モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成26年10月号−−

(プロムシュテット指揮NHK交響楽団によるヴァイオリンとヴィオラの協奏交響曲K.320、今井信子と堀米やす子および1998宮崎国際室内楽音楽祭よりヴァイオリンとヴィオラの協奏交響曲K.320、スターンと川崎雅夫/クラリネット協奏曲イ長調K.622、Cl:M.アリノン、ファゴット協奏曲変ロ長調K.191、Fg:J-C.モンタク、オーボエ協奏曲ハ長調K.314、Ob:Y.ポーセル、プレートル指揮パリ・オペラ座管弦楽団/サマーズ指揮オーストラリアオペラ&バレー管弦楽団、アームフィールド演出による「フィガロの結婚」K.492、)

(先月の月報は  「こちら」 )



私の最新入手ソフト情報−平成26年10月号−

(プロムシュテット指揮NHK交響楽団によるヴァイオリンとヴィオラの協奏交響曲K.320、今井信子と堀米やす子および1998宮崎国際室内楽音楽祭よりヴァイオリンとヴィオラの協奏交響曲K.320、スターンと川崎雅夫/クラリネット協奏曲イ長調K.622、Cl:M.アリノン、ファゴット協奏曲変ロ長調K.191、Fg:J-C.モンタク、オーボエ協奏曲ハ長調K.314、Ob:Y.ポーセル、プレートル指揮パリ・オペラ座管弦楽団/サマーズ指揮オーストラリアオペラ&バレー管弦楽団、アームフィールド演出による「フィガロの結婚」K.492、)

14-10-0、スイスの諸都市の旧市街地の素晴らしさ−空襲を免れた都市の良さ−

14-10-1)、クリストファー・ホグウッドが僅か73歳で亡くなった。真に残念である。
14-10-2)、ロベレート音楽祭における久元先生の好演。
14-10-3)、夏休みと海外旅行が終わって−何という連日の忙しさに嬉しい悲鳴−
14-10-4)、新ケッヒェル番号に期待する−ザスローさんのご健闘を祈って−
14-10-5)、2014年10月号の放送番組予定、
14-10-6)、2014年10月号のソフト紹介予定、

(二つの協奏交響曲;古いVHSテープよりヴァイオリンとヴィオラ協K.320)
14-10-1、プロムシュテット指揮NHK交響楽団によるヴァイオリンとヴィオラの協奏交響曲K.320、今井信子と堀米やす子および1998宮崎国際室内楽音楽祭よりヴァイオリンとヴィオラの協奏交響曲K.320、スターンと川崎雅夫、

(19981003、VHS-261.1および19980719、VHS-252.4より)

(古いLDの録画から;3つのクラリネット・ファゴット・オーボエ協奏曲)
  14-10-2、クラリネット協奏曲イ長調K.622、Cl:M.アリノン、ファゴット協奏曲変ロ長調K.191、Fg:J-C.モンタク、オーボエ協奏曲ハ長調K.314、Ob:Y.ポーセル、
ジョルジュ・プレートル指揮パリ・オペラ座管弦楽団、
(1994/05/22、アマデオLD、Mozart Treasuresの1枚をS-VHS130.5に収録)

(小澤純一さんからお借りしたDVDの77年ハイテインクの「ドン・ジョヴァンニ」)
14-10-3、ハイテインク指揮ロンドンフイルのピーター・ホール演出、1977年グラインドボーン歌劇場における「ドン・ジョヴァンニ」、
1977年グラインドボーン音楽祭、
(配役)ドン・ジョヴァンニ;ベンジャミン・ラクソン、レポレロ;スタッフォード・デイーン、ドンナ・アンナ;ホリアナ・ブラニステアヌ、ドンナ・エルヴィーラ;ラシェル・ヤカール、ツエルリーナ;エリザベス・ゲール、マゼット;ジョン・ラウンズレイ、騎士長;ピエール・タウ、
(2014/9/20、フェラインの小澤さんよりDVDを借用したもの)

