福岡へのミステリーツアーに参加して、


−定着した秋の一条中時代の同級生による旅行会−   

福岡のミステリーツアーに参加して、 

1、ミステリー・ツアー、


 毎年、中学時代の同級生による旅行会(札幌市立一条中3年5組)を行っているが、今年は集合場所が、九州・福岡の博多空港でと言うことしか幹事から知らされないミステリーツアーとして計画され、飛行機の特別割引きの週を選んで、10月25(土)〜27(月)の2泊3日で実施された。札幌と東京から到着時間が近い所定の飛行機を選び、博多空港内で集合し、全員(男3人、女4人)が幹事の案内で行動するという面白い企画に、子供のようにはしゃいで参加した。折りからの日本シリーズのせいか、飛行機は満席の状態であったが、天気だけは快晴の秋晴れに恵まれた。

 ここでミステリーツアーの種明かしをすると、行動の直前まで予定が知らされないツアーである。到着した日の博多では、地下鉄の大濠公園駅近くのホテルに宿を取ったことだけが知らされていた。大濠公園を散策し賑やかな天神の町並みに入って、翌日は観光バスで太宰府天満宮を訪れてお参りをすることが知らされた。定期観光バスの中で、博多には戻らず、途中で観光バスと分かれてJR二日市駅から特急列車で湯布院へと進むことが知らされた。湯布院駅に着きタクシーで風変わりな山荘風の宿泊所に着いてから、ここが(株)キャノンの社員施設であることが分かった。幹事さんが元キャノンの社員だった関係で、素晴らしく開放感のある広々とした施設に泊めて頂いた。そして翌日は午前中だけであったが、ジャンボタクシーを借り切り湯布院周辺の山並みの雄大な眺めや紅葉、榎木孝明美術館などを訪れ、昼過ぎに特急・飛行機と乗り継いで帰ってきた。




2、福岡の夜、

 福岡着16:35分の札幌便で7人が予定より早く空港に揃い、宿泊地ウエル大濠荘にはタクシーで到着した。暗くならないうちにと直ぐ大濠公園に歩いて出かけた。池を囲む遊歩道にはジョギングを楽しむ人々が多く驚いた。遠くに能楽堂らしき建物が見え、ゆっくりと池の周りを散策し、写真を撮った。福岡城趾を目指していたが、広すぎて断念。われわれにも2人の足の悪い仲間がおり、余り無理は出来ない。しかし、明治通りの蓮池のあたりまで歩き、そこから天神へと地下鉄に乗った。
 天神駅の西鉄のバスセンターにある福岡定期観光バスの案内所(見つけるのに苦労した)で、明日の太宰府天満宮コースの観光バスの予約をした。めざす博多一風堂は直ぐ分かったが、店の外まで行列が出来ているほどの混みようだった。20分ほど待ちのどが渇きお腹が減ったところでビールで乾杯し、博多の味、赤丸ラーメンとメンタイご飯を注文した。札幌ラーメンより豚骨スープが濃厚で少し辛いのが南国の味であろうか。賑やかな天神で今晩の夜食を買って、ホテルにタクシーで戻り、全員一室に集まって、暫くぶりの再会で夜遅くまでダベリングを楽しんだ。




3、太宰府天満宮、

   観光バスは9時出発で、満席に近い状態であった。福岡市内を高速道路で通り抜け、太宰府へと向かう。途中で太宰府清水山観世音寺に寄る。天智天皇が母斉明天皇の冥福を祈るために創建されたものといわれ、746年に出来たものであるという。現在残っているのは日本最古と言われる梵鐘と諸堂の礎石などのようであるが、らしきものを写真に収めてきた。北海道生まれのわれわれは、兎に角、古いものには弱く、何でも信じてしまう。







