モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成25年10月号−−


(グリマルの指揮とヴァイオリン、パスキエのヴィオラによるバイエルン室内楽団の協奏交響曲変ホ長調K364、およびストルツマンのクラリネットとブルコス指揮ウイーン交響楽団によるクラリネット協奏曲イ長調K.622、/アマデウス弦楽四重奏団による弦楽五重奏曲第3番ト短調K.516、及び アルカント弦楽四重奏団による弦楽四重奏曲ヘ長調K.465「不協和音」、/2012グラインドボーン音楽祭の「フィガロの結婚」、テイチアーテイ指揮、マイケル・グランデージ演出、エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団&グラインドボーン合唱団、)

(先月の月報は  「こちら」 )


私の最新入手ソフト情報−平成25年10月号−
(グリマルの指揮とヴァイオリン、パスキエのヴィオラによるバイエルン室内楽団の協奏交響曲変ホ長調K364、およびストルツマンのクラリネットとブルコス指揮ウイーン交響楽団によるクラリネット協奏曲イ長調K.622、/アマデウス弦楽四重奏団による弦楽五重奏曲第3番ト短調K.516、及び アルカント弦楽四重奏団による弦楽四重奏曲ヘ長調K.465「不協和音」、/2012グラインドボーン音楽祭の「フィガロの結婚」、テイチアーテイ指揮、マイケル・グランデージ演出、エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団&グラインドボーン合唱団、)

13-10-0、平成25年10月初めの近況報告−消費税アップの決断の波紋−

13-10-1)、11月例会発表用の「踊れ、喜べ」K.165の聞き較べのDVDの作成ができた。
13-10-2)、アーノンクールの最新の「魔笛」(2012)の演出を考える。
13-10-3)、自宅のオーデイオ装置の調子が悪くなり、装置を改善したい。
13-10-4)、J1の柏レイソルのTV熱烈応援をしているが、可愛そうなスケジュール。
13-10-5)、2013年10月号の放送番組予定、
13-10-6)、2013年10月号のソフト紹介予定、

(BDとLDの記録から;協奏交響曲K364とクラリネット協奏曲K.622)
13-10-1、ダヴィド・グリマルの指揮とヴァイオリン、レギス・パスキエのヴィオラによるバイエルン室内楽団の協奏交響曲変ホ長調K364、1996年、クラシカ・ジャパンおよびリチャード・ストルツマンのクラリネットとラファエル・フリューベック・デ・ブルコス指揮ウイーン交響楽団によるクラリネット協奏曲イ長調K.622、91年10月ウイーン・コンツエルト・ハウス、
(2010/12/10クラシカ・ジャパンの放送をBD-35.2に数録、及び2012/12/12柳氏によるLD BMG、VLC-113)

(新しいBDデイスクより;二つの室内楽、弦楽五重奏曲K.516と弦楽四重奏曲K.465)
  13-10-2、アマデウス弦楽四重奏団による弦楽五重奏曲第3番ト短調K.516、1966年、ロンドン、20世紀の巨匠たちより、クラシカ・ジャパン、及び アルカント弦楽四重奏団による弦楽四重奏曲ヘ長調K.465「不協和音」、第1〜第3楽章、2006年7月22日、王子ホール、
(2010/12/23、クラシカ・ジャパンの放送をBD-22.5に収録、及び2009/06/07、NHKクラシック倶楽部よりBD-15.3に収録、)

(最新の輸入盤BDより;2012グラインドボーン音楽祭の「フィガロの結婚」)
13-10-3、ロビン・テイチアーテイ指揮、マイケル・グランデージ演出、エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団&グラインドボーン合唱団、2012年8月、グラインドボーン歌劇場におけるライブ収録、
(配役)スザンナ;リディア・トイシャー、フィガロ;ヴィート・プリアンテ、伯爵;アウドゥン・イヴェルセン、伯爵夫人;サリー・マシューズ、ケルビーノ;イザベル・レナード、マルチェリーナ;アン・マレー、バルトロ:アンドリュー・ショア、その他、
(2013/07/26、新宿タワー・レコードにて購入、OPUS ARTE OABD7118D)


