モーツアルト気狂いの最新入手ソフト情報−−平成23年1月号−−


(ピエール・ロラン・エマールとタマラ・ステファノビチによる2台のピアノのためのピアノ協奏曲第10番変ホ長調K.365(316a)、およびセレナーデ第3番ニ長調K.185(167a)、ジョナサン・ノット指揮カメラータ・アカデミカ、/フィッシャー指揮グート演出の「コシ・ファン・トッテ」K.588、2009年ザルツブルグ音楽祭/ガーデイナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイストによる古楽器の「魔笛」K.620、モンテヴェルデイ合唱団、1995年6月、アムステルダム、)

(先月の月報は  「こちら」)


私の最新入手ソフト情報−平成23年1月号−

(ピエール・ロラン・エマールとタマラ・ステファノビチによる2台のピアノのためのピアノ協奏曲第10番変ホ長調K.365(316a)、およびセレナーデ第3番ニ長調K.185(167a)、ジョナサン・ノット指揮カメラータ・アカデミカ、/フィッシャー指揮グート演出の「コシ・ファン・トッテ」K.588、2009年ザルツブルグ音楽祭/ガーデイナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイストによる古楽器の「魔笛」K.620、モンテヴェルデイ合唱団、1995年6月、アムステルダム)

11-1-0、平成23年1月初めの近況報告、

1)昨年を振り返り、新しい年の抱負を考える−後期高齢者になって−
2)今年もホームページの充実を−10年目を迎えもう少しオペラに重点を置きます−
3)ブルーレイデイスクのお陰で、書斎のオーデイオ空間に新たな楽しみが増加、
4)私の2010年のゴルフ結果の総括、
5)2011年1月号の放送・番組予定、
6)2011年1月号のソフト紹介予定、


(最新収録のソフト報告;ピエール・ロラン・エマールの2台のピアノ協奏曲K.365、)
 11-1-1、ピエール・ロラン・エマールとタマラ・ステファノビチによる2台のピアノのためのピアノ協奏曲第10番変ホ長調K.365(316a)、およびセレナーデ第3番ニ長調K.185(167a)、ジョナサン・ノット指揮カメラータ・アカデミカ、M週間2008、 (2010年5月24日、クラシカジャパンの放送よりBD-HDD録画)

(懐かしいLDより;フィッシャー指揮グート演出の「コシ・ファン・トッテ」K.588)
 11-1-2、アダム・フィッシャー指揮、グート演出、ウイーンフイルの「コシ・ファン・トッテ」K.588、2009年ザルツブルグ音楽祭、
(配役)フィオルデリージ;ミア・パーション、ドラベラ;イザベル・レオナード、デスピーナ;パトリシア・プテイポン、フェランド;トピー・レーテイプー、グリエルモ;フロリアン・ベッシュ、アルフォンゾ;ボー・スコーフス、
(2010年11月13日購入、輸入盤BD盤EUROARTS-2072534、石丸電気にて、)


  (懐かしいLDより;ガーデイナー指揮による古楽器の「魔笛」K.620、)
11-1-3、ガーデイナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイストによる古楽器の「魔笛」K.620、モンテヴェルデイ合唱団、1995年6月、アムステルダム、コンセルトヘボウ、
(配役)ザラストロ;ハーリー・ピーターズ、タミーノ;ミヒャエル・シャーデ、夜の女王;シンデイア・ジーデン、パミーナ;クリステイアーネ・・エルツエ、パパゲーノ;ジェラルド・フィンレイ、パパゲーナ;コンスタンツエ・バッケス、その他、
(1997年04月27日購入、ポリグラム株式会社、レーザーデイスク、POLG-1180/1、)

 


