モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成26年4月号−−

(グシュルバウアー指揮、ファル演出による歌劇「ポントの王ミトリダーテ」K.87(74a)、リヨンオペラ座歌劇場O&CHO、/ゴールドベルグと水戸室内管弦楽団による交響曲第40番ト短調K.550と彼のヴァイオリンの生涯の記録/ウイーン・アンサンブルの日本公演、オペラ「フィガロの結婚」、「ドン・ジョヴァンニ」および「魔笛」のアリア集抜粋、)

(先月の月報は  「こちら」 )


私の最新入手ソフト情報−平成26年4月号−

(グシュルバウアー指揮、ファル演出による歌劇「ポントの王ミトリダーテ」K.87(74a)、リヨンオペラ座歌劇場O&CHO、/ゴールドベルグと水戸室内管弦楽団による交響曲第40番ト短調K.550と彼のヴァイオリンの生涯の記録/ウイーン・アンサンブルの日本公演、オペラ「フィガロの結婚」、「ドン・ジョヴァンニ」および「魔笛」のアリア集抜粋、)


14-4-0、平成26年4月初めの近況報告−手術明けで一挙に春が来た感触です−

14-4-1)、白内障手術後見え方が安定するまでまだ時間がかかりますが、HPは復活します。
14-4-2)、KEFのサブ・ウーファーを追加しました−期待通りの縁の下の力持ちです−
14-4-3)、イドメネオ8映像の総括−日本M協会オペラサークルで4月例会で発表予定−
14-4-4)、手術後の安静時での雑感−AVオーデイオ三昧の毎日でした−
14-4-5)、2014年4月号の放送番組予定、
14-4-6)、2014年4月号のソフト紹介予定、


(懐かしいLDより;リヨン歌劇場におけるオペラ「ミトリダーテ」の初映像)
14-4-1、テオドル・グシュルバウアー指揮、ジャン・クロード・ファル演出による歌劇「ポントの王ミトリダーテ」K.87(74a)、リヨンオペラ座歌劇場O&CHO、1986年リヨンオペラ座ライブ収録、
(配役)ミトリダーテ;ロックウエル・ブレイク、アスパジア;イヴォンヌ・ケニー、シファーレ;アシュリ・バトナム、ファルナーチェ;フレンダ・ブーザー、イズメーネ;パトリシア・ロザリオ、アルバーテ、カトリーヌ・デュポスク他、
(1991/06/25、BGMビクターのLD、BVLO-14〜15)


(懐かしいS-VHSから;シモン・ゴールドベルグの追悼特集)
14-4-1、シモン・ゴールドベルグと水戸室内管弦楽団による交響曲第40番ト短調K.550、その他彼のヴァイオリンの生涯の記録、1993年4月10日、水戸市立文化会館、
(1994/02/20、NHK芸術劇場の放送をS-VHS107.3に3倍速でアナログ収録)


(最新のHDDから;ウイーン・アンサンブルのオペラ・アリア集)
  14-4-3、ウイーン・アンサンブルの日本公演記録より、オペラ「フィガロの結婚」、「ドン・ジョヴァンニ」および「魔笛」のアリア集、2013/6/29、横浜フィリア・ホール、
第一ヴァイオリン;アルベナ・ダイナローヴァ、第二ヴァイオリン;ライムント・リシュー、ヴィオラ;ミヒャエル・シュトラッサー、ベース;ヨーゼフ・ニーダーハンマー、
(2013/09/18及び2014/03/06、NHKクラシック倶楽部よりUSB-HDD2に収録)



14-4-0、平成26年4月初めの近況報告−手術明けで一挙に春が来た感触です−

  寒さ厳しい一月末にかねて懸案だった白内障の手術の予約をしましたが、二月に入って一週間前の手術の説明会に出ると、驚いたことに両眼の手術では、手術後1ヶ月間は安静にして、アルコールもパソコンもゴルフなどの運動も禁止であると突然に申し渡されました。手術自体は10分程度で終わる簡単なものですが、傷口が完全にふさがるまでは、感染を防止するため自己責任で一日4回4種類の目薬を使用するなど、ゴーグルのようなサングラスを着けて、厳重な病人生活を送って欲しいと忠告されました。手術の普及とともに意外にトラブルも増えているようです。そのため2月中旬から3月いっぱいまで、テレビは見ても宜しいがパソコンは禁止の状態で、外出も最小限とし、自宅で安静に過ごすように注意され、やむを得ずHPを中止して、その間安静に過ごすことに致しました。
  そのため二月中旬から始まったソチでの冬季オリンピックをかなり見ることが出来ましたし、普段は撮り貯めしていた録画映像や、買い貯めしていたCDなどを、ここぞとばかりに堪能する絶好の機会を幸運にも持つことが出来ました。また、国会審議なども欠かさず見ることが出来、責任野党などとの国会の質疑応答が民主党時代よりも建設的で面白く、安倍政権になって国会審議が前向きに変わってきたと感じたりしました。幸い手術後約一ヶ月が過ぎた現在では、傷口などの経過も良好で、ゴルフボールも前よりよく見えて、もう安心しておりますが、見え方が落ち着くまで1〜2ヶ月は、まだ病院通いが必要なようです。ここにこのHPの3月号を完全に休んでご迷惑をおかけしたことを深くお詫びするとともに、完全復旧には今少し時間がかかることをお詫びする次第です。しかし、よく見えるようになって、気分的には、一挙に春が来たような感触で嬉しい限りでおります。


