モーツァルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成24年11月号−−


(ミンシュ指揮ボストン交響楽団の交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」と交響曲第38番ニ長調「プラハ」」、/エッシャー指揮カスイス・イタリア放送交響楽団とミカエル・ルディのによるピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467および演奏会用ロンドニ長調K.382、/ジェームズ・レヴァイン指揮、ジャン=ピエール・ポネル演出とウイーンフイルによる「皇帝テイトの慈悲」.K.621、)

(先月の月報は  「こちら」 )


私の最新入手ソフト情報−平成24年11月号−

(ミンシュ指揮ボストン交響楽団の交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」と交響曲第38番ニ長調「プラハ」」、/エッシャー指揮カスイス・イタリア放送交響楽団とミカエル・ルディのによるピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467および演奏会用ロンドニ長調K.382、/ジェームズ・レヴァイン指揮、ジャン=ピエール・ポネル演出とウイーンフイルによる「皇帝テイトの慈悲」.K.621、)

12-11-0、平成24年11月初めの近況報告、

1)、クラシカ・ジャパンのハイビジョン放送が凄い−NHKとの差が拡大した−
2)、遂にレーザーデイスク・プレイヤーが故障した−修理不能のピンチである−
3)、グレン・グールドのソフトが全開!−新譜が少ないので目立っている−
4)、立山高原・黒部渓谷の秋を楽しんできました−大学時代同期の旅行会写真集−
5)、2012年11月号の放送・番組予定、
6)、2012年11月号のソフト紹介予定、

(最新DVD紹介:ミンシュの「リンツ」K.425と「プラハ」交響曲K.504など) 
   12-11-1、シャルル・ミンシュ指揮ボストン交響楽団による交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」(1958)と交響曲第38番ニ長調「プラハ」(1959)、
サンダース劇場、ハーヴァード大学、
(1912/03/05新宿タワーレコード、ICA-Classics、DVD-ICAD 5057)

(最新DVD紹介;スイス・イタリア放送交響楽団の協奏曲シリーズK.467&K.382)
12-11-2、クリストフ・エッシャー指揮カスイス・イタリア放送交響楽団とミカエル・ルディのピアノによるピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467および演奏会用ロンドニ長調K.382、
1986年スイス、ルガーノ、SSR/RSLにて収録、
(1911/12/12新宿タワーレコード、Great Concertos、10DVDSet、RTSI/SWISS-TV、)

(懐かしいLDより;レヴァイン・ポネルによる「テイト帝の慈悲」K.621)
12-11-3、ジェームズ・レヴァイン指揮、ジャン=ピエール・ポネル演出とウイーンフイルによる「皇帝テイトの慈悲」.K.621、
映像ローマ(1980)、音声ウイーン(1980)、
(配役)テイト;エリック・タデイ、セスト;タチアーナ・トロヤノス、ヴィテッリア;キャロル・ネブレット、アンニオ;アン・ハウエルズ、セルヴィリア;キャサリン・マルフィターノ、プブリオ;クルド・リドル、
(1985年5月、グラモフォンLD、WOOZ-24024〜5)

(懐かしいS-VHSより;バレンボイムとアシュケナージの競演:レハーサルとステージ)
 12-11-4、バレンボイムとアシュケナージとイギリス室内管弦楽団による2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365(316a)−ダブル・コンチェルトのレハーサルとステージ−、1966、フェア・フィールド・ホール、イギリス、
(1998/02/18、クラシカジャパンによる放送をS-VHS-270.3に収録)


12-11-0、平成24年11月初めの近況報告、

臨時国会がやっと幕を開け、衆院本会議では首相の所信表明演説が終わったようだが、野党多数の参院での演説は拒まれて、さらに代表質問も開かない模様で、臨時国会は速くも「コップの嵐」の様相となっている。どうして日本の国会は、建て前の理屈ばかりの国民不在で、本質的な議論が出来ないのか情けなくなってしまう。石原知事の突然の引退と国政復帰声明があって、知事選挙の日程は12月16日(日)に確定した様だが、「近いうちに」で始まった衆院の解散時期の問題は、年内解散の絶好の日を知事選挙に取られてしまい、さらに選挙対策のため予算編成に取り組みたいようなので、どうなるか見通しが立っていない。安倍総裁が国会には審議に応ずるとされているうちに、衆院の定数是正問題、特別公債法案の問題、国民会議などの案件との国会審議・採決と引き替えに、速く解散総選挙日程を打ち出してもらわなければ、国民のいらいらがますます増加し、領土問題が経済問題にも波及しかねない国民不在の国会に、選挙で厳しい評価が下されそうである。     (2012/10/31記)


