モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成28年5月号−−

ヴェーグ指揮カメラータ・アカデミカによるカッサシオン第1番ニ長調K.063およびピアノ協奏曲第12番イ長調K.414、/ホリガー指揮のオーストリア放送交響楽団による交響曲第24番変ロ長調K.182、ピアノ協奏曲第18番変ロ長調K.456、ミサ・ソレムニスハ長調K.337、/アルブレヒト指揮サイモン・マクブルネイ演出によるジングシュピール「魔笛」K.620、ネーデルランド室内管弦楽団&オランダ国立歌劇場合唱団、

(先月の月報は  「こちら」 )


私の最新入手ソフト情報−平成28年5月号−

(ヴェーグ指揮カメラータ・アカデミカによるカッサシオン第1番ニ長調K.063およびピアノ協奏曲第12番イ長調K.414、/ホリガー指揮のオーストリア放送交響楽団による交響曲第24番変ロ長調K.182、ピアノ協奏曲第18番変ロ長調K.456、ミサ・ソレムニスハ長調K.337、/アルブレヒト指揮サイモン・マクブルネイ演出によるジングシュピール「魔笛」K.620、ネーデルランド室内管弦楽団&オランダ国立歌劇場合唱団、)

16-5-0、平成28年/2016年5月初めの近況報告−経験則が通じない新しい地震か?―

16-5-1)、レコード芸術の特集「追悼アーノンクール」
16-5-2)、札幌北高の同期会「4期の会」に出席して、
16-5-3)、スカパーのチューナーをLanケーブル接続して−書斎のWi-Fi効果を考える−
16-5-4)、「丹毒」、「感染性肺炎」と似た症状で2月末、3月末と2度もダウンした。
16-5-5)、2016年5月号の放送番組予定、
16-5-6)、2016年5月号のソフト紹介予定、

(古いS-VHSより;ヴェーグとカメラータ・アカデミカ(3)K.063&414)
16-5-1、シャンドル・ヴェーグ指揮カメラータ・アカデミカ・ザルツブルグによるカッサシオン第1番ニ長調K.063およびピアノ協奏曲第12番イ長調K.414、
ピアノ;アイクホルン、モーツァルテウム大ホール、1989、ソース;ORFアマデオMY1991室内楽シリーズLD、
(940731、CS736CHの放送をS-VHSテープ133.3に収録、)

(古いS-VHSより;オーストリア放送響のモーツァルト・ガラK.182&456&337)
16-5-2、ハインツ・ホリガー指揮のオーストリア放送交響楽団によるモーツァルト・ガラ・コンサート、1;交響曲第24番変ロ長調K.182、2;ピアノ協奏曲第18番変ロ長調K.456、3;ミサ・ソレムニスハ長調K.337、

(演奏者)ピアノ:エリーザベト・レオンスカ、ソプラノ:ヒルデガルト・ハイヒェレ、アルト:コーネリア・カリッシュ、テノール:ジョン・マーク・エインズリー、バス:ラズロ・ボルガー、オーストリア放送合唱団、ウイーン・コンツエルト・ハウス、1988制作、
(1010101、CS736CJの放送をS-VHS-330に収録)

(最新のBDオペラから;2014年ネーデルランド・オペラの「魔笛」)
16-5-3、マルク・アルブレヒト指揮サイモン・マクブルネイ演出によるジングシュピール「魔笛」K.620、
ネーデルランド室内管弦楽団&オランダ国立歌劇場合唱団、2014年2月、ネーデルランド・オペラにおけるライブ収録、
(配役)タミーノ;マキシミリアン・シュミット、パミーナ;クリステイーナ・ランドシャーマー、パパゲーノ;トーマス・オリーマンス、パパゲーナ;ニーナ・レダーマン、夜の女王;イリデ・マルテイネス、ザラストロ;ブラインドリー・シャラット、ほか、
(2015/11/13、タワーレコード新宿店でBDを購入、OpusArte OA BD7133D)



