モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成25年4月号−−


(ムーテイ指揮とウイーンフイルによるデイヴェルテイメントニ長調K.136、交響曲第40番ト短調K.550および交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」/キムラ・パーカーのピアノとアルブレヒト指揮のN響によるピアノ協奏曲第23番イ長調K.488、/アントルモン指揮NHK交響楽団によるフリーメーソンのための小カンタータ「我らが喜びを高らかに告げよ」K.623、/ニコレによるフルート四重奏曲第4番イ長調K.298、/ジョルダン指揮パリ・オペラ座の「フィガロの結婚」、ストレーレル演出、2010年、パリ、)

(先月の月報は  「こちら」 )


私の最新入手ソフト情報−平成25年4月号−

(ムーテイ指揮とウイーンフイルによるデイヴェルテイメントニ長調K.136、交響曲第40番ト短調K.550および交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」/キムラ・パーカーのピアノとアルブレヒト指揮のN響によるピアノ協奏曲第23番イ長調K.488、/アントルモン指揮NHK交響楽団によるフリーメーソンのための小カンタータ「我らが喜びを高らかに告げよ」K.623、/ニコレによるフルート四重奏曲第4番イ長調K.298、/ジョルダン指揮パリ・オペラ座の「フィガロの結婚」、ストレーレル演出、2010年、パリ)

13-4-0、平成25年4月初めの近況報告−寒かった冬のお陰の桜の早咲き−

1)、二つの「魔笛」でお馴染みのサヴァリッシュさんが亡くなられた、
2)、三つのオペラ「ナクソス島のアリアドネ」を見較べたい、
3)、いざという時の備えについて−エンディング・ノートの効用−
4)、WBC野球準決勝の敗北とサッカーのW杯予選ヨルダン戦の敗北の情けなさ、
5)、2013年4月号の放送・番組予定、
6)、2013年4月号のソフト紹介予定、

(頂いたLDのアップ;ムーテイのK.136と二つの交響曲K550&K.551)
13-4-1、リッカルド・ムーテイ指揮とウイーンフイルによるデイヴェルテイメントニ長調K.136、交響曲第40番ト短調K.550および交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」、
1991年7月28日、1991ザルツブルグ音楽祭、祝祭大劇場、
(2012年12月、柳さんから頂いたLDをそのままアップ)

(懐かしいS-VHSから;J.キムラ・パーカーのピアノ協奏曲第23番K.488ほか)
13-4-2、ジョン・キムラ・パーカーのピアノとゲオルゲ・アレクサンダー・アルブレヒト指揮のN響によるピアノ協奏曲第23番イ長調K.488、
1991年9月、NHKホール、フイリップ・アントルモン指揮、NHK交響楽団によるフリーメーソンのための小カンタータ「我らが喜びを高らかに告げよ」K.623、1991/09/02、サントリーホール、オーレール・ニコレによるフルート四重奏曲第4番イ長調K.298、91/10/17、東京芸術劇場、
(1992年3月19日、NHK教育TVのN響アワーをS-VHS-063テープに3倍速で収録、および同テープに収録されていた2曲をアップロード)

(最新購入のDVDより;P.ジョルダン指揮パリ・オペラ座の「フィガロの結婚」)
13-4-3、フイリップ・ジョルダン指揮パリ・オペラ座の「フィガロの結婚」、ストレーレル演出、
2010年10/11月、パリ・オペラ座、
(配役)伯爵;Ludovic Tezier、伯爵夫人;Barbara Frittori、スザンナ;Ekaterina Siurina、フィガロ;Luca Pisaroni、ケルビーノ;Karine Desyayes、マルチェリーナ;Ann Murray、バルトロ;Robert Lloyd、
(2013/01/21、新宿タワーレコードにて輸入盤DVD2枚組BelAir]-DVD-BAC071を購入)