10月号の予定を都合により、急遽、変更したので、お許し願いたい。以下は,14-11-3として、次号に掲載する予定である。陳謝。

(最新の市販DVDから;再び2010年のシドニーOPより「フィガロの結婚」K.492)
14-11-3、パトリック・サマーズ指揮オーストラリアオペラ&バレー管弦楽団、アームフィールド演出による「フィガロの結婚」K.492、
2010年、シドニー・オペラ・ハウス、
(配役)伯爵;ピーター・コールマン=ライト、伯爵夫人;ラシェル・ダーキン、スザンナ;タリン・フィービッグ、フィガロ;テデイ・タフ・ローズ、ケルビーノ;サイアン・ペンドリー、バルトロ;ワーウイック・ファイフェ、マルチェリーナ;ジャクリーン・ダーク、
(2014/08/07、市販DVD購入、Sydney Opera House OPO-Z56001DVD)



14-10-0、スイスの諸都市の旧市街地の素晴らしさ−空襲を免れた中都市の魅力−

      生まれて初めて、スイスのチューリヒ、ルツエルン、ジュネーヴの三都市を訪問してきた。スイスは未知の不思議な国。人口8百万ほどの観光立国なのに、世界の裕福な人やお金が集まる金融大国で、精密機械工業が繁栄し、永世中立国として世界中の平和に貢献しているという。小さな国なのに、ユーロに加盟せず独立し、ドイツ・オーストリア・イタリア・フランス・リヒテンシュタインの5ヶ国と国境を接し、4カ国語が公用語であるところが日本とは全く異なっている。そのスイスの三都市を訪れて、雄大なアルプスの山々に囲まれ、美しい山と湖に面した美しい都市が開け、それぞれが古い歴史と伝統を残す魅力ある都市であることを実感した。何よりも戦災に遭わなかった旧市街地のたたずまいが素晴らしい。モーツァルト親子が間違いなく訪問したであろう旧市庁舎や大聖堂や貴族たちの宮殿などが現在でもそのままのように大切に保存されており、偶然に目にしたのであるが、モーツァルトやゲーテが訪問したことを記載した記念プレートが残されていた。そのつもりで探せば、もっと沢山、見つかったに違いない。時間がなくて残念だった。スイスには、日本とは全く異なる不思議な魅力溢れる都市があり、国であると思った。


14-10-1)、クリストファー・ホグウッドが僅か73歳で亡くなった。真に残念である。

       9月26日の朝日新聞の朝刊を見て、私より5歳も若いホグウッドが亡くなったことを知り愕然とした。73歳と報じられているので、まだまだ活躍できると心から信じていたのに、この訃報は早すぎ、真に残念であった。

    ホグウッドに驚かせられたのは、誰もがあの交響曲全集による新鮮な古楽器の響きによる若きモーツァルトの初期のシンフォニーの魅力であろう。モーツァルトの時代の18世紀の音楽に関心を持たざるを得なくなったのは、その衝撃の大きさ故のことであり、知識としてよりも、実践して音としてその違いを明確にしてくれたホグウッドたちのグループの力によるものであった。 彼は、ピアニストで音楽学者のロバート・レヴィンと組んで、ピアノ協奏曲をかなり残しているが、私はザルツブルグのモーツアルト週間で、彼らの実演を聴いて感動したことがあり、その時以来、彼らのフォルテピアノと弦とのアンサンブルの微妙な音の響きは、CDではなかなかその良さを味わうことが出来ないと感じている。また、ホグウッドは、シークレット・シリーズとして、クラヴィコードによるモーツァルトの小品集を自らの演奏でCDに残しているが、当時の作曲家たちが、自宅で作曲するときには、殆どがクラヴィコードによっていたことが明らかにされており、これが最初に生まれた音であるとして記録している。このHPでは、ホグウッドの残した映像は限られているが、幾つか残されているので、検索できるようアップしておきたいと考えている。