11-1-0、平成23年1月初めの近況報告、

   皆さま、明けましておめでとうございます。新しい年、2010年がいよいよ始まります。この年はどんな年になるのでしょうか。本年の2月で私は後期高齢者の仲間入りをします。また、このソフト紹介を始めて、丁度、10年目を迎えます。
   体が動けなくなって後悔する前に、今年も秋には海外旅行をしたいと思いますし、広島や沖縄など国内旅行もやっておきたいと考えております。また、S-VHSやD-VHSなどのテープに残されている映像ソフトの山を取り崩す作業も、頭が元気なうちに早く片付けておきたいと考えています。お陰様で女房ともども健康に恵まれて、自分の時間を専ら趣味のモーツアルトに全力投球出来る環境が確保されております。このような恵まれた環境に深く感謝しておりますとともに、この状態が少しでも長く継続することを切に願って、本年も頑張りたいと思います。少し欲張っているかも知れませんが、皆さま、本年もどうか宜しくお願い申し上げます。


1)2010年を振り返り、新しい年の抱負を考える−後期高齢者になって−

   2010年は改革への期待を持って誕生した筈の鳩山政権、管政権が子供手当しかできない主体性のない政権であることが露呈され、日本は将来に期待の持てない国になってしまった。朝日新聞で田原総一朗が年末に、この国の喫緊の課題、財政・年金・消費税・沖縄問題などのオールジャパンの課題に取り組むために、民主・自民・公明の3党の政策協定により期間限定の大連立を提案し、直面する財政や経済の問題に道筋をつけてから、政治ゴッコをやってくれと述べていた。国民は皆、多かれ少なかれ、そのような思いで政界を見つめているが、彼等がこの2011年で目覚めてくれない限り、日本は駄目な方向に加速されると考える。

   経済も然りだ。この閉塞感を改革で打破して、新しい成長戦略を立て直さなければ、このグローバルな世界では競争に勝ち抜いて行けないのに、将来への展望がないまま推移している。民主党になってからは展望への議論の場すらなくなってしまった。せめて毎年卒業する新しい人材だけでも、夢を持って就労先を見つけ出すことが出来ないものか。ここでも見通しがないまま、基本が旧体制のまま、空回りしているようだ。

   翻って音楽、中でもクラシック音楽の世界ではどうだろうか。英才教育が世界中に行きわたり才能のあるものがどんどん発掘されて、コンクールによる新人発掘の弊害が議論されているものの、新しい才能の登場が増加して、活気を呈しているように見える。しかし、どこの国も財政再建が要請されて、文化予算は火の車のようで、オペラ界は深刻な状況になっているという報告を耳にするようになった。クラシック音楽の世界は、全体的に徐々に縮小の運命にあると思われるが、政治の世界のように「財政が破綻して国が潰れる」ような深刻な事態ではなく、旧体制の縮小とともに歩むものと想像している。

   私は年金生活者となって久しく、女房と二人暮らしでお互いに健康に恵まれ、自分の自由時間をモーツアルトのホームページや音楽鑑賞など好きなことに使える恵まれた環境にある。従って、この状態を出来るだけ長く継続させることが願いであり、新しい新年への抱負などはことさらないが、今年で10年目になるホームページも慨成の域に達するには5年分くらいのソフトストックがあり、ブルーレイデイスクのお陰で書斎のオーデイオ空間に新たな楽しみが増加したりして、自分なりに貧乏暇なしで忙しく、楽しい思いをしている。

   しかし、この原動力になるのは女房と二人の健康の維持であり、生活全般にわたり健康優先で過ごしていきたいと考えている。特に2011年2月には、後期高齢者の仲間入りをするので、社会のお世話で生かされていく自分を改めて見直して、健康な生活を心掛けていきたいと考えている。昨年は持病の前立腺肥大でPSA値が高くなったので、ガンの生検を受けた結果、ガンの心配はないとされ一安心した。今年心掛けたいのは、会社の人間ドックの時にやっていた「胃ガン・肺ガン・大腸ガン」の検査をここ数年受けていなかったので、毎年、継続するように市役所の方に申し込んだ処である。また、運動の方では、後述するゴルフの方で述べるが、週一ゴルフを目指して2010年には37回実施しているが、2009年には43回であったので、せめて40回を上回るように努力したいと思っている。ゴルフのお陰で、書斎人間の健康が支えられており、持病だったギックリ腰が解消したり、階段の上下などで足腰の良さを実感するようになっており、そのため欲を言えば、80歳位まで続けたいというのが最近の願いになっている。