13-4-0、平成25年4月初めの近況報告、−寒かった冬のお陰の桜の早咲き−

      今年の冬は何と寒かったことか。1月から早くも北海道・青森・新潟などで大雪や寒さのため災害の情報が寄せられたが、東京でも何回か雪が降り、電車が止まったり、ゴルフ場が閉鎖されたり、思わぬ寒さのための心配が寄せられた。震災後、節電のために買った石油ストーブが大活躍をしたが、灯油を買いに行くたびに、円安のせいか、値段が上がっていたのにも驚かされた。しかし、寒かったのは3月の上旬までで、3月9日(土)のゴルフの記録では、5月中旬の暖かさとあり、異常な暖かさが続けて記録され、春一番も何回か報じられた。そのせいであろうか。東京で桜が早く3月21日頃と予想されていたが、桜の開花は一週間くらい早まり、私が出かけた3月23日(土)の上野公園ではソメイヨシノが満開で、見事な白い桜のトンネルが出来ていた。
       私はゴルフ場でいつも季節を感じているが、今年は桜が一斉に満開になったほか、椿がおお咲きをし、コブシやモクレン、サクラやモモ、なども一斉に花を付け、いつもの年とは異なっているようだ。安倍新政権の方もTPPが動きだし、日銀も新陣容になったし、選挙の違憲裁判も明白になって、新年度の予算の開始とともに、これらのことが参院選挙に向けて、一斉に動き出しそうな気配がする。しかし、気配だけでなく、今年のお花のように一斉に動き出し、しっかり責任を持って実行することが必要である。


1)、二つの「魔笛」でお馴染みのサヴァリッシュさんが亡くなられた、

2月22日、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(1923〜2013)さんが、89歳で亡くなったと報じられた。N響の名誉指揮者として毎年のように来日して、モーツァルトからベートーヴェン、ブラームス、ワグナー、R.シュトラウスまでのドイツ音楽を一貫して真面目に演奏してくれ、心に残る実直な方であった。このHPの指揮者リストにお名前がなく、慌てて記憶をたどりながら作成したのであるが、モーツァルトでは二つの「魔笛」と数曲の交響曲しか残されていないようだった。このHPの映像の世界は、1991年のモーツァルト以降からが中心となるので、やむを得ないのかも知れない。NHKでは3月10日(日)地上波で「N響指揮者サヴァリッシュをしのんで」が放映されたほか、レコード芸術4月号には、前田昭雄さんや山崎浩太郎さんの追悼記があった。
映像で印象に残るのは、1991年に東京文化会館での日独共同制作の江守演出の「魔笛」(11-4-3)であり、このビデオにはサヴァリッシュさんへのインタビユーなどもあって、その一端を末尾に記載してあるのでご覧頂きたいと思う。

           2月26日(火)には、マリー=クレール・アラン女史が86歳で亡くなられた。バッハのオルガン全集を3度にわたって録音され、バッハ演奏の金字塔として評価されているという。モーツァルトのオルガン小品集のCDがあったと思い、探してみたが、残念ながら見当たらなくなっていた。
           2月27日には、ヴァン・クライバーンが78歳で亡くなった。アメリカで辻井伸行君がクライバーン・コンクールで優勝したときに確かにTVで姿を拝見したと思っていた。私は彼のチャイコフスキーとラフマニノフのピアノ協奏曲を裏表にした最初の頃のRCAのSACDの復刻盤を持っているが、思ったほど良い音がせずにがっかりした記憶があった。

  寒い時期には訃報が多く残念なことが多いが、年齢を考えるとやむを得ないと感ずることが多い。後にエンデイング・ノートの説明会に出席したことを報告するが、私もそういう年齢になったことを実感するようになって来た。


2)、三つのオペラ「ナクソス島のアリアドネ」を見較べたい、

  R.シュトラウスのオペラ「ナクソス島のアリアドネ」については、その昔、カール・ベームとウイーンフイルの映像(1978)やレヴァインとNYMetの映像(1988)などで馴染んできていたが、最近2012年12月になってクラシカ・ジャパンで放映された2006チューリヒ劇場のクラウス・グートの斬新な映像でこのオペラを聴いて、この作曲家の異常に美しい音楽の部分に魅せられて、再びこのオペラに関心を抱くようになった。このオペラでツエルビネッタを歌っていたエレーナ・モシュクは、かって2005年1月24日のモーツァルト週間のコンサートで出演予定がキャンセルされ記念に買ったCDのみが残された残念な記憶がある。しかし、代役で出てきた新人のダイアナ・ダムロウをかぶりつきの座席で見てその元気の良さと歌の迫力に圧倒され、層の厚さに驚いた珍しい体験をしたので良く覚えている。



