KEF-Q900型スピーカの導入記−ホームシアター型システムへの大幅改善−

−DENON-AVR4520AVサラウンドレシーバーとDENON-DBT-1713UDユニバーサル・オーディオ/ビデオ・プレイヤーの導入−

−ブルーレイデイスク方式からHDD方式への移行−   


KEF-Q900型スピーカの導入記−ホームシアター型システムへの大幅改善−

1、まえがき−オーデイオ装置の調子が悪くなり、装置を改善したい−

          レコード芸術2013年10月号のオーデイオ「定番と名品」選考会の4氏によるスピーカー選びを見て、急にオーデイオ装置一式を、100万円くらいで変更したいと思うようになった。それは永年愛用してきたYAMAHA-1000Xの音が弱音で冴えなくなり、他所で聴くスピーカーの音が気になり出したことがあり、また、最近、メインアンプのYAMAHA-DSP-AZ-1という重量級AVアンプの接続不良など微細なところの調子が悪くなり、調整をしたいのであるが、裏の配線が混み合って蜘蛛の巣状になり、システムが重すぎて移動が出来ず調整が不能になって来たからである。このオーデイオ裏の蜘蛛の巣配線は、女房にかねて火事の原因となると指摘されてきたが、5.1chのアナログ配線をHDMI接続に変えない限り不可能であると考えてきた。老齢化が進む折に、部屋の中の重量級のものを処分して、軽量化・簡素化して機能を向上させ、身の回りの安全化を図ることは、基本的に我が家の大蔵省も賛成であり、やるなら元気なうちの今だと真剣に考えるようになって来た。これは安倍政権の消費拡大・増税対策の一環としても役に立ちそうな対策である。

           私のシステムは、DVDオーデイオ・ビデオ・SACDの万能プレイヤーであるDENON-3910の他、新旧のBDレコーダーと古いDVDレコーダーの3台もあり、古いLPプレイヤー、LDプレイヤーのほかD-VHSレコーダーも時々使用するので、AVアンプは入出力が豊富なものが望ましく、現行のYAMAHAが130W*6CHであるので、同等のものが欲しいと思っている。このうちDENON-3910がDVDは良いのであるが、CDとSACDが良く操作できないCDが出てきたので、この際、DVDの再生はBDレコーダーに任せて、CDとSACDが良く聴けるプレイヤーを同時に求めたいと考えている。

           私の気分が変わったのは、レコード芸術の「スピーカー選び、3つの原則」の記述の中で、「巨大信仰を捨てること、必ず専用のスタンドを購入する、従来の常識にとらわれない、」の記事が気に入ったことであり、オーデイオの先輩たちの意見を聞いて真剣に検討したいと考えている。この記事の中では、麻倉怜士氏が推奨するKEF Q900というスピーカーが、ペアで23万円という安い価格であり、カタログを取り寄せたいし、氏の言う感じが本物か出来れば視聴をしたいと考えている。


2、新しいスピーカーKEF-Q900の導入−オペラの再生が改善された−

    HPの2013年10月号で、オーデイオ装置の改善をしたいと書いたが、検討を進めてきた結果、改善目的を達成するには、スピーカーだけでは収まらず、アンプも、プレイヤーも新しいものが欲しくなり、メインの部分がすっかり新しくなった。そのため、この欄では全てを述べることが出来ないので、以下毎号において、スピーカー、アンプ、DBプレイヤーに分けて、その機器の特徴や選定理由と視聴結果などについて、ご報告したいと思う。今回ここでは、新しいスピーカーKEF-Q900について述べたいと思う。

         私が最新のスピーカーKEF-Q900を知ったのは、レコード芸術10月号の「スピーカー選び」で麻倉怜士氏が「このサイズと音で、この価格!?」という見出しの言葉に魅せられたからである。Q-900はこのシリーズのトップモデルであり、オーデイオ的に良い特性的な音が出て、音楽の語り口が巧みな音調を持ち、会場で聴く人に「オォ」と言わせていたという。音が豪華絢爛で、しかも質感が高く、雄大で切れの良い低音を聞かせるとともに、艶と質感、ワイドレンジと中域の充実感が同時に満たされ、音楽的な完成度がとても高いという。現行の重いYAMAHAの半分ぐらいの重さとスペースでとても有り難く、10畳間の絨毯敷きの狭い書斎でオーデイオとして聴く2CHでも、サラウンドで聴く5.1CHのフロントSPとしても理想的だと思っている。さすがKEFならではの端正で音楽的なエッセンスの表現に長けた音で、音楽が濃く聴けるスピーカーだと先生はおっしゃる。トイーターやウーハーがどうのと言うようなハードの部材的な話よりも、音楽的に優れているという一言がとても気に入った。このレコード芸術の特集の「巨大信仰は捨て、備え付けの専用スタンドを使い、従来の常識にとらわれないで選定を」と言う最近のオーデイオの精神にも合致しているようであり、これも気に入った。



