モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成25年11月号−−


(小菅優のピアノとザネッテイ指揮名古屋フイルによるピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」、およびチョン・ミョンフン指揮NHK交響楽団とチョ・ソンジンのピアノによるピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467、/アンドレア・ロストのDVDオペラアリア集およびNHKクラシック倶楽部による日本公演のアリア集/2013年新国立劇場によるイヴ・アベル指揮、東京フイルハーモニー交響楽団、ダミアーノ・ミキエレット演出の「コシ・ファン・トウッテ」、)

(先月の月報は  「こちら」 )


私の最新入手ソフト情報−平成25年11月号−(1311review.html)

(小菅優のピアノとザネッテイ指揮名古屋フイルによるピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」、およびチョン・ミョンフン指揮NHK交響楽団とチョ・ソンジンのピアノによるピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467、/アンドレア・ロストのDVDオペラアリア集およびNHKクラシック倶楽部による日本公演のアリア集/2013年新国立劇場によるイヴ・アベル指揮、東京フイルハーモニー交響楽団、ダミアーノ・ミキエレット演出の「コシ・ファン・トウッテ」、)

13-11-0、平成25年11月初めの近況報告−何たる台風騒ぎか。10月予定が吹っ飛んだ−

13-10-1)、芸術の秋:凄い最新オペラの映像が集まったきた−コシ・アイーダ・ドン−
13-10-2)、新しいスピーカーKEF-Q900により、オペラの再生が凄く良くなった−
13-10-3)、千葉県の外れの関宿城(博物館)を見てきた−利根川・江戸川の分水地−
13-10-4)、スポーツ三昧でTVが忙しい−ジャイアンツ・柏レイソル・ゴルフ−
13-10-5)、2013年11月号の放送番組予定、
13-10-6)、2013年11月号のソフト紹介予定、

(BD録画による最新映像;小菅優とソンジンのピアノ協奏曲K.537とK.467)
  13-11-1、小菅優のピアノとザネッテイ指揮名古屋フイル第394回定期公演によるピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」、2012年9月7日、愛知県芸術劇場コンサートHおよびチョン・ミョンフン指揮NHK交響楽団とチョ・ソンジンのピアノによるピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467、N響第1759回定期公演、NHKホール、
(2012/11/25、NHK特選オーケストラの放送をHD2にHDD録画および2013/9/8クラシック音楽館のN響提起放送をHD2にHDD録画)

(新しいBDとDVDから;美人歌手アンドレア・ロストのアリア集)
13-11-2、アンドレア・ロストのモーツァルト・オペラアリア集、タマス・パイ指揮フランツ・リスト室内楽団、2004-6、およびNHKクラシック倶楽部による日本公演のアリア集、 2012/1/24、東京オペラシテイ・コンサートホール、
(2011/10/18、ヤマハ銀座店でDVD LC-04281を購入、および2012/03/02、NHKクラシック倶楽部よりBD-48.2に収録、)

(最新のNHKのHDD録画およびライブ観劇記録から;新国立劇場の「コシ」)
13-11-3、2013年新国立劇場によるイヴ・アベル指揮、東京フイルハーモニー交響楽団、ダミアーノ・ミキエレット演出の「コシ・ファン・トウッテ」、
2013/6/12観劇、6/15ライブ収録、新国立劇場(プレミエ2011/5/29)
(配役)フィオルデリージ;ミア・パーション、ドラベラ;ジェファニー・ホロウエイ、デスピーナ;天羽明恵、フェランド;パオロ・ファナーレ、グリエルモ;ドミニク・ケーニンガー、アルフォンゾ;マウリツイオ・ムラーノ、
(2013/10/20、NHKプレミアム・シイアターの放送をHD2にHDD録画)


