(懐かしいS-VHSから;ザルツブルグ音楽祭90'のセレナード・コンサート)
13-7-1、シャンドル・ヴェーグ指揮ザルツブルグ・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ、1990年、モーツァルテウム、ザルツブルグ、ピアノ;アンドラーシュ・シフ、
(曲目)1、カッサシオン第二番変ロ長調K.99(63a)、2、ピアノ協奏曲第8番ハ長調K.246、3、ピアノ協奏曲第11番ヘ長調K.413(387a)、交響曲第25番ト短調K.183(173dB)、

−今回聴いたヴェーグのザルツブルグ音楽祭90'のセレナード・コンサートは、カッサシオンが1曲、初期のピアノ協奏曲が2曲、交響曲が1曲と、モーツァルトのザルツブルグ時代を彷彿とさせる曲が並んでおり、今考えると、実に豪華なプログラムであった。演奏もモーツァルテウムのカメラータ・アカデミカの演奏で、まだ古き良き時代のザルツブルグの香りがするような演奏で、実に品が良く、弦楽器もピラミッド型に良く揃い、オーボエが全般的に活躍し、最後の交響曲では4つのホルンが轟くように威勢良く鳴り響いていた。これは今日では望んでも聴くことの出来ない、当時の華やかな貴重な記録が映像で残されていたものと思われる−

(懐かしいS-VHSから;ザルツブルグ音楽祭90'のセレナード・コンサート)
13-7-1、シャンドル・ヴェーグ指揮ザルツブルグ・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ、1990年、モーツァルテウム、ザルツブルグ、ピアノ;アンドラーシュ・シフ、
(曲目)1、カッサシオン第二番変ロ長調K.99(63a)、2、ピアノ協奏曲第8番ハ長調K.246、3、ピアノ協奏曲第11番ヘ長調K.413(387a)、交響曲第25番ト短調K.183(173dB)、

(1999/01/30、クラシカジャパンの放送をS-VHS287.1に収録)

         今月号の一番の面白いソフトは、このシャンドル・ヴェーグのザルツブルグ音楽祭90'のセレナード・コンサートであり、モーツァルテウムのカメラータ・アカデミカの演奏で、まだ古き良き時代のザルツブルグの香りのするものであった。曲目もカッサシオン第二番K.99(63a)とピアノ協奏曲第11番はこのHP初出であった。非常に若いシフと腰の曲がったヴェーグによる熱演が見ものの映像であった。指揮者がスダーンになると、古楽器奏法が主体になるのですっかり演奏が変わってしまったので、その意味で非常に貴重な映像であると考えている。
私はカプリチオのこのヴェーグの「セレナード・デイヴェルテイメント」全集10枚組を大切にしてきたが、この演奏はまさにこのCDでの記録を彷彿とさせる映像記録であると考えて良かろう。その意味でも、この映像は、自分としてはこのCDを聞くたびに、この映像記憶を思い起こしたい大切なものであると考えている。



            第一曲目のカッサシオン第二番変ロ長調K.99(63a)は、このHPでは初出なので、この曲について一言述べておくと、第一番ト長調K.63 と同様に、1769年の夏に、ザルツブルグ大学の学生のためのフィナール・ムジークとして作曲された。曲の楽器構成は、いずれも2オーボエ、2ホルン、弦4部であり、楽章構成は、いずれも1行進曲、2アレグロ、3アンダンテ、4メヌエット、5アンダンテ、6メヌエット、7アレグロの構成になっていた。メヌエットを除くと、各曲はほぼ展開部を省略したソナタ形式で書かれているが、各曲の細部では第一番と第二番は微妙に違っていた。
          ここでカッサシオンとは、音楽の形として複数のメヌエットを含む多楽章の器楽曲であり、屋外で演奏されたようである。モーツアルトの場合は、行進曲が付いているのが通例であり、大学の学期が終了する8月に、学生たちによりフィナーレ・ムジークとして演奏されている。



