ぶり開いてみた−楽しみなアップロードしたい曲が、沢山、並んでいた−

           ベルリンフイルの演奏会映像配信サービスであるベルリンフイル・デジタル・コンサート・ホール(BDCH)の2016/17年シーズン・プログラムと、既に収録済みのアーカイブ作品一覧の資料と、有料コンテンツが7日間無料で利用できるクーポン・コード(9.9ユーロ、約1100円相当)とが、ベルリンフイルから、直接、送られてきた。昨年は、柳さんからこのお試しチケットで初めてBDCHのアーカイブを利用して、以下の4ファイルをアップロードしたが、今年は過去の利用実績を認めてくれたようだ。
1、15-8-1、K.320、K.385、K.453、
2、15-8-2、K.216、K.449、K.456、
3、15-8-3、K.216、K.271、K.453、
4、15-8-4、K418、K.453、K.319、K.550、K.469、

           今年は、シーズン・プログラムを見ると次の3コンサートにモーツァルトの交響曲や協奏曲が含まれており、どうやら、これらをまとめて来年にアーカイブされた段階で、1ファイルにまとめることを考えたいと思う。
1、10月29日、イヴァン・フィッシャー指揮、アリア集(クリステイーネ・カルク)および交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」、
2、3月24日、キリル・ペトレンコ指揮交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」、
3、6月4日、ラトル指揮ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503、イモジェン・クーパー、

         また、アーカイブ資料一覧を見ると、2015/16シーズンの内田光子とテイル・フェルナーの二つのピアノ協奏曲が加わり、昨年、見過ごしたコンサートなどを合わせて、今回は次の3ファイルをアップロード予定にさせていただきたいと考えているので、ご期待いただきたい。
1、16-10-1、ラトル指揮内田光子のピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482、およびハイテインク指揮テイル・フェルナーのピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503、
2、16-11-1、ピノック指揮交響曲第25番ト短調K.183および第40番ト短調K.550およびピリスによるピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271、
3、16-12-1、ベルリンフイルによる13管楽器の「グラン・パルテイータ」変ロ長調K.361およびネルソンス指揮の交響曲第33番変ロ長調K.319、

          このBDCHのアップロード作業は、一週間の中で集中してファイルを作成する必要があるので大変であるが、段々、慣れてきたので楽しく作業している。私の書斎では、パソコン机のパソコンでBDCHの画像を写しだし、パソコンのHDMI端子をオーデイオのメイン・アンプの前面にあるHDMI入力端子に直接接続してAUX1にチャンネルを合わせると、42インチのTV画面にそっくり転送され、DVD並みに映像がキチンと再生される。パソコンにこの映像を、直接、ダウンロードしておき、後日、何回か再生したいものをBDに収録出来ると、時間に追われずに作業が可能になるが、残念ながらこのパソコンに付属しているメデイア・プレイヤーではダウンロード出来ないようなので、何か良い方法がないか困っている。良いソフトがあれば、どなたか教えて下さい。


16-10-2)、2015グラインドボーンの「後宮」をアップロードして、
−オペラ「後宮」の全23組の映像の「総括」の作業に着手したい−

             先月号の 2015グラインドボーンOPのロビン・テイチアーテイ指揮マクヴィカー演出の最新の「後宮」の映像をアップロード(15-9-3)して、ピリオド奏法による最新版で推奨に値する映像を得て、このオペラについても映像のコレクションの「総括」を行ないたいと思うようになってきた。これはフェラインの「季刊モーツァルテイアン」の第100号記念特集号の原稿募集にも影響を受けている。これまで逡巡していたのは、このオペラが最近の「変な演出」騒ぎによって最も被害を受けているように思われたからである。2016年の7月に、 東ドイツの古典的映像のガルク・クプファーの映像(1978)をアップ(16-7-3)し、昔からの伝統的な映像の素晴らしさを改めて感じてきたが、今回の2015年グラインドボーンの映像も、舞台はリブレットの基本から出発し、音楽はピリオド奏法で、人の動きは現代風のものであり、工夫さえすれば、変な演出をしなくとも、良いオペラは、充分に、面白さや深い感動を与えることが出来るという感慨を持った。
      このオペラは、私に取ってはオペラの出発点のようなオペラであり、それから30年近く映像を見続けてきて、これらの2組を新たに加えて、丁度、全23組目になっているが、その中で、それぞれの映像の意義や特徴を踏まえた上で、結果的に、私なりに優れた映像を選び出す「総括」作業に着手することとした。その前文は以下の通りである。