13-11-0、平成25年11月初めの近況報告−何たる台風騒ぎか。10月予定が吹っ飛んだ−

     台風第26号の伊豆大島の火山灰堆積斜面地における土石流災害は、実にお気の毒な災害であり、心からお見舞い申し上げる。安心して住み着いていたところへの台風豪雨による数百年ぶりの崩壊で、これも数百年に一度の3.11の大津波のように、科学技術の発達以降の防災経験しかないわれわれにとっては、数百年のオーダーの災害は、ただ逃げるしかない、防ぎようがない災害のように見える。恐ろしい自然現象であり、地球が歩んできた自然の摂理を考えると、改めてこのような異常気象が発生することがあり得ることを学ぶとともに、地域住民は住んでいる土地の数百年のオーダーの災害歴を改めて頭に入れて、まさかの時の防災のことを想定しておく必要があると思われる。恐らく、各自にとっては、例えばもし富士山の大噴火や大爆発があったらとか、もし南海トラフ巨大地震があったらと、普段のうちからその時のあり得る自分の行動を考えて、「命を守る対策を想定しておけ」ということになろうか。
    今年の10月は、台風が毎週水・木曜日に関東周辺を通過するということが多く、予定されていたゴルフが実に4回も中止になった。31日に予定しているゴルフは快晴になりそうなので久しぶりのゴルフとなるが、これを含めて今年の10月はたった3回しか出来ないという羽目になった。こんなことは、ゴルフを始めて以来、初めてのことである。


13-10-1)、芸術の秋:凄い最新オペラの映像が集まったきた−コシ・アイーダ・ドン−

   去る10月20日に、6月に見た新国立劇場の「コシ・ファン・トウッテ」のNHKのBS放送があり、ハイビジョンの5.1CHによる素晴らしい映像が入手出来た。私は2階席の中央で見ていたのであるが、この席はオペラの全体像を眺めるに適した席であり、やはり離れた2階席では理解できなかったことが、ハイビジョンのクローズアップ画面では鮮明になり、やはり現代のオペラでは、ライブと映像の両方を見なければ、演出者の意図などは理解できないのではないかと思っている。NHKでは2013NHK音楽祭として、ミラノスカラ座のドウダメル指揮の「アイーダ」(演奏会形式)やヌッチの「リゴレット」を放送しHDD収録しており、それとウイーン国立劇場の最新の「運命の力」も収録しており、この秋は、加藤浩子先生のヴェルデイの200年誕生パーテイなどにも参加して、すっかりヴェルデイずいている。

       このほかにもクラシカ・ジャパンのTUTTO VERDIのパルマ歌劇場の連続放送も最盛期となっており、中期の名作がこのところ立て続けに放送されている。10月には、「仮面舞踏会」「トロヴァトーレ」「椿姫」「リゴレット」がHDDに収まっているが、とてもゆっくりと見るヒマがない状況にある。さらに、11月では「運命の力」「ドン・カルロ」「アイーダ」と続けられるようであり、いくら時間があっても足りないような嬉しい状況になっている。

        今回放送された演奏会形式の「アイーダ」を見て、やはりこの形式のオペラは音楽に集中できることを改めて感じることが出来た。私は、一昔まえに、ザルツブルグで「イドメネオ」を演奏会形式で見て感激したことがあるが、歌手陣が長いレチタテイーボを記憶することから解放されて、譜面を見ながら伸び伸びと歌っているのを見て、記憶と演技から解放されてオーケストラとのアンサンブルに集中出来ることは素晴らしいことだと思った。音楽が楽しければ、舞台は不要であり、最近の変な演出に文句を言うこともなくなる。家のオーデイオの前で、映像を見るのは、ライブではどうしても音楽に集中できないものが、家の何時もの場所であれば音楽に完全に浸ることが出来るからである。その意味で、例えばMETのオペラ映画から受ける感動や、カラヤンの「ドン・ジョヴァンニ」のCDを聴いて受ける迫力などは、同種の演奏会形式で聴いているようなものであり、聴くたびに何時も凄いと思っている。
   アイーダについては数年前にサンテイ指揮のNHK交響楽団で演奏会形式の録画をして、聞きくらべのようにメトロポリタン歌劇場のアイーダを同じBDに続けて収録したことがあり、いずれも素晴らしいと思っていた。そのため、今回また新たなソースが増えたので、これらと一度第二幕などを良く比較して見聞きしてみたいと思っている。