16-5-0、平成28年/2016年5月初めの近況報告−経験則が通じない新しい地震か?−

       2016年4月14日(水)21:00に発生した熊本地震は、2週間になっても余震があまり衰えず、本震が前震のあとに来て2度の震度7を記録したり、天草や大分へと広域化が見られたりと、まだ継続中なので予断を許さないが、これまでのわれわれの経験則が通用しない新しい地震のように思われる。われわれは関東大震災を学んで地震対策を実施して来たが、考えて見ればこれは人生50年の時代の対策であった。しかし、阪神淡路震災で震度7を実体験して、1本柱の高速道路橋の倒壊を目にし、火災地獄の恐ろしさを痛感した。つい5年前の東北大地震ではプレートが沈んで列島全体が揺れ動く最大級の巨大地震を体験し、原発破壊の怖さと津波地獄のもの凄さを実感した。これらは恐らく人生100年を超える経験則として対策に役立てるべきと考えてきた。しかし、今回の熊本の地震は、地震の性格は異なるものの、これを超える1000年オーダーの発生確率か、想定できるあらゆることに万全を期さなければならないことを教えてくれている。そして、改めて避難第一・人命尊重の重要性を考えて、緊急時の情報収集と伝達の必要性、避難場所の備えと物資の確保などの肌理の細かなことの重要性が防災の基本であることを再認識させているように感じられる。
       そのために考えるべきこととして、ここ10年間にわれわれが入手した防災面で役立ちそうな手段が二つある。第一は今や全国民がほぼ手にしている携帯の活用であり、第二は郵便局以上に普及したコンビニの活用である。被災者のお気の毒な様子を見て、携帯とコンビニが普段から、かくあることを予想して、もっと被災者に役立つ備えができていたらと考えさせられることが、今回、誠に多かった。次の地震に備えて、災害国日本だからできる強力な防災ソフトを、経験則から学び取りつつ、皆で大いに知恵を出し合って、それを次回の地震から実現しようではないか。


16-5-1)、レコード芸術5月号の特集「追悼 アーノンクール」−彗星は飛び去った!−

「彗星はまさに飛び去った!」この言葉は、ウイーンに長く専門を通じて巨匠と親しかった前田昭雄氏の実感迫る一言であるが、音楽界全般の人々に、この人ほどいろいろな面で影響を与え、エネルギーの塊のような行動力の凄さに驚かされた人はいないであろう。今回の追悼の紙面を飾っているクラシック部門の評論家諸氏は、口をそろえて、彼は常に変化を求めて行動し、その追求の熱意に驚かされ、正しいと信じたことを実践する行動力に、人間業でないものを感じていた。しかし、彼もやはり人間であり、病気には勝てなくて、活動を中止してから3ヶ月後に、彗星のようにあっという間に天国に行ってしまった。

      彼ほどレコード紙に話題を提供した人はいないであろう。この特集では1950〜60年代から、70年代、80年代、90年代、2000年代以降と各年代を代表するデイスクを10枚以上列挙して、合計約170種類のCDそれぞれに対して、諸氏の思い入れがこもった寸評がなされている。例えば2000年代以降の1例として、ランランと協演したピアノ協奏曲第24番のCDについて、矢沢孝樹氏が「彼は独奏者に対する共闘者として常にそこにいる。ランランは奔放に弾き、巨匠は苦笑いして見守るが、終わってみればそれは実は巨匠の掌の上であった。」と面白く述べているが、この演奏のドキュメンタリーをNHKの追悼番組で新たに録画したばかりなので、本当にその通りの演奏であったので面白かった。

            さらに末尾には、浅里公三氏によるデイスコグラフィが11ページにわたり作曲家別・曲目別に整理されているが、これは大変な集積であって、2ページにわたるモーツァルトのCDも大量に残され、記録されていた。しかし、この記録は市販されたCDないしDVDをもとにまとめられており、私がクラシカ・ジャパンで収録した最新の放送である2014年のグラーツのシュテイリアルテ音楽祭におけるWCMとの三大交響曲の演奏会ライブや、2014年3月、アン・デア・ウイーン劇場におけるダ・ポンテ・オペラ三部作の演奏会形式による演奏会ライブなどの映像は、まだメデイア化されていないためか、残念ながら、記載されていなかった。

