懐かしの熱海旅行−07年一条中3年5組の旅行会記録−

−これまでよりゆったりとし、くたびれない旅行でした−

懐かしの熱海旅行−07年一条中3年5組の旅行会記録−

  倉島 収(千葉県柏市)


1、はじめに、
 

  毎年重ねて来た旅行会が、どうしたことか昨年はお休みとなり、二年ぶりで再開することになった。しかし、松村君は、仕事から解放されたものの奥さん孝行のアメリカ行きとダブって欠席、また、旅行会の会長の西出君の体調が悪いときに重なって、心配しながらの幕開けとなった。
 札幌組みが横浜駅から東海道線のスーパービユー踊り子号に乗るというメールや電話を頂いたので、小生は東京駅から乗り込んだが、これがすこぶる快適な車両で、缶ビールとお弁当をいただきながら横浜駅に到着。女性軍6人が乗り込んできてこれで全員集合。眺めの良い車両でみなご機嫌で話が弾み、あっという間に熱海駅に到着した。


2、キャノン「ゆうゆう館」へ、

 電車の中で西出さんが一緒に歩ける状態ではないことと、従って明日はこの7人で熱海海岸への観光バスに乗ろうと言うことで女性陣の合意が出来ていた。駅前の東海バスの案内所で、「城ヶ崎海岸と天城高原コース」を選び、出発時間と集合場所を確認した。昼食代、入場料込みで約6千円であった。それから夜食の買い物をし、3人・4人でタクシーに分譲し、西出さんが待っている2泊する宿泊地キャノンの「ゆうゆう館」へと向かった。以降、タクシー代は面倒でも直ぐ忘れるので、着いたら直ちにワリカンと言うことにした。

 「ゆうゆう館」では、車で来た西出さんと合流し、ロビーでコーヒーを飲みながら全員で打ち合わせをした。2日間の部屋割りや食後の過ごし方など大事な話が続く。宿は熱海の真鶴寄りの伊豆山温泉という見晴らしの良い高台の中腹にあり、今回是非行きたいと思っていたMOA美術館の近所のようであった。ウイークデイなので空いているようであり、お部屋も広々で、温泉の湯量も豊富であって、久し振りで手足を伸ばしてゆうゆう温泉を楽しむことが出来た。 



 食堂では8人の席が用意されており、写真のように、お料理の説明書きも付いた立派な食事が用意され、一同賑やかに乾杯をし、久し振りの賑やかな会食を楽しんだ。
今晩は、皆さんが毎年やりたいのに昨年を休みにした根本原因を解決するために、議論をしようということになり、西出室に全員が集合することになった。


3、来年以降の旅行会の方針、

 部屋には西出君のメモと、松村君の札幌の女性陣との意見交換の結果のメモが用意されており、西出君からそれらの丁寧な説明があった。どうやら、女性陣のご希望は、観光優先の旅行から、同じ宿に2泊し荷物を持たない観光をし、今までよりゆっくりした旅行を楽しみたいと言うことのようであった。そして松村案に書かれた「2泊3日のプラン」の例示に沿って、今回の旅程が決められているようであり、明日の観光バスによる手荷物なしの観光と、最終日のMAO美術館の見学コースなどの予定が決められたが、これが皆さん方のかねての希望に合致するものかどうかが重要なようであった。



また、今年は72歳であるがこれから何歳まで出来そうかとか、何よりも西出さんの体調如何に依存しそうだとか、キャノンの施設を利用できるのは75歳までだとか、色々な話が続いた。西出さんには、とにかく良い薬に恵まれるようにと祈るばかりである。
以上の通り、皆さんのご要望が理解できたので、明日・明後日の観光如何であるが、男1人、女6人なので、責任は重大だなと思わざるを得なかった。

4、東海バスの景勝地めぐりコース

 観光バスは伊東までは、われわれ7人であり、またガイドさんが北海道出身の面白い話し好きの方だったので、笑いずくめの車中であった。伊東からはわれわれより少し若そうなご夫婦が2人だけだったので、実に悠々として他人に気遣う必要がなかった。
 城ヶ崎海岸では、駐車場でバスを降りてから20分位歩くという。折角の時間が勿体ないと思ったが、帰りはタクシーがあると言うことで、問題はなかった。結局、往復歩いたのは小生と坂下さんだけであったが、森の中の散策と言った気分で快適であった。天気が素晴らしかったので、吊り橋からの眺めは最高で、断崖の景観はさすが何回見ても素晴らしいと思ったが、残念ながら観光バスのせいか、昔のように岩場を巡ったり、灯台に登って伊豆7島を展望する時間は取れなかった。





