モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成27年6月号−−

(アーノンクール指揮ウイーン・コンツエントウス・ムジクスによる交響曲第39番変ホ長調K.543、交響曲第40番ト短調K.550、および交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」の新録音、2014年7月5日、グラーツ、/ソリスト堀正文とNHK交響楽団による二つのヴァイオリン協奏曲イ長調K.219「トルコ風」、(1)フロール指揮1993年、(2)プレヴィン指揮1999年、/コボス指揮、サージ演出によるマドリード王立劇場の管弦楽団&合唱団によるオペラ「フィガロの結婚」K.492、2009年劇場ライブ収録、)

(先月の月報は  「こちら」 )



私の最新入手ソフト情報−平成27年6月号−

(アーノンクール指揮ウイーン・コンツエントウス・ムジクスによる交響曲第39番変ホ長調K.543、交響曲第40番ト短調K.550、および交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」の新録音、2014年7月5日、グラーツ、/ソリスト堀正文とNHK交響楽団による二つのヴァイオリン協奏曲イ長調K.219「トルコ風」、(1)フロール指揮1993年、(2)プレヴィン指揮1999年、/コボス指揮、サージ演出によるマドリード王立劇場の管弦楽団&合唱団によるオペラ「フィガロの結婚」K.492、2009年劇場ライブ収録、)

15-6-0、平成27年/2015年6月初めの近況報告−防衛論議の国会が始まった−

15-6-1)、ふるさと札幌の懐かしい風景、
15-6-2)、アーノンクールの二つの新映像−三大交響曲と「フィガロ」−
15-6-3)、ベームの三大交響曲のHD化された新映像
15-6-4)、モーツァルテウム管弦楽団の来日公演−今年の演奏も楽しかった−
15-6-5)、2015年6月号の放送番組予定、
15-6-6)、2015年6月号のソフト紹介予定、

(最新のHD録画より;アーノンクールの三大交響曲、K.543、K550&K.551)
  15-6-1、ニコラウス・アーノンクール指揮ウイーン・コンツエントウス・ムジクスによる三大交響曲;交響曲第39番変ホ長調K.543、交響曲第40番ト短調K.550、および交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」の新録音
2014年7月5日、シュテファニエンザール、グラーツ、シュテイリアルテ音楽祭2014、
(2015/05/11、クラシカ・ジャパンの放送をHD1に収録、)

(古いVHSテープから;堀正文さんの勇退の追想演奏記録;二つのコンチェルト)
15-6-2、ソリスト堀正文による二つのヴァイオリン協奏曲イ長調K.219「トルコ風」、
(1)フロール指揮NHK交響楽団、1993年、(2)プレヴィン指揮NHK交響楽団1999年5月、
(1993/0306、NHKBS放送をS-VHSテープに収録、および1999/05/29、NHKBS103の放送をS-VHSテープに収録)

(最新のDVDオペラから;コボス指揮マドリード王立劇場の「フィガロ」)
15-6-3、ヘスス・ロペス・コボス指揮、エミリオ・サージ演出によるマドリード王立劇場の管弦楽団&合唱団によるオペラ「フィガロの結婚」K.492、
2009年劇場ライブ収録、
(配役)伯爵;リュドヴィク・テジエ、伯爵夫人;バルバラ・フリットリ、フィガロ;ルカ・ピサローニ、スザンナ;イザベル・レイ、ケルビーノ;マリナ・コンバラート、マルチェリーナ;ジャンネッテ・フィッシャー、バルバリーナ;ソレダード・カルドーソ、
(2014、新宿タワー・レコードで市販DVDを入手、Teatro Real Madrid TR97002)



15-6-0、平成27年/2015年6月初めの近況報告−防衛論議の国会が始まった−

   安保保障関連11法案を審議する衆院特別委員会の審議が始まった。まだ二日間しか論議がなされていないが、野党の質問に対して、政権の答弁があいまいで、質疑が紛糾することが多かった。しかし、以前と異なって、野党の側も維新の党のように、憲法改正を是とする前向きな党もあるので、新しい議論も出始めつつあるのは歓迎したい。
   私は子供の頃の戦争体験者であり、これまで日本が平和主義で戦後70年を貫いてきた実績を高く評価しているし、今後もこれを継続して行きたいと考えている。しかし首相が言うように、周囲の世界の環境が変わって来ているのも事実であり、いまこうして、新たな議論が必要なのは当然であると言える。私は今回の関連11法案については見たわけでもないし、何がどう変わるのか良く分からないが、自分なりの防衛に関する基本的な考え方や持論があるので、何とかそれが満たされるような方向に改正が進んで欲しいと考えている。