      モーツァルテウムの大ホールの舞台上で、コントラバス2本の構成のカメラータ・アカデミカが着席しており、シャンドル・ヴェーグが、にこやかな表情で入場して、早速、この第二番変ロ長調K.99(63a)が始まった。この第一曲目の行進曲は、変ロ長調で展開部のないソナタ形式で書かれた舞曲的なマーチである。譜面を見ていると繰り返しまでが提示部であり、馴染みやすいテーマのマーチがホルンの伴奏でスタートし、繰り返されてから変調されて変化を見せて、再現されていた。軽やかな舞曲風の行進曲であった。ヴェーグは、以下、二つの繰り返しのうち最後の繰り返しは省略していた。



         カッサシオンの事実上の第一曲は変ロ長調のアレグロ・モルトであり、明るさ一杯の軽快なアレグロ楽章で、この活気に満ちた明るさがこの曲全体に漲っていた。続くアンダンテ楽章は、弦4部だけの静かな楽章で、低減のピッチカートに乗って第一ヴァイオリンが優雅な旋律を奏でるものであった。ここまでの3曲は、は第一番とのソックリさんであった。続いてはメヌエット楽章。フォルテで明るく力強いわずか8小節のメヌエット主題が力強く響き、トリオは弦4部の合奏によるゆっくりした温和しいがらりと変わるもので意識的なものであった。



          第5曲のアンダンテも美しく明るい旋律が第一ヴァイオリンに登場し、ヴァイオリン協奏曲のような第一番とは全く異なっていた。続く第6曲はオーボエもホルンも活躍するわずか8小節の元気の良いメヌエット。それに反してトリオでは弦楽合奏でがらりとトーンが変わる温和しいトリオ。これが効果的に響いてとても短いが、楽しいものになっていた。終曲はアレグロの第一主題で軽やかに始まり、続いてアンダンテの6/8拍子のシチリアーノ風の美しい第二主題が提示されていた。提示部が終わってから、繰り返しの後、提示部と少し変化されたアレグロ主題となり、続いてアンダンテ主題はほぼそのまま再現されていた。末尾のコーダで新全集では(Marche da capo)の指示があり、ヴェーグは、冒頭の行進曲に戻っていた。しかし、ここでは中間の繰り返しは省略していたが、このフィナーレ部分は、第一番と全く異なっていた。



       CDのヴェーグの音声は実に素晴らしい。カメラータは小編成のオーケストラなので、音量を上げて聴くと、厚みのある弦の響きが実に重厚であり、まるで眼前でオーケストラを聴いているように見事に響く。それに引き替えS-VHSの音は格段の差があり、写真はS-VHSから撮っているが、上記の作文はCDを聴きながら行っている。CDの音がこれほど素直に良く響いてくれると、SACDなどは要らないと思う。

                     ヴェーグのセレナード・コンサートの第二曲目は、アンドラーシュ・シフのピアノによるピアノ協奏曲第8番ハ長調K.246であり、この曲は今のところツァハリスが「モーツァルト・オンツアー」と題したレーザーデイスクのピアノ協奏曲シリーズの中に含まれている映像(1989)(6-5-3)しかなく、これは極めて貴重な映像である。




      ピアノ協奏曲第8番ハ長調K.246の第一楽章はアレグロ・アベルト(自由に)という表示を持つ室内楽的な構成で出来ており、第一楽章は、早めのテンポのオーケストラの全奏でハッキリした第一主題が提示されてから、独奏ピアノで主題が繰り返され、続いてモーツァルトらしい副主題と第二主題か二つの主題がピアノとそして弦とで交互に現れ、そのままシフの軽快なパッセージで盛り上がりを見せて提示部を終了していた。
       展開部では新しいテーマがピアノにより提示されピアノが技巧を発揮しながら活躍していた。再現部では三つの主題が順番に型通りに再現されていた。シフは独奏ピアノの出番の時はかなり体を動かしながら感情を込めてピアノに向かっていたが、大方はオーケストラと実に協調するように弾いていた。カデンツアは、新全集におけるCとされた最も長いものを弾いていた。