            たまたま2月25日のNHKのプレミアムシアターで放送した2012年ザルツブルグ音楽祭で上演されたこのオペラ「ナクソス島のアリアドネ」を見ることになったが、何とアリアドネのエミリー・マギーとツエルビネッタのエレーナ・モシュクは変わらずに今回も出演していた。ところがこの最新オペラでは、演出家ベヒトルクが初演版に基づき改めて書き直し、前半は喜劇「町人貴族」(モリエール原作、ホフマンスタール脚色)を芝居形式で上演し、後半がオペラの形式と言う具合に構成されていた。この芝居もとても面白く、ハーデイング・ウイーンフイルのオペラの音楽も美しく、初演時の失敗作が丁度、100年後に新たに日の目を見るという時の変化の面白さもあって、このオペラを改めて注目せざるを得ない羽目になった。

  ところが、4月のクラシカジャパンの番組表を見ると、テイーレマンが、36人という小編成のシュターツカペレ・ドレスデンを指揮し、ルネ・フレミングがアリアドネを歌いフランスのフイリップ・アルローが演出するスタイリッシュな舞台で2012年に公演された舞台が放送されるという。いろいろなオペラ劇場で、次々に新しい試みが行われるようであるが、目下のところ、追いついて行くのが精一杯の分野もあることをご報告し、最近少なくなったモーツァルトソフトの現状に遺憾の意を表しておきたいと思う。


3)、いざという時の備えについて−エンディング・ノートの効用−

  女房がいざという時のために加入していた互助会からご案内があり、去る3月24日(日)に近くの「柏会堂」で行われた説明会に初めて顔を出してみた。施設は国道16号沿いに平成6年に出来たもので、現在は柏市役所の近所にも増設されているようであったが、いざと言うときのため頼りになる会であることが分かった。その一つとして、突然、入院したとき、相続のとき、そして自分にもしものときのためにと、「エンデイング・ノート」の見本を手渡され、簡単な説明を受けてきた。

            それには、突然、重病で入院したとき、死についての自分の考え方や病名や余命の告知や延命処置についての自分の希望を、家族の負担を軽くするためにあらかじめ整理し、記載して置くことが必要であるとされていた。普段、改まって家族と相談する機会の少ない重要なことは、こういうノートを利用して、あらかじめ自分の考えを整理しておくことが必要であると思っていたので、とても参考になった。

             例えば、私の家系は祖父・両親ともに札幌の北大寺(曹洞宗)が菩提寺であり、お墓から仏壇や戒名に至るまで、寺の住職にお世話になって来ている。しかし、私は次男坊であり自分の墓は土地だけ近所の霊園に求めているが、故郷を離れた今、自分の寺をどうするなどと言うことは考えたこともなかった。しかし、最近、高齢になったため葬儀に参列する機会が増えたせいか、自分の場合には、お経はやはり曹洞宗が聞き易いとか、知ったお坊さんに戒名などを付けてもらったりお経を上げてもらった方が良さそうだなどと思うようになった。しかし、知り合いのお坊さんなどはいないので、これから考えなくてはならない。エンデイング・ノートの葬儀方法や法事などの内容には、確かに寺院や戒名についての項目があり、事前に決めておくか、葬儀屋さんや家族にお任せにするか、記載するようになっていた。

そのほか、自分の遺言についてとか、面倒で整理していないわずかな資産や株式などの預貯金や保険などの権利関係など、自分でしか分からないことや整理されていないことがある。また、女房にはいつも言われていることであるが、モーツァルトの山のようにある本類やレコード・CD・テープなどのほか、オーデイオ・システムの処分の問題がある。これはこのHPを完成させないと、片付け作業は不可能であるが、病気などになる前にやっておかなければ、女房任せには出来ないと思っている。やはり、元気なうちに、ヒマを見つけてやらねばと改めて気付かされた。今回、この互助会の集まりには、自分と同じような年代の方々が大勢であり、非常に盛況で皆さんの関心が高かったのには驚かされた。私は手始めに、散歩がてら近所のお寺周りでもしてみようかという気になっている。