13-10-0、平成25年10月初めの近況報告−消費税アップの決断の波紋−

首相は、消費税率を現在の5%から8%に来年4月1日より予定通り引き上げることを決断したと、9月20日(金)の朝刊のトップに新聞が掲載していた。その後、いろいろな議論が沸き上がっているが、どうやら10月1日(火)に正式な発表がなされるようである。日本が財政破綻から逃れるために、民主党政権時代から半ば公約とされてきた消費税アップであるが、このところ落ち目の日本国が国民の嫌う政策の決定が出来るかどうか、世界各国が注目しているようである。日本が国際公約とされてきたことが守れない国だと判断された場合には、外国で国債が大量に売られることがあり得ると、日銀は対抗手段を持たないので、日本経済は壊滅状態になるだろうとも噂されている。
     半年後の税率アップのため、個人的な大型の買い物、例えば車の買い換え、建物の水回り修繕工事や屋根の葺き替え・塗装工事などの勧誘も、にわかに増えてきたような気がするし、テレビなどでも増税対策について騒ぎ出しているようだ。まだ、公明党との最終合意が残されているようだが、どういう発表がなされるか、注目すべき10月1日が近づいている。これは野党でしか言えないことなのだろうが、イギリスなどでやっているように、生鮮野菜や米パンなど毎日の欠かせぬ食品に対して、弱者対策として増税の対象にしないことを何とか実現して欲しいものだ。


13-10-1)、11月例会発表用の「踊れ、喜べ」K.165の聞き較べのDVDの作成ができた。

11月例会の発表準備をしていたが、パンチの効いた映像の見較べ・聞き比べとして、モテット「踊れ、喜べ」K.165の8人のソプラノ歌手の映像のDVD化を行ってみた。NHKの2006年生誕250年記念コンサートにおけるバルトリのHVデジタル映像のDVD化はコピー制限のため出来なかったが、幸いオーストリア放送の現地TVを録画した映像で代用することが出来るので、以下の8人の歌手の映像が勢揃いした。恐らくDVDでこれだけ揃えることが出来る人は、余りいないであろうと言うことで、例会で喜ばれると考えての決断である。歌手陣を演奏予定順に並べてみると以下の通りである。

1、エデイタ・グルベローヴァ;シェークヴィスト指揮ストックホルムCO(8-8-2)1994、
2、タチアナ・コロヴァーナ;大友直人指揮NHK交響楽団、(8-8-2)、1991年、
3、チェチリア・バルトリ;ムーテイ指揮ウイーンフイル、(6-4-4)、2006年、
4、幸田浩子;N響の篠崎アンサンブル、(8-7-2)、2008年、NHK、
5、クリステイーネ・シェーファー;ハイテインク指揮ベルリンフイル(4-12-2)1999年、
6、アーリン・オジェー、バーンスタイン指揮、バイエルン放送交響楽団(8-6-2)1900年、
7、リューナ・オルゴナソーヴァ、コープマン指揮モーツアルテウムO(3-9-1)1994年、
8、高橋薫子;アルブレヒト指揮読売交響楽団、(2-11-1)、2002年、

これらのうち、グルベローヴァの映像は、彼女特有の声が安定して良くコントロールされ、映像の美しさもあって特別に高い評価となった。コロヴァーナの映像は、私が初めて目にしたこのソプラノ協奏曲であったが、若さ溢れる懸命な熱演が今見ても感動ものであり、このソプラノの現在の消息は不明であるが、是非見て欲しいと高い評価を与えてみた。バルトリは、現在、最も期待できるソプラノであり、メゾの声域であるが、それを十分にカヴァーした力強い歌い方であり、ライブで聴いて納得させられた。幸田浩子は、日本人らしい繊細な声を十分に生かした美しい歌い方であり、変則的なオーケストラであったが、この曲の美しさを十分発揮した演奏であった。他の4人もそれぞれの持ち味を発揮した優れた映像であろうと思われる。時間が許す限り、ハレルヤだけでも全員のものを聞くことが出来れば、素晴らしい聞き較べになるものと考えている。