         1、はじめに−このオペラ「後宮」と私−

  私のこのオペラの最初のLPは、当時日本でも良く客演指揮者として活躍していたスイートナーの2枚もののLP(1962)であった。ドレスデン歌劇場の録音であり、当時東ドイツの歌手陣は紹介されることがなかったので、知らない人ばかりであった。ドイツオペラであるから知っていたスイトナーを選んだことと、2枚組のオペラは経済的にとても有り難かったことなどが選択理由であろう。LP時代の当時の私のオペラの聴き方は、資料もなく自己流で、器楽曲と同様に聞き流すだけで、リブレットを見ることがなかったので、劇の筋はどうでも良く、ひたすら気に入った音楽を求めることに集中していた。

    CD時代になり、最初に求めたCDがアーノンクール・チューリッヒOPの「後宮」(1985)であった。古楽器演奏をし、学者としても有名だったアーノンクールが、これまでの伝統的な演奏法を批判的に見つめて、新しくモーツァルトのオペラ解釈をすると同時に、古楽器演奏法を初めてモーツァルトのオペラに導入したものであった。私は当時、フェラインに入会したばかりであり、オペラを教わり前向きに聴こうとしていたので、このCDには非常に啓発させられた。このCDに添付されていて、誰も翻訳してくれないアーノンクールの古楽器のオペラ奏法に関する解説を、自分で翻訳してフェラインのレターに投稿したのもこの頃である。しかし、このCDは啓発されたものの古楽器的な演奏と、アーノンクール特有のくせが個人的には好きになれず、次に求めたベームとエヴァーデイングのLD(1980)が、この曲への関心を一変させ、このLDがこのオペラの私のベースになった。リブレットを参照しながら必死で聴いたものが、美しいカラー映像で日本語の字幕付きのデジタル画像のLDを楽しむスタイルに、オペラの聴き方が大変貌したのである。

  このベームのLDは、グルベローヴァとアライサがコンスタンツエとベルモンテを演じており、実に素晴らしい舞台となっているが、このペアーは「魔笛」や「コシ」などにも後日登場しており、オペラを好きにさせる原点になったような気がする。このLDにより、CDとリブレットだけでは気がつかないストーリーの面白さ、舞台劇の生き生きとした対話と動き、演出の重要性、歌と演技の両方が必要なオペラ歌手など、映像の面白さに囚われるようになり、CDを求めることは少なくなった。それ以来、オペラは映像を中心に、エアーチェックやテープやLDなどをコレクションすることに自分の方針を変更している。

  ベーム以降は、LDでは評判だったものとしてエストマン・ドロットニングホルムズのもの(1900)を求めているが、それ以外は、当時は全て、ガーデナーのパリ・シャトレ座のものを含めてエアー・チェックによるものであった。そしてホームページを設けてソフト紹介を始めた2001年からは、新しくエア・チェックするごとに紹介を始めている。今度、郵船ツアーで訪問するルードヴィッヒ城のゲンネンヴァインの「後宮」の映像は、S-VHSでもD-VHSでも収録されているが、このデジタルのオペラ映像がHPのアップロードの第1号(1-8-3)となっている。           (以上)(2005/07/23)(改訂2016/09/28)


16-10-3)、D-VHSのテープレコーダーの走行系の寿命が尽き、テープ再生が不能になった、

        このHPと同じように歩んできたD-VHS(デジタル・ハイビジョン・ビデオ)の愛機(Victor-HM-DH30000)が遂に動かなくなった。誠に残念であるが、テープにデジタル録画した約350本のテープの映像は、永久に見られなくなった。S-VHSのテープレコーダーでは、当時出てきたハイビジョンの録画のアナログ画質に不満を感じ、デジタル収録しようとして購入し、もっぱらNHKとクラシカ・ジャパンのBSデジタル放送の新規録画に当てて、アナログ全盛の時代に、少しでも早くデジタルの映像の素晴らしさを味あわせてくれた。当時は今より新規のソフトが多かったので、録画しては最新ソフトとしてHPにアップしており、2006年のモーツァルト・イヤーの頃は、常に最新ソフトばかりの状態であり、このレコーダーで録画したソフトは、直ぐアップの対象になっていたものであり、当時は技術的に最先端を行っていたものと自負している。

        BS放送の録画をDVDレコーダーやBDレコーダーに頼るようになってからは、テープに録画することがなくなり、このD-VHSレコーダーは、残された約350本の再生専用機の形で大切に使われてきた。そして、重要なソフトは、i-Link接続により、 DVDやBDにダビングするようにしていたが、とても時間を要し、面倒でなかなか進まなかった。しかし、最近になって再生系のテープの駆動部が具合悪くなり、見ることもダビングすることも不都合になって、遂にあきらめざるを得なくなった。老後の暇つぶしのために、せっせとクラシックソフトをテープにデジタルでため込んで来たのであるが、永久に見られなくなるのは誠に残念である。しかし、現在の状況は、ソフトの山に囲まれており、必要なものしか見られないほど超多忙の状態にあるので、一時はテープのソフトは重要であったが、現在では捨てざるを得ない状況になっている状態にある。

