モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成25年1月号−−


(プレヴィン指揮NHK交響楽団による交響曲第1番変ホ長調K.16および交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551、/ホロヴィッツによるピアノ協奏曲第23番イ長調K.488、およびピアノソナタ第10番ハ長調K.330、/エストマン指揮「テイト帝の慈悲」K.621、ドロットニングホルム宮廷劇場管弦楽団と合唱団、)

(先月の月報は  「こちら」 )


私の最新入手ソフト情報−平成25年/2013年1月号−

(プレヴィン指揮NHK交響楽団による交響曲第1番変ホ長調K.16および交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551、/ホロヴィッツによるピアノ協奏曲第23番イ長調K.488、およびピアノソナタ第10番ハ長調K.330、/エストマン指揮「テイト帝の慈悲」K.621、ドロットニングホルム宮廷劇場管弦楽団と合唱団、)

13-1-0、平成25年1月初めの近況報告−新しい年への期待−

1)、このホームページの今後の進め方−各曲のまとめを重視します−
2)、二人の演出家、ポネルとハンペに感謝を込めてアップロードします。
3)、外付けハードデイスクの時代−2TBのUSB-HDDを初めて使用して−
4)、2012年の38回のゴルフを総括して−平均で100を切れぬゴルフに戻るか?−
5)、2013年1月号の放送・番組予定、
6)、2013年1月号のソフト紹介予定、


(最新HDDソフト紹介:プレヴィンの第1番K.16と第41番K.551の交響曲)
13-1-1、アンドレ・プレヴィン指揮NHK交響楽団による交響曲第1番変ホ長調K.16および交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551、第1735回N響定期公演、2012年9月26日、サントリー・ホール、
(2012/10/28「ららら♪クラシック」および2012/11/18N響スペシャルの放送をHDDに録画)

(古いS-VHSと最新DVDによるホロヴィッツの芸術)
13-1-2、ウラデミール・ホロヴィッツによるピアノ協奏曲第23番イ長調K.488、ジュリーニ指揮ミラノスカラ座管弦楽団、1987年3月、アバネラ・スタジオ、ミラノおよび「ホロヴィッツ・イン・モスクワ」よりピアノソナタ第10番ハ長調K.330、1986年4月20日、モスクワ音楽院大ホール・ライブ、
(1990/9/23の放送をS-VHS3倍速で収録、および2011年11月25日、銀座ヤマハ店にて、ソニー、DVD-VIDEO、SIBC-47)

(懐かしいLDの紹介、エストマンの「テイト帝の慈悲」K.621)
  13-1-3、アルノルド・エストマン指揮「テイト帝の慈悲」K.621、ドロットニングホルム宮廷劇場管弦楽団と合唱団、1987年、ドロットニングホルム宮廷劇場、スエーデン、
(配役)テイト;ステファン・ダールベリ、ヴィテリア;アニタ・ソルド、セスト;ラニ・パウルソン、セルヴィリア;ピア=マリー・ニルソン、アンニオ;マリア・ヘーグリンド、プブリオ;イエルケル・アルヴィドソン、
(1991/10/10、フイリップスLD、PHLP-10022-3)



13-1-0、平成25年1月初めの近況報告−新しい年への期待−

 皆さま、明けましておめでとうございます。良い年をお迎えのことと存じます。

 長かった3年にも及ぶ政治的な空白から解放されそうな気運に満ちて、これまでよりも遙かに頼もしそうな内閣が誕生して、やっとこれからに期待が出来そうなムードになって参りました。これを何よりも評価しているのが市場の株価の動向でしょうか。
 解散以来、景気回復が何よりも重要というかけ声に押され、一方ではこれまでの政治的不満の解消とばかりに誕生した小政党の続出という小選挙区制に全く馴染まない選挙が始まり、「自分の選挙区に投票したい候補者がいない」と言う現象からか、全国的に低い投票率で選挙が終わってみると、まだ、経済の実態は何も変わっていないのに、一気にこのような先行きに明るさに満ちた気運になって参りました。

 これから半年後に迎える参議院選挙まで、政権が変われば出来るということを実証すべく、公約したことを少しでも形にしようと、政治は急速に動き出しそうです。アベノミックスなる新語も登場し、3年間貯まりに貯まったエネルギーが一挙に噴出しそうですが、選挙の中で出た余り右よりな方向には進まずに、何よりも景気回復に向けて、地道に国中の活気を取り戻して欲しいと思います。本年は何よりも、元気で活性化した一年であって欲しいと期待をしたいと思います。


