モーツアルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成23年2月号−−


(プレヴィンとN響の仲間たちによるK.525、K.478&K.493、/フルトヴェングラー指揮の「ドン」K.527、HVリマスター版の考察、およびF.Molinari-Pradelli指揮、ミラノ・ラジオテレビ放送オーケストラ及び合唱団によるオペラ「ドン・ジョバンニ」、/ムーテイ指揮ハンペ演出、ミラノスカラ座による「コシ・ファン・トッテ」K.588、1989年4月、ミラノ、)

(先月の月報は  「こちら」)


私の最新入手ソフト情報−平成23年2月号−

(プレヴィンとN響の仲間たちによるK.525、K.478&K.493、/フルトヴェングラー指揮の「ドン」K.527、HVリマスター版の考察、およびF.Molinari-Pradelli指揮、ミラノ・ラジオテレビ放送オーケストラ及び合唱団によるオペラ「ドン・ジョバンニ」、/ムーテイ指揮ハンペ演出、ミラノスカラ座による「コシ・ファン・トッテ」K.588、1989年4月、ミラノ、)

11-2-0、平成23年2月初めの近況報告、

1)e-Taxによる22年の確定申告を終えて−やっと使い易い申告システムになった−
2)10年以上も前のS-VHSテープレコーダーが故障した−もう市場には新製品はない−
3)フルトヴェングラーの「ドン」HVリマスター版を改めて見直したい。
4)映画館で「コシ(アーノンクール・ポネル盤)」を見て−これが究極の映像システムか−
5)2011年2月号の放送・番組予定、
6)2011年2月号のソフト紹介予定、



(最新収録のソフト報告;プレヴィンとN響の仲間たち−K.525、K.478&K.493)
11-2-1、アンドレ・プレヴィンとN響の仲間たち、
(曲目)アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク、ト長調K.525、ピアノ四重奏曲第一番ト短調K.478&同第二番変ホ長調K.493、
ピアノ;アンドレ・プレヴィン、
堀正文V、松田拓雪V、佐々木亮Vla、藤森亮一Cel、市川雅典Bass、2010年11月2日、浜離宮朝日ホール、
(2011年1月7日、NHK芸術劇場より、BD-036にHEモードで録画、)

(最新収録のソフト報告;フルトヴェングラー指揮の「ドン」HVリマスター版K.527その1)
11-2-21、フルトヴェングラー指揮の「ドン・ジョバンニ」K.527、ザルツブルグ音楽祭、1954、
「オペラ「ドン・ジョバンニ」の舞台構成と場面設定を考える」−フルトヴェングラーのHVリマスター版を見直して(その1)−

(2010年12月25日、NHKBS103にて放送したものを、BD-036に、HEモードで収録)

(最新収録のソフト報告;フルトヴェングラー指揮の「ドン」HVリマスター版K.527その2)
11-2-22、フルトヴェングラー指揮の「ドン・ジョバンニ」K.527、ザルツブルグ音楽祭、1954、
「オペラ「ドン・ジョバンニ」の版の問題と音楽面を考える」−フルトヴェングラーのHVリマスター版を見直して(その2)−

(2010年12月25日、NHKBS103にて放送したものを、BD-036に、HEモードで収録)

(最新のDVDより;1960年ミラノで上演の「ドン・ジョバンニ」K.527、)
11-2-3、F.Molinari-Pradelli指揮、ミラノ・ラジオテレビ放送オーケストラ及び合唱団によるオペラ「ドン・ジョバンニ」、1960年4月26日放送、
(配役)ドン・ジョバンニ;Mario Petri、レポレロ;Sesto Bruscantini、ドンナ・アンナ、Teresa Stich-Randall、エルヴィーラ;Leyla Gencer、ツエルリーナ;Graziella Sclutti、ドン・オッターヴィオ;Luigi Alva、マゼット;Renato Cesari、騎士長;Heinz Borst、
(2010年12月、石丸電気にて購入、Rai-Trade社、RAI-1960、DVD-4314、)

(懐かしいLDより;ムーテイ指揮ハンペ演出のミラノスカラ座による「コシ」K.588)
11-2-4、ムーテイ指揮ハンペ演出、ミラノスカラ座による「コシ・ファン・トッテ」K.588、1989年4月、ミラノ、
(配役)フィオルデリージ;ダニエラ・デッシー、ドラベラ;デロレス・ツイーグラー、デスピーナ;アデリーナ・スカラベッリ、フェランド;ヨーゼフ・クンドラック、グリエルモ;アレッサンドロ・コルベッリ、アルフォンゾ;クラウデイオ・デズデーリ、
(1991年10月04日新譜購入、ANFコーポレーション、レーザデイスク、ANF-3511/4面)