14-4-1)、白内障手術後見え方が安定するまでま時間がかかりますが、HPは復活します。

  1年ほど前からゴルフのボールが見えなくなって、目医者から緑内障が進行していると言われて驚きました。そのためその手当てを受けているうちに、白内障も結構進んでいるので手術をしたらとお医者さんから指導を受け、思い切って手術に踏み切りました。手術後のゴルフの友人たちが、揃って成績が良く奨めてくれたことも、その動機になっています。去る2月14日(金)に左眼、3月1日(土)に右眼の白内障手術を受け、医者から約1ヶ月間の安静とパソコン禁止を命ぜられました。現在、右眼手術後25日、本日の診断で、傷は順調に回復しつつありますが、視力が安定するまでには、なお1〜2ヶ月を必要とするようです。従って、今の段階でメガネを新調しても合わなくなる怖れがあるようで、ゴルフやパソコンのHPなど困ったことになったと考えています。しかし、幸いにも人工レンズの挿入の結果、ド近視であったものが、裸眼でくっきりと明るくよく見えるようになり、何とメガネなしで車の運転ができるような状況にまで改善しました。これでゴルフのボールが良く見えるようになると大成功です。しかし、良いことの反面、言われたとおり老眼にならざるを得ず、手元の新聞や本など細かな字がよく見えず、パソコン作業にも不自由し、これからはどうやら老眼鏡が必要になるようです。

  これまでテレビやビデオなどを見て、モーツァルトの映像記録を追っかけて来ましたが、テレビは裸眼で実に良く見えるようになった反面、今まで得意だった映像を見ながら本やスコアを読むことができなくなり、これからは老眼鏡を鼻眼鏡にしてテレビを見るようになりそうで、この仕事にはどうやら不自由になったと思っております。裸眼では従来通りの乱視がありますので、ゴルフのボールを見るときなどには、乱視を矯正する必要がありますので、2ヶ月後にはゴルフ用の遠近両用のメガネと、パソコンやテレビ用の作業用メガネの2つが必要になると考えている次第です。
  以上のとおり手術後の近況をご報告してきましたが、そろそろ一ヶ月が経ちましたので、恐る恐るパソコンにも手を出しておりますが、コントロール・パネルで老人仕様に文字を拡大変更すると、裸眼で入力が可能でしたが、手元のメモや本を読むのが不自由で、ここでも鼻眼鏡がどうしても必要なようです。いろいろとご心配をお掛けしましたが、HP作業は何とか4月号より再開したいと思いますので、どうか宜しくお願い申しあげます。


14-4-2)、KEFのサブ・ウーファーを追加しました−期待通りの縁の下の力持ちです−

      消費税対策で大きな買い物は早く済ませる必要があったので、かねて懸案のスーパー・ウーハーを早めに整備することにした。イギリスのスピーカーのKEFに本体を変えたので、このサブ・ウーハーも同じQ900シリーズの中から選ぶこととし、本体を求めたお茶の水のオーデイオ・ユニオン店で、サブ・ウーハーのQ-400bを取り寄せてもらい、電話一本で購入することが出来た。郵送料・消費税込みで65000円であった。

  デンオンのAVレシーバーの5.1chのスピーカーの音声の据え付け調整は、アンプに付属しているオデッセイ(Audyssey)社のマイク付属の測定器で、視聴環境に合わせて指定された8カ所でそれぞれ5.1個のスピーカー音を測定し、各スピーカーの音量バランスを決定する仕組みになっている。サブ・ウーハーについても、このシステムに組み込まれており、当初に出力音声を75dbに設定してから、このシステムの8カ所の測定音により、自動的に設定される仕組みになっていた。
  サブ・ウーハーには、電源を入れると赤ランプが付き、アンプから入力信号を受けると自動的に僖薀鵐廚付いて稼働を開始するオートスタンバイ機能が付属しているようであるが、説明書には記載されていなかったので、最初は戸惑った。しかし、使っているうちに以前のヤマハSW-800と同じような構造であることが分かり、自動的に制御されるようであった。スピーカー本体同様に非常に小型であるが、なるほどという鳴り方をする縁の下の力持ち的な存在であると感じている。