1)、このホームページの今後の進め方−各曲のまとめを重視します−

今年の初仕事は、2月初めに切れる運転免許証の更新かと考えておりますが、実地の運転テストなども事前にやらされて、後期高齢者にはこたえる一仕事のような気がしております。しかし、お陰様で女房ともども健康に恵まれて、自分の時間を専ら趣味のモーツァルトに浸り、ホームページの作成に全力投球出来る環境が何とか確保されております。このような恵まれた環境に深く感謝しておりますとともに、この状態が少しでも長く継続することを切に願って、本年も頑張りたいと思いますのでどうか宜しくお願い申し上げます。私の場合、黙っているとパソコンに向かい、テレビでソフトを見ている状態が続きますので、好きなゴルフを週一回を目標として、強制的に身体を動かそうと努力しておりますが、それを最も良く支えてくれるのが車を運転することなのです。三段論法で申し上げれば、運転免許証がこの恵まれた環境を維持するために、私には最も重要なことのようです。

お陰さまでホームページのアップロード作業もようやく峠を越え、新規ソフトが激減している昨今、これからの重点作業は古いS-VHSやD-VHSなどのテープに残されている映像ソフトの山を取り崩す作業が中心になりそうです。それとともに、曲によっては個別ソフトのアップロードが全て終わって、総括だけが残されている曲が次第に目立ちつつあり、完成形になっていない曲が増えつつあります。総括することが意味を持ちそうな演奏数と言えば、1曲についてやはり4〜5演奏は少なくとも集まっている必要があると考えられますが、これまでの経験では、映像が4種類以上揃っている曲は有名曲に限られているようであり、このホームページの最大の狙いは、これら有名曲の映像ソフトを見極めて、全体を総括することが重要であろうと考えております。これらの有名曲が何曲あるかを正確に数えるのは大変ですが、私は概数で恐らくは50〜60曲であろうと推測しております。作業をしていけば、いずれハッキリするわけですが、私はこのHPが完成した姿は、これら50〜60曲について、出来れば総括がキチンとなされた形で整理されることであろうと考えております。

    現段階で完成形になっている曲(A)を拾い上げますと、順不動ではありますが、モテット「踊れ、喜べ」K.165、「アヴェ・ヴェルム」K.618、ハ短調ミサ曲K.427、レクイエムK.626、オペラでは「フィガロ」K.492、「ドン・ジョヴァンニ」K.527、「コシ・ファン・トウッテ」K.588 のダ・ポンテ三部作、器楽曲では「グラン・パルテイータ」K.361、ピアノ協奏曲第27番K.595などの9曲になっております。しかし、一旦完成しても時間とともに新ソフトが追加されるので、ぼやぼやしてはおられません。「フィガロ」、「レクイエム」、「グラン・パルテイータ」「ハ短調ミサ曲」などは、直ぐに追加修正が必要になっております。

     一方、映像ソフトのアップロードが全て終わり、全体の総括だけが残されているものはAの予備軍のBと名付けることにしますと、Bの総括を行うためには、中にはもう一度見直しが必要なソフトも多く、玉石混合の状態なので非常に手間を要し、まとまった時間がなければなかなか着手できない状態になっております。Bの状態の曲を例示すると、例えばオペラでは、「偽の花作り女」K.196全6曲、「イドメネオ」K.366全8曲、「後宮」K.384全19曲、「魔笛」K.620全27曲、交響曲では交響曲第一番変ホ長調K.16全6曲、同第34番K.338全4曲、同第33番K.319全4曲、ピアノ協奏曲では第7番K.242全5曲、同第10番K.365全8曲、同第19番K.459全4曲、同第22番K.482全6曲、ヴァイオリン協奏曲では第1番K.207全5曲、同第2番K.211全5曲などがあり、最近になってアップロードがやっと完成したものの、まだ総括に手が回りかねているものばかりの状態です。

  ソフトのアップロードが残されているものは、オペラでは「ミトリダーテ」K87と「テイト」K.621が2曲づつ残されているだけになっておりますので、未アップの主たるものは、後期の交響曲やピアノ協奏曲の有名曲の古いS-VHSに収録されているものが中心であり、2013年には古いテープを掘り起こす作業を地道に進めたいと考えております。
   以上の通り、このHPも総括がなされ、アップロードが続けられれば、次第に形が整ってくるものと思われます。2013年にしっかり努力して、1年後に同じチェックをしたいと考えておりますが、恐らく目に見えて完成度が高まるものと期待している次第です。