11-2-0、平成23年2月初めの近況報告、

   ついこの間、新しい年を迎えたと思ったら、あたふたと時が過ぎ、もう2月号の準備をし始めている自分に気が付いた。何と一日一日が早く過ぎ去って行くのだろうか。これも年を取ってから気が付いた老人特有のたわごとのような気がする。昨年の今頃は、プラハ−ウイーン−ザルツブルグへ旅をしており、今年の2月は昨年よりも遙かにゆとりがある筈である。従って、今年の2月はじっくり考えて、何か記憶に留まるようなことをやってみたいと思っている。
   昨年の12月の後半から寒さが続いており、雪国の各地では記録的な豪雪の報告がなされている。しかし、ここ関東地方はその間に晴天が続いており、これも記録に残るのではないかと考えられる。また、心配された管政権も予想を裏切って与謝野さんの入閣という新体制の内閣が始まっており、1月24日から国会が幕を開け、新年度予算の審議が始まろうとしている。これもしばらくどうなるか、様子を見て行きたいと思っている。
  また、サッカーのアジア大会の全ての試合を見たが、最初の引き分け試合に始まって、それ以降は辛棒しながら、一戦一戦、勝ち進み、嫌なPK戦に完勝して、決勝のオーストリア戦にも何とか勝って優勝し、大いに気分を盛り上げた。良いニュースのない今の日本には、全ての人に活力と感動を与える快挙であり、実にタイムリーであると思った。
さらに秋葉原の石丸電気2号館では3月末まで、閉店のため在庫のCDやDVDを処分しており、5枚以上買うと額面の40%引きの値段で、10枚以上買うと50%引きの値段で購入できる。こういう良い情報はおおいに流してくれと言われたので、一言書き加える。


1)e-Taxによる22年の確定申告を終えて−やっと使い易い申告システムになった−

今年も国税庁からe-Taxによる平成22年の確定申告についてのメールが送信されてきた。これまで平成18年分の申告からe-Taxによる電子申請をしてきたので、今年で5回目の申請になる。昨年は「4回目で扱いやすくなったe-Tax」という総括をしており、知事の電子証明書の承認期間が3年間なので、昨年はその電子証明書を新たに役場から取り寄せ、国税庁に再登録する必要があった。しかし、今年はそのような外廻りの準備作業がないので直ぐ出来ると思い、いきなりe-Taxの作業に取りかかったが、最初の事前準備の環境確認の段階で引っかかってしまった。カードリーダーにICカードを差し込むと赤ランプが点滅し、ICカードの読み取り作業が出来ず、先に進めなくなってしまったのだ。全く思わぬトラブルなので、早速、国税庁のヘルプに電話をした。
国税庁の担当に21年申告で新たに電子証明書の再登録を行った説明をし、同じパソコンで同じICカードを使っているのに先に進めない原因を追及したが、国税庁は、カードリーダーかICカードに問題がある場合は、JPKI利用者ソフトで動作確認をクリアして欲しいと言うだけであった。そのため、電子送信は後日と考え、郵送方式を選択し、取りあえず申告書作成をe-Taxで行い、印刷したものを郵送で提出することを考えた。

   申告書の作成は、収入も支出も新規項目はなく、殆ど昨年同様であり、入力手間だけで計算は自動的にやってくれて簡単であったが、コピー&ペースト機能がないため、例えば医療費の入力表が昨年とほぼ同じなのに、新たに入力する手間が非常に余計であった。出来上がってから気が付いたのであるが、昨年保存した21年の申告書を22年用にあらかじめコピーしておけば、数字の入力変更と僅かな新規項目の追加だけで、ほぼ作成できたと思われた。昨年までまごついていた入力したデータ保存と再開、或いは印刷との関係などは、今年は馴れたせいもあり、スムーズに作業が出来た。郵送用の印刷を完了してから分かったのであるが、郵送の場合には、源泉徴収票や医療費の領収書の添付や、更に保険料や寄付金などの支払い証明書などを添付して郵送する必要がある。しかし、電子送信をすると、これらの証拠資料の作成を全て省略することが出来る仕組みになっており、先ほど失敗した電子送信は自己責任のようなので、来年度以降のことも考えて、再度、挑戦してみようと考えた。