次の小室山公園で昼食時間となり、用意されたお弁当をご馳走になった。短いスキー用のようなリフトに全員問題なく乗って山頂を目指したが、ここでリフトに乗ったのは初めての体験であった。山頂の手入れの行き届いた草花が美しく、霞がかっていたが、遠くに伊豆7島らしき島々を望むことが出来た。





   次の天城高原ベコニア・ガーデンは、途中の景色も良く、野生のシカを車中で見かけるなど、楽しかった。ベコニア・ガーデンは、湿度の高い温室内の栽培であったが、実に原色の色とりどりの大きな花が咲き乱れ、これも初めてであったせいか、なかなか楽しめた。花を背景に全員の写真が上手く撮れ、安物カメラマンとしては安心をした。








 帰路の天城山からの伊豆スカイラインは、眺めの良い古い有料道路で、富士山が見えそうでなかなか見えず、北海道の人には残念であった。伊東市に寄り、われわれだけになって、運転手さんが気を利かして、いつも遠くから見るだけの熱海城に寄ってくれた。ここからの熱海市内の展望は実に良く、これも小生には初めての経験であった。


 夕方4時過ぎに熱海駅に予定通り到着し、皆さん方は明日購入する土産物のチェックをしたり、羽田発の飛行機の時間に合わせて、熱海発何時の電車に乗るかの見当をつけた。5時前に「ゆうゆう館」に到着し、明日のMAO美術館へのタクシーの予約をして、お風呂に入った。今日の観光バスは、天気とガイドさんに恵まれ、がら空きのコースだったので伸び伸び出来、私の評価では上出来であったと思う。晩ご飯の後、みんなで予約したカラオケホールに集合し、9時頃まで大声でカラオケを楽しんだ。

  5、MAO美術館の見学、

 旅行の最後の日は、生憎の雨模様であったが、この日の予定はタクシーで美術館に行くだけであり、帰りのタクシーでこの宿に寄り、荷物を積み込んでそのまま熱海駅に行き、土産物と車中でのお弁当を買うだけで極めて気楽であった。この美術館は海を見下ろす山頂にある3階建ての造りは近代的な美術館であったが、内容はパンフにあるように、中国・日本絵画、版画、漆工芸品のほか書跡・彫刻類をメインとする東洋風美術館であった。MOAとは創立者岡田茂吉のイニシアルを取ったものである。



   最初にホテルのロビーで全員でお別れの写真を撮った。雨の降りが激しくなり心配であったが、ここで西出さんとお別れをして元気に出発。美術館の入り口は三階にあり、二階・一階と降りていく構造になっていた。始めに豊臣秀吉の「黄金の茶室」を模したものを見たが、ここだけは写真撮影が許された。後は、順路通りの順番で色々なものを見て回ったが、最近テレビでお宝拝見の番組を良く見ているので、本物の保存の仕方に興味があった。殆どが東洋風のお宝の中で、一室だけクロード・モネの「スイレン」の繪が飾られていたのでとても目立っていた。

 疲れたのでレストランで時間までいようと考えていたが、皆さんが時間があるなら早く駅に行こうと言うことになり、タクシーで早めに駅に向かった。やはり傘が必要な雨脚で、今日の屋内の美術館めぐりもやはり成功であると思った。電車は始発だったので良い座席が取れると考えていたが、ボックスシートがついておらず、普通の座席でビールを飲み、お弁当を食べていたのは、一人だけであった。


6、おわりに、

かくして当初心配していた旅行会も無事終了し、横浜駅で無事解散と言うことになった。来年をどうするかと言う話も出ていたが、時期は5月中旬頃で、キャノンの施設が箱根と那須にあるようなので、候補に挙がっていた。何よりも西出さんがもっと動けるようにならなければ、お気の毒であるということであった。一人一人の個別のご意見を聞いてみなければ本音は分からないが、皆さんはこれまでの旅行よりも今回の方が良かったかしら。お互い年なので、確かに余り欲張る必要はない。人よりも心配性の私には、こういうノンビリした旅の方が疲れなくて良いものだと思ってきた。

(以上)(07/06/17)


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