「映像のコレクション」の曲目別完成を目指して

−コレクションの完成型の表示とソフト紹介のアップ方針の変更−   


「映像のコレクション」の曲目別完成を目指して−08/07/07の方針変更−
             

倉島 収(千葉県K.449)

1、はじめに、
 

 このホームページでは、「映像のコレクション」として楽曲別・K番号別にデータベースを作り、所有するCDや映像の演奏家や録音年などを整理しており、映像についてはソフト紹介として、自分なりに見た印象や感想を文章に綴ってきた。これまではこの作業をどこまで続けるかについて何も考えずに夢中で進んできたが、そろそろどこまで作業したら完成となるかについて考えるべき時期にきたような気がする。かねて考えていたことは、データベースにあるもの全てであったが、このHPを「映像ソフトで見る諸作品」と名付けた約1年前の段階で、ソフト紹介は映像だけに限って責任を持ってやることに決断していた。そして最近では、さらに映像ソフトの全部でなく、気に入らないものを除くという消去法を取り入れて、見甲斐のあるお奨めできる映像の諸作品のみをアップロードできたら完成型にしようと考えるようになってきた。


  2、完成型の曲の例示、

 このような考え方で、約270曲ある「映像のコレクション」の曲目別完成を目指して、ファイルの作成やアップロードの段階で、意識的に作業を開始している。このような考え方によって、最近整理できた幾つかの曲の例を挙げて説明してみよう。
 最も良い例として第1号として挙げられるのは、 管楽セレナード変ロ長調K.361(370a)「グラン・パルテータ」であろうか。この曲のデータベースによると、全12曲のコレクションのうち、映像は新旧合わせて5組あり、その全てがアップロードされている。しかし、これは完成型の姿を意識して、最近収録した2曲を4月号と5月号に集中的にアップした結果の賜である。この曲は、演奏機会が少ない曲であるが、多くのCDなどと比較しても遜色がなくむしろ優れている多様な素晴らしい演奏が5組も集まったので完成としても充分であろうと考えながら作業をした。

 また、第2号はミサ曲ハ短調K.427(417a)であろうか。この曲については残念ながら最近の映像が不足しているが、全17曲のうち映像は6組あり、その全てのアップロードが完了しているので、今のところは完成型の状態にある。レクイエムなどと比較すると、どうしてか新しい映像が1組しかないので不満が残るが、この曲についても収録してある6組は、どれをとってもこの曲を理解するには必要かつ充分な素晴らしい演奏が揃っていると思われる。完成型と言っても、新しい映像が加われば積極的に早くアップして新たな完成型にすればよいので、別に問題はないと考えられる。

   続いて第3号としたいものには、 「イドメネオのバレー音楽」K.367であり、全8曲中映像は3組しかないのであるが、新全集の63年版、72年版、オペラの中での演奏とそれぞれ異なった3組が収録されているのが特徴である。この曲は演奏機会に乏しい曲であり、新たな映像がこれ以上表れることが難しいと考えられるので、取りあえず完成型としておきたいと思っている。

 以上の通り、この曲目別の「映像のコレクション」では、優れた多様な映像が複数曲以上あって完成型と認めて良い演奏の集まりがあれば、積極的に完成と表示して行きたいと思う。その表し方は、目次4のK番号別目次において、以上の3例の曲をクリックしていただけばお分かりのように、全てをアンダーラインしたクリックマークの曲が完成型を示すと言うことにした。


3、その他の完成間近な曲の例示、

   次いで目下完成型を目指して検討中の作品には、モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618 があり、全28曲中に映像が9組もあるが、あと二組追加すれば全映像がアップされる。また、モテット「エクスルターテ・ユビラーテ;踊れ、喜べ」K.165についても、全28組中に映像が8組あり、あと3組をアップロードすれば完成型となる。このように演奏数が多い有名曲でも数曲を加えると完成型となることが分かっていたので、そのため7月号に予定している両曲を含む幸田浩子の最新の映像を直ぐに紹介するようにしたり、8月号には古いS-VHSテープの画像であるが、グルベローヴァとコロヴァーナの「踊れ、喜べ」K.165の映像をまとめてアップしたいと考えている。演奏数の多いこの二つの名曲の「映像のコレクション」の完成型が示されれば、このHPの狙いが少しでも多くの方々に理解され易くなるであろうと考えている。また、「映像のコレクション」の完成度の程度も、全270曲のコレクションの中で5曲(5/270)、すなわち2.2%が完成したと言うように数値的に示すことが出来るようになってきた。


4、ソフトアップの今後のアップ方針の変更

 7月号のマリナーのコンサートをもって、長らく第1曲目を飾った06年イヤー関係の著名指揮者のオールモーツアルト・コンサートはストック切れとなった。また、第2曲目を埋めていた手持ちのレーザー・デイスクの器楽曲は、2種類の映画を除いて、全てオペラだけ(20曲以上)が残されたことになった。一方で手持ちのDVDのオペラ作品も6月分の「魔笛」で底をついたので、今後はレーザー・デイスクのオペラ紹介に切り換えて、毎月欠かさずにオペラ一本は継続したいと考えている。最近は、NHKでもクラシカジャパンでも、モーツアルトソフトは新規のものが極端に少なくなっており、これからの長期的なアップロードの方針をどうするか、検討する必要が生じている。

 そのためこれからのソフト紹介は、これまで毎月3本のソフトの継続と毎月1本のオペラの紹介という二つの原則は堅持することとすれば、第一曲目が07年・08年の断片的ではあるが新しい収録ソフトの紹介とし、第二曲目がレーザー・デイスクによる古いオペラソフトの紹介に充てたい。問題は第三曲目なのであるが、新規ソフトの減少とともに、古いS-VHSテープのアナログ・デジタルのストックされた画像からソフト紹介すべき映像を選定したいと考えている。そして、その映像を選び出す方法の一つとしては、先に述べた、1演奏か2演奏をアップロードすればコレクションとして完成しそうな曲を選んで第三曲目として報告することが考えられる。或いは、例えばコープマンのS-VHSテープのアナログの交響曲全集を順番にアップロードする方式などもあるが、これはNHKが持っているアナログ・ハイビジョン映像を何とか収録してアップしたいものだと考えている。

 考えてみれば、このHPのこれまで紹介してきたソフトの大半は、01年以降のS-VHSのデジタル・テープ約170本(平均約10時間収録)によるものであったが、これからは、これまで1989年以来、こつこつと収録してきた壁一杯に積んであるアナログのS-VHSテープ約370本(平均収録時間5時間)に挑戦していくことになる。この古いテープの画像のモーツアルトをご報告できれば、このHPは完成するのであるが、数が多いのでこれからが大変である。どういう順序でやっていくかの山崩しの方法もこれからの課題である。しかし、古いものには、評価の高いものや珍しいものなどが多く含まれているので、ご期待をいただきたいと思う。


   4、あとがき、

 以上のように06年Mイヤーの映像ストックがほぼ終了したため、古いストックを活用したソフト紹介に切り換える必要が出てきた。その大まかなアップ方針は以上の通りであるが、第三曲目については少し走り出してから、改めて考えてご報告して行きたいと思っている。

(以上)(08/07/07)


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