モーツアルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成24年2月号−−


(モスコウ・ヴィルテイオージ室内楽団によるオーボエ協奏曲ハ長調K.314(285d)、交響曲第24番変ロ長調K.182(173dB)ほか/ユロウスキ指揮、ケント演出、2010グラインドボーン音楽祭における「ドン・ジョヴァンニ」K.527、/ベーア指揮、ケントリッジ演出、ミラノ・スカラ座公演の「魔笛」K.620、/コープマン指揮、アムス・バロック・オーケストラ、1、交響曲イ長調(第14番)K.114、2、変ホ長調(第19番)K.132、3、ト長調(第17番)K.129、4、ヘ長調(第18番)K.130、)

(先月の月報は  「こちら」 )


私の最新入手ソフト情報−平成24年2月号−

(モスコウ・ヴィルテイオージ室内楽団によるオーボエ協奏曲ハ長調K.314(285d)、交響曲第24番変ロ長調K.182(173dB)ほか/ユロウスキ指揮、ケント演出、2010グラインドボーン音楽祭における「ドン・ジョヴァンニ」K.527、/ベーア指揮、ケントリッジ演出、ミラノ・スカラ座公演の「魔笛」K.620、/コープマン指揮、アムス・バロック・オーケストラ、1、交響曲イ長調(第14番)K.114、2、変ホ長調(第19番)K.132、3、ト長調(第17番)K.129、4、ヘ長調(第18番)K.130、)

12-2-0、平成24年2月初めの近況報告、

1)、ミラノ・スカラ座の最新の「ドン・ジョヴァンニ」と「魔笛」、
2)、「コシ・ファン・トウッテ」の総括を「季刊」80号に投稿した、
3)、ベルリン・ライプチヒ旅行(4月1日〜10日)と2012ロヴェレート音楽祭旅行(9月)、
4)、ゴルフクラブの更新−ドライバーとスプーンの更新−
5)、2012年2月号の放送・番組予定、
6)、2012年2月号のソフト紹介予定、

(最新購入のDVD;モスコウ・ヴィルテイオージによるアンサンブル)
 12-2-1、モスコウ・ヴィルテイオージ室内楽団によるオーボエ協奏曲ハ長調K.314(285d)、交響曲第24番変ロ長調K.182(173dB)、デイヴェルテイメント変ロ長調K.137(125b)、
(演奏者)指揮者;Vladimir Spivakov、オーボエ;Aleexey Utkin、1991年、Jose Maria Rodero市民劇場収録ライブ、スペイン、
(2011年10月28日、新宿タワーレコード、Imperial DVD Classic SOPI-YSD-D1025)

(最新購入のDVD;2010グラインドボーン歌劇場の「ドン・ジョヴァンニ」)
12-2-2、ウラデミール・ユロウスキ指揮、エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団、ジョナサン・ケント演出、2010グラインドボーン音楽祭における「ドン・ジョヴァンニ」K.527、2010年、
(配役)ドン・ジョヴァンニ;ジェラルド・フインレイ、騎士長;ブリンドレイ・シェラット、ドンナ・アンナ;アンナ・サムイル、ドンナ・エルヴィーラ;ケート・ロイヤル、オッターヴィオ;ウイリアム・バーデン、レポレルロ;ルカ・ピサローニ、ツエルリーナ;アンナ・ヴィロブランスキイ、マゼット;ガイド・ロコンソロ、
(2011年6月11日、銀座山野楽器店、EMI Classics イギリス輸入盤)

(最新BD収録オペラ;ミラノ・スカラ座の最新の「魔笛」)
12-2-3、ローランド・ベーア指揮、ウイリアム・ケントリッジ演出、ミラノ・スカラ座公演の「魔笛」K.620、スカラ座O&CHO、22011年3月公演、
(配役)ザラストロ;ギュンター・グロイスベック、タミーノ:サイミール・ピルグ、弁者;デトレフ・ロート、夜の女王;アリビナ・シャギムラトワ、パミーナ;ケニア・キューマイア、パパゲーナ;アイリッシュ・タイナン、パパゲーノ;アレックス・エスポジト、
(2011年12月31日、NHKBS103のHV/5.1CH放送をBD-047に収録、)

