モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成25年9月号−−


(ジャン・ピエール・ランパルによるフルート協奏曲第2番ニ長調K.314およびフルート協奏曲第1番ト長調K.313/グルダの幻想曲ハ短調K.475およびピアノソナタハ短調K.457、ベザイディンオートのフォルテピアノによるピアノソナタヘ長調K.570およびイム・ドンミンの ピアノソナタハ長調K.333/ニコラウス・アーノンクール指揮、ウイーン・コンツエントウス・ムジクスによる「魔笛」K.620、)

(先月の月報は  「こちら」 )


私の最新入手ソフト情報−平成25年9月号−

(ジャン・ピエール・ランパルによるフルート協奏曲第2番ニ長調K.314およびフルート協奏曲第1番ト長調K.313/グルダの幻想曲ハ短調K.475およびピアノソナタハ短調K.457、ベザイディンオートのフォルテピアノによるピアノソナタヘ長調K.570およびイム・ドンミンの ピアノソナタハ長調K.333/ニコラウス・アーノンクール指揮、ウイーン・コンツエントウス・ムジクスによる「魔笛」K.620、)

13-9-0、平成25年9月初めの近況報告−酷暑と局地集中豪雨と渇水騒ぎの夏−

1)、グローイング・アメリカ−シェール革命なるものが進行しつつあるー
2)、フリードリッヒ・グルダの編曲を聴いて−二刀流の落としどころか?−
3)、スカパーのJリーグMAXと契約をして−柏レイソルのTV熱烈応援のために−
4)、甲子園の高校野球の熱戦が終わって−強そうなチームが敗退した大会だった−
5)、2013年9月号の放送番組予定、
6)、2013年9月号のソフト紹介予定、

(最新のDVD記録から;ジャン・ピエール・ランパルの芸術;K.314&K.313)
13-9-1、ジャン・ピエール・ランパルによるフルート協奏曲第2番ニ長調K.314およびフルート協奏曲第1番ト長調K.313、アレクサンダー・ブロット指揮マックギル室内管弦楽団、1966年2月24日放送、ラジオ・カナダ、
(2013/06/28銀座山野楽器店で新規入手DVD、Radio-Canada、VAI-DVD4227)

(新旧のLDやBDデイスクより;ピアノ・ソナタ集;K475&457、K.570&333)
13-9-2、 グルダ・ベザイディンオート・イム・ドンミンのピアノソナタ集、
A、フリードリッヒ・グルダの幻想曲ハ短調K.475およびピアノソナタハ短調K.457、
1990年6月14日、コンツエルト・ハウス、ウイーン、(LDより)
B、クリステイアン・ベザイディンオートのフォルテピアノ・リサイタルから、ピアノソナタヘ長調K.570、2011年2月24日、王子ホール、(NHKクラシック倶楽部)
C、イム・ドンミンの ピアノ・リサイタルから、ピアノソナタハ長調K.333、
2006年11月29日、カザルス・ホール、(NHKクラシック倶楽部)
(ソニーLD、SRLM-2032、2011/10/25のNHKクラシック倶楽部よりBD-43.8に収録、および2009/09/15のNHKクラシック倶楽部よりHDD-17.61に収録、)

(最新の放送録音より;アーノン・クールの2012ザルツ音楽祭の「魔笛」)
13-9-3、ニコラウス・アーノンクール指揮、ウイーン・コンツエントウス・ムジクスによる「魔笛」K.620、ウイーン国立歌劇場合唱団、2012年7月27日、フェルゼンライトシューレ、ザルツブルグ音楽祭、
(配役)タミーノ;ベルナルト・リヒター、パミーナ;ユリア・クライター、ザラストロ;ゲオルク・ツエッペンフェルト、夜の女王;マンデイ・フレドリヒ、パパゲーノ;マルクス・ヴェルバ、パパゲーナ;エリーザベト・シュヴァルツ、
(2013/07/26、BSクラシカ・ジャパンによる放送をハードデイスクHD-2に収録)



