モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成28年8月号−−

(ウイーン管楽ゾリステンによるセレナーデ(第12番)ハ短調K.388およびセレナーデ(第11番)変ホ長調K.375、/東京クワルテット演奏会より、弦楽5重奏曲ハ長調K.515および弦楽5重奏曲ト短調K.516、/佐渡裕の「フィガロの結婚」、2015 inトリノ、演出;エレーナ・バルバリッチ、トリノ王立歌劇場管弦楽団および同合唱団、)

(先月の月報は  「こちら」 )


私の最新入手ソフト情報−平成28年8月号−

(ウイーン管楽ゾリステンによるセレナーデ(第12番)ハ短調K.388およびセレナーデ(第11番)変ホ長調K.375、/東京クワルテット演奏会より、弦楽5重奏曲ハ長調K.515および弦楽5重奏曲ト短調K.516、/佐渡裕の「フィガロの結婚」、2015 inトリノ、演出;エレーナ・バルバリッチ、トリノ王立歌劇場管弦楽団および同合唱団、)


16-8-0、平成28年/2016年8月初めの近況報告、
−稀勢の里がまた優勝を逃したが、次がある−弱点を修正し、9月場所で再度頑張ろう−

16-8-1)、7月のフェライン例会における加藤浩子先生のオペラ講演録
−「コジ・ファン・トウッテ」の過去と現在−
16-8-2)、加藤浩子先生のバッハの会の次回予定の報告、
16-8-3)、オペラ「偽りの女庭師」全7組のアップロード完了と「総括」の完成、
16-8-4)、最近のゴルフの調子−ぼやきから年齢並みのゴルフへの割り切り−
16-8-5)、2016年8月号の放送番組予定、
16-8-6)、2016年8月号のソフト紹介予定、

(古いS-VHSより;ウイーン管楽ゾリステンのセレナードK.388&K.375)
16-8-1、ウイーン管楽ゾリステンによるセレナーデ(第12番)ハ短調K.388およびセレナーデ(第11番)変ホ長調K.375、
1994年7月5日、カザルス・ホール、
(940924、NHKクラシック・アワーの放送をS-VHSテープ139.2に収録 )

(古いS-VHSより;東京クワルテット演奏会より弦楽五重奏曲K515&K.516)
16-8-2、東京クワルテット演奏会より、弦楽5重奏曲ハ長調K.515および弦楽5重奏曲ト短調K.516、
1991年10月1日、サントリー・ホール、
(1991/10/27、NHK芸術劇場の放送をS-VHS-39.1に収録)

(最新のクラシカJのオペラ;佐渡裕の2015 inトリノの「フィガロの結婚」)
16-8-3、佐渡裕の「フィガロの結婚」、2015 inトリノ、演出;エレーナ・バルバリッチ、トリノ王立歌劇場管弦楽団および同合唱団、
2015年2月12日、トリノ王立歌劇場、
(配役)フィガロ;ミルコ・バラッツイ、スザンナ;エカテリーナ・バカノワ、伯爵;ヴィト・ブリアンテ、伯爵夫人;カルメラ・レミージョ、ケルビーノ;バオラ・ガルディーナ、マルチェリーナ;アレクサンドラ・ザバラ、バルトロ;アブラム・ロサレン、バジリオ;ブルーノ・ラッザレッテイ、バルバリーナ;アリアンナ・ヴェンディッテッリ、
(2016/07/02、クラシカJのオペラ放送をHDD-1に収録、)



16-8-0、平成28年/2016年8月初めの近況報告、
−稀勢の里がまた優勝を逃したが、次がある−弱点を修正し、9月場所で再度頑張ろう−

  7月の名古屋場所において大関稀勢の里が、残念ながら12勝3敗に終わり、またしても第2位になって優勝と横綱の栄冠を逃してしまった。過去二場所13勝2敗を続けて、大横綱の白鵬に次ぐ地位を確保して、次の場所はと大きな期待を抱かせていた。そして今場所も12日目までは、栃煌山に不覚をとり、松鳳山に逃げられて、平幕に二敗を喫するという失敗はあったが、横綱陣も不甲斐なく、12日までは何とか2敗で日馬富士と並んで首位を走っていたのであるが、日馬富士との横綱対決のここ一番に敗れて、優勝から遠ざかってしまった。今場所も平幕との2敗や、白鵬、正代との逆転勝ちの相撲は、横綱を狙う「絶対的な強さ」が見られず、第2位の準優勝ではあったが、まだ弱点が見え隠れして、来場所に向けてのさらなる精進が必要と思われた。

  外国人全盛時代と言われる大相撲に、日本人の横綱は角界の悲願であるが、稀勢の里には、成績も内容も綱にふさわしい形で昇進をして欲しい。3場所続けてNo2 なのであるからもう一息であり、不覚の2敗は落ち着いていれば克服できるのであるから、問題はここ一番に弱いことであり、これは本人の精進と自覚にしか期待できない。しかし、今場所を見ても、今の横綱陣にはかっての絶対的な強さは薄れてきており、稀勢の里の強いときには目を見張る強さを備えてきているのであるから、年に6場所もある今日、前向きに精進さえしていれば、必ず優勝や横綱への機会は来る。慌てずに落ち着いて取ることに精進し、日馬富士のようにここ一番の時の鋭い立ち合いや気構えなどを身に着けることに精進して、9月場所も優勝を目指して頑張ろうではないか。稀勢の里がもう一息に迫った念願の優勝を果たし、横綱になっても優勝を続けるまで、このHPは応援を続けたい。


16-8-1)、7月のフェライン例会における加藤浩子先生のオペラ講演録が出来ました、 −「コジ・ファン・トウッテ」の過去と現在−

  去る7月23日(土)のフェラインの例会で久し振りで加藤浩子先生をお招きして、オペラの講演をしていただいた。演題は「コジ・ファン・トウッテ」の過去と現在であり、たまたま私が講演録をまとめる担当であったので、別添の通り講演概要をまとめ、先生にもOKをいただいている。「フィガロの結婚」や「ドン・ジョヴァンニ」とはひと味違う「コジ」の一面をお話しいただいて得るところが多かったので、ご覧いただきたいと思う。ここでは、講演の傍らで語られた最近の音楽事情のようなことを2〜3述べておきたい。




  今回は先生のお話に必ず出て来ると思って、クルレンツイスのCDを、通してヘッドフォンできいてみた。このCDはダイナミック・レンジが広いので、大きな音量を必要とするからである。「フィガロ」と同様に、古楽器による色彩感・リズム感に富んだフレッシュな響きに驚いたり、フォルテピアノがレチタティーヴォでもアリアの伴奏でも輝くように響いたり、ケルメスの美しいノンビブラートのアリアの透明感に驚いたり、二重唱・三重唱・五重唱などのアンサンブルの良さを味わったりと、自分なりに楽しんだが、先生はこのCDで見られる徹底したスタジオ録音は、現代では殆ど不可能になっており、オペラのスタジオでのCD造りは不可能になって、全てライブの時代になってしまったと語っておられた。今はオーケストラが忙しくなったせいか、レハーサルを一回ぐらいで収めて本番を振る指揮者が望まれているようであり、繰り返しリハーサルを行なうことは敬遠されているという。8月号で取り上げている佐渡裕の2015 inトリノの「フィガロの結婚」もこの類いなのかもしれない。レコード会社が貧乏になって、全てはお金のかかることは敬遠されていると言うのだから驚きである。

  「コジ」のモダンな演出の例として、先生はベルリンOPのデーリエ女史によるDVD(2002)を「読み替え」の傑作の例として、実に良く女性の目できめ細かく演出がなされているとお話ししていた。先生は性格の異なる二人の姉妹を実に細かく描いていると説明なさっていたが、お話を聞きながら、これはわれわれ男族が余り気がついていない側面のような気がした。私はこの演出について、飛行場のカウンターで男同士の三重唱が始まり、ジャンボジェットの「コジ」号で戦場に出発するモダンな演出に驚いたが、ヒッピースタイルのおかしな男たちを好いたりする軽薄な女性の姿のように見えて、確かに鋭い新鮮な感覚を持った演出であると思ってはいたが、このようなモダンな男女の色恋のスタイルに好感が持てず、好きになれない代表格の演出のような気がしていたからである。

  今回の講演で、「ドン」の地獄落ちや、「フィガロ」の伯爵夫人の赦しのようなそのオペラの真骨頂の場面は、「コジ」では第29番のフィオルデリージが陥落する二重唱にあると先生は指摘されていた。そして、シンプルな音楽でこれだけ劇的に愛を語ることの出来た作曲家はモーツァルトしかいないと語っておられた。これに較べて、プッチーニの愛の音楽は一目惚れの愛しか描いていないようだし、ワグナーの愛の音楽は何かしらと大笑いになっていたのは面白かった。一方、ドラベラが陥落する第23番の二重唱は、いただいたプレゼントを手にして陥落することが分っており、劇的な起伏がなく対照的だと語っておられたが、私はこのような比較をしたことがなく、そこまで譜面に丁寧に書かれていて、譜面からいろいろ読み取ることが出来るという話を聞かされて、驚くことが多かった。


   16-8-2)、加藤浩子先生のバッハの会の次回開催予定の報告、

  加藤浩子先生のバッハの会の幹事会が7月14日に開催され、次回の合同同窓会は、来る11月6日(日)12時からと確定した。場所は、表参道のアイビーホール(青学会館)に予約したと報告された。私どもの16期はいつも参加人数が多いので、幹事としてしっかりご案内しなければならない。当日は古楽器の寺神戸さんが講師でお話しと演奏が行なわれてから懇親会が開催される予定である。参加者の中にこのHPをご覧になっている方がおられるので、ここにご報告しておくことにする。

  このバッハの会では、皆さんから近況報告がなされるが、先生からは2017年4月6日より17日頃まで、ライプチヒのトーマス教会でマタイを聴き、ドレスデンのゼンパーOPでモーツァルトのダ・ポンテ三部作を見るツアーが組まれていることが紹介された。これはいずれ郵船トラベルのツアーとしてご案内される予定であり、私には身体は空いているしシーズン・オフの時期なので、テロさえ問題なければ仲間とご一緒なら参加したいと考えている。11月にモーツァルト協会のオペラサークルの仲間と一緒の郵船の南ドイツのオペラツアーと続くことになるが、機会があるときに参加していなければ、いずれ身体が駄目になるので、女房には両方とも参加することを伝えてある。

  この会での私の近況報告は、この日の四街道の万年青会例会のゴルフで調子が良く、ラッキーにも恵まれて第3位になったことを報告し、15分ほど遅刻したことをお詫びした。また、11月の日本モーツァルト協会の仲間たちとご一緒できそうな郵船ツアーに参加する予定であることを申し上げて、バッハの会なのにモーツァルト・ツアーの内容にまで触れて、仲間が増えるようにPRをした。


16-8-3)、オペラ「偽りの女庭師」全7組のアップロード完了と「総括」の完成、

  先月号でこのオペラ「偽りの女庭師」全7組の「総括」の着手をお伝えしたところであるが、ほぼ完成に近づいたので、ご覧いただきたいと思う。このオペラには、7大オペラのように音友社によるオペラ・ブックス(チャンパイ・ホラント編)のシリーズ本がなく、キチンとしたリブレットの日本語訳が、この「女庭師」については残念ながら得られないのが現状であり、CDなどに付属しているもの以外には入手出来ない状態である。新全集もリブレットについては、独・伊の二段書で譜面の中に書かれているだけである。従って、リブレットの理解なしに映像を見ているだけなので、7大オペラとは全く事情が異なる上に、この台本が極めて曖昧で分かりづらく出来ている。そのため今回の「総括」においては、その辺の事情についても、私なりに理解している範囲で触れたつもりである。

  このオペラの難点は、アリアが抽象的な内容のものが多く、前後の繋がりの理解が曖昧になり、結果的に削除されるアリアが多くなったり、一・二幕のフィナーレの描き方が困難なことなどがあり、これらは全てリブレットの難解さが原因であって、キチンとした日本語訳ができていない限り、われわれには良く分らないということになってしまう。恐らくそれ以上に、古くから伝えられてきたイタリア語、ドイツ語のリブレットの不整合や曖昧さが残されており、それが新全集以降も残されてきて、今回のリール劇場のベーレンライターの2004年版が誕生してきたものと思われる。

    以上の通り、このオペラについての問題点を述べてきたが、私はモーツァルトの書いた音楽は魅力が大きいので、これを生かすように解釈してリブレットの整合性を図るとか、整えることが必要なのであろうと思われる。いずれにせよ、7映像も残されたこれまでの過去の蓄積があるので、これらを土台にして、今後、このオペラの評価が高まり、もっと優れた舞台が描けるように期待したいものである。


   16-8-4)、最近のゴルフの調子は、少し上がり気味、
−ぼやきから年齢並みのゴルフへと切り替えて−

  これまで毎年ゴルフを続けてきて、年とともに飛距離が減り、成績が悪くなってくることをぼやき続けてきた。四街道の私の場合では、レギュラー・テイで打っていて、目標である100を切ることが段々難しくなってきて、ぼやくことが多くなっていた。丁度、今年の2月で年齢が80歳になり、赤杭のシニアー・テイから打つことが許されることになった。私の場合は、どのホールでもあと10ヤード飛んでいればという飛距離が一番の悩みだったので、恥を忍んで迷いなく、シニアー・テイから打つことに決断をした。シニアー・テイから打つと何ヤード楽になるのか分らないが、バック・テイとレギュラー・テイの飛距離の差は、計算すると280ヤードなので、恐らく1ホール平均で、約10〜15ヤード短くなるのであろう。私の場合は、問題は飛距離の問題であったので、シニアー・テイに慣れるにつれてスコアが向上したように感じており、実感として100を切る割合が、レギュラー・テイの場合より高くなったと考えている。

  恐らくその結果であろうが、今年の3月のグランド・シニア会で、早くも52+43=95のスコアで初優勝したり、またそれが自信になったのか、4月の建設33会のゴルフで優勝してハンデイを上げられたりしている。そして去る7月の万年青会7月例会で、48+51=99の1オーバーでスコア的には満足出来ない結果であったが、図らずも3位に入賞して嬉しい思いをした。ハンデイが28から25に上げられて、これからが大変であるが、スコアによってはまだまだ優勝の可能性があるハンデイであるので、これからも頑張りたいと思う。
  私の場合は、シニアー・テイで打つという形で目標を下げたので、結果的にスコアが良くなり、今のところぼやきが減って楽しい思いをすることが多くなった。恐らく、1〜2 年後に、再びぼやきが多くなって、今度はどういう形で目標を下げて自分なりに納得するかということに悩んだり、この年でゴルフの仲間に加えていただくだけでも満足だという風に割り切るかのどちらかなのであろう。

  東京湾GCの場合には、長浦、久保田、蔵波の3コースがあって、四街道の場合のように100を切るという目標が設定しづらく、これまで目標なしでやって来たが、恐らく、長浦/久保田の場合は、108、久保田/蔵波の場合は112、蔵波/長浦の場合は110位を切ることが目標となり、アバウトで、兎に角、110を切ることが当面の目標であろうと考えている。キャデイさんがいないので、ラフが深いとロストボールが増えて、カートがあるのは楽で良いが、反面、クラブを持ち歩き、置き忘れたりして落ち着かず、未だに四街道のようにゆったりとした落ち着いた気分でゴルフが出来ないのが悩みの種である。 (以上)(2016/07/29)


16-8-5)、2016年8月号の放送番組予定、

   2016年8月におけるNHKの放送において、初めに「教育テレビ」では、毎週日曜日の21:00〜23:00(最終日曜は除く)の「クラシック音楽館」が、N響定期を中心に放送されている。8月のN響定期では、アシュケナージの指揮で8月7日、14日、21日と第1838〜40回のN響定期の放送が予定されているが、モーツァルトは残念ながら期待できないようである。
    続いてNHKBSプレミアム・シアターでは、日曜日24:00〜4:00の予定であり、8月の音楽関係の予定では、21日がサローネン指揮のオペラ「ペレアスとメリサンド」の予定であり、28日は佐渡裕のグラフェネック音楽祭2016のようであり、モーツァルトを含むかどうかは不明であるが、この音楽祭は初めてなので収録しておきたいと考える。
最後に、毎週月〜金曜日の6:00〜6:55の「クラシック倶楽部」では、今月はベルリン古楽アカデミー、ミケランジェロ四重奏団、ラルス・フォークトなどの名が見えるが、モーツァルトの曲が含まれているかどうか、収録済みではないかと、毎週直前に、面倒でもチェックする必要がある。


         一方のクラシカ・ジャパンでは、8月号のクラシック大全第2章の10大オーケストラの注目の指揮者&オーケストラで、ミンコフスキーとルーヴル宮廷音楽隊が選ばれており、「モーツァルトのイ長調の協奏曲」という番組で、ピアノ協奏曲第23番とヴァイオリン協奏曲第5番が放送される。2015年1月のモーツァルト週間で収録された最新の番組であると思われる。また、「世界に挑む日本人たちの特集」で、7月の佐渡裕の「フィガロの結婚」inトリノに続いて、大野和士の「バルセロナ響音楽監督就任公演」が放送されるが、その中にモテットK.165の1曲がフォーレの「レクイエム」の前に放送されるので、収録しておきたい。
また、このところ評判のクルレンツイスとムジカエテルナの最新の演奏で、コバチンスカヤのメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とブラームスの交響曲第3番の放送があるので収録したい。クラシック大全第二章のオペラ400年史はつまらないと思っていたが、カール・ベームのオペラ映画「フィデリオ」とかテイーレマンの「魔弾の射手」2015が放送されるので、収録しておきたいと思う。また「アーノンクール追悼」の番組を期待していたが、LDで持っている「ブランデンブルグ協奏曲」が解説とともに始まった。8月は第5番、第6番の収録を行なうが、持っているLDよりも遥かに良いHV画面で新たに甦っている。また、日本では入手出来ない「イドメネオ」(2008)の放送を日本語字幕付きでお願いしたい。

          レコード芸術8月号では、特集は二つあり、第一は「巨匠は語る−音楽家の言葉とデイスク−」というタイトルで、巨匠には、メニューヒン、グレン・グールド、ダヴィッド・オイストラフ、スヴャトスラフ・リヒテル、フィッシャー=デイスカウなどの名が見えていた。第二は、追悼「宇野功芳」であった。宇野さんは古くからレコード芸術に登場し、私はフルトヴェングラー、トスカニーニ、ワルターなどSP時代の巨匠たちの中で、ワルターが好きだったので、考えて見れば、ワルターを通じて宇野さんの著作や論評を読むようになったと思う。最近では、あのクルレンツイスの「理想の「フィガロ」−クルレンツイスの計り知れぬ才能」(2015年11月号)を読んで、若い人の文章のような書き方で、「このCDは僕の宝だ」などと80歳を超えても平気でさらりと書いており、そのお元気さと変わらぬ文体に驚いたものであった。(合掌)
       8月号の新譜月評の特選盤には、モーツァルトのCDとしてはなしであり残念であった。新譜の紹介があっても、デイヴェルテイメントK.563(若松・成田・鈴木)のリベラ・クラシカの最新録音だったり、聞いたことのあるバルヒェット四重奏団の名の若作りの四重奏曲3曲と「音楽の冗談」K.522は、昔のミュンフィンガーによる古い録音であったりしていたが、モーツァルトは少なくなった。続いて海外盤レヴューでは、トップにベヒトルフ演出の2015年ザルツ音楽祭の「フィガロの結婚」(15-12-3)が、「古めかしさの中に、今が生きる」という標題で絶賛されており、同感で気をよくした。その他、オペラ部門でアーノンクール指揮・フリム演出のダ・ポンテ三部作のDVDのまとめ売りが紹介されていたが、私は先月、1枚のBDの「コジ」と「ドン」(輸入盤)を購入済みであった。






          毎月1回は、レコード店をソフト探しでうろつくことにしているが、 月末に新宿のタワーレコード、銀座のヤマハと山野楽器に立ち寄って、久し振りで以下の3種類の映像とCDを新規購入したので、とりあえず、紹介しておこう。
1、 イリーナ・メジューエワ、ピアノソナ集-3(2CD)レコ芸特選盤、3426円、
2、テイチアーテイ指揮2015グラインドボーンの「後宮」マクヴィッカー演出BD4290円、
3、イ・ゾルステイ・ヴェネテイ、シモーネ指揮の戴冠ミサ曲K.317ほか、DVD、2600円、
4、モーツアルト五重奏曲全集、2014年1月、モーツァルト週間ライブ、DVD2枚4500円、





16-8-6)、2016年8月号のソフト紹介予定、

  これまでの毎月のソフト紹介は、新しいオペラと二つの古いテープのソフトで構成されていたが、このスタイルは8月には無理かと思っていたところに、7月に入って佐渡裕指揮のトリノ王立歌劇場のオペラ「フィガロの結婚」が、クラシカジャパンから突然に、「佐渡裕 in トリノ」と言う番組で放送された。そのため、8月号のオペラ部門は、この新しい映像を紹介することとし、第一曲目は古い日本のテープを利用することとし、7月号に続いて、同じテープから、8月号のトップには、ウイーン管楽ゾリステンによるセレナーデ(第12番)ハ短調K.388およびセレナーデ(第11番)変ホ長調K.375の2曲をアップしたい。この映像は、NHKのクラシックアワーという番組で、古藤田京子の案内では、1994年7月5日のカザルス・ホールでのこのグループ8人の来日演奏と言うことであった。このウイーン管楽ゾリステンは、ウイーンフイルの管楽奏者(オーボエ、クラリネット、バスーン、ホルン)が二人づつ8人で構成されるいずれも現役(1994年)のメンバーであった。この放送番組は一時間番組なので、放送は二回に分けて行なわれていたが、同じテープに別々に収録されていものを、今回は一つにまとめて、アンコール曲も含めてアップロードすることにした。

   8月号の第二曲目は、7月号のエマーソン四重奏団の演奏に続いて同じテープに収録されていたもので、東京クワルテット演奏会として、弦楽5重奏曲ハ長調K.515および弦楽5重奏曲ト短調K.516の2曲を、1991年10月1日、サントリー・ホールで演奏されたものであった。第二ヴィオラに東京カルテットのメンバーの先生に当たるラファエル・ヒリヤーを向かえた五重奏曲と言うことであったが、メンバーのトップの第一ヴァイオリンは、外人さんであったので、良く調べてみた。彼らの創立は古く1969年であり、ジュリアード音楽院を卒業した4人の日本人によりニューヨークで結成され、翌1970年にミュンヘン国際音楽コンクール室内楽部門でいきなり優勝し、一躍、注目を浴びた。そして設立以来20年を経て現在に至っているが、第一ヴァイオリンは、当初の原田幸一郎からピーター・ウンジャンに、第二ヴァイオリンが名倉淑子から池田菊衛に変わったが、ヴィオラの磯村和英、チェロの原田禎夫は、当初からのメンバーだそうである。

   8月号の第3曲目は、冒頭で申し上げたとおり、佐渡裕指揮のトリノ王立歌劇場のオペラ「フィガロの結婚」が、クラシカジャパンから突然に、「佐渡裕 in トリノ」と言う番組で放送されたので、早速、ご紹介するものである。トリノ王立歌劇場のオペラは、このHPで初めてであり、モーツァルト指揮者であるとは思っていない佐渡裕もこのHP初めてでいささか心配であったが、聴き始めてみるとまずまずの「フィガロ」が流れているので、安心して見ることにした。佐渡裕は1961年京都生まれ。1989年ブザンソン国際指揮者コンクールと、1995年第1回バーンスタイン・エルサレム国際指揮者コンクールに優勝。バーンスタインのお弟子さんとして知られてきたが、いよいよ2015年9月よりウイーンの名門トーンキュンストラー管弦楽団音楽監督に就任し、さまざまなヨーロッパの音楽祭のコンサートからオペラまで、活躍を始めだしているが、この「フィガロ」は、彼のオペラ指揮の第1号として、まさに真価を問われる映像となるものと思われる。


(以上)(2016/07/29)



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