モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成28年6月号−−

ヴェーグ指揮カメラータ・アカデミカによる行進曲ニ長調K.189(167b)、セレナーデニ長調(第三番)K.185(167a)、小澤征爾指揮サイトウキネンOによるデイヴェルテイメントニ長調K.136、堀正文指揮石原リリック・アンサンブルのデイヴェルテイメントニ長調K.334、/アンドレ指揮スイス・イタリア語放送管弦楽団とホルトマンのピアノによるピアノ協奏曲第第1番ヘ長調K.37、第4番ト長調K.41、およびムンド指揮NHK交響楽団とカツアリスのピアノによるピアノ協奏曲第12番イ長調K.414、/ハイム指揮レスコ演出によるオペラ・ブッファ「恋ゆえの女庭師」、K.196、Opera de Lille、

(先月の月報は  「こちら」 )


私の最新入手ソフト情報−平成28年6月号−

(ヴェーグ指揮カメラータ・アカデミカによる行進曲ニ長調K.189(167b)、セレナーデニ長調(第三番)K.185(167a)、小澤征爾指揮サイトウキネンOによるデイヴェルテイメントニ長調K.136、堀正文指揮石原リリック・アンサンブルのデイヴェルテイメントニ長調K.334、/アンドレ指揮スイス・イタリア語放送管弦楽団とホルトマンのピアノによるピアノ協奏曲第第1番ヘ長調K.37、第4番ト長調K.41、およびムンド指揮NHK交響楽団とカツアリスのピアノによるピアノ協奏曲第12番イ長調K.414、/ハイム指揮レスコ演出によるオペラ・ブッファ「恋ゆえの女庭師」、K.196、Opera de Lille、)

16-6-0、平成28年/2016年6月初めの近況報告−稀勢の里の頑張りが勇気を与える−

16-6-1)、このHPの役割の追加−追悼アーノンクールの作文をして−
16-6-2)、大災害の歴史を学ぼう−想定外をなくするための知恵−
16-6-3)、91年モーツァルト・イヤーのプレヴィン編の”Mozart on Tour”の新BD盤を見て、
16-6-4)、倉島家いとこ会第32回の幹事をして、
16-6-5)、2016年6月号の放送番組予定、
16-6-6)、2016年6月号のソフト紹介予定、

(古いS-VHSより;ヴェーグとカメラータ・アカデミカ(4)K.185&189など)
16-6-1、シャンドル・ヴェーグ指揮カメラータ・アカデミカ・ザルツブルグによる行進曲ニ長調K.189(167b)、セレナーデニ長調(第三番)K.185(167a)、および小澤征爾指揮サイトウキネンOによるデイヴェルテイメントニ長調K.136、および堀正文指揮石原リリック・アンサンブルのデイヴェルテイメントニ長調K.334、

(940331、CS736CHの放送をS-VHSテープ137.5、及び940806、NHK教育TVの放送をVT129.3に収録 )

(最新のBDと古いS-VHSより;ピアノ協奏曲K.37、K.41、K.414)
16-6-2、マーク・アンドレ指揮スイス・イタリア語放送管弦楽団とハイドラン・ホルトマンのピアノによるピアノ協奏曲第第1番ヘ長調K.37、第4番ト長調K.41、およびウーヴェ・ムンド指揮NHK交響楽団とシプリアン・カツアリスのピアノによるピアノ協奏曲第12番イ長調K.414、

(2016、BDのMozart on tourより、および950114のN響アワーをS-VHS-145.3に収録)

(最新のBDオペラから;2014 Opera de Lilleの「女庭師」K.196)
16-6-3、Emmanuelle Haim指揮David Lescot演出によるオペラ・ブッファ「恋ゆえの女庭師」、K.196、
2014/05/22~25、Opera de Lilleにおけるライブ収録、
(配役)ドン・アンキーゼ;Carlo Allemano、サンドリーナ(ヴィオランテ);Erin Morley、ベルフィオーレ伯爵;Enea Scala、アルミンダ;Marie-Adeline Henry、騎士ラミロ;Marie-Claude Chappuis、セルペッタ;Maria Savastano、ナルド(ロベルト);Nicolay Borchev、
(2015/11/13、タワーレコード新宿店でBDを購入、Warner Classics、Erato、)