   その第一は、憲法は時代と共に必要な事項は変えるべきであると思っているが、第9条については、折角、戦後日本に与えられた平和主義の基本であり権利であると考えて、守っていくことが重要であると考えている。第二には、自衛隊には従来通り専守防衛がその任務であり、かつ防災も加えて、専守防衛・防災の原則は守り抜いて欲しいと考える。しかし、それだけではこの国が安全でなければ、集団的自衛権により、同盟国と共同で国を守り他国の攻撃を未然に防ぐ努力も必要であると考える。それによって、反対に自衛隊の派遣が問題になっているようであるが、他国の言いなりにならずに、私はこれまでの国会論議を踏まえたケースごとの自主的な派遣が適切であり、従来の派遣実績程度の安全性を考慮した国際協力的派遣は良いと考えている。また、首相は「ホルムズ海峡の機雷除去」にこだわっているようであるが、これが国際法上他国を攻撃する手段と解釈されるなら、これだけは全く例外的な扱いとして、国際的に協力を要請され、日本側にそのための要件が満たされれば、実力のある日本がこれに協力するのは当然のことであると思う。野党が心配する政府へのエスカレートへの歯止めは、あくまでも国会論議であり、これは民主国家である以上、政治家たちの責任であることを改めて認識してもらいたい。
これらには矛盾がいろいろとあるのかもしれないが、余り難しいことを言わずに、第一、第二を前提として、以上のことが許されるような防衛関連法案なら私は大賛成なのであるが、いかがなものであろうか。何でも反対党以外の大方の方々なら、賛成してくれそうな気がする。


15-6-1)、ふるさと札幌の懐かしい風景、

    法事でしばらくぶりに新緑の札幌を二泊三日で女房とともに訪れた。私は札幌ではいつもKKRホテルで宿泊することにしているが、ここのホテルの窓から見える道庁の庭の景色が懐かしく、季節を感じさせてくれ、心を和ませてくれる。私は北一条の国道に面した官舎で子供の頃(小4から大学時代まで)を過ごしてきたが、魚釣りが大好きだったので、当時、北一条にあった豊平館の池や道庁の池は、子供の頃の大切な遊び場所であった。池には網で掬うとメダカや小エビがとれ、餌をつけた竿をたらすと小鮒やザリガニが釣れたものであった。しかし、守衛の人に見つかるとヤバイので、いつも見つからないように上手にやっていたが、そういう冒険も子供心に面白かったに相違ない。





   暇な時間があるとホテルの直ぐそばにある植物園に出かけることにしているが、今回も新緑が爽やかで、周囲の木がひときわ大きくなったように感じ、いつ訪れても懐かしい場所となっている。ここは3年間歩いて通った札幌北高(庁立高女)の校舎の隣の庭であったが、当時は高い塀で囲まれており、立ち入ることはなかなか難しかった。子供の頃のここの名物は博物館にあり、ここには特別に大きなヒグマの剥製と怖い顔をしたエゾオオカミの剥製があった。これらは、今でも年を取らずに、昔のままのスタイルで私たちを迎えてくれる。ヒグマは今でもいるが、エゾオオカミは明治の開拓時代に絶滅してしまったので、まさにここでしか見ることのできない貴重な剥製であろう。



   女房もここ道庁の界わいの道庁の建物と植物園の間にあった官舎に住んでいたことがあったようで、この植物園や博物館には強烈な印象を持っていたようである。考えて見れば、われわれの子供の時代には動物園もなかったので、当然のことであったろう。この植物園には温室もあり、当時からバナナの木や食虫植物や砂漠のサボテンなど、ここでしか見ることができなかった植物が豊富であった。今回は、その温室までも足を伸ばして覗いてみた。こんな近くに、子供の頃を彷彿と思い出させる懐かしい場所が残されているのは、真に幸せであり嬉しく思っている。