 天満宮は日曜日であったので大変混雑していた。迷わないようにガイドさんの案内に従って、土産物屋が並ぶ門前通りを抜けて、池を見渡しながら橋を渡って、本殿へと進みお参りをする。記念写真を全員で撮影し、宝物館か菅公記念館を無料で見ることが出来たので、少しでも歴史が分かるように記念館に入った。福岡には仕事で何回も来ていたが、この天満宮を見るのは初めてで、文化財の多い歴史の町であることが良く分かった。
 見学を済ませ、バスセンターでバスとも別れ、門前通りにあるソバ屋に入る。昼食後タクシーで少し離れたJR二日市駅から特急列車で湯布院駅へと向かうという。このタクシーの一台が途中の道路混雑のため、久留米行きの汽車の時間に遅れるというハプニングがあったが、運良く目的の特急列車には間に合った。このため汽車賃が少し高くなったようだが、こういう思わぬ突然のことがあると、ミステリーツアーは大変である。




4、湯布院の宿、

 久留米から久大本線に乗るのは生まれて初めてで、湯布院駅までの2時間余りの汽車の旅はとても楽しかった。湯布院の観光は翌日と言うことになり、駅から真っ直ぐタクシーでキャノンの山荘に入る。各部屋に玄関と中庭があり、ゆったりした部屋からの展望がとても良かった。男女二組に分かれて、各部屋に落ち着き、ゆっくりと温泉に浸かった。いろいろな施設に泊まった経験があるが、ここは特別の造りであると思われる。
 食事は、美味しい地元の牛肉をメインに食べきれないほどのご馳走に満腹しながら、楽しい歓談に明け暮れた。いつものように、カラオケ室で、懐かしい昔の歌を歌って楽しんだ。翌日も素晴らしい快晴に恵まれ、早朝の湯布院岳の独特の姿が展望できた。朝食もご馳走が続き、朝からビールが入ったりして、ご機嫌であった。







5、湯布院のジャンボタクシー、

 朝九時にジャンボタクシーに乗り込み、天気がよいのでやまなみハイウエーを通り、阿蘇山につながる久住高原を展望できる長者原まで足を伸ばした。途中バスの中から見える晩秋の山並みには紅葉は少なかった。北海道の山並みの姿と異なり、紅葉の仕方も少し違う秋の九州の奥地を初めて覗いて、何処の地域もそれなりに見所があると感心した。この地域出身の俳優、榎木高明の美術館があったので立ち寄った。山の中の一軒家が美術館であり、素人受けしそうな分かりやすい絵が沢山展示してあった。頂いたパンフレットから、「湯けむりの山」と題する絵を、記念のためスキャナーで読みとってみた。パソコンでは鑑賞に値するだろうか。

 帰路、湯布院に立ち寄って、小さな温泉町を車で一巡りした。有名な金鱗湖の共同湯なるものを見た。茅葺き屋根の素朴な佇まいで、内風呂と露天風呂があるが、いずれも混浴だそうで、入っている人を見ることが出来た。駅周辺は土産物の店が賑わっていた。
 昼過ぎの博多行き特急に乗り込み、汽車の中で行列をしてお弁当を確保した。湯布院駅は、洒落すぎていて売店が無く、駅弁を買うことが出来なかったからだ。博多駅から空港まで地下鉄で直ぐなので、実に効率よく交通機関を乗り継ぐことが出来た。







  6、むすび、

 午後3時過ぎの福岡発の飛行機で、札幌勢も東京勢も5時半過ぎに千歳と羽田の飛行場に着くこととなり、飛行機を利用すれば、凄い旅行が出来るものと痛感した。来年は、幹事の提案で、水上温泉、草津温泉、法師温泉などの群馬県の温泉巡りをしようということになっている。万事に強い名幹事さんのお陰で、毎年、家族の都合でメンバーは変わるものの、秋の旅行として定着してきた。来年は果たしてどんな旅行になるか、今から楽しみにしている。

(以上)(04/01/20)



目次2にもどる
目次1にもどる
私のホームページへ

名称未設定