13-9-0、平成25年9月初めの近況報告−酷暑・局地集中豪雨と異変続きの日本列島−

     2013年のこの夏は酷い酷暑の日が続いた。40度を超える暑さの報道には驚かされた。かと思うと、北九州や島根県/山口県/秋田県などで局地的集中豪雨が続いて水害が発生したり山崩れが発生したりしていた。一時間に100ミリを超える豪雨が、局所的に続いたという。数日前に、散髪をして家に帰る途中、500メーターぐらいのところで、叩き付けるような雨に遭い、傘をさしていても容赦なく、数分間の家に帰るまでに全身がずぶ濡れになってしまったことがあった。こうした雨はどこにでもあるのであるが、それが数時間も何日も同じところで続くと、大変なことになるのであろう。地球の長い歴史の中では、地震も雷も豪雨も竜巻も当たり前の自然現象なのであろうが、そこに住んでいる人間が弱くなったのか、未経験のことには対応できない。経験して異変を知り、被災を防ぐにはどうしたら良いか考えなければ、工学的には対処できないからである。このようなローカルな気象的異変には、どう対処したら良いのだろうか。NHKの天気予報の警報の仕方を変えるようであるが、いろいろ工夫して欲しいものである。


13-9-1)、グローイング・アメリカ−シェール革命なるものが進行しつつある−

    「グローイング・アメリカ」とは、アベノ・ミックスで勢いついた株式投資ファンドの名称であり、新たな成長ステージに臨むアメリカ経済の長期的な姿をイメージしている。ドル/ユーロ/円が支配する世界経済の中で、現在、アメリカではシェール革命なる劇的なエネルギー構造の転換が起こりつつあり、石油輸入国であるアメリカで、シェールガス増産を受けた天然ガス価格の低下が予想されている。このような採掘技術の革新により2020年頃には、石油産油国の地位を揺るがすような変革、すなわち、アメリカは天然ガスの輸出国に転ずるであろうと予測されている。このような激変が、近い将来、急速に生じ、世界中がどのような影響を受けるかと言うことが、この背景にある。

         ユーロはギリシャやスペインやイタリアなど財政再建が容易でない国々を抱え、日本も同様に財政再建とデフレからの脱出が成功して成長路線に戻るかどうか問題があり、ともに人口が減少化に移行した老齢国が多いので、ドル/ユーロ/円の中では、アメリカのこれまでの経済に問題があるにせよ、人口増が堅実であり、エネルギー改革があるとすれば、アメリカだけが突出して将来性があるように見える。

         先のグローイング・アメリカという株式投資ファンドは、このような5年、10年という長期的視野に立って、アメリカの株式運用の専門の会社に投資して運用させる仕組みの投資ファンドである。日本国内でこういう投資ファンドを企画することは、円で資産運用するよりも、ドルで資産運用した方が長期的には有利であるとの観点に立っている。アベノ・ミックスのお陰で、株価が1万3〜4千円台に回復し、一息ついたところであるが、手持ちの株にはアベノ・ミックスの成長路線からは外れそうな古い株も混在しているので、今の段階で見切りを付けて、ドルでの資産運用についても前向きになって見ようと、現在、勉強しつつある。アメリカのどんな会社が有望であるかなど、日本の会社以上に分からなく、全て専門の投資会社の運用実績を信じて任せるために、リスクは大きくて、どういう結果になるかはやってみなければ分からない。しかし、業績に見込みのない日本株を持っているよりもましであると考えるべきなのであろう。未知数であるが、長期的な視野に立って、手を出してみようと考えている。