16-6-0、平成28年/2016年6月初めの近況報告−稀勢の里の頑張りが勇気を与える−

  5月の大相撲は、3月場所に引き続き白鵬の優勝で終わったが、白鵬は稀勢の里の白星街道に初めから負けじとする意欲を持った取り組みを連日展開し、堂々と12回目の全勝優勝を成し遂げるという快挙であった。私は稀勢の里の連日の好成績が横綱三人の意欲を高めて、横綱陣の奮起をもたらし、大相撲全体の活気を高めたものと考えている。その中で、稀勢の里は、白鵬戦で残念ながら惜敗したが、結果的に白鵬に次ぐ第2位の13勝2敗となって、ナンバー2の地位を前場所に引き続き立派に確保したので、彼の優勝と横綱への期待は、来場所以降へと持ち込まれることとなった。場所ごとに地力がついてきているのが良く分り、ますます精進を重ねると、結果が自ずとついて来るであろうと、彼の活躍への期待と楽しみが一段と増えてきている。

  この重圧は稀勢の里にとって大変なものであろうが、2場所続けて好成績を残しているので、この間に身につけた落ち着いた取り口で勝機を見出すことには自信を持って良いと思う。今回の横綱戦での2敗は、白鵬戦では攻め勝っていたのに守勢での腰高が敗因であろうと思うし、鶴竜戦では立ち会いの遅れが敗因であったので、次回までに修正できるものは修正して欲しい。   私は稀勢の里が頑張れば、琴奨菊も豪栄道にも勢いがつくようであるし、白鵬に続く地位を確保しておれば、状況によっては、優勝と横綱は独りでについてくるものと思っている。琴奨菊の1月場所での優勝以来、日本人力士への期待がますます高まっており、あと1歩のところまでに近づいている。7月場所も、5月場所と同様に頑張れば、結果はついてくるので、日本の国技の名を取り戻すよう健闘して欲しいと心から願っている。今度こそ、熱烈な彼のファンばかりでなく、日本人全体の期待を裏切らないように、精魂一徹で頑張り抜くことが、稀勢の里に課せられた課題であり、宿命であると思う。


16-6-1)、このHPの役割の追加−追悼アーノンクールの作文をして−

  フェラインの「季刊」6月号に、 編集長からの依頼でアーノンクールの追悼文を書いたが、HPでも見られるようにアップロードしてみたので、ご覧いただきたいと思う。この作文をしながら気がついたのであるが、このHPでは、演奏者別に検索が出来ると言う特徴を持っているので、収録ソフトの多い演奏家については、演奏家別に収録ソフトの総括を行なっておくと便利であり、アーノンクールの場合はその収録ソフト「総括」の第1号になったような気がしている。ソフトの増加が期待できなければ、「総括」をして整理しておくことが重要なので、今回のように亡くなった時期が、ソフトの総括をする良きタイミングであるのかもしれない。

  今、現在、気がついている演奏家としては、クラウデイオ・アバド(1933/6/26〜2014/1/20)やコリン・デイヴィス(Colin Davis 1927〜2013) などがあり、ソフト数の多い指揮者などが対象になるものと思われる。この演奏家別の収録ソフトの[総括」は、ある意味で、このHPに課された役割の一つであり、暇のあるときに考えて見たいテーマが増えてきたと考えている。



(新緑の5月後半に札幌市を訪れてきたので、数葉の写真を掲載する。北海道庁の前では、新しい観光用の道が整備されて、観光客用のスポットが出来ていた。また、大通り公演では、ライラックの花が満開であり、折から、ライラック祭りが行なわれていた。2016/05/28)