(懐かしいS-VHSを見る;コープマン交響曲連続演奏会、第六集、4曲)
12-2-4、トン・コープマン指揮、アムステルダム・バロック・オーケストラ、
(曲目)1、交響曲イ長調(第14番)K.114、2、変ホ長調(第19番)K.132、3、ト長調(第17番)K.129、4、ヘ長調(第18番)K.130、
第六回連続演奏会、1991年6月5日、東京芸術劇場大ホール、日本公演、NHK、
(1993年02月14日、NHKによる放送をS-VHSテープに3倍速で収録)



12-2-0、平成24年(2012年)2月初めの近況報告、

       早いもので1月も終わりにきているが、毎日、寒い、寒いの連続で、温暖化が怖いなどと心配していたことが嘘のように思えてくる。地球の営みは計り知れないほど大きく、地震だ、津波だ、台風だ、寒波だと言って、絶えず、もはや地球にとって有害になってきたちっぽけな人間どもを懲らしめている。この続く寒波が、被災地など苦しむ人々を、これ以上苦しめないように願うばかりである。
        新しい年が始まり、内閣が改造され、野田内閣も懸案の今すぐにでも決めて実行しなければならない問題の数々を絞って、所信表明を行い、いよいよ国会審議が始まった。不信任決議された大臣を辞めさせ、過去に自民党が表明した政策を取り入れ、低姿勢で出直した内閣であるにも拘わらず、どうも野党各党は非常に冷ややかである。国会論戦が始まったばかりであるが、野党は党利党略的な批判政党になりはてて、今国民のために必要な大局からの政策審議はどこへやらの様子である。
        今、解散・総選挙をする時ではない。反対ばかりの空理空論をしている時間はない。将来のために必要なことを、一つ一つ、決断し力強く踏み出すことが必要なのだ。そうしなければ、今必要な震災の復興も、景気の回復も、財政再建も、雇用の確保などの必要な施策も進まなくなってしまう。国会審議を聞きながら、始まったばかりなのに、政治をしている人々の建前だけの議論を聞いて、空しい思いをしているのは、私だけだろうか。情けない世の中になったものである。


1)、ミラノ・スカラ座の最新の「ドン・ジョヴァンニ」と「魔笛」、

2011年の年末はNHKのスカラ座のHV特集で、有り難いことに最新の「ドン・ジョヴァンニ」と「魔笛」を見聞きすることが出来た。早速収録してBRデイスクに収めているが、ハイビジョンの5.1CHの素晴らしい録画が出来、今でも見直しているS-VHSと較べて、画面や音声の美しさが何と向上したかに思いを致し、その内容の方も負けずにレベルアップして欲しいと思っている。今回の二つのオペラは、最近、語られる目をつぶりたくなるような演出の場面がなく、さすが保守的なスカラ座だと私なりに安心して見届け、早速、「ドン・ジョヴァンニ」については直ちにアップロード(12-1-3)したので、ご覧いただきたい。





         しかし、レコード芸術の2012年1月号の「海外楽信」を見ると、バレンボイムと相性の悪い現地の評者が、スカラ座の初日なのに、演奏も新演出も深刻な不出来だと報じていた。特にラーセンのスカラ座の緞帳をプリントしたパネルがいろいろと出てくる新演出を、この人は劇の物語と結びついていないと酷評していたが、最近のこのオペラをどれだけ見ている人なのであろうか。裸姿が出てきたり、セックスシーンが出てきたり、目をつぶりたくなる演出が多い中で、この演出のように邪魔にならない、余分なものがない演出は、それなりに音楽に集中できて意味があると思った。私はマッテイやターフェルの久しぶりの歌を楽しみ、ネトレプコやフリットーリが評価の高い理由を、このオペラの中で気付かせてくれたように思った。

続く「魔笛」は、パミーナのキュウマイヤーしか知らない布陣でもあり、スカラ座のドイツ語オペラなんてと軽く見ていたが、初めての指揮者ローランド・ベーアの音楽が良く、また大きい舞台一杯に広がるコンピュータ・グラフィックスCGにより、「魔笛」のおとぎ話の国に一気に連れて行かれ、どこにも見かけそうなタミーノやパパゲーノが元気よく歌ったオペラを見て、久しぶりに後味の良いオペラを見たという感じがした。

このCGは、2006年のザルツブルグ音楽祭の「後宮」で初めて目にしたが、今回のスカラ座の「ドン・ジョヴァンニ」でも部分的に使われており、この「魔笛」の成功により、これから流行しそうな演出の手段であると感じた。過去には、スライドを使って巨大な石像を描いた例などがあったが、CGは舞台全体をカバーしており、単に背景画ばかりでなく動画としても使えるようであって、使い方によってはいろいろな工夫が出来ると思われ、今後の動きを注目して行きたいと思う。


