好天に恵まれた2泊3日の箱根旅行

−全員集合の元気だった一条中学時代の旅行会−   


好天に恵まれた2泊3日の箱根旅行−一条中学時代の旅行会−
             

倉島 収(千葉県K.449)


1、まえがき、



 毎年続いている恒例になった札幌市立一条中学時代の3年5組の旅行会は、今年は箱根仙石原にあるキャノン箱根館という素晴らしい施設で5月18日から2泊3日で開催された。札幌から5人、東京周辺から4人が参加し、横浜駅のバスターミナルに集合・顔合わせをし、昼食後JRで小田原まで行き、箱根フリーパスという小田急の割引周遊券を使ってバスで仙石原に到着した。その日は宿で一年ぶりの再会を楽しみ、夕食の後も部屋に戻ってくつろぎながらダベリングで過ごした。男性3人、女性6人で、陽気な未亡人が3人となり、話題は健康状態から、お葬式やお墓のことに至るまで、この仲間でなければ話せないことが多く話題は尽きなかった。



 翌日は一日快晴であったが、富士山は部屋の中から早朝に朝靄の中にかすかに見えただけであった。写真を良く見ると、富士山の姿が浮かんでくる。北海道から来たお客さんのために、見えないはずだった富士山が見えたことは誠に喜ばしい。箱根が初めてという人もいて、午前中は、まずは海賊船に乗り、関所跡や街道の杉並木を歩いてみて、ツツジ満開の庭園を見ようと言う予定であった。午後は、登山電車・ケーブルカー・ロープウエイを乗り継いで大涌谷まで行き、体力に応じて時間を過ごそうと言うことであった。最終日は天気予報では雨であり、時間も2時頃までしか許されないので、希望の美術館を二つ廻るという計画であった。ここでは訪問先の写真を中心にして、例年通りに、簡単な旅行記として、行ったところの印象を述べることとする。





2、海賊船・関所跡・旧街道の杉並木、山のホテルのツツジ庭園、

 翌5月19日(月)は朝から快晴で、湖尻の桃源台から9時半に出発する箱根町行きの海賊船の一番船に乗り込んだ。月曜日だったので、船内は予想通りがら空きで、好天のお陰で船からの遠くの景色や湖上からの眺めが素晴らしく綺麗であった。海賊船らしい格好の出し物もあり、船上で記念写真が撮れた。箱根町の桟橋で降りると、反対側にもう一艘の海賊船がお客さんを待っていた。桟橋を離れるとそこには箱根駅伝のミュージアムがあり、駅伝記念広場を遠目で見ながら、箱根関所跡を探しながら元箱根の方に向かった。関所の門をくぐり、資料館は素通りして、狭い関所を眺めて出口の門で記念撮影をした。続いて少し歩くと杉並木の旧道が見えた。松並木の日光街道よりも、杉並木の箱根街道は木が大きく、伸びやかで見応えがあり、短い距離の散策は気持ちが良かった。





 元箱根の成川美術館前から山のホテル行きの直通バスがあり、蒸気船がお休みだったのでバスに乗り込んだ。箱根神社の鳥居をくぐって神社の森の奥に位置するホテルに到着。山のホテルの庭園のツツジ祭りは前日の日曜日までで、入場料800円であったようだが、祭りが終わり本日より無料であった。芦ノ湖を見ながら庭園を見下ろし、白やピンク、赤や紫のさまざまな色合いのツツジやシャクナゲが咲き乱れていた。案内書を見ると左の庭園全景の写真の正面に、本来なら富士山が見えるはずであった。近くに寄って花を良く見ると、全て満開で最盛期は過ぎた感じであったが、花の造りや庭園は見事であり、周囲の風景が実に素晴らしく、とても印象に残った。