   先に失敗したJPKI利用者ソフトによるカードリーダの動作確認を改めて行ってみると、赤ランプが点滅し、評価はNGとなっていた。なぜこうなったのか、失敗の原因は良く分からないのであるが、カードリーダのドライバーがインストール済みかどうかをチェックすることが要請されていた。そのため分からないまま、PCに保存されていたドライバーらしきファイルを解凍し、改めて再度ドライバーをインストールする作業を行ってみた。その結果、有り難いことにカードリーダーの赤点滅が解消し、橙色に変わってくれた。そしてICカードを挿入した結果、カードリーダーの動作確認はOKとなった。この作業は、昨年実施済みであったので、何故今回、再度、やり直しする必要があったのか原因は不明であるが、兎に角、電子送信を試みた結果、無事送信でき、柏税務署より受信通知が送信されてきたので、平成22年の所得税の確定申告作業は、これで無事、完了した。

       この作業による税金の還付金額は、本年は約4万円であった。小生の場合は、配当金で源泉徴収されていた税金が、年金収入しかなく総所得が低いために、配当控除のお陰で、納めすぎで戻ってくる構図となっているが、謝金や原稿料などの収入のある方は必要経費を控除して申告すると、還付を受ける場合が多いと思われるので、是非、挑戦していただきたいと思う。


2)10年以上も前のS-VHSテープレコーダーが故障した−もう市場には新製品はない−

   お茶の間のHVテレビに、S-VHSレコーダとDVDプレイヤー(いずれも書斎用として使った古もの)が接続されて、主として女房がビデオやDVDを見たり録画したりしていたが、突然、ビデオレコーダが故障した。テープを入れると、テープが再び出口から出て来てしまい、再生も録画もできないメカニカルな部分の故障のようであった。10年以上経った器械であり、購入した店も変わってしまっており途方に暮れた。しかし、女房はNHKビデオの名曲アルバム全10巻や世界名曲紀行全10巻、インターカルチャークラブの名曲美術館全10巻、日本通信教育連盟の日本の古寺・名刹紀行全12巻などの市販ビデオ全集を多数所有しており、テープが再生できなければ困るという状態であった。

   今やビデオテープのレコーダーは、製作中止となって電気器具店から姿を消し、僅かに残されているものは、ビデオとDVDの両用機種のみであった。私の書斎にもビデオ→DVDのダビング用として購入した両用機種があるが、最近は専らビデオの再生とDVDへのダビングに使用しており、放送録画は内蔵チューナーがアナログなので一切行っていない。しかし、店頭でブルーレイレコーダーにもビデオとの両用機種があることに気が付いたが、店頭価格で約10万円の高額商品になっおり、在庫がないので予約販売としたいという説明であった。私は書斎では、BDレコーダーが気に入っており、茶の間でもこれ1台で、機能的に全てのテープ・CD/DVD/BDなどの再生機能とハイビジョン・地上デジタルの録画が可能となりそうであった。従って、多少高額でも1台のリモコンで全ての操作が出来る使いやすさのメリットを考えて、カタログを取り寄せて機能チェックや機種選定を行ない、アマゾンの通信販売との価格比較などの検討を行ってみた。

   2年半前に購入した私の書斎のBDレコーダは、パナソニックのDMR-BW800と言う機種で、内蔵HDD容量は500GBであり、DRモードで45時間のほか、HG/HX/HEモードの録画ができ、HEモードで189時間(DRの4.2倍速)の能力を持つ機種であった。一方、パナソニックの新しいテープ・BD両用のBDレコーダは、DMR-BR670Vと言う機種で、内蔵HDD容量は320GBであり、DRモードで29時間のほか、HG/HX/HE/HL/HMモードの録画ができ、最大のHMモードで232時間(DRの8.0倍速)の能力の機種であった。また、値段は近くのヤマダ電機で10.8万円でポイントを約15%つけるという話であったが、アマゾンの通信販売で扱っているこの機種の最低価格は、Joshin Webの送料込み価格で、83,980円であった。値段の相場はこの程度であると考え、メールでアマゾンに註文したら、二日後に届くという手回しの良さであった。