4)、WBC野球準決勝の敗北とサッカーのW杯予選ヨルダン戦の敗北の情けなさ、

日本国民が勝利を期待していた2月18日のWBC野球の準決勝プエルトリコ戦と、2月26日のサッカーのW杯予選ヨルダン戦において、アウェイの厳しい環境の中で、力が上だと見込まれていた試合に、本来の実力を出し切ることなくズルズルと敗れた日本代表に、今後のために「喝!」を入れて、怒りのご報告をしたいと思う。

             今回のWBCについては、過去の2連勝に続く3連勝を期待して、チームが編成され、早くから特別な準備がなされてきた。そして予選においては、最初の格下と考えてきたブラジルと台湾に苦戦し、キューバに完敗するなど、不安な面を見せていた。しかし、幸運にも恵まれてキューバと対戦することなく、オランダに完勝してリーグ一位となり、アメリカのサンフランシスコで準決勝に臨むことになった。ここで気がついたことは、各国のナショナルチームが現役大リーガーを網羅して、パワフルであると同時に日本と同じ一戦一勝を狙いとした戦法を身につけて、前回よりも非常に高いレヴェルの野球が出来るチームになっていた。準決勝で対戦したプエルトリコや優勝したドミニカ共和国は、キューバ並みの身体能力を備えた大リーガー並の力量を持ったチームであり、日本やアメリカのような大国にはない、ナショナルチームに選ばれたことを誇りとする面々であった。

準決勝に勝たなければ決勝に進めないことが分かっているのに、日本はプエルトリコ戦を格下と考えて力を出すことなくズルズルと敗れてしまった。サンフランシスコのあの変則球場をホームグラウンドとする大リーガーのいるチームに対し、日本チームは全く準備不足の球場であった。日本選手たちは、寒さで気力を喪失していた。しかも二番手ピッチャーを出し惜しみして、キューバ戦の反省で得たボール球を打たせる工夫がなく、好球を投げホームランを打たれてしまった。八回の不徹底な走塁のミスばかりが言われているが、飛行機で飛び歩く日本と異なる環境下での、慣れぬアウェイでの試合で戦うための準備不足が、その基本にあった。日本だけ、なぜ大リーガーを加えなかったか。ダルビッシュやイチローや青木などを何故入れなかったのか、次回には問われるであろう。ナショナルチームで勝ち抜くためには、このような問題を全て解決して、日本の野球を出し尽くさなければ、勝ち抜くことは出来ないであろう。

            一方のサッカーのW杯予選ヨルダン戦の敗北については、アウェイの不利は十分に承知していたが、前半の度重なるチャンスには力強さがなく、ことごとく失敗し、ザッケローニ監督に「もう少し運が味方すれば」と言わせるほど、決め手を欠いた試合振りであった。これは本田と長友という力強いシュートをする二人が欠け、香川・清武というパス回しの技巧派たちで戦った今回チームの結果と見なされてもやむを得ないと思われる。前半のロスタイムにおけるCKからの失点は仕方がないかも知れないが、後半15分にDFが突破されて失点を許す前に、何としても体勢を立て直して同点にしたかったが、その気配が見られなかったのが何としても残念であった。敵地で先に決められると、勝たなければという気持ちばかりで空回りをしてしまう。後半24分のゴールに続いて遠藤のPKが期待されたが、同点のチャンスに見放されてしまった。なお、この遠藤選手のPKの際に遠藤選手の顔に、またヨルダンのCKの際にGKの川島選手の顔に、観客席から青いレーザー光線のようなものが複数回当てられたのをテレビで目撃した。アウェイの試合では何が起こるか分からないと言われるが、問題があれば大変なので、十分調査して再発防止を図って欲しいと思われた。