         われわれ音楽ファンは、常に技術の進歩に合わせて、今日に至っているが、古いものは常に廃棄される宿命にあった。古くはSPレコードで音楽を聴きだし、LP時代になり、ステレオの時代になり、オーデイオ装置が大規模化してきた。そしてCDの時代になり、私は映像に興味を持ってVHSテープの時代になり、レーザーデイスクやD-VHSを経て、アナログ時代からデジタル時代のDVDの時代に移行し、今やBDやHDDに収録する時代にと変化してきた。いまのようにハイビジョン画像を5.1CHで大音量で自由に楽しむことは、アナログ時代の昔は夢物語であった。私は大量のLPレコードをまだ持っており、まだ音出しが出来るので廃棄処分はしていないが、操作が面倒で殆ど聴かなくなって来ている。今回のデジタル・テープの廃棄はショックであったが、時代とともに、これまで大事に扱ってきたものを処分する時期が迫っていることを自覚せざるを得なくなった。要は自分自身の「終活」の時期が迫ってきており、新録音の映像のみを紹介して、ソフトが切れた時だけ古いソフトをアップするか、場合によっては、古いソフトは止めて休息や息抜きをしてはどうかという陰の声も聞えてきており、もう少し考えたいと思っている。


16-10-4)、80歳になり「敬老の日」にお祝いを頂いて考える。

         9月19日は「敬老の日」であった。うかつにもこう言う祝日があることを余り意識したことはなかったが、いつもお世話になっている町内会の「大津ヶ丘四丁目町会」から、70歳、80歳、90歳、100歳を迎えられた方々へささやかながらと称して、幹事の方から金一封が送られてきた。誠に有り難いことであると驚いているその日のうちに、これも身近な大事な組織であると考えていた「大津ケ丘・塚崎地区社会福祉協議会」の民生委員の担当の方が、ご長寿を記念してとお祝いの品を届けて下さった。早速、開けてみると何と昔懐かしい「文明堂」のカステラであり、女房ともども、美味しくいただいた。この文面には、お困りのことがあればご連絡下さいと書かれてあり、最近、元気ではあるが、地震だ・集中豪雨だと、一戸建の老夫婦の二人で何となく心細く感じていたので、力強い言葉であり感謝している。80歳になってお元気だと言われることが多くなり、反面、そろそろ元気なうちに「終活」のことを考えなければならぬと自覚しているのであるが、今回もこのことを改めて知らされた思いがしている。

        2月生まれの私が今年2月に80歳になった時、昔務めていた建設省のOB会から名誉会員になったという知らせが届き、お祝いをしていただいて、これから年会費や年に数回の懇親会費が半額になるという御利益が生じて、有り難いと感謝している。また、四街道GCでは年会費が免除されたり、毎月の万年青会の例会では、2月から女性と同じ赤杭のテイから打つことが許されて、飛ばなくなったとぼやいていた私に良い機会を与えてくれ、3月末のグランド・シニア会で初めて優勝するというハプニングが生じたりした。80歳になって見て、体力が衰えることばかり心配していたが、時には良いこともあるものだと思ったものである。

        今回、「敬老の日」の思いがけぬお祝いをいただいて、健康な身の有り難さを感謝するとともに、これからも転ばぬように気をつけて、余り社会の皆さまにご迷惑をかけないように、モーツァルトを楽しみつつ、ゴルフで健康を維持するつつがない平穏な暮らしを続けたいと念願しているが、いつまで続くことであろうか。


16-10-5)、2016年10月号の放送番組予定など、

           2016年10月におけるNHKの放送において、初めに「教育テレビ」では、毎週日曜日の21:00〜23:00(最終日曜は除く)の「クラシック音楽館」が、N響定期を中心に放送されている。10月はパーヴォ・ヤルヴィの指揮で10月2日第1841回、から16日第1843回までの3回が予定されているが、そのうち9日第1842回はラルス・フォークトのピアノで協奏曲第27番が予定されている。また、10月23日はウイーンフイルの来日公演であり、指揮がズービン・メータと小澤征爾の名が挙がっているが、モーツァルトは残念ながら期待できないようである。
        続いてNHKBSプレミアム・シアターでは、日曜日24:00〜4:00の予定であり、10月の音楽関係の予定では、16日と23日と30が予定されており、それぞれ、「パルジファル」、「ダナエの愛」、「死者の家から」の各オペラが予定されていた。
        最後に、毎週月〜金曜日の6:00〜6:55の「クラシック倶楽部」では、今月はテイル・フェルナー、シフ、ホリガー、などの名が見えるが、モーツァルトの曲が含まれているかどうか、収録済みではないかと、毎週直前に、面倒でもチェックする必要がある。