2)、二人の演出家、ポネルとハンペに感謝を込めてアップロードします。

2012年の昨年に、ダ・ポンテ・オペラ三部作の全てのアップロードが完成をし、自分なりに総括を行ったところであるが、オペラのアップロードが進むにつれて、二人の偉大な演出家ジャン・ピエール・ポネルとミヒャエル・ハンペによって、1980年から1990年頃にかけて、モーツァルトのオペラ作品の演出が精力的に行われ、いわゆる基本に忠実な伝統的な解釈による演出の基本が完成されたように思われる。そのため、このお二人の演出したオペラの検索が簡単にできるように、演奏家ばかりでなく演出者についてもデータベースとしてアップロードをすると便利であると思いついた。

このうちポネルについては、クリックしてご覧いただければお分かりの通り、まだ未アップの「ポントの王ミトリダーテ」が残されているものの、5本のオペラと、豪華な宮殿におけるアンサンブルの演奏の収録を試みているようである。残された映像は、いずれも今日でも色あせていない模範となるような素晴らしい作品となっており、このようにまとめておくと、他の映像との比較するときに基本となる場合が多いので、素早く検索ができて便利であることが良く分かった。

一方のハンペの映像については、ポネルと異なってオペラの舞台演出に限定されているようであるが、「コシ・ファン・トウッテ」K.588、「ドン・ジョヴァンニ」K.527、および「イドメネオ」K.366がそれぞれ2舞台、「フィガロの結婚」K.483と「後宮」K.384がそれぞれ1舞台と非常に多く、とても分かりやすい演出で見応えがあるものと思われる。これもハンペの名をクリックしていただけばお分かりいただけるが、いずれもそれぞれのオペラを代表するような伝統的な演出になっており、評価の高いものになっている。

指揮者やソリストや歌手たちのこの検索リストへの登録の基準は、おおむね3映像以上に出演しておれば、リストアップしようと考えているが、演出家の場合も今後同様に考えて、新しい人でも積極的にアップロードしようと考えているところである。今後に、ご期待いただきたい。


3)、外付けハードデイスクの時代−2TBのUSB-HDDを初めて使用して−

お皿(CDやDVDのこと)の時代は終わりに近づきつつあると言われ出して久しいが、このたび、スカパーのHD化のためにHDチューナーを入手し、ご推奨の外付けのUSB-HDDを購入して、初めて録画ソフトの記憶装置として使用してみた。非常に小型であるが、容量は2TBもあり、購入価格は11800円であった。単純に計算すると、今まで使っていた50GBのBDを40枚収録できることになる。私が4年前から録画したソフトをBDに収納し始めて今現在50枚のストックとなっているが、この調子でいくと4年分の新規ソフトが1台のUSB-HDDに納まってしまい、実に省スペースであり、使用しているBDレコーダーと一体になって稼働するので、まるで無限に近い容量を得たことになる。しかも、HDDの容量は、毎年、技術開発で倍増しており、2〜3年で、5TBないし10TBの時代になることは目に見えている。驚くべき時代になったものであり、何でもHDDに収録してしまう時代に、今や確実になりつつある。

現在、パソコン・ショップの周辺機器のコーナーに行くと、USB-HDDが山積みされており、メーカーや値段もまちまちで、どれを選択して良いか分からない。しかし、AV用途にHDDを使う場合には、メーカーや機種により微妙な相性があるので、接続するAV機器(BDレコーダーやHDチューナー)のメーカーが、動作を確認してくれた推奨機器があるので、あらかじめインターネットなどで調べておくと良い。私の場合は、パナソニックが推奨しているバッファローやI-Oデータやウエスタンデジタル社製のものから容量を2TBに指定して、ビッグカメラで店員におよそ10種類の中から一番安いものを検索させた。値段は1万円から2万円の中でばらついていたが、結果的にウエスタンのMy Book AV なる機種を選択した。

HDチューナーやBDレコーダーの解説書を見ると、これらに接続するUSB-HDDは当該機器専用となり、フォーマットして機器登録をする必要がある。仮に、他の機器に接続しようとすると、録画したものは全て消去され再フォーマットをして再登録することになる。なお、登録できるHDDは8台までで、チューナーに同時接続可能台数は、セルフパワーのUSBハブを介して4台までとなっているようである。