2)、「コシ・ファン・トウッテ」の総括を「季刊」80号に投稿しました、

         オペラ「コシ・ファン・トウッテ」の全映像20組をこのHPにアップしてきたが、多種多様な20組の映像の私なりの総括を行い、このたび季刊「モーツァルテイアン」80号に投稿したので、ご覧いただきたいと思う。「フィガロの結婚」全25組の総括は、季刊75号であったので、約1年ぶりであり、気ままな作業であるので随分時間を費やしている。「フィガロの結婚」の作業で気がついたのであるが、モーツァルトのオペラ映像のまとめは、1980年代以前、1990年代、2000年代の三段階に分けて考えると整理しやすいことが分かった。1980年代は伝統的なスタイルの映像が完成した時代である。1900年代は1991年の没後200年のモーツァルト・イヤー、2000年代は2006年の没後250年のモーツァルト・イヤーが重なり、各劇場で上演されたライブ映像が中心になっている。思うにそれがモーツァルトのどのオペラでも共通のベースになっており、他の作曲家と違うところであろうか。引き続き、現在、「ドン・ジョヴァンニ」と「魔笛」を作業中であるが、今のところ「ドン・ジョヴァンニ」については28組となっており、「魔笛」については25組になる予定で、新しい映像が追加されるのでどこで線を引くか苦労している。

          昨年思わぬ入院をして暇が出来、ゆっくりベッドの上で考えたことは、HPを「新規ソフト優先」でもっと楽しみながらやることであった。昨年末にスカラ座の「ドン・ジョヴァンニ」と「魔笛」を収録して、早速、アップロード作業を進行中であるが、新規ソフトの紹介は、何回見ても気がつくことが多く、美しい画面の決定的な場面の写真を加えることは、実に楽しい作業であった。私の現在のこのHPへの夢は「新しいソフト紹介だけ行うこと」なのであるが、そのためにはこれまで集積した膨大なソフトを早くアップロードしなければならない。従って、当面の間は、「早めに古いオペラを片づけて、将来のHPの見通しをつけること」に集中せざるを得ない。今思うことは、このHPをオペラだけのものにしておけば良かったと考えるのであるが、後期高齢者になって、入院をしたり老いを自覚するようになり、いつお迎えが来ても良い年齢になって、「少なくともオペラだけは完成させておきたい」という目標に変わりつつある。元気で目標に向かってがんばれる自分の環境にいつも感謝するばかりである。


3)、ベルリン・ライプチヒ旅行(4月1日〜10日)と2012ロヴェレート音楽祭旅行(9月)、

昨年は大地震があったり病気入院をしたりして、結果的に海外旅行を中止せざるを得なかったが、今年は有り難いことに、4月上旬の「ベルリン・ライプチヒ旅行」と9月中旬に久しぶりで「ロヴェレート音楽祭旅行」が既に確定し、準備が始まっており楽しみにしている。今年は待望の海外旅行が重なる楽しい年になりそうだ。

  第一の「ベルリン・ライプチヒ旅行」は、「2010年のケーテンのバッハ音楽祭」の仲間3人の手作りの旅行に賛同して加えていただいたもので、その主目的は「2012年の聖金曜日(4月6日)にトーマス教会でマタイ受難曲を聴くこと」にあり、その前後にベルリン・ライプチヒの美術館・博物館・教会巡りを行って知見を高め、夜は可能な限りのオペラや教会音楽・コンサートに参加することにあり、まさに手作りの綿密な企画に基ずく旅行である。
ベルリンではベルガモン、ボーデ博物館のほか、ユダヤ迫害史の一端の史跡などを見学し、ポツダムのサンスーシー宮殿も訪問する。音楽はドイツOPベルリンの「魔笛」とコミッシェOPベルリンの「ホフマン物語」がチケット入手済みである。一方、ライプチヒでは4月5日、6日のマタイのほか、まだ訪れていない名所旧跡と、近郊のヴェヒマール、ヴァイセンフェルス、メルゼブルクなどを訪れる予定である。

第二の「2012年ロヴェレート音楽祭」は、別添の通り、9月13日から16日まで開催されるが、フェラインによるツアーを検討している。ツアーには、ご一緒に行動し、15日17:00からピアノ・リサイタルを行うフェライン顧問の久元祐子先生が同行なさる素晴らしいツアーになりそうで、帰路にはヴェニスのフェニーチェ劇場で「リゴレット」を見られるような計画を立案しつつある。先生を含めて多忙な人が多いので、最短6泊8日間で40〜50万円くらいのツアーになりそうであり、2月18日のフェライン例会で、参加者などが決まるものと考えている。