    また、ホグウッドにコンサートでその人となりに触れたのは、ヘンデル没後250年を記念する一連のコンサートの後半で、三澤寿喜先生の司会で、お話を聞いた時であろうか。三澤先生が翻訳した大著「ヘンデルの生涯」の書物も本棚のどこかにあるはずである。この本によって、彼が演奏家としてよりも、大変な学者であることが良く理解できたものである。真に、残念な方を亡くしたものである。心からご冥福をお祈りしたい。


14-10-2)、ロベレート音楽祭における久元先生の好演−海外旅行報告−

       今回の旅行は、2つの音楽祭に参加することが目的であったが、当然、当フェラインの顧問であり、永年講師としてお付き合いしてきた久元祐子先生の音楽祭出演の成功を声援することが第一目的であった。この旅行については、スイス編を、別途、報告済みである。久元先生はこの音楽祭は2回目であるが、前回は日本で同一プログラムを事前にコンサートでこなしておられていたのであるが、今回は、それがなく、初めてのプログラムであった。前半のモーツァルトの三曲は、幻想曲K.397、ロンドK.485、ソナタイ長調K.331のいつも弾いておられる曲であったが、後半のショパンは、ノクターンが2曲、ワルツが2曲、マズルカが1曲、最後に幻想曲作品49の大曲で、締め括っておられた。



     珍しかったのが、モーツァルトの後で挟んだ新曲であったが、亡くなったアバドのお兄さんのマルチェロ・アバド(1926〜)の作曲による「Danza”Scena senza storia”」(直訳すると、舞曲”お話のないシーン”、無言歌のような曲か)の数曲のなかの1曲を弾かれたが、この曲はものすごくモダンな威勢の良い曲で、普段、先生が弾いている温和しい曲と異なって派手な曲であったので、いささか驚かされた。前回、音楽祭に通して出席しておられたアバドさんから贈られた曲のようであったが、今回はアバドさんの姿が見えず、せっかくの演奏も心残りであったろうと思われる。



   また、この音楽祭恒例のマルツィミーノ酒をメインに行われる「ドン・ジョヴァンニ」によるターフェル・ムジークの懇親会が楽しみであったが、今回も管楽五重奏とピアノによるアリアなどのアンサンブルとバスバリトンとソプラノの若手歌手たちが登場して、ワインを頂ながら、AMI(イタリア・モーツァルト協会)会長の司会により進行され、いつもながら楽しい思いをしたので、写真で紹介しておこう。



         この音楽祭で気になったことは、この音楽祭は、前回は2週間であったが今回は1週間足らずで、規模が小さくなったように感じ、そのせいか参加者が少なくなったような気がした。かってはバスでフランス人が大挙して訪問していたりした思いがあるが、今回はいつもいるアメリカ人を見かけなかったり、寂しい思いをした。一方、この小さな街にあった木造の古いオペラ劇場が改装中であったが、やっと写真の通り外観がほぼ元通り復旧して、来年に完成するとのことであった。国の補助が減ったのか、10年近くかかったのではないかと思われるが、来年以降はメイン会場になれると、期待できる情報もあった。主催者のイタリア・モーツァルト協会会長のアーノルド・ボラーニ氏が、お元気そうであったがやや老けられて、氏の手作りの音楽祭であるだけに、少し気になった。

    終わりに同行の篠田さんが、ロベレート市内でゲーテが1786年秋に宿泊したというプレートのある建物を見つけてきた。Foot stepsによれば、モーツァルト父子もそのホテルに泊まったとされており、建物が今は使われていないようであるが現存しており、これは新発見であると思った。