     現在、スーパー・ウーハーの必要を感ずる、例えば第九のフィナーレ楽章の大太鼓の静かな響き、コントラバスが豊かなウイーン・アンサンブルやアカデミー室内アンサンブルのセレナーデなどの室内楽、バッハのコラールなど静かに低域が響くパイプオルガンのCDなどを持ち出して効果を試しつつある。私はブーミイに響きすぎるのは困るので、音量を余り上げなくとも、ごく自然に稼働してくれることを期待しており、音量とのバランスに注意しながら、聴きこんでいる。思いがけなく超低音が響くCDを発見したり、ウーハーの存在感を示す録音を見つけ出したりする聴き方も、久しぶりの楽しい体験であった。
  私はバッハのオルガン全集はロンドンのピーター・ハーフォードの全17枚組で楽しんでいるが、スーパー・ウーハーの効果を確かめるため、今回その大半を聞くことになったが、普段余り聴くことのないコラール、トリオ、ソナタなどのさりげない小曲に素晴らしい曲を発見したりして、思いがけず新たな楽しみを覚えている。


14-4-3)、イドメネオ8映像の総括−日本M協会オペラサークルで4月例会で発表予定−

  オペラサークルでご指導を頂いていた竹内ふみ子先生が旅行先のパリのホテルで急逝された。どうしてこのようなことになったのか事情は全く分からないのであるが、われわれ素人の質問に良く答えて下さり、このサークルの有り難さを感じさせて下さっていたので、誠に痛恨の至りである。今回もハンペ演出の国立音大の「イドメネオ」の自作DVD(1991)を先生に見て頂いて、ハンペ演出の確かさを確認して頂いたところであった。心からご冥福をお祈りする次第である。

  発表するに当たってその概要は、2月分にも述べているので、ここでは、当日配布予定の原稿をアップロードして、ここでクリックすれば見られるように考えることにした。K番号で言えば、オペラのK.366、バレエ音楽K.367 、ウイーン追加アリアK.490およびK.489の4種類になるが、このHPでは追加アリアはオペラ本体で扱うようにしたいと考えている。この発表は当初は3月の予定であったが、手術に予期せぬ長期の安静が必要だったために、ご好意により発表時期を一ヶ月延期させて頂いた。ご迷惑お掛けしたことを改めて深くお詫びするものである。

     このオペラは二人のカストラートのために書かれた作品であり、意欲的な作品でモーツァルトもウイーンでの再演の機会を狙っていたが、ウイーンでは直ぐに再演できず、不本意ながら、素人の貴族たちによる演奏会形式で、イダマンテをテノールに書き直して再演されたと言う歴史を持っている。そのせいか、イダマンテの役を女性が歌うのが通例であったが、まるで宝塚の舞台のように不自然であるばかりでなく、古いオペラというイメージから脱することが出来なかった。しかし、そのことを考えてモーツァルトはカストラートの役をテノールに置き換えて男声役にしたばかりか、書き換えた2つのアリア(K.490およびK.489)も優れた曲であると思われるので、是非、男声役のイダマンテによる良い映像が出来ないものかと思っている。このオペラは「クレタの王、イドメネオ」の別名として、「イリアとイダマンテ」と称されることもあるようであるが、カストラートの古い博物館入りのオペラのイメージから脱して、積極的にウイーン版を活用し、「イリアとイダマンテ」の「愛の物語」にもっと重点を置いた新しい演出も考えられるので、今後に期待したいと考えている。


14-4-4)、手術後の安静時の雑感−予期せぬ空白時間のつれづれを楽しむ−

  冬季のソチ・オリンピックの開会式の中継ライブを何気なく見る時間があった。手術直後のひたすら安静にとされた時間帯である。ライブ中継で5.1CHで放送されていたので、何気なく音量をアップしてテレビを見ていたが、次から次ぎに続々と出てくる豪華なショウは「ロシアへの幻想的な不思議な旅」が主題であり、これはまさにクラッシック音楽の伴奏に彩られたクラシック・バレエの世界であった。さすがはクラシックのバレエ大国ロシアであり、「春の祭典」の重い響きが流れていたり、「剣の舞」でコザック兵たちが舞い上がっていたり忙しかった。