5)、2013年4月号の放送・番組予定、

           4月分のNHKの放送では、初めに教育テレビでの毎週土曜日21:00〜21:57の「ららら♪クラシック」では、4月には4回の番組の予定があるが、残念ながら、モーツァルトに関係するテーマのものは見当たらないようである。しかし、「春」、「ふるさと」、「カノン!」、「応援歌」などのテーマが並んでおり、面白いかも知れない。
           BSプレミアムのプレミアムシアターは毎週日曜日24:00〜4:00の予定である。4月は14日にはシャイ・ゲヴァントハウスおよびヤルヴィ・パリ管のコンサートがあり、後者においてアンドレアス・ヘフリーガーのピアノで、ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491が弾かれる予定になっていた。
          毎週日曜日の教育テレビのEテレで、21:00〜23:00に「クラシック音楽館」という番組が新たに増えたようである。N響定期を中心に放送するようであるが、4月には、残念ながら、モーツァルトものは見当たらなかった。

          一方のクラシカジャパンでは、昨年10月から開始されたハイビジョン対応チャンネルがCH636と新しくなり、待望のHV放送が続々と登場しており、非常に充実感が出てきた。4月号では、前月に引き続き2013年の特集として、第一にヴェルデイ・オペラ大全集の全曲放送企画の第三弾として、「アルツイーラ」と「アッテイラ」の放送が実施される。また、第二には「マエストロ5」と称して、テイーレマン・ゲルギエフ・ヤンソンス・ラトル・ヤルヴィの5名の指揮者を挙げ、各人の特色あるコンサートが披露される。これらにはモーツァルトの曲目は見当たらないが、テーレマンのオペラ「ナクソス島のアリアドネ」は注目される。第三の「HDで甦るマエストロ」としては、ブレンデルの「巡礼の年」の「スイス」と「イタリア」(1986)の映像が上がっていたが、どれだけのHD効果があるか疑問に思っている。
          4月号の大特集は、開幕直前の「ラ・フォル・ジュルネ」の2013「パリ、至福の時」の「クラシック新時代」と称した特集がある。しかし、メインは2012「ロシアの祭典」の全9本のコンサート紹介にありそうだ。

              レコード芸術4月号では、特集は「このSACDが凄い」と称した特集が組まれている。私は良い音には関心があるが、今さら、新しい専用のSACDプレイヤーを購入してまでSACDを聴こうとは思っていない。古い録音が甦るようであるが、私にはむしろ多チャンネルの録音の方に関心が強い。
              4月号の特選盤としては、ファビオ・ビオンテイのヴァイオリンと指揮で、古楽器集団エウローバ・ガランテによるヴァイオリン協奏曲第1番〜第3番が特選盤となっていた。「ピリオド楽器ならではの澄んだ響きと音色が美しく、健やかな生命観に富んだ表現が新鮮」と評されていたが、ピリオド演奏のCDが少ないので確かめてみたいと思う。
             4月号での注目は、山崎浩太郎氏の「追悼!ヴォルフガング・サヴァリッシュ」と前田昭雄氏の「ウイーンはウイーン」は、サヴァリッシュ一色であった。氏を偲ぶ隠された話などが多く、日本の音楽界にとって忘れられない方であった。
             モーツァルト関係のDVDなどの新しい映像関係新譜情報は、ここ1年余り連続して新譜としては見当たらないのは困ったことである。ただし、海外版レビューという欄のオペラでは、時々、新録音があるようなので、輸入盤をチェックしておく必要がある。4月号では、残念ながらモーツァルトのオペラは見当たらなかったが、フォルテピアノのベズイデンホウトの作品集-4の新盤の紹介とノルウエーの若手ピアニスト、イーレ・ハドランのピアノ協奏曲第21番と第22番のCDの新盤紹介があった。

             毎月1回は、新宿タワーレコード、銀座ヤマハ、山野楽器店で新着DVDをチェックしているが、3月も出かけてみたがカラ振りに終わった。こうなると、無駄足になるので、毎月1回の巡回を間引きしなくてはなるまい。どうやら、大変な時代を迎えたようである。