15-6-2)、アーノンクールの二つの新映像−三大交響曲と「フィガロ」−

    このところ、クラシカ・ジャパンの放送におけるアーノンクールと彼のウイーン・コンツエントウス・ムジクスによる最新映像がぞくぞくと登場しており、とても楽しみにしている。今回の新映像は、モーツァルトの三大交響曲であり、グラーツのシュテイリアルテ音楽祭2014年7月5日におけるシュテファニエンザールで行われた演奏会ライブのようである。彼の三大交響曲の最近のCD録音は、ソニー・クラシカルから2013年の同じオーケストラの録音として昨年発売されたばかりであり、レコード芸術5月号の「名曲名盤500」においては、3曲ともトップでいずれも推薦されていた。今回の演奏は、コントラバス2本の小規模な楽器編成による39番、40番、41番の連続演奏会で、さっと見た限りでは、従来の彼の連続演奏とは、余り変わらなかった。このCD録音は連続演奏のライブか、1曲1曲収録したスタジオ録音かは良く分からないが、恐らく今回の演奏とは基本的に変わらないと思われる。詳細は、今月号のトップとして(15-6-1)で報告する予定であるが、全て譜面を見ながら確認して行きたいと思う。
   ジュピター交響曲の演奏後、会場では大変な拍手が続き、アーノンクールが何回も舞台に顔を出していたが、花束を持参した事務局の小父さんが、アーノンクールでなく傍にヴァイオリンを持った赤い洋服の奥さんに花束贈呈していたのは面白かった。これも、映像で見る楽しみの一つであろうか。

    もう一つのアーノンクールの新映像は、ダ・ポンテ・オペラの最後の「フィガロの結婚」の演奏会形式のオペラ映像である。伯爵にスコウフス、伯爵夫人にシェーファーというヴェテラン陣を加えて、フィガロ・スザンナ・ケルビーノは、シューエン、エリクスメン、クールマンなど「ドン」や「コシ」で活躍した若いスタッフが活躍するものであり、6月13日から一週間ほどクラシカ・ジャパン、スカパーの637CHで放送される予定である。
今月の6月の「フィガロ」は、後述するのであるが、5月号のマドリード王立劇場の「コシ」に引き続きマドリード王立劇場の「フィガロ」を報告する予定としているので、今回のアーノンクールの「フィガロ」は7月号に予定することとしたい。

     アーノンクールの映像を彼のデータベースでチェックしてみると、最高の数のファイル数となっており、オペラから器楽曲に至るまで、多彩な内容の映像の数となっている。彼はライブの人であり、彼のOKがでれば、直ぐCDや映像になるので、凄いことになる。そのため、彼には長生きしてもらって、彼にしか出来ないセレナード集とか宗教音楽・ミサ曲集なども手掛けて、映像や録音を続けて欲しいと、心から願っており、期待したいと思う。音楽祭の彼の演奏は、全て記録を残すように、心掛けて頂きたいと思う。


15-6-3)、ベームの三大交響曲のHD化された新映像、

    クラシカ・ジャパンの放送で5月から始まったクラシック大全という特集で、モーツァルトについては、三大交響曲のシリーズとオペラでは「フィガロの結婚」のシリーズで、それぞれ、3種類の映像で放送する番組が5月から始まった。指揮者を変え、最新盤と過去の名盤との比較などと趣を変えて、三大交響曲では、アーノンクールの新映像と、これまで繰り返して放映されてきたラトルとベルリンフイルの2013年の映像(14-1-1)およびカール・ベームの映像(3-2-1)が取り上げられる。また、オペラ「フィガロの結婚」では、最新のアーノンクールの演奏会形式の2014年の映像と、 2006年のザルツブルグ音楽祭の映像(7-10-5)およびベームとポネルの名盤(5-10-1)が取り上げられている。
     ここで注目されるのは、最も古いカール・ベームの映像であるが、クラシカ・ジャパンの放送がハイビジョン規格化されたことに伴い、従来のアナログ映像がHV用にリマスター版化されるのが一般的であり、今回もベームの三大交響曲や「フィガロ」などの過去の名盤がHVに甦ることが期待されている。

    ベームの三大交響曲は、第39番が1969年4月14〜17日にウイーン交響楽団とスタジオ録音された最も古い映像であった。また、第40番と第41番は、1973年6月4〜16日にウイーンフイルと楽友協会ホール(ムジーク・フェライン・ザール)でライブ収録されたものであり、1894年生まれのベームが75歳および79歳の頃の映像であった。これらの映像は、映像としては最初期のものであり、第39番は映像記録を残す目的で行われたスタジオ映像であり、第40・41番のライブ映像は画面全体が非常に暗く、不鮮明な画像であった。しかし、これら最初期の映像は数が少ないので、いずれも貴重な存在として評価されてきた。今回、HVリマスター版として収録してあるので、これらを改めて見直して、どう評価されるか、個人的には非常に楽しみにしている。