   購入後の女房の話では、従来、写りが悪くて困っていたテープもノイズなく再生してくれるようであり、思ったより良い状態になったと感謝されている。リモコン一つでテープから、CD・DVD・BDに至るまで全てのソフトの操作が出来るので、直ぐ馴れて使いやすそうであった。これで10年ぐらいもってくれるのであれば、末代ものとなりそうで有り難いと思い、考えようによっては高いものであったが、これも老齢化への備えとして、やむを得ないと考えることにした。歳を取ると、AV機器の老朽化とともに故障が増え、その対策と修理が大変であるが、読者の皆さんにもいつか来る共通の話題であると考えて、参考までに、小生の対策事例をご紹介してみた。


3)フルトヴェングラーの「ドン」HVリマスター版を改めて見直したい。

   昨年の暮れに収録したフルトヴェングラーの「ドン・ジョバンニ」HVリマスター版を改めて見直した結果、最近の映像に負けないくらい映像が見事に甦っているのには本当に驚かされた。また音声もモノラル録音であるが、矢張り、歪みが取れて聞き易くなり大音量でも何とか聴けるようになっていた。この映像については私のHPでは、2004年にクラシカジャパンによる放送を収録した映像でアップロード済み(5-9-1)なのであるが、アップした写真を見ると画面が潰れており、記述も今となれば不満に思うところが多いので、この映像を改めて見直すとともに、その素晴らしさについて改めて考察してみたいと考えた。

   既に何度も述べてきているが、この映像はザルツブルグの大戦後の復興状態を記念して、さらにモーツアルトの生誕200年を記念して、フルトヴェングラーがザルツブルグ音楽祭に登場し、1954年当時としては驚くべきカラー映像でライブ演奏を記録に残したものであった。オペラのカラー映像は、この映像が最初のものであるほか、フルトヴェングラーのオペラ映像はこれしかなく、このオペラの最も古い映像であり、何でも初めてづくしの大変な文化的遺産と考えて良かろう。
   このオペラに携わる人は、指揮者であれ、演出家であれ、歌手であれ、必ず目を通し聴かなければならない基本的映像であり、このオペラの原点であるばかりでなく、モーツアルトのダ・ポンテオペラの全てにも通づるリブレットを解釈する視点が、この映像には網羅されているものと思われる。NHKが恐らく高い費用をかけてリマスター版に挑戦したのは、以上のような理由によるものであろう。

   オペラ「ドン・ジョバンニ」は、二幕で構成されており、第一幕は20場で、第二幕は16場から出来ている。リブレットで舞台の場面指定があるのは、第一幕では以下のように4場面、第二幕では6場面あった。しかし、中には共通の場面もあり、舞台の機械装置の能力にもよるが、オペラ全体として、何場面設定するかが、演出者の考え方の基本になっている。このオペラにおいては、石像が現れる二つの場面が特に演出上難しく、また二つのフィナーレの場面に色々な特徴が現れる。

第一幕、…躅A(第1場)、∀上A(第4場)、D躅B(第16場)、ぢ膵間(第20場)、
第二幕、]上B(第1場)、庭園C(第7場)、J菽蓮並11場)、は上C(第12場)、ヂ膵間(第13場)、ο上D(第16場)、

   フルトヴェングラーの映像は、最も古い映像であるので、これらの場面設定や、衣裳、大道具・小道具などに至るまで模範的な映像になっており、映像を比較検討する際に、この映像を基本として特徴を押さえておくことが重要であると考えた。これまでのLDや放送映像をこえてHVリマスター版を改めて見直したいと考えたのは以上の理由からであり、以下、11-2-21として、ご報告したいと思う。
また、F.Molinari-Pradelli指揮、ミラノ・ラジオテレビ放送オーケストラ及び合唱団によるオペラ「ドン・ジョバンニ」については、11-2-22としてご報告したい。


4)映画館で「コシ(アーノンクール・ポネル盤)」を見て−これが究極の映像システムか−

    旅行ツアーでご一緒だったお友達から映画の「コシ・ファン・トッテ」(アーノンクール・ポネル盤)の切符を頂いたので、 既に何回も見てアップもしている映像(10-4-4)であるが、喜んで銀座ブロッサムホールまで見に行ってきた。この映像はかねてポネルにより映画方式で撮られており、状態がよい美しい映像であることを知っていたので、映画館で見ればまた別の新しい情報が得られると思ったからである。自宅の書斎でかねて自分なりに納得できるAVシステムに関心を持っていたので、2800円とDVD並の値段の映画館での映像は、究極の映像システムでなければならないと想像していた。