   フェラインのオーデイオのプロ的な先輩に連れられて、お茶の水のオーデイオ・ユニオン・ハイエンド館でKEFの新モデルの話を聞き、2CHとサラウンドの方向性と機器の特徴の話も承り、早速、手持ちの弦楽アンサンブルとピアノ小曲集の2枚の試聴用CDを持参して、旧モデルR-900とQ-800との比較をしながらヒアリングをした。旧モデルより派手な音がしていたが、音の素性が良いことは一聴して良く分かり、弦の静かな音もピアノのパッシブな音にも柔軟であることを確かめて、使い慣らしが今後とても重要で、アンプとの性能上の相性が重要だと思った。

         取りあえず据え付けて試聴をしている段階では、ボリュームを上げずに静かな音でも、清澄感を持って美しくきめ細かく鳴ってくれるのがとても気に入っている。サラウンドでもオペラの人の声が前に出てくれるので聴き甲斐があり、充実感を覚えている。重量もスペースも半分になったが、従来のように大音量を出さなくても満足できるようになっている。ペアで税込み228900円を18万に値引いてくれ、YAMAHAをスタンド込みで22000円で下取り頂いたので、随分安い買い物をしたと思っている。次回はDENONのハイエンドAVサラウンドアンプAVR-4520について述べたいと思う。


3、新しいDENONのメインアンプとBDプレイヤーの導入−デノン・リンクが気に入った−
−DENON-AVR4520AVサラウンドレシーバーとDENON-DBT-1713UDユニバーサル・オーディオ/ビデオ・プレイヤーの導入

オーデイオ装置を一新してこのところご機嫌であるが、新しいスピーカーのお陰で、肌理の細かな美しい音が前に出るようになり、古楽器ヴァイオリンの音もフォルテピアノの音も良く認識できるようになり、オペラのアリアなど人の声も一際クリアにバランス良く聞こえるようになったような気がする。これは恐らく評判の良いツイーターのお陰なのであろうと思っている。今回はこれを支えるメインアンプと最新のBDプレイヤーについてご報告することとしたい。

スピーカーを良く鳴らすため、アンプは従来通りAVのトップモデルのものから選びたいと思っていた。小生はオーデイオの世界から途中で映像を含むサラウンドの世界に移行しているが、現在、一番良く聴くのは矢張り2CHのオーデイオとしてであり、サラウンドとして聴くのは、DVDや5.1CHとして集録したソフトなどで、その割合は恐らく3割に満たないであろう。そのため、まず2CHのCDやSACDが完璧に鳴ってくれなければ困るのであるが、高級なアンプやプレイヤーの世界では、いわゆるオーデイオ業界とAV業界とが2分され、オーデイオ業界ではモデルチェンジが少なく、有名製品は中古品市場が存在している。しかし、一方のAV業界では、半年ごとにモデルチェンジして競争が激しく、取扱店もいわゆる量販店であり、型が古くなると使い捨てられ投げ売りされる世界になっていることが分かった。

そのため、サラウンドのAVアンプは、機種選定はカタログでソニー・デノン・ヤマハ・パイオニアなどのトップモデルを比較検討し、実物を秋葉原の最大の量販店ヨドバシカメラで確かめ、値段をパソコンでどの程度値引きが可能か調べて、最も気に入ったDENONのAVのトップモデルに決定した。トップモデルでは、2CHで使用しても十分に出力に余裕があり、音質にも十分な配慮がなされていることをカタログで確かめた。5.1CHしか利用しないのに9.2CHも内蔵した余分な機能もあるし、利用できるかどうか自信がないが、多彩なネットワーク機能も用意されているようだ。型番を紹介すると、AVアンプはAVR-4520(\346,500)であり、BDユニバーサル・プレイヤーは、DBT-3313UD(\126,000)であったが、交渉の結果、高い機種に1割のポイントをつけて貰って、2機種で33万円という3割引の値段で購入できた。