13-10-2)、新しいスピーカーKEF-Q900により、オペラの再生が凄くなった−

    先月号の13-10-3)で、オーデイオ装置の改善をしたいと書いたが、検討を進めてきた結果、改善目的を達成するには、スピーカーだけでは収まらず、アンプも、プレイヤーも新しいものが欲しくなり、メインの部分がすっかり新しくなった。そのため、この欄では全てを述べることが出来ないので、以下毎号において、スピーカー、アンプ、DBプレイヤーに分けて、その機器の特徴や選定理由と視聴結果などについて、ご報告したいと思う。今回ここでは、新しいスピーカーKEF-Q900について述べたいと思う。

         私が最新のスピーカーKEF-Q900を知ったのは、レコード芸術10月号の「スピーカー選び」で麻倉怜士氏が「このサイズと音で、この価格!?」という言葉に魅せられたからである。Q-900はこのシリーズのトップモデルであり、オーデイオ的に良い特性的な音が出て、音楽の語り口が巧みな音調を持ち、会場で聴く人に「オォ」と言わせていたという。音が豪華絢爛で、しかも質感が高く、雄大で切れの良い低音を聞かせるとともに、艶と質感、ワイドレンジと中域の充実感が同時に満たされ、音楽的な完成度がとても高いという。現行の重いYAMAHAの半分ぐらいの重さとスペースでとても有り難く、10畳間の絨毯敷きの狭い書斎でオーデイオとして聴く2CHでも、サラウンドで聴く5.1CHのフロントSPとしても理想的だと思っている。さすがKEFならではの端正で音楽的なエッセンスの表現に長けた音で、音楽が濃く聴けるスピーカーだと先生はおっしゃる。トイーターやウーハーがどうのと言うようなハードの部材的な話よりも、音楽的に優れているという一言がとても気に入った。このレコード芸術の特集の「巨大信仰は捨て、備え付けの専用スタンドを使い、従来の常識にとらわれないで選定を」と言う最近のオーデイオの精神にも合致しているようであり、これも気に入った。



   フェラインのオーデイオのプロ的な先輩に連れられて、お茶の水のオーデイオ・ユニオン・ハイエンド館でKEFの新モデルの話を聞き、2CHとサラウンドの方向性と機器の特徴の話も承り、早速、手持ちの弦楽アンサンブルとピアノ小曲集の2枚の試聴用CDを持参して、旧モデルR-900との比較をしながらヒアリングをした。旧モデルより派手な音がしていたが、音の素性が良いことは一聴して良く分かり、弦の静かな音もピアノのパッシブな音にも柔軟であることを確かめて、使い慣らしが今後とても重要で、アンプとの性能上の相性が重要だと思った。

         取りあえず据え付けて試聴をしている段階では、ボリュームを上げずに静かな音でも、清澄感を持って美しくきめ細かく鳴ってくれるのがとても気に入っている。サラウンドでもオペラの人の声が前に出てくれるので聴き甲斐があり、充実感を覚えている。重量もスペースも半分になったが、従来のように大音量を出さなくても満足できるようになっている。ペアで税込み228900円を18万に値引いてくれ、YAMAHAをスタンド込みで22000円で下取り頂いたので、随分安い買い物をしたと思っている。次回はDENONのハイエンドAVサラウンドアンプAVR-4520について述べたいと思う。


13-10-3)、千葉県の外れの関宿城(博物館)を見てきた−利根・江戸川の分水地−

    台風一過の10月17日(木)、ゴルフの日であったが、ゴルフ場から台風で木が倒れたり、水が出たり、橋が壊されてカートの道が壊されたため、ゴルフ場を閉鎖するという連絡を受けた。1日が丸空きとなったので、かねて女房と一緒に行こうと相談していた千葉県立関宿城博物館(野田市旧関宿町)に行くことになった。車嫌いな女房は、一日にバスの連絡が4便くらいしかない博物館はお手上げで、車に乗りたいと言ってくれたからである。場所は千葉県の最北端。右に利根川、左に江戸川を展望でき、折からの洪水の濁流を遠望できるという目的も加わった。