13-9-2)、フリードリッヒ・グルダの編曲を聴いて−二刀流の落としどころか?−

      「グルダ・プレイズ・モーツァルト&ジャズ」というソニーのレーザーデイスクから、9月号では幻想曲ハ短調と続けてピアノ・ソナタハ短調K457をご紹介する予定としていたが、その前後に、グルダ編曲というモーツァルトの曲が2曲あった。第一曲はピアノ協奏曲第26番ニ長調「戴冠式」から第二楽章であり、第二曲は歌劇「フィガロの結婚」から、第28番のスザンナの有名なレチタテイーヴォとアリアであり、グルダ編曲とされていたので興味を持った。前者はピアノとオーケストラの曲であり、後者は、オーケストラ伴奏のついたレチタテイーヴォとアリアであったので、譜面を見ながらグルダがどうピアノ独奏曲に編曲をしているか確かめてみた。



           最初のピアノ協奏曲の「戴冠式」の第二楽章は、ラールゲットであり、独奏ピアノで始まるロマンス風なお馴染みの主題で始まり、オーケストラで反復されてから、ひとしきり独奏ピアノが歌ってから、短い中間部と短いカデンツアを挟んで、最初の主題が再現する単純な三部形式となっている。グルダは独奏ピアノ部分は装飾音が多いもののほぼ譜面通りであり、オーケストラ部分は、メロデイラインを中心にピアノで弾いており、曲の長さは譜面通りであった。従って、聴感上はオーケスオラがピアノになっただけで、新たな音色が編曲により追加されてはいなかった。そのため、原曲通りの素直なピアノ独奏曲になっており、とても好感が持てた。

           二曲目の第28番のスザンナのレチタテイーヴォとアリアでは、初めのレチタテイーヴォの第一ヴァイオリンによる美しいメロデイラインをピアノで弾き出し、レチタテイーヴォの語りもピアノ化して楽しく進んでから、アンダンテのアリアに入っていた。アリアでは前奏のメロデイラインはフルート・オーボエ・ファゴットの三重奏であり、弦楽器はピッチカートであるので、独奏ピアノへの編曲は易しく、アリアが始まると、アリアのメロデイラインと時折入る木管のオブリガート部分をピアノで上手く表現して、ほぼ譜面通りに進行して、素晴らしいピアノ独奏曲になっていた。この曲でも、新たな音色が編曲により追加されてはいなかったので、素直にピアノで弾くアリアと言うことで好感の持てる演奏であった。

           このLDは.グルダのクラシック演奏とジャズ演奏の両方が含まれていたが、グルダ編曲と名がつくと変なジャズ風の編曲にされる心配があったが、さすがこの超有名曲はグルダもクラシック曲として真剣に弾いており安心した。変な手を加えず、素直にピアノ独奏曲にしてくれ、グルダも極めて真面目に弾いていた。グルダは戴冠式の第二楽章を弾いてから、これはモーツァルトの「愛の音楽だ」と述べており、また幻想曲を弾く前に、「彼は愛についても死についてもよく知っていた」と述べてから幻想曲を弾き出していた。彼のジャズ曲については、私にはどうでも良いが、モーツァルトだけは真剣に弾いて欲しいと心から願っている。


13-9-3)、スカパーのJリーグMAXと契約をして−柏レイソルのTV熱烈応援のために−

    かねて私はサッカーのJ1柏レイソルの地元ファンなのであるが、テレビでナデシコジャパンやW杯の日本代表などの試合を見るにつけ、サッカーの動きの速いテレビ観戦が好きになり、柏レイソルの応援もしたいと思っていた。ところが国際試合はNHKが放送してくれるが、J1やナデシコのローカルチーム同志のリーグ戦を見たくても、実況中継放送が余りなく、また放送があるのかないのか分からず、情報がなくて困っていた。ところが、スカパーのクラシカジャパンが昨年10月よりハイビジョン化し、スカパーの属するTVチャンネルの加入PRが目に触れるようになった。このTV番組の世界は数100チャンネルを超えるもの凄い競争の世界であり、ジャンル別に専門に特化した番組がもの凄く多いことが分り、上手に選択することにより経済的にローカルなチームの最新の番組にもありつけることが分かった。