4)新しいクラブを試打する−ニュー・ゼキシオ・セブンへの更新−

  最近は、常日頃、歳のせいで飛距離が出なくなったことを嘆くことが多い。行きつけのゴルフの練習場でゴルフクラブのニュー・モデルの試打会があり、好きなクラブを自由に選んで試打できる企画があったので、「ものは試し」とばかり何気なく参加してみた。新しいクラブは格好が良く、同じクラブでもロフト角とかシャフト・ヴァリエーションとか言って好みのものに選択が可能であり、話を聞くと試してみたくなるものである。これまでがダンロップのマックスフライを使っていたので、クラブ仕様の表示が同じゼキシオ・セブンに目標を絞り、いろいろとクラブを選んで試打してみた。

今使っているものと重さやシャフトの柔らかさなどが似ているものを選んで試してみたが、矢張り新しいクラブの方が真心に当たったときには、音と手応えが違い、弾道も良く飛距離も違うような気がした。そしてクラブのバランスが良いせいか、真心に当たる確率も高いような気がして、これはもっと真剣に考える必要性があることをを感じさせた。これはドライバーの感覚であるが、スプーンについては非常に使いやすく感じており、真心に当たることが多く、これまでの苦手意識を忘れさせるような改善効果があるように思われた。

            そのため、年が明けてから練習場で候補のモデルを一回200円の貸しクラブで、自分なりに確かめ、千葉ニュータウンのゴルフ5で購入することにした。 ヘッドスピードなども計ってもらおうと考えていたが時間がなく残念であった。このところの寒さ続きで、練習場には毎週行っているが、コースは暫く遠ざかっており、コースでの新クラブの効果がどうなるか、これからを楽しみにしている。


5)、2012年2月号の放送・番組予定、

      NHKの放送では、教育テレビでの毎週日曜日21:00〜21:57の1月分のN響アワーでは、4週ともこの番組ではモーツァルトは見当たらない。BSプレミアムのプレミアムシアターは毎週土曜日23:30〜3:30の予定であるが、2月はバレエ特集でオペラは関係がなかった。特選オーケストラ・ライブは毎週日曜日6:00〜7:55の予定とされているが、4回の放送の中で、モーツァルトは一曲も含まれていなかった。また、クラシック倶楽部が毎週月曜日〜金曜日6:00〜6:55に実施されるが、このホームページではモーツァルトは殆ど期待できなかった。
       NHKのクラシックガイドは、曲目がとても調べやすくなったが、残念ながら、モーツァルトの曲は全滅であった。

       一方のクラシカジャパンの2月号では、バレンボイムのブルックナー・チクルスが特集となっており、どうやら新規のモーツァルト映像は残念ながら含まれていなかった。また中にはモーツァルトものはあるが、いずれも収録済みのものばかりであった。

       レコード芸術2月号では、デノンからオペラ・クレスタ兇半里靴董▲ぅリスのロイヤルオペラないしグラインドボーンのDVDオペラシリーズ30組が発売されたようであり、モーツァルトは3組含まれていたが、いずれもアップ済みであった。隅々まで細かく目を通した積もりであるが、モーツアルト関係のDVDなどの新しい映像新譜情報は、昨年の9月号から今年の2月号まで、7ヶ月連続して見当たらなかった。誠に残念なことで、日本で発売される日本語字幕のDVDには、モーツアルト関係ソフトはないと言うことである。





タワー・レコード新宿店でユステイノフのザルツブルグ・マリオネット劇場の「魔笛」(1994)の輸入盤を見つけたので購入してきた。音源はフリッチャイ指揮のRIAS交響楽団の「魔笛」(1955)でリタ・シュトライヒが夜の女王、マリア・シュターダーがパミーナ、パパゲーノがデイスカウが歌ったものであった。日本語字幕がなく、ユステイノフの英語の解説が聞けるが、不正確になるのでアップロードすることは断念した。
         その他、ベルリンフイルのブーレーズのヨーロッパ・コンサート(2003)がわずか800円で安売りされ、アップ済みのピリスのニ短調ピアノ協奏曲K.466 (4-2-2)が含まれていたので入手した。また、ユリア・フィッシャーのサン・サーンスのヴァイオリン協奏曲とグリークのピアノ協奏曲のカップル盤を購入してきた。

