モーツアルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成23年9月号−−


(アーノンクール指揮VCM及びウイーン国立歌劇場合唱団による「レクイエム」K.626、/ケルテス指揮、シェンク演出、ウイーンフイルによる「魔笛」K.620、1964年ザルツブルグ音楽祭ライブ/ジェルメッテイ指揮、ハンペ演出による1991年シュヴェツインゲン音楽祭の「後宮」K.384、/マクシミウク指揮、ポーランド室内管弦楽団、アラン・マリオンによるフルート協奏曲第二番ニ長調K.314、およびジェレミー・メニューインによるピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271「ジュノム」、)

(先月の月報は  「こちら」 )


私の最新入手ソフト情報−平成23年9月号−

(アーノンクール指揮VCM及びウイーン国立歌劇場合唱団による「レクイエム」K.626、/ケルテス指揮、シェンク演出、ウイーンフイルによる「魔笛」K.620、1964年ザルツブルグ音楽祭ライブ/ジェルメッテイ指揮、ハンペ演出による1991年シュヴェツインゲン音楽祭の「後宮」K.384、/マクシミウク指揮、ポーランド室内管弦楽団、アラン・マリオンによるフルート協奏曲第二番ニ長調K.314、およびジェレミー・メニューインによるピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271「ジュノム」、)

11-9-0、平成23年9月初めの近況報告、

1)、長い政治的空白を取り戻せ−新しい首相への期待−
2)、U-tubeソフトとの共有について−もっと良い使いこなしがあるかしら?−
3)、新しいパソコンをBDプレイヤーとして使ってみた。
4)、お陰さまで8月中に3回もゴルフが出来ました。−手術後の健康回復宣言!−
5)、2011年9月号の放送・番組予定、
6)、2011年9月号のソフト紹介予定−毎月4本立ての基本方針−


(最新収録のDVD;アーノンクールとCMWの万聖節の「レクイエム(1981)
11-9-1、ニコラウス・アーノンクール指揮ウイーン・コンツエルトウス・ムジクス、ウイーン国立歌劇場合唱団による「レクイエム」K.626、およびバッハ、カンタータ第161番「来たれ、汝甘き死の時よ」、1981年11月1日(万聖節)ウイーン楽友協会ホール、
(ソリスト)S;ラシェル・ヤカール、A;オルトン・ヴェンケル、T;クルト・エクヴィルツ、B;ロベルト・ホル、
(2011年5月28日、アマゾン・インターネット通信販売、DENON COBO-6019)

(最新収録のDVD;ケルテスの1964年ザルツ音楽祭の「魔笛」K.620)
11-9-2、イストヴァン・ケルテス指揮、オットー・シェンク演出、ウイーンフイルによる「魔笛」K.620、1964年ザルツブルグ音楽祭ライブ、
(配役)パミーナ;ピラー・ローレンガー、タミーノ;バルデマー・クメント、ザラストロ;ワルター・クレッペル、夜の女王;ロベルタ・ピータース、パパゲーノ;ワルター・ベリー、パパゲーナ;レナータ・ホルム、弁者;パウル・シェッフラーほか、
(2011年07月16日、銀座山野楽器店にて購入、VAI-ORF-DVD-4520)

(懐かしいS-VHSテープより;ジェルメッテイ指揮ハンペ演出の「後宮」K.384)
11-9-3、ジャンルイジ・ジェルメッテイ指揮、ミヒヤエル・ハンペ演出による1991年シュヴェツインゲン音楽祭の「後宮」K.384、1991年5月12日、シュトットガルト放送合唱団、放送交響楽団、シュヴェツインゲン音楽祭、ロココ劇場、南独放送協会、
(配役)コンスタンツエ;ルース・アン・スウエンソン、ブロンテ;マリン・ハルテリウス、ベルモンテ;ハンス・ペーター・プロホビッツ、ペドリオ;マンフレート・フインク、オスミン;クルト・リドウル、セリム・パシャ;マテイアス・ハーバヒほか、
(1991年9月20日、NHK教育TV芸術劇場よりS-VHSテープに3倍速で収録)