       以上のように今年からは、後期高齢者になったので、余り欲張ったり無理をせずに、何事も健康優先で行きたいと考えているので、どうか宜しくお願いしたいと思う。


2)今年もホームページの充実を−10年目を迎えもう少しオペラに重点を置きます−

   今年で10年目になるホームページ「映像ソフトで見るモーツアルトの諸作品」が、手持ちのソフトを全てアップした慨成の域に達するには、あと5年くらい掛かりそうであると先に一言述べた。後期高齢者になったので、今以上に楽しみながらゆっくりしたペースが必要であり、旅行をしたり、モーツアルト以外の世界にも目を光らせる必要があるので、これ以上のスピードアップは不可能である。実は、つい先の9月の「続バッハへの旅」の報告記を完成するのに手間取り、9月末になっても9月分の3本の予定ソフトをアップ出来ず、ピンチに追い込まれた苦い経験をした。この時は10月、11月の2ヶ月で、3ヶ月分の9本のソフトを仕上げて、12月になってやっと正常な状態に復帰したが、もし体調が悪くなったりしたら大変であると、心配したものであった。

   オペラ優先の毎月2本アップの方針は、09年の4月より続けており、2010年には幸い「フィガロ」と「ドン」が完了している。従って、この方針を続けると、2011年には「コシ」と「魔笛」が完了し、2012年には残されたオペラが全て慨成の段階になりそうなので、少なくとも2011年はこの2本の方針を貫きたいと思うので、古いテープの器楽曲の方はもう暫く、お許し頂きたいと思う。

   続いて、私が大事にしている音楽関係の会について一言。モーツアルテイアン・フェラインの方は、本年の例会で300回の記念例会となり、今後も会の充実を目指して協力していきたいと思っている。どこの組織もそうであるが、会員の老齢化が問題となっており、退会者を補う新規会員の獲得に大変な努力が必要となってきている。また、日本モーツアルト協会は、年10回のオールモーツアアルト・コンサートを楽しみに参加しているが、最近では、ここの例会以外ではオールモーツアアルト・コンサートは聴けなくなっている状況にある。また、昨年から「バッハへの旅」のツアー参加者による「バッハの会」にもお招きを受け、参加して勉強を重ねている状況にある。


3)ブルーレイデイスクのお陰で、書斎のオーデイオ空間に新たな楽しみが増加
−カラヤンのヴェルデイの「レクイエム」とフルトヴェングラーの「ドン・ジョバンニ」のハイビジョン・リマスター放送に驚く−


   昨年はブルーレイ・レコーダーのBDデイスクを認識出来ないという故障が響いて、専らHDD録画で済ましていたが、BD/DVDドライブの交換により新品同様になって、再び積極的にハイビジョン録画を続けてきた。中でも驚かされたのは、NHKがハイビジョン・リマスターと称して、古い映像を視覚的にHV用に向上させたものが登場して来ており、古い映像が新しく甦って見るものを喜ばせている。その第一は、カラヤンがミラノスカラ座で振ったヴェルデイの「レクイエム」(1967)であった。この映像は、プライス、コッソット、パバロッテイ、ギャウロフのオペラ歌手が歌うもので、若きパバロッテイがバスのギャウロフとともに、譜面を見ながら畏まって歌っている姿を見ることが出来るものであった。第二は、フルトヴェングラーの著名なオペラ「ドン・ジョバンニ」(1957)のザルツブルグ音楽祭のライブのカラー映像(5-9-1)であった。特に、後者については、レーザーデイスク、D-VHSテープ(クラシカジャパン)、今回のBD(NHK)と三度目の映像であり、アップロードした映像は、クラシカジャパンの放送でその良さに驚いてアップした経緯があり、今回も最近の映像に負けないくらい映像が甦っているのには本当に驚かされた。これはモノラル録音であるが矢張り歪みが取れて聞き易くなり大音量でも何とか聴けるものであったが、カラヤンの映像は、画質面よりも音質面のステレオ効果が改善されていた。これらの古き名作が新たに甦ることは、新しい感動を深めるものであり、手間はかかるのであろうが凄い技術であると感服した。古い映画作品もDVDからBDヘトグレードアップされているようなので、このリマスター技術は、地味ではあるがもっと注目されて良い技術なのかも知れない。