          この博物館では10月、11月の2ヶ月間に、東北地方と江戸を結んだ利根川水運に関する展覧会があるというので、興味があったからである。江戸時代の幕府御用船をはじめとする舟運により支えられた江戸の様子と、松戸・流山・関宿・境川岸・木下・銚子などと昔ながらの河岸に栄えた宿場町の当時の様子や人々の姿、明治に入ってからの利根運河工事の記録など、余り知られていないが千葉県住民には重要な歴史物語がありそうな気がしたからである。また現地に行って、徳川時代から始まった利根東遷という洪水防止・新田開発・舟運交通路の確保という三大目的を持った大事業の本来の博物館の姿も、一度見る価値があった。地味ではあるが、江戸時代の反映を支えた裏方の舟運という姿があり、明治以降の鉄道や道路整備によって、これらが一挙に潰え去らざるを得なかった歴史の残骸が歴史の遺産として残されている。十分ではないが、一見の価値があると思った。

    利根川と江戸川の三角州になった利根川沿いに関宿城址があり、当時は川とお堀で囲まれた立派なお城のようであったが、現在は三角州も治水上の理由でかなり整地されスーパー堤防で守られていた。その頂点に位置する場所に現在のコンクリート4階建ての関宿城の姿があり、これが博物館になっていた。肝心の旅行にカメラを忘れて写真で紹介できないのは残念であった。関宿街道の帰路、途中にあった板東太郎と言う名のレストランで、美味しい名物の豪華なうどん鍋を食べてご機嫌であった。


13-10-4)、スポーツ三昧でTVが忙しい−ジャイアンツ・柏レイソル・ゴルフ−

     10月も最後の週を迎え、台風騒ぎも収まって秋晴れの日が続きそうであるが、冷え込みも一段と厳しそうであり、今年も紅葉が見頃の時期になりつつある。 この時期に、野球では最後の日本シリーズが始まっており、サッカーのJ1のリーグ戦も大詰めを迎えている。ゴルフも、毎週、賞金王争いを巡って賑やかな争いが続いており、今年は韓国勢よりも日本勢が男女とも勝利するので面白い。恐らく今週の週末は、TV観戦で忙しい思いをしそうである。

          私は野球と言えば、子供の頃からジャイアンツであり、いつもテレビで応援している。そういえば、サッカーもゴルフもいつもTVで応援しており、これはオペラをテレビやDVDで見るのと同じように、また音楽を自宅の装置で楽しんでいるのと同様である。これは自分の昔からの面倒臭いという性分の「ライブ嫌い」のせいなのであろうか。私は何をするのも自分の部屋で落ち着いて考えながらやらねば駄目な癖があり、それが年とともに長じてその癖が続いて今日に至っている。しかも、テレビやオーデイオも昔と異なって性能が良くなり、十分な迫力を持って伝えてくれる。オペラでもコンサートでも野球やサッカーなどでも、ライブでは、周りの人が気になり落ち着いて見ることが出来ない。ライブは迫力があり、一瞬の動きで結果が決まるスリリングな雰囲気は嫌いではないが、現地に出かけることと、帰りの混んだ電車に乗ることが厄介で嫌いなのである。

          昔と異なって野球観戦もサッカー観戦も、ハイビジョンで5.1CHで見ることが出来、これは相当な臨場感がある。オペラを見てCDなどで音楽を聴く装置が、スポーツ観戦にも繋がって、私は非常に恵まれているとでも言うべきか。
          日本シリーズは、これを書いている現在、二勝二敗であり、29日、30日、31日と東京ドームで三連戦が行われピークを迎えることになった。楽天が予想通り田中投手が隙を見せず好投しているが、三連戦で出られるのはせいぜい一試合であり、やはり結果はやってみなければ分からない。昔の稲尾さまなら三連投であったが、現在の勝負では、昔と大分役割分担が異なっている。