         第二楽章はアンダンテで、オーケストラでゆっくりと開始されていくが、やがて独奏ピアノがこれを受けて変奏を加えながら再び提示していく。続けて第二主題も独奏ピアノが提示してシフが歌うように弾いていた。展開部では独奏ピアノで新しい踊るような主題が現れ、ピアノが変化を加えながら活躍してから、再現部へと移行していた。シフのカデンツアはここでも新全集のCという最も長いものを弾いていた。



         フィナーレでは、メヌエット風のロンド主題が独奏ピアノによって開始され、この馴染みやすい優雅な主題が全楽章を支配していた。ピアノで主題が示され、オーケストラが引き継いでから、ピアノとオーケストラが交互に主題を提示しながらA-B-Aと進行し、中間部の部分ではピアノで技巧的な主題が提示され、一息つくようにアインガングがカデンツア風に登場してから、再びロンド主題に戻っていく。シフの独奏ピアノはここでも颯爽と進行し、このロンド楽章を見事にまとめていた。

  シフの演奏は、映像では、コンチェルトとしては舞台が狭く、指揮者の姿もピアノの陰になって良く見えず、写りが悪くて気の毒ではあったが、彼のピアノを弾く表情を見ても、終始、マイペースで、淡々としてしっかり弾いていた。また、ヴェーグは、コンチェルトでは一貫して椅子に座って、両手を長く伸ばし、それを微妙に動かし、顔の表情を加えて指揮をしていた。常にピアノの反射板の陰になり、正面からは姿が見えない状態であった。曲が終わると盛大な拍手があり、ヴェーグは腰をかがめて二度ほど拍手に応えて出てきたが、にこやかな表情で、高齢なのによくやっているという印象を強くした。





     続くシフのピアノによるピアノ協奏曲第11番ヘ長調K.413(387a)は、不思議なことに、このHPでは初出であり、そのためこの演奏は当初から非常に期待されていた。このピアノ協奏曲はウイーン時代の最初期の作品で、1782年の10月頃のもので、三つの協奏曲(K.414、K.413、K.415)を続けて書き下ろし、三曲の写本をセットにして、4ドゥカーテンで予約頒布の制度を企画して「ウイーン新聞(1783/1/15)」に広告を出していた。これら3曲は1785年に作品4として出版されたが、その時の曲順がイ長調、ヘ長調、ハ長調になっていたようである。これら3曲は、1784年以降のピアノ協奏曲と較べると、モーツァルトの作品として随所に優れた資質が見られるのであるが、最もおとなしい平板なセットを形成していると見なされている。これら三曲にはモーツァルト自身の易しすぎず、難しすぎずと言う言葉が残されているが、当時のウイーンのピアノ音楽に関する好みが反映されていたため、予約制度が成功したものと考えられている。そしてモーツァルトが、予約の成功に気をよくして、芸術的な短調作品が現れて以来、また折からの戦争ムードが出てきてから、彼のウイーンでのこの予約演奏会が成り立たなくなったと言われている。



   シフと指揮者ヴェーグが入場し、ヴェーグがピアノの陰になった椅子席に座って、ピアノ協奏曲第11番ヘ長調K.413の第一楽章が軽快な3拍子のアレグロの第一主題が勢いよく開始された。主題は三拍子で調子よく進行し、続く第二主題も似たようなトーンで軽やかに進み、小結尾で提示部を終えていたが、このオーケストラの小結尾から独奏ピアノのアインガングの入り方が独創的か。第一主題が颯爽と始まり、弦からピアノへと柔らかに主題が渡されて、いよいよシフの独奏ピアノが満を持したようにパッセージを奏で始めていた。しばらく続いてから第一ヴァイオリンが第二主題を奏で始めると、直ぐに独奏ピアノがこれを引き継ぎ、再び快いパッセージが始まってコーダで提示部が結ばれていた。
     展開部では独奏ピアノが奏する新しい主題で始まり、これまでの流れが一変するが、余り発展せずに進んでいた。再現部は独奏ピアノが、最初に登場したときと同じように再現されており、第一主題も第二主題オーケストラとピアノの順に、再現されていた。カデンツアは新全集に載せられていたものを丁寧に弾いていた。