   ハイビジョンでオペラを録画するようになって、最近、感心させられたものには、メトロポリタン・オペラ劇場で収録された「アイーダ」(2009)と、サンテイ指揮・N響による演奏会形式による「アイーダ」(2010)があった。前者はまさにハイビジョン向きに録られた舞台映像の巨大さと豪華さを誇るものであり、幕間に機械装置や衣裳などの演出技術に関する解説もある凄い番組になっていた。一方のサンテイ指揮・N響のものは、音楽的にこのオペラの巨大さを味わうには、演奏会形式がベストであるという思いを抱かせるほどの迫力に満ちており、8台のコントラバスがフルに動くさまやトランペット群が鳴り響く姿を伴奏に迫力あるアリアや合唱を楽しむことが出来、狭いオーケストラピットでは得られない圧倒的なものがあった。ワグナーがバイロイト劇場を作ったのはこの思いからとでも想像させる指揮者サンテイのエネルギーにも感心させられた。5.1chのこの二つの映像は、ハイビジョンならではの得難いものであると考えている。

  以上に加えて毎年実施されるNHK音楽祭2010の三大BのNHKホールの5.1chの4映像も記録に残すべき映像であると思った。中でもアーノンクール・ウイーン・コンツエントウス・ムジクムとシェーンベルグ合唱団によるバッハの「ロ短調ミサ曲」は、古楽器演奏にしてはオケも合唱も大規模なもので、この音楽祭に相応しい迫力のあるものであった。中でもレッシュマンやシュターデなどのオペラ歌手に伸び伸びと歌わせた、教会でなく演奏会形式で聴くに相応しい演奏であると思った。この音楽祭の中にヤルヴィ指揮ドイツカンマー・オーケストラのベートーヴェンの第五交響曲が演奏されて、颯爽としてオーケストラの動きが異なり非常に感心させられたが、このグループのベートーヴェンの交響曲全九曲が4枚の輸入DVDBOXで、何と4690円で新発売されていたので衝動買いをした。これらは2009年9月にボンで開催されたベートーヴェン音楽祭で連続演奏されたものを収録したものであり、テンポが速すぎるきらいはあるが、随処に新しい響きがこだまし、新鮮さを感じさせる一連の演奏であった。
   また、暮れの31日に録画したリリングとN響の第九交響曲は、これまで収録した第九の中では、オケも合唱も最大規模で、リリングのゆったりした心温まる雄大な指揮により、実に豊かな響きを聴かせてくれ感動ものであった。
    最後に、これはクラシカジャパンの放送であるが、ショパンイヤーを記念した横山幸雄のショパン・ピアノソロ全166曲の4部(約12時間)に別れた連続演奏会の記録にも、全曲を暗譜で一日かけて演奏した姿が捉えられていた。演奏も標準的なオーソドックススタイルであり、さすがショパン弾きと感嘆させる驚くべき演奏が記録されていた。

   以上は私の書斎で見聴きする音楽の楽しみの2010年に感じた一言メモであるが、 BRレコーダーが普及すると、このような従来より一歩進んだオーデイオ・ヴィジュアルの世界を垣間見ることが出来、ライブの演奏会も素晴らしいが、無償でライブでは得られない別の演奏会の楽しみが映像に残されていることをここでご報告しておきたい。