16-6-2)、大災害の歴史を学ぼう−想定外をなくするための知恵−

  熊本地震はまだ治まったという気象庁の発表はないが、これまでの経験則をはるかに超える地震であることには間違いないようだ。われわれはこれまで、経験則にないことを「想定外」と称して対策をともすれば怠ってきたが、昨今の災害では、この「想定外」という言葉が次第に社会的に許されなくなってきた。関東大震災で構造力学を学んだ私は、今考えると、震災から50年後の「人生50年」の知識であったと言えよう。橋を設計していて、当時、50年を超えた先のことは考えていなかったし、地震と洪水は同時には起きないものだとか、勝手に考えていた。しかし、東北大地震では、地震で耐えた橋が津波で流されたり被災した例があったし、今回の地震で、震度7で耐えた建物が、2日後の震度7で倒壊するという事例が見受けられた。今回の地震で火災が発生しなかったことはラッキーであったが、神戸のようにこれに火災が加わったら、まさに大変なことになっていた。

  このような「想定外」のことを考えておくためには、かねて経験則とまで行かなくとも、先人の知恵や過去の災害の記録が重要であると考えていたが、その道の権威である磯田道史著「天災から日本史を読みなおす」−先人の知恵に学ぶ−(中公新書)を読んで改めて過去を学ぶ姿勢の重要さを思い知らされた。例えば「仙台平野は約2000年前、約1100年前(貞観津波)、400年前(慶長三陸津波)、そして2011年(東日本大震災の津波)など2000年間に4回もの大津波に襲われている」などから、500年前後の周期性を持った極めて反復性の高い自然現象であったなどと指摘している。また、同様の視点で今後20年以内に予想される南海トラフの地震についても、津波の大・中・小があり、大の確率が20%、中の確率が60%、小の確率が20%などと想定されているが、これを防災上の視点でどう活用すべきかが、これから問われることになろう。問題は、熊本地震のような地域性のある直下型地震の記述が少ないことであり、記録のないところには経験則も残らないと言うことになるのであろうか。

  また、富士山噴火についても生々しい記録が整理されているようであり、宝永4年の宝永地震の誘発により富士山噴火が始まったことが記録されており、噴火による震動は4日間、火山灰の降下は12日間続いたことが、当時の記録から明らかにされている。このような過去に残された貴重な知見に基づいて、現代の我々が被災した場合に、「想定外」とならないように、日頃から被災したら身の回りにどのようなことが起こるかいろいろ想定を重ね、どう賢く行動して命を守るかということを考えておく必要があろう。

   この書物によると、われわれが歴史から学ぶ自然の危機は、次の三つがあるとされる。第一は、今回の地震津波などの地学的危機、第二は、地球温暖化に伴う台風や集中豪雨が激化することによる風水害・高潮・土砂崩れなどの気象学的危機、第三に世界の人的交流の進展などに伴う抗生物質耐性菌・インフルエンザ・出血熱などの感染症学的危機も高まってきているそうである。古人の経験や叡智はこれからも有効であり、「リスク・コントロールの歴史学」を謙虚に学ぶことが重要だと結ばれていた。





16-6-3)、91年モーツァルト・イヤーのプレヴィン編の”Mozart on Tour”の新BD盤を見て、

  91年モーツァルト・イヤーにレーザー・デイスクで発売されたアマディオのアンドレ・プレヴィンが編者で、ピアノ協奏曲選集(全14曲)を含む”Mozart on Tour”が新しくBD1枚に納められて新発売されている。LDでは物足りなかった映像や音声もすっかりHV並みになり、大型画面でも細部までよく見えるようになり、何と1枚に収納されているので、こんな便利なデイスクはない。実は、改めて新しい映像で見直してみて、プレヴィンの編集が実に凝っており、会場は各地の宮殿内の装飾豊かで音響の良い狭めのホールを使っており、かねて定評のあった名人たちが弾くピアノとオーケストラのアンサンブルが美しく、つい大きめの音で聴いてしまうので女房に怒られている。