         一方のクラシカ・ジャパンでは、中村紘子追悼番組があり、「時代の響き:ピアニスト中村紘子」のドキュメンタリー番組が注目される。10月号の「クラシック大全第2章」の10大オーケストラではパリ管弦楽団で、ヤルヴィのオルガン交響曲が注目の指揮者&オーケストラである。また、ヨーロッパ直送の「夏の音楽祭2016」として、「プロムス2016」の「バレンボイムとアルゲリッチ」および「ゲルギエフとミュンヘンフイル」などが挙がっているが、大味なものが多く、モーツァルトに関係はなさそうである。また「アーノンクール追悼」の番組を期待していたが、今月は第31番パリ交響曲とクレーメルとの協奏交響曲で、デジタルで収録済み・アップ済みであるが、便利なのでHDDに収録しておきたい。日本では入手出来ない「イドメネオ」(2008)の放送を日本語字幕付きでお願いしたい。

          レコード芸術10月号では、特集は「人生50枚−私のリピート・デイスク・リスト−」であり、「大事に聞き続けてきた、そして今も聴き続けている音楽とレコード」が対象で、それを聴いた順(子供の時からの時系列)に50枚を選ぶ作業のようで、結果として「スーパー・レコード・マニア」たちがいかなる「音楽の旅」を続けてきたかを選ばれたデイスクに語らせる趣向なのだそうである。スーパー・マニアには、喜多尾道冬、満津岡信育、相場ひろ、山崎浩太郎、舩木篤也、矢澤孝樹などの名が挙がっていた。人それぞれに、音楽の世界の旅があるようだが、この年になって、人のマネをしようなどと思ったことはなく、どうでも良い特集であるが、若い人には参考になるのかもしれない。
           10月号の新譜月評の特選盤として選ばれた約20CDの中には、モーツァルトのCDは1つも選ばれていなかった。それだけ新譜が少なくなっていることを示すものであろう。そのためCDの新譜をチェックすると、准推薦盤で小川京子のピアノの「モーツァルト2016」というCDで、堀正文とのヴァイオリン・ソナタ3曲、ロバート・レヴィンとのデュオ2曲、ピアノと管楽にための五重奏曲のセットのものの2CD、および鮫島明子というピアニストの「モーツァルト・ピアノ名曲選」という1枚のCDだけであった。鮫島明子というピアニストのモーツァルトは初めてであるが、ベーゼンドルファーを使い、CD一作目のショパンの「練習曲集」の格調の高さが話題を読んだピアニストであると言うので、聴いてみたいと思った。
   海外盤レビューでは、トップにピリオドとモダンを往き来するというヴァイオリンのアリーナ・イブラギモヴァと言う人のヴァイオリン・ソナタ全集1・2巻(全4枚)が話題になっていた。第二にブリュッヘン亡き後の18世紀オーケストラのオーボエ選集でフランク・デ・プライネ(Ob)によるオーボエ協奏曲、四重奏曲、デイヴェルテイメントK.251、アリアK.418のCDがあり、選曲が良いので聴いてみたいCDのように思われた。

          毎月1回は、レコード店をソフト探しでうろつくことにしているが、 山野楽器店、新宿のタワー・レコードに立ち寄って、チェックしてきたが、今回は、残念ながら、空振りに終わっており、レコ芸とぶらあぼ誌を入手してきた。


16-10-6)、2016年10月号のソフト紹介予定、

         9月の第3週に空きが出来たので、久し振りに、ベルリンフイル・デジタル・コンサート・ホール(BDCH)のアーカイブをチェックすると、今年3月のラトルと内田光子によるピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482の快演奏を聴くことが出来、内田光子の颯爽とした弾き振りと玉を転がすような冴え渡ったパッセージを耳にして、実に印象の良い協奏曲であると感じた。また、昨年12月には、テイル・フェルナーによるピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503があり、いずれもフイルハーモニア・ホールで収録されたものであったが、この演奏もシンフォニックなオーケストラと力強い独奏ピアノとの協奏と対話が聴かれ、フェルナーの素晴らしいピアノの響きに魅了された。そのため、直ぐにアップロードすることとし、10月号のトップの16-10-1としで紹介することとした。