            もの凄くある彼の顔写真の中で、どの写真が相応しいか大層迷ったのであるが、最新の「コシ・ファン・トウッテ」の映像から彼の生存中に、他の方々と同じようにふざけて額入り写真を並べたものを見つけ出したので、この写真を掲載しつつ、彼の冥福を祈りたいと思う。2016年3月現在で、このHPにおける指揮者アーノンクールの映像記録のコレクションを修正し、アップロードしてみたのでチェックしていただきたいと思う。これだけでも大変な集積であり、モーツァルト演奏の映像の世界に偉大な足跡を残してくれたと思う。


16-5-2)、札幌北高の同期会「4期の会」に出席して、

         去る4月28日(金)12時、東京ステーションホテルで開催された札幌北高「4期の会」に出席し、1年ぶりの再会を楽しんで来たので、ご報告しておこう。この新装なって東京の立派な文化的建造物として甦った東京駅内のステーションホテルを利用できるのは誠に有り難いことであるが、それは同期の仲間にJR東日本の社長や会長を歴任した松田昌史君がいるからである。そして80歳を超えても、毎年集まろうという元気な仲間たちが今年も男性20人、女性15人、合計35人も熱心に集まって、楽しい一時を楽しんだ。
          それには、昨年暮れに旦那様を亡くしながら、今年の3月には立ち直って、面倒な幹事の仕事を全うしてくれた幹事さんのお陰であり、彼女の献身的な努力に対し心から御礼を申し上げたいと思う。彼女のお陰で、来年も4月最終週の金曜日{来年はゴールデンウイークの連休との兼ね合いで、その前の週の4月21日(金)}にこの会を実施しようと力強く約束してくれた。

         東京駅で集まると、毎年のように松田君の改築当時の自慢話を聞かされる羽目になるが、当時は自民党などは40階建ての超高層ビルの案で固まっていたようであり、歴史的建造物への理解が現在ほど高まっておらず苦労したという自慢話になる。ところが当時の建設省の都市局の都市計画のグループや東京都の建築のグループなどがJRにとても協力的で、文化的な筋の良い話には理解があったと言う話も加わるので、同じ建設省の道路系の技術者であった小生にも快く聞えることになる。

         ところで昭和29年に札幌の植物園の東隣の北海道庁立高等女子高校であった木造の校舎を、新制になって男女共学の札幌北高が引き継いだのであるが、直ぐに北の丘珠に移転計画が進んで、われわれ4期がこの建物の最後の卒業生であった。自宅から歩いて通えたこの懐かしい校舎のあとは、現在でも中学校として残されているが、私には卒業した札幌の小・中学校はなくなり、高校は移転し、歩いて通えて唯一残っているのが北大だけという有様である。取り分けこの高校時代は、伸び伸びと私を育ててくれ、音楽好きにさせてくれた大恩のある学校と言うことができる。私のお婆ちゃんが第1期生、私の母もおばさん方も姉も卒業生である。そのため、この高校には思入れが多く、北高になっても同期会には大好きな仲間が多数いて、80歳を超えても楽しい付き合いが出来ることをとてもうれしく思っている。


16-5-3)、スカパーのチューナーをLanケーブル接続して−書斎のWi-Fi効果を考える−

           かねて外出先や旅行先でHPのチェック用にターブレット型のスマホが欲しいと思ってきたが、店頭でターブレット兼パソコンのSurface Pro3(Win8.1)を昨年購入し、書斎のパソコンとWi-Fi接続化にも成功し、取りあえず自宅でのHPのチェック用には便利に活用している。しかし、Win8.1のWin10 化が上手くいかず、時間のないせいもあって、それ以上の上手い使い方が出来ず、進展のない状態が続いていた。しかし、今回、インターネットのプロバイダーをYahoo BBからT-comに変更したことから、もう少しインターネットを活用した書斎のWi-Fi化が出来ないかと考えるに至った。