13-10-2)、アーノンクールの最新の「魔笛」(2012)の演出を考える。

アーノンクールの最新の2012ザルツブルグ音楽祭の「魔笛」(13-9-3)を見て、ヘルツオーク演出の現代風の背広姿の舞台にも何とかついて行けたかと思われたが、第二幕フイナーレの土壇場で、通常の舞台とは異なる演出となって、最初に見た時にはその意味が理解できず、驚かされた。その舞台の変更内容は、最後の夜の女王の一行がザラストロに復讐するため登場して来たが、通常の奈落に沈む場面がなく、夜の女王とザラストロと二人が争う場面が付加され、二人とも倒れてザラストロが勝ったようには見えなかったが、倒れているザラストロによる意味不明の勝利宣言がなされていた。そして、最後の僧侶たちの合唱では、「光の輪」を手にしたタミーノとパミーナが讃えられ、ベビーカーを押しながら彼らが勝利者として退場していく場面に変更されていた。このライブ映像は、クラシカ・ジャパンの放送を録画したもので、市販のDVDのように演出上の解説もなく、出演者の語りなども付属していなかったので、この演出の意味を自分で考えなければならなくなった。
         最後に若いタミーノとパミーナ、パパゲーノとパパゲーナが讃えられるのはどの「魔笛」でも共通であり、ライブで見ていた人々は、盛大な拍手でこの演奏は終了していたので、この一瞬の変更は忘れられて仕舞い問題にされなかったのかも知れない。しかし、この映像を繰り返し見て、この変更は夜の女王とザラストロの「光の輪」を巡る二人の私的な争いという構図に描いたヘルツオーク演出の考え方によるものと思われ、最後のザラストロの勝利宣言が意味をなさないのは、音楽上、問題であると思った。通常の舞台では、夜の女王の女性軍団とザラストロが率いるフリーメーソン軍団との対立が背景にあるが、今回の演出では、白衣姿のザラストロは大病院の院長であり、白衣の軍団は病院で働く従業員の姿であった。一方、夜の女王は、前病院長の妻として登場し、また彼女の侍女たちは看護婦たちであり、同じ病院の仲間たちとして描かれていた。

         従って、二つの軍団の組織の対立ではなく、同じ組織の中の、前病院長の妻と現病院長との権限の象徴である「光の輪」を巡る私的な対立や怨念として考えることが出来よう。最終場面では、ザラストロの首にぶら下がっていた「光の輪」を女王が取り返そうとして争いになり、それが失敗してタミーノたちの手に渡ったように描かれていた。それにしても、女王の一行が復讐に来ていたのに、ザラストロが一人で立ち向かおうとしていたのは組織の長として解せないし、みすみす大切な「光の輪」を手放すことになったのは、知恵がなさ過ぎると思われる。

勿論、現行のリブレットにも、女王一行が雷鳴、稲妻、嵐やザラストロ軍団により、奈落に落とされる「魔笛」特有の無理筋があるが、今回の女王とザラストロの私的な対立も、リブレットを変えない限りかなり矛盾だらけの無理筋であろう。特に、音楽的にも演出上もザラストロの勝利宣言は極めて重要であるのに、それが意味をなさない演出は、私には余り良い演出には思えず、盛り上がりの少ない舞台となっていた。大指揮者アーノンクールがそれを承知で引き受けたのかどうか、こんな稚拙な演出家の提案にどうして乗ってしまったのか、また、この演出が結果的に成功したかどうかを改めて考えるべきであろうと思われる。現在、オペラサークルの皆さんに、メールでアップしたファイルを見ていただきこの演出についての是非についてのご意見を伺っているところであり、皆さんのご意見を楽しみに待っているところである。