(懐かしいLDを見る;フレッシュ&ビューテイフルなモーツアルト・コンサート)
 11-9-4、イエルジー・マクシミウク指揮、ポーランド室内管弦楽団、アラン・マリオンによるフルート協奏曲第二番ニ長調K.314、およびジェレミー・メニューインによるピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271「ジュノム」、1982年制作、ザルツブルグ、
(クラウンレコード株式会社、78LC-1003)


11-9-0、平成23年9月初めの近況報告、

      今年の夏も猛暑が連続したが、節電のことが絶えず頭にあって、冷房を入れたのはほんの数日間だけで、後は扇風機を中とか強に設定し直して、耐え過ごした。節電期間が過ぎたようなので、兎に角、残暑をお見舞い申しあげますと申しあげたい。管首相の6月上旬の退陣発言から長かった3ヶ月が過ぎて、民主党は大変な選挙を迎えており、29日(月)に投票され、30日(火)には新総裁が選ばれて直ぐに組閣に着手する予定とされている。誰がなっても余り代わり映えしないと馬鹿にして、静観をしていたが、もし前原氏が勝ったりしたら、また激震が起こって、誰かが発言したように、日本国がつぶれるような、先の読めない時代が再び、やって来そうな不安な予感がする。 (8月28日(日)記

1)、長い政治的空白を早く取り戻せ−新しい首相への期待−

心配だった死に体の民主党が、5人も競い合う総裁選を経て、二度目の投票により、54歳の千葉県出身の野田佳彦氏が総裁に決定した。客観的に見て5人中最も望ましい人が選ばれたようであり、100人を超える票を集めたのは立派であった。5人中最も安定感があるものの、地味すぎる態度が発言を弱めているような気がしていたが、「ドジョウ」発言でその辺の心配を取り除き、「ノーサイド」発言により改めて親小沢派にも関心を向けさせ、これからの党役員・主要閣僚人事などで、挙党一致体制がまさに形に現されようとしている。これを書いている現在では、幹事長と政調会長が決まったばかりであるが、親小沢派・中間派・脱小沢派に沿って、バランス良く適材適所で、一挙に組閣にまで進むものと期待をしている。

  安定感があるという期待には、彼の打ち出した政策運営の数々がまさに震災後の日本に待ったなしで必要だからである。民主党が結束を取り戻し、マニュフェストも見直して、野党との政策協議を真剣に進める。円高で悩む日本経済を成長軌道に乗せ、大震災の復興も原発事故の対応も進め、また税と社会保障の改革にも着手するなどなど、新政権への期待はとてつもなく大きく、今までの政権で放置されたり先送りされた重要案件が、待ったなしで押し寄せてきている。

勿論、彼の掲げた経済・財政政策には、まだまだ議論と肉付けが必要であろう。例えば、経済のパイを大きくするための成長戦略は十分描けていないが、他の候補が打ち出せなかったこと、例えば、無駄の削減に力を入れ行政刷新大臣を置きたいとか、震災の復興増税を検討することなどには、大いに期待が寄せられる。菅さんのように自分の知識を見せびらかすだけで政策に結びつかない提案よりも、党内・党外の論議を進めて、ドジョウのように地に着いた政策提案を行って頂きたいと思う。 (8月31日(水)記)


2)、U-tubeソフトとの共有について−もっと良い使いこなしがあるかしら?−

      新しいパソコンに入れ替えて、久しぶりでU-tubeを見たわけであるが、古いパソコンと異なって、新しいパソコンは音質も映像もノイズや歪みがなくなり、何とか使いものになるようになって、長い時間でも我慢しながら見られるようになってきていた。最初はオモチャのような代物であると無視してきたが、最近ではソフトの蓄積量がまさに膨大になってきて、クラシックのモーツアルトの有名曲なら、過去において名演奏とされていたものが、U-tubeでも検索できるようになっており驚いている。
そこでこのHPでは、U-tubeを無視せず、使えるものは前向きに利用しようと付属の「U-tubeの機能と特長」を見て、このHPで利用できそうなU-tubeの映像を共有(share)することを思いつき、8月号でテストしてみたのであるが、いかがであったろうか。