1)、クラシカ・ジャパンのハイビジョン放送が凄い−NHKとの差が拡大した−

かねてお知らせしていたように、スカイ・パーフェクトTVがこの10月よりハイビジョン放送を開始し、10年来契約していたクラシカ・ジャパンも同時にハイビジョン放送化して、素晴らしい映像が見られるようになり、良い曲は録画もして一層楽しめるようになった。また、最近のNHKのクラシック部門の番組の減少化から、これからはクラシカ・ジャパンの方が遙かに楽しめる放送が多くなったと感じている。スカパーのHVを楽しむためには、新規に専用のデジタル・チューナーを購入し、テレビがハイビジョン化されチューナーとHDMI接続出来る必要があり、それに接続できるスカパー・対応のレコーダーが必要であるが、私の場合を例に、簡単にまとめておこう。

私の場合は6月号に紹介の通り、新規のデジタル・チューナーをスカパーのキャンペーンに便乗して、無償で入手(PanasonicTZ-HR400P、通常販売価格17,800円)したので、かなり前から準備が出来ていた。4年前に購入した現行のBDレコーダーでは、LAN端子接続をしても機能せず、録画の際に使い勝手が悪いので、検討の結果、スカパー!HD対応の1TBのHDDを内蔵するBDレコーダー(Panasonic-DMR=BZT820) を奮発して購入し体制を整えた。この新録画システムは、チューナーとHVテレビ、レコーダーとHVテレビがHDMI接続され、チューナーとレコーダーはLAN接続という画期的なもので、三機種が一体的に稼働するものである。この体制にすれば、スカパーは契約した放送の全てを見て録画でき、NHKの地上波放送とBS放送の全てを見て録画できる。 録画を始めた頃と較べれば、まさに夢のような性能を持ったシステムであるが、お皿(デイスク)の時代からHDDの時代への移行を目指した新システムである。

10月に放送開始されて、いろいろ録画を行って画質を確かめているが、Ch.636になると全ての番組が横長の1080iの画面になり、画像さえ新しければ十分にハイビジョンの画面になっているようであり、古いものは駄目だと諦めて考えれば、画質に余り目くじらを立てなくとも、良いようになってきた。テスト録画として既にアップ済みのムターのヴァイオリン協奏曲集やモーツァルトのブッフビンダーのピアノ協奏曲集6曲などをHDDに収めているが、前者はHV画面、後者は従来画面で、ブッフビンダーの最新のベートーヴェンのピアノ協奏曲はHV画面と、明らかにハイビジョン化の効果が現れていたので、全ての映像について同じ値段で、グレードアップした画面で見られると考えて差し支えない。

これまでNHKの画面と比較して、問題だと気がついていることを申し上げると、クラシカ・ジャパンの全ての画像が、音声の区分(モノラル、ステレオ、5.1Chなど)や画質の区分がデータやマークなどでプログラムなどに示されていないのが不便である。また、非常に無駄に思っていることは、HV規格のDRモードでしか放送を録画出来ないので、何とかならないかと思っている。白黒画面など古いものは標準モードで十分であるのに、DRモードにならざるをえないのは、いくらUSBハードデイスクの時代であると言っても、日本人的なセンスでは無駄に過ぎ、いかがなものかと思っている。


2)、遂にレーザーデイスク・プレイヤーが故障した−修理不能のピンチである−

私の100種類を超えるレーザーデイスク(以下LDと略称)のコレクションを再生してくれたLDプレイヤーが遂に故障してしまった。故障したら終わりだと大事に使ってきたつもりであるが、つい早送りなどをして無理が重なったのか、針飛びが続くようになり、上手く再生が出来なくなってしまった。さあ大変。9月のプリッチャード指揮の「イドメネオ」の映像写真を撮影中の出来事である。そのため(12-9-3)とされたファイルは写真撮影を中断しアップロードせざるを得なくなった。真に申し訳ない限りであるが、ご容赦頂きたい。

           どうしたら良いか、フェラインの仲間と相談したら、電気製品のアフターサービスが良いと評判のケーズデンキに電話で相談すれば良いと聞き、早速試みたが、他の店で購入したものでも一流メーカーの製品なら受け付けてくれるという。私のLDプレイヤはパイオニアのCLD-770と言う製品で、1988年12月24日に購入しており、2012年9月28日までは動作したことになるので、約24年間使ったことになる。修理依頼のためお店に持ち込んだら、今は部品の保存期間が8年とされているので、パイオニア関係者に依頼してみるが、部品がないと断られることがあると脅された。修理できなければコレクションが無駄になるので、神頼みのつもりでお願いした。