    スクリーンで見た映像は、横長でなく4*3であり、1989年の古い画面であったが、予想通りノイズがなく美しい画面であり、音声も十分にゆとりがある素晴らしいものだった。大きな画面で見ると音楽の変化に演技が実に細かく合わせて演じられていることが分かり、顔の表情なども細かく作られていて、明らかにライブとは異なると思った。例えば、別れのシーンでは涙を浮かべるところが写されたり、アリアの「岩のように」ではグルベローヴァが喉の奥まで見せて歌う場面などは、実に映像も音声も迫力に満ちており、大画面でなければ味わえないと思われた。

   20年以上前の映像なのに、主役のグルベローヴァやフルラネットはまだ現役で活躍しているのには驚かされるが、矢張りこの二人にとっては全盛期の記録が残されていた。フルラネットは、昨年のオペラライブの放送で「シモン・ボッカネグラ」や「ドン・カルロ」のフィリッポ二世役で出ていたのを見ているが、実に堂々とした老け役として活躍しており、バスはテノールよりも寿命が長いのかなと思わせていた。    モーツアルトのオペラ映画として有名なものには、ロージー監督の「ドン・ジョバンニ」(10-6-2、マゼール指揮、1979)ベルイマン監督の「魔笛」(10-12-3、エリクソン指揮、1974)ベームの「コシ・ファン・トッテ」(9-9-3、1769)などがあるが、このうち「ドン・ジョバンニ」については、この映画館で近々上演される予定になっていた。この種の映像はいずれも古いものが多く、衣裳や舞台が豪華で、概して原作のイメージを崩さないように工夫され、安心して見て楽しむように出来ていると感心させられる。


5)2011年2月号の映像の放送・番組予定、

   初めにNHKの番組では、まずハイビジョンの土曜日の「プレミアム・シアター」では、1月29日エクサン・プロバンス音楽祭のオペラ「天国と地獄」(2009年7月)が注目される。また、2月19日にはライプチヒ・バッハ音楽祭2010よりアンドラーシュ・シフのミヒャエル教会の演奏で、バッハのフランス組曲全曲があり興味深い。しかし、この番組ではモーツアルトの演奏はなかった。
   続いてNHK教育TVの「芸術劇場」では、2月4日に「ヴァイオリンの魅力」としてギル・シャハムの無伴奏パルテイータ第2番BWV1004他がある。また2月18日(金)に「チェロの魅力」として放送があるが、残念ながらモーツアルトの演奏はない。シャハムにせよ、シフにせよ、かってモーツアルト弾きとして登場した人々が、ある年数を経て今やバッハに取り組んでいるのは興味深いことである。
   第三にクラシック倶楽部の日曜日午前6時〜7時55分のN響コンサートは、モーツアルトは見当たらなかった。また、月曜から金曜まで毎日ある55分番組のクラッシック倶楽部の放送曲目がハッキリ明示されるようになって有り難いが、モーツアルトの名があっても再放送が多く、新しいソフトを見出すことは困難であった。

    一方、クラシカジャパンの2月の放送の特集では、ウイーン楽友協会で収録されたテーレマンとウイーンフイルのベートーヴェンの交響曲全集が注目される。また、特に期待していた「モーツアルト名演集」は、ギルシャハムのヴァイオリンソナタ集(9-4-1、9-5-1)シフのピアノ協奏曲ニ短調(10-3-4)ゲヴァントハウス四重奏団(7-11-1)などで全てアップ済みであった。また、シリーズ「20世紀の巨匠たち」でリヒテルのピアノソナタイ短調K.310がショパンの練習曲Op10とともに55分番組で放送されるが、これはまだ未アップのDVDを保有しており、いずれアップしたいと考えている。
終わりにレコード芸術2月号では、日本コロンビアからオペラ・クレスタという50タイトルのDVDシリーズが1DVD2940円、2DVD3570円で発売されているが、モーツアルトは10タイトル近く含まれていたが、全て収録済みであった。

6)2011年2月号のソフト紹介予定、

   2月の第一曲は、1月7日のNHK「芸術劇場」でBRデイスクに収録した最新のソフトである。これは浜離宮ホールで昨年11月2日に収録された「プレヴィンとN響の仲間たち」と称して行われたコンサートである。N響の5人のメンバーによるアイネ・クライネK.525およびプレヴィンのピアノで二つのピアノ四重奏曲K.478&K.493が放送されていた。プレヴィンのK.478は過去に3度ほどアップ済みであるが、K.493は初めてであった。また、五重奏のアイネ・クライネK.525は、音がとても透明であり、家でも大音量でコンサートホール並に美しく楽しめる音場が得られ、目下のお気に入りになっている。