     この音楽祭の帰りにヴェネツイアに寄り、フェニーチェ劇場でヴェルデイのオペラ「トロヴァトーレ」を見てきたが、旅行前に勉強のため2回ほど見たヴェルデイ生誕200年のパルマの映像と同じマリアーニ演出であり、非常に楽しく期待通りの出来映えであり、音楽に圧倒されて、「これぞヴェルデイだ」とも言うべき素晴らしいオペラを味わってきた。座席は前から5列目の中央で、声とオーケストラと合唱の三位一体のこのオペラの響きが前面に響きわたり、まさにヴェルデイがこのような規模の劇場のために作曲したであろう音の饗宴に体ごと浸ってきた。歌手陣ではルーナ伯爵のA.ルチンスキが堂々として素晴らしいと思ったが、レオノーラのK.ルイスはやや細めで今ひとつの出来か、マンリーコのG.クンデもまずまずの出来で、歌手陣には殆ど問題がなく、改めて合唱の力強さを味わったり、オーケストラの響きに圧倒されたり、期待通りに次々と進行するオペラの楽しさを、充分に味わってきた。



14-10-3)、夏休みと海外旅行が終わって−何という連日の忙しさに嬉しい悲鳴−

      9月16日に(火)に帰国して、直後の3日間は体を日本時間に合わせるために、眠いなか集中的に旅行前半の写真の整理と作文をして報告書のスイス編を完成してアップロードした。お陰で時差が大部分とれたような気になった。20日(土)には、9月のフェライン例会で森垣先生の「即興演奏の歴史」に関するご講演があった。22日(月)には、日本モーツァルト協会の9月例会仲道郁代さんのコンサートがあり、翌23日(火)には、新国立劇場のビデオシアターで、協会のオペラ・サークル9月例会があり、川口ひろ子さんの解説で新国立劇場の「コシ・ファン・トウッテ(2005)」のヴィデオ上演に参加した。帰りの初台で、賑やかなお祭りをやっていたのには驚いた。

      9月24日(水)には北大土木の同級生の年4回の秋のゴルフがあり、久しぶりのゴルフにも拘わらず51+46=97の成績で2番目になった。目下、新しいパターを購入したり、フォームを再検討中なのであるが、昔の打ち方で終始し、100を切るごまかしゴルフであったが、まずまずの成績で気をよくした。翌日は体を休め、9月26日(金)には午前中にご無沙汰していた歯医者に通い、旅行直前に壊した入れ歯を新たに作り替えていたのであるが、新しく出来た入れ歯の収まりが良いので安心した。この日昔の仲間内の飲み会が前から予定され、夜は東京に出かけるつもりであったが、飲み会を昼食会に変更したことをすっかり忘れていたので、12時頃自宅に電話があり、出席を断念することになった。手帳に時間変更を記載していなかったのが敗因であった。

翌9月27日(土)は、協会の講演会で、これから毎月開催が定着したようであり、今回は小宮正安先生(横浜国大准教授、西洋文化史)のアラウンド・ザ・モーツァルトの第1回でケッヒェルの著作を中心に「ケッヒエルの生涯とK.番号の意味」というがあった。9月30日(火)には、昔の勤め先であった(財)国土開発研究センターの現役OB交流会に呼び出されており、昔の現役時代のように、毎日、バスに乗り電車に乗って東京へ通う毎日が続いている。趣味や遊びの世界に浸りきっている小生にとって、モーツァルトの集まりが週に4回も重なることは滅多にないが、たまたま夏休み明けの行事が重なったものと言えよう。それに毎週1回目標のゴルフと仲間内の飲み会などが目白押しとなって、旅行後のこの週に集中した。超多忙であったが、体が何とか続き、思わぬ楽しい毎日が続いて、新たな気持ちで10月を向かえることになりそうである。