              グルダのピアノ協奏曲の場合には、LDで第20番K.466と第26番K.537の2曲6楽章分が全てU-tubeで検索・共有が可能(11-6-4)であったので、HTMLの該当箇所にコードを埋め込んでみた。このケースの場合は、U-tubeで全楽章が楽しめるので、紹介したレーザーデイスクの代わりとして、100%活用でき、後述する私のシステムのように、パソコンとAVシステムが直結されておれば、レーザーデイスク以上の音質と画質でこのソフトを楽しむことが出来る。私のLDプレイヤーで再生すると、添付写真でお分かりの通り、テレビ画面をデジカメで撮っているので、パソコンの画質の方が遙かに優れており、音声も低音部の迫力は低下するものの細かい歪みがなくなっているように思われる。

       一方、フレイのピアノ協奏曲の2曲のピアノ協奏曲第22番K.482および第25番K.504の場合(11-8-4)には、DVDに含まれていた2曲の全曲レハーサルのうち第25番の全てが約9分30秒*5に分割されて検索が可能であったので、それをそのまま共有させてもらった。この映像の場合は、本番も同じスタジオでの収録であったので、リハーサルでも本番と同じような雰囲気が味わえ、新人ピアニストを紹介するというU-tubeの狙いは、十分に果たされていたと思う。この映像はグルダの古い映像と異なって、最新の2010年制作のスタジオ録音であり、音声・画像ともDVDと遜色ない状態であった。

以上のようにU-tubeでも必要なソフトさえ検索できれば十分に利用できることが分かったので、今後出来るだけ事前にチェックして、共有できるものは出来るだけ取り込みたいと考えている。なお、読者におかれても、検索の仕方によってはU-tubeでソフトが見つかる場合があるので、メールでご指摘頂ければ、後日にアップするように努力したいと思う。どうか宜しく、ご指導をお願いしたい。


3)、新しいパソコンをBDプレイヤーとして使ってみた。

      私のAVシステムにおいては、42インチのプラズマテレビもBDレコーダーもパナソニックであり、ヴィエラ・リンクというHDMI接続になっている。新しいパソコンにはHDMI出力端子が付属していたので、HDMIケーブルを購入してテレビに接続してみたら、当初は上手くいかなかった。富士通の Abzy Clubに聞いてみたらソフトなしで接続ができると回答を得たので、問題はテレビ側にあったが、マニュアルで初期設定を変更する必要があることが分かった。HDMI2に接続し設定が完了すると、入力切替の画面表示で接続の確認が出来、セットが出来るようになっていた。

       パソコンをテレビモニターに接続したくなったのは、U-tubeのお陰である。実際、接続してみると映像はテレビ並みに写り、音声はパソコンと異なってメインアンプを通して音が出てくるので、通常のソフトと変わらない状態になる。テストの結果、グルダの写りはLDよりも明らかに良く、フレイのピアノ協奏曲はDVDほどではないにしても、実用上は問題がないことが分かった。そのためパソコンのデイスクドライブを利用して、パソコンがブルーレイ・プレイヤーとして使えるかどうか、テストしてみることにした。

新しいパソコンのデイスクドライブは、ブルーレイ対応のものなのであるが、パソコンソフトを導入後、リカバリー・デイスクを作成する際に、1枚で納めたくて50GBのブルーレイデイスクを利用して、1枚で作成している。従ってこれまで、このデイスクドライブは、記憶装置として使ってきたが、CD・DVDの再生にどの程度使えるかテレビモニターで検討することにした。