          サッカーについては、地元の柏レイソルの応援をしているが、Jリーグの柏の全試合をテレビで見られるようにスカパーに加入して、もっぱらテレビ観戦で応援をしている。今年はJリーグの優勝争いは上位3チームほどに絞られてきており、柏レイソルの上位進出は無理となったが、これは前回のこの欄でも申し上げているが、柏がアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に日本代表として参加したためである。Jリーグ戦の中にこのACLの日程が組み込まれたせいである。朝日新聞の10月26日のスポーツ欄の記名入りの記事で「敗れ去る日本勢、真の敵は?」と題して、問題点が指摘されているが、「20日で6戦の過密日程の壁」があるとされ、Jリーグの日程面でのサポートの必要性が説かれていた。柏は日本代表の4チームの一つとして柏だけが勝ち残り頑張ってきたが、過密日程が原因で故障者が続出し、準決勝で敗退せざるを得なかった。ACLのトーナメントは、日本から4チームで、前年度と前々年度の上位2チームが出場することになっているが、07年の浦和、08年のガンバ大阪以来、優勝から遠ざかっている。Jリーグが次第に過密日程になって来たためである。日本のサッカー界で、是非、外国勢と同じコンデイションで試合が出来るように、来年度から日程調整をお願いしたいものである。


13-11-5)、2013年11月号の放送番組予定、

            11月分のNHKの放送において、初めに「教育テレビ」では、N響アワーの代わりの毎週日曜日の21:00〜23:00(最終日曜は除く)に「クラシック音楽館」が新設され、岩槻里子の案内で、N響定期を中心に放送されている。11月には、毎年NHK音楽祭2013のコンサートのようであるが、ワグナーとヴェルデイのガラ・コンサートとなっており、魅力に乏しい。残念ながら、モーツァルトの曲は予定されていない。らららクラシックでは、11月2日(土)にト短調交響曲を取り上げるようである。
         続いてNHKBSプレミアムでは、プレミアムシアターは、ほぼ毎週日曜日24:00〜4:00の予定であり、11月では、10日と24日が予定されているが、残念ながら、前者がブラームスの交響曲、後者がR.シュトラウスのオペラであり、モーツァルトの番組は見当たらなかった。最後に、毎週月〜金曜日の6:00〜6:55の「クラシック倶楽部」は従来通り放送される予定であるが、曲目が示されないことが多いので、直前に、毎週、面倒でもチェックしておく必要がある。

          一方のクラシカジャパンでは、昨年10月から開始されたハイビジョン対応チャンネルがCH637と新しくなり、待望のHD放送が続々と登場しており、非常に充実感が出てきた。11月号では、前号まであったHDで甦るマエストロとして「巨匠たちのモーツァルト」は完了したようで、モーツァルト関係は、残念ながら全てアップロード済みの映像ばかりであった。
            続いて、前月に引き続き2013年の第一の特集として、ヴェルデイ・オペラ大全集の全曲放送企画は終盤となり、第一曲目「運命の力」、第二曲目の「ドン・カルロ」、第三曲目として「アイーダ」の三大傑作が連続して放送される。また、第二には「マエストロ5」と称して、テイーレマン・ゲルギエフ・ヤンソンス・ラトル・ヤルヴィの5名の指揮者を挙げ、各人の特色あるコンサートが披露されるが、これらにはモーツァルトものは含まれていない。

                       レコード芸術11月号では、特集は「ベルリン・フイル」の来日記念&録音開始100年記念の特集であった。一方、11月号の新譜月評の特選盤には、モーツァルトものが二つもあった。第一は先月号から広告されていたが、仲道郁代のソナタ全集(15,750円)であり、第二は珍しくヴィデオ・デイスクとして、アバドのルッツエルン音楽祭の「レクイエム」であった。このレクイエムはNHKで音楽祭の番組として放送され録画済み(12-12-3)のものであった。
           一方、海外盤レビューでは、初期オペラ「第一戒律の責務」のCDが紹介されていた。イアン・ペイジ指揮のクラシカル・オペラOによるもので、このシリーズでは「アポロとヒアキントウス」に続く2作目のようである。