13-10-3)、自宅のオーデイオ装置の調子が悪くなり、装置を改善したい。

          レコード芸術10月号のオーデイオ「定番と名品」選考会の4氏によるスピーカー選びを見て、急にオーデイオ装置一式を、100万円くらいで変更したいと思うようになった。それは永年愛用してきたYAMAHA-1000Xの音が弱音で冴えなくなり、他所で聴くスピーカーの音が気になり出したことがあり、また、最近、メインアンプのYAMAHA-DSP-AZ-1という重量級AVアンプの調子が悪くなり、調整をしたいのであるが、裏の配線が混み合って蜘蛛の巣状になり、移動が出来ず調整が不能になって来たからである。このオーデイオ裏の蜘蛛の巣配線は、女房にかねて火事の原因となると指摘されてきたが、5.1chのアナログ配線をHDMI接続に変えない限り不可能であると考えてきた。老齢化が進む折に、部屋の中の重量級のものを処分して、軽量化・簡素化して機能を向上させ、身の回りの安全化を図ることは、基本的に我が家の大蔵省も賛成であり、やるなら元気なうちの今だと真剣に考えるようになって来た。これは安倍政権の消費拡大・増税対策の一環としても役に立ちそうな対策である。

           私のシステムは、DVDオーデイオ・ビデオ・SACDの万能プレイヤーであるDENON-3910の他、新旧のBDレコーダーと古いDVDレコーダーの3台もあり、古いLPプレイヤー、LDプレイヤーのほかD-VHSレコーダーも時々使用するので、AVアンプは入出力が豊富なものが望ましく、現行のYAMAHAが130W*6CHであるので、同等のものが欲しいと思っている。このうちDENON-3910がDVDは良いのであるが、CDとSACDが良く操作できないCDが出てきたので、この際、DVDの再生はBDレコーダーに任せて、CDとSACDが良く聴けるプレイヤーを同時に求めたいと考えている。

           私の気分が変わったのは、レコード芸術の「スピーカー選び、3つの原則」の記述の中で、「巨大信仰を捨てること、必ず専用のスタンドを購入する、従来の常識にとらわれない、」の記事がが気に入ったことであり、オーデイオの先輩たちの意見を聞いて真剣に検討したいと考えている。この記事の中では、麻倉怜士氏が推奨するKEF Q900というスピーカーが、ペアで23万円という安い価格であり、カタログを取り寄せたいし、氏の言う感じが本物か出来れば視聴をしたいと考えている。


13-10-4)、J1の柏レイソルのTV熱烈応援をしているが、可愛そうなスケジュール、

去る9月25日(水)、柏レイソルは、ACLアジア大会で準決勝第一戦があり、中国の広州恒大チームと対戦し、ホームゲームなのに1−4で逆転負けしたと報じられた。このアジアのクラブチームの勝ち抜き戦で、柏レイソルは、昨年のJ1優勝チームとして、日本から4チーム参戦しているが、他の3チームは対外試合の経験不足か直ぐに敗退し、日本からは、唯一、柏レイソルだけが勝ち残っいた。そして今回、準決勝に進んだ第一戦で敗れてしまい、期待されていたアジア初制覇は風前のともしびになった。次のアウェイの第二戦は、広州で10月2日(水)に行われる予定である。しかし、9月28日(土)にはJ1の対大新潟戦のホームで、1−1と何とか引き分けたものの、その過密日程が原因で、アウエイの第二戦が戦えるか、非常に気になっている。

           レイソルはJ1セ大阪戦から中2日でこの試合を行い、ここ20日間で6試合をこなす必要があり、中にはACLの10時間以上の移動を伴う試合も含まれていた。大勝した広州恒大チームは、9月21日の国内リーグを延期しての試合のようであり、レイソルの週2回の試合の過密スケジュールだけが突出しており、チームとしては覚悟の上とは言え、非常に気の毒である。