AVアンプは、既存の薄型TVをモニターとして接続しており、TV、スカパー!衛星チューナー、2台のBDレコーダー、2台のBDプレイヤー、パソコンなどをHDMIのデジタル接続が出来た。従って、裏の配線はアナログ接続よりも配線が少なくなり、女房の心配の蜘蛛の巣配線が少しでも解決している。また、最新のBDプレイヤーは、BD、DVD、CD一般の他に、SACDやDVDオーデイオも再生できるユニバーサルな新鋭機であり、HDMI端子もオーデイオとビデオに分離しているほか、アンプとは同じDENONのデノンリンクが活用でき、これも気に入った面の1つになっている。ただし、新しい機器には解説書の代わりにCDが付属しており、パソコンで必要なときに見られるようになっていたが、これはとても不便であり、矢張り接続などは、ハードコピーしたもので確認したいので、DENONにお願いして、印刷物の解説書を取り寄せた。



冒頭に書いたように、今のところこのAVシステムにほぼ満足しているが、低域の力不足が若干気になっている。これは、5.1CHオデッセイ方式の室内の環境に合わせた5.1CH調整を実施中に、使用中のヤマハのスーパーウーハーが破損してしまったので、現在はサブウーハーなしの状態で聴いているからである。このシステムに、新しいサブウーハーを取り付けたり、レーザーデイスクやLPレコードも再生できるように、いずれ落ち着いてから、接続していく予定であるが、その前に装置背面の書棚の整理を行う必要がある。これらは時間がかかり、また手間を要して面倒なので、これからは何をやるにしても、何でもゆっくりペースで楽しみながらやりたいと考えている。


4、KEFのスピーカーやメインアンプが定着して−より落ち着いて聴けるシステムになった−

  書斎のメイン・スピーカーとメイン・アンプやBDプレイヤーを新しい機種に取り替えて、新しいシステムになり、改善効果が認められ、既存ソフトの再生が充実して聴こえ、十分に満足している。耳が老齢化したのではなく、今だ健在であった。改善効果を一口で述べるのは難しいのであるが、整理してみると次のような面に顕著であると思われる。
1) 小音量時でも、清澄感があり、楽音が浮き上がって来るように聞こえる。例えば、ピアノの音が重くなく、軽やかに響くような気がする。
2) 全体的に楽音のバランスが良く聞こえており、今まで聞こえなかった音も聞こえるようになり、音の艶やかさやきめ細かさが増している。
3) オケの厚みのある響きが薄れているようであるが、現在はスーパー・ウーハーが故障したためと思われる。恐らくサブ・ウーハーがあった方がもっと充実した音になると思われるので検討したい。

     これらは主として2CHステレオ時に気がついたことであるが、5.1CH演奏時には、映像があるせいか、音声にことさら集中して聴いていないことにもよる。新しいシステムに慣れてきた現在では、余り音質面に気をとられることなく、落ち着いて安心して聴いておれるようになった。前のシステムでは、接触不良などの古い故のシステムの不調が災いして気になることが多かったが、それらが一掃されたせいも多分にあるかも知れない。

     新システムでは、まだパソコンとのLAN接続が未完了であり、ネットワークとの接続が出来ていないので、新しいアンプ機能を活用していないが、今後、出来るものからトライしてみる必要があると考えている。
     LDプレイヤーおよびD-VHSのデジタル映像の再生は、従来通り、BDレコーダに付属する外部入力のL1およびi-Link端子より入力しており、これはこれらのソフトのDVD化やBD化に重宝している。一方、LPプレイヤーの接続は、まだ出来ていないか、従来のMC型プリアンプを使うか、新アンプのMM型端子にトランスを購入して接続するか、検討しているところである。

5、あとがき−思い切って軽量化して助かった−

      スピーカーが小型になったため、周辺が広くなり、掃除やメインテナンスが楽になったり、HDMI接続のお陰で「蜘蛛の巣」配線がかなり改善された。これも今回の改善目的の重要な要因であり、今後の片付けや整理に有用であると思われる。
      当初の構想では、システムのメインを変えるのだから100万ぐらいかかっても良いものを選ぼうと考えていた。しかし、選定の難しいスピーカーが、レコード芸術の麻倉先生の記事を読んで、直ぐに視聴して気に入って、意外に早く、しかも安く決まったため、AVアンプやBDプレイヤーは最も良いものを購入することとなり、量販店で一番値引きしてくれるところを探すということになった。スピーカーの定価が22万8千円で、18万に値引きしてくれたが、古いヤマハスピーカーが2万2千円で下取りしてくれたので、有り難かった。アンプとプレイヤーの定価は47万2千円であったが、高額のアンプの10%ポイント割引を活用して、32万9千円にしてくれたので、システム全体の所要額は、約50万と言うことになった。こんなことが決断できたのも、株価上昇の安倍政権のお陰と感謝している。

(以上)(2013/12/29)



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