     TV視聴者にいろいろな番組に加入させようとする試みが工夫されていたが、その中にスカパーには「2週間のお試し体験」なる企画があり、全体が良く分からないままに、取りあえず、サッカーの柏レイソルの全試合を観戦するにはどうすれば良いかを命題にして、スポーツ専門チャンネルなどを選んで適当に試し視聴を行うことにした。ところがサッカーのJ1やJ2は主として土/日に一斉にやるため10チャンネルくらいなければ個別試合の実況生中継は見られないことが分かり、取りあえずJスポーツ4チャンネルセット(2400円)を試しに申し込んでみたが、費用を最少にするチャンネル数を自分で選ぶには大変であることが分かってきた。しかし、お試し体験をしているうちに、スカパーより、スカパーを楽しめるおすすめ番組「ヨムミル!」が送られて来て、スカパー!サッカーセットなるサッカー番組セットがあることを知らされた。

     スカパー!で放送する全試合が見られるサッカーMAXは月額5800円、欧州サッカーセットは3500円、JリーグMAXは2880円であり、これはJ1、,J2、ナデシコ、ナビスコ杯などの試合が全て見られるようであったので、柏レイソルの試合をほぼ網羅しているJリーグMAXを選ぶこととした。スカパー!には、従来、クラシカ・ジャパン用として基本料込みで月額3560円であったが、これからは+2880円の6440円となる。柏レイソル以外の試合も見られるので、好きな者には有り難いセットであるが、レイソルだけに関心があるものにはお高い値段であるがやむを得ないと思われる。これからは、土曜の夜はJ1のサッカーの中継で夢中になりそうである。


13-9-4)、甲子園の高校野球の熱戦が終わって−強そうなチームが敗退した大会だった−

     孫娘が浦和学院高校でテニス部で頑張っているので、今年の夏の甲子園の高校野球の応援にも熱が入っていた。しかし、春の選抜で優勝して夏の県予選も順調に勝ち進み、優勝候補の本命とされていた浦和学院が初戦で、仙台育英に敗れるという大番狂わせに息をのんだ。大量点を取られた直後、逆転したときはさすがと思っていたが、よほどエースの調子が悪く、控え投手を育てなかった監督の責任は大きいが、これほど高校野球はもろいものだと言うことを思い知らされた。

           私は、千葉県代表、北海道代表、常磐線沿線の常総学院、勤務地であった新潟県・富山県代表、関東周辺の高校をいつも応援していたが、今年は例年以上の暑さのせいか、いつもの年と異なって、強そうなチームが負けるという番狂わせが多いようだった。浦和学院を初めとして、大阪桐蔭高校、横浜高校、済美高校など優勝候補が次々に敗れ、東北勢や富山第一などが次々に勝ち進んでいた。
           富山第一が千葉代表の木更津総合を破って準々決勝に勝ち進んだのはあっぱれであったが、準優勝の延岡高校と当たって敗れたのは残念だった。花巻東高校や日大山形が準決勝に勝ち進んだのは見事であったし、優勝した前橋育英と常総学院の試合は素晴らしかった。それからは関東勢の前橋育英を応援していたが、好投手高橋を持つ前橋が準決勝で日大山形を破ったのは順調だったし、延岡との決勝戦はどちらが勝ってもおかしくない熱戦であったが、優勝旗が箱根を超えてくれたのはお見事だった。

     準々決勝の4試合が、全て1点差であったのは面白かったし、休息日を一日設けたのも適切であったと思う。昨年は日本ハムの大谷投手や、阪神の藤浪投手のような超一流がいたようであったが、高橋投手や済美の安楽投手は2年生なので、昨年と様子が異なるようだ。テレビを着け離しにして、見るともなく見てしまっている高校野球であるが、下位バッターでも簡単にホームランしてしまう今の選手たちには驚かされ、それだけ意外性が増えているような気がした。今年も大いに楽しませてもらい、選手たちには感謝したいと思う。