ブルーレイデイスクをトレイに挿入すると、Corel WinDVDというプレイヤーソフトが起ち上がり、市販のCD、DVD、BDは全て順調に稼働した。しかし、自分で録画したBDデイスクでは、最初のファイル(プログラム)選択の画面が出ずに、最初に収録したファイルから再生が始まっていた。50GBのBDデイスクにはかなりの数のソフトが収録できるため、最初にファイルでプログラム選択が出来なければ、お手上げである。そのため、自分で作成したBDデイスクのみはプレイヤーとしては失敗であることが分かった。私は自分のBDデイスクについては、再生の都度、随時、チャプターマークを追加することにしているので、ファイナライズがなされていない。そのためファイナライズされたデイスクをテストしてみたが、同様に「DVDがサポートされていない手法で作成されました」という注意が表示され、再生すると第一曲が再生されていた。どうやらプレイヤーとして実用になるのは、市販のソフトだけのようであったことを、ここでご報告しておきたいと思う。


        4)、お陰さまで8月中に3回もゴルフが出来ました。−手術後の健康回復宣言!−

       5月2日の胆嚢炎による開腹手術の後にリハビリに努めてきた結果、入院中のベッドで夢の中でも見たゴルフが、8月に入って出来るようになり、お陰さまでここに健康回復宣言をしたいと思っている。思えば入院前に59キロだった体重が2度目の退院後に53キロに激痩せし、食べるものも注意しながら控えめに、アルコール類も恐る恐るたしなむ程度に我慢してこの数ヶ月間を過ごし、体と相談しながら健康管理に努めてきた。

       8月3日にやっとプライヴェートでコースに出て、成績は兎も角、暑い中ではあったがコースの大地を踏みしめて歩けたことが嬉しくてここにご報告したい。続いて8月11日(木)の四街道CCの万年青会では、in+outで41+51=92が出て、後半の4ホールで足が吊り気味になりスタミナ不足を痛感した。しかし、当日はこの夏一番という猛暑の中であったので、やむを得ないと考えているが、前半は1.5アンダーで上がり、これで完全復活宣言ができそうな滅多に出ない記録であった。

       8月30日(火)には、柳晃さんのホームコースの相模カントリーで日本モーツアルト協会と旧建設省の仲間たちの初めての顔合わせの会があり、楽しみにしていた。全く初めての名門の林間コースでもあり、面白い初めての顔合わせなので、スコアよりもむしろ仲間内のダベリングに期待をしていた。コースは広々としてOBもなく平坦な良いコースであったが、フェアウエアが狭くラフに入れてはミスを誘発させる難しいコースであった。勝手が分からずラフに入れては狙い所で失敗をし、最後までボギーペースにはなれず、結局53*57=110の情けないスコアでホールアウトした。19番ホールの飲み会もビールもワインも美味しく、ゴルフも楽しめ、飲み食いの方もほぼ昔のペースに回復したようなので、ここに感謝の意味を込めて回復宣言をしたいと思う。
次回は9月8日(木)の四街道の万年青会であり、これから良いシーズンになって楽しみが増えるが、今回気づいた修正点を練習所でチェックしてから、臨みたいと思う。


5)、2011年9月号の放送・番組予定、

       始めにNHKの放送では、教育テレビでの毎週日曜日21:00〜21:57の9月分のN響アワーは、残念ながらモーツアルトものは見当たらないようであった。しかし9月4日(日)にデユトワのフォーレの「レクイエム」の放送は珍しい曲なので、収録しておきたいと思う。BSプレミアムのプレミアムシアターは毎週土曜日23:30〜3:30の予定であるが、4回の音楽祭などの特集には、残念ながらモーツアルトものは含まれていなかった。特選オーケストラ・ライブは毎週日曜日6:00〜7:55の予定とされているが、9月18日(日)では、篠崎史記氏のコンサートマスターによる「ジュピター」交響曲と第七交響曲の演奏がある。クラシック倶楽部が毎週月曜日〜金曜日6:00〜6:55に実施されるが、9月8日(木)デユオ・グレイスの2台のピアノのリサイタルに期待している。