           しかし、5日後に修理工場から部品がないので修理できず、そのまま返送するとの冷たい返事であった。修理できないと言うことであれば、中古品でも良いからプレイヤーを購入するか、LDを諦めるかの方法しかない。調べてみると未アップのLDソフトは、オペラでは11月号に予定していた「テイト」のレヴァイン・ポネルによるものやエストマンのものがあり、「ミトリダーテ」ではグシュルバウアーとアーノンクールのものなどが未アップであった。LDの半分以上は他の作曲家のものであるが、最悪の場合は捨てざるを得ないと考えている。プレイヤーの入手は、例えばヤフーの掲示板にでも5万円くらいで「譲ってくれる方」を募集することなどしか思いつかないが、フェラインの仲間に相談して良い方法を見つけたいと思う。どなたか使っていない方で、譲って下さるような方はおられませんか?。

3)、グレン・グールドのソフトが全開!−新譜が少ないので目立っている−

グレン・グールド(1932〜82)のCDや映像が、生誕80年・没後30年アニヴァーサリー・リリースと称してもの凄く出回っているが、最近は話題の多い新譜が次第に限られてきたので、店頭ではもの凄く目立っている。彼の隠された映像がDVDで大量に発売されていたが、私はクラシカ・ジャパンが9月号で大特集をやってくれたので、ほぼ収録してしまったと思っている。「アルケミスト(全4話)」、「プレイズ・バッハ(全3話)」などはバッハや彼が好きな人は必見であろうし、「ロシアの旅」は収録してあったが、「ヒアアフター」も面白かった。宮沢さんの集大成とも言える「日本の受容史」が、良く分かる話であった。

          宮沢さんの言うグールドを特徴ずけるABC論はとても面白かった。 AはActor俳優であり、彼は嬉々として演奏しており、個性的な弾き方をし、ジェスチャーが多く、彼は映画に出て、俳優になったようだと喜んでいる手紙が残されている。BはBachであり、ゴールドベルク変奏曲(1955)でデビューし、2度目のこの曲の再録(1981)で、全く違う解釈をして1年後に亡くなったという。そしてそれがDVDに残されている。CはComposer作曲家でありClitics批評家であるという。彼は作曲家志望であったし、楽譜を全く自由に解釈しているし、彼の作品の批評は彼の演奏を聴けば分かるとし、例に、ベートーヴェンの熱情ソナタを挙げていた。彼のモーツァルトのソナタも、からかっているような面がある。彼の映像を見ると、これらのことが類推できるという。

一方、ソニーとタワー・レコードが9月から来年1月まで行っている大キャンペーンは、レコード店のコーナーを賑わしているが、兎に角、種類が多いので、驚かされる。従来のものをまとめてセットになっていたり、再編集されたものも多く、値段も手頃になっているようである。発売当初高いと思ったが、3000円/枚で買った平均律、イギリス・フランス組曲、パルテイータなどが揃って、SACDで究極のオリジナル・サウンドと称して売り出されている。発売当初のオリジナルはモノラルが多かったので、どうしてこれがSACDになって究極のサウンドになるのか良く分からないが、ブームとなれば凄いものであると思った。

亡くなってからこれだけ騒がれるピアニストや演奏家はめずらしいと思われるが、彼は演奏会ピアニストを辞めてからは殆どスタジオに入り浸りになって、ピアノの録音を残し、良いテイクを残そうとしたようであるので、そのスタジオにあったものが彼の死後、どんどん出てくるのであろう。しかし、彼の「ゴールドベルク変奏曲」の二度目の録音の冒頭のアリアの澄んだピアノの素晴らしさは、何度聴いても頭の下がる思いがする。


4)、立山高原・黒部渓谷の秋を楽しんできました−大学時代同期の旅行会−

2012年10月2日(火)から2泊3日で、北大土木の33年組の同期の仲間で、2年振りの旅行会が開かれたので、参加してきた。卒業生33人のうち、今回の出席者はわずか11名であり、二人の奥さんの参加を加えて、総人数13名であり、過去の旅行会の中では、真に残念ながら、最低の参加者数であった。
         東京から新幹線・北陸線経由で富山駅に到着したもの5名、名古屋から直行したもの1名で富山駅の北口に集合し、大型バスはまず富山空港に向かった。懐かしい富山市街を通り抜けて、既に北海道から到着している5名と奥さんを含む7名とが、富山空港で合流し、まずは市内の「ますのすし本舗、源本店」で富山名物の昼食となった。