           その第1弾として、スカパーのHD対応のチューナーをWi-Fiケーブルでルーターに接続することに成功して、チューナーのUSB-HDDに録画した番組は、 Wi-Fi接続化されたBDレコーダーのHDDに簡単にダビングすることが可能になって、一歩前進した。これによってチューナーのUSB-HDDに収録した映像のBDレコーダーによるBDのデイスク化も可能になることになる。スカパーのHD情報は、ダビングは一回のみで移動しかできないので、友人などにBD化する場合には、複数回録画しておく必要があったが、これでダビングが容易に実現可能になった。

         第二弾にはパソコンのU-tubeなどの録画した映像を大画面のTV画面で写し出したり、BDレコーダーに録画したりすることが出来たり、その反対のことが出来ないか考えているのであるが、なかなか時間が取れなくて、まだ成功していない。書斎のパソコンをWin10 化することに成功し、通常のパソコン操作はできるのであるが、Win10 で自由に映像ソフトを再生したり、収録したり、ダビングしたりすることがまだ出来ていない。このパソコンにもUSB-HDDを常設して、自由に映像の出し入れをしたいと頭では考えているのであるが、パソコンにどんなソフトを入れて、どうしたらこれらが簡単にできるのか、教えてくれる人がいないと一人では無理なような気がしており、時間をかけてゆっくりやろうと考えている。


16-5-4)、「丹毒」、「感染性肺炎」と似た症状で2月末、3月末と2度もダウンした。

            先月号で2月末に「丹毒」に罹り、即入院となって1週間近く抗生物質を点滴するという入院騒ぎを余儀なくさせられたことを報告した。しかし、それから丁度、1ヶ月後の4月1日に朝から急に寒気と発熱が続き、同じ名戸ケ谷病院で診察を受け、血液検査や胸のX線検査なとの検査の結果、「感染性肺炎」との診断を受け、今度は自宅で抗生物質の薬を約1週間続けて、やっと回復するということが続いた。歳を取ったら肺炎が怖いとはよく言われるが、80歳になって初めて軽かったものの「肺炎」と診断され、二度あることは3度あると、これから気をつけなければいけないとしみじみ感じさせられた。

            どうも良くないのは、心地よい晩酌後の良い気分でのうたた寝をしていたところ、寒気がして急に悪寒が走り、直ぐ休めば良いのにパソコンをやり過ぎたりすることが続いて、どうやら寒い時期のうたた寝が自分には良くないようであると、反省している。缶ビール一本のかわいい晩酌なのであるが、これは10年ほど続いている自分の健康の秘訣のような気がしていたが、良いことばかりでなく反作用もあることに注意して、風邪から身を守る工夫をしなければならないことに改めて気がついた。

           私は仕事をしていた現役時代には、冬になって無理をすると必ず扁桃腺になり、喉を腫らして酷い目に合うことが多かったが、それが歳を取ると別の形で現れて来るものと考えている。これからは風邪のような同じ症状が出たら、即血液検査を加えてもらい、早めに総合診断してもらって早めに薬を飲んで休養することにしたいと考えている。


16-5-5)、2016年5月号の放送番組予定、

        2016年5月におけるNHKの放送において、初めに「教育テレビ」では、毎週日曜日の21:00〜23:00(最終日曜は除く)の「クラシック音楽館」が、N響定期を中心に放送されている。5月の予定では評判の良いパーヴォ・ヤルヴィの指揮で1、8、15日とN響定期第1829〜31回の3回の放送があるが、モーツァルトは残念ながら期待できない。
     続いてNHKBSプレミアム・シアターでは、日曜日24:00〜4:00の予定であり、5月の音楽関係の予定では、15日がサテイの生誕150年とスカラ座のオペラ「愛の妙薬」、22日はバレエ、29日はネトレプコ・イン・東京とオペラ「ボエーム」となっており、いすれもモーツァルトは関係ないであろう。最後に、毎週月〜金曜日の6:00〜6:55の「クラシック倶楽部」では、今月はモザイク四重奏団、ゲヴァントハウス四重奏団などの名が並んでいるが、モーツァルトの曲が含まれているかどうか、毎週直前に、面倒でもチェックして収録したいと考えている。