今度の第二試合は、中3日でのアウエイでの試合であり、3点以上の差で勝つ必要があって、選手たちの健康面・体調面が気になるところである。最近はこの過密スケジュールのせいか、J1でも勝てなくなり、ここしばらく上位進出のチャンスを逃し、10位程度に低迷している有様である。今シーズンはどうしようもないが、ACLなどの日本代表チームは、例えば、他国のリーグのように、勝ち進んだ場合には公式リーグの日程を変更して後にずらせるような制度作りをしなければ、問題であると思われる。何かしら良い知恵がないものか考えていただきたい問題である。


13-10-5)、2013年10月号の放送番組予定、

     9月分のNHKの放送では、初めに「教育テレビ」では、N響アワーの代わりか、毎週日曜日の21:00〜23:00(最終日曜は除く)に「クラシック音楽館」が新設され、岩槻里子の案内で、N響定期を中心に放送されている。10月には毎年恒例のNHK音楽祭2013が放送されており、10月13日にはドウダメル・ミラノスカラ座響によるヴェルデイ・ガラであり、20日には同じく演奏会形式の「アイーダ」が予定されている。残念ながら、モーツァルトの曲は予定されていない。
         続いてNHKBSプレミアムでは、プレミアムシアターは、ほぼ毎週日曜日24:00〜4:00の予定であり、10月20日には、新国立劇場の「コシ」が放送される。天羽秋恵の名が見えるミキエレット演出とされているので、6月頃にライブで見たオペラと同じかも知れない。また、10月27日にはドウダメル・ミラノの「リゴレット」の日本公演がが放送されるので予約したいと考えている。最後に、毎週月〜金曜日の6:00〜6:55の「クラシック倶楽部」は従来通り放送される予定であるが、先月のアンサンブル・ウイーンの「フィガロ」と「ドン」のアリア集のように、録画してみなければ分からない場合があるので、毎週、チェックしておく必要がある。

          一方のクラシカジャパンでは、昨年10月から開始されたハイビジョン対応チャンネルがCH637と新しくなり、待望のHD放送が続々と登場しており、非常に充実感が出てきた。10月号では、前号に引き続きHDで甦るマエストロとして「巨匠たちのモーツァルト」と称して、アーノンクールとウイーンフイルのクレーメルの協奏交響曲K.364、バーンスタインとシュミードルのクラリネット協奏曲K.622、クーベリックとウイーンフイルの「プラハ」交響曲K.504、ベームの「レクイエム」K.626が新しいハイビジョンで放送される。残念ながら全てアップロード済みの映像ばかりであって、残念であった。
            続いて、前月に引き続き2013年の第一の特集として、ヴェルデイ・オペラ大全集の全曲放送企画の第一曲目「シチリア島の夕べの祈り」、第二曲目の「シモン・ボッカネグラ」、第三曲目として「仮面舞踏会」の歴史ドラマの三大傑作が連続して放送される。また、第二には「マエストロ5」と称して、テイーレマン・ゲルギエフ・ヤンソンス・ラトル・ヤルヴィの5名の指揮者を挙げ、各人の特色あるコンサートが披露されるが、これらにはモーツァルトものは含まれていない。
           スカパーでは、9月号からサッカーのJリーグMAXに加入したので、10月の毎週の柏レイソルのテレビ観戦による応援に熱を入れたいと思っている。

           レコード芸術10月号では、特集は「ヴェルデイの特集であり、生誕200年を記念したものであった。一方、10月号の新譜月評の特選盤には、モーツァルトものはなく残念であった。しかし、月評を見ると、モーツァルトものはなく、広告欄の仲道郁代のソナタ全集15,750円の発売が目立っていた。一方、クラシカ・ジャパンで進行しているTUTTO VERDIのパルマ王立歌劇場のBDシリーズも全曲盤の広告が賑やかであり、評価が高いようである。
           海外盤レビューでは、タワーレコードのDVDで見かけていたルイ・ラングレ指揮フライブルク・バロックOの「ドン・ジョヴァンニ」が簡単に紹介されていたが、日本語がないので躊躇していた。どうやら豪華な騎士長邸を背景とした一族の物語で、エルヴィーラの夫としてドンジョバンニが描かれ、ツエルリーナはドンナ・アンナの娘(騎士長の孫)であり、レポレロは騎士長の親戚のようである。