使ってみて録画も再生も、親機のチューナーの指示通りにしか稼働できないようであり、再生時に頭出し、すなわちチャプター表示が出来ないのが非常に不便に思っている。
HDチューナー対応の新しいBDレコードのHDDの容量が1TBしかないので、いずれこの外付けのUSB-HDDを使って容量を増大する必要があるが、大容量のものが安く出回ってから検討することになると考えている。


4)、2012年の38回のゴルフを総括して−平均で100を切れぬゴルフに戻るか?−

2003年に週2回の勤務にさせてもらってから、これまでの年10回くらいの「お付き合いゴルフ」から「健康のためのゴルフ」に切り替えて、スコアなどの記録を付けるように努力してきた。それ以来、2012年には10年目の節目を迎え、週1回の目標に対して今年は38回/年実施しており、健康そのものなので、「健康のためのゴルフ」の成果は達成していると考えている。

今年の最大のニュースは、東京湾カントリークラブに入会し、会員として7月以降毎月合計して6回のゴルフを実施したとことであろう。このコースは27ホールあり、丘陵コースでOBがあるので慣れるまでが大変に感じている。まだコースが良く分かっていないので失敗が多いが、6回の平均は109.2となっている。全てカートで動き、キャデイなしなので、不慣れもあってロストボールが多く、カート運転が煩わしく、クラブの持ち運びに注意がいるなど、まだ四街道のように落ち着いてプレーする段階にはなっていない。メンバーも良く、来年以降、慣れるにつれて、楽しくなるはずなので大いに期待している。

今年の四街道の成績については、まず万年青会では8月に準優勝し、年12000円の会費を上回る賞品を頂いており、グランドシニアーでも10月に3位入賞があり、まずまずの成績であった。しかし、11月中旬以降、例年グリーンが早くなる冬の時期にスコアが悪くなるのであるが、今年は6回連続100を切れない状態が続き、四街道の平均値が100.86となって、昨年より2.90悪くなり、06年以降100を切っていた平均値が7年ぶりで100を越す由々しい状態になった。その原因については、別途、検討してみたいが、年齢的なものが遂に来たのではないかと心配している。

昨年あたりからボールの弾道(打った方向)が見えなくなることに気づき眼科で精密検査を受けたが、静止球は近眼であるが何とか見えており、メガネのせいでなく、緑内症の疑いで視野検査を行ったところ、左目の視野が欠けて進行中という診断がなされ驚いている。眼圧は正常なので気づかなかったが、欠けた視野は回復しないので、目薬でこれ以上進行しないように治療している。パソコンとビデオ(音楽映像)が趣味で、目を使いすぎることも問題のようであり、これ以上悪くしないように病院通いを続けている。ゴルフが健康管理のセンサーになってくれたのは、今回が初めてのことであった。
来年は東京湾も含めて回数が今年に負けないように、そして平均スコアもアップするように、頑張りたいと思う。


5)、2013年1月号の放送・番組予定、

    NHKの放送では、初めに教育テレビでの毎週日曜日21:00〜21:57の「ららら♪クラシック」という番組で、先月(小澤征爾のとハフナーとアバドのレクイエム)と今月(プレヴィンのジュピター)など出来過ぎであったが、2013年の1月の4番組では、残念ながら、モーツァルトものは見当たらずお休みである。
           BSプレミアムのプレミアムシアターは毎週日曜日24:00〜4:00の予定であり、1月は13(日)と20日(日)の二日間で、ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団がベートーヴェンの交響曲全9曲を二回に分けて放送する。オペラはお休みであり、モーツァルトは残念ながら見当たらない。
          特選オーケストラ・ライブは毎週日曜日6:00〜7:55の予定とされているが、1月の4回はNHK音楽祭2012の4コンサートが放送される。この音楽祭はNHKホールの5.1ch放送で毎年オーケストラが変わり、ほぼ全てを収録しているので、今年も続けるが、モーツァルトものは見当たらなかった。

            一方のクラシカジャパンでは、昨年10月から開始されたハイビジョン対応チャネルがCH636と新しくなり、待望のHV放送が開始されるようになって、非常に充実感が出てきた。1月号では、2013年の特集として、第一に史上初のヴェルデイ・オペラ大全集として全曲放送企画があり、第二にはマエストロ5と称して、テイーレマン・ゲルギエフ・ヤンソンス・ラトル・ヤルヴィの5名の指揮者を挙げ、インタビユー と特色あるコンサートが披露されるようだ。
「HDで甦るマエストロ」として、12月には恒例の第九交響曲の競演で、バーンスタイン・ウイーンフイルの第九(1979)がHD化されたが、元々の画質がまずまずなので、それほどの効果は見られなかった。しかし、1月も引き続きマーラーの交響曲が続くようである。