       一方のクラシカジャパンでは、第一の特集はフランツ・リスト国際ピアノコンクール優勝者である後藤正孝の優勝記念ピアノ・リサイタルとインタビューが予定されている。1985年愛知県出身のこの若いピアニストは初めてであり、楽しみにしている。続いて第二の特集は、バイエルン州立歌劇場の来日記念として、日本初放送の「トスカ」と「ホヴァンシチナ」が予定されている。モーツアルトの曲は、8月にカール・ベーム没後30年記念として交響曲と協奏曲特集全14曲をBDデイスク1枚に全て収録したが、その一部が再放送される。

       レコード芸術9月号では、隅々まで細かく目を通した積もりであるが、モーツアルト関係のDVDなどの新しい映像情報は、8月号に続いて見当たらなかった。誠に残念なことである。しかしCDでは、2種類の新しい情報を発見した。その第一はジークベルト・ランペのクラヴィーア独奏曲全集第11集および第12集の完結である。第二は、私はまだ聴いたことはないが、ヴィヴィアナ・ソフロニッキーによるピリオド楽器によるピアノ協奏曲全集の登場である。前者は第一集が20年以上前に出ているので、大変な時間を掛けたピリオド楽器によるピアノ独奏曲全集であり、完結を祝いたいと思う。















       なお、8月20日(土)に山野楽器店おいて、シネマオペラ「魔笛」(2006)および「子供のための「魔笛」(2010)」という1時間の映像を入手した。また、同日に銀座のヤマハ楽器店で、グルダのピアノソナタ集(第4番K.282、第9番K.311、第12番K.322、幻想曲K.475、および第14番K.457)のDVDを入手したので紹介しておく。このシネマオペラは、2006年イギリス映画であり、日本上演は2007年7月14日とされていたが、私は気がつかなかった。コンロン指揮ヨーロッパ室内楽団のオペラ歌手を動員した素晴らしい映画であり、感動ものであったが、第一次大戦後の兵士タミーノの魔笛が引き起こす愛の物語となっていた。オペラソフトと同様に写真入りで紹介すべきかどうか、現在、迷っている最中である。


6)、2011年9月号のソフト紹介予定−毎月4本立ての基本方針−

       これまで集まっていたソフトを早く片付けようと夢中になって、古いオペラのソフトを中心に進んできたが、5月の病気入院のお陰で一休みして、このHPの先のことを考え見直す機会を得たことは時期を得たものだったと思う。このHPの理想の姿は、過去に入手した既知のソフトを整理することではなく、「新規に入手したソフト」の発掘を中心に、楽しみながらアップすることにあった。現在のオペラ優先のやり方はそろそろ峠を越えそうな計算が出来つつあるので、「新規ソフト優先」を次の目標に、9月号から新たにスタートしたいと考えている。

新規ソフト優先の柱を実現するため、ソフト紹介を4本立てとし、新規入手DVD2本、S-VHSおよびLDなど旧ソフト2本をバランス良く考えて行きたい。この4本のうち、2本はオペラとし、うち1本は新しいソフト、1本は従来から実施している古いソフトに当てたい。9月号では最新入手DVDとしてはケルテスの「魔笛」(1967)により、「魔笛」ほぼが完成することになる。またもう1本のオペラは懐かしいS-VHSのジェルメッテイの「後宮」を予定したい。オペラ以外の2本のうち1本は最新発売DVDのアーノンクールの万礼節の「レクイエム」(1981)とし、他の1本は懐かしいLDからピアノ協奏曲第9番K.271「ジュノム」及びフルート協奏曲K.314として、暫く続いていたピアノ協奏曲シリーズはこれで終了することにしたい。

9月分で新規ソフトとして選んだ新しいDVDが、たまたま二つとも古い年代の演奏が重なってしまって、バランス良く考えるというルールに違反しており反省しているが、いずれも早くアップしておきたい重要なソフトであったので、お許し頂きたい。また、10月分よりピアノ協奏曲シリーズに変わってコープマンの交響曲全集(第一集〜第九集)を懐かしいS-VHSシリーズとして暫く続けたいと考えている。