6)、2012年2月号のソフト紹介予定、

2月号は最新のDVDによるオペラ2本と、最新のDVDであるが1991年収録のモスコウ・ヴィルテイオージ室内楽団のコンサート、およびドン・コープマンの交響曲連続演奏会(第六集)をお届けする。
    2月号の 第一曲目のモスコウ・ヴィルテイオージ室内楽団のコンサートは、バッハのヴァイオリン協奏曲2曲とモーツァルトの2曲の協奏曲と交響曲が演奏されたものであるが、このDVDシリーズはImperial DVD Classicというドイツレーベルで著名なソリストや演奏者による有名作品の古い演奏の再発シリーズであった。このシリーズでこれまで入手したグルダのピアノ・ソナタ集(11-11-1)も、グラーフ指揮モーツァルテウム管弦楽団のモーツァルト・コンサートも映像(11-12-1)も録音も古かったけれど鑑賞には支障がなかったが、今回のモスコウ室内楽団はロシアの著名な室内楽団のようであるが、スペインの市民劇場での1991年の収録ライブとされ、画面が暗い上に画像が低レベルであり音声も分離が良くなく、期待外れであった。モーツァルトの曲目は、オーボエ協奏曲ハ長調K.314(285d)と余り聴かれない交響曲第24番変ロ長調K.182(173dB)のほかに、アンコールとして、デイヴェルテイメント変ロ長調K.137(125b)のアレグロ楽章が演奏されていた。

2月号の第二曲目は最新購入のDVDで、2010年グラインドボーン歌劇場の「ドン・ジョヴァンニ」であり、ウラディミール・ユロウスキ指揮、エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団、ジョナサン・ケント演出の最新のものである。1972年生まれのモスクワ生まれのユロウスキは、ドレスデンとベルリンで学業を積み、97年よりベルリン・コーミッシェOPの首席指揮者を務め、2001年よりアンドルー・デイヴィスの後を継いでグラインドボーン音楽祭の音楽監督となった。現在、エイジ・オブ・エンライトメント管の首席指揮者でもある。この「ドン・ジョヴァンニ」K.527は、この気鋭の指揮者ユロウスキの指揮振りと、主題役のフィンレイの健在振りと、新鋭演出家ケントのモダンな現代風の読み替え振りが、お気に入りになるかどうかで評価が分かれてくることになろう。余り広くない劇場で、ピリオド奏法によるキビキビしたアンサンブルの良い演奏を聴きながら、現代風の演出を楽しむことがこのオペラの主流になってきているので、このグラインドボーンの映像は、理想的な環境にあるのかもしれない。

第三曲目はこれも最新のミラノ・スカラ座の2011年5月公演の「魔笛」であり、2011年の12月末にNHKの103CHでHV、5.1CH収録をしたものである。 当初はこの「魔笛」は、パミーナのキュウマイヤーしか知らない布陣でもあり、スカラ座のドイツ語オペラなんてと軽く見ていたが、一見した限り、初めての指揮者ローランド・ベーアの音楽が良く、また大きい舞台一杯に広がるコンピュータ・グラフィックスCGにより、「魔笛」のおとぎ話の国に一気に連れて行かれ、どこにも見かけそうなタミーノやパパゲーノが元気よく歌ったオペラを見て、久しぶりに後味の良いオペラを見たという感じがした。CGの利用効果についてもう少し丁寧に評価したいと考えているので、早くアップロードをすることにした。

第四曲目は懐かしいS-VHSを見るシリーズとして、コープマンの交響曲連続演奏会の第六集をお届けする。今回は、1991年6月5日、東京芸術劇場大ホールで収録された4曲のシンフォニーであり、曲目は1、交響曲イ長調(第14番)K.114、2、変ホ長調(第19番)K.132、3、ト長調(第17番)K.129、4、ヘ長調(第18番)K.130、となっている。これらのうちト長調(第17番)K.129を除く3曲がこのHPでは初出の初映像であり、その意味でこのコンサートは極めて重要である。コープマンの曲目選定がどのように決めているのか良く分からないが、今回の4曲は1771年と72年の作品に集中しており、3楽章1曲、4楽章3曲となっている。また、楽器編成は2Fl・2Hn、2Ob・4Hn、2Ob・2Hn、2Fl・4Hnとばらばらであるのが珍しく、まるで編成の変化を楽しむようなコンサートのように思われた。

(以上)(2012/01/31)



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