4)私の2010年のゴルフ結果の総括、
−万年青会に入り、入賞回数は増えましたが、結局は昨年の記録を上回ることが出来ませんでした−


   年に数回のお付き合いのゴルフから、自分のためのゴルフに切り替えて、ゴルフが健康管理のための重要な日課になってから8年目となった。回数の多い四街道の記録から2010年の成績を評価すると、平均値では、09年の98.45に対し、本年は99.30と昨年に比し0.85ポイント多く、残念な結果になった。回数は09年の43回に対し、本年は38回と5回減っているが、旅行と天候の影響で、こういう結果になってしまった。08年に四街道年平均97.64というベストを記録するまで、05年以降わずかづつであるが、年齢に逆らってスコアが低減してきたのであるが、遂に09年、2010年と2年続けて年約1ポイントずつスコアが悪くなってしまった。スコアの低減は、73歳をもって限界に達したのであろうか。

  5回ある他のゴルフ場での記録を加えた2010年の全平均スコアは、丁度、100.00であり、ここでも昨年より0.30ポイント高くなった。
  2010年は12月に入って行った4回のスコアが410と100を超えてスコアを崩してしまい、一挙に昨年より悪くなったものである。その原因は、12月に入って高麗グリーンが急に早くなり、その対応が上手くいかず、同じようなミスを何回も繰り返したことによる。現在はパター恐怖症になっているが、グリーンのこの状態は、芝の芽が伸び出す3月中旬ころまで続くので、来年のスコアにも影響するのではないかと心配している。

  スコアの分析結果からは、2010年の成績は良くないのであるが、万年青会で初めて頂いたハンデイが28であったためか、しばしばアンダーが出るようになり、その都度、10位以内に入り、入賞させていただいた。しかし、10月例会で2アンダーで2位となり、ハンデイを22に上げられてしまった。また、9月の北大土木の33会では、87のスコアで優勝させていただいた。こういう大会で90が切れるスコアは出たことがなかったので、これは、日頃の努力の成果であると自分を励ましている次第である。

  以上のように、2010年のゴルフスコアの集計が出来ているので、来年以降の参考とするため、別途ファイルに「2010年の私のゴルフ結果の総括」としてまとめてみた。
  スコアのアップを期待出来なくなった今、こうしたゴルフスコアの集計などを行っても意味がないのであるが、永年の習性で、兎に角、良くも悪くも、80歳まで続けてみたいと考えている。この馬鹿さ加減をお笑いいただきたいと思う。


5)2011年1月号の放送・番組予定、

   初めにNHKの番組では、まずハイビジョンの土曜日の「プレミアム・シアター」では、一月8日にミラノスカラ座の特集として、マゼールの「椿姫」(2007)と、メータの「リゴレット」(2010)が注目される。また、1月10日にはBS2でフルトヴェングラーの「ドン・ジョバンニ」らマスター盤(収録済み)が再放送される。
   続いてNHK教育TVの「芸術劇場」では、1月7日(金)に浜離宮ホールで昨年11月2日に収録された「プレヴィンとN響の仲間たち」コンサートと称してN響メンバーによるアイネ・クライネK.525および二つのピアノ四重奏曲K.478&K.493が放送される。
   第三にクラシック倶楽部の日曜日午前6時〜7時55分のN響コンサートは、モーツアルトは見当たらなかった。また、月曜から金曜まで毎日ある55分番組のクラッシック倶楽部の放送曲目がハッキリ明示されるようになって有り難いが、モーツアルトの名があっても再放送が多く、新しいソフトを見出すことは困難であった。

    一方、クラシカジャパンの1月の放送では、ショパンの国際ピアノコンクールの特集が組まれていた。モーツアルトの曲は、再放送ものの中にヴェルビエ音楽祭2008の「エベーヌ四重奏団」の曲目の中にシューベルトの「死と乙女」の他に、エイヴェルテイメントニ長調K.136が含まれていた。四重奏のこの曲の演奏であるならば、初めてであり歓迎したい。また、D.&I.オイストラフ親子による協奏交響曲K.364(1963)がシリーズ「20世紀の巨匠たち」の中で放送される。この親子によるCDは持っているが、映像は初めてでこれも期待できる映像のように思われる。