(最新収録のDVD;アーノンクールとCMWの万聖節の「レクイエム(1981)
11-9-1、ニコラウス・アーノンクール指揮ウイーン・コンツエルトウス・ムジクス、ウイーン国立歌劇場合唱団による「レクイエム」K.626、およびバッハ、カンタータ第161番「来たれ、汝甘き死の時よ」、1981年11月1日(万聖節)ウイーン楽友協会ホール、
(ソリスト)S;ラシェル・ヤカール、A;オルトン・ヴェンケル、T;クルト・エクヴィルツ、B;ロベルト・ホル、
(2011年5月28日、アマゾン・インターネット通信販売、DENON COBO-6019)

このDVDはアーノンクール(1929〜)とウイーン・コンツエルトウス・ムジクス(CMW)の万聖節の「レクイエム(1981)」であり、この組み合わせでは2003年のSACDと2006年の日本公演の映像(7-2-1)に次いで、3度目のこの曲への登場であるが、52歳の元気の良いアーノンクールの姿が見られる最も古い映像である。この音源はCD化もなされており、このCDが発売されたときは賛否両論を巻き起こしたとされていた。 しかし、彼のいろいろな演奏を聴いている現在において、改めて聴いてみても確かに彼特有の響きが漲っているが、今聴くとこれは織り込み済みであり、当時ほど驚くことはなく、こういう解釈もあり得るかと冷静に聞くことが出来る。

この映像の鈴木淳史氏の解説で知ったのであるが、アーノンクールは当時チューリヒ歌劇場やグラーツなどでは受け入れられていたが、本拠地ウイーンではなかなか受け入れられず、特に保守派の牙城とも言えるムジークフェラインに登場することは出来なかった。しかし、このDVDではウイーン国立歌劇場合唱団が主役であり、この合唱団が希望して恒例の万聖節コンサートに、アーノンクールとCMWを招いて、楽友協会ホールで共演をするという初めての試みのようである。この公演では、アーノンクールは戦闘的な姿を見せているが、最近の彼の映像では、このような姿を見ることは少ない。


(最新収録のDVD;ケルテスの1964年ザルツ音楽祭の「魔笛」K.620)
11-9-2、イストヴァン・ケルテス指揮、オットー・シェンク演出、ウイーンフイルによる「魔笛」K.620、1964年ザルツブルグ音楽祭ライブ、
(配役)パミーナ;ピラー・ローレンガー、タミーノ;バルデマー・クメント、ザラストロ;ワルター・クレッペル、夜の女王;ロベルタ・ピータース、パパゲーノ;ワルター・ベリー、パパゲーナ;レナータ・ホルム、弁者;パウル・シェッフラーほか、
(2011年07月16日、銀座山野楽器店にて購入、VAI-ORF-DVD-4520)

     このイストヴァン・ケルテスの「魔笛」は、1964年のザルツブルグ音楽祭における映像であり、カラーなし、ステレオなし、日本語字幕なしの映像であるが、その昔輸入盤でLPとして出たときに素晴らしい「魔笛」として話題を呼んだ演奏の映像である。この映像は、ザルツブルグの祝祭大劇場でのライブであり、演出は大舞台を活用したオットー・シェンクによるドイツ本流とも言える伝統的な重厚な演出である。また、出演者は、タミーノのクメントとパミーナのローレンガーを得て、美声と気品に満ちた二人の活躍には非常に見どころがあった。またパパゲーノのワルター・ベリーも存在感を見せており、ザラストロのクレッペル、夜の女王のロベルタ・ピータースもそれぞれ大役をこなしていた。それに加えて、ケルテスの自信に満ちた堂々とした指揮ぶりによって、水準の高い「魔笛」となっており、ベーム・カラヤンの時代以前の当時から、ザルツブルグ音楽祭では、素晴らしい舞台を上演する実力があったことを見せつけるDVDであった。もう一つ付け加えると、この年にクレンペラーの「魔笛」のLPで、夜の女王でデビューを果たしたルチア・ポップが三人の童子の第一ソプラノを少年に扮して歌っており、映像ならではの珍しい姿を見て確認することが出来る。