私はクラシカ・ジャパンの放送でS-VHSのテープでアップしているが、ピアノ協奏曲第1番ヘ長調K.37および第4番ト長調K.41が、収録済みであったが未アップであった。今回6月号でアップすることにしたので、会場などの写真の写りなどをチェックしていただきたいと思っている。この演奏は、マーク・アンドレ指揮スイス・イタリア語放送管弦楽団と若いハイドラン・ホルトマン女史のピアノによるものであり、このオーケストラのいわば本拠地であるビビエーナ学術劇場ホールであった。なお、BDは輸入盤なので、もう一つの旅の主題の語りは、プレヴィンの英語であり、日本語字幕のサービスはないので、この点がLDと異なっている。
  これら2曲以外は全曲アップ済みなので、この際、プレヴィン解説の旅先地とテーマ、指揮者、オーケストラ、ピアニストおよび演奏会場などを、簡単に紹介しておこう。

1、ロンドン(最初の旅)、第12番イ長調K.412、アシュケナージ指揮とピアノ、ロンドンPO、ハンプトン宮殿、ロンドン、 (6-5-3)、
2、マンツア(最初の第一歩)、第1番ヘ長調K.37、第4番ト長調、アンドレ指揮、P;ホルトマン女史、スイス・イタリア語放送SO、ビビエーナ学術劇場ホール、(16-6-2)、
3、ミラノ(旅の楽しさを学ぶ)第5番ニ長調K.175、アンドレ指揮、P;M.フレージャー、スイス・イタリア語放送SO、ビビエーナ学術劇場ホール、(6-3-2)、
4、マンハイム(アロイジアとコンスタンツエ)、第6番変ロ長調K238、ジェルメッテイ指揮、P;ツァハリス、ロココ劇場、シュヴェツインゲン城、(6-3-2)、
5、シュヴェツインゲン(音楽家と王妃様)、第8番ハ長調K.246、ジェルメッテイ指揮、P;ツァハリス、ロココ劇場、シュヴェツインゲン城、(6-3-2)、
6、パリ(ザルツブルグから離れて)、第9番変ホ長調K.291、テイト指揮、P;内田光子、   モーツァルテウムO、同大ホール、1989モーツァルト週間、ザルツブルグ、(6-2-3)、
7、ウイーン(二重の誘惑)、第17番ト長調K.453、テイト指揮、P;ラーンキ、イギリスCO、大ギャラリー、シェーンブルーン宮殿、ウイーン、(6-3-3)、
8、ウイーン(職業上の最適地)、第20番ニ短調K.466、ピエロフラーヴェク指揮ヴィルテイオージ・プラハ、P;クラーンスキー、1990/08、ワルトシュタイン宮殿、(6-5-3)、
9、ウイーンとプラハ(コインの裏側)、第24番ハ短調K.491、プレヴィンの指揮とピアノ、ロイヤルPO、大ギャラリー、シェーンブルーン宮殿、ウイーン、(6-7-2)、
10、プラーハ(ダ・ポンテとの成功)、ピエロフラーヴェク指揮、ヴィルテイオージ・プラハ、P; コチシュ、1990/08、騎士の間、ワルトシュタイン宮殿、プラハ、(6-6-2)、
11、フランクフルト(戴冠式)、第19番ヘ長調K.459、ジンマン指揮、P;ルプー、ドイツ室内フイルハーモニー、ソフイエン・ザール、ミュンヘン、(6-8-2)、
12、ミュンヘン(旅路の駅)、第26番ニ長調K.537、アルブレヒト指揮、ドイツ室内フイル、P; フランセシュ、クリステイアン・ツアイス・ザール、ヴィースバーデン、(6-8-2)、
13、ウイーン(最後の年)、第27番変ロ長調K.595、アンドレ・プレヴィン指揮、ロイヤルPO、P;マドツア、大ギャラリ−、シェーンブルン宮殿、ウイーン、(6-7-2)、

  どの演奏を取っても水準以上の出来映えであるが、アシュケナージのK.414の弾き振り、内田光子とテイトの「ジュノム」K291、ラーンキのK.453、マドツアとプレヴィンのK.595などは、いずれも私が大好きな曲たちであるが、ベストの映像に近いものと推薦に値する演奏である。