    2011年1月号の「レコード芸術」では、残念ながらモーツアルトのDVDは見当らなかったが、先に述べたヤルヴィのベートーヴェンの交響曲全集のDVDが、ビデオ月評で諸石幸生氏と岡本稔氏の推薦により特選盤となっていた。日本盤は定価が12600円であったが、私は半値以下で買っている。ドキュメンタリーには日本語字幕はないので良く理解は出来ないが、輸入盤と国内盤のこの値段の差は一体どうしたものだろうか。


6)2011年1月号のソフト紹介予定、

新しい年の最初のソフトはお気に入りのものにしたいと思っているが、久し振りでザルツブルグのモーツアルテウムから心温まる和やかなピアノ協奏曲とアントレッター・セレナードを聴いたので、これを新年の第一号ソフトとしたい。今年はモーツアルト週間には行けないが、昨年はもの凄く寒かったがミンコフスキーのハ短調ミサ曲とアーノンクールのポストホルン・セレナードは、今でも耳に焼き付いている。
   続く第二曲は同じくザルツブルグからで、最新の「コシ・ファン・トッテ」の映像を、ブルーレイデイスクでお届けしたい。話題のグート演出で、アダムフィッシャー指揮の最新のものである。幸い輸入盤でありながら、日本語字幕があって助かった。
   第三曲目は懐かしいレーザーデイスクの映像からガーデイナー指揮の「魔笛」である。これから半年ほど、この「コシ」と「魔笛」が交互に続くことになろうが、12月にガーデイナーの「コシ」を見たばかりなので、比較しやすいように続けることにしている。しかしこの「魔笛」は、アムステルダムのコンセルトヘボウの多目的ホールで演奏されており、これまでの彼のパリ・シャトレ座のダ・ポンテ・オペラと一線を画していた。

   以上の通り2011年1月のソフト紹介は、新旧取り混ぜた組み合わせとなっているが、いずれも楽しめるものばかりなのでご期待いただきたい。

(以上)(2010/12/31)


(最新収録のソフト報告;ピエール・ロラン・エマールの2台のピアノ協奏曲K.365)
11-1-1、ピエール・ロラン・エマールとタマラ・ステファノビチによる2台のピアノのためのピアノ協奏曲第10番変ホ長調K.365(316a)、およびセレナーデ第3番ニ長調K.185(167a)、ジョナサン・ノット指揮カメラータ・アカデミカ、M週間2008、
(2010年5月24日、クラシカジャパンの放送よりBD-HDD録画)

新しい年の最初のソフトはお気に入りのものにしたいと思っているが、久し振りでモーツアルテウムから心温まる和やかなピアノ協奏曲とアントレッター・セレナードを聴いたので、これを新年の第一号ソフトとしたい。音源はクラシカジャパンの放送で2008年のモーツアルト週間のグロッサー・ザールの一コンサート、ジョナサン・ノット指揮のカメラータ・ザルツブルグの演奏で、ピエール=ロラン・エマールとタマラ・ステファノヴィチの2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365(316a)と、続いてセレナード第三番ニ長調K.185(167a)より二つの楽章をお届けする。時間の関係か、全曲でないのが残念であった。
   2台のピアノは狭いステージで正面を向いて2台が並んでおり、指揮者がピアノの間で指揮をし、ピアニスト二人は互いに隣り合わせで視線を交わしながら、意気のあった演奏をしていた。ピエールはこの曲はお互いのピアノの模倣が重要であると言い、タマラはピアノが2台になるとエネルギーも2倍になると言っていた。このようなピアノの配置は初めての映像であったが、師弟の関係なのであろうが、二人が息を合わせて弾くさまが良く捉えられており、とても良いと思った。続くアントレッター・セレナードは、第二・第七楽章が演奏されていたが、第二楽章アンダンテで、カメラータのコンサート・ミストレスのナタリー・チェーが独奏ヴァイオリンを弾いていた。久し振りで見かけた彼女は、4〜5年前より少し太ってミストレスとして貫禄がついてきたように思った。 