  イヴェントの中核をなす聖火台の点火の儀式の伴奏は文字通り「火の鳥」であり、点火されるや否や赤い火が駆け上がって塔の上に点火された場面では「火の鳥」が羽ばたく音楽が鳴っていた。大勢の人々の踊りの伴奏には「白鳥の湖」や‘「クルミ割り人形」のワルツが連続的に流れていた。実に心憎い演出であり、ロシアだから出来る大切なものが堂々と大衆の人たちを相手に溶け込んでいるように見えた。





 オリンピック旗の入場行進は6人のロシアを代表する文化人が選ばれていたが、その中のお一人にはクラシック音楽界を代表する指揮者ワレリー・ゲルギエフ氏が選ばれていた。また、オリンピック旗やロシア国旗の掲揚やオリンピック賛歌の斉唱には、オペラ界の女王とも言えるソプラノ歌手アンナ・ネトレプコ女史が代表して、大勢の男性歌手陣を従えて、堂々と歌っており、誠にあっぱれな姿であった。このような、もの凄くレベルの高い開会式や余興の紹介を見て、ロシアには文化的な素材が満ち溢れていることに驚かされたが、翻ってわが日本の東京大会ではどうなるのか、いささか、心配になってきた。

  ひたすら安静にと言うお告げは、オーデイオと映像の趣味に凝り固まっているものには天国のようで、しかもイギリスのKEFの最新スピーカーとDENONの最新AVレシーバーとBDユニバーサルプレイヤーによる新システムで、これまで録り溜めてきたHV5.1CH映像や殆ど丁寧に聴くことなく積み重なったCD群に耳を傾ける絶好のチャンスであった。しかも途中から、これも最新のサブ・ウーハーが加わるなど、新しいオーデイオ環境を楽しむにはまたとないチャンスが訪れたようだった。

  考えてみると、このHPを始めて10年を超えているが、いつもソフトのアップロードに追われて、聴くソフトもアップするソフトを繰り返しており、半ば強制されたような気持ちで、メモを取り作文することにばかり追われていたようだ。従って装置の前で落ち着いて何も考えずに音楽を聴いたり、オペラの動きに没頭する音楽三昧の、ライブでは味わえぬオーデイオならではの楽しみを忘れてしまっていたようだ。しかし、手術後に気がついたのであるが、ソフトを見ながらオペラの本やスコアを見ることはメガネなしには出来なくなった。自分では得意にしていた積もりの「ながら族」が、テレビ画面はよく見えると喜んでいた反面に、老眼鏡なしには出来なくなっていた。
  これまでピアノ曲が好きだったので、ベートーヴェン、シューベルト、ショパンなどは、かなり聴き込んでいたが、シューマンやリストは、CDは豊富なのであるが、余り通して聴いたことがなかったので、この際アシュケナージやブレンデルのなどのCDでその大半を聴いてみた。その結果、シューマンの3つのソナタやリストの後期の「巡礼の年報」全4集などは、深みがあって面白いと感じレパートリーが増えたように感ずることが多かった。CDがあるのにこれまで聴いてこなかった(聴くヒマがなかった)ようであるが、音が良くて迫力があるとつい聴き込んでしまうようである。


14-4-5)、2014年4月号の放送番組予定、

2014年4月分のNHKの放送において、初めに「教育テレビ」では、N響アワーの代わりの毎週日曜日の21:00〜23:00(最終日曜は除く)に「クラシック音楽館」が新設され、岩槻里子の案内で、N響定期を中心に放送されている。4月6日には、N響定期第1773回のプログラムがあり、ブッフビンダーのピアノ協奏曲第20番K.466とブルックナーの9番がルイージの指揮で放送される。20日にはNHKバレエの饗宴2114が予定されている。 「らららクラシック」では、毎週各土曜日に予定されているが、モーツァルトの名前は見当たらなかった。
  続いてNHKBSプレミアムでは、プレミアムシアターは、ほぼ毎週日曜日24:00〜4:00の予定であり、4月27日に2013年ザルツブルグ音楽祭の「後宮」がハンス・グラーフ指揮、マルターラー演出で放送される。2月に録画し忘れたので今度は大切にして録画しておきたいものである。また、16日はマリインスキー劇場の「シンデレラ」が予定されている。最後に、毎週月〜金曜日の6:00〜6:55の「クラシック倶楽部」は従来通り放送される予定であるが、曲目が示されないことが多いので、直前に、毎週、面倒でもチェックしておく必要がある。小林愛美、菊池洋子などの名が見える。