        第二楽章は、セレナーデ風な伸びやかなラルゲットの歌謡楽章で、オーケストラの序奏を持った二部形式か。始めにピッチカートに伴奏される第一ヴァイオリンが第一主題をゆっくりと美しく奏でてから、主部に入ってこれを独奏ピアノが変奏したり装飾を加えながらゆっくりと進行し、後半には新しいエピソードが登場して美しく変化を付けていた。この部分のオーケストラとシフの独奏ピアノのやり取りが実に美しく、聴く者を夢見心地にさせられる。これが再び独奏ピアノ部分から美しく再現されており、後半の最後にはカデンツアが用意され、シフは新全集のものを軽やかに弾き流していた。



         フィナーレはテンポ・ディ・メヌエットと書かれているが、この最初のメヌエット主題をロンド主題としたロンド形式であり、いろいろと変化があって素晴らしい楽章になっていた。オーケストラの軽快なメヌエット主題で始まり、続いてオーケストラでA-Bとメヌエットのように進んでから、独奏ピアノが変形を加えながら登場してa-bとひとしきり進み、独奏ピアノがロンド主題Aに戻って前半を終えていた。後半は新しいエピソードが二つも登場して、ピアノもオーケストラも交互に活躍し、結局は独奏ピアノが主導権を取った形で、最後に独奏ピアノでロンド主題Aに戻っていた。続くコーダにも工夫があり、おとなしいながらも素晴らしく、短いながら静かに終わる不思議な魅力を持ったフィナーレであった。

     この曲から第二楽章にファゴット2がオーボエとホルンの他に加えられていたが、このファゴット2の扱いは、演奏によっては必ずしも厳密に守られているわけでないので、注意が必要である。この曲の主題の明快さ、パッセージの華麗さには顕著なものがあり、シフは見事に意識的に華麗なパッセージを際立たせていた。モーツァルトが父宛の手紙で語った「初心者、聴衆を喜ばせる工夫」は明らかなようである。また、この曲は両端楽章が三拍子という例のない作品となっており、三部作がマンネリ化しないように、それぞれの変化や工夫が行われていた。



     続くヴェーグのセレナード・コンサートの第四曲目は、交響曲第25番ト短調K.183(173dB)であり、この曲は小ト短調交響曲とも呼ばれて、冒頭の第一主題の激しい短調のシンコペーションや旋回音形が特徴的であって、映画「アマデウス」のけたたましい勢いで始まる冒頭部分に用いられていて有名であった。この部分は、当時のウイーンの作曲家たちに流行していた「疾風怒濤」のスタイルを、モーツァルトが初めて取り入れたものとして注目されてきた曲であった。

 


            ヴェーグは指揮台にたち、曲がった腰を客席に向けて、冒頭から鋭い弦の響きを強調するように両腕で早いテンポで開始して威勢良く進めていた。繰り返すように進行してから、悲しげにゆっくりと長い旋律を歌わせるオーボエの首席は女流で、他の曲を含めて大活躍で、これがなかなか魅力的であった。これと対照的にスタッカートが強調された踊るようなリズムの第二主題が優雅に響いていた。提示部が繰り返されて、再び冒頭の激しい始まりは、少人数ながらも威勢良く響き、4本のホルンが吠えるように威力を発揮し、全体の響きを支えていた。展開部では冒頭の主題の音形とリズムが繰り返されオーボエの主題も現れて趣を変えていたが、再現部では再び冒頭主題が早いテンポで繰り返されてこの交響曲の異色的な存在を強く印象ずけていた。ヴェーグの演奏は、まだピリオド奏法の影響を受けない演奏であろうと思われるが、ホグウッドのCDなどと較べると、思ったほどテンポ感には差がないもののここではコントラバス2本の弦5部が厚くしっかりと聞こえ、この曲の特徴である激しさや力強さの点ではこれまで聴いた古楽器演奏よりも優っているように思われた。