         一方のクラシカ・ジャパンでは、最近の特集は昨年5月から始まったクラシック大全でるが、10大交響曲のモーツァルトの三大交響曲、10大オペラの「フィガロ」、「ドン・ジョヴァンニ」、「魔笛」などでモーツァルト関係が早くも完結してしまった。いまや、ブルックナーとか、マーラーとかショスタコーヴィッチとかシベリウスなどが延々と放送されている。しかし、5月号からは、クラシック大全第2章が始まるとのことで、少し変わりそうである。第2章では、世界のオーケストラ10、オペラ400年史、弦楽の世界、人間ドキュメント、振付家で見る名作バレエ、の5分野であり、この5分野でモーツァルトはまだ見えていない。5月5日に「アーノンクール追悼」の特集があるが、2014年の最新のダ・ポンテ三部作のオペラと三大交響曲などがあるが、これらはいずれも収録済みソフトである。

          レコード芸術5月号では、特集は既に紹介済みの「追悼アーノンクール」である。5月号の新譜月評の特選盤には、モーツァルトのCDとして、ベザイデンホウトの「鍵盤楽器のための作品集、8&9集2枚組」が珍しく選定されている。これはすでに映像でも一部収録しているが、間違いのない立派な演奏なので、いずれ全集版として入手する必要がありそうだ。続いてビデオデイスク欄では、2種のBDないしDVDが報告されているが、テイーレマンの「魔弾の射手」は魅力がありそうだ。海外盤レヴューでは、モーツァルト関係のCDとして、クリスチャン・ブラックショウという人のピアノソナタ全集4枚組の紹介があった。カーゾンのお弟子さんのようであり、四夜にわたるライブ収録のようであるが、イギリスでは絶賛された演奏のようだ。その他、マイナーな曲が二・三点見受けられたが、オペラなどのモーツァルトの新譜報告は残念ながらなく、寂しい限りであった。

          毎月1回は、レコード店をソフト探しでうろつくことにしているが、 このところ体調を崩したりして東京への外出は控えめにしており、4月には新譜の購入は残念ながら皆無であった。


16-5-6)、2016年5月号のソフト紹介予定、

           5月号のソフト紹介は、4月号と同様オペラ部門は購入済みの新規ソフトの紹介を行ない、それ以外は古いS-VHSテープに保存されたモーツァルトソフトのアップ完結を目指して、分野を問わず紹介していきたいと考えている。今月号には、3月から継続中のヴェーグとカメラータ・アカデミカによるモーツァルト・マチネーから2曲を予定している。また、オーボエで著名なハインツ・ホリガーが指揮する「オーストリア放送響のモーツァルト・ガラ」というタイトルの3曲からなるオール・モーツァルトコンサートをお届けしたいと考えている。いずれも今年のベストに推薦出来そうな素晴らしいコンサートであり、じっくり聴き込んでアップロードしたいと考えている。


(古いS-VHSより;ヴェーグとカメラータ・アカデミカ(3)K.063&414)
16-5-1、シャンドル・ヴェーグ指揮カメラータ・アカデミカ・ザルツブルグによるカッサシオン第1番ニ長調K.063およびピアノ協奏曲第12番イ長調K.414、
ピアノ;アイクホルン、モーツァルテウム大ホール、1989、ソース;ORFアマデオMY1991室内楽シリーズLD、
(940731、CS736CHの放送をS-VHSテープ133.3に収録、)

        この5月号の第1曲目は、三月号、四月号に引き続きヴェーグとカメラータ・アカデミカのLDシリーズのものとして、カッサシオン第1番ニ長調K.063およびピアノ協奏曲第12番イ長調K.414の2曲を取り上げる予定としている。このコンサートは、1989年にザルツブルグのモーツアルテウムの大ホールで演奏されていたが、残念ながら、第三曲は収録されていなかった。音源はクラシカ・ジャパンからの収録であるが、アマデオがモーツァルトイヤーに発売したLDの室内楽シリーズに含まれたものである。
        今回のこの2曲のコンサートは、画像は余り良くないのであるが、ヴェーグとカメラータの演奏が素晴らしく、また音響もとてもよく響いて、実に楽しく聴けたコンサートであった。モーツァルトの室内楽は、有名なヴァイオリニストやピアニストが参加していなくとも、良い指揮者に恵まれてオーケストラとソリストのアンサンブルが良く、皆が一体となってバランス良く演奏すれば、もの凄く楽しめる見本のようなコンサートであると思った。