      14-10-4)、新ケッヒェル番号に期待する−ザスローさんのご健闘を祈って−

        前項の小宮先生のK番号のお話で、私はザスロー教授が担当しているノイエ・ケッヒェルについての新たな情報が得られると期待していたのであるが、残念ながらそれは期待外れに終わった。ブライトコプフ&ヘルテル社が新目録編集のプロジェクトを立ち上げて、その編集をアメリカの音楽学者ザスロウ氏に委嘱したのは1993年のことであった。私はこのノイエ・ケッヒェルについて、海老沢先生の講演会で来日中のザスロウ教授の話を聞き、当時から非常に期待を持っており、その頃インターネットで発表されたザスロー教授のノイエ・ケッヒェルに関する小論(1997)を、このHPにおいても、いち早く翻訳し、紹介をしていた。参考までにザスロウ氏の小論を再確認していただきたいと思う。

これによると副編集長としてC.Eisen氏、U.Konrad氏が名指しされ、アメリカを中心とする若い研究者たちによりザスロウ氏の指導を得て、20世紀中に完成することが期待されていた。この改訂要旨によると、現在の定着しているK.番号は生かしつつ、真の作品でないもの約60曲をK番号から削除し、スケッチ、草稿、断片などを付録に移動すること、もはや年代的に意義を持たなくなったK番号に*印をつけることなどを提案し、二重番号制を解消した見やすい使いやすい目録にすることが報じられていた。しかしながら、新世紀になっても、モーツァルト研究がピークに達した生誕250年の2006年のモーツァルトイヤーにおいても、この話はどうしたのか立ち消えになり、海老沢先生にお聞きしてもザスロー先生と連絡が付かないという回答しか得られていなかった。

    ところが、今年の夏に購入した礒山先生の改訂版「モーツァルト(2014年6月)」によると、「待望される新目録」として、「作業は大幅に遅れていたが、原稿の完成がアナウンスされたのは、ようやく2011年になってからであり、その出版は2014年以降とされ、この本が出る頃には刊行されている可能性がある」との嬉しい記述(p.184)があった。そのため、9月27日(土)の小宮先生のK番号の話が待ち遠しかったのであるが、先生はザルツブルグのオットー・ビーバー先生と懇意なようであるが、そのような話は聞いていないとのことでガッカリした。フェラインでは11月例会で西川尚生先生、12月例会で礒山先生を講師にお招きしているので、その時にこれらを確かめたいと考えている。


14-10-5)、2014年10月号の放送番組予定、

       2014年10月におけるNHKの放送において、初めに「教育テレビ」では、毎週日曜日の21:00〜23:00(最終日曜は除く)に「クラシック音楽館」が常設され、渡辺佐和子の案内で、N響定期を中心に放送されている。10月の予定では、N響定期は、第1787〜89回の3回のプログラムが予定されているが、この三回の定期では、ブロムシュテットの指揮で、モーツァルトとチャイコフスキーの後期三大交響曲が続けて放送される。10月5日にはそれぞれ第39番と第4番、12日には第40番と第5番、19日には第41番と第6番という放送予定が組まれているが、どんな演奏になるか楽しみである。
「ららら!クラシック」は、毎週各土曜日に予定されており、10月の4回分には、ブラームスのハンガリー舞曲、ヘンデルのアリア、ショパンの練習曲、グルックのオペラから「精霊の踊り」などがあるが、残念ながらモーツァルトの話題はなさそうであった。続いてNHKBSプレミアムでは、プレミアムシアターは、ほぼ毎週日曜日24:00〜4:00の予定であり、10月19日は2014バイロイト音楽祭から「タンホイザー」、26日は2014グラインドボーン音楽祭の「椿姫」、12日は2014サイトウキネンフェスト松本の予定となっている。残念ながら、モーツァルトものは含まれていないようであるが、なかなか魅力的な放送番組である。
最後に、毎週月〜金曜日の6:00〜6:55の「クラシック倶楽部」は従来通り放送される予定であるが、チェコフイル室内楽団、アンドレア・ロスト、マレイ・ペライアなどの名が見える。曲目が示されないことが多いので、直前に、毎週、面倒でもチェックしておく必要があるし、最近、再放送が増えているようなので注意が必要である。