           毎月1回は、新宿タワーレコード、銀座ヤマハ、山野楽器店で新着DVDをチェックしているが、最近では新しいBDシリーズが従来のDVDを駆逐するかのように発売が目立ちだしているので、売り場の棚も変化しつつあることに気がついた。そのBDシリーズとして、タワーレコードで先月DVDで見かけたルイ・ラングレ指揮フライブルク・バロックOの「ドン・ジョヴァンニ」のBD盤を購入した。日本語がないので躊躇していたが、どうやら豪華な騎士長邸を背景とした一族の物語に読み替えられた新演出である。


13-11-6)、2013年11月号のソフト紹介予定、

    11月号の紹介ソフトは、いずれもBDやHDDに最近収録したばかりの最新ソフトであり、中でも新国立劇場の「コシ」は2013年6月公演のものであり、NHKがプレミアム・シアターで10月20日に放送したものをHDDに収録したばかりのものである。本来なら古いソフトと新しいものを組み合わせた方が良いのであろうが、新しいソフトの紹介が当初からの狙いであり、今月は良いソフトが揃っていたので、急いでアップしたいと考えたものである。

     11月号の第1曲目は、ピアノ協奏曲の演奏を二つ、このHPで初めてのピアニストが二人登場する。第一は小菅優のピアノによるザネッテイ指揮名古屋フイル第394回定期公演によるピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」である。この小菅優のピアノは非常に軽快であり、とても楽しめる演奏であったが、彼女はカデンツアを自作しているようであり、今回も第一楽章でオリジナルな長いカデンツア弾いていた。
          第2曲目はチョン・ミョンフン指揮のN響の定期から、韓国のチョ・ソンジンという新人ピアニストによるピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467であった。 チョン・ミョンフンは、これまでモーツァルトに縁がなくこのHP初登場であるが、今回のコンサートもメインはマーラーの第5番であった。韓国の若手ピアニストのチョ・ソンジンは1994年生まれというから今年21歳の若さ。17歳でチャコフスキー・コンクール で第3位に入賞した実績があり、恐らく日本初登場の逸材なのであろうと期待している。


    11月号の第2曲目は、ハンガリーの歌姫アンドレア・ロストのモーツァルトのアリア集のDVDと昨年の来日公演の放送録画と合わせて、まとめてご紹介しようと考えたものである。当初、DVDには4曲のアリアだけであったので、寂しい気がしていたが、結果的に、「フィガロの結婚」から5曲、「ドン・ジョヴァンニ」から2曲が歌われることになった。バルバリーナやケルビーノのアリアも含まれていたが、彼女は実際には舞台では上演したことはないと語っていた。彼女はウイーン・シュターツOPなどの専属をしていたが、オペラに上演してきたものの、不幸にして、その録画映像記録が少ないので、このアリア集の記録は貴重なものと言える。


   11月号の第3曲目は、HDDに収録して2週間足らずの最新のNHKのハイビジョン・5.1CHの素晴らしい映像であり、完璧に録画出来た上に、6月に新国立劇場で見ているので、一刻も早くのでご報告したいと考えていたオペラである。
映像では、回転舞台で美しく演出された舞台が上手に切り替わり、森の中のピクニックの風景が美しく写され、さらにクローズアップで素早い動作とか一瞬の表情などがきめの細かく写されており、歌手たちの演技力に驚かされた。私は2階席の中央で見ていたのであるが、この席はオペラの全体像を眺めるに適した席であり、やはり離れた2階席では理解できなかったことが、ハイビジョンのクローズアップ画面では鮮明に克明に写されており、やはり現代のオペラでは、ライブと映像の両方を見なければ、演出者の意図などは理解できないのではないかと思うようになってきている。


(以上)(2013/10/30)



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