         9月にD-VHSのテープレコーダーが遂に駄目になりショックを受けているが、S-VHSのデジタル録画は殆どないものの、古いテープに残された映像に、読者がどれだけ関心があるか心配になってきた。そのため、新譜の紹介を急ごうということを決断し、9月号に簡単に紹介した2DVDの弦楽五重奏曲全集を、10月、11月の二回に分けて取り上げることにした。
        最新のモーツァルト週間(2014)での弦楽五重奏曲全集(2DVD)を入手したので、早速、10月号と11月号の2回に分けてアップロードしたいと考えている。この演奏は、四重奏団プラス第二ビオラの編成ではなく、以下のメンバーによる演奏で、知っているのは第一ヴァイオリンのルノー・カピュソンと、チェロのクレメンス・ハーゲンだけなので、とりあえず、カピュソン・ハーゲン五重奏団とでもしておこうか。第二ヴァイオリンがAlina Ibragimova、第一ビオラがGerard Cause、第二ビオラがLea Hennino、という布陣であった。カピュソンは、アルゲリッチとたびたび来日し、彼のチェロの弟さんとアンサンブルを楽しんでいる姿を記憶しており、またハーゲンはハーゲン四重奏団の重要人物なのにどうして自分の仲間と五重奏曲を演奏しないか不思議に思っていた。従って、今回の五重奏曲は、この曲のための新しい集団のように思われた。
       今回の演奏は、モーツァルテウムのグロッサーザールで演奏されており、DVD1には、第1番変ロ長調K.174、第6番変ホ長調K.614および第3番ト短調K.516、またDVD2には、第4番ハ短調K.406、第5番ニ長調K.593および第2番ハ長調K.515が含まれていた。いずれも軽快なテンポで、見事な弦楽合奏が楽しめるので、是非、アップロードを楽しみにしていただきたい。

          10月分の第三曲目は、古いS-VHSテープの先月号からの続きで、 ウイーン木管アンサンブルによる木管五重奏曲ハ短調K.406およびデイヴェルテイメント変ロ長調K.270、であり、1991年11月5日の来日公演で、東京文化会館小ホールで収録されていた。ウイーン木管アンサンブルは、1991年のモーツァルト・イヤー当時のウイーンフイルの現職のメンバーで、出演者は、フルート;デイーター・フルーリー、クラリネット;エルンスト・オッテンザマー、ホルン;フォルカー・アルトマン、ファゴット;シュテパン・トウルノフスキー、オーボエ;ゲルハルト・トウレチェクで、左からの着席順でもある。1991年10月27日のNHKクラシックアワーを収録していた。本来なら、編曲者名が、記載されなければならないが、この放送では、どうやら、無視されていた。聴感上は、8重奏曲のK.388からではなく、既にモーツァルトの手で五声にされたK.406(516b)を編曲して木管五声の五重奏曲に編曲したものと思われる。このコンサートでは、モーツァルトの曲として、デイヴェルテイメント変ロ長調K.270が収録されていたが、この曲の原曲はオーボエ・ホルン・ファゴットの六重奏曲であったが、やはりNHKの字幕では編曲者名は、残念ながら紹介されていなかった。

          10月分の第4曲目は、古いS-VHSのテープからであるが、ヘンデルのオラトリオから「メサイア」のモーツァルト編曲版K.572、(2Fl、2Ob、2Cl、2Fg、2Hn、2Tp、2Tb、Timp)をアップロードしたいと思う。この演奏は若杉弘指揮NHK交響楽団と日本プロ合唱連合による演奏であり、1992年1月27日、サントリー・ホールで演奏されていた。出演者は、ソプラノ;豊田喜代美、アルト;永井和子、テノール;近藤伸政、バス;神部太という当時のトップの方々であり、合唱指揮は大谷研二氏とされ、1992年4月29日にNHK芸術劇場で放送されたものを収録していた。
      このモーツァルトの編曲は、ヘンデルの原曲が、いろいろな版があるようであるが、2Ob、2Trに弦4部と通奏低音だったものを、当時の二管編成のオーケストラに編曲し、ドイツ語に翻訳したものを用いているのが特徴で、ドイツ語版としてドイツ語圏では演奏機会が多く、このHPにおいても4種類ほどの映像が集まっている。それらには、リリング・マリナー・ホグウッドなどとそうそうたるメンバーが揃っているが、この映像には、日本語字幕が付属しており、若杉弘の指揮が実にオーソドックスな本格的な演奏で歌手陣も揃っており、最も親しみやすいものと考えていた。


(以上)(2016/09/29)



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