   二月の第二曲は、暮れの12月25日にNHKBS103で収録したフルトヴェングラーの「ドン・ジョバンニ」のHVリマスター版が余りにも素晴らしいので、この映像は既にアップ済みなのであるが、この映像の基本になっている舞台の場面について考察し、他の演出と比較する場合の基礎資料を得たいと考えており、11-2-21としてご報告したい。
   また、昨年12月に購入した1960年のミラノ放送局の「ドン・ジョバンニ」のDVDをアップしたい。これはフルトヴェングラーの映像に次いで古いものであるが、白黒で音も不鮮明なので、お奨めするものではないが、イタリアでの「ドン」という意味で、その特徴だけをご報告しておきたいと考えた。これは、11-2-22としてアップしておきたい。

   第三曲目は、懐かしいレーザー・デイスクから、ムーテイ指揮ハンペ演出のミラノスカラ座による「コシ」K.588をお送りする。この映像は、私が最初に入手した「コシ」の映像であり、繰り返し繰り返し見てきたものであるが、改めてアップロードすることを目的として改めて見直したいと考えたものである。
   以上の通り2月分は、入手できる最新の映像と最も古い映像から構成されており、モーツアルトの映像の世界の新旧を比較できる面白い月になりそうである。



   終わりに、今年に入って入手したソフトは、ミラノの1960年の「ドン・ジョバンニ」と、ボローニャの市立劇場における2006年10月の「見てくれのばか娘」K.51の日本語字幕付き映像の二つのDVDを入手したので、その写真を紹介しておこう。

(以上)(2011/01/30)


(最新収録のソフト報告;プレヴィンとN響の仲間たち−K.525、K.478&K.493)
11-2-1、「アンドレ・プレヴィンとN響の仲間たち」、2010年11月2日、浜離宮朝日ホール、
(曲目)アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク、ト長調K.525、ピアノ四重奏曲第一番ト短調K.478&同第二番変ホ長調K.493、ピアノ;アンドレ・プレヴィン、堀正文V、松田拓雪V、佐々木亮Vla、藤森亮一Cel、市川雅典Bass、
(2011年1月7日、NHK芸術劇場より、BD-036にHEモードで録画、)

(懐かしいLDより;フルトヴェングラー指揮の「ドン」HVリマスター版K.527ほか)
11-2-21、フルトヴェングラー指揮の「ドン・ジョバンニ」K.527、ザルツブルグ音楽祭、1954、
「オペラ「ドン・ジョバンニ」の場面設定を考える」−フルトヴェングラーのHVリマスター版を見直して−

(2010年12月25日、NHKBS103にて放送したものを、BD-036に、HEモードで収録)

(最新のDVDより;1960年ミラノで上演の「ドン・ジョバンニ」K.527、)
11-2-22、F.Molinari-Pradelli指揮、ミラノ・ラジオテレビ放送オーケストラ及び合唱団によるオペラ「ドン・ジョバンニ」、1960年4月26日放送、
(配役)ドン・ジョバンニ;Mario Petri、レポレロ;Sesto Bruscantini、ドンナ・アンナ、Teresa Stich-Randall、エルヴィーラ;Leyla Gencer、ツエルリーナ;Graziella Sclutti、ドン・オッターヴィオ;Luigi Alva、マゼット;Renato Cesari、騎士長;Heinz Borst、
(2010年12月、石丸電気にて購入、Rai-Trade社、RAI-1960、DVD-4314、)

  (懐かしいLDより;ムーテイ指揮ハンペ演出のミラノスカラ座による「コシ」K.588)
11-2-3、ムーテイ指揮ハンペ演出、ミラノスカラ座による「コシ・ファン・トッテ」K.588、1989年4月、ミラノ、
(配役)フィオルデリージ;ダニエラ・デッシー、ドラベラ;デロレス・ツイーグラー、デスピーナ;アデリーナ・スカラベッリ、フェランド;ヨーゼフ・クンドラック、グリエルモ;アレッサンドロ・コルベッリ、アルフォンゾ;クラウデイオ・デズデーリ、
(1991年10月04日新譜購入、ANFコーポレーション、レーザデイスク、ANF-3511/4面)

(以上)(2011/01/31)


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