             レコード芸術1月号では、特集は第50回となる「レコード・アカデミー賞」の2012年最優秀デイスクの発表であった。CDでは、アバドとピリスのピアノ協奏曲第20番・第27番やアーノンクールとブッフビンダーの第23番・第25番などが珍しく話題を呼んでいるが、果たしてこれらはDVDないしBD化されるであろうか。
             モーツァルト関係のDVDなどの新しい映像関係新譜情報は、ここ1年余り連続して新譜としては見当たらなかった。ただし、海外版レビューという欄のオペラでは、時々、新録音があるようなので、輸入盤をチェックしておく必要があるが、1月号ではモーツァルトものは見当たらなかった。

             毎月1回は、新宿タワーレコード、銀座ヤマハ、山野楽器店で新着DVDをチェックしているが、今回も残念ながら、新しい新譜には輸入盤を含めてお目に掛からなかった。寂しい限りである。


6)、2013年1月号のソフト紹介予定、

1月号のソフト紹介は、ここ数ヶ月定着してきた、交響曲・管弦楽曲から2曲、協奏曲/室内楽から2曲、オペラ1本というもとの構成に戻している。
初めに毎年秋に来日してNHK交響楽団を振ってくれるアンドレ・プレヴィンが、交響曲の第1番と第41番の2曲を第1735回定期で取り上げて既に収録済みであるが、彼へのインタビユーやN響の第二ヴァイオリン首席奏者永峰高志氏がプレヴィンの印象を語る「ららら♪クラシック」という番組で2曲を紹介していた。 プレヴィンのこれまでの収録曲は、クリックしていただけばお分かりの通り、多くの曲を映像に残しているが、この2曲は不思議にこれまで取り上げていなかったので、2013年のトップを飾ろうとかねて考えていた。交響曲第1番変ホ長調K.16は、これで全5曲が収集されているので、これで全体の総括を行って、完成と言うことになろう。


新年の第二曲はあのウラデイミール・ホロヴィッツ(1904〜1989)の残された二種類の最晩年の映像から、1987年3月のピアノ協奏曲第23番イ長調K.488の映像であり、続いてピアノソナタ第10番ハ長調K.330で、1986年4月20日の「ホロヴィッツ・イン・モスクワ」からの1曲である。新年号にホロヴィッツをと思い立ったのは、レコード芸術の2012年6月号の「名演奏家ランキング&名盤集のピアニスト編」で、30人による評論家により、過去の90人に及ぶピアニストたちの中で最高位にランクされていたからである。彼は戦前にトスカニーニの指揮の下に録音したチャイコフスキーやラフマニノフの協奏曲でヴィルトゥオーゾ的な演奏をし、伝説化されたピアニストであると私は考えていたが、彼のCDでは長い間の休みの後の復帰第一号の1965年カーネギー・ホール・コンサートが、彼の名盤の第一位に選ばれていたのは意外であった。映像に映る冗談を言いながらピアノに向かう老巨匠の姿は、最晩年の定年後のお遊びに近い演奏であろうが、モーツァルトはこれらしか残されていないのでやむを得ない。


新年の第三曲は、再びオペラに戻って、エストマンの「テイト帝の慈悲」K.621を取り上げた。エストマンのモーツァルト・オペラは、これで8作目になっているが、彼の個性的な古楽器演奏が肌に合うか否かで決まってしまうが、演出や舞台は18世紀そのものの伝統的なものなので安心して見ていけるものである。このオペラは全6曲のうちこれが第5番目の映像であり、レヴァインの映像に続く二番目に古い映像である。セストとアンニオの役がカストラートに割り振られており、女性が歌うと映像では違和感が伴わざるを得ないが、CDで聴くと女性4役の区別がなかなかつかないので、映像の方が遙かに分かりやすい。
このオペラはプラーハで祝典劇として目的達成後に、ウイーンでは1794年に、またロンドンでは1806年に上演されるなど、モーツァルトのオペラでは演奏回数が多いオペラとなってきた。じっくり聞くと良い曲が多いので、「イドメネオ」に次ぐ彼のオペラ・セリアの傑作として認めてあげたいのであるが、この映像はどういう風に評価できるだろうか楽しみにしたいと考えている。


(以上)(2012/12/30)


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