    一方のクラシカジャパンでは、2012年10月から開始されたハイビジョン対応チャンネルがCH637と新しくなり、待望のHD放送が続々と登場していたが、ヴェルデイ特集などが終わって、最近、輝きがなくなった。4月号は今年で10回目になる「ラ・フォルジュネ・オ・ジャポン」を記念してフランス・ナントの公演を特集して放送される。残念ながら録画して残そうとするモーツァルトの番組は見当たらなかった。

    レコード芸術4月号では、特集は「日本のオケを聴こう」であり、各オーケストラの近況と代表的なCDが特集されていた。一方、4月号のCD新譜月評の特選盤には、モーツァルトものとしては、珍しく3組のCDが特選盤になっていた。第一はアーノンクールの「ポストホルン」K.320とハフナー交響曲K.385であった。第二はアバドとアルゲリッチの第25番K.503と第20番K.466のピアノ協奏曲であり、これがアバドのルッツエルン音楽祭での最後の録音のようである。また第三は、シリーズで始まったスホーンデルヴルトのピアノ協奏曲第18番K.456と第19番K.459であり、前回の第20番K.466と第21番K.467に続くものとしてこのCDが紹介されていた。
  また、海外盤レビューでは、4月号には特別に紹介すべきものは見当たらなかった。



   毎月1回は、レコード店をソフト探しでうろつくことにしているが、今回は外出禁止であったので、3月末に銀座の山野楽器店しか訪問できなかった。モーツァルトの映像は発見できなかったが、廉価版のコーナーで、マーテイン・ヘルムヘンのピアノで第13番と第24番のSACDと、キーシンの第12番と第20番のピアノ協奏曲を含む4CDのBOX盤を購入してきた。


14-4-6)、2014年4月号のソフト紹介予定、

  2月14日に左目の白内障の手術をしたので、14-2-3に予定していたグシュルバウアーの「ミトリダーテ」のLDのアップロードが二月中に出来なくなり、さらに3月はお休みとなったので、この曲を4月分の第一曲14-4-1として改めてアップしたい。この映像は、 グシュルバウアー指揮ファル演出によるリヨン歌劇場のオペラ「ポントの王ミトリダーテ」K.87(74a)であり、リヨンオペラ座歌劇場O&CHOによる1986年にオペラ座でライブ収録されたものである。この映像は、このオペラの最初の映像であり、これまでハーガー指揮のCDで聴いて来たが、ミトリダーテとマルツイオ以外の5人が女性歌手で区別が付かず、レーザーデイスクの映像によりこのオペラの楽しみを初めて味わせてくれた記念すべき映像との記憶がある懐かしいものである。

   第二曲目は、2月号のホルショフスキーに続いて早くから用意していた古いS-VHSテープから、やはりNHKの芸術劇場のゴールドベルク(1909〜1993)の追悼記念のドキュメンタリー風の放送記録をお届けしたい。これには彼の最後の指揮者の姿が写されており、第40番のト短調交響曲が収録されていた。ゴールドベルクは、ポーランド生まれの天才ヴァイオリニストであり、ランドフスカに育てられていたが、弱冠20歳の時にフルトヴェングラーに認められてベルリンフイルのコンサートマスターに抜擢された天才であった。その一方で、リリー・クラウスとコンビを組んだりして室内アンサンブルにも名声を博していたが、ユダヤ人であったため、アメリカに亡命したり、戦時中に日本軍の捕虜になったりという不遇の道を辿ったヴァイオリニストである。この映像は、84歳で富山県で逝去した彼の姿を追った貴重なものである。

   また第三は、最新のNHKクラシック倶楽部の2つの放送から、ウイーン・アンサンブルのモーツァルトのアリア集をお送りしたい。ウイーン・アンサンブルは、ウイーンフイルに縁のある団体であり、現在ではコンサート・ミストレスのアルベナ・ダナイローヴァをチーフとする2Vn、ヴィオラ、コントラバスの4人による弦楽アンサンブルであり、もっぱらウイーンに縁のある曲を演奏している。今回の映像は、彼らの初来日公演を収録したもので、多くの曲の中から、モーツァルトのオペラ・アリア集としてまとめたものである。「フィガロ」から序曲を含む6曲、「ドン・ジョヴァンニ」から4曲、「魔笛」から6曲を演奏しており、2つのライブ放送をまとめたものである。アリア集は木管・アンサンブルで演奏されることが多いが、ヴァイオリン2、ヴィオラ、コントラバスの4人のウイーン・アンサンブルもなかなか魅力的であり、最近のお気に入り曲になっている。2013年6月29日横浜のフィリアホールでの来日公演で、彼らならではの魅力的な演奏記録である。

(以上)(2014/03/28)



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