13-9-5)、2013年9月号の放送番組予定、

     9月分のNHKの放送では、初めに「教育テレビ」では、N響アワーの代わりか、毎週日曜日の21:00〜23:00(最終日曜は除く)に「クラシック音楽館」が新設され、岩槻里子の案内で、N響定期を中心に放送されている。9月には珍しくモーツァルトの曲が2曲もあり、8日にチョン・ミュンフン指揮チョ・ソンジンのピアノ協奏曲第21番とマーラーの交響曲第5番が放送される。また、9月15日には、エマニュエル・パユのフルート協奏曲第2番が放送される予定である。また、毎週土曜日「ららら♪クラシック」で、9月には4回の番組の予定があるが、残念ながら、モーツァルトの曲は予定されていない。
         続いてNHKBSプレミアムでは、プレミアムシアターは、ほぼ毎週日曜日24:00〜4:00の予定であり9月は8日、15日、22日と3回も予定されて、いずれもオペラであるが、残念ながらモーツァルトものは見当たらなかった。最後に、毎週月〜金曜日の6:00〜6:55の「クラシック倶楽部」は従来通り放送される予定であるが、ここでは新しい演奏家が多いせいか、なかなかモーツァルト演奏にはお目にかかれない。

          一方のクラシカジャパンでは、昨年10月から開始されたハイビジョン対応チャンネルがCH637と新しくなり、待望のHD放送が続々と登場しており、非常に充実感が出てきた。9月号では、HDで甦るマエストロとして「巨匠たちのモーツァルト」と称して、アーノンクールとウイーンフイルのクレーメルの協奏交響曲K.364、バーンスタインとシュミードルのクラリネット協奏曲K.622、クーベリックとウイーンフイルの「プラハ」交響曲K.504、ベームの「レクイエム」K.626が新しいハイビジョンで放送される。全て収録する予定であるが、残念ながら全てアップロード済みの曲ばかりであって、残念であった。
            続いて、前月に引き続き2013年の第一の特集として、ヴェルデイ・オペラ大全集の全曲放送企画の第一曲目「リゴレット」、第2曲目の「トロヴァトーレ」、第3曲目として「椿姫」の中期三大傑作が連続して放送される。また、第二には「マエストロ5」と称して、テイーレマン・ゲルギエフ・ヤンソンス・ラトル・ヤルヴィの5名の指揮者を挙げ、各人の特色あるコンサートが披露される。これらにはテーレマンの「リングの世界」としてワグナーの2011年公演の4部作が連続して放送されるが、録画しておくか否か迷っている。
           スカパーでは、9月号からサッカーのJリーグMAXに加入したので、毎週の柏レイソルのテレビ観戦による応援に熱を入れたいと思っている。

           レコード芸術9月号では、特集は「クラウデイオ・アバド〜人と音楽〜」と題されており、膨大なデイスコグラフイを含む保存版の大特集であった。一方、9月号の新譜月評の特選盤には、モーツァルトの編曲盤のアーノンクールのヘンデルの「アレクザンダーの饗宴」K.591が話題になっていた。200年前に楽友協会が生まれ、ナポレオンが没落して、新しい時代を迎えたウイーンの大騒ぎを、アーノンクールが時を超えて再現しようという、モーツァルト編曲ならではの演奏のようであるが、CD2枚組で3900円は、高い買い物になりそうである。一方、クラシカ・ジャパンで進行しているTUTTO VERDIのパルマ王立歌劇場のBDシリーズも全曲盤の広告が賑やかであり、評価が高いようである。
           音楽の友社から「モーツァルト−"天才"の素顔とその音楽の魅力−」と題する冊子(1700円)がでた。2006年モーツァルトイヤーの「音楽の友」誌などを上手く編集した冊子のようであるが、これも保存版として有用であろうと思われる。

           毎月1回は、新宿タワーレコード、銀座ヤマハ、山野楽器店で新着DVDをチェックしているが、8月は新しいBDシリーズが従来のDVDを駆逐するかのように発売が目立ちだしているので、売り場の棚も変化しつつあることに気がついた。 しかし、新しいモーツァルト・ソフトは発見できなかった。