(懐かしいS-VHSテープより;ジェルメッテイ指揮ハンペ演出の「後宮」K.384)
11-9-3、ジャンルイジ・ジェルメッテイ指揮、ミヒヤエル・ハンペ演出による1991年シュヴェツインゲン音楽祭の「後宮」K.384、1991年5月12日、シュトットガルト放送合唱団、放送交響楽団、シュヴェツインゲン音楽祭、ロココ劇場、南独放送協会、
(配役)コンスタンツエ;ルース・アン・スウエンソン、ブロンテ;マリン・ハルテリウス、ベルモンテ;ハンス・ペーター・プロホビッツ、ペドリオ;マンフレート・フインク、オスミン;クルト・リドル、セリム・パシャ;マテイアス・ハーバヒほか、
(1991年9月20日、NHK教育TV芸術劇場よりS-VHSテープに3倍速で収録)

このジェルメッテイの「後宮」は、1991年のモーツアルトイヤーにおけるシュヴェツインゲン音楽祭での有名なロココ劇場における演奏であり、南独放送協会により公演されている。このグループによる一連のロココ劇場におけるオペラ作品は10組ほどレーザーデイスクで発売されているが、この映像は1991年9月20日NHK教育テレビで放送されたものであり、冒頭に離宮として有名なシュヴェツインゲンの庭園が紹介されここで実施されるロココ劇場を初めとする音楽祭の会場を紹介していた。実は私は2004年のシュヴェツインゲンのモーツアルトフェストに参加しており、そのときこのロココ劇場でドイツ語による「フィガロの結婚」を見てきたので、この冒頭の音楽祭の映像をとても懐かしく見ることが出来た。

       ジェルメッテイの「後宮」はミヒャエル・ハンペの演出であり、リブレットにとても忠実な伝統的なドイツ本流の落ち着いた演出であった。またコンスタンツエのスエンソンもベルモンテのプロホビッツも、最高に近い声を披露しておりとても楽しめた。また、クルト・リドルのオスミンもこの役で定評があり、新人のマリン・ハルテリウスのブロンテもこのHPでこの役二度目の登場であり、油の乗り切ったジェルメッテイの指揮ぶりとともに、演出・配役ともに抜群の「後宮」として、見る前から大きな期待が寄せられていた。


(懐かしいLDを見る;フレッシュ&ビューテイフルなモーツアルト・コンサート)
11-9-4、イエルジー・マクシミウク指揮、ポーランド室内管弦楽団、アラン・マリオン によるフルート協奏曲第二番ニ長調K.314、およびジェレミー・メニューインによるピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271「ジュノム」、1982年制作、ザルツブルグ、
(クラウンレコード株式会社、78LC-1003)

     このレーザーデイスクは、片面で約1時間の演奏を収録したLDの初期の頃の映像である。カバーの表紙の写真はザルツブルグを流れるザルツアッハ川からホーエンザルツブルグ城を遠望した写真であったが、肝心の映像の場所や時期に関する記述が何処にもなく、この映像だけでは特定することが困難であった。
フルート協奏曲第2番ニ長調K.314(285d)は、アラン・マリオンというフランスのマルセイユに1938年に生まれたフルーテイストによる演奏であり、フランスの正統的スタイルの演奏で、伸びやかな明るいフルートの音色が印象的であった。
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271「ジュノム」は、このLDにより日本の初デビューとされるジェレミー・メニューヒンによるピアノ演奏である。彼はかの有名なユーデイ・メニューヒンの息子であり、1951年サンフランシスコ生まれのピアニストである。このジュノム協奏曲は、余りピアノが出しゃばらない温和しい演奏であり、もっと個性的であっても良いと思われた。残念ながら、音友社のPianist2008には掲載されておらず、彼の最近の活動状態は知られていない。

(以上)(2011/08/31)


目次5にもどる 目次4にもどる
目次3にもどる 目次2にもどる
目次1にもどる 私の新ホームページへ


名称未設定