    一方のクラシカジャパンでは、2012年10月から開始されたハイビジョン対応チャンネルがCH637と新しくなり、待望のHD放送が続々と登場している。しかし、2014年に入って、最近はモーツァルト・コンサートが減ってきており、以前のような輝きがなくなった。10月号では3ヶ月連続として「体感!ヨーロッパ最前線」が特集記事のようであるが、これらにはモーツァルトを期待することは不可能であろう。残念ながら10月号では、録画して残そうとするモーツァルトの番組は全く見当たらなかった。

    レコード芸術10月号では、特集は「新名曲探訪120〜そろそろ新しい音楽を聴こう〜」という新しい特集であった。安田和信氏が選ぶ古典派音楽の新・定番ベスト20の中には、モーツァルトの曲が半数近く選ばれているようであるが、皆さんがやるとどうなるであろうか。一方、10月号のCD新譜月評の特選盤には、残念ながらモーツァルトのCDは選ばれてなかった。ビデオ・デイスクの欄では白鳥の湖のDVDが一つあるだけで、映像の新譜は非常に少なくなった。また、海外盤レビューでは、アンサンブル・プリズマとアンサンブル・ピラミッドという団体が初登場して、前者は交響曲第1番、セレナード第2番、後者はK.594、K.616、K.608などを演奏しているが、演奏はどうだろうか。

    毎月1回は、レコード店をソフト探しでうろつくことにしているが、9月には海外旅行があり、その前後は超多忙だったので、銀座の山野楽器しか顔を出していないので、新しい市販ソフトの購入はなかった。新しいソフトがレコード店で見当たらなくなって、寂しい限りである。最近、NYメットのオペラ映画が良いという話が多いが、市販ソフトがないが、WOWOWで見られると言う話を聞いた。映画は1本3500円であるが、WOWOWでは、値段はいくらになるか、字幕などはどうか、映像や音声はどうかなど聞きたいことが沢山ある。どなたか、ご存じないでしょうか。


14-10-6)、2014年10月号のソフト紹介予定、

      ハフナー交響曲以降の6大交響曲のアップ完成の見通しがほぼついて、次はどうするか考えていたところ、ヴァイオリンとヴィオラの協奏交響曲K.364の未アップが6演奏ほどあり、交響曲第29番K.201の未アップが4演奏ほどあることに気がついて、10月分のソフト紹介の交響曲部門は、変則的に二つのヴァイオリンとヴィオラの協奏交響曲K.364として、今井信子とスターンの代表的な二つの演奏をまず取り上げることとした。

      続いて10月分の協奏曲部門では、古いアマデオのLDを音源とする最後のテープ・コピーとして、プレートル指揮パリ・オペラ座管弦楽団による3曲の木管協奏曲、すなわちクラリネット協奏曲イ長調K.622、演奏者M.アリノン、ファゴット協奏曲変ロ長調K.191、演奏者J-C.モンタク、およびオーボエ協奏曲ハ長調K.314、演奏者Y.ポーセルで、三曲続けてご紹介することにしたい。この古いテープには、ゲルバーの戴冠式協奏曲K.537が収録されているので、次回の11月には、再び、ピアノ協奏曲に移りたいと思う。

      最後に10月分のオペラ部門では、7月号でアップした初めてのオーストラリアのシドニー・オペラ・ハウスの「ドン・ジョヴァンニ」が面白かったので、続けてこのオペラ劇場の「フィガロの結婚」を取り上げることにした。指揮者は変わってパトリック・サマーズであるが、この人は5月号にアップしたブレゲンツ音楽祭の「魔笛」を振って既にお馴染みである。出演者は、フィガロがドン・ジョヴァンニ役、スザンナがツエルリーナ役、伯爵夫人がドンナ・アンナ役、マルチェリーナがエルヴィーラ役などと共通しており、今回も安心して見ておれる楽しい「フィガロの結婚」であろうと想像できるからである。2010年のシドニー・オペラ・ハウスの最新の上演であり、ご期待いただきたい。


(以上)(2014/09/29)



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