13-9-6)、2013年9月号のソフト紹介予定、

   9月号と10月号は、先月号からの続きとして、最新のアーノンクールのザルツブルグ音楽祭2012の「宗教曲集」と「魔笛」の映像紹介と、BDに収録して放置していた新しい映像による室内楽やソナタなどの小品などを、一挙にアップロードしたいと考えてみた。

   9月号の第1曲目は、最近亡くなったフルートの巨匠「ジャン・ピエール・ランパルの芸術」と題して発売された最新のDVDであり、フルート協奏曲の第一番・第二番の演奏である。そのほかの収録曲には、バッハ、クープラン、ハイドン、ドビッシー、ボッケリーニなどの曲が網羅された、ラジオ・カナダによる放送の映像記録であり、白黒ばかりの古い1956〜1966年にかけての映像であった。私はランパルと言えば、ピノックのチェンバロによりCD初期に録音されたソニーのバッハのフルート・ソナタ全集に感動した記憶があり、ランパルと言えば、モーツァルトの各曲よりもこのCDを思い出してしまう。この協奏曲は、ランパルの三度目の録音のようであるが、追悼記念として改めてこれらの曲を聴いてみたいと思う。

              9月号の第2曲目は、ピアノソナタ集の寄せ集めのようになってしまったが、初めにグルダの幻想曲ハ短調K.475及びピアノソナタハ短調K.457の映像である。このHPとしては彼の二度目の映像であり、音源はレーザーデイスクによる記録で1990年6月14日、ウイーンのコンツエルト・ハウスでの映像である。第2曲目は、最近よく活躍しているフォルテピアノの名手、クリステイアン・ベザイディンオートのフォルテピアノによるピアノソナタヘ長調K.570である。このフォルテピアノ・リサイタルは既にアップ済み(11-10-1)であったが、NHKが勝手に放送時間の都合で割愛したものを、後日に放送したので、ここに改めてアップするものである。第3曲目は、ショパンコンクールで第3位に入賞したイム・ドンミンの ピアノ・リサイタルから、ピアノソナタハ長調K.333であるが、この放送のクラシック倶楽部の放送のメインは、スケルツオ全4曲であったので、ピアノソナタは第2楽章が割愛されてしまっていた。しかし、それでもアップすべき良い演奏であると思われたので、ここにご紹介するものである。

   9月分の第3曲目は、最新の映像であるアーノンクールの2012ザルツブルグ音楽祭の「魔笛」K.620であり、彼が自分のオーケストラであるウイーン・コンツエントウス・ムジクスを振り、ウイーン国立歌劇場合唱団によるもので、2012年7月27日、フェルゼンライトシューレで収録したもので、クラシカジャパンによるハイビジョン映像の最新の「魔笛」である。映像によるアーノンクールの「魔笛」は、2007チューリッヒOPのものがあり、マーテイン・クシェイ演出による背広姿の現代風のものであった。今回の2012ザルツ音楽祭の「魔笛」は、ヤンス=ダニエル・ヘルツオークの演出で会場がフェルゼンライトシューレの横長の広い舞台であったため、二階建ての左右の部屋が自由に動く舞台となっており、自由に背景や場面を変化させ、クローズアップ画面で詳細を見せる、背広姿の現代風演出となっていた。背広姿の驚く場面が多い「魔笛」であったが、それに慣れるとセリフは殆どいじられていないので、頭の中で想像を豊かにして見る必要があるが、ザラストロ集団が病院の白衣姿のお医者さんや看護婦さんたちであり、モノスタトスの部屋が学校風であったりと、連想しやすいスタイルの演出となっていた。2007年と共通の歌手はパミーナのユリア・クライターただ一人で、パパゲーナのエリーザベト・シュヴァルツ以外は知らない歌手陣であったが、彼らはアーノンクールの下で実にゆっくりと伸び伸び歌っており、非常に印象の良い「魔笛」の一つであると思われる。


(以上)(2013/08/30)



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