(古いS-VHSより;オーストリア放送響のモーツァルト・ガラK.182&456&337)
16-5-2、ハインツ・ホリガー指揮のオーストリア放送交響楽団によるモーツァルト・ガラ・コンサート、1;交響曲第24番変ロ長調K.182、2;ピアノ協奏曲第18番変ロ長調K.456、3;ミサ・ソレムニスハ長調K.337、

(演奏者)ピアノ:エリーザベト・レオンスカ、ソプラノ:ヒルデガルト・ハイヒェレ、アルト:コーネリア・カリッシュ、テノール:ジョン・マーク・エインズリー、バス:ラズロ・ボルガー、オーストリア放送合唱団、ウイーン・コンツエルト・ハウス、1988制作、
(1010101、CS736CJの放送をS-VHS-330に収録)

         5月号の2曲目のコンサートは、オーボエ奏者として有名なハインツ・ホリガーが指揮をして、オーストリア放送協会(ORF)が「オーストリア放送響のモーツァルト・ガラ」と称して、ウイーンのコンツエルトハウスで収録し制作したソフトであり、2000年の1月1日の元旦にクラシカジャパンが放送した記念すべき映像である。ホリガーは音楽学者としても著名であり、その上交響曲・協奏曲・ミサ曲などの多様な分野の指揮をするなど非常にレベルの高いモーツァルト・コンサートであると考えられた。

             初めの交響曲第24番変ロ長調K.182は、第三回目のイタリア旅行から帰って来た1773年に作曲されており、この年に三楽章で書かれた最後の作品とされ、2オーボエ(第二楽章ではフルート)、2ホルンの小編成のオーケストラのための交響曲と言えそうである。二曲目のピアノ協奏曲第18番変ロ長調K.456は、ウイーンに定着した1784年9月に書かれた盲人の女性ピアニストのために書かれた作品とされ、今回はピアニスとして旧ソ連のグルジア共和国出身のエリーザベト・レオンスカヤが担当している。また、最後のミサ・ソレムニスハ長調K.337は、1780年に作曲されたザルツブルグ時代の最後のミサ曲であり、アニュス・デイでフィガロの伯爵夫人の第三幕のアリアに似たソプラノソロがあることからも有名になっている。オーケストラもトランペット、トロンボーン、テインパニーが加わり、4人のソリストとオーストリア放送合唱団で歌われる壮大なミサ曲になっていたので、ご期待いただきたい。


(最新のBDオペラから;2014年ネーデルランド・オペラの「魔笛」)
16-5-3、マルク・アルブレヒト指揮サイモン・マクブルネイ演出によるジングシュピール「魔笛」K.620、
ネーデルランド室内管弦楽団&オランダ国立歌劇場合唱団、2014年2月、ネーデルランド・オペラにおけるライブ収録、
(配役)タミーノ;マキシミリアン・シュミット、パミーナ;クリステイーナ・ランドシャーマー、パパゲーノ;トーマス・オリーマンス、パパゲーナ;ニーナ・レダーマン、夜の女王;イリデ・マルテイネス、ザラストロ;ブラインドリー・シャラット、ほか、
(2015/11/13、タワーレコード新宿店でBDを購入、OpusArte OA BD7133D)

         非常にモダンな演出が多いとされるネーデルランド・オペラの「魔笛」を初めて見ることになり、しかも知っている歌手は一人もいないという心細い状況であり、 やはり現代風な演出であると聞いていたので、おそれをなして見始めた。初めの序曲のしっかりした演奏を聴いて安心していたが、運動着姿のタミーノが蛇に襲われ、軍隊の迷彩服姿の三人の従女をみて、姿は異様な姿に見えても、音楽はしっかりして変わりないと安心しながら見始めた。それ以降、おかしな姿のパパゲーノが出てきても、杖をついた婆さんのような夜の女王を見ても、余り驚かなくなり、これらの一風変わった変化をむしろ楽しみながら見てみようと腹が据わってきたことを覚えている。


(以上)(2016/04/27)



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