    今回、ベームの古い交響曲のHPにアップしたファイルを調べた結果、3-1-3(1、25、31番)、3-2-1(40、41番)、3-3-1(33、39番)の3ファイルが紛失していることに気がついた。驚いてチェックしたところ、(mozartian449/videosoft/)とした一連のファイルが約30本分が、ジェオシテイのファイル・マネージャーを昨年レニューアルした際に、変換されずに紛失したことが分かってきた。
(mozartian449/videosoft2/)以降はすべて健在であるので、videosoft1としておけば健在であったと思われ、非常に残念である。今回紛失したファイルは、2003年1〜5月頃の古いもので、今となっては取り返しがつかないが、ベームのファイルのように新たにHD化されるものについては、改めて見直しをしてファイル化をするなど、今後検討したいと思う。


15-6-4)、モーツァルテウム管弦楽団の来日公演−今年の演奏も楽しかった−

     今年もアイヴォー・ボールトン率いるザルツブルグ・モーツァルテウム管弦楽団の東京公演が東京文化会館大ホールで行われたので、楽しく聴いて来た。日本モーツァルト協会の5月例会をかねており、プラス2000円でA席が手配され、4000円の中央のS席の通路を隔てた左脇の良い席で見ることが出来た。プログラムは、第一曲がボールトンが得意にしているハイドンの交響曲第85番変ロ長調であり、1785年の作とされていた。第3曲目のリンツ交響曲が1983年10月に作曲されており、続くプラハ交響曲が1786年12月に書かれている。従って、今回の2曲はほぼ同時期に作曲され、ハイドンも円熟期の作品であり、アダージョの序奏があったりして、これらの作品には共通性があると感じられた。しかし、せっかくザルツブルグから来るのであれば、モーツァルトのシンフォニーを聴かせて欲しかった。

          今年の1月のモーツァルト週間でリンツ交響曲をモーツァルテウムの大ホールで聴いてきたが、オーケストラはカメラータ・ザルツブルグであった。こちらの方は、座席が一番前の方だったので、音が直接的で圧倒的な感じで聴いてきたが、今回の文化会館の方ではホールが格段に大きく、全体がよく見え、音も全体がスムーズに聞こえて、交響曲を聴くには、こちらの方が良いと思った。
    モーツァルテウム・オーケストラは、このHPでいろいろな指揮者により登場しており、ボルトンのほかスダーン、ハンス・グラーフ、ヴェーグなどのものがあった。また、今回のコンサート・マスターは、マルカス・トマージであり、もう20年くらい前に、日本から赴任したことを覚えており、今でも健在な姿を今回確認した。また、牧野先生の横浜モーツァルト・アカデミーのソリスト兼コン・マスのヨハネス・クラールの姿が第二ヴァイオリン席で確認し、その他日本人らしい姿と名前の女性陣を見かけ、日本とご縁のあるオーケストラであるといつも思って応援したくなるが、少し空席が目立ったのが残念であった。

    楽しかったのは、やはりサンドリーヌ・ピオーのソプラノのアリア4曲であり、いずれもオペラで良く聴く名作のソプラノのアリアを、彼女のソロとオーケストラの名伴奏で期待通り楽しむことが出来た。彼女のこのHPのデビューは古く、2006年のモーツァルト・イヤーの記念番組として珍しいシュテファン寺院での「モーツァルト・ウイーン・コンサート」というNHKBS放送の記録(6-9-1)があり、ウイーン少年合唱団と一緒に歌っていた。シュテファン寺院で輝かしい宗教曲の名曲を歌った生誕記念コンサートであり、教会でしか味わえない深くて厚い響きが印象的な映像であった。これは恐らくDVDでも発売されていたと記憶する。しかし、残念ながら、一連のオペラには彼女の姿がなく、バロック・オペラでの彼女の名声を聴くたびに、不思議に思っていた。スザンナやサンドリーナの名アリアをピッチカート伴奏で聴いてなかなか魅力的であり、映像以外でライブではこれらを聴くことは出来ないと感銘を受けた。