           2泊3日の行程は、今日はまず、これから黒部渓谷のトロッコ電車に乗って宇奈月のニューオータニホテルで宿泊する。明日の3日(水)の行程は、念願のバス・ケーブル・ロープウエイなどを乗り継いで立山黒部ラインを通過して黒部ダムを展望することにあり、夜は大町温泉の黒部ビューホテルに宿泊し、明後日の4日(木)の行程は、安曇野の「わさび庭園」に立ち寄ってから松本城脇の第一会館で昼食会を行って、松本空港・JR松本駅で解散という豪華日程となっていた。











久しぶりで行った黒部渓谷や立山高原や黒四ダムで、天気に恵まれ写真を撮ってきたので、何枚かを掲載しておきたいと思う。最初の二葉は黒部渓谷であり、宇奈月ダムが完成後初めてトロッコ電車に乗ったので、ダムの写真を撮ってきた。次の二葉は立山高原の室堂の風景であり、雄山とみくりが池で、池には万年雪が残されていた。次の二葉は黒部平からの黒部湖の遠望と周囲の紅葉の模様である。黒部湖の四葉は、水位が低下して観光船に乗ることが出来なかったが、観光放水をしていたので迫力があった。最後の二葉は帰りの途中で立ち寄った安曇野のわさび農場の様子である。











5)、2012年11月号の放送・番組予定、

NHKの放送では、教育テレビでの毎週日曜日21:00〜21:57の4月から始まった「ららら♪クラシック」という新しい番組で、作曲家の加羽沢美濃と作家の石田衣良により、毎週テーマを変えてクラシックの対話形式による音楽放送が行われるようになった。11月の4回のうち、11月4日の番組は「モーツァルト、再起をかけたレクイエム」がテーマのようであり、既に収録済みのアバドのルツェルン音楽祭での演奏が取り上げられる。つい最近フェラインの講師をなさった慶応大学の西川尚生先生が解説をなさると聞いているので、教会音楽家としてのポスト狙いなど、新しい情報が加わるかもしれない。N響の番組から脱したのは初めての試みか、最も新しいレクイエムの演奏であり、期待している。また、11月18日には、辻井伸行君が「明日への旋律」と題して、生出演されるようなので面白そうである。
            BSプレミアムのプレミアムシアターは毎週日曜日24:00〜4:00の予定であり、11月はオペラとコンサートがあるが、モーツァルトはない。11日(日)にバーデン・バーデン歌劇場の「愛の妙薬」があるが、歌手がビリャソン、ミア・パーソン、ダルカンジェロと揃っているので収録しておきたい。
            特選オーケストラ・ライブは毎週日曜日6:00〜7:55の予定とされているが、11月18日にプレヴィンの交響曲第1番、第41番を振ったN響定期1735回が放送される。また18日には、小菅優が名古屋フイルと「戴冠式」協奏曲を弾く予定になっている。彼女は現在後期のピアノ協奏曲の連続演奏会をやって乗っているので、期待できる。

              一方のクラシカジャパンでは、10月から開始されたハイビジョン対応チャネルがCH636と新しくなり、待望のHV放送が開始されるようになって、非常に充実感が出てきた。見るためには、チューナーをHV用に新しくし、契約変更をしなければならない。私は録画専門なのであるが、いろいろと検討の結果、新チューナーの他に、スカパーHD対応型の新しいBDレコーダーとUSBハードデイスクを購入して、新しいHV用の録画システムに変更し、HDD録画の時代に対応しようとしている。
          11月号では、特集は「世界三大オーケストラ」としてウイーンフイル・ベルリンフイル・アムスコンセルトヘボウの3大オーケストラの最新ライブが放送され、この特集は三ヶ月続くと明記されている。また、ブッフビンダーのピアノでベートーヴェンのピアノ協奏曲全集がウイーン楽友協会ホールの演奏は、ハイビジョンになっており、モーツアルトの弾き振りよりも一段と優れた映像になっていた。
           カラヤンの映像シリーズが「HDで甦るマエストロ」として早くもPRされているが、ベームの「交響曲シリーズ」も同様に準備されているようである。果たしてどれだけの効果があるのだろうか。フルトヴェングラーの「ドン」のHV化(11-2-21)(11-2-22)ならば、古いLDの映像が歪みが多く繰り返し見るのが苦痛だったので画期的な効果があったが、カラヤンやベームの映像では古い映像でも良く映っていたので、代わり映えがしないのではと思われる。