3、ケーブルカーを乗り継いで大涌谷へ、

 再びバスに乗り元箱根に戻って昼食となった。お昼はそばであったが、勧められて芦ノ湖の名物わかさぎの天ぷらが出されて、ビールと良く合ってご機嫌であった。午後からは、いろいろな乗り物を乗り継いで大涌谷で途中下車したが、ここで箱根フリーパスが威力を発揮し、どの乗り物の切符も不要であった。
 まず、小涌谷駅までバスで行き、そこから強羅まで箱根登山電車に乗り、そこでケーブルカーに乗り替えて早雲山まで行き、そこから新しい箱根ロープウエイに乗り込んで、大涌谷に到着した。普段は面倒な乗り替えも余り歩かずスムーズで、いろいろな乗り物を童心に帰って楽しんできたが、これもフリーパスのお陰であった。




 ロープウエイでは、数年前に災害で崩壊のあった大涌谷の地獄谷の真上を通り、現地では崩れた斜面の復旧工事が行われていたが、大変危険な現場であった。大涌谷では1050メートルの中腹の噴煙を上げている地獄まで遊歩道を登り、そこで茹でている黒い温泉卵を沢山買って、皆で子供のように喜んで食べてきた。途中で中国人の一行がバスで乗り付け、大きな声を出してはしゃいでいたが、我がもの顔で散策路をのし歩いていたので、非常に不愉快であった。日本の観光地も変わったものである。
 大涌谷で休憩後に、そこでタクシーで宿に帰るものとロープウエイで姥子まで行き、山を散策しながら宿まで歩くものとに二組みに別れた。私は歩いてきたが、姥子駅からは下り道ばかりだったので思ったより楽であった。



 二日目の食事は、豪勢なお肉中心のお料理であったが、食事の後はカラオケ部屋を借りて大騒ぎ。しかし、この日は随分歩いたので、さすが草臥れたせいか、温泉につかった後は、バタンキューの状態であった。

  4、箱根ラリック美術館と箱根湿性花園、

 最後の日は朝から生憎の雨であったが、箱根ラリック美術館に行き、ルネ・ラリック(1860〜1945)によるフランスを代表する宝飾とガラスの工芸品の展示を見てきた。ラリックが江戸末期の日本の多種類の美しい草花に目を付け、西洋の香水入れなどの工芸品のデザインや創作の発想の源泉にしたことが解説されていた。





 また、美術館を出たときには、天気予報通り雨が晴れたので、通りがかりのレストランで昼食をとり、昼からはそこに荷物を預けて、すぐ近くの「箱根湿生花園」を時間の許す限り一周することにした。ここでは写真のように季節の小さな草花が美しく、また公園は仙石原全体の景色に調和して、素晴らしい自然が保存されていると感心をしてきた。低地から高山まで日本各地の湿地帯の植物、珍しい外国の山野草など合わせて1700種が四季折々に愛らしい花を咲かせるという。確かに見かけない花もあった。








帰りは仙石原発の東名経由の羽田空港直通の京浜急行のリムジンバスがあり、乗り替えなしの直行便であった。がら空きのバスに全員が乗ることが出来、疲れを癒しながらゆったりした気分で乗り、横浜駅で解散して、楽しい旅行を無事終了した。





5、おわりに、

 今年も西出さんのお陰で、上手くキャノンの立派な施設を利用でき、同じ宿で二泊出来たので、ゆとりのある旅行となった。並木道や庭園を散策したり、いろいろな乗り物を乗り継いだりして、かなり歩くことになったが、特に足の手術後の幹事の西出さんが見事にリハビリを克服し、予定通りお付き合い願ったことに感謝したい。私のケイタイに付属している歩行計の3日間の記録では、18日7429歩、19日11654歩、20日9104歩であり、普段と較べて大変な運動量を記録していた。
 雨に当たることもなく、富士山も何とか見え、格安の航空券を利用でき、新緑の箱根・仙石原を精一杯楽しむことが出来た。2ヶ月も前から切符を確保すると、当日までの期間が長く、健康維持のため緊張するという方もおられた。来年をどうするか、気になるところであるが、後期高齢者になるまでまだ何年もあり、お互い健康に留意しつつ、頑張ろうではないか。

(以上)(08/06/02)



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