             第二楽章はファゴットが珍しく弦5部と静かに対話しながらゆっくりしたテンポで進められるアンダンテ楽章。続いて唐突にオーボエと第一ヴァイオリンが軽やかにブッファ的なおどけた第二主題を弾き出す面白い展開があった。単純なソナタ形式で書かれており、短い展開部のあとに再び冒頭な優雅な対話が再現され、更にこれが入念に引き伸ばされていた。ヴェーグのテンポは第一楽章と比較いして意識的にテンポを落としており、笑顔を見せながら落ち着いて進めており、聴くものに実に優雅な安らぎの一時を与えてくれた。




             しかし続く第三楽章は、ユニゾンの響きで始まる堂々たる12小節の力強いメヌエットで、前楽章の優雅な響きを一瞬でかき消すように響いた。踊るような伸びやかなリズムで力強く響き、4本のホルンが高らかに鳴る堂々とした豊かな響きが特徴であった。この楽章のトリオは珍しく管楽器だけで演奏され2オーボエが誘導しながら2ファゴット、4ホルンの編成で、馴染み深い旋律を明るく輝くように堂々と合奏をし、ここでは2オーボエが存在感を示しながら、再びメヌエットに移行していた。




            フイナーレはソナタ形式のト短調の急速なアレグロであり、メヌエット主題と類似した第一主題において弦のトレモロやシンコペーション動機などが現れて颯爽と始まった。これは当時流行していた第一楽章と似たスタイルで、全楽器が参加して疾風怒濤的な勢いでうねるように進行していた。続く第二主題も似たように威勢が良く、全力疾走して一気に高揚を見せ、提示部を終えて繰り返しに入り、展開部・再現部へとうねるように一気に進行して、いつの間にか静かにこの楽章を終息させていた。







            ヴェーグの疾風怒濤のようなこの曲を聴いて、私は映画「アマデウス」の冒頭部分をDVDで再現してみたが、この曲はこの映画の標題部分の伴奏音楽と、映画が始まって直ぐのサリエリの部屋のドアを開けた瞬間に鳴り響く弦楽器の鋭い叫びのような衝撃的な音と、二種類あることに気がついた。勿論、凄い弦楽器の音は、後者の本番の音であるが、譜面を見ると何と提示部の繰り返しを超えてさらに12小節まで続いており、予想を超える引用の長さであった。マリナーのこの演奏は実に凄いものがあるが、ヴェーグの演奏も同じヘッドフォンで比較して聴いてみると、この演奏も勢いはあるもののまだ穏やかな方であるという印象であった。しかし、ヴェーグのこの演奏は、ベーム以来の当時のザルツブルグの演奏がそのまま残されていたと考えられ、落ち着いたテンポで、全楽章ともしっかりと演奏されており、全体のオーケストラの響きも末広がりであり、堂々とした立派な演奏であると感じた。

    今回聴いたヴェーグのザルツブルグ音楽祭90'のセレナード・コンサートは、カッサシオンが1曲、ピアノ協奏曲が2曲、交響曲が1曲と、モーツアルトのザルツブルグ時代を彷彿とさせる曲が並んでおり、今考えると、実に豪華なプログラムであった。演奏もモーツアルテウムのカメラータ・アカデミカの演奏で、まだ古き良き時代のザルツブルグの香りがするような演奏で、実に品が良く、弦楽器もピラミッド型に良く揃い、オーボエが全般的に活躍し、最後の交響曲では4つのホルンが轟くように威勢良くなり響いていた。これは今日では望んでも聴くことの出来ない、当時の貴重な記録が映像で残されていたと思われる。

(以上)(2013/07/13)


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