(最新の輸入盤BDより;フィッシャー指揮グート演出の「コシ・ファン・トッテ」K.588)
11-1-2、アダム・フィッシャー指揮、グート演出、ウイーンフイルの「コシ・ファン・トッテ」K.588、2009年ザルツブルグ音楽祭、
(配役)フィオルデリージ;ミア・パーション、ドラベラ;イザベル・レオナード、デスピーナ;パトリシア・プテイポン、フェランド;トピー・レーテイプー、グリエルモ;フロリアン・ベッシュ、アルフォンゾ;ボー・スコーフス、
(2010年11月13日購入、輸入盤BD盤EUROARTS-2072534、石丸電気にて、)

  第二曲目は最新の輸入盤のブルーレイデイスクであり、ハイビジョン並の美しいきめの細かな画像が味わえる。2009年7月30日のザルツブルグ音楽祭での収録で、新しいモーツアルト・ハウスからのライブであった。アダム・フィッシャーは、イヴァン・フィッシャーのお兄さんで、ともにブダペスト出身で、ウイーンでスワロフスキーに師事した指揮者。ウイーン国立歌劇場でしばしば聴いてきたが、ザルツブルグ音楽祭にも登場してきた。この映像は、クラウス・グートの話題を呼ぶ3度目の演出が見ものであり、右側に階段のある二階建ての部屋で演じられる超モダンな室内劇の「コシ」であった。ミア・パーションのフィオルデリージはこのHPでは2度目の登場(8-7-3)で、この時はイヴァン・フィッシャー指揮のグラインドボーンの映像(2006)であった。また、パトリアイア・プテイポンも何度か出ているが、このデスピーナこそ超モダンの動きとスタイルで、アルフォンゾを煙に巻いて悩ませていた。
   06年の「フィガロ」以来、「ドン」に続いてこの「コシ」とモダン劇のグート旋風がザルツブルグを襲っているようであるが、森の中の「ドン」には呆れ果てたが、この演出は現代劇としてありそうな形に演出されていた。

(懐かしいLDより;ガーデイナー指揮による古楽器の「魔笛」K.620、)
11-1-3、ガーデイナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイストによる古楽器の「魔笛」K.620、モンテヴェルデイ合唱団、1995年6月、アムステルダム、コンセルトヘボウ、
(配役)ザラストロ;ハーリー・ピーターズ、タミーノ;ミヒャエル・シャーデ、夜の女王;シンデイア・ジーデン、パミーナ;クリステイアーネ・・エルツエ、パパゲーノ;ジェラルド・フィンレイ、パパゲーナ;コンスタンツエ・バッケス、その他、
(1997年04月27日購入、ポリグラム株式会社、レーザーデイスク、POLG-1180/1、)

   第三曲目は懐かしいレーザーデイスクの映像からガーデイナー指揮の「魔笛」である。これから半年ほど、この「コシ」と「魔笛」が交互に続くことになろうが、12月にガーデイナーの「コシ」を見たばかりなので、比較しやすいように続けることにしている。しかし、この「魔笛」はアムステルダムのコンセルトヘボウのコンサートホールで演奏されており、これまでのパリ・シャトレ座のダ・ポンテ・オペラとは一線を画していた。ここでは、コントラバスが3台のいつもより規模の大きい構成を取っているほか、オーケストラを囲むように花道があり、観客はオーケストラ越しに舞台を見上げるスタイルになって広く使われていた。また、バレエ団がライオンや鳥になって抽象的な舞台を歌手と一体になって作り上げており、このホールに合わせたようにこの「魔笛」は、オペラ劇場とは異なった舞台構成となっている。従って、ガーデイナーが好む新鮮な音の響きやアンサンブルに変化が見られそうな期待が寄せられる。

(以上)(2010/12/31)


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