           毎月1回は、新宿タワーレコード、銀座ヤマハ、山野楽器店で新着DVDをチェックしているが、最近では新しいBDシリーズが従来のDVDを駆逐するかのように発売が目立ちだしているので、売り場の棚も変化しつつあることに気がついた。 しかし、新しいDVDとしてはショルテイ・シカゴの交響曲第39番、CDのBOX盤でギーゼキング全集全8枚を見つけたので,購入してきた。また、新しいリリースでは、前項の「ドン」だけであり、どうせ日本語がなければ,BDで見かけたら購入したいと考えている。


13-10-6)、2013年10月号のソフト紹介予定、

10月分では、BDとLDの記録から、二つの協奏曲を、また、新しいBD記録から、二つの弦四・弦五重奏曲、最後に最新の市販のBD輸入盤からグラインドボーン2012の「フィガロの結婚」をお届けすることにしている。

          最初の二つの協奏曲は、第一がダヴィド・グリマルの指揮とヴァイオリンおよびレギス・パスキエのヴィオラによる協奏交響曲変ホ長調K.364であり、オーケストラはバイエルン室内管弦楽団であり、ソースはクラシカ・ジャパンの放送であった。コントラバス1本の小規模な室内楽団であり、ソリスト二人が入場してオーケストラと向かい合い、演奏開始と同時に二人は客席の方に向き直って、古楽器奏者のように、冒頭からソリストも演奏に加わっているのが珍しく感じた。演奏はなかなか落ち着いたしっかりした演奏であった。第二の協奏曲は、リチャード・ストルツマンのクラリネットとラファエル・フリューベック・デ・ブルコス指揮ウイーン交響楽団によるクラリネット協奏曲イ長調K.622であり、ソースはLDであり、1991年10月にウイーン・コンツエルト・ハウスで演奏されたものである。このLDは、武満徹とストルツマンの対談が組まれており、この曲の他、武満作品とブラームスの五重奏曲が組まれていた。

           10月分の二つの室内楽の第一曲目は、アマデウス弦楽四重奏団による弦楽五重奏曲第3番ト短調K.516であり、ソースは、クラシカ・ジャパンの「20世紀の巨匠たちより」で1966年、ロンドンでの収録で、当然のことながら古い白黒の映像であった。一方の第二曲目は、 アルカント弦楽四重奏団による弦楽四重奏曲ヘ長調K.465「不協和音」であり、NHKのクラシック倶楽部の放送による2006年7月22日、王子ホールにおける日本公演の記録である。NHKの勝手な放送時間の都合で第1〜第3楽章迄が収録されていた。アルカント・カルテットは第一線で活躍する4人のソリストたちが、2002年に結成した新しい楽団で、イタリア語で弓を意味するアルコと歌を意味するカントを組み合わせてグループ名としている。第一ヴァイオリンとチェロが男性で、二人の間に二人の女性が着席する若い四重奏団であり、この日のメインはラベルの弦楽四重奏団であった。

10月分の最後のオペラは、最新の輸入盤BDより2012グラインドボーン音楽祭の「フィガロの結婚」であり、ロビン・テイチアーテイ指揮、マイケル・グランデージ演出で、エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団およびグラインドボーン合唱団によるものであった。2012年8月、グラインドボーン歌劇場におけるライブ収録であり、マルチェリーナ役のアン・マレイ以外は、新しい人歌手陣による演奏であった。 グランデージ演出は、大邸宅の伯爵邸を中心に1960年頃のモダンな演出で、序曲で建物とやや古いタイプの真っ赤なスポーツカーが登場するので見分けがつきやすい。スザンナのトイシャーとフィガロのブリアンテは、演技もきびきびして歌も良いので、今後期待できそうなコンビであった。輸入盤であるのに、日本語字幕があり有り難かった。

(以上)(2013/09/30)



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