15-6-5)、2015年6月号の放送番組予定、

     2015年6月におけるNHKの放送において、初めに「教育テレビ」では、毎週日曜日の21:00〜23:00(最終日曜は除く)の「クラシック音楽館」は、N響定期を中心に放送されている。6月の予定では、N響定期の第1805回から1807回の3回の定期公演が予定されているが、残念ながらモーツァルトの曲は見当たらなかった。「ららら!クラシック」は、毎週各土曜日に予定されており、6月の4回分には、残念ながらモーツァルトのテーマは見当たらないが、この番組は面白いので、いつも収録しておくことにしている。
続いてNHKBSプレミアムでは、プレミアムシアターは、ほぼ毎週日曜日24:00〜4:00の予定であり、6月21日にはザルツブルグ音楽祭2014のエッシェンバッハ指揮の「ドン・ジョヴァンニ」がベクトルフ演出で放送される。ダルカンジェロとピサローニの出演の最新のものであり、収録して、早速、ご報告する必要がありそうである。
     最後に、毎週月〜金曜日の6:00〜6:55の「クラシック倶楽部」は、ピアニストのペライア、ピエール・ロマン・エマールや、モザイク・カルテット、ウイーン・フイルハーモニア・ピアノトリオなどの名が見えている。曲目が示されていないので、直前に、毎週、面倒でもチェックしておく必要があるし、最近、再放送が増えているようなので注意が必要である。

    一方のクラシカジャパンでは、待望のHD放送が続々と登場しているが、最近の特集は5月からクラシック大全と称して、交響曲の10傑として、モーツァルトの三大交響曲が、ベーム、ラトル、アーノンクールの三人の指揮で放送された。6月はオペラの部であり、「フィガロの結婚」が3本予定されている。最新の映像では、アーノンクールの演奏会形式の「フィガロ」(2014)が6月13日から、また、アーノンクールの2006年ザルツ音楽祭の「フィガロ」(2006)(7-10-5)が6月20日から、また、カール・ベームとポネルの歴史的名盤の「フィガロ」(1976)(5-10-1)が6月6日から、約1週間の予定で放送される。このクラシック大全は、モーツァルトが最初の2ヶ月で早くも終わってしまったので、これから先が心配である。6月以降、交響曲部門では、チャイコフスキー・ゲルギエフ、ショスタコービッチなどが予定され、ピアノ部門では5月号で始まった、バレンボイムのベートーヴェンのピアノソナタ全集が延々と続く予定とされている。

     レコード芸術6月号では、特集は「ダニエル・バレンボイム」であり、「現代最高のドイツ音楽指揮者」として、取り上げられている。モーツァルトのオペラ指揮者としての実績や、ピアニストとしての過去の実績がどう問われているのか気になるところである。6月号の新譜月評では、ピアニストのプレスラーのピアノソナタ集(K.331、570、576)およびベザイデンホウトのピアノ作品集第5&第6集の二組が取り上げられている。プレスラーは91歳で最初の1巻であるというから驚きである。ベザイデンホウトは今年1月のモーツァルト週間でライブを聴いてきたが、全集版でそろえたくなる演奏家である。 海外盤レビューが白色の厚紙になり読みやすくなったが、ベザイデンホウトの第7集の紹介があった。また、ピアニストのブラウテイハムとケルン・アカデミ−によるピアノ協奏曲全集(今回はK.450、451、382)の古楽器シリーズが進行中のようであった。一方、先取り最新盤レビューでは、ジャンルカ・カシオーリのピアノソナタ集が第一集として取り上げられていた。

      毎月1回は、レコード店をソフト探しでうろつくことにしているが、5月は時間がなくて、柏のタワーレコードや新星堂をまわったに過ぎなかったので、新しい映像は入手出来なかった。


15-6-6)、2015年6月号のソフト紹介予定、

    今月6月号では、交響曲部門では、アーノンクールの三大交響曲のグラーツでの最新演奏を取り上げる。この演奏を持って、三大交響曲の映像紹介はほぼ完了することになり、映像数が多いのでこれらを総括することが大変な作業となるが、時間をかけて楽しみながらやりたいと考えている。 また、協奏曲部門では、先日のBS放送で長くN響のコンマスを務めていた堀正文さんの勇退が伝えられたので、ヴァイオリン協奏曲でまだアップしていない二つの演奏を取り上げてみたいと考えた。
最後のオペラ部門では、6月13日に収録予定の最新の「フィガロ」も考えて見たが、アーノンクールが続くことになるので、先月のマドリード王立劇場の「コシ」に続いて、同劇場の「フィガロ」を取り上げてみたいと思った。出演者などの共通性はないようであるが、なかなかしゃれた舞台を披露する劇場であると感じており、フリットーリ、ピサローニ、イザベル・レイなどのお馴染みの歌手陣による「フィガロ」を楽しみたいと期待している。


(以上)(2015/05/30)



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