             レコード芸術11月号では、特集は「ヴァイオリニスト名演奏家ランキング&名盤選」というシリーズが始まっている。ヴァイオリニスト編とされているので、今後、ピアニスト編なども出ることになるであろう。
             モーツァルト関係のDVDなどの新しい映像関係新譜情報は、ここ1年余り連続して新譜としては見当たらなかった。ただし、海外版レビューという欄のオペラでは、CDのようであるがヤーコプスの「偽りの女庭師」が紹介されていた。彼はライブ派なので必ずDVDかBDになるものと期待できる。また、これまで録音がなかったオーストラリア・オペラの「ドン・ジョヴァンニ」がBDで出たと言う紹介があった。

             毎月1回は、新宿タワーレコード、銀座ヤマハ、山野楽器店で新着DVDをチェックしているが、10月はそれぞれ一回しかチェックに出かけなかったが、今回も残念ながら、新しい新譜には輸入盤を含めてお目に掛からなかった。しかし、古いDVDであるが、グルダとチック・コリアの「ミーテイング」(1982)があったので購入してきたが、それにはジャズに混じって、ピアノソナタハ長調K.330が弾かれていた。


6)、2012年11月号のソフト紹介予定、

11月号のソフト紹介は、ここ数ヶ月定着してきた、交響曲2曲、協奏曲2曲とオペラ1本という構成にしたい。交響曲については、偉大なマエストロたちの名演奏が続いているが、今月号は初めにフランスのシャルル・ミュンシュ(1891〜1968)指揮による交響曲第36番ハ長調「リンツ」K.425(1958)と交響曲第38番ニ長調「プラハ」(1959)であり、ボストン交響楽団による古いテレビ放送シリーズの一環の映像である。このDVDには他にヘンデルの「水上の音楽」が収録されているが、3曲ともハーヴァード大学のサンダース劇場という会場で収録されている。しかし、それぞれ収録日が全て異なっており、別々のコンサートとして演奏されたものを編集したようである。ミュンシュはクーセヴィッキーの後任としてボストン交響楽団の常任指揮者として1949年に就任して以来1962年までを務め、この間にこのオーケストラの新たな隆盛期を迎えたとされている。小澤征爾は1973年から2003年までこの交響楽団の音楽監督を務めていた。

協奏曲については、スイス・イタリア語放送交響楽団の10DVDセットの中に含まれていたもので、クリストフ・エッシャー指揮によるコンサートから、ミカエル・ルディのピアノによるピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467および演奏会用ロンドニ長調K.382をお送りする。このコンサートは、1986年スイス、ルガーノで収録されたもので、最初には「皇帝テイトの慈悲」序曲と、最後にはシューベルトの交響曲第3番ニ長調D.200が演奏されていた。
ミハイル・ルディは1953年旧ソヴィエト生まれのピアニストであり、1975年にロン=テイボー国際コンクールに優勝した経歴を持ち、1977年にパリに移住して以来、フランスを中心にして活躍している方のようである。今回のコンサートのメインは、勿論、ピアノ協奏曲第21番であるが、続いて弾かれたコンチェルト・ロンドはなかなか演奏機会に恵まれない曲であり、このHPでは2曲目でモダンピアノでは初めてであるので、速くアップしたいと考えてきた。この人のピアノの音はくっきりと目立つタイプなので、両曲とも相性が良いと思われた。

11月号の第三曲目は、初期のレーザーデイスクではかなり話題を呼んだレヴァイン・ポネルによる「皇帝テイトの慈悲」であるが、その話題とはこのオペラの最初の映像で注目されたことと、演奏の録音はウイーンで行い、映像は演出家のポネルがローマの遺跡を利用して、映画風に現地で撮影した映像であったからである。この映像は、私にはこのオペラを映像で見る最初の機会を与えてくれたLDで、強く印象に残っている。それはこの映像は、舞台ではなく映画方式であったが、古代ローマの遺跡を背景にしたイメージし易い映像であり、女性歌手陣も良く区別がついて、今は亡きトロヤノスがセストを演じているなど、やはりオペラはCDを脱して映像や舞台でなければ、基本的なところが理解できないと感じさせたものであった。
このオペラは、これまでにアップロードしてきた三作品が、いずれも現代風な演出であり、登場人物たちの人間関係を描き出すことに焦点を当てたものになっているが、今回久しぶりで改めてこの映像を見て、どう言う印象を持つか楽しみにしている。

(以上)(2012/10/30)


目次5にもどる 目次4にもどる
目次3にもどる 目次2にもどる
目次1にもどる 私の新ホームページへ


名称未設定