6)、2013年4月号のソフト紹介予定、

     前月号から、まとめの段階に入ったこのHPのソフト紹介の曲種選定方針では、オペラをはずして、交響曲、協奏曲、室内楽曲の三本立てに変更することに考えていたが、4月号では一月に珍しく新DVDで入手した輸入盤の「フィガロの結婚」が配役が良く早く見たかったので、4月号で、急遽、アップすることにした。

             4月号の第一曲の交響曲の狙いは、後期の交響曲をまとめていきたい趣旨から、柳さんから頂いたLDのムーテイとウイーンフイルの第40番と第41番の交響曲のコンサート演奏を取り上げてみた。第二曲は、ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488で、唯一残されていたジョン・キムラ・パーカーとN響との公演記録を取り上げた。この懐かしいS-VHSには、ピアノ協奏曲場ばかりでなくこのテープには、未アップの非常に珍しいアントルモン指揮NHK交響楽団によるフリーメーソンのための小カンタータ「我らが喜びを高らかに告げよ」K.623、およびニコレによるフルート四重奏曲第4番イ長調K.298の二曲が含まれていたので、一緒にアップすることにしたものである。また、第三曲は、フイリップ・ジョルダン指揮パリ・オペラ座の「フィガロの結婚」であり、伝統的な舞台のストレーレル演出のパリ・オペラ座の公演であり、2010年10/11月収録の最新の輸入盤であった。

4月分の第一曲目のムーテイ指揮ウイーンフイルのモーツァルト・コンサートは、1991年7月28日のザルツブルグ音楽祭において祝祭大劇場で収録された映像であり、デイヴェルテイメントニ長調K.136で開始され、交響曲第40番ト短調K.550と、休憩後に交響曲第41番ハ長調K551「ジュピター」が演奏されたLDであった。この演奏は、モーツァルトイヤーの記念映像として既にクラシカジャパンの放送で、91年10月6日のS-VHSテープ046に収録済みであったが、LDの方が状態が良いので、LDでアップロードするものである。 ムーテイはこの2曲の交響曲は別の機会に映像を残しているが、このLDによるものが一番古いものであった。ムーテイはザルツブルグ音楽祭には1983年より「コシ・ファントッテ」をウイーンフイルと振って以来、毎年のように音楽祭に参加し、ウイーンフイルとは蜜月の状態であった。

  第二曲目のジョン・キムラ・パーカーのピアノとゲオルゲ・アレクサンダー・アルブレヒト指揮のN響によるピアノ協奏曲第23番イ長調K.488は、1991年9月に収録されたものであるが、この映像はN響アワーでこの曲だけ取り出された編集された映像である。このN響アワーは、1991年のモーツァルトイヤーの時期は、海老沢敏先生と森みどりさんのお二人のトークで進められており、ピアノ協奏曲に続いてフイリップ・アントルモン指揮、NHK交響楽団と東京混声合唱団によるフリーメーソンのための小カンタータ「我らが喜びを高らかに告げよ」K.623が先生の解説で放送されていた。この映像には、NHKホール、1991/09/02の日付があった。なお、このS-VHSテープの別番組には、91/10/17、東京芸術劇場におけるオーレール・ニコレによるフルート四重奏曲第4番イ長調K.298が含まれていたので、同時にアップロードするものである。

   第三曲目はフイリップ・ジョルダン指揮パリ・オペラ座の「フィガロの結婚」K.492であり、伝統的なストレーレル演出による2010年10/11月のパリ・オペラ座の最新の輸入盤のDVDである。残念ながら日本語字幕はないが、私にとっては、伯爵夫人のフリットーリ、フィガロとスザンナのピサローニとシウリーナがお馴染みの上、マルチェリーナとバルトロが、非常に懐かしいアン・マレイとロバート・ロイドというコンビが名を連ねており、出来るだけ早くアップしておきたい映像であった。かってパリ・オペラ座のストレーレル演出のショルテイの「フィガロ」(1980)の映像(9-9-2)をアップしているが、舞台はほぼ30年前と同じであることから、パリ・オペラ座の伝統を重んずる保守的なものが残されているものと思われ、それが現代でも通用するかどうかが楽しみな舞台であった。

(以上)(2013/03/29)



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