16-6-4)、倉島家いとこ会第32回の幹事をして、

  来る6月4日(土)12:30分より、毎年恒例のいとこ会が開催されるが、今年は私がこの会の幹事を引き受けており、17名のいとこたちより出席の返事をいただいている。このような会合が30年以上も続いていることは極めて珍しいことと思われるので、私事で恐縮であるが簡単にその経緯を紹介しておこう。
最初の集まりは1982年(昭和57年)であり、今から34年前の出来事であった。その頃、倉島家関連の法事があるたびに、いとこたちが顔を合わせていたようであるが、法事の時以外にも顔を合わせようと言うことになり、最初の会が開かれたようであった。最初の頃は、叔父・叔母を含め、適宜、孫たちも加わって30名近くの集まりであったが、最近では、いとことその連合いだけの集まりとなっている。

倉島家は、明治の初めに長野県上田市出身の祖父が北海道札幌市に居住して一家を築いたことに始まり、三男・二女の家族であったが、それぞれに孫が誕生し、男9名、女13名、合計22名となった。孫すなわちいとこたちは、既に6名が病没しているが、それぞれの連合いを含めて約30名が現在の会員であるが、東京周辺と札幌市などに分かれているので、毎年約半数の方々がいとこ会に出席しているという計算になる。

  過去においては、祖父の実家の上田市で開催したり、子供の頃に居住していた札幌市で開催したこともあったが、現在は居心地の良い飯田橋のレストランに会場を定着させ、一人7000円の会費でお料理を楽しみ、会話やカラオケで旧交を温めている状態になっている。現在、80歳以上の会員が8名を超える状態になって来たが、私自身80歳となるので、最後の幹事としてお引き受けした次第であり、今後、この会をどう存続させていくかが、これからの問題であると言えようか。私個人の意見としては、東京オリンピックを一つの目標として、それまでの幹事を決めておくのが良いと、今回提案したいと考えているが、いかがなものであろうか。


16-6-5)、2016年6月号の放送番組予定、

        2016年6月におけるNHKの放送において、初めに「教育テレビ」では、毎週日曜日の21:00〜23:00(最終日曜は除く)の「クラシック音楽館」が、N響定期を中心に放送されている。6月の予定ではN 響の指揮者は、アメリカのレナード・スラットキンが、5、12、19日のN響定期第1832〜34回の3回の放送があるが、モーツァルトは残念ながら期待できないようである。
     続いてNHKBSプレミアム・シアターでは、日曜日24:00〜4:00の予定であり、6月の音楽関係の予定では、19日がザルツブルグ音楽祭のオペラであるが、テイーレマン・ドレスデンの「道化師」ほかのオペラであった。26日はベルリンフイルのヨーロッパ・コンサート、山田和樹指揮のコンサートのようであるが、どうやらプログラムにはいすれもモーツァルトは関係ないようである。最後に、毎週月〜金曜日の6:00〜6:55の「クラシック倶楽部」では、今月はカツアリスとかシュタイアーの名が見えるが、モーツァルトの曲が含まれているかどうか、収録済みではないかと、毎週直前に、面倒でもチェックする必要がある。
         一方のクラシカ・ジャパンでは、最近の5月号からは、クラシック大全第2章が始まるとのことで、少し変わりそうで期待していたが、この第2章では、世界のオーケストラ10、オペラ400年史、弦楽の世界、人間ドキュメント、振付家で見る名作バレエ、の5分野で始まりだしたようであるが、この5分野でモーツァルトの関係は全く見えていない。暫くは「アーノンクール追悼」の番組があるようであるが、その先が全く見えておらず、まれにあってもいずれも収録済みソフトであるので困っている。
          レコード芸術6月号では、特集はよく分らないのであるが「ヒストリック・リターンズ」の世界−SP〜デジタル録音/新発見&再評価コレクション−と題されていた。ホロビッツが戦後の1965年に突然に楽壇に復帰したことを「ヒストリック・リターン」と称しているようであるが、特集をさらっと見た限りでは、どうやらモーツァルト関係分野では、余り大きな話題はなさそうに見えた。
6月号の新譜月評の特選盤には、モーツァルトのCDとして、イリーナ・メジューエワというピアニストのピアノ・ソナタ集-3が特選盤となっていた。2枚組で第3集がピアノ・ソナタ(+a)集の完結編のようである。このロシア生まれの女性ピアニストは、昨年、日本モーツァルト協会10月例会で一度聴いているので、感性の豊かな演奏を聴かせるものと思われる。続いてビデオデイスク欄では、チャイコフスキーのドキュメンタリーが1種類のみの寂しい状況。海外盤レヴューでは、モーツァルト関係のCDとして、ブッフビンダーの弾き振りのピアノ協奏曲第20、21、&27番のライブ収録が目立っていた。その他、マイナーな曲が二・三点見受けられたが、オペラなどのモーツァルトの新譜報告は残念ながらなく、寂しい限りであった。

          毎月1回は、レコード店をソフト探しでうろつくことにしているが、 新宿のタワー・レコードに、収録洩れのアーノンクールの「イドメネオ」の輸入盤DVD(2008)の取り寄せをお願いしたが、現地でも在庫がないと断られてしまった。どうしたら入手出来るか、別の店でも同じ状況か、兎に角、困ったことになった。


16-6-6)、2016年6月号のソフト紹介予定、

  6月号のソフト紹介は、5月号と同様オペラ部門は購入済みの新規ソフトの紹介を行ない、それ以外は古いS-VHSテープに保存されたモーツァルトソフトのアップ完結を目指して、分野を問わず紹介していきたいと考えていた。そして第一曲目は、予定通りヴェーグのシリーズものの(4)として、セレナード第3番とし、これへの追加曲として予定していた小澤征爾のK.136が、全曲集録ではなく、第二楽章のアンコール曲のみの収録であった。そのため、急遽、ストラデイヴァリ合奏団のK.136 に切り替えようとしたところ、デジタル収録のテープのレコーダーによる再生が、機械の故障のため再生できないというハプニングが生じた。従って予定を変更して、堀正文の石原リリック・アンサンブルのデイヴェルテイメントニ長調K.334が登場することになっている。追加曲の方が大ものになってしまったが、良い方向への変更であるため、ご期待いただきたい。

  第二曲目は、かねて予定していたモーツァルトの初期のピアノ協奏曲から、未アップの2曲が新しいBD(オン・ツアー)に含まれていたので最初にアップしたい。若いモーツァルトが編曲した勉強中のピアノ協奏曲4曲中の第1番ヘ長調K.37と第4番ト長調K.41であり、マーク・アンドレ指揮スイス・イタリア語放送管弦楽団とハイドラン・ホルトマンのピアノによる演奏であった。これだけでは、役不足と考えて、ピアノ協奏曲第12番にシプリアン・カツアリスが来日中にN響定期で演奏したものが残されていたので、この曲のアップ完了の「総括」を行なうつもりで、アップロードする予定としている。

  6月分の第三曲目は、かねてアップしたいと考えていた「にせの花作り女」K.196であり、これはフランスの最新の輸入BDであって、このHP初めて登場する2014 Opera de Lilleの「女庭師」のライブであった。初めてづくしであるが、女性指揮者、Emmanuelle Haim指揮David Lescot演出によるオペラ・ブッファであり、一見したところでは、2004年のベーレンライター版を使った最新の演奏であるとされていた。舞台の造りなどは、同じフランスもののカンブルラン指揮のLDと庭つくりの風景が良く似ているように思ったが、登場人物たちが、市長のアンキーゼを除くと全員が若々しく生き生きとしており、すぐに舞台に惹き付けられそうに見えていた。残念ながら日本語字幕がなく、字幕を英語版としていたが分かりづらい英語であり、旧版の新全集しか持っていないが、どこが違うか、譜面を見ながら場面を追っていきたいと